JP3076325U - 衣類の拭き取り具 - Google Patents

衣類の拭き取り具

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JP3076325U
JP3076325U JP2000006681U JP2000006681U JP3076325U JP 3076325 U JP3076325 U JP 3076325U JP 2000006681 U JP2000006681 U JP 2000006681U JP 2000006681 U JP2000006681 U JP 2000006681U JP 3076325 U JP3076325 U JP 3076325U
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clothes
cloth
clothing
wiping
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JP2000006681U
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English (en)
Inventor
晋二 布施谷
Original Assignee
株式会社京正商店
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Abstract

(57)【要約】 【課題】衣類に対する効果的な埃り取りの機能と衣類を
適切に保管する機能とを兼ね備えた新規有用な拭き取り
具を提供する。 【解決手段】起毛を有する表生地11と、少なくとも除
湿作用を営む裏生地12とを貼り合わせて構成すること
とした。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、衣類の汚れ取りや保管等に有用となる衣類の拭き取り具に関するも のである。
【0002】
【従来の技術】
一般に、衣類の汚れや塵、埃を除去する必要がある際には、手で払うか、ブラ シで擦るのが通例である。通常の衣類の汚れ等であれば、この程度の対処の仕方 であっても外観を十分良好に保つことができる。一方、特に天然繊維を用いた衣 類は、湿気を嫌うため、このような衣類を保管する際には、箪笥等に吸湿剤を入 れておくようにしていることが多い。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
ところで、近時になって、礼服に黒を追求した高級仕様のものが開発されてい る。礼服はどこまでも黒くというコンセプトに基づくものである。しかしながら 、このような仕様は、黒の濃度が濃いために逆に汚れや塵、埃が白っぽく目立ち 易く、ブラシで擦ってもなかなか除去できないために高級感が損なわれ易いとい う難点がある。かといって、薬品を使用すると、衣類を傷めたり変色させる恐れ もある。一方、吸湿剤とブラシは、一方を使用する際には他方が使用されない関 係に立つものであるため、使用時にブラシが紛失していたり、収納時に吸湿剤が 見当たらないといった事態が起こり易く、それらの管理も煩わしいものである。
【0004】 本考案は、このような課題に着目してなされたものであって、衣類に対する効 果的な埃り取りの機能と衣類を適切に保管する機能とを兼ね備えた新規有用な拭 き取り具を提供することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】
そのために、本考案に係る衣類の拭き取り具は、起毛を有する表生地と、少な くとも除湿作用を営む裏生地とを貼り合わせて構成していることを特徴とする。
【0006】 このような構成であれば、起毛はその静電吸着作用等によって細かい汚れや塵 、埃に対して高い拭き取り効果を期待することができる。このため、黒の礼服等 に適用した場合にブラシに比べて効果的であり、また薬品を使用しないために衣 類を傷めたり変色させる恐れもない。
【0007】 しかも、衣類の保管時にこの拭き取り具を衣類と共に箪笥等に収容すれば、裏 生地の営む除湿作用によって衣類に有害な湿気を有効に除去することができる。 そして、使用時に衣類を取り出せば、その衣類に付随して拭き取り具も同時に取 り出せる上に、携帯にも便利であるため、この拭き取り具を即座に活用して、衣 類に付着した汚れや塵、埃の除去に有効利用することができる。
