JP3075928B2 - 表流水の背面取水装置 - Google Patents

表流水の背面取水装置

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JP3075928B2
JP3075928B2 JP06213971A JP21397194A JP3075928B2 JP 3075928 B2 JP3075928 B2 JP 3075928B2 JP 06213971 A JP06213971 A JP 06213971A JP 21397194 A JP21397194 A JP 21397194A JP 3075928 B2 JP3075928 B2 JP 3075928B2
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博己 牧志
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    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
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  • Filtration Of Liquid (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、山間地における中小河
川の水源地から飲料用の表流水を、或いは、農業、工業
用水路からの表流水を、効率良く取水するために使用さ
れる表流水の背面取水装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、水道、特に簡易水道を運営するた
め、山間地における中小河川の水源から飲料用の用水を
確保する場合、当該取水箇所に必要に応じて取水用堰堤
を形成し、上流側の河床に長さ10m程度の多孔集水管
の多数本を埋設して配管し、その上部には、小石、砂
利、細砂等の順序で積み上げた濾過層を形成し、表層部
を流れる流水が濾過層を浸透した上で、多孔集水管へ流
入させるようにすることで取水している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、濾過層の表
層部に落ち葉、砂、泥等が沈澱して堆積すると、これが
障害となって多孔集水管からの取水効率が著しく低下す
る。そこで、管理者が水源地で出向いて堆積物を除去、
清掃する等、水源の維持管理作業を不可欠としている。
その際、表層部における泥分の除去が難しいことから、
表層部から多孔集水管までの水の通りを良くする為、突
き棒を使用して貫通孔を穿つ等のことも行っている。と
ころが、突き棒による貫通作業は、表層部の泥分、細砂
分等を多孔集水管の中へ混入させたり、当該多孔集水管
を目詰まりさせる原因ともなる。
【0004】そこで、従来の多孔集水管の埋設方式に代
わる表流水の取水方式として、堰堤部分に本発明に係る
取水装置を設置し、当該取水装置への取水が、河川表流
水の流れの前面側からではなく、河川表流水の流れの背
面側から取水できるようにすることで、落ち葉や流木等
を表流水の流勢により流出させながら取水スクリーンか
ら取水する背面取水方式を提案し、従前のような水源の
維持管理作業の煩わしさを解消すると共に、大がかりな
多孔集水管の埋設作業、濾過層の形成作業等の必要性を
なくすることで、取水設備コストの大幅な軽減にも対処
したのである。
【0005】
【課題を解決するための手段】そこで、本発明では、前
記の課題を解決するために、第1には、取水器本体Bの
上面開口部8に取水スクリーンSを斜め後ろ下がりに支
持し、当該取水スクリーンSの上方部に臨ませた表流水
の流入受け板10を、当該表流水の流入側へ張り出し形
成し、当該流入受け板10から流入する表流水を、取水
器背面の取水スクリーンSから取水するように構成して
なる表流水の背面取水装置を提供する。また、第2に
は、河川表流水に対する取水効率を一層高める為に、取
水器本体Bの上面開口部8に取水スクリーンSを斜め後
ろ下がりに支持し、当該取水スクリーンSの上方部に表
流水の流入受け板10を斜め後ろ下がりに支持した上
で、更に、当該流入受け板10の左右両側位置に跳水防
止ガイド13、14を配設し、流入受け板10から流入
