JP3076123B2 - 空気入りラジアルタイヤの装着配置方法 - Google Patents

空気入りラジアルタイヤの装着配置方法

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JP3076123B2
JP3076123B2 JP04016401A JP1640192A JP3076123B2 JP 3076123 B2 JP3076123 B2 JP 3076123B2 JP 04016401 A JP04016401 A JP 04016401A JP 1640192 A JP1640192 A JP 1640192A JP 3076123 B2 JP3076123 B2 JP 3076123B2
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操 川端
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60CVEHICLE TYRES; TYRE INFLATION; TYRE CHANGING; CONNECTING VALVES TO INFLATABLE ELASTIC BODIES IN GENERAL; DEVICES OR ARRANGEMENTS RELATED TO TYRES
    • B60C19/00Tyre parts or constructions not otherwise provided for
    • B60C19/001Tyres requiring an asymmetric or a special mounting

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Tires In General (AREA)
  • Soundproofing, Sound Blocking, And Sound Damping (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】タイヤ車輪として空気入りラジア
ルタイヤを車架に装着して路上走行に供される自動車の
走行に伴う騒音のうち、とくにタイヤの転動に由来し
て、車内ないしは車外に伝播するノイズの軽減を図っ
た、空気入りラジアルタイヤの装着配置方法をここに提
案する。
【0002】
【従来の技術】一般に自動車に代表される車架と車輪の
組立体において車架の前後各車輪の両端にてそれぞれリ
ムを介して装着される空気入りラジアルタイヤは、実質
的なラジアル配列コードプライからなるカーカスと、こ
のカーカスの半径方向外方で互いに交差する少なくとも
2枚の斜め配列コード層よりなるベルトと、そしてベル
トの半径方向外方で、外表面に接地性能上の必要を充た
すトレッドパターンをそなえているゴムトレッド部とを
有しているが、そのトレッドパターンにつき通常は、全
輪を通じて同一のものを用いるか、前後各車輪の左右で
は同一で、前輪と後輪とで異なるものとされ、ときに
は、左右両車輪が自動車の進行方向に対して線対称をな
してタイヤの赤道に関して非対称なトレッドパターンを
有する一対の空気入りラジアルタイヤを前後車輪に共通
に用いたり、前後車輪間で別なパターンの形として用い
られることもあったが、何れの場合も、タイヤの転動走
行に基く音圧ピークの重畳によって特定周波数の音圧が
増幅されるきらいがあった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】自動車車輪の上述した
空気入りラジアルタイヤの装着の下では、車輪の回転速
度を同一とすると少なくとも車軸の両端で対をなしてい
る空気入りラジアルタイヤから同一波形で同一周波数の
音圧ピークをもつノイズを発してそれらの重畳が不可避
なので、空気入りラジアルタイヤに固有の音圧レベルを
下げない限りにおいてノイズの軽減を望み得なかったの
であり、この点タイヤの赤道に関して非対称なトレッド
パターンを有し、後車輪間で別なパターンになる空気入
りラジアルタイヤを進行方向に関する線対称配置とした
場合でも左右両輪でのトレッドパターンの図形は合同を
なすことになるから、上記ノイズ発生については同様な
欠点をもつ。
【0004】このような問題点につき、空気入りラジア
ルタイヤの性能及び外観に著しい変化を伴わない限度
で、前後左右の各車輪に用いる空気入りラジアルタイヤ
のトレッドを構成する諸元要素の少なくとも一つを変
え、走行中にそれぞれのタイヤから発する音の音圧ピー
ク周波数を相互にずらせることによって、車内及び車外
での特定周波数のノイズの重畳を回避し、その結果全体
としてのノイズ軽減の実効をあげることがこの発明の目
