JP3075907B2 - エレベータガイドレール芯出し固定装置の制御装置 - Google Patents
エレベータガイドレール芯出し固定装置の制御装置Info
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- JP3075907B2 JP3075907B2 JP06034998A JP3499894A JP3075907B2 JP 3075907 B2 JP3075907 B2 JP 3075907B2 JP 06034998 A JP06034998 A JP 06034998A JP 3499894 A JP3499894 A JP 3499894A JP 3075907 B2 JP3075907 B2 JP 3075907B2
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- centering
- control device
- fixing device
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- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B66—HOISTING; LIFTING; HAULING
- B66B—ELEVATORS; ESCALATORS OR MOVING WALKWAYS
- B66B19/00—Mining-hoist operation
- B66B19/002—Mining-hoist operation installing or exchanging guide rails
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- Lift-Guide Devices, And Elevator Ropes And Cables (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、エレベータガイドレー
ル芯出し固定装置の制御装置に関する。
ル芯出し固定装置の制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、エレベータにおいては、昇降路
内に乗りかごや重錘を昇降可能に案内するガイドレール
が敷設されている。このガイドレールの敷設作業は、ま
ず建屋の屋上等に配設されたウインチによって昇降路内
下端ピット部から最上段のガイドレール部材を吊り上
げ、この最上段のガイドレール部材の下端にフィッシュ
プレートを介して次の段のガイドレール部材を連結して
吊り上げる。この連結・吊り上げ作業を繰り返して昇降
路の全長にわたる一連のガイドレール部材を吊り上げ
る。こうした後、昇降路内に組み立てられた作業足場を
利用して、作業員がその一連のガイドレール部材を昇降
路の内壁の所定位置に位置修正しながら芯出し固定する
ことでガイドレールの敷設を行っている。
内に乗りかごや重錘を昇降可能に案内するガイドレール
が敷設されている。このガイドレールの敷設作業は、ま
ず建屋の屋上等に配設されたウインチによって昇降路内
下端ピット部から最上段のガイドレール部材を吊り上
げ、この最上段のガイドレール部材の下端にフィッシュ
プレートを介して次の段のガイドレール部材を連結して
吊り上げる。この連結・吊り上げ作業を繰り返して昇降
路の全長にわたる一連のガイドレール部材を吊り上げ
る。こうした後、昇降路内に組み立てられた作業足場を
利用して、作業員がその一連のガイドレール部材を昇降
路の内壁の所定位置に位置修正しながら芯出し固定する
ことでガイドレールの敷設を行っている。
【0003】このガイドレールの昇降路内壁への芯出し
固定は、鉄骨構造の建屋の場合、昇降路内壁の上下に間
隔を存した複数段にセパレータビームを配設し、これら
各段のセパレータビーム上面に予めファスナプレートを
固着しておき、これにL字形のレールブラケットを前後
左右方向に位置調整可能に仮締めし、この各レールブラ
ケットにレールクリップを介してガイドレールを締結し
て仮付けする。
固定は、鉄骨構造の建屋の場合、昇降路内壁の上下に間
隔を存した複数段にセパレータビームを配設し、これら
各段のセパレータビーム上面に予めファスナプレートを
固着しておき、これにL字形のレールブラケットを前後
左右方向に位置調整可能に仮締めし、この各レールブラ
ケットにレールクリップを介してガイドレールを締結し
て仮付けする。
【0004】そして、昇降路内に垂下したピアノ線等の
芯出し用基準線を基準として、作業足場上の作業者がス
ケール等を用いてガイドレールを所定位置に位置修正し
ながら芯出しする。この状態でレールブラケットをファ
スナプレートに本締めしてガイドレールの固定を行って
いる。
芯出し用基準線を基準として、作業足場上の作業者がス
ケール等を用いてガイドレールを所定位置に位置修正し
ながら芯出しする。この状態でレールブラケットをファ
スナプレートに本締めしてガイドレールの固定を行って
いる。
【0005】しかしながら、このように作業足場を組み
立て、その足場に作業者が乗って作業をする場合、その
作業高さが変わる毎に各段の足場上を昇り降りして移動
する必要があり、多大の労力と時間を費やすばかりでな
く、高所の不完全な足場上での作業であるため、作業の
安全確保が難しく、作業者の疲労度が大きい等の問題が
あった。
立て、その足場に作業者が乗って作業をする場合、その
作業高さが変わる毎に各段の足場上を昇り降りして移動
する必要があり、多大の労力と時間を費やすばかりでな
く、高所の不完全な足場上での作業であるため、作業の
安全確保が難しく、作業者の疲労度が大きい等の問題が
あった。
【0006】そこで、こうした昇降路内の作業のうち、
エレベータガイドレールの芯出し固定作業を自動化する
装置および方法として、同一出願人の特願平2−408
491号(特開平4−223988号)および特願平4
−183658号が既に提案されている。これらの提案
によるエレベータガイドレール芯出し固定装置は昇降駆
動装置にレール把持装置を懸吊してガイドレールに昇降
可能にセットし、このレール把持装置に芯出し用基準線
を検知する同一出願人の特願平5−003262号で提
案されているような芯出し基準検出装置を付設する一
方、位置修正装置を用いてファスナプレートの位置決め
穴に左右一対のロケータをガイド部材の誘導により係合
した状態でレール把持装置を前後左右方向並びに縦軸回
りに動かしてガイドレールの位置修正・芯出しを行い、
レールブラケット締結装置により芯出ししたガイドレー
ルのレールブラケットをファスナプレートに締結するも
のである。また、このエレベータガイドレール芯出し固
定装置によるガイドレールの芯出し固定作業は、建屋の
下端部から上方向へ順に行う。
エレベータガイドレールの芯出し固定作業を自動化する
装置および方法として、同一出願人の特願平2−408
491号(特開平4−223988号)および特願平4
−183658号が既に提案されている。これらの提案
によるエレベータガイドレール芯出し固定装置は昇降駆
動装置にレール把持装置を懸吊してガイドレールに昇降
可能にセットし、このレール把持装置に芯出し用基準線
を検知する同一出願人の特願平5−003262号で提
案されているような芯出し基準検出装置を付設する一
方、位置修正装置を用いてファスナプレートの位置決め
穴に左右一対のロケータをガイド部材の誘導により係合
した状態でレール把持装置を前後左右方向並びに縦軸回
りに動かしてガイドレールの位置修正・芯出しを行い、
レールブラケット締結装置により芯出ししたガイドレー
ルのレールブラケットをファスナプレートに締結するも
のである。また、このエレベータガイドレール芯出し固
定装置によるガイドレールの芯出し固定作業は、建屋の
下端部から上方向へ順に行う。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上述したエ
レベータガイドレール芯出し固定装置(以下「芯出し固
定装置」という。)を用いてガイドレールの取付けを行
う場合、芯出し固定装置自体は必ずしも十分な自動制御
機能を有していないため、芯出し固定作業全体を自動化
することは困難であった。
レベータガイドレール芯出し固定装置(以下「芯出し固
定装置」という。)を用いてガイドレールの取付けを行
う場合、芯出し固定装置自体は必ずしも十分な自動制御
機能を有していないため、芯出し固定作業全体を自動化
することは困難であった。
【0008】また、芯出し固定装置はその芯出し固定動
作の履歴を記録する機能を有しないために、作業員はガ
イドレールの取付け作業が終了した後に取付け作業が適
切であったか否かを判断することができなかった。
作の履歴を記録する機能を有しないために、作業員はガ
イドレールの取付け作業が終了した後に取付け作業が適
切であったか否かを判断することができなかった。
【0009】さらに、ガイドレールの取付け作業中に異
常が発生した場合にその原因を特定することができない
ため、作業を中断すべきか、或いは適切な措置によって
作業を継続することが可能であるのかの判断が困難であ
った。つまり、異常発生の原因としては種々のものが考
えられ、例えば芯出し固定装置の誤動作による場合、建
屋に予め固着されているファスナプレートの位置がその
取付け誤差によって所定の位置から大きく逸脱している
場合等が考えられる。このため、ガイドレールの取付け
作業中に異常が発生した場合、それがいかなる原因によ
るものなのかを判断するためには実際に作業員が芯出し
固定装置の近くまで行き、目視により確認せざるを得な
かった。この確認作業は芯出し固定装置が高所に位置し