する表流水の跳水を跳水防止ガイド13、14で防止し
つつ、取水器背面の取水スクリーンSから表流水を取水
するように構成してなる表流水の背面取水装置をも提供
する。
【0006】
【作用】表流水の流入受け板10を通過する河川表流水
は、取水器本体Bの背面側に斜め後ろ下がりに支持した
取水スクリーンSへ流し落とされ、これにて、河川表流
水が取水器本体Bへ円滑に流入する。また、河川表流水
に混入する落ち葉、流木等の異物は、本器の中央付近に
寄せ集められながら、表流水の流勢により流し落とされ
る。また、河川表流水の流速がある程度上昇すると、表
流水の跳水現象が発生し、これにて取水器本体Bに対す
る背面取水能力の低下を来すところ、本器に設けた表流
水の跳水防止ガイド13、14が跳水現象を防止しつ
つ、取水スクリーンSへ向かう水流を形成すべく機能
し、これにて河川表流水の流速変化による取水能力の低
下を防止し、所期の取水性能がコンスタントに発揮され
る。
【0007】
【第1実施例】先ず、本発明の第1実施例として、水源
地における河川表流水の流速が、比較的広い範囲の流速
の表流水の背面取水に対応できる図1〜図6に示す背面
取水装置の構成を説明する。Bは後部背面を斜め後ろ下
がりに開口形成した取水器本体であって、左右両側位置
の側面板1、2と、当該側面板1、2の前面部に固定し
た前面板3と、当該前面板3の高さの1/3程度の高さ
の後面板4と、緩やかな後ろ下がり勾配の底面板5と、
前記前面板3の上端部から斜め後ろ下がりに庇部を張り
出した上面庇部6と、また、後面板4の上端部から斜め
前上がりに張り出した係合縁7等の各部より、取水器本
体Bを、その上方部を斜め後ろ下がりに切り落とした変
形ボックス形状に構成している。8は上面庇部6から後
面板4の上端係合縁7にかけて開口形成した上面開口部
であって、斜め後ろ方向へ45度程度の下がり傾斜勾配
に形成している。Sは取水器本体Bの上面開口部8に斜
め後ろ下がりに係合支持した取水スクリーンであって、
当該取水スクリーンSの下端裏面部に形成した係合鍔部
9を、後面板4の上端係合縁7に係止している。
【0008】10は表流水の流入受け板であって、側面
板1、2の上方部から河川表流水の流入側へ張り出し形
成した張り出し部11、12と、当該流入受け板10と
で、流れ込む河川表流水の流入通路Tを構成する。この
流入受け板10は、側面ヘ字状の形成され、側面板1、
2の張り出し部11、12の前端部から後方へ、緩やか
な後ろ下がり勾配に形成した上で、その後方部で急角度
に後方傾斜すべく曲成し、取水器本体Bにおける上面庇
部6の傾斜勾配とほぼ同一の傾斜勾配に形成し、且つ、
当該上面庇部6の上面部と僅かな隙間Cを隔ててカバー
している。従って、取水スクリーンSの上端部は、この
上面庇部6と流入受け板10との間の隙間部分Cに挿通
支持される。
【0009】13、14は表流水の跳水防止ガイドであ
って、流入受け板10の左右両側位置の上部位置であっ
て、張り出し部11、12の内側位置から側面板1、2
の上方内側位置にかけて、流入受け板10の上面と適宜
の間隔を隔てて配設固定している。この跳水防止ガイド
13、14は、前記流入受け板10の側面形状とほぼ相
似形のヘ字状に形成され、側面板1、2における張り出
し部11、12の前端部から後方へ向かって、緩やかな
後ろ下がり勾配に形成した上で、その後方部で急角度に
後方傾斜すべく曲成され、且つ、取水スクリーンSの上
方部をカバーできる程度の長さに形成され、更に、跳水
防止ガイド13、14の下端縁を取水スクリーンSに向
けて若干曲成している。更には、表流水の流入側におけ
る跳水防止ガイド13、14の前半部分における内側部
分を、斜めに切り落としたテーパー部15に形成し、ま
た、跳水防止ガイド13、14の後半部分における内側
部分を、左右の側面板1、2とほぼ平行な直線部16に
形成している。
【0010】17は取水器本体Bへ流入した水の取水口
であって、取水された水の導水管18の配管方向によっ
て、前面板3、左右の側面板1、2又は後面板4のいず
れかの下方部に開口形成され、当該取水口17には、連
結管19が取り付けられた上で導水管18が配管構成さ
れる。20は後面板4の下端部に設けたドレンであっ
て、取水器本体Bの内部に堆積した砂分等を清掃除去す
る際に開栓される。21は取水器本体Bの運搬用取っ手