的である。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明は実質的なラジ
アル配列コードプライからなるカーカスと、このカーカ
スの半径方向外方で互いに交差する少なくとも2枚の斜
め配列コード層よりなるベルトと、そしてベルトの半径
方向外方で、外表面に接地性能上の必要を充たすトレッ
ドパターンをそなえているゴムトレッド部とを有する空
気入りタイヤを車架の前後各車軸の両端にて、それぞれ
リムを介し装着してなる、車架と車輪との組立体におい
て、車軸の前後並びに左右を通じて少なくとも隣り合う
装着位置で、トレッドを構成する諸元要素の少なくとも
一つについて互いに相異して、性能を実質的に同じくす
る一組みの上記空気入りラジアルタイヤを、前後各車軸
の両端に装備させることを特徴とする、空気入りラジア
ルタイヤの装着配置方法であり、一組みの空気入りラジ
アルタイヤがすべて、トレッドを構成する諸元要素を異
にするものであることが実施上のぞましい。
【0006】ここでトレッドを構成する諸元要素という
のは、トレッドパターンの図形的な特徴としてのみぞの
角度や幅、深さ、断面形状、さらにはピッチ個数、ピッ
チ長さ、ピッチ排列のほかトレッドのゴム質、ゴム厚さ
さらにはトレッドのクラウン半径などを意味するものと
する。
【0007】いまトレッドパターンがラグパターンにな
り、その溝角度がタイヤ周方向に対して80°と40°とで
区別される実験タイヤA,Bを試作し、これを図1に示
すように前輪の左右にタイヤAとBを、また後輪の左右
ではタイヤB,Aをそれぞれ装着することによって、自
動車の車軸の前後及び左右を通じて、互いに隣り合った
空気入りラジアルタイヤの装着位置でトレッドを構成す
る諸元要素が互いに異なるものとした空気入りラジアル
タイヤの装着配置を準備した。試験タイヤA,Bはサイ
ズP275/40ZR17で使用リムは9.5 J−17、空気圧力は
1.4kgf/cm2、垂直荷重420kg 、試験車速は55km/hで一定
にした。
【0008】
【作用】試験タイヤの走行に伴う騒音の周波数スペクト
ルは図2に示す通りとなり、図に実線で示すAタイヤの
スペクトルは、そのピーク値およびピーク周波数のいず
れの点においても、図に破線で示すBタイヤのスペクト
ルのそれらとは相異することになるので、騒音レベルは
全周波数帯域にわたって十分均等化される。従って、従
来技術におけるように、同一周波数の音圧ピークが重畳
されることによる、大きな騒音の発生が効果的に防止さ
れることになる。ところで、タイヤ相互のピーク値およ
びピーク周波数の相異は、上述したところに限らず、進
行方向に関する非対称パターンにおいて、タイヤの基本
的な性能を変えない範囲で、ピッチ個数、ラグ溝角度、
主溝幅などを変化させることによってもまたもたらすこ
とができる。
【0009】
【実施例】以下にこの発明の実施例を図面に基づいて説
明する。図3はこの発明の一実施例を示すトレッドパタ
ーンであり、これは、前車軸の左右に装着したタイヤ
1,2および、後車軸の左右に装着したタイヤ3,4の
それぞれにつき、複数本の周方向溝5と、それぞれのト
レッド端からのびるラグ溝6とからなる基本パターンを
共通としたところにおいて、タイヤ1のラグ溝6の、タ
イヤ周方向に対してなす角度を52°、タイヤ2のラグ溝
6の、タイヤ周方向に対してなす角度を50°、タイヤ3
のラグ溝6の同様の角度を48°、タイヤ4のラグ溝6の
同様の角度を46°とすることによって、四本のタイヤ
1,2,3,4の全ての、トレッドを構成する諸元要素
を相異させたものである。
【0010】この例によれば、四本のタイヤ1,2,
3,4のそれぞれの、音圧ピーク値およびピーク周波数
が互いに相異することになるので、前述したように、全
周波数帯域にわたる音圧レベルを十分に均等化させるこ
とができ、タイヤからの発生騒音を有効に低減させるこ
とができる。
【0011】また、この発明の他の実施例では、一組み
のタイヤのそれぞれにおいて、周方向溝、ラグ溝などの
溝幅、溝深さ、延在角度などをともに同一とした状態、
これを図3に示すところを例にして述べると、四本のタ
イヤ1,2,3,4のそれぞれの周方向溝5およびラグ
溝6を、相互に等しい寸法および角度で配設した状態の
下で、タイヤ1のピッチ配列を、
【0012】
【数1】 とし、タイヤ2のピッチ配列を、
【0013】
【数2】 とし、タイヤ3のピッチ配列を、
【0014】
【数3】 とし、そして、タイヤ4のピッチ配列を、
【0015】
【数4】 とする。
【0016】このように構成してなるタイヤ1,2,
3,4によってもまた、トレッドを構成する諸元要素が
全てのタイヤにおいて互いに相異することから、前述し