ている場合において危険かつ多大の労力と時間を要する
ものであった。
常が発生した場合にその原因を特定することができない
ため、作業を中断すべきか、或いは適切な措置によって
作業を継続することが可能であるのかの判断が困難であ
った。つまり、異常発生の原因としては種々のものが考
えられ、例えば芯出し固定装置の誤動作による場合、建
屋に予め固着されているファスナプレートの位置がその
取付け誤差によって所定の位置から大きく逸脱している
場合等が考えられる。このため、ガイドレールの取付け
作業中に異常が発生した場合、それがいかなる原因によ
るものなのかを判断するためには実際に作業員が芯出し
固定装置の近くまで行き、目視により確認せざるを得な
かった。この確認作業は芯出し固定装置が高所に位置し
ている場合において危険かつ多大の労力と時間を要する
ものであった。
【0010】また、上述したように芯出し固定装置によ
る芯出し・固定作業は一連のガイドレール部材の最下段
から順次上方向に向かって進められるが、一か所の芯出
し固定作業が終了した後に次の箇所で芯出し固定作業を
する際にガイドレールに無理な力が加えられ、既に固定
されている箇所の取付け精度が狂う場合がある。これは
例えば建屋に固着されたファスナプレートの位置がその
取付け誤差によって所定の位置から大きく逸脱している
場合に起こり得る。このため、最終的なガイドレールの
取付け精度は、ガイドレール取付け完了後に別途作業者
がスケール等の測定具による測定を行うことにより確認
していたが、この確認作業は危険かつ多大の労力と時間
を要するものであった。さらに、エレベータの運転年数
が長期に及ぶ場合はガイドレールの取付け精度が経年劣
化し、また地震等によってエレベータに外的負荷が加え
られた場合にも取り付け精度が劣化することがある。こ
のような取り付け精度の劣化はエレベータ昇降時の振動
をもたらし、また劣化が著しい場合にはエレベータの運
転上の安全性に影響を与える。このため、既に取り付け
られているガイドレールについてその取付け精度を測定
する必要があり、この測定においても上述したような作
業の安全性等の問題がある。
る芯出し・固定作業は一連のガイドレール部材の最下段
から順次上方向に向かって進められるが、一か所の芯出
し固定作業が終了した後に次の箇所で芯出し固定作業を
する際にガイドレールに無理な力が加えられ、既に固定
されている箇所の取付け精度が狂う場合がある。これは
例えば建屋に固着されたファスナプレートの位置がその
取付け誤差によって所定の位置から大きく逸脱している
場合に起こり得る。このため、最終的なガイドレールの
取付け精度は、ガイドレール取付け完了後に別途作業者
がスケール等の測定具による測定を行うことにより確認
していたが、この確認作業は危険かつ多大の労力と時間
を要するものであった。さらに、エレベータの運転年数
が長期に及ぶ場合はガイドレールの取付け精度が経年劣
化し、また地震等によってエレベータに外的負荷が加え
られた場合にも取り付け精度が劣化することがある。こ
のような取り付け精度の劣化はエレベータ昇降時の振動
をもたらし、また劣化が著しい場合にはエレベータの運
転上の安全性に影響を与える。このため、既に取り付け
られているガイドレールについてその取付け精度を測定
する必要があり、この測定においても上述したような作
業の安全性等の問題がある。
【0011】また、既に取り付けられているガイドレー
ルの取付け精度が許容範囲を超えている場合には、ガイ
ドレールの芯出し・固定を改めて行う必要があるが、従
来この再取付け作業は作業員の人力によって行われてお
り、その作業は危険かつ多大の労力と時間を要するもの
であった。
ルの取付け精度が許容範囲を超えている場合には、ガイ
ドレールの芯出し・固定を改めて行う必要があるが、従
来この再取付け作業は作業員の人力によって行われてお
り、その作業は危険かつ多大の労力と時間を要するもの
であった。
【0012】そこで、本発明の目的は、芯出し固定装置
によるガイドレールの芯出し固定作業を自動化すること
ができる芯出し固定装置の制御装置を提供することにあ
る。
によるガイドレールの芯出し固定作業を自動化すること
ができる芯出し固定装置の制御装置を提供することにあ
る。
【0013】また、本発明は、芯出し固定装置の動作状
態と各種センサの測定値とガイドレール取付け箇所の状
態の情報とを記録・表示することが可能であり、また作
業の異常を作業者に知らせることができる芯出し固定装
置の制御装置を提供することを目的としている。
態と各種センサの測定値とガイドレール取付け箇所の状
態の情報とを記録・表示することが可能であり、また作
業の異常を作業者に知らせることができる芯出し固定装
置の制御装置を提供することを目的としている。
【0014】さらに、本発明は、芯出し固定装置が芯出
し固定作業に失敗した場合に、その失敗の原因を特定で
きると共に、以後の自動運転の継続を可能とする芯出し
固定装置の制御装置を提供することを目的としている。
し固定作業に失敗した場合に、その失敗の原因を特定で
きると共に、以後の自動運転の継続を可能とする芯出し
固定装置の制御装置を提供することを目的としている。
【0015】また、本発明は、ガイドレールの取り付け
作業が完了した直後に、またはエレベータの長期運転等
によってガイドレール取付け精度が劣化している恐れが
ある場合に、ガイドレールの取付け精度を測定し、記録
し、確認することができる芯出し固定装置の制御装置を
提供することを目的としている。
作業が完了した直後に、またはエレベータの長期運転等
によってガイドレール取付け精度が劣化している恐れが
ある場合に、ガイドレールの取付け精度を測定し、記録
し、確認することができる芯出し固定装置の制御装置を
提供することを目的としている。
【0016】また、本発明は、既に取り付けられている
ガイドレールの取付け精度が許容範囲を超えている場合
に、ガイドレールの再取付けを自動で行うことができる
芯出し固定装置の制御装置を提供することを目的として
いる。
ガイドレールの取付け精度が許容範囲を超えている場合
に、ガイドレールの再取付けを自動で行うことができる
芯出し固定装置の制御装置を提供することを目的として
いる。
【0017】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、芯出し基準検出装置を有する芯出し固定
装置の動作を制御する機構制御装置と、前記芯出し固定
装置の動作状態およびガイドレール取付け箇所の状態を
監視手段を用いて監視する監視制御装置と、前記機構制
御装置と前記監視制御装置とを統括制御する統括制御装
置とを備え、前記芯出し固定装置の自動制御を行うこと
ができるようにしたことを特徴とするものである。
に、本発明は、芯出し基準検出装置を有する芯出し固定
装置の動作を制御する機構制御装置と、前記芯出し固定
装置の動作状態およびガイドレール取付け箇所の状態を
監視手段を用いて監視する監視制御装置と、前記機構制
御装置と前記監視制御装置とを統括制御する統括制御装
置とを備え、前記芯出し固定装置の自動制御を行うこと
ができるようにしたことを特徴とするものである。
【0018】また、前記芯出し固定装置の動作状態と各
種センサの測定値とガイドレール取付け箇所の状態の情
報とを記録する外部記憶装置と、前記外部記憶装置に記
録されるデータを表示する表示装置と、作業の異常を作
業者に知らせる警報装置とを設けることが好ましい。
種センサの測定値とガイドレール取付け箇所の状態の情
報とを記録する外部記憶装置と、前記外部記憶装置に記
録されるデータを表示する表示装置と、作業の異常を作
業者に知らせる警報装置とを設けることが好ましい。
【0019】さらに、前記機構制御装置は前記芯出し固
定装置の芯出し固定動作を制御する機能を有し、前記監
視制御装置は前記芯出し固定装置の芯出し固定動作の状
態およびガイドレール取付け箇所の状態を監視する機能
を有し、前記統括制御装置は前記機構制御装置と前記監
視制御装置とを統括制御する機能を有し、作業に異常が
生じた場合は作業者が前記監視制御装置の前記監視手段
によって作業状況を監視しながら前記機構制御装置を用
いて前記芯出し固定装置を遠隔操作して異常に対処する
ことによって前記芯出し固定装置の自動制御による以後
の芯出し固定作業を継続できるようにすることも可能で
ある。
定装置の芯出し固定動作を制御する機能を有し、前記監
視制御装置は前記芯出し固定装置の芯出し固定動作の状
態およびガイドレール取付け箇所の状態を監視する機能
を有し、前記統括制御装置は前記機構制御装置と前記監
視制御装置とを統括制御する機能を有し、作業に異常が
生じた場合は作業者が前記監視制御装置の前記監視手段
によって作業状況を監視しながら前記機構制御装置を用
いて前記芯出し固定装置を遠隔操作して異常に対処する
ことによって前記芯出し固定装置の自動制御による以後
の芯出し固定作業を継続できるようにすることも可能で
ある。
【0020】また、前記機構制御装置は前記芯出し固定
装置の昇降動作を制御する機能を有し、前記監視制御装
置は前記芯出し固定装置の動作状態およびガイドレール
取付け箇所の状態を監視する機能を有し、前記統括制御
装置は前記機構制御装置と前記監視制御装置とを統括制
御する機能を有し、前記芯出し固定装置の前記芯出し基
準検出装置を用いて既に取り付けられているガイドレー
ルの取付け精度を確認できるようにすることもできる。
装置の昇降動作を制御する機能を有し、前記監視制御装
置は前記芯出し固定装置の動作状態およびガイドレール
取付け箇所の状態を監視する機能を有し、前記統括制御
装置は前記機構制御装置と前記監視制御装置とを統括制
御する機能を有し、前記芯出し固定装置の前記芯出し基
準検出装置を用いて既に取り付けられているガイドレー