であって、側面板1、2の左右両側面に取り付けてい
る。
【0011】尚、図2に示す取水スクリーンSの断面
は、図6に示す簀の子状断面を呈する溶接構造に形成さ
れ、同図において、22は断面ほぼ三角形でV字断面を
呈する取水スクリーンSにおける横桟であって、その上
面側が2〜3mm程度の幅の平坦面23に形成され、そ
の下面側を弧状突部24に曲成されている。25は横桟
22を1mm程度のスリット26を隔てて密間隔に並設
固定する支持線杆であって、左右方向に間隔を隔てて配
設した数本の支持線杆25に、横桟22における弧状突
部24を溶接することで、取水スクリーンSが簀の子状
に形成される。更に、取水スクリーンSの表面を流れる
表流水の流出方向に対して、横桟22の上部平坦面23
を僅かに後傾状態にして固定することで、図6に矢視す
るように、流れ落ちる水を個々のスリット26部分から
下方へ向かって巻き込んで、取水器本体Bへ取水される
ようにしている。
【0012】そこで、本発明の取水器本体Bを、図1の
斜視図、図3の縦断面図に示すように、水源地に設けた
取水用堰堤27の凹所に設置し、また、堰堤27の両側
位置には、必要に応じて護岸壁28を構成する。従っ
て、この取水用堰堤27の上流側に貯留された河川表流
水は、堰堤27を越流しようとする前に、本器における
側面板1、2と、その張り出し部11、12と、表流水
の流入受け板10とで構成される流入通路Tを流れ込
み、流入受け板10の後ろ下がりの緩やかな下り勾配に
従って流れた上で、取水器本体Bの背面側に斜め後ろ下
がりに支持した取水スクリーンSへ流し落とされ、図6
に示す断面構造の取水スクリーンSにおけるスリット2
6部分から、河川表流水が取水器本体Bへ円滑に流入す
る。また、河川表流水に混入してくる落ち葉、流木等の
異物は、表流水の流勢と、跳水防止ガイド13、14に
おけるテーパー部15にガイドされて、取水器本体Bに
おける流入受け板10の中央部へ寄せ集められて洗い流
されることで、取水スクリーンSから取水器本体Bへの
異物の混入が防止される。
【0013】また、河川表流水の流速がある程度上昇す
ると、例えば、0、8m/sec程度の流速から1、5
〜2m/sec程度の流速になると、表流水の跳水現象
が発生し、それが為、取水器本体Bに対する背面取水能
力の大幅な低下を来すところ、本器に設けた表流水の跳
水防止ガイド13、14が、流入受け板10から流入す
る表流水に対する跳水現象を防止しつつ、取水スクリー
ンSへ向かう水流を形成すべく機能し、これにて河川表
流水に対する流速変化による取水能力の低下を防止し、
所期の取水性能がコンスタントに発揮できるようにして
いる。尚、水源地における水位が降雨等により増水すれ
ば、その上昇分の多くは、取水用堰堤27部分を越流す
ることで排水される。当然のことながら、本発明の背面
取水装置で取水された河川表流水は、導水管18から沈
砂池(図示せず)まで供給され、適宜、後処理された上
で、各戸へ給水されることになる。
【0014】
【変形例】前記した第1実施例の場合には、水源地にお
ける河川表流水の流速が、比較的広い範囲の0、8m/
secから2m/sec程度の流速となる河川表流水の
取水に対応できる背面取水装置の構成について説明した
が、流速が0、8m/sec程度以下の比較的緩やかな
流速を呈する水源地においては、図7や図8に示すよう
な断面形態の表流水の流入受け板10、跳水防止ガイド
13、14の組み合わせとすることもできる。図7、図
8における流入受け板10の構成は、第1実施例の場合
と同様に、側面ヘ字状の形成され、側面板1、2の張り
出し部11、12の前端部から後方へ、緩やかな後ろ上
がり勾配に形成した上で、その後方部で急角度に後方傾
斜すべく曲成している。
【0015】また、跳水防止ガイド13、14の構成
は、前記の流入受け板10と異なり、若干山形状に形成
され、側面板1、2における張り出し部11、12の前
端部から後方へ向かって、後ろ上がり勾配に形成した上
で、その後方部で急角度に後方傾斜すべく曲成され、且
つ、取水スクリーンSの上方部をカバーできる程度の長
さに形成され、更に、跳水防止ガイド13、14の下端
縁を取水スクリーンSに向けて若干曲成している。更に
は、表流水の流入側における跳水防止ガイド13、14
