JPH09148693A - フリップチップ実装用基板及びその製造方法 - Google Patents

フリップチップ実装用基板及びその製造方法

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JPH09148693A
JPH09148693A JP7300973A JP30097395A JPH09148693A JP H09148693 A JPH09148693 A JP H09148693A JP 7300973 A JP7300973 A JP 7300973A JP 30097395 A JP30097395 A JP 30097395A JP H09148693 A JPH09148693 A JP H09148693A
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layer
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Kirurosukaa Mohan
キルロスカー モハン
Michio Horiuchi
道夫 堀内
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Shinko Electric Industries Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 半導体素子を確実にフリップチップ実装可能
とし、半導体素子に対する熱履歴を軽減して信頼性の向
上を実現する。 【解決手段】 半導体素子をフリップチップ実装するフ
リップチップ実装用基板において、基板1の半導体素子
を搭載する実装面に該半導体素子の電極の配列に対応さ
せて形成した第1金属パッド3と、該第1金属パッド3
の周縁部とその周囲を覆う第2金属パッド4と、該第2
金属パッド4の周縁部とその周囲を覆うソルダレジスト
5と、前記第1金属パッド3の露出面を覆って形成した
金属バンプ6とを有し、前記第1金属パッド3は前記金
属バンプ6に対して濡れ性が高く、前記第2金属パッド
4は前記金属バンプ6に対する濡れ性が前記第1金属パ
ッド3に対する濡れ性よりも低いことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、半導体素子をフリップ
チップ実装するためのフリップチップ実装用基板及びそ
の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、半導体素子を実装基板にフリップ
チップ実装する場合には、一般に半導体素子側に実装基
板に設けた配線パターンとの電気的接続用の金属バンプ
を形成し、実装基板上に形成された配線パターンの一端
のランド部に金属バンプを位置合わせし、はんだ或いは
導電性樹脂等を介して接続している。
【0003】上記金属バンプの形成方法には、種々の方
法があるが、一般的な方法の一つにはんだを用いたもの
がある。また、はんだの種類は種々のものがあるが、代
表的なものはSn−Pb共晶組成(Sn/Pb=63/
37)のものや、Sn/Pb=3/97〜10/90組
成のものが多用されている。また、金属バンプの構造と
しては、何らかのコア材を金属バンプ内に挿填したもの
が実装基板に実装後に半導体素子を基板から取り外すと
いったリワーク性の点で望ましく、コア材としては銅ボ
ールやSn/Pb=3/97〜10/90組成のものが
用いられる。また、金属バンプの形状としては、マッシ
ュルーム状或いは柱状に近いものが半導体素子と実装基
板との間の熱膨張係数の差に起因する応力を緩和する上
で望ましい。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ここでいう、柱状(c
olumn)に近い形状とは、金属バンプの接合面積に
対しバンプの高さが高い形状をいう。このような形状を
得る方法として半導体素子にはんだを接合した後、はん
だがまだ溶融状態にあるうちに、はんだを一定距離引き
上げてバンプを細らせてはんだの高さを高くする方法が
知られている。
【0005】しかしながら、上記のようにして柱状に金
属バンプを形成する方法は、製造プロセスが複雑で、柱
状に成形するため供給するはんだの量を増やす必要があ
る。はんだの量を増やすことは、はんだをボールとして
供給すれば比較的容易であるが、はんだボールを半導体
素子の電極端子に各々供給するにはボールマウンターや
治具といった専用の設備が必要で供給操作が能率的にで
きないという問題がある。
【0006】はんだを供給する他の方法としては、電解
はんだめっきにより半導体素子の電極端子にはんだを供
給する方法がある。この方法は多数の電極端子に一度に
はんだが供給できるという利点があるが、はんだの量を