ルの取付け精度を確認できるようにすることもできる。
【0021】また、前記機構制御装置は前記固定装置の
昇降動作およびガイドレールの再取付け動作を制御する
機能を有し、前記監視制御装置は前記芯出し固定装置の
動作状態およびガイドレール取付け箇所の状態を監視す
る機能を有し、前記統括制御装置は前記機構制御装置と
前記監視制御装置とを統括制御する機能を有し、前記芯
出し固定装置を用いて既に取り付けられているガイドレ
ールの再取付けを行うことができるようにすることもで
きる。
昇降動作およびガイドレールの再取付け動作を制御する
機能を有し、前記監視制御装置は前記芯出し固定装置の
動作状態およびガイドレール取付け箇所の状態を監視す
る機能を有し、前記統括制御装置は前記機構制御装置と
前記監視制御装置とを統括制御する機能を有し、前記芯
出し固定装置を用いて既に取り付けられているガイドレ
ールの再取付けを行うことができるようにすることもで
きる。
【0022】
【作用】機構制御装置は、芯出し基準検出装置を有する
芯出し固定装置の動作を制御する。監視制御装置は、芯
出し固定装置の動作状態およびガイドレール取付け箇所
の状態を監視手段を用いて監視する。統括制御装置は、
機構制御装置と監視制御装置とを統括的に制御する。こ
れら機構制御装置と監視制御装置と統括制御装置とによ
って芯出し固定装置の自動制御を行う。
芯出し固定装置の動作を制御する。監視制御装置は、芯
出し固定装置の動作状態およびガイドレール取付け箇所
の状態を監視手段を用いて監視する。統括制御装置は、
機構制御装置と監視制御装置とを統括的に制御する。こ
れら機構制御装置と監視制御装置と統括制御装置とによ
って芯出し固定装置の自動制御を行う。
【0023】また、外部記憶装置は、芯出し固定装置の
動作状態と各種センサの測定値とガイドレール取付け箇
所の状態の情報とを記録する。表示装置は、外部記憶装
置に記録されるデータを表示する。警報装置は、作業に
異常が発生した場合に作業者に異常を知らせる。
動作状態と各種センサの測定値とガイドレール取付け箇
所の状態の情報とを記録する。表示装置は、外部記憶装
置に記録されるデータを表示する。警報装置は、作業に
異常が発生した場合に作業者に異常を知らせる。
【0024】さらに、機構制御装置は、芯出し固定装置
の芯出し固定動作を制御する。監視制御装置は芯出し固
定装置の芯出し固定動作の状態およびガイドレール取付
け箇所の状態を監視する。統括制御装置は、機構制御装
置と監視制御装置とを統括的に制御する。作業に異常が
生じた場合は、作業者が監視制御装置の監視手段によっ
て作業状況を監視しながら機構制御装置を用いて芯出し
固定装置を遠隔操作して異常に対処する。これによっ
て、芯出し固定装置の自動制御による以後の芯出し固定
作業を継続することができる。
の芯出し固定動作を制御する。監視制御装置は芯出し固
定装置の芯出し固定動作の状態およびガイドレール取付
け箇所の状態を監視する。統括制御装置は、機構制御装
置と監視制御装置とを統括的に制御する。作業に異常が
生じた場合は、作業者が監視制御装置の監視手段によっ
て作業状況を監視しながら機構制御装置を用いて芯出し
固定装置を遠隔操作して異常に対処する。これによっ
て、芯出し固定装置の自動制御による以後の芯出し固定
作業を継続することができる。
【0025】また、機構制御装置は、芯出し固定装置の
昇降動作を制御する。監視制御装置は、芯出し固定装置
の動作状態およびガイドレール取付け箇所の状態を監視
する。統括制御装置は、機構制御装置と監視制御装置と
を統括的に制御する。芯出し固定装置の芯出し基準検出
装置は、既に取り付けられているガイドレールの取付け
精度を確認する。
昇降動作を制御する。監視制御装置は、芯出し固定装置
の動作状態およびガイドレール取付け箇所の状態を監視
する。統括制御装置は、機構制御装置と監視制御装置と
を統括的に制御する。芯出し固定装置の芯出し基準検出
装置は、既に取り付けられているガイドレールの取付け
精度を確認する。
【0026】また、機構制御装置は、芯出し固定装置の
昇降動作およびガイドレールの再取付け動作を制御す
る。監視制御装置は、芯出し固定装置の動作状態および
ガイドレール取付け箇所の状態を監視する。統括制御装
置は、機構制御装置と監視制御装置とを統括的に制御す
る。芯出し固定装置は、既に取り付けられているガイド
レールの再取付けを行う。
昇降動作およびガイドレールの再取付け動作を制御す
る。監視制御装置は、芯出し固定装置の動作状態および
ガイドレール取付け箇所の状態を監視する。統括制御装
置は、機構制御装置と監視制御装置とを統括的に制御す
る。芯出し固定装置は、既に取り付けられているガイド
レールの再取付けを行う。
【0027】
【実施例】本発明による芯出し固定装置の制御装置の一
実施例を図面を参照して説明する。芯出し固定装置の制
御装置は、図1および図2に示されているように、機構
制御装置100と、監視制御装置200と、統括制御装
置300と、外部記憶装置400(図2参照)とを備え
ている。
実施例を図面を参照して説明する。芯出し固定装置の制
御装置は、図1および図2に示されているように、機構
制御装置100と、監視制御装置200と、統括制御装
置300と、外部記憶装置400(図2参照)とを備え
ている。
【0028】機構制御装置100は、ガイドレール1の
芯出し固定を行うエレベータガイドレール芯出し固定装
置500の動作を制御する。
芯出し固定を行うエレベータガイドレール芯出し固定装
置500の動作を制御する。
【0029】監視制御装置200は、エレベータガイド
レール芯出し固定装置500の動作状態等を監視する。
レール芯出し固定装置500の動作状態等を監視する。
【0030】統括制御装置300は、機構制御装置10
0と監視制御装置200とを統括的に制御する。
0と監視制御装置200とを統括的に制御する。
【0031】外部記憶装置400は、エレベータガイド
レール芯出し固定装置500の動作履歴および取付け精
度等を記憶する。
レール芯出し固定装置500の動作履歴および取付け精
度等を記憶する。
【0032】図2に示されているように、機構制御装置
100はCPU110を有し、このCPU110にはバ
ス120が接続されている。このバス120には異常等
のメッセージを表示する表示器130と、芯出し固定装
置を制御する制御ソフトウェアメモリ140と、RAM
等で形成されたプログラムメモリ150と、センサI/
F160と、レールブラケット締結装置I/F170
と、モータ制御I/F180とが接続されている。
100はCPU110を有し、このCPU110にはバ
ス120が接続されている。このバス120には異常等
のメッセージを表示する表示器130と、芯出し固定装
置を制御する制御ソフトウェアメモリ140と、RAM
等で形成されたプログラムメモリ150と、センサI/
F160と、レールブラケット締結装置I/F170
と、モータ制御I/F180とが接続されている。
【0033】センサI/F160を介して各種のセン
サ、即ちガイドレール芯出し基準を検出する芯出し基準
検出装置550と、芯出し固定装置の昇降位置を測定す
る昇降距離センサ620と、芯出し固定装置を自律的に
動作させる位置決めセンサ630とがバス120に接続
されており、これらのセンサはセンサI/F160によ
って制御される。
サ、即ちガイドレール芯出し基準を検出する芯出し基準
検出装置550と、芯出し固定装置の昇降位置を測定す
る昇降距離センサ620と、芯出し固定装置を自律的に
動作させる位置決めセンサ630とがバス120に接続
されており、これらのセンサはセンサI/F160によ
って制御される。
【0034】レールブラケット締結装置I/F170を
介してエレベータ昇降路内にガイドレール1を固定する
レールブラケット締結装置570がバス120に接続さ
れており、このレールブラケット締結装置570はレー
ルブラケット締結装置I/F170によって制御され
る。
介してエレベータ昇降路内にガイドレール1を固定する
レールブラケット締結装置570がバス120に接続さ
れており、このレールブラケット締結装置570はレー
ルブラケット締結装置I/F170によって制御され
る。
【0035】モータ制御I/F180にはモータドライ
バ181が接続され、このモータドライバ181にはモ
ータ182とエンコーダ183が接続されており、これ
らは芯出し固定装置を駆動する。
バ181が接続され、このモータドライバ181にはモ
ータ182とエンコーダ183が接続されており、これ
らは芯出し固定装置を駆動する。
【0036】監視制御装置200は、監視カメラI/F
210を介してバス120に接続されている監視カメラ
211を有している。この監視カメラ211は監視カメ
ラI/F210によって切り替え等が制御され、芯出し
固定装置の動作状態を遠隔監視する。
210を介してバス120に接続されている監視カメラ
211を有している。この監視カメラ211は監視カメ
ラI/F210によって切り替え等が制御され、芯出し
固定装置の動作状態を遠隔監視する。
【0037】統括制御装置300は、通信I/F310
を介してバス120に接続されており、機構制御装置1
00と監視制御装置200とを遠隔で制御し、モニタす
る。
を介してバス120に接続されており、機構制御装置1
00と監視制御装置200とを遠隔で制御し、モニタす
る。
【0038】外部記憶装置であるICメモリカード40
0は、ICメモリカードI/F410を介してバス12
0に接続されており、このICメモリカード400はI
CメモリカードI/F410によって制御される。この
ICメモリカード400は芯出し固定装置の動作履歴お
よびエレベータガイドレールの取付け精度等を記録す