の前半部分における内側部分を、斜めに切り落としたテ
ーパー部15に形成し、また、跳水防止ガイド13、1
4の後半部分における内側部分を、左右の側面板1、2
とほぼ平行な直線部16に形成している。その他の構成
は、第1実施例の場合とほぼ同様に構成している。従っ
て、この変形例の場合には、流入受け板10と側面板
1、2とで形成される流入通路Tを流入する表流水が、
若干盛り上げられるように流出した上で、取水スクリー
ンSに向けて落とし込まれ、取水器本体Bへ流入するこ
とになる。
【0016】また、本発明では、後ろ下がりの傾斜勾配
で支持した取水スクリーンSの支持角度が、45度程度
の場合について説明したが、河川表流水の流速が比較的
緩やかな場合には、その傾斜角度を60度程度の急角度
に支持し、また、表流水の流速が速い場合には、取水ス
クリーンSを30度程度の緩やかな傾斜角度に保持させ
ることもできる。勿論、取水スクリーンSの傾斜角度に
応じて、表流水の流入受け板10における後傾角度や跳
水防止ガイド13、14の後傾角度も、45度±15度
程度の範囲で変更されることになる。
【0017】
【発明の効果】本発明は、前記のように、第1には、取
水器本体Bの上面開口部8に取水スクリーンSを斜め後
ろ下がりに支持し、当該取水スクリーンSの上方部に臨
ませた表流水の流入受け板10を、当該表流水の流入側
へ張り出し形成し、当該流入受け板10から流入する表
流水を、取水器背面の取水スクリーンSから取水するよ
うに構成してなる表流水の背面取水装置を提供したの
で、従来の多孔集水管の埋設方式とは異なり、河川表流
水の流れの前面側からではなく、河川表流水の流れの背
面側から取水できることになり、その際、落ち葉や流木
等を流出させながら取水スクリーンから表流水を背面取
水することができるので、従前のような水源の維持管理
作業の煩わしさを大幅に解消すると共に、大がかりな多
孔集水管の埋設作業、濾過層の形成作業等の必要性をな
くすことで、取水設備コストの大幅な軽減にも貢献する
ことができる。
【0018】また、第2には、河川表流水に対する取水
効率を一層高める為に、取水器本体の上面開口部に取水
スクリーンを斜め後ろ下がりに支持し、当該取水スクリ
ーンの上方部に表流水の流入受け板を斜め後ろ下がりに
支持した上で、更に、当該流入受け板の左右両側位置に
跳水防止ガイドを配設し、流入受け板から流入する表流
水の跳水を跳水防止ガイドで防止しつつ、取水器背面の
取水スクリーンから表流水を取水するように構成してな
る表流水の背面取水装置をも提供したので、河川表流水
の流速がある程度上昇することで、表流水の跳水現象が
発生し、これにて取水器本体に対する背面取水能力の低
下を来すところ、本器に設けた表流水の跳水防止ガイド
が跳水現象を防止しつつ、取水スクリーンへ向かう水流
を形成すべく機能し、これにて河川表流水の流速変化に
よる取水能力の低下を防止し、所期の取水性能がコンス
タントに発揮できる等の諸効果をもたらす。
【図面の簡単な説明】
【図1】取水用堰堤に構成された取水装置を示す斜視図
である。
【図2】取水器本体と取水スクリーンを示す斜視図であ
る。
【図3】取水用堰堤に構成された取水装置を示す縦断面
図である。
【図4】取水スクリーンを取り付けた取水器本体を示す
縦断面図である。
【図5】同、平面図である。
【図6】取水スクリーンの拡大断面図である。
【図7】取水用堰堤に構成された取水装置の変形例を示
す縦断面図である。
【図8】同、取水装置を示す縦断面図である。
【符号の説明】
B 取水器本体 S 取水スクリーン T 流入通路 C 間隙 1、2 側面板 3 前面板 4 後面板 5 底面板 6 上面庇部 7 上端係合縁 8 上面開口部 9 係合鍔部 10 流入受け板 11、12 張り出し部 13、14 跳水防止ガイド 15 テーパー部 16 直線部 17 取水口 18 導水管 19 連結管 20 ドレン 21 取っ手 22 横桟 23 平坦面 24 弧状突部 25 支持線杆 26 スリット 27 取水用堰堤 28 護岸壁
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E02B 7/20 E02B 5/08 E02B 9/04

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 取水器本体Bの上面開口部8に取水スク