【0008】 具体的な実施の態様としては、表生地と裏生地を貼り合わせたものを使用時に ループをなすように周回させ、そのループの内周位に指を差し込むことができる 差し込み部を形成するようにしているものが挙げられる。
【0009】 表生地には、パイルを合紙された紙に植毛したものを用いるのが好適である。
【0010】 裏生地に除湿その他の有用な機能をもたせるためには、該裏生地に、和紙に天 然素材加工ゼオライト、トルマリン及び天然ウコンを漉き込んだものを用いるこ とが効果的である。
【0011】 本考案は、以上のような構成であるから、衣類のうちでも特に黒の礼服に適用 した際の効果が顕著である。
【0012】
【考案の実施の形態】
以下、本考案の一実施形態を、図面を参照して説明する。
【0013】 この実施形態に係る衣類の拭き取り具1は、図1〜図3に示すように、起毛を 有する表生地11と、少なくとも除湿作用を営む裏生地12とを貼り合わせたも のを、表生地11が外を向くように2つ折りにし、その端部1a同士を縫い付け て、周回する裏生地12の内側空間に指の差し込み部13を形成したものである 。片面はほぼ矩形状をなしているのに対して、もう一方の片面は差し込み部に指 を差し込み易いように開口縁1bを部分円弧状にえぐって面同士に重合しない領 域を設けている。
【0014】 表生地11は、パイル(化学繊維)を合紙された紙に植毛したものである。見 掛けはベッチンやビロードに類似している。
【0015】 裏生地12は、この実施例では鉱物混合純天然型加工和紙を用いている。この 和紙には天然素材加工ゼオライト、トルマリン、天然ウコンが含浸させてあり、 相互の含有比率は、例えば、バージンパルプ又はラミーパルプ51.2%、加工ゼオ ライト26.3%、トルマリン15.8%程度に設定してある。ゼオライトは、5ミクロ ン程度に砕いて和紙に含浸させてある。
【0016】 和紙は、パルプの長繊維を重ねた構造をなしているもので、植物繊維効果が高 く、耐久性、通気性に優れている。
【0017】 天然素材加工ゼオライトは、二酸化ケイ素、二酸化アルミナ、鉄分、マグネシ ウム、カリ、ナトリウム等を主成分とするもので、その多孔質構造によって、湿 気、臭い、有害ガス等を分解、除去する分子ふるい作用のほか、硬水を軟水に変 えたり細胞を活性化するイオン交換能を有している。
【0018】 トルマリンは、マグネシウム、鉄、ケイ素、ホウ素等を主成分とするもので、 特にホウ素の有する除菌作用によって衣類を清潔にする作用を営むほか、マイナ スイオンを発生することによる人体に対する浄化作用や遠赤外線を発することに よる血行促進、細胞活性化作用を有し、それ自体も環境改善素材等となり得るも のである。
【0019】 天然うこんは、脱臭作用を有している。
【0020】 上記以外に、ゼオライトとトルマリンを共に和紙に含浸させることで、動きの 制約の少ない和紙の中で互いが動き、ぶつかり合って遠赤外線を発する相乗作用 も営まれる。
【0021】 このように構成される本実施例の拭き取り具1は、起毛を有する表生地11と 、少なくとも除湿作用を営む裏生地12とを貼り合わせることによって構成され るものであるため、衣類A(図4参照)に汚れや塵、埃Xが付着していても、表生 地11で衣類の表面をサッと擦るだけで、起毛の静電吸着作用等を利用してその 汚れ等を簡単に拭き取ることができる。特に、黒の礼服等に付着した汚れ等はブ ラシでは拭き取り難く、薬品を使うと生地を傷めたり変色させる恐れがあったが 、この拭き取り具1を使用すれば、生地に悪影響を及ぼすことなく汚れ等を拭き とれるので、衣類Aの品位や品質を長期に亘って有効に維持することができる。
【0022】 しかも、裏生地12は除湿作用を有しているため、衣類Aの保管時にこの拭き 取り具1を例えば図5に示すように衣類Aに挟みこむようにして箪笥等に収容す れば、特に天然繊維を使用している着物や高級礼服等が嫌う湿気を有効に除去す ることができる。そして、使用時に衣類Aを取り出せば、その衣類Aに付随して拭 き取り具1も同時に取り出せる上に、携帯にも便利であるため、この拭き取り具 1を随時随所において即座に有効活用することが可能になる。
【0023】 したがって、この拭き取り具1を使用すると、常に衣類Aに付帯して保管時に も使用時にも有用な効果がもたらされるため、従来のブラシと除湿剤の役割が兼 ねられる上に、この拭き取り具1が紛失する恐れも効果的に低減することが可能 となる。