る。
0は、ICメモリカードI/F410を介してバス12
0に接続されており、このICメモリカード400はI
CメモリカードI/F410によって制御される。この
ICメモリカード400は芯出し固定装置の動作履歴お
よびエレベータガイドレールの取付け精度等を記録す
る。
【0039】次に、芯出し固定装置500について図3
を参照して説明する。図3において符号1は、昇降路内
で順次連結されてウインチ等で吊り上げられている一列
のガイドレールを示す。この一列のガイドレール1は、
複数のガイドレール部材をフィッシュプレート(図示を
省略)によって連結したものである。昇降路内壁には上
下方向に所定の間隔で多数のセパレータビーム2が固設
されている。これらのセパレータビーム2上面のガイド
レール取付位置には予め溶接等でレールブラケット締結
用ファスナプレート3がそれぞれ固着されている。これ
らのファスナプレート3の上面中央の左右2箇所には締
結ボルト4が立設されている。また、ファスナプレート
3の先端側(昇降路内側)の左右寄り部には芯出し固定
装置を一時的に固定するための位置決め孔3aがそれぞ
れ穿設されている。さらに、ファスナプレート3の左右
端部には、芯出し固定装置500をファスナプレート3
に一時的に固定する際にガイドの役目を果たすガイド用
切欠部3bがそれぞれ形成されている。
を参照して説明する。図3において符号1は、昇降路内
で順次連結されてウインチ等で吊り上げられている一列
のガイドレールを示す。この一列のガイドレール1は、
複数のガイドレール部材をフィッシュプレート(図示を
省略)によって連結したものである。昇降路内壁には上
下方向に所定の間隔で多数のセパレータビーム2が固設
されている。これらのセパレータビーム2上面のガイド
レール取付位置には予め溶接等でレールブラケット締結
用ファスナプレート3がそれぞれ固着されている。これ
らのファスナプレート3の上面中央の左右2箇所には締
結ボルト4が立設されている。また、ファスナプレート
3の先端側(昇降路内側)の左右寄り部には芯出し固定
装置を一時的に固定するための位置決め孔3aがそれぞ
れ穿設されている。さらに、ファスナプレート3の左右
端部には、芯出し固定装置500をファスナプレート3
に一時的に固定する際にガイドの役目を果たすガイド用
切欠部3bがそれぞれ形成されている。
【0040】また、ガイドレール1の背面には、図5に
示されているようにレールクリップ6と左右一対のクリ
ップ用ボルト7を介してL字板状のレールブラケット5
が仮留めされている。これらのレールブラケット5の垂
直板部には左右一対のクリップ用ねじ孔5aが穿設さ
れ、これらのクリップ用ねじ孔5aにはクリップ用ボル
ト7が螺着されている。レールブラケット5の水平板部
には左右一対のレール芯出し用孔5bが穿設されてい
る。これらレール芯出し用孔5bはガイドレール1の芯
出し調整を行うために大径であり、これらを前記ファス
ナプレート3の左右の締結ボルト4に遊嵌することによ
って、レールブラケット5が昇降路内壁面に平行な左右
方向(X方向)およびこれに直交する前後方向(Y方
向)にある程度水平移動可能であり、かつ垂直軸線Z回
りにある程度回動可能となる。この遊嵌状態で上方から
図4に示されている大ワッシャ8を介してナット9を締
め付けることで、レールブラケット5がファスナプレー
ト3上に締結固定される。
示されているようにレールクリップ6と左右一対のクリ
ップ用ボルト7を介してL字板状のレールブラケット5
が仮留めされている。これらのレールブラケット5の垂
直板部には左右一対のクリップ用ねじ孔5aが穿設さ
れ、これらのクリップ用ねじ孔5aにはクリップ用ボル
ト7が螺着されている。レールブラケット5の水平板部
には左右一対のレール芯出し用孔5bが穿設されてい
る。これらレール芯出し用孔5bはガイドレール1の芯
出し調整を行うために大径であり、これらを前記ファス
ナプレート3の左右の締結ボルト4に遊嵌することによ
って、レールブラケット5が昇降路内壁面に平行な左右
方向(X方向)およびこれに直交する前後方向(Y方
向)にある程度水平移動可能であり、かつ垂直軸線Z回
りにある程度回動可能となる。この遊嵌状態で上方から
図4に示されている大ワッシャ8を介してナット9を締
め付けることで、レールブラケット5がファスナプレー
ト3上に締結固定される。
【0041】さらに、図3において符号10、11は昇
降路内に上部基準位置から前記一列のガイドレール1に
付き2本平行に垂下して鉛直に張られたピアノ線等のレ
ール芯出し用基準線である。
降路内に上部基準位置から前記一列のガイドレール1に
付き2本平行に垂下して鉛直に張られたピアノ線等のレ
ール芯出し用基準線である。
【0042】芯出し固定装置500は、主要構成とし
て、昇降駆動装置520と、レール把持装置530と、
レールクリップ締結装置540と、芯出し基準検出装置
550と、位置修正装置560と、レールブラケット締
結装置570とを備えている。
て、昇降駆動装置520と、レール把持装置530と、
レールクリップ締結装置540と、芯出し基準検出装置
550と、位置修正装置560と、レールブラケット締
結装置570とを備えている。
【0043】昇降駆動装置520は、図3に示されてい
るようにワインダ521を有し、このワインダ521に
は昇降路内に垂下された昇降用ワイヤロープ522が巻
き付けられている。このため、ワインダ521の巻取部
分を正方向または逆方向に回転させることによって芯出
し固定装置全体を昇降路内の上方向または下方向に垂直
移動させることができる。
るようにワインダ521を有し、このワインダ521に
は昇降路内に垂下された昇降用ワイヤロープ522が巻
き付けられている。このため、ワインダ521の巻取部
分を正方向または逆方向に回転させることによって芯出
し固定装置全体を昇降路内の上方向または下方向に垂直
移動させることができる。
【0044】レール把持装置530は、昇降駆動装置5
20の下側には直接連係して設けられている。このレー
ル把持装置530は、縦形筒状のメインフレーム531
と、この上下端に結合された中空偏平台箱状の上下一対
のフレーム532と、これら上下のフレーム532の各
々の前端面側に設けられた凹部532aと、この凹部5
32a内の左右並びに後側(内奥側)に装着されたレー
ル把持具533a、533b、533c(図5参照)
と、永久磁石534とを備えてなる。
20の下側には直接連係して設けられている。このレー
ル把持装置530は、縦形筒状のメインフレーム531
と、この上下端に結合された中空偏平台箱状の上下一対
のフレーム532と、これら上下のフレーム532の各
々の前端面側に設けられた凹部532aと、この凹部5
32a内の左右並びに後側(内奥側)に装着されたレー
ル把持具533a、533b、533c(図5参照)
と、永久磁石534とを備えてなる。
【0045】このような構成を有するレール把持装置5
30は、昇降路内に吊り上げられた一列のガイドレール
1を凹部532aで案内把持すると共に、ワインダ52
1によってガイドレール1に沿って昇降路内を上方向ま
たは下方向に垂直移動することができる。すなわち、ガ
イドレール1が凹部532aに嵌め込まれ、この凹部5
32aに設けられたレール把持具533a、533b、
533cがガイドレール1を三方から把持し、かつその
ガイドレール1を永久磁石534によって吸引する。こ
のため、レール把持装置530はガイドレール1を確実
に把持し、昇降駆動装置520による芯出し固定装置の
昇降軌道はガイドレール1によって規制される。
30は、昇降路内に吊り上げられた一列のガイドレール
1を凹部532aで案内把持すると共に、ワインダ52
1によってガイドレール1に沿って昇降路内を上方向ま
たは下方向に垂直移動することができる。すなわち、ガ
イドレール1が凹部532aに嵌め込まれ、この凹部5
32aに設けられたレール把持具533a、533b、
533cがガイドレール1を三方から把持し、かつその
ガイドレール1を永久磁石534によって吸引する。こ
のため、レール把持装置530はガイドレール1を確実
に把持し、昇降駆動装置520による芯出し固定装置の
昇降軌道はガイドレール1によって規制される。
【0046】レールクリップ締結装置540は、図3に
示されているように、レール把持装置530のメインフ
レーム531の略中間部に装着された固定テーブル54
1と、この固定テーブル541上に駆動機構542を介
して前後方向(Y方向)に進退移動可能に案内支持され
た移動テーブル543と、この移動テーブル543上に
装着された左右一対(片側図示省略)のレールクリップ
締結用ナットランナ544とを備えている。なお、その
左右のレールクリップ締結用ナットランナ544の外側
部位にはブラケット把持具545がそれぞれ進退駆動可
能に設けられている。
示されているように、レール把持装置530のメインフ
レーム531の略中間部に装着された固定テーブル54
1と、この固定テーブル541上に駆動機構542を介
して前後方向(Y方向)に進退移動可能に案内支持され
た移動テーブル543と、この移動テーブル543上に
装着された左右一対(片側図示省略)のレールクリップ
締結用ナットランナ544とを備えている。なお、その
左右のレールクリップ締結用ナットランナ544の外側
部位にはブラケット把持具545がそれぞれ進退駆動可
能に設けられている。
【0047】芯出し基準検出装置550は、図3および
図4に示されているように、レール把持装置540の下
部フレーム532の後端側に突設した長尺な支持梁55
1と、この支持梁551の後端部一側に前後一対列設さ
れた芯出し基準検出器552、553とを備えている。
これらの芯出し基準検出器552、553は、昇降路内