増やすにははんだめっきをする個々の電極端子部分の面
積を大きくする必要があり、結果的にこの方法でははん
だの濡れ面積に対する金属バンプの相対的な高さが高く
できない。
【0007】また、上記のようにして半導体素子の電極
端子部分にはんだを供給した後、金属バンプを形成する
場合ははんだを溶融するために半導体素子自体も加熱さ
れて高温にさらされる。とくに、コア材入りの金属バン
プを形成する場合は数回にわたって加熱するから、半導
体素子も高温下で何回か処理され、その電気的特性等に
悪影響を及ぼすという問題もあった。また、電解はんだ
めっきによってはんだを供給する場合は半導体素子に電
解めっきするための電源供給パターンを形成しなければ
ならない等、はんだめっきを施すための工程が複雑にな
るという問題があった。
【0008】本発明の目的は、半導体素子を確実にフリ
ップチップ実装することができ、また、実装のための半
導体素子の熱履歴を軽減して半導体素子の信頼性の向上
を図ることができる半導体素子のフリップチップ実装用
基板及びその製造方法を提供するにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するため次の構成を備える。すなわち、半導体素子をフ
リップチップ実装するフリップチップ実装用基板におい
て、前記基板の半導体素子を搭載する実装面に該半導体
素子の電極の配列に対応させて形成した第1金属層と、
該第1金属層の周縁部とその周囲を覆う第2金属層と、
該第2金属層の周縁部とその周囲を覆う絶縁層と、前記
第1金属層の露出面を覆って形成した金属バンプとを有
し、前記第1金属層は前記金属バンプに対して濡れ性が
高く、前記第2金属層は前記金属バンプに対する濡れ性
が前記第1金属層に対する濡れ性よりも低いことを特徴
とする。また、前記第1金属層は、400°C以下の融
点を持つ金属バンプに対して濡れ性の高い金属から成
り、前記第2金属層は、前記金属バンプに対する濡れ性
が前記第1金属層に対する濡れ性よりも低い金属から成
ることを特徴とする。また、前記金属バンプは、金属か
らなる球状のコア部の表面に、該コア部よりも低融点の
金属から成る表面層が被覆されていることを特徴とす
る。また、前記球状のコア部の金属の組成が、Sn/P
b=3/97〜10/90のはんだであり、前記表面層
の金属の組成が、Sn/Pb=60/40〜70/30
のはんだであることを特徴とする。また、前記第1金属
層は、銅(Cu)、金(Au)、ニッケル(Ni)のう
ちのいずれかの金属から成り、前記第2金属層は、クロ
ム(Cr)、チタン(Ti)、アルミニウム(Al)の
うちのいずれかの金属から成ることを特徴とする。
【0010】また、半導体素子を搭載する実装面に該半
導体素子の電極の配列に対応させて形成した金属バンプ
を介して半導体素子を搭載するフリップチップ実装用基
板の製造方法において、前記基板の半導体素子を搭載す
る実装面に金属バンプに対して濡れ性の高い第1金属層
を前記半導体素子の電極の配列に対応させて形成し、該
第1金属層の周縁部とその周囲を覆って前記金属バンプ
に対して前記第1金属層に対する濡れ性よりも濡れ性の
低い第2金属層を形成し、該第2金属層の周縁部とその
周囲を覆うように絶縁層を形成した後、電解めっきによ
り前記第1,第2金属層の露出面を覆う第3金属層を形
成し、該第3金属層を加熱溶融させて前記第1金属層表
面に金属バンプを形成することを特徴とする。また、金
属バンプの表面に、該金属バンプを形成する第3金属層
よりも低融点の金属層を形成することを特徴とする。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施形態を
添付図面に基づいて詳細に説明する。図1はフリップチ
ップ実装用基板の全体構成を示す上視図、図2は実装用
基板に形成する金属バンプの製造工程を示す説明図、図
3は実装基板に半導体素子を実装する工程を示す説明図
である。
【0012】先ず、図1を参照してフリップチップ実装
用基板の全体構成について説明する。図1において、1
は92%アルミナセラミックからなる基板であり、該基
板1の半導体素子実装部2には、半導体素子の電極端子
の配列に対応したランド部及び該ランド部に接続する配
線パターン1aが形成されており、上記ランド部には後
述する金属バンプ6が形成されている。フリップチップ
接続は、一般に半導体素子の能動素子面を基板側に向け
て、半導体素子の電極端子に接合した金属バンプと基板
に設けたランド部とを直接接続する方式である。本実施
例では、半導体素子に金属バンプを設けるかわりに基板
1のランド部に金属バンプ6を設けておき、半導体素子
の電極端子を基板1のランド部に位置合わせした後、前
記金属バンプ6を溶融させて半導体素子の電極端子と接
続する。
