JP3041726U - アウトドア用手袋状清拭具 - Google Patents

アウトドア用手袋状清拭具

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JP3041726U
JP3041726U JP1997001998U JP199897U JP3041726U JP 3041726 U JP3041726 U JP 3041726U JP 1997001998 U JP1997001998 U JP 1997001998U JP 199897 U JP199897 U JP 199897U JP 3041726 U JP3041726 U JP 3041726U
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cleaning
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outdoor
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cloth
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JP1997001998U
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Inventor
常弘 高木
Original Assignee
株式会社ナチハマ
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 洗浄用の水や洗浄剤が充分使えない状況で
も、また、清拭作業にそれほど労力をかけなくても、使
用後の調理器や食器などの脂汚れや強固に付着した汚
れ、簡便に清拭できるアウトドア用清拭具を提供する。 【解決手段】 アウトドア用清拭具1を、ポリ酢酸ビニ
ルエマルジョンと汎用ゴムラテックスとを含む清拭剤
を、織布3、4に含浸、乾燥させるとともに、手の挿入
開口端5の部分を残して、両方の織布の周囲で糸6等に
より一体に綴じ、手袋状に構成する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、清拭剤を含浸させたアウトドア用手袋状清拭具に関し、特に、キャ ンプ用などの調理器や食器の清拭に使用する手袋に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
キャンプ用の調理器や食器などの使用後の洗浄には、自然環境保護上大きな制 約がある。即ち、洗浄に際しての化学洗剤などの使用は、河川を汚染するため、 多くのキャンプ場や野外活動センターなどで化学洗剤などの使用が禁止されてい る。また、化学洗剤だけでなく、水道や排水設備の乏しい自然環境下であればあ るほど、野外活動においては、汚染排水の問題から洗浄用の水も潤沢に使えると は言いがたい。
【0003】 このような、洗浄水や洗剤が使えない制約下で、使用後の調理器や食器などの 洗浄を行おうとすると、いきおいティッシュなどの紙や布、あるいは洗剤をつけ た紙か布で拭き取らざるを得ない。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、洗浄すべき調理器や食器などの汚れは、落ちにくい脂汚れもあ り、紙や布で拭き取っても、中々完全には除去できず、また前記洗剤をつけた紙 か布では、洗剤が調理器や食器に残留するおそれもある。更に、調理器や食器な どに強固に付着した汚れなどは、紙や布で人手により落とすためには、相当な労 力を要する。
【0005】 したがって、洗浄水や洗剤が使えない制約下で、使用後の調理器や食器などの 洗浄には限界があり、これらの器具を繰り返し使用する場合には、残留する汚れ を我慢して用いるか、あるいは紙製や樹脂製の皿やコップ等の使い捨ての食器を 用いるなどの経費がかかる方法を選択するしかないのが実情である。
【0006】 このような従来技術の問題点に鑑み、本考案は、自然環境などの破壊を防止し て、自然を保護するために、洗浄用の水や洗浄剤が充分使えない状況でも使用可 能であり、また、清拭作業にそれほど労力をかけなくても、使用後の調理器や食 器などの脂汚れや強固に付着した汚れ、簡便に清拭できるアウトドア用清拭具を 提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために、本考案では、アウトドア用清拭具を、ポリ酢酸 ビニルエマルジョンと汎用ゴムラテックスとを含む清拭剤を、布地に含浸、乾燥 させた手袋状清拭具とする。