に鉛直に張られた芯出し用基準線10、11の位置を検
出する。なお、芯出し基準検出器552、553による
レール芯出し用基準線10、11の位置検出は、芯出し
基準検出器552、553のコ字状の検出領域内にレー
ル芯出し基準線10、11が存在するか否かの検出のみ
ならず、検出領域内のいずれの位置にレール芯出し基準
線10、11が存在するか迄をも検出するものである。
図4に示されているように、レール把持装置540の下
部フレーム532の後端側に突設した長尺な支持梁55
1と、この支持梁551の後端部一側に前後一対列設さ
れた芯出し基準検出器552、553とを備えている。
これらの芯出し基準検出器552、553は、昇降路内
に鉛直に張られた芯出し用基準線10、11の位置を検
出する。なお、芯出し基準検出器552、553による
レール芯出し用基準線10、11の位置検出は、芯出し
基準検出器552、553のコ字状の検出領域内にレー
ル芯出し基準線10、11が存在するか否かの検出のみ
ならず、検出領域内のいずれの位置にレール芯出し基準
線10、11が存在するか迄をも検出するものである。
【0048】位置修正装置560は、レール把持装置5
30と連係して一緒に昇降すべく、レール把持装置53
0の下部フレーム532上に配設されている。この位置
修正装置560は、図3および図4に示されているよう
に、レール把持装置530の下部フレーム532の後端
側から突設したベース561と、このベース561上面
に縦軸562(垂直軸線Z)回りに回動可能に設けられ
た回動テーブル563と、この回動テーブル563上面
に左右方向(X方向)にスライド可能に案内支持された
Xテーブル564と、このXテーブル564上面に前後
方向(Y方向)にスライド可能に案内支持されたYテー
ブル565とを備えている。これら回動テーブル56
3、Xテーブル564、Yテーブル565は、図示しな
い駆動機構によってそれぞれ独立に所定の方向に移動制
御され得る。
30と連係して一緒に昇降すべく、レール把持装置53
0の下部フレーム532上に配設されている。この位置
修正装置560は、図3および図4に示されているよう
に、レール把持装置530の下部フレーム532の後端
側から突設したベース561と、このベース561上面
に縦軸562(垂直軸線Z)回りに回動可能に設けられ
た回動テーブル563と、この回動テーブル563上面
に左右方向(X方向)にスライド可能に案内支持された
Xテーブル564と、このXテーブル564上面に前後
方向(Y方向)にスライド可能に案内支持されたYテー
ブル565とを備えている。これら回動テーブル56
3、Xテーブル564、Yテーブル565は、図示しな
い駆動機構によってそれぞれ独立に所定の方向に移動制
御され得る。
【0049】このYテーブル565の左右部からそれぞ
れ前方に向けて左右一対のアーム566が互いに平行に
延出している。この左右のアーム566はYテーブル5
65と一体に前後方向に進退移動するものであり、この
左右のアーム566の先端部には図3および図4に示さ
れているようにロケータ567が立設されている。これ
らの左右のロケータ567は各々上部が円錐形のテーパ
ー状とされた小径なピンで、左右相互がレールブラケッ
ト締結用ファスナープレート3に穿設されている位置決
め孔3a、3bと同一間隔で配置されており、ロケータ
567を位置決め孔3a、3bに下方から挿入すること
によって芯出し固定装置500の位置決めがなされる。
れ前方に向けて左右一対のアーム566が互いに平行に
延出している。この左右のアーム566はYテーブル5
65と一体に前後方向に進退移動するものであり、この
左右のアーム566の先端部には図3および図4に示さ
れているようにロケータ567が立設されている。これ
らの左右のロケータ567は各々上部が円錐形のテーパ
ー状とされた小径なピンで、左右相互がレールブラケッ
ト締結用ファスナープレート3に穿設されている位置決
め孔3a、3bと同一間隔で配置されており、ロケータ
567を位置決め孔3a、3bに下方から挿入すること
によって芯出し固定装置500の位置決めがなされる。
【0050】レールブラケット締結装置570は、位置
修正装置560のアーム566の先端寄り部外側に取り
付けられたブラケット571と、このブラケット571
上に設けられた駆動機構572と、この駆動機構572
を介して左右方向に進退移動可能に取り付けられた移動
テーブル573と、この上に装着されたレールブラケッ
ト締結用ナットランナ574とを備えて構成されてい
る。
修正装置560のアーム566の先端寄り部外側に取り
付けられたブラケット571と、このブラケット571
上に設けられた駆動機構572と、この駆動機構572
を介して左右方向に進退移動可能に取り付けられた移動
テーブル573と、この上に装着されたレールブラケッ
ト締結用ナットランナ574とを備えて構成されてい
る。
【0051】次に、本発明による芯出し固定装置の制御
装置の上記実施例の作用について説明する。なお、先ず
初めに上述した芯出し固定装置500の作用について説
明し、その後に本発明による芯出し固定装置の制御装置
の作用について説明する。
装置の上記実施例の作用について説明する。なお、先ず
初めに上述した芯出し固定装置500の作用について説
明し、その後に本発明による芯出し固定装置の制御装置
の作用について説明する。
【0052】先ず、建屋の屋上等に配設されたウインチ
によって最上段のガイドレール部材を昇降路内に吊り上
げ、この最上段のガイドレール部材の下端に中継金具を
介して次のガイドレール部材を芯合わせして連結し、最
上段のガイドレール部材と共に吊り上げる。この連結・
吊上げ作業を繰り返して必要本数のガイドレール部材を
一列に吊上げる。なお、各ガイドレール部材の背面には
上下方向に所定の間隔でレールブラケット5がレールク
リップ6とクリップ用ボルト7により予め仮留めされて
いる。これらのレールブラケット5は、セパレータビー
ム3への実際の取付け高さよりも少し上側に位置してガ
イドレール部材に仮留めされている。
によって最上段のガイドレール部材を昇降路内に吊り上
げ、この最上段のガイドレール部材の下端に中継金具を
介して次のガイドレール部材を芯合わせして連結し、最
上段のガイドレール部材と共に吊り上げる。この連結・
吊上げ作業を繰り返して必要本数のガイドレール部材を
一列に吊上げる。なお、各ガイドレール部材の背面には
上下方向に所定の間隔でレールブラケット5がレールク
リップ6とクリップ用ボルト7により予め仮留めされて
いる。これらのレールブラケット5は、セパレータビー
ム3への実際の取付け高さよりも少し上側に位置してガ
イドレール部材に仮留めされている。
【0053】このようにして昇降路内に吊上げたガイド
レール1の最下段のガイドレール部材を、作業者が芯出
し基準線10、11を基準にスケール等を用いて昇降路
内の所定位置に位置修正しながら芯出し調整し、レール
ブラケット5をファスナープレート3に締結固定する。
すなわち、最下段のガイドレール部材の芯出し固定作業
は、芯出し固定装置500によらず人手で行うものとす
る。
レール1の最下段のガイドレール部材を、作業者が芯出
し基準線10、11を基準にスケール等を用いて昇降路
内の所定位置に位置修正しながら芯出し調整し、レール
ブラケット5をファスナープレート3に締結固定する。
すなわち、最下段のガイドレール部材の芯出し固定作業
は、芯出し固定装置500によらず人手で行うものとす
る。
【0054】芯出し固定された最下段のガイドレール部
材に芯出し固定装置500を抱き付かせるようにセット
する。すなわち、昇降駆動装置520によって芯出し固
定装置500を所定の高さまで移動させ、ガイドレール
1をレール把持装置530の上下フレーム532の凹部
532aに嵌め込む。凹部532aにはローラ状のレー
ル把持具533a、533b、533cが設けられてい
るため、ガイドレール1はこれらのレール把持具533
a、533b、533cに三方から転接されると共に、
永久磁石534により離脱しないように吸引され、芯出
し固定装置500はガイドレール1に沿って昇降可能な
状態となる。
材に芯出し固定装置500を抱き付かせるようにセット
する。すなわち、昇降駆動装置520によって芯出し固
定装置500を所定の高さまで移動させ、ガイドレール
1をレール把持装置530の上下フレーム532の凹部
532aに嵌め込む。凹部532aにはローラ状のレー
ル把持具533a、533b、533cが設けられてい
るため、ガイドレール1はこれらのレール把持具533
a、533b、533cに三方から転接されると共に、
永久磁石534により離脱しないように吸引され、芯出
し固定装置500はガイドレール1に沿って昇降可能な
状態となる。
【0055】このような段取り作業を行った後、芯出し
済みの最下段のガイドレール部材の途中高さ位置で芯出
し基準検出装置550を作動させ、これら前後一対の芯
出し基準検出器552、553により一対の芯出し用基
準線10、11の位置を検出し、これら芯出し用基準線
10、11と、芯出し済みガイドレール部材を把持した
レール把持装置530との相対位置関係の初期基準デー
タを得る。
済みの最下段のガイドレール部材の途中高さ位置で芯出
し基準検出装置550を作動させ、これら前後一対の芯
出し基準検出器552、553により一対の芯出し用基
準線10、11の位置を検出し、これら芯出し用基準線
10、11と、芯出し済みガイドレール部材を把持した
レール把持装置530との相対位置関係の初期基準デー
タを得る。
【0056】次に、昇降駆動装置520を作動させ、芯
出し固定装置500を最下段のガイドレール部材に沿っ
て上昇させ、最下段のガイドレール部材の上端部に連結