【0024】 特に、表生地11と裏生地12を貼り合わせたものを周回させて、内側に指の 差し込み部13を形成しているため、全体が薄肉な布状をなしていても、しっか りと手に取って使用することができ、衣類Aと共に収納する際は平坦化して衣類A にコンパクトに挟み込んでおくことができる。
【0025】 また、表生地11に、パイルを合紙された紙に植毛したものを用いているので 、起毛の密度や粗さ等を適切にコントロールすることが容易となる。
【0026】 一方、裏生地12に、和紙に天然素材加工ゼオライト、トルマリン及び天然ウ コンを漉き込んだものを用いているため、上述した除湿作用以外に、消臭作用や 抗菌作用など、衣類Aの保管や人の健康の保持、増進に有益な種々の効果を奏す ることができる。
【0027】 したがって、この拭き取り具1は、衣類Aのうちでも特に黒の礼服や天然繊維 からなる着物等に適用した場合に極めて有用なものとなり得る。
【0028】 しかも、本実施形態は全て天然素材を使用して構成しているため、毒性がなく 、使用後は土に返せる環境循環商品としての利用が可能となる。
【0029】 なお、各部の具体的な構成は、上述した実施形態のみに限定されるものではな く、本考案の趣旨を逸脱しない範囲で種々変形が可能である。
【0030】
【考案の効果】
本考案は、以上説明したような形態で実施され、以下に記載される効果を奏す る。
【0031】 すなわち、本考案の拭き取り具は、衣類の汚れやほこり取りに適切なだけでは なく、衣類に有害な湿気を取り除く除湿機能をも備えるため、収納時には箪笥等 に入れることで衣類を安心して保管することができ、衣類を使用するときにはこ の拭き取り具をいつでもどこでも取り出して即座に有効活用することが可能とな る。しかも、ブラシと除湿剤の両方の役割を兼ねるため、利用者に無駄がなく経 済的である上に、つねに衣類に付帯させて紛失の恐れも有効に低減することがで きる。
【0032】 特に、表生地と裏生地を貼り合わせたものを周回させて、内側に指の差し込み 部を形成しておけば、全体が薄肉な布状のものであっても、使用時には使い易く 、衣類と共に収納する際には衣類Aにコンパクトに潜り込ませておくことができ る。
【0033】 また、表生地に、パイルを合紙された紙に植毛したものを用いれば、起毛の密 度や粗さ等を適切にコントロールすることが容易となる。
【0034】 一方、裏生地に、和紙に天然素材加工ゼオライト、トルマリン及び天然ウコン を漉き込んだものを用いれば、除湿作用以外に、消臭作用や抗菌作用など、衣類 に有益な種々の効果を奏することができる。
【0035】 したがって、この拭き取り具は、衣類のうちでも特に黒の礼服や天然繊維から なる着物等に適用した場合に極めて有用なものとなり得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施形態を示す底面斜視図。
【図2】同実施形態の平面図。
【図3】同実施形態の断面図。
【図4】同実施形態の使用状態を示す説明図。
【図5】同実施形態の使用状態を示す説明図。
【符号の説明】
1…拭き取り具 11…表生地 12…裏生地 13…差し込み部

Claims (5)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】起毛を有する表生地と、少なくとも除湿作
    用を営む裏生地とを貼り合わせて構成していることを特
    徴とする衣類の拭き取り具。
  2. 【請求項2】表生地と裏生地を貼り合わせたものを使用
    時にループをなすように周回させ、そのループの内周位
    に指を差し込むことができる差し込み部を形成するよう
    にしている請求項1記載の衣類の拭き取り具。
  3. 【請求項3】表生地が、パイルを合紙された紙に植毛し
    たものである請求項1又は2記載の衣類の拭き取り具。
  4. 【請求項4】裏生地が、和紙に天然素材加工ゼオライ
    ト、トルマリン及び天然ウコンを漉き込んだものである
    請求項1、2又は3記載の衣類の拭き取り具。
  5. 【請求項5】適用される衣類が、黒の礼服である請求項
    1、2、3又は4記載の衣類の拭き取り具。
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