た実施例と同様、それぞれのタイヤからの発生騒音の音
圧レベルを全周波数帯域にわたって効果的に平均化する
ことができる。
【0017】以上、ラグ溝の溝角度を相異させた場合お
よび、ピッチ配列を相異させた場合のそれぞれについて
述べたが、タイヤ自体を進行方向に関して非対称とした
場合には、よりすぐれた効果をもたらすことができる。
【0018】なおここで、トレッドを構成する諸元要素
の相異は、トレッド踏面部を構成するいずれかの要素に
変更を加えることによって実現することができ、上述し
たところ以外に、トレッドパターンを構成する溝角度、
溝断面形状、溝幅、溝深さ、ピッチ長さ、ピッチ個数を
変更すること、および、トレッドゴム厚さ、トレッド外
輪郭形状、トレッド材質、トレッド形状などを変更する
ことにより、タイヤの本質的な性能を実質的に変化させ
ることなくその相異をもたらすことができる。
【0019】しかしながら、トレッドパターンを進行方
向に関して線対称に配置すること、および、前後輪タイ
ヤで、単にサイズだけを変更することは、ここにいう諸
元要素の相異には含まないものとする。
【0020】〔比較例〕以下にこの発明に係る装着配置
と、比較配置とについての音圧レベルの比較試験につい
て説明する。
【0021】◎供試タイヤ P275/40ZR17のサイズのタイヤを9.5 J−17のリムに
装着したもの。
【0022】・発明配置1 図3に示すところにおいて、四本一組のそれぞれのタイ
ヤのラグ溝角度を前述した通りに相異させたもの。
【0023】・発明配置2 図3に示すところにおいて、四本一組のそれぞれのタイ
ヤのピッチ配列を前述した通りに相異させたもの。
【0024】・比較配置 四本一組のタイヤのそれぞれを、ともに同一のトレッド
構成としたもの。
【0025】◎試験方法 上記それぞれの配置につき、垂直荷重を420kg 、車速を
55km/hとしたときの、タイヤ騒音及び周波数特性を実車
走行状態において測定した。この場合、試験タイヤを試
験車両に装着し、定速惰行によりマイクロフォン前を通
過させ、マイクロフォンにより採取した騒音のレベル及
び周波数特性を測定し、測定音圧レベルを、比較配置を
コントロールとして評価した。
【0026】◎試験結果 上記試験の結果を、表1に指数をもって表示する。なお
指数値は小さいほどすぐれた結果を示すものとする。
【0027】
【表1】
【0028】表1に示すところによれば、発明配置はい
ずれも、比較配置に比して発生騒音レベルを有効に低減
させ得ることが明らかである。
【0029】
【発明の効果】かくしてこの発明にかかる方法によれ
ば、前記比較例からも明らかなように、トレッドを構成
す諸元要素の少なくとも一つを、車軸の前後並びに左右
において、少なくとも隣り合う装着位置で互いに相異さ
せることにより、組をなすそれぞれのタイヤからの発生
騒音の音圧レベルを、全周波数帯域にわたって十分に平
均化して、車内もしくは車外に伝播するノイズを有効に
低減させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の方法に従う装着配置概念を例示する
図である。
【図2】図1に示す場合のそれぞれのタイヤの音圧スペ
クトルである。
【図3】この発明の一実施例を示す図である。
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B60C 5/00 G10K 11/16

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 実質的なラジアル列コードプライから
    なるカーカスと、このカーカスの半径方向外方で互いに
    交差する少なくとも2枚の斜め列コード層よりなるベ
    ルトと、そしてベルトの半径方向外方で、外表面に接地
    性能上の必要を充たすトレッドパターンをそなえている
    ゴムトレッド部とを有する空気入りタイヤを車架の前後
    各車軸の両端にて、それぞれリムを介し装着してなる、
    車架と車輪との組立体において、 車軸の前後並びに左右を通じて少なくとも隣り合う装着
    位置で、トレッドを構成する諸元要素の少なくとも一つ
    について互いに相異して、性能を実質的に同じくする一
    組の上記空気入りラジアルタイヤを、前後各車軸の両端
    に装備させることを特徴とする、空気入りラジアルタイ
    ヤの装着配置方法
  2. 【請求項2】 一組の空気入りラジアルタイヤがすべ
    て、トレッドを構成する諸元要素を異にするものである
    請求項1に記載した、空気入りラジアルタイヤの装着配
    方法
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