【0013】上記配線パターン1aは、上記ランド部に
設けられた各金属バンプ6と半導体素子実装部2の周囲
に設けられたビア1bとを接続している。ビア1bは基
板1の厚さ方向に貫通して設けられ、基板1の表裏面の
配線パターンを電気的に接続する。アルミナセラミック
基板1としては、例えば多層のアルミナセラミック基板
や、薄膜により形成した配線パターンを有するMCM
(Multi−ChipModule)用基板などが用
いられる。
【0014】次に上記半導体素子実装部2の具体的な構
成について図2を参照して説明する。上記92%アルミ
ナセラミック基板1の半導体素子実装部2には、各配線
パターン1aの一端に第1金属層としての第1金属パッ
ド3が形成されている。この第1金属パッド3は金属パ
ンプを形成するためのランド部となる。
【0015】第1金属パッド3は、図1に示す配線パタ
ーン1aを形成する際に同時に形成される。配線パター
ン1aおよび第1金属パッド3を形成するには、たとえ
ばマグネトロンスパッタリング法によりチタン(Ti)
層0.1μmおよび銅(Cu)層0.2μmを基板1の
表面全体に形成した後、感光性レジストを塗布し、感光
性レジストを露光・現像して、配線パターン1aおよび
第1金属パッド3を形成する部位の銅層を露出させた
後、銅のアディティブめっき法により銅層を総厚約8μ
mまで形成する。
【0016】次いで、前記感光性レジストをいったん除
去した後、上記と同様なフォトリソグラフィー工程によ
り配線パターン1aおよび第1金属パッド3のみを感光
性レジストで被覆し、上記工程で形成した配線パターン
1aおよび第1金属パッド3を除いて先のスパッタリン
グによって形成したチタン層と銅層をエッチングにより
除去し、配線パターン1aと第1金属パッド3のみを基
板1上に形成することができる。実施形態の第1金属パ
ッド3は直径0.165mmである。配線パターン1a
と第1金属パッド3を形成する金属としては前述したは
んだなどの金属バンプ、特に400℃以下の融点をもつ
金属バンプに対して濡れ性の高い金属、たとえば銅、
金、ニッケル等が好適に用いられる。金、ニッケル等を
用いる場合も上記例と同様にアディティブめっき法によ
り形成することができる。
【0017】上記第1金属パッド3の周縁部には第2金
属層としての第2金属パッド4が第1金属パッド3の周
縁部を覆うように形成されている。この第2金属パッド
4は、マグネトロンスパッタリング法により第1金属パ
ッド3の表面を覆ってクロム(Cr)層0.15μmを
形成し、クロム層の表面に感光性レジストを塗布した
後、第1金属パッド3の周縁部にのみ第2金属パッド4
となる部分を残すように前記感光性レジストを露光・現
像し、パターニングされた感光性レジストをマスクとし
てクロム層をエッチングすることによって第2金属パッ
ド4を形成する。第2金属パッド4はこの実施形態では
開口部が0.105mm、パッド周縁幅0.04mmで
ある。第2金属パッド4に使用する金属としては、前述
した金属バンプ、特に400°C以下の融点を持つ合金
に対して濡れ性の低いもの、例えばクロム(Cr),チ
タン(Ti),アルミニウム(Al)等が好適に用いら
れる。
【0018】5は絶縁層であるソルダレジストであり、
上記第2金属パッド4の上面に一部かかるようにしてそ
の外周縁部を被覆する。すなわち、ソルダレジスト5は
第2金属パッド4の内周縁を一部露出させて第2金属パ
ッド4を被覆する。なお、ソルダレジスト5は基板1で
第1金属パッド3および第2金属パッド4の露出面を除
いて基板1のほぼ全面を被覆するものである。ソルダレ
ジスト5としては、感光性ポリイミドが好適に用いられ
る。
【0019】前記第2金属パッド4には、金属バンプ6
を構成する合金に対して濡れ性が低いものを用いるか
ら、金属バンプ6と接する第2金属パッド4の表面には
金層8を形成する。金層8は蒸着法或いはめっき法など
によって形成される。金層8を形成する理由は、第2金
属パッド4がクロム層であり第1金属パッド3の銅層に
くらべてめっきがつきにくいことから、これら第1金属
パッド3および第2金属パッド4の表面に、はんだ等の
バンプ形成材を電解めっき法によって形成する際に、第
2金属パッド4に均一にめっきがつくようにするためで
ある。金層8の厚さは1μm程度以下で十分で、本実施
形態では0.1μmとした。
【0020】金属バンプ6は第3金属層として基板1上
に形成するもので、半導体素子7の能動素子面の電極端
子と位置合わせして接合されるものである。金属バンプ
6は電解めっき法により形成するが、その構造は金属バ
ンプ6のコア部6aとこのコア部6aの表面に形成され
る薄肉の表面層6bとからなる。表面層6bを構成する
金属はコア部6aを構成する金属の融点に対し低融点の
金属を用いる。
【0021】本実施形態でコア部6aを形成する金属は