されている次のガイドレール部材に移行する。そして、
上下方向検知装置(図示を省略)によってレールブラケ
ット5を固定すべきファスナプレート3の上下方向位置
を認識した後、さらに少し上昇させて昇降駆動装置52
0を停止する。
出し固定装置500を最下段のガイドレール部材に沿っ
て上昇させ、最下段のガイドレール部材の上端部に連結
されている次のガイドレール部材に移行する。そして、
上下方向検知装置(図示を省略)によってレールブラケ
ット5を固定すべきファスナプレート3の上下方向位置
を認識した後、さらに少し上昇させて昇降駆動装置52
0を停止する。
【0057】ここで、レール把持装置530に装着され
ているレールクリップ締結装置540の移動テーブル5
43を駆動機構542により前進させ、レールクリップ
締結用ナットランナー544により当該高さに配するレ
ールブラケット5のクリップ用ボルト7を緩める。同時
に、ブラケット把持具545で当該レールブラケット5
を支える。この状態のまま、昇降駆動装置520により
芯出し固定装置500と共に当該レールブラケット5を
下降させ、ファスナプレート3上面に当たるまで下げ
る。この位置でレールクリップ締結用ナットランナ54
4によりクリップ用ボルト7を締め上げてガイドレール
1と当該レールブラケット5とを本締め固定する。その
後、移動テーブル543を駆動機構542により後退さ
せて、レールクリップ締結用ナットランナ544をクリ
ップ用ボルト7から後方に離脱すると共に、ブラケット
把持具545を当該レールブラケット5から開放して後
方に離脱する。
ているレールクリップ締結装置540の移動テーブル5
43を駆動機構542により前進させ、レールクリップ
締結用ナットランナー544により当該高さに配するレ
ールブラケット5のクリップ用ボルト7を緩める。同時
に、ブラケット把持具545で当該レールブラケット5
を支える。この状態のまま、昇降駆動装置520により
芯出し固定装置500と共に当該レールブラケット5を
下降させ、ファスナプレート3上面に当たるまで下げ
る。この位置でレールクリップ締結用ナットランナ54
4によりクリップ用ボルト7を締め上げてガイドレール
1と当該レールブラケット5とを本締め固定する。その
後、移動テーブル543を駆動機構542により後退さ
せて、レールクリップ締結用ナットランナ544をクリ
ップ用ボルト7から後方に離脱すると共に、ブラケット
把持具545を当該レールブラケット5から開放して後
方に離脱する。
【0058】次に、位置修正装置560のYテーブル5
65を前進駆動し、これにて左右のアーム566と共に
この先端のロケータ567とガイド機構であるガイド部
材568を前進移動させて行く。そして、左右のガイド
部材568のテーパー面568aがファスナープレート
3先端の左右のガイド用切欠部3bに褶合して左右に位
置規制されながら突き当たるまで進出させて、左右のロ
ケータ567をファスナプレート3の左右の位置決め孔
3aの真下に案内誘導する。そして、昇降駆動装置52
0を作動させて芯出し固定装置500全体を少し上昇さ
せると、左右のロケータ567がファスナプレート3の
左右の位置決め孔3a内に下側からスムーズかつ確実に
挿入される。これによって位置修正装置560が建屋側
にあるファスナプレート3に一時的に固定される。
65を前進駆動し、これにて左右のアーム566と共に
この先端のロケータ567とガイド機構であるガイド部
材568を前進移動させて行く。そして、左右のガイド
部材568のテーパー面568aがファスナープレート
3先端の左右のガイド用切欠部3bに褶合して左右に位
置規制されながら突き当たるまで進出させて、左右のロ
ケータ567をファスナプレート3の左右の位置決め孔
3aの真下に案内誘導する。そして、昇降駆動装置52
0を作動させて芯出し固定装置500全体を少し上昇さ
せると、左右のロケータ567がファスナプレート3の
左右の位置決め孔3a内に下側からスムーズかつ確実に
挿入される。これによって位置修正装置560が建屋側
にあるファスナプレート3に一時的に固定される。
【0059】この状態で基準検出装置550を作動さ
せ、芯出し基準検出器552、553により一対の芯出
し用基準線10、11の位置を検出し、これらの芯出し
用基準線10、11と、ガイドレール1を把持している
レール把持装置530との相対位置関係を求め、この値
と既に求めた初期基準データ値とのずれを算出する。
せ、芯出し基準検出器552、553により一対の芯出
し用基準線10、11の位置を検出し、これらの芯出し
用基準線10、11と、ガイドレール1を把持している
レール把持装置530との相対位置関係を求め、この値
と既に求めた初期基準データ値とのずれを算出する。
【0060】このずれに応じて位置修正装置560の各
駆動機構を作動させて、Yテーブル565に対してXテ
ーブル564を前後方向(Y方向)に動かしたり、この
Xテーブル564に対して回動テーブル563を左右方
向(X方向)に動かしたり、この回動テーブル563に
対して縦軸562を中心にしてベース561をZ軸線回
りに回動させたりする。これによってレール把持装置5
30を前後左右方向および縦軸回りに動かして芯出し基
準線10、11に対するずれを補正する。この結果、レ
ール把持装置530に把持されている2番目のガイドレ
ール部材を所定の位置に正確に位置修正して自動的に芯
出しが行える。
駆動機構を作動させて、Yテーブル565に対してXテ
ーブル564を前後方向(Y方向)に動かしたり、この
Xテーブル564に対して回動テーブル563を左右方
向(X方向)に動かしたり、この回動テーブル563に
対して縦軸562を中心にしてベース561をZ軸線回
りに回動させたりする。これによってレール把持装置5
30を前後左右方向および縦軸回りに動かして芯出し基
準線10、11に対するずれを補正する。この結果、レ
ール把持装置530に把持されている2番目のガイドレ
ール部材を所定の位置に正確に位置修正して自動的に芯
出しが行える。
【0061】このガイドレール芯出し後、レールブラケ
ット締結装置570が進出動作して、レールブラケット
締結用ナットランナ574が、大ワッシャ8とナット9
を芯出し固定装置500に組み付けた供給装置(図示を
省略)から受け取って左右の締結ボルト4に嵌めて取り
付け、これによってレールブラケット5をファスナプレ
ート3上に締結固定する。
ット締結装置570が進出動作して、レールブラケット
締結用ナットランナ574が、大ワッシャ8とナット9
を芯出し固定装置500に組み付けた供給装置(図示を
省略)から受け取って左右の締結ボルト4に嵌めて取り
付け、これによってレールブラケット5をファスナプレ
ート3上に締結固定する。
【0062】その後、レールブラケット締結装置570
が退避すると共に、昇降駆動装置520により芯出し固
定装置500を少し下げて、位置修正装置560の左右
のロケータ567をファスナプレート3の左右の位置決
め孔3a内から下方に抜き外し、左右アーム566を後
退させる。
が退避すると共に、昇降駆動装置520により芯出し固
定装置500を少し下げて、位置修正装置560の左右
のロケータ567をファスナプレート3の左右の位置決
め孔3a内から下方に抜き外し、左右アーム566を後
退させる。
【0063】以上の作用によって2番目のガイドレール
部材の一か所での芯出し固定作業が終了し、芯出し固定
装置500は昇降駆動装置520によってガイドレール
1に沿って次の作業位置に移動し、前述したレール芯出
し固定作業を繰り返す。
部材の一か所での芯出し固定作業が終了し、芯出し固定
装置500は昇降駆動装置520によってガイドレール
1に沿って次の作業位置に移動し、前述したレール芯出
し固定作業を繰り返す。
【0064】次に、本発明による芯出し固定装置の制御
装置の上記実施例の作用について説明する。
装置の上記実施例の作用について説明する。
【0065】なお、本発明による芯出し固定装置の制御
装置は以下の3種類の運転制御モードを有している。
装置は以下の3種類の運転制御モードを有している。
【0066】(1)レール芯出し固定運転制御モード (2)レール取付け確認運転制御モード (3)レール再取付け運転制御モード レール芯出し固定運転制御モードは、芯出し固定装置5
00を用いてガイドレール1の芯出し固定作業をする際
に、芯出し固定装置500を制御して迅速かつ的確に作
業を進めるためのモードである。
00を用いてガイドレール1の芯出し固定作業をする際
に、芯出し固定装置500を制御して迅速かつ的確に作
業を進めるためのモードである。
【0067】このレール芯出し固定運転制御モードにお
いては、図6に示されているように、先ず初めに統括制
御装置300から機構制御装置100に対してレール芯
出し固定運転起動の要求が出される。機構制御装置10
0はこの要求に応じて現在停留している最下段ガイドレ
ールの位置から上方向に移動してレールブラケット5を
探索する(S10)。レールブラケット5が検出された
か否かを判断し(S11)、レールブラケット5を検出
できない場合は探索距離を延長する(S16)。探索距
離が予め定められた限界値を超過しているか否かを判断
する(S17)。限界値を超えた場合には統括制御装置
300に異常を通知し(S18)、装置を停止する。ま
た、S17において探索距離が限界値に達していないと
判断された場合はS10に戻り、レールブラケット5の
探索を続ける。
いては、図6に示されているように、先ず初めに統括制
御装置300から機構制御装置100に対してレール芯
出し固定運転起動の要求が出される。機構制御装置10
0はこの要求に応じて現在停留している最下段ガイドレ
ールの位置から上方向に移動してレールブラケット5を
