JP3076159B2 - 半導体集積回路のレイアウト検証方法 - Google Patents

半導体集積回路のレイアウト検証方法

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JP3076159B2 JP04299439A JP29943992A JP3076159B2 JP 3076159 B2 JP3076159 B2 JP 3076159B2 JP 04299439 A JP04299439 A JP 04299439A JP 29943992 A JP29943992 A JP 29943992A JP 3076159 B2 JP3076159 B2 JP 3076159B2
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達也 藤井
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は半導体集積回路のレイア
ウト検証方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年の半導体集積技術の進歩にともな
い、従来の複数の半導体集積回路で構成されていた回路
を1個の半導体集積回路内に組み込む場合が増大してい
る。この種の集積回路の開発においては、過去の設計資
産を有効に生かし、しかも設計期間を短縮するために、
階層的レイアウトおよび階層的レイアウト検証方法が採
用されている。
【0003】図4はかかる従来の一例を説明するための
階層的レイアウト検証フロー図である。図4に示すよう
に、従来の階層的レイアウト検証は、まず回路図データ
から作成したレイアウト接続情報および機能ブロックレ
イアウトデータに基ずき、ステップ401で機能ブロッ
ク相互の配置を決定する。次に、ステップ402ではス
テップ401で求めた配置により機能ブロック間の配線
を行う。更に、ステップ403では、機能ブロック間の
配線領域のレイアウト検証を行う。一方、前述した機能
ブロックレイアウトデータに基ずき、ステップ404で
は機能ブロック内部のレイアウト検証を行う。
【0004】しかる後、ステップ403,404で行っ
たレイアウト検証結果により、ステップ405でレイア
ウトデータの合成を行い、1チップレイアウトデータが
作成される。
【0005】図5は図4における機能ブロック間配線を
説明するための半導体集積回路装置の平面図である。図
5に示すように、半導体集積回路507のレイアウトに
おいては、固有の機能や形状を有する機能ブロック50
1,502,503を、前述した図4のステップ401
で1チップ上に配置する。次に、それぞれの機能ブロッ
ク501〜503間の必要な配線をステップ402で行
う。この配線は機能ブロック501,502,503の
各端子中央につけられたテキスト505,506を目標
として行うのが一般的である。例えば、ブロック間配線
504の場合、機能ブロック側の端子中央につけられた
テキスト505,506にブロック間配線504の両端
の中央が合うように配線する。
【0006】これらのレイアウトが終了後、レイアウト
結果が設計ルールを満たしているかどうかをチェックす
るレイアウト検証を行う。設計ルール違反などの設計ミ
スの発見が半導体集積回路作成後であると、設計修正や
再試作に多くの期間を要するので、レイアウト結果の検
証ツールは非常に重要なものである。このレイアウト検
証は拡散層、配線に使用するアルミ層などのレイアウト
データ層相互の間隔や重りなどを図形演算で求めること
により行う。
【0007】かかる図形演算の計算複雑度は0(nk
(nはデータ量、kは2程度)である。それ故、レイア
ウト・ブロック間を接続することにより構成した大規模
な半導体集積回路において、この全体のデータを対象と
して一度にレイアウト検証を行うことは、計算量や計算
時間の急激な増大を招く。
【0008】そこで、前述した図4のステップ403,
404に示すように、個々の機能ブロック内部と機能ブ
ロック間の配線領域を分けて階層的にレイアウト検証を
行う。これにより、同時に検証の対象となるデータ量が
小さくなり、大幅な計算時間の削減および過去の設計資
産の効率的な利用などが図れる。
【0009】図6(a)〜(c)はそれぞれ図4の階層
的レイアウト検証において発見できない設計エラーの説
明図である。図6(a)に示すように、この場合は本来
端子中央の位置602aに付けられているべきテキスト
(XY)601aが人為的なミスなどなんらかの原因に
よって位置603aにずれている場合である。このと
き、機能ブロック間を接続する配線605aはテキスト
(XY)601aの位置603aを目指して配線される
ので、ずれが生じる。ずれAまたは配線幅よりずれAを
ひいた長さBが配線設計規則上の最小寸法より小さくな
ると、設計規則エラーである。しかし、この場合、機能
ブロック内部のレイアウト検証時には配線605aが検
証の対象になっておらず、逆に機能ブロック間配線の検