【0008】 本考案では、清拭剤を、ポリ酢酸ビニルエマルジョンと汎用ゴムラテックスを 含むものとすることによって、洗剤や洗浄水を要することなく、また、それ自体 から有害な物質を出さず、持ち帰りや焼却などの後の処理も適宜可能なので、環 境を汚したり、公害を出すことなく清拭作業が可能となる。また清拭される器物 を擦る力をかけずとも、水や湯に濡らして使用するだけで、脂汚れや強固に付着 した汚れなど、単に紙や布による清拭では落ちにくい器物の汚れを確実に除去す ることができる。
【0009】 これは、清拭剤中の汎用ゴムラテックスの、ゴムとしての性質である吸着力と 摩擦力により、言い換えると消しゴムのような要領で、器物の脂汚れや強固に付 着した汚れが、効率良く除去できることによる。但し、消しゴムとの相違は、本 考案の清拭剤の機能を発揮させるためには、消しゴムのような乾いた環境下での 使用ではなく、清拭用手袋を水や湯などに濡らし、清拭剤を湿潤状態で使用する 必要がある点である。
【0010】 この機能を発揮し、器物の汚れをより確実に除去するためには、ポリ酢酸ビニ ルエマルジョンと汎用ゴムラテックスとの好ましい混合割合を、固形分換算でポ リ酢酸ビニルエマルジョンを30〜70重量%、汎用ゴムラテックスを70〜30重量% とすることが好ましい。
【0011】 ポリ酢酸ビニルエマルジョンを多く含有させていくと、硬さが増し腰が強くで き、手袋としての全体形状が保持できる反面、汎用ゴムラテックスの含有量が少 なくなるため清拭機能が少しずつ低くなる。しかし、前記混合割合の範囲であれ ば、確実に腰ができ、例えば手袋形状など清拭具としての外観形状が保持できる とともに、洗剤が不要な程度の清拭機能を合わせ持たせることができる。更に好 ましくは、ポリ酢酸ビニルエマルジョンと汎用ゴムラテックスとの両者の混合割 合は半々に近い割合がよい。
【0012】 また必要に応じて、前記清拭剤に、界面活性剤、溶剤あるいはベントナイト、 綿粉等の無機又は有機物質の粉末、シリコンオイル、ポリビニルアルコール(PVA ) 等の水溶性樹脂等を加えることができる。
【0013】 このポリ酢酸ビニルエマルジョンと汎用ゴムラテックスとを、前記した割合で 含む清浄剤自体、乃至この清浄剤を織布、不織布等に含浸、乾燥させた清拭材自 体は、特公昭54− 32553号公報、特公昭53− 28445号公報等で公知である。また 、皮膚面に付着した化粧材料や汚れを除去する化粧用清拭材としても、特開昭55 − 79316号公報で公知である。
【0014】 この清浄剤は、水を付けるだけで洗剤を使うことなく物が洗え、特に油汚れ落 としに効果がある。したがって、この清浄剤を含浸させた、スポンジ、織布、不 織布のような清拭材料の場合には、鍋や食器類、野菜、果物などは元より表面に 疵がつきやすい物の洗浄、あるいは洗顔など体洗いなどにも実用化がなされてい る。また、塩化ビニル製の毛に前記清浄剤を塗布、乾燥させたブラシも実用され 、洗面所、風呂場などの洗いに使用されている。
【0015】 本考案では、清拭剤を、手袋形状の布地に予め含浸、乾燥させているので、清 拭剤を均一に含浸させることができ、手袋の生地全体に腰ができ、かつ、全体形 状を人の手に合う(フィットする)手袋形状としているので、清拭対象物を擦る 力をかけずとも、清拭作業を効率的に行える。アウトドア用の器物の清拭作業の 場合には、前記した通り、汚れ落としの効果を持たせるために、ある程度の擦る 力が必要である。この点、前記各公報に記載されているような、器物の清浄剤乃 至清拭材料と同じ、単なる布やタオルのような平板乃至平坦な形状では、器物を 擦る際に、人の加える力が効率的に伝わりにくい。これに対し、本考案では、清 拭具の形状を手袋状としているため、人の動作に合わせた手の一部として機能で き、無理や無駄な力をかけることなく、汚れを落とすに充分な擦る力だけで清拭 作業を行うことができる。
【0016】
【考案の実施の形態】
手袋状の形状は、各指の挿入部が統一乃至単一の図1のタイプ、あるいは、図 示はしないが、各指の挿入部が分割された通常の軍手タイプ、親指装入部のみが 分割され、他の指の装入部が合わさった形状のミトンタイプなどが適宜選択され る。
【0017】 本考案は、これらの形状以外にも、清拭作業する手や手の動作に合うよう、そ して、清拭する器物の形状や清拭条件に合わせて、種々の手袋形状とすることが 可能である。例えば、片手で使う場合には、使うべき右手、左手などの形に合わ せた形状や大きさにするなど、清拭の容易さや効率の面を考慮して適宜設計され て良い。
【0018】 本考案の手袋生地としては、綿、化繊、タオル地、毛糸等の編物、織物、不織 布などが適宜選択される。また、清拭効果を上げたい場合には、生地表面が粗く より厚手で、凹凸を有する布地や生地を用いることが好ましい。
