JP3075974B2 - 高温電池用断熱容器 - Google Patents

高温電池用断熱容器

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JP3075974B2 JP08023713A JP2371396A JP3075974B2 JP 3075974 B2 JP3075974 B2 JP 3075974B2 JP 08023713 A JP08023713 A JP 08023713A JP 2371396 A JP2371396 A JP 2371396A JP 3075974 B2 JP3075974 B2 JP 3075974B2
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敏幸 川口
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    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
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  • Sealing Battery Cases Or Jackets (AREA)
  • Secondary Cells (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、内部が0.1トー
ル以下の真空度に長期間保持され、かつ300℃以上の
温度に曝されるような用途に用いられる断熱容器に関す
るものであり、特に、高温度で運転されるナトリウム硫
黄電池のような高温電池装置を格納するための高温電池
用断熱容器に関する。
【0002】
【従来の技術】高温電池装置を格納するための容器とし
て、内部が0.1トール以下の真空度に長期間保持さ
れ、かつ300℃以上の温度に曝される環境下で用いる
ことができる断熱容器が用いられている。特開平5−2
75115号公報には、この目的のための断熱容器が開
示されている。それによると図9に示すように、通常ス
テンレス等の金属製の箱型形状の容器であって、外壁は
外ケース2と内ケース1からなる2重壁構造に構成さ
れ、両ケースの間の壁内空間3には断熱材31が充填さ
れている。断熱材としては、グラスウール、ロックウー
ルなどの無機繊維質断熱材あるいは珪酸カルシウムなど
の無機質の断熱材が使用されている。
【0003】さらにこの壁内空間3は高度の真空状態に
保持されて、容器の内部に格納する高温電池装置の保温
断熱を図るように設計されている。また、この断熱容器
にあっては、上記のように約300℃以上の高温で運転
されるうえ、高度の真空度に長期間保持されることが要
求されるところから、上記の外ケースと内ケースは、そ
れぞれ上面を開放した箱体11、21とその開放面を覆
う蓋体12、22とから構成され、箱体と蓋体との接合
端部13、23は全長にわたって溶接により堅固に接合
している構造が採用されている。
【0004】しかし、このような箱体と蓋体との溶接に
よる接合構造は、長期の耐熱耐久性に優れているもの
の、その製作にあたり作業工数の大きな溶接作業を必須
とするうえ、溶接部分の内部欠陥検査およびリークテス
トが必要なため検査工数が大となる問題点があった。ま
た、リークテストの結果不合格である場合には、外ケー
スの接合部分の切断代を切断してから内ケースを取り出
して溶接部の内部欠陥検査を再度行い不完全な溶接部分
に追加の溶接加工を施したうえ、改めて断熱容器に組み
立て直さなければならないという手間がかかった。また
この場合、溶接接合部を全長にわたり切り離すので、切
断面が不揃いとなり、再溶接ができなくなるなどしてそ
の外ケースは利用できなくなり、新たな外ケースを使用
しなければならないという無駄が生じていた。さらに、
この断熱容器の内部の修理が必要となった場合には、上
記の場合と同様に外ケースを再利用することが困難であ
った。また、この切断作業の際に断熱材31が損傷を受
け再利用できなくなる場合もあった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記の諸問
題点に着目してなされたものであって、内部において3
00℃以上の高温に曝されるとともに高度の真空度に長
期間保持されることに耐える機能を保持することを前提
にして、外ケースの溶接接合を省略し、断熱容器の組
立、解体、または再組立を容易にするとともに外ケース
の再利用を可能とする高温電池用断熱容器を提供する。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の課題は、箱体の開
口面に蓋体を溶接により気密に接合してなる内ケース
と、その内ケースを間隔を設けて収容するとともに箱体
の開口面を蓋体により気密に接合してなる外ケースとの
2重壁構造からなり、かつその壁内空間に断熱材を充填
した断熱容器であって、前記外ケースの箱体と蓋体の双
方の接合端部は固定金具によりパッキンを介して加圧さ
れ接合していることを特徴とする高温電池用断熱容器に
より解決できるのである。なお、パッキンとしては弾性
パッキンまたは金属パッキンを用いることができる。弾
性パッキンの代表的なものはゴムパッキンであり、金属
パッキンに比較して比較的安価であってシールに強い力
を要しない利点がある。これに対して金属パッキンは高
温に耐えること、材料として長寿命であること、弾性パ
ッキンに比較してガス透過性が少ないこと、ベーキング
熱処理により表面の脱ガス処理が容易であり放出ガスが
少ないこと、金属パッキン自体を塑性変形させて使用す
るので、少々の傷にも強く信頼性が高いこと等の利点が
ある。
【0007】
【発明の実施の形態】以下に本発明の好ましい実施の形
態を説明する。図1において、1はステンレス鋼板等よ
りなる内ケースであり、その開口面には蓋体12を溶接
により気密に接合してある。2は同じくステンレス鋼板
等よりなる外ケースであり、内ケース1を適宜の間隔を
設けて収容することができる大きさとしてある。この内
ケース1と外ケース2との壁内空間3には、繊維質等の
断熱材31を充填してある。外ケース2は箱体21と蓋
体22とから構成されるものであり、これらの接合端部
23間にはパッキン24が配置され、固定金具25によ
りパッキン24を加圧して接合されている。
【0008】図2はパッキン24として弾性パッキンを