証時には内部配線604aは検証の対象とならない。よ
って、従来の階層的レイアウト検証方法では配線のずれ
を発見できない。
【0010】次に、図6(b)に示すように、この場合
は本来602bに付けられているべきテキスト601b
が位置603bにずれている場合である。この場合は本
来接続すべき配線604bと配線605bが断線してし
まうエラーである。
【0011】更に図6(c)に示すように、この場合は
なんらかの原因により、本来接続すべき配線604cと
605cが断線しているエラーである。これら図6
(b),(c)に示す2つのエラーは、前述した階層的
レイアウト検証手法を用いた場合は当然検出できない。
そればかりか、たとえ同時に全体のレイアウトデータを
対象としても、レイアウト検証によっては見つけること
ができない。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の階層的
レイアウト検証方法は、機能ブロック外周の端子におい
て起きる配線のずれや断線などのエラーを検出すること
ができない。これら図6(a)〜(c)に示すエラーを
検出するために、従来はレイアウト図を目視でチェック
している。そのため、非常に手間がかかると同時に、チ
ェック漏れをおこしやすいという欠点がある。
【0013】本発明の目的は、かかる配線のずれや断線
などのエラーを簡単に且つ短時間で検出することのでき
る半導体集積回路のレイアウト検証方法を提供すること
にある。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明の半導体集積回路
のレイアウト検証方法は、固有の機能や形状を有する複
数の機能ブロック間を接続して構成される半導体集積回
路のレイアウト検証方法において、各機能ブロックの外
形を表わす閉曲線を定義する第1のステップと、前記
機能ブロック内部の配線が各機能ブロックの前記閉曲線
に接する部分の線分の位置を求める第のステップと、
いずれの機能ブロックにも属さず且つ機能ブロック間の
領域にある配線が各機能ブロックの前記閉曲線に接する
部分の線分の位置を求める第のステップと、前記第
および第のステップにおける両線分の位置の不一致箇
所を求める第のステップとを含み、前記機能ブロッ
ク外周上の端子において本来接続すべき機能ブロック内
部の配線と機能ブロック外部の配線との間の位置ずれ
よび断線箇所をチェックするように構成される。
【0015】
【実施例】次に、本発明の実施例を図面を参照して説明
する。
【0016】図1は本発明の一実施例を説明するための
半導体集積回路のレイアウト検証フロー図である。図1
に示すように、本実施例はまず機能ブロックの外形を表
わす閉曲線Sを定義するステップ101と、この閉曲線
Sに接する機能ブロックの内部配線を抽出し線分データ
106を抜き出すステップ102と、閉曲線Sに接する
機能ブロックの外部配線を抽出し線分データ107を抜
き出すステップ103とを含む。次に、外部配線が抽出
されると、線分データ106と線分データ107とを比
較するステップ104を行うことにより、エラー情報1
05が検出される。
【0017】図2は図1において発見することのできる
機能ブロック外周上の端子付近で生じる配線ずれや断線
などの設計エラーの説明図である。まず、ステップ10
1では機能ブロックの外形を表わす閉曲線201を考え
る。次に、ステップ102でこの閉曲線201より機能
ブロック内部の配線220,221,222,223を
抽出し、これらの配線に接している部分の線分データ1
06を抜き出す。しかる後、ステップ103で閉曲線2
01より機能ブロック外部の配線210,211,21
2,213を抽出し、これらの配線に接している部分の
線分データ107を抜き出す。いずれの場合も、閉曲線
201上の原点204からの閉曲線上の距離によって、
線分の両端点を表現する。以後、この距離を「座標」と
呼ぶことにする。また、230〜233はテキストであ
る。これら線分データについては、次の図3で説明す
る。
【0018】図3は図1における機能ブロック外枠上に
定義される線分データを表わす図である。図3に示すよ
うに、線分データ301,302はそれぞれ前述した線
分データ106と107に対応する。また、図2中の外
部配線210,211,212が図3中の各線分31
0,311,312に対応し、同様に内部配線220,
221,222,223が各線分320,321,32
2,323に対応する。ここで、配線213は閉曲線2
01と接していないので、線分データ301には含まれ
ない。
【0019】最後に、線分データ106と107をステ
ップ104で比較することにより、エラーを検出しエラ
ー情報105とする。すなわち、機能ブロック内部の配
線と外部の配線が正常に接続されているならば、これら
2つの線分データ106,107の座標は一致するはず
である。一方、配線のずれや断線が起こっている場合に
は、2つの配線データ106,107間に不一致が生ず
るはずである。
【0020】次に、機能ブロック外の配線210と機能