探索する(S10)。レールブラケット5が検出された
か否かを判断し(S11)、レールブラケット5を検出
できない場合は探索距離を延長する(S16)。探索距
離が予め定められた限界値を超過しているか否かを判断
する(S17)。限界値を超えた場合には統括制御装置
300に異常を通知し(S18)、装置を停止する。ま
た、S17において探索距離が限界値に達していないと
判断された場合はS10に戻り、レールブラケット5の
探索を続ける。
【0068】一方、S11においてレールブラケット5
が検出された判断された場合には、上述した作用によっ
てクリップ用ボルト7を緩めることによってガイドレー
ル1に仮留めされているレールブラケット5をファスナ
プレート3の上面に載置する(S12)。次に、上述し
た作用によってレールブラケット5をファスナプレート
3の位置でガイドレール1に締結する(S13)。その
後、上述した作用によってガイドレール1の芯出しを行
い、ファスナプレート3に固定する(S14)。
が検出された判断された場合には、上述した作用によっ
てクリップ用ボルト7を緩めることによってガイドレー
ル1に仮留めされているレールブラケット5をファスナ
プレート3の上面に載置する(S12)。次に、上述し
た作用によってレールブラケット5をファスナプレート
3の位置でガイドレール1に締結する(S13)。その
後、上述した作用によってガイドレール1の芯出しを行
い、ファスナプレート3に固定する(S14)。
【0069】この芯出し固定作業の間、機構制御装置1
00はセンサI/F160を介して位置決めセンサ63
0等から得られたセンサ情報を監視し、異常を検出した
場合には異常を検出した動作を数回リトライさせる。リ
トライしても異常状態が回復しない場合は、当該動作に
対して予め定義されている動作番号と異常番号を統括制
御装置300に通知すると共に、表示器130に異常発
生を表示して作業を中止する。
00はセンサI/F160を介して位置決めセンサ63
0等から得られたセンサ情報を監視し、異常を検出した
場合には異常を検出した動作を数回リトライさせる。リ
トライしても異常状態が回復しない場合は、当該動作に
対して予め定義されている動作番号と異常番号を統括制
御装置300に通知すると共に、表示器130に異常発
生を表示して作業を中止する。
【0070】異常の通知を受けた統括制御装置300
は、表示器130並びにブザーや音声発生装置(図示を
省略)によって異常の発生を作業者に通知する。作業者
は、動作番号および異常番号等の動作履歴を参照すると
共に監視制御装置200から得られる芯出し固定装置5
00の映像をモニタし、以後の作業の継続が可能かどう
かを判断する。例えば、芯出し固定装置500を遠隔操
作して当該箇所での取付け作業をスキップする等の措置
によって以後の作業が可能となる。
は、表示器130並びにブザーや音声発生装置(図示を
省略)によって異常の発生を作業者に通知する。作業者
は、動作番号および異常番号等の動作履歴を参照すると
共に監視制御装置200から得られる芯出し固定装置5
00の映像をモニタし、以後の作業の継続が可能かどう
かを判断する。例えば、芯出し固定装置500を遠隔操
作して当該箇所での取付け作業をスキップする等の措置
によって以後の作業が可能となる。
【0071】監視制御装置200は、少なくとも2台の
カメラの映像入力を同時にモニタ(図示を省略)に表示
して、映像の拡大縮小、表示位置の移動、映像入力切換
え等の制御が行える。
カメラの映像入力を同時にモニタ(図示を省略)に表示
して、映像の拡大縮小、表示位置の移動、映像入力切換
え等の制御が行える。
【0072】また、統括制御装置300は、機構制御装
置100に対して一定の周期で状態監視要求を発し、こ
れの応答をもって機構制御部の状態を表示器130に表
示すると共に、正常、異常の判断を行う。
置100に対して一定の周期で状態監視要求を発し、こ
れの応答をもって機構制御部の状態を表示器130に表
示すると共に、正常、異常の判断を行う。
【0073】次に、ガイドロープ上端近傍に敷設した上
端リミット(図示を省略)を検出しているか否かの判断
を行い、検出できない場合にはS10へ戻って一連の操
作を繰り返す(S15)。一方、S15において上端リ
ミットが検出された場合にはガイドレール1の取付け作
業が完了した旨を統括制御装置300に通知し、芯出し
固定運転を終了する。なお、S15における取付け作業
完了の判断は、昇降距離センサ620からCPU110
に送られるデータが統括制御装置300により指示され
た建屋高さに到達しているか否かで行うこともできる。
端リミット(図示を省略)を検出しているか否かの判断
を行い、検出できない場合にはS10へ戻って一連の操
作を繰り返す(S15)。一方、S15において上端リ
ミットが検出された場合にはガイドレール1の取付け作
業が完了した旨を統括制御装置300に通知し、芯出し
固定運転を終了する。なお、S15における取付け作業
完了の判断は、昇降距離センサ620からCPU110
に送られるデータが統括制御装置300により指示され
た建屋高さに到達しているか否かで行うこともできる。
【0074】上述した一連のレール芯出し固定運転作業
の間、芯出し固定装置500の位置やセンサ情報等の状
態情報を動作履歴としてICメモリカードI/F410
を介して外部記憶装置であるICメモリカード400に
逐次記録する。また、ガイドレール1のレールブラケッ
ト5をファスナプレート3に締結した直後の取付け精度
を芯出し基準検出器550で測定し、昇降距離センサ6
20のデータと共にICメモリカード400に専用記録
領域を設けて時系列に記録する。
の間、芯出し固定装置500の位置やセンサ情報等の状
態情報を動作履歴としてICメモリカードI/F410
を介して外部記憶装置であるICメモリカード400に
逐次記録する。また、ガイドレール1のレールブラケッ
ト5をファスナプレート3に締結した直後の取付け精度
を芯出し基準検出器550で測定し、昇降距離センサ6
20のデータと共にICメモリカード400に専用記録
領域を設けて時系列に記録する。
【0075】なお、上記実施例においてICメモリカー
ドやフロッピーディスク等の外部記憶装置400を交換
可能な記録媒体として、機構制御装置100だけなく統
括制御装置300に設けても良い。
ドやフロッピーディスク等の外部記憶装置400を交換
可能な記録媒体として、機構制御装置100だけなく統
括制御装置300に設けても良い。
【0076】この場合、機構制御装置100はレール取
付け精度等の記録すべきデータをプログラムメモリ15
0に一時記憶し、統括制御装置300からの記録データ
伝送要求に対する応答としてプログラムメモリ150に
一時記憶したデータを統括制御装置300に設けた外部
記憶装置400に記録する。作業者は、統括制御装置3
00或いは他のコンピュータを用いて、外部記憶装置4
00に記録されたレール取付け精度等のデータを加工し
て表示器130に表示させる。
付け精度等の記録すべきデータをプログラムメモリ15
0に一時記憶し、統括制御装置300からの記録データ
伝送要求に対する応答としてプログラムメモリ150に
一時記憶したデータを統括制御装置300に設けた外部
記憶装置400に記録する。作業者は、統括制御装置3
00或いは他のコンピュータを用いて、外部記憶装置4
00に記録されたレール取付け精度等のデータを加工し
て表示器130に表示させる。
【0077】また、上記実施例では、芯出し固定装置5
00の異常検出時に、便宜上動作番号と異常番号を統括
制御装置300に通知し、作業者はこれらの番号と監視
制御装置から得られる映像を基にして芯出し固定装置5
00の状況を判断するとしたが、動作番号と異常番号か
ら考えられる芯出し固定装置500の異常状態を表示器
130に表示する機能を統括制御装置300に設けても
良い。この場合の表示は、作業者が容易に認識できる文
章等のメッセージに変換したものが好ましい。
00の異常検出時に、便宜上動作番号と異常番号を統括
制御装置300に通知し、作業者はこれらの番号と監視
制御装置から得られる映像を基にして芯出し固定装置5
00の状況を判断するとしたが、動作番号と異常番号か
ら考えられる芯出し固定装置500の異常状態を表示器
130に表示する機能を統括制御装置300に設けても
良い。この場合の表示は、作業者が容易に認識できる文
章等のメッセージに変換したものが好ましい。
【0078】さらに、異常検出時の作業者による遠隔操
作を、タッチパネルやタッチペンやジョイスティック等
の入力手段を用いて対話形式で行える機能を付加しても
良い。この場合、作業者は、表示器130に表示された
メッセージに対してタッチパネル等で応答し、芯出し固
定装置500を操作する。
作を、タッチパネルやタッチペンやジョイスティック等
の入力手段を用いて対話形式で行える機能を付加しても
良い。この場合、作業者は、表示器130に表示された
メッセージに対してタッチパネル等で応答し、芯出し固
定装置500を操作する。
【0079】さらに、上記実施例では、監視制御装置2
00から得られた映像をモニタに表示して作業者が監視
するとしているが、この映像を画像処理装置(図示を省
略)を設けてこの画像処理装置にも入力しても良い。こ
の場合、画像処理装置側で芯出し固定装置500の動作
監視を行い、異常を検出すると統括制御装置300に通
知し、統括制御装置300は機構制御装置100を停止
させる。
00から得られた映像をモニタに表示して作業者が監視
するとしているが、この映像を画像処理装置(図示を省
略)を設けてこの画像処理装置にも入力しても良い。こ
の場合、画像処理装置側で芯出し固定装置500の動作