具体的にはSn/Pb≒10/90組成のはんだであ
る。コア部6aは配線パターン1aを電源供給パターン
とし電解めっき法により第1金属パッド3および第2金
属パッド4の露出面上に析出させて形成する(図2
(a)参照)。次に、およそ380°Cに加熱した窒素
ガスのリフロー炉内で基板1を加熱してコア部6aの合
金を溶融させ、ほぼ球状のバンプが形成される(図2
(b)参照)。コア部6aの合金が溶融する際には第2
金属パッド4の表面に形成した金層8が合金内に取り込
まれ、第1金属パッド3とコア部6aの合金との濡れ性
が良好である一方、コア部6aの合金が第2金属パッド
4とは濡れないことから図2(b)に示すようにほぼ球
状となる。
【0022】本実施形態で金属パンプ6の表面層6bを
形成する合金は具体的にはSn/Pb≒63/37組成
のはんだである。表面層6bはコア部6aを球状に形成
した後、電解めっき法によりコア部6aの表面に析出さ
せて形成する。次いで、およそ220°Cに加熱した窒
素ガスのリフロー炉内で基板1を加熱し、コア部6aの
表面の表面層6aの合金を溶融して共晶はんだとする
(図2(c)参照)。
【0023】こうして、球状に形成したコア部6aの表
面に薄肉状の表面層6bが形成された金属バンプ6を有
するフリップチップ実装用の基板1が得られる。なお、
コア部6aを構成する合金は基板1に半導体素子7を接
合する際の加熱条件で溶融せず、表面層6bを構成する
合金はその加熱条件で溶融する条件を満足する必要があ
る。上記実施形態ではコア部6a、表面層6bを構成す
る金属としてSnとPbを主体するはんだが一般的に用
いられるが、Bi(ビスマス),Sb(アンチモン),
Ag(銀)等を添加したものを用いることができる。
【0024】次に上記のフリップチップ実装用の基板1
に半導体素子7を実装する工程について図3を参照して
説明する。図3(a)に示すように、まず半導体素子実
装部2に金属バンプ6を形成した基板1上に半導体素子
7をアライメントする。半導体素子7の表面にはアルミ
ニウム等の表面電極7aが形成され、該表面電極7a上
に電極端子7bが形成されている。7cは能動素子面を
保護するパッシベーション膜である。
【0025】次に、半導体素子7の電極端子7bを金属
バンプ6に当接させ、その状態でリフロー炉を通過させ
る。リフロー炉中を通過する際、金属バンプ6の表面層
6bが溶融し、図3(b)に示すように基板1に半導体
素子7が接合される。リフロー炉は金属パンプ6の表面
層6bのみが溶融する温度に加熱するもので、本実施形
態ではおよそ220°Cに加熱した。こうして、図3
(b)に示すように金属バンプ6のコア部6aを球状に
保形したまま金属バンプ6の表面層6bのみによって半
導体素子7を接合することができる。
【0026】上記のように本実施形態では、半導体素子
7を基板1に接合する場合、半導体素子7に対する加熱
は1回で、しかも金属バンプ6の表面層6bの融点温度
(たとえば220℃)で加熱すれば足り、熱履歴が生ず
る回数を少なくして、半導体素子7が加熱される温度も
低くて済むことから、半導体素子7に対する熱の影響を
抑えることができてアセンブリ後の半導体素子7の信頼
性を向上させることができる。
【0027】また、本実施形態のフリップチップ実装用
の基板1を使用することにより、半導体素子7を基板1
に実装した際の応力を低減することができる。すなわ
ち、本実施形態の基板1では金属バンプ6をコア部6a
と表面層6bによって形成し、半導体素子7を基板1に
接合する際には金属バンプ6の表面層6bのみが溶融
し、コア部6aは元の形状を保持しているから金属バン
プ6の高さが高くでき、基板1に半導体素子7を実装し
た際に基板1と半導体素子7との間で生じる応力を効果
的に緩和することが可能になる。なお、本実施形態の基
板1の場合でも、金属バンプ6の表面層6bを溶融した
状態のまま半導体素子7を基板1から若干離間させるこ
とによって金属バンプ6の接合部を柱状に成形すること
が可能である。
【0028】本発明では半導体素子7に金属バンプ6を
形成せず、実装用の基板1に金属バンプ6を形成して半
導体素子7を搭載するようにした。したがって、従来の
ように半導体素子7に金属バンプ6を形成するといった
煩雑な工程を省略することができ、フリップチップ実装
工程における材料の歩留りを向上させて製造コストを下
げることができる。
【0029】
【発明の効果】本発明は上述したように、半導体素子を
実装する基板側に金属バンプを形成し、金属バンプをコ
ア部とこのコア部よりも低融点の表面層によって形成し
て、前記表面層のみを溶融することにより半導体素子を
基板に接合する。したがって、基板に半導体素子を接合
するための加熱は1回で、しかも低融点の表面層のみを