用いた場合における、接合端部23の種々のシール構造
を示す図である。このようにパッキン24としてゴム製
の弾性パッキンを用いるほか、図3〜図5に示すように
金属パッキンを用いることもできる。
【0009】図3の例では、外ケース2の蓋体22の裏
面には銅パッキン24aが設けられており、箱体21の
接合端部23に突設されたステンレス製のナイフエッジ
26が接触させてある。そして固定金具25としては、
箱体21と蓋体22とのフランジ部を貫通するボルトが
用いられている。図4の例では、金属パッキンとしてシ
ール突起24bが用いられている。このシール突起24
bの表面には銀、金、アルミニウム等がめっきしてあ
り、箱体21の斜面27と係合させてある。更に図5の
例では、金属パッキンとして金属ワイヤ24cが用いら
れている。金属ワイヤ24cは例えば金やインジウムの
ような比較的軟質の金属からなるもので、蓋体22の裏
面の突起と箱体21の突起との間のコーナー部28に挟
み込むことにより変形させ、シール効果を持たせてい
る。
【0010】図3〜図5では固定金具25として箱体2
1と蓋体22とのフランジ部を貫通するボルト(図6)
を用いたが、図7に示すようにコ字状のアーム25aに
ネジ25bを設けた万力型のものや、図8に示すように
ネジ25cを締めることによりアーム25dが箱体21
と蓋体22とのフランジ部をクランプするクランプ型の
ものを用いることもできる。
【0011】上記のように構成された高温電池用断熱容
器にあっては、内部が300℃以上の高温に曝される状
態においても、外ケース2の箱体21と蓋体22の双方
の接合端部23は固定金具25によりパッキン24を介
して加圧され接合しているから壁内空間3が高度の真空
度に維持されるとともに、外ケース2自体は壁内空間3
の真空度と断熱材31との断熱効果によりかなり低い温
度に保たれるので、前記パッキン24が劣化することも
なく長期にわたって使用できるのである。また、壁内空
間3を真空に保持しているので、箱体21と蓋体22と
が接合端部23において前記パッキン24と密着するよ
うに大気によって加圧されるので、そのシール性を高め
ることができる。
【0012】
【実施例】次に本発明の実施例を、図1を参照しつつ説
明する。内ケース1は厚さ0.1〜1.5mmのステンレ
ス鋼板からなる箱体12の上面開口部に同材の蓋体11
をそれぞれの接合端部13において溶接して接合してあ
る。この内ケース1の中には、後記のリークテストに必
要な発熱装置(図示せず)をあらかじめ設置しておく。
外ケース2は、前記内ケース1と同様な厚さのステンレ
ス鋼板から構成されており、内部に収容する内ケース1
との間で所定の壁内空間3が作られるよう外ケースを構
成する箱体21のサイズを定めることになるが、この実
施例では内外ケースの壁間距離が10mm、25mm、50
mmになるよう3種類準備した。
【0013】このように準備した3種類の箱体21の内
部にグラスウール質ボードからなる断熱材31を介在さ
せて内ケース1を収容して、蓋体22を被覆し、箱体2
1と蓋体22との接合端部23を図3(A)に示すよう
に耐熱ゴム製の断面が5mm×10mmの弾性パッキン24
を介してU字型のステンレス製固定金具25をもってか
しめて接合して、本発明の高温電池を格納するための断
熱容器を得た。
【0014】このようにして得た3種類の断熱容器を常
温の大気中において、断熱容器の内部をあらかじめ準備
した前記の発熱装置により350℃に加熱してその温度
を保持しながら、壁内空間3を真空ポンプにより脱気し
て内部を0.1トール以下の真空度とし、3か月間にわ
たる長期リークテストを実施した結果、内外ケースの壁
間距離が10mm、25mm、50mmのいずれの場合も異常
なリークは認められず、また使用したいずれの弾性パッ
キン24についてもなんら劣化が認められなかった。さ
らに、同様なテストを100℃の恒温室内において実施
したが、その結果も上記と同様であった。
【0015】
【発明の効果】以上説明した通り本発明によれば、内部
が高温に曝されながら高度の真空度を長期間保持するこ
とを可能とする条件を満たしつつ、外ケースの溶接接合
を省略してパッキンと固定金具による接合構造としたか
ら、断熱容器の組立、解体、または再組立が容易になる
とともに外ケースの再利用も可能になるという優れた効
果を奏するので工業的価値が大である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の高温電池用断熱容器の縦断面図であ
る。
【図2】弾性パッキンを用いた場合の各種の接合端部を
示す斜視図である。
【図3】金属パッキンを用いた場合の接合端部を示す斜
視図である。
【図4】接合端部の変形例を示す拡大図である。
【図5】接合端部の他の変形例を示す拡大図である。
【図6】固定金具の拡大図である。
【図7】固定金具の変形例を示す拡大図である。
【図8】固定金具の変形例を示す拡大図である。
【図9】従来例の縦断面図である。
【符号の説明】
1 内ケース 11 箱体 12 蓋体 2 外ケース 21 箱体 22 蓋体 23 接合端部 24 パッキン 24a 銅パッキン 24b シール突起 24c 金属ワイヤ 25 固定金具 25a コ字状のアーム 25b ネジ 25c ネジ 25d アーム 26 ナイフエッジ 27 斜面 28 コーナー部 3 壁内空間 31 断熱材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01M 10/39 H01M 2/02

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 箱体の開口面に蓋体を溶接により気密に
    接合してなる内ケースと、その内ケースを間隔を設けて
    収容するとともに箱体の開口面を蓋体により気密に接合
    してなる外ケースとの2重壁構造からなり、かつその壁
    内空間に断熱材を充填した断熱容器であって、前記外ケ
    ースの箱体と蓋体の双方の接合端部は固定金具によりパ
    ッキンを介して加圧され接合していることを特徴とする
    高温電池用断熱容器。
  2. 【請求項2】 パッキンが弾性パッキンまたは金属パッ
    キンである請求項1に記載の高温電池用断熱容器。
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