【0019】 以下、本考案の実施例を図面を参照して説明する。図1、2は、本考案に係る 各指の挿入部が統一乃至単一タイプの手袋形状を有する清拭具の斜視図である。 図1の清拭具1は、縦糸と横糸とを直角に組み合わせた平織りタイプの織布3、 4の2枚を合わせ、手の挿入開口端5の部分を残して、両方の織布の周囲で糸6 により一体に綴じ、織布3、4間に、手の挿入開口端5より片手を挿入して清拭 作業を行う構造を有している。
【0020】 前記一体に綴じるやり方は、必要な接着強度が確保できるのであれば、糸6の 他、織布3、4の周縁同士を接着剤やテープあるいはひも、更にはホッチキスや 金具などの公知の接着乃至固着手段により一体化しても良い。また、本実施例で は、手袋形状を分割された織布により制作する例を示したが、この他、勿論、一 体の織布や織物により手袋形状を構成しても良い。
【0021】 この他、清拭作業時に、手袋が手から抜けたりずれたりするのを防止するゴム バンドを、手袋の開口端部内側周囲に設けたり、手袋の使用後の保管乃至乾燥を 行う際に、ハンガーなどに手袋を係止するリング状のひもなどを手袋本体に縫い 付けたりするアタッチメントの適用も適宜選択される。
【0022】 また、図2は、図1の清拭具1と織布3、4の2枚を合わせている等の基本的 な構成は同じであるが、織布3の側の一端を、端部8で切り欠いて、手の挿入開 口縁7を形成し、織布3、4間の空間に手を挿入し易くした清拭具2を示してい る。これらの清拭具1、2は、いずれも、前記した固形分換算でポリ酢酸ビニル エマルジョン50重量%、汎用ゴムラテックス50重量%からなる清拭剤を含浸して いる。
【0023】 図3(a)、(b)に示す清拭具は、図1の清拭具1自体の使用態様を示して おり、図3(a)は、清拭具の使用時に、織布3の手の挿入開口端側の部分を、 折り曲げ部分9に折り曲げて手袋内に折り込み、織布3、4間の空間に手を挿入 し易くした清拭具1を示している。このように使用すれば、清拭具に手を挿入し 易くする点で前記図2の清拭具2と同等の効果が得られる。
【0024】 更に図3(b)は、清拭具1自体を二つ折りにして持ち運ぶ使用態様を示して おり、コンパクト化が図れ、リュックやナップサックなどの運搬手段に入れて携 行できる点が便利である。この清拭具1のように、清拭具全体を織布と綴じ糸な どの布や織物で構成すると、清拭具全体を軟質に構成すると、前記清拭剤の含浸 により清拭作業に必要な腰が確保できる一方で、清拭具1自体を二つ折り、ある いは四つ折りにできる等のコンパクト化も図れることも本考案清拭具の利点の一 つである。
【0025】 また、図4、5に示す清拭具10、11は、図2の清拭具2と手袋形状や清拭 剤含浸自体は同じであるものの、生地のみをタオル地12(図4)、化繊等の不 織布13(図5)に代えた変形例である。
【0026】
【考案の効果】
以上説明したように、本考案に係るアウトドア用手袋状清拭具は、洗浄用の水 や洗浄剤が充分使えない状況でも、また、擦る力をかけずとも、脂汚れや強固に 付着した落ちにくい汚れを簡便に清拭できる、また、清拭具自体をコンパクト化 して運搬や取り扱いができるなどの優れた効果を有するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る清拭具の一実施例を示す斜視図で
ある。
【図2】本考案に係る清拭具の他の実施例を示す斜視図
である。
【図3】本考案に係る清拭具の使用態様を示す斜視図で
ある。
【図4】本考案に係る清拭具の他の実施例を示す斜視図
である。
【図5】本考案に係る清拭具の他の実施例を示す斜視図
である。
【符号の説明】
1、2:清拭具 3、4:織布 5:手の挿入開口端 6:織布端部の
綴じ糸 7:手の挿入開口縁 8:切り欠き部 9:折り曲げ部 10、11:清拭具 12:タオル地 13:不織布

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ポリ酢酸ビニルエマルジョンと汎用ゴム
    ラテックスとを含む清拭剤を、布地に含浸、乾燥させた
    アウトドア用手袋状清拭具。
  2. 【請求項2】 前記清拭剤が、固形分換算でポリ酢酸ビ
    ニルエマルジョンを30〜70重量%、汎用ゴムラテックス
    を70〜30重量%含む請求項1記載のアウトドア用手袋状
    清拭具。
  3. 【請求項3】 手袋状袋体の開放端部の一部が切り欠か
    れている請求項1または2に記載のアウトドア用手袋状
    清拭具。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013052001A (ja) * 2011-09-01 2013-03-21 Toshiko Iwai 衛生シート

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