溶融して行うから、半導体素子に作用する熱履歴を最小
限にできしかも加熱温度も低くて済むことから半導体素
子の信頼性を向上させることができる。
【0030】また、金属バンプの表面層のみ溶融して半
導体素子を接合するから、接合後の状態では金属バンプ
との濡れ性の低い第2金属パッド上から金属バンプとの
濡れ性の高い第1金属パッド上に応力が集中し、金属バ
ンプは第1金属パッドのみに溶着して金属バンプの高さ
を高くでき、実装時の半導体素子と基板との間の熱膨張
係数の差に起因する応力を好適に緩和することができ
る。
【0031】また、半導体素子を接合するための金属バ
ンプを基板側に設けることにより、煩雑な半導体素子側
へのバンプ形成工程を省略することができ、フリップチ
ップ実装工程における材料の歩留りを向上させることが
でき、製造コストを削減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】フリップチップ実装用基板の全体構成を示す上
視図である。
【図2】基板に成形される金属バンプの製造工程を示す
説明図である。
【図3】基板面への半導体素子の実装工程を示す説明図
である。
【符号の説明】
1 基板 1a 配線パターン 1b ビア 2 半導体素子実装部 3 第1金属パッド 4 第2金属パッド 5 ソルダレジスト 6 金属バンプ 6a コア部 6b 表層部 7 半導体素子 7a 表面電極 7b 電極端子 7c パッシベーション膜 8 金層

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体素子をフリップチップ実装するフ
    リップチップ実装用基板において、 前記基板の半導体素子を搭載する実装面に該半導体素子
    の電極の配列に対応させて形成した第1金属層と、 該第1金属層の周縁部とその周囲を覆う第2金属層と、 該第2金属層の周縁部とその周囲を覆う絶縁層と、 前記第1金属層の露出面を覆って形成した金属バンプと
    を有し、 前記第1金属層は前記金属バンプに対して濡れ性が高
    く、前記第2金属層は前記金属バンプに対する濡れ性が
    前記第1金属層に対する濡れ性よりも低いことを特徴と
    するフリップチップ実装用基板。
  2. 【請求項2】 前記第1金属層は、400°C以下の融
    点を持つ金属バンプに対して濡れ性の高い金属から成
    り、前記第2金属層は、前記金属バンプに対する濡れ性
    が前記第1金属層に対する濡れ性よりも低い金属から成
    ることを特徴とする請求項1記載のフリップチップ実装
    用基板。
  3. 【請求項3】 前記金属バンプは、金属からなる球状の
    コア部の表面に、該コア部よりも低融点の金属から成る
    表面層が被覆されていることを特徴とする請求項1記載
    のフリップチップ実装用基板。
  4. 【請求項4】 前記球状のコア部の金属の組成が、Sn
    /Pb=3/97〜10/90のはんだであり、前記表
    面層の金属の組成が、Sn/Pb=60/40〜70/
    30のはんだであることを特徴とする請求項3記載のフ
    リップチップ実装用基板。
  5. 【請求項5】 前記第1金属層は、銅(Cu),金(A
    u),ニッケル(Ni)のうちのいずれかの金属から成
    り、前記第2金属層は、クロム(Cr),チタン(T
    i),アルミニウム(Al)のうちのいずれかの金属か
    ら成ることを特徴とする請求項1記載のフリップチップ
    実装用基板。
  6. 【請求項6】 半導体素子を搭載する実装面に該半導体
    素子の電極の配列に対応させて形成した金属バンプを介
    して半導体素子を搭載するフリップチップ実装用基板の
    製造方法において、 前記基板の半導体素子を搭載する実装面に金属バンプに
    対して濡れ性の高い第1金属層を前記半導体素子の電極
    の配列に対応させて形成し、該第1金属層の周縁部とそ
    の周囲を覆って前記金属バンプに対して前記第1金属層
    に対する濡れ性よりも濡れ性の低い第2金属層を形成
    し、該第2金属層の周縁部とその周囲を覆うように絶縁
    層を形成した後、電解めっきにより前記第1,第2金属
    層の露出面を覆う第3金属層を形成し、該第3金属層を
    加熱溶融させて前記第1金属層表面に金属バンプを形成
    することを特徴とするフリップチップ実装用基板の製造
    方法。
  7. 【請求項7】 金属バンプの表面に、該金属バンプを形
    成する第3金属層よりも低融点の金属層を形成すること
    を特徴とする請求項6記載のフリップチップ実装用基板
    の製造方法。
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