ブロック内配線220についてみると、この場合はずれ
もなく正常に配線されている。よって、線分310と3
20の座標は等しくなり、配線210と220はエラー
を起こしていないことがわかる。
【0021】また、配線211と221についてみる
と、この場合は配線相互がずれて接続され、エラーを超
こしている。このとき、線分311と321の座標はず
れているので、エラーであることがわかる。
【0022】さらに、配線212と222は、配線相互
のずれがさらにひどく、断線してしまっている場合であ
る。このときも、線分312と322の座標が大きくず
れており、エラーと判明する。
【0023】次に、配線213と223は、配線213
が機能ブロックの外形を表す閉曲線201に達せず、断
線を起こしている場合である。この時、配線213に対
応する線分が線分データ301中に含まれないので、断
線を検出することができる。
【0024】このように、本実施例は機能ブロックの外
周上の端子付近で起こる配線のずれや断線などのエラー
を確実に検出することができる。
【0025】上述した実施例では、線分データ301,
302として両端点の原点からの距離のみを扱ったが、
さらに各線分上に存在するテキストを抽出することによ
り、エラーの内容をより発見しやすくなる。つまり、配
線211,212,223上のテキスト231,23
2,233を参照すれば、どの端子でエラーが起こって
いるか容易に検出できる。さらに、線分データ106,
107は1次元のデータであり、しかも2次元で表現さ
れた元のレイアウトデータにくらべると、データ量も少
なく、以後の比較処理104も処理量が小さくて済み、
計算時間も少なくて済むという利点がある。
【0026】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の半導体集
積回路のレイアウト検証方法は、機能ブロック外部と内
部をまとめて一度にレイアウト検証をすることなく、各
機能ブロック内部の配線が各機能ブロックの外形を表わ
す閉曲線に接する部分の線分の位置およびいずれの機能
ブロックにも属さず且つ機能ブロック間の領域にある配
線が各機能ブロックの外形を表わす閉曲線に接する部分
の線分の位置を求め、しかる後に両線分の位置の不一致
箇所を求めることにより、前記機能ブロック外周上の端
子において本来接続すべき機能ブロック内部の配線およ
び機能ブロック外部の配線の間の位置ずれや断線などの
設計エラーを容易に、しかも少ない計算時間で求めるこ
とができるという効果がある。これにより、レイアウト
検証のTATを大きく向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を説明するためのレイアウト
検証フロー図である。
【図2】図1における発見することのできる機能ブロッ
ク外周上の端子付近で生じる配線ずれや断線などの設計
エラーの説明図である。
【図3】図1における機能ブロック外枠上に定義される
線分データを表わす図である。
【図4】従来の一例を説明するための階層的レイアウト
検証フロー図である。
【図5】図4における機能ブロック間配線を説明するた
めの半導体集積回路装置の平面図である。
【図6】図4の階層的レイアウト検証において発見でき
ない設計エラーの説明図である。
【符号の説明】
101 機能ブロック外形閉曲線定義ステップ 102 閉曲線に接する機能ブロックの内部配線抽出
ステップ 103 閉曲線に接する機能ブロックの外部配線抽出
ステップ 104 線分データ比較ステップ 105 エラー情報 106,107 線分データ 201 機能ブロック閉曲線 204 原点 210〜213 機能ブロック外部配線 220〜223 機能ブロック内部配線 301,302 線分データ 310〜312,320〜323 線分

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数の機能ブロック間を配線により接続し
    て構成される半導体集積回路のレイアウト検証方法にお
    いて、各機能ブロックの外形をあらわす閉曲線を定義す
    る閉曲線定義ステップと、前記各機能ブロック内部の配
    線が各機能ブロックの前記閉曲線に接する部分の線分の
    位置を求める内部配線ステップと、前記複数の機能ブロ
    ックの間の領域にある配線が接続すべき各機能ブロック
    の前記閉曲線に接する部分の線分の位置を求める外部配
    線ステップと、前記内部配線ステップと外部配線ステッ
    プとにおける両線分の位置を比較する比較ステップとを
    備えることを特徴とする半導体集積回路のレイアウト検
    証方法。
JP04299439A 1992-11-10 1992-11-10 半導体集積回路のレイアウト検証方法 Expired - Lifetime JP3076159B2 (ja)

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