    リーンSを斜め後ろ下がりに支持し、当該取水スクリー
    ンSの上方部に臨ませた表流水の流入受け板10を、当
    該表流水の流入側へ張り出し形成し、当該流入受け板1
    0から流入する表流水を、取水器背面の取水スクリーン
    Sから取水するように構成したことを特徴とする表流水
    の背面取水装置。
  2. 【請求項2】 取水器本体Bの上面開口部8に取水スク
    リーンSを斜め後ろ下がりに支持し、当該取水スクリー
    ンSの上方部に表流水の流入受け板10を斜め後ろ下が
    りに支持し、当該流入受け板10の左右両側位置に跳水
    防止ガイド13、14を配設し、流入受け板10から流
    入する表流水の跳水を跳水防止ガイド13、14で防止
    しつつ、取水器背面の取水スクリーンSから表流水を取
    水するように構成したことを特徴とする表流水の背面取
    水装置。
  3. 【請求項3】 取水器本体Bの上面開口部8に取水スク
    リーンSを斜め後ろ下がりに支持し、当該取水スクリー
    ンSの上方部に臨ませた表流水の流入受け板10を、当
    該表流水の流入側へ張り出し形成し、当該流入受け板1
    0の左右両側位置に跳水防止ガイド13、14を配設
    し、流入受け板10から流入する表流水の跳水を跳水防
    止ガイド13、14で防止しつつ、取水器背面の取水ス
    クリーンSから表流水を取水するように構成したことを
    特徴とする表流水の背面取水装置。
  4. 【請求項4】 表流水の流入受け板10と、側面板1、
    2の上方部から河川表流水の流入側へ張り出し形成した
    張り出し部11、12とで、流れ込む河川表流水の流入
    通路Tを構成し、その流入受け板10を、側面板1、2
    の張り出し部11、12の前端部から後方へ、緩やかな
    後ろ下がり勾配に形成した上で、その後方部で急角度に
    後方傾斜してなる請求項1、請求項2又は請求項3に記
    載の表流水の背面取水装置。
  5. 【請求項5】 表流水の跳水防止ガイド13、14を、
    流入受け板10の左右両側位置の上部位置であって、張
    り出し部11、12の内側位置から側面板1、2の上方
    内側位置にかけて、流入受け板10の上面と適宜の間隔
    を隔てて配設し、側面板1、2における張り出し部1
    1、12の前端部から後方へ向かって、緩やかな後ろ下
    がり勾配に形成した上で、その後方部で急角度に後方傾
    斜し、且つ、取水スクリーンSの上方部をカバーできる
    程度の長さに形成し、更に、跳水防止ガイド13、14
    の下端縁を取水スクリーンSに向けて若干曲成してなる
    請求項2、請求項3又は請求項4に記載の表流水の背面
    取水装置。
  6. 【請求項6】 表流水の流入側における跳水防止ガイド
    13、14の前半部分における内側部分を、斜めに切り
    落としたテーパー部15に形成し、また、跳水防止ガイ
    ド13、14の後半部分における内側部分を、左右の側
    面板1、2とほぼ平行な直線部16に形成してなる請求
    項2、請求項3、請求項4又は請求項5に記載の表流水
    の背面取水装置。
  7. 【請求項7】 取水スクリーンSを、密間隔に並設した
    多数本の横桟22と、当該横桟22を密間隔に固定する
    支持線杆25とで簀の子状に形成し、その内、横桟22
    の断面をほぼ三角形のV字断面に形成し、その上面側を
    平坦面23に形成し、その下面側を弧状突部24に曲成
    してなり、当該取水スクリーンSの表面を流れる水の流
    出方向に対して、横桟22の上部平坦面23を僅かに後
    傾状態に支持してなる請求項1、請求項2、請求項3又
    は請求項5に記載の表流水の背面取水装置。
  8. 【請求項8】 斜め後ろ下がりに支持される取水スクリ
    ーンSの傾斜角度を、45度±15度としてなる請求項
    1、請求項2、請求項3、請求項5又は請求項7に記載
    の表流水の背面取水装置。
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