監視を行い、異常を検出すると統括制御装置300に通
知し、統括制御装置300は機構制御装置100を停止
させる。
【0080】また、上記実施例では、異常検出後に作業
を一旦中止するとしているが、芯出し固定装置500自
身の動作に支障がなく、かつ異常検出の通算回数が予め
設定された許容回数の範囲内であることを条件として、
現在実行中のガイドレール芯出し固定作業をスキップす
るか、或いは仮固定すると共に、異常発生を外部記憶装
置400に記録して以降の作業を継続しても良い。
を一旦中止するとしているが、芯出し固定装置500自
身の動作に支障がなく、かつ異常検出の通算回数が予め
設定された許容回数の範囲内であることを条件として、
現在実行中のガイドレール芯出し固定作業をスキップす
るか、或いは仮固定すると共に、異常発生を外部記憶装
置400に記録して以降の作業を継続しても良い。
【0081】この場合、作業者は、作業終了後、統括制
御装置300或いは他のコンピュータ等で外部記憶装置
400に記録された動作履歴を分析して異常の原因を特
定し、異常の内容に応じて適切な措置を講じる。例え
ば、異常箇所に作業者が実際に行き、人手によってガイ
ドレールの芯出し・固定を行う措置が考えられる。
御装置300或いは他のコンピュータ等で外部記憶装置
400に記録された動作履歴を分析して異常の原因を特
定し、異常の内容に応じて適切な措置を講じる。例え
ば、異常箇所に作業者が実際に行き、人手によってガイ
ドレールの芯出し・固定を行う措置が考えられる。
【0082】さらに、上記芯出し固定装置の制御装置に
おいて、複数の機構制御装置100および監視制御装置
200を一台の統括制御装置300で制御しても良い。
この場合、一台の統括制御装置300で芯出し固定装置
の制御装置を群管理し、また、芯出し固定装置500を
同期させて協調動作を行う場合は、統括制御装置300
が自動運転の個々の動作の起動および停止を指示管理す
る。
おいて、複数の機構制御装置100および監視制御装置
200を一台の統括制御装置300で制御しても良い。
この場合、一台の統括制御装置300で芯出し固定装置
の制御装置を群管理し、また、芯出し固定装置500を
同期させて協調動作を行う場合は、統括制御装置300
が自動運転の個々の動作の起動および停止を指示管理す
る。
【0083】これにより、一台の統括制御装置300で
複数の芯出し固定装置500の操作および協調動作が行
えるようになり、また、複数の芯出し固定装置500を
同時に使用する場合に比べて作業現場における統括制御
装置300の占有設置面積を減少できる。
複数の芯出し固定装置500の操作および協調動作が行
えるようになり、また、複数の芯出し固定装置500を
同時に使用する場合に比べて作業現場における統括制御
装置300の占有設置面積を減少できる。
【0084】次に、レール取付け確認運転制御モードに
ついて説明する。このレール取付け確認運転制御モード
は、芯出し固定装置500によって、或いは他の固定手
段によって既に芯出し固定されているガイドレール1の
取付け精度を確認するモードである。この取付け精度の
確認は芯出し固定装置500の有する芯出し基準検出装
置550を使用して行われる。
ついて説明する。このレール取付け確認運転制御モード
は、芯出し固定装置500によって、或いは他の固定手
段によって既に芯出し固定されているガイドレール1の
取付け精度を確認するモードである。この取付け精度の
確認は芯出し固定装置500の有する芯出し基準検出装
置550を使用して行われる。
【0085】なお、上述した芯出し固定運転制御モード
によってガイドレール1の取付け作業を行った場合、取
付け作業終了時点において芯出し固定装置500がガイ
ドレール1の上端部に位置しているため、芯出し固定装
置500をガイドレール1上端部から降下させる際に本
モードによって取付け精度を確認することができる。以
下では、このようにして芯出し固定装置500をガイド
レール1上端部から降下させる場合についてレール取付
け確認運転制御モードの作用を説明する。
によってガイドレール1の取付け作業を行った場合、取
付け作業終了時点において芯出し固定装置500がガイ
ドレール1の上端部に位置しているため、芯出し固定装
置500をガイドレール1上端部から降下させる際に本
モードによって取付け精度を確認することができる。以
下では、このようにして芯出し固定装置500をガイド
レール1上端部から降下させる場合についてレール取付
け確認運転制御モードの作用を説明する。
【0086】このモードにおいては、図7に示されてい
るように、先ず初めに統括制御装置300から機構制御
装置100に対してレール取付け確認運転起動の要求が
出される。次に測定距離の設定が行われ(S20)、機
構制御装置100が芯出し固定装置500を現在停留し
ている最上段のガイドレール1の位置から下方向に降下
させてガイドレール部材を連結しているフィッシュプレ
ート(図示を省略)を探索し(S21)、フィッシュプ
レートが検出されているか否かを判断する(S22)。
なお、フィッシュプレートの検出は昇降距離センサ62
0およびフィッシュプレート検出センサ(図示を省略)
により行う。
るように、先ず初めに統括制御装置300から機構制御
装置100に対してレール取付け確認運転起動の要求が
出される。次に測定距離の設定が行われ(S20)、機
構制御装置100が芯出し固定装置500を現在停留し
ている最上段のガイドレール1の位置から下方向に降下
させてガイドレール部材を連結しているフィッシュプレ
ート(図示を省略)を探索し(S21)、フィッシュプ
レートが検出されているか否かを判断する(S22)。
なお、フィッシュプレートの検出は昇降距離センサ62
0およびフィッシュプレート検出センサ(図示を省略)
により行う。
【0087】フィッシュプレートを検出した場合には、
その位置でのガイドレール1の取付け精度を測定すると
共に、その測定結果を記憶する(S24)。すなわち、
2本の芯出し用基準線10、11を芯出し基準検出装置
550で検出し、芯出し用基準線10、11と芯出し基
準検出器552、552との相対的な位置関係を測定す
る。この測定結果を昇降距離センサ620のデータと共
にICメモリカード400に専用記録領域を設けて時系
列に記録する。なお、上述したガイドレール1の取付け
作業を行う際に既に求めた初期基準データを基準として
取付け精度の測定を行えば、測定値が直ちに芯出し用基
準線10、11に対するガイドレール1の芯ずれ(取付
け精度とガイドレール自身の曲り)をあらわすことにな
る。
その位置でのガイドレール1の取付け精度を測定すると
共に、その測定結果を記憶する(S24)。すなわち、
2本の芯出し用基準線10、11を芯出し基準検出装置
550で検出し、芯出し用基準線10、11と芯出し基
準検出器552、552との相対的な位置関係を測定す
る。この測定結果を昇降距離センサ620のデータと共
にICメモリカード400に専用記録領域を設けて時系
列に記録する。なお、上述したガイドレール1の取付け
作業を行う際に既に求めた初期基準データを基準として
取付け精度の測定を行えば、測定値が直ちに芯出し用基
準線10、11に対するガイドレール1の芯ずれ(取付
け精度とガイドレール自身の曲り)をあらわすことにな
る。
【0088】このようにガイドレール取付け精度の測定
・記憶を終了した後、測定距離を更新し(S25)、再
びS21に戻ってフィッシュプレートを探索する。
・記憶を終了した後、測定距離を更新し(S25)、再
びS21に戻ってフィッシュプレートを探索する。
【0089】一方、S22においてフィッシュプレート
を検出できない場合には予め設定された測定距離に到達
しているか否かを判断し(S23)、到達している時は
S24へと進んでガイドレール取付け精度の測定・記憶
を行う。また、S23において測定距離に到達していな
い時は取付け確認作業が完了しているか否かを判断し
(S26)、完了していない場合にはS21へ戻ってフ
ィッシュプレートの探索を繰り返し、一方完了している
場合にはその旨を統括制御装置300に通知してレール
取付け確認運転を終了する。なお、取付け確認作業が完
了しているか否かの判断は、ガイドロープ下端近傍に敷
設した下端リミット(図示を省略)の検出によって行う
ことができる。
を検出できない場合には予め設定された測定距離に到達
しているか否かを判断し(S23)、到達している時は
S24へと進んでガイドレール取付け精度の測定・記憶
を行う。また、S23において測定距離に到達していな
い時は取付け確認作業が完了しているか否かを判断し
(S26)、完了していない場合にはS21へ戻ってフ
ィッシュプレートの探索を繰り返し、一方完了している
場合にはその旨を統括制御装置300に通知してレール
取付け確認運転を終了する。なお、取付け確認作業が完
了しているか否かの判断は、ガイドロープ下端近傍に敷
設した下端リミット(図示を省略)の検出によって行う
ことができる。
【0090】作業者は、取付け確認作業終了後にICメ
モリカード400を回収し、統括制御装置300或いは
他のコンピュータ等で、ICメモリカード400に記録
されたデータを加工することにより表示器130にレー
ル取付け精度を表示させる。このレール取付け精度の表
示は、レール高さをパラメータとしたデータの羅列、或
いはレール高さに対する芯ずれ状態(レール取付け精度
およびレール自身の偏芯)をグラフ等で表示するもので
ある。この表示によって作業者はガイドレール1の取付
け精度を確認することができる。
モリカード400を回収し、統括制御装置300或いは
他のコンピュータ等で、ICメモリカード400に記録
されたデータを加工することにより表示器130にレー
ル取付け精度を表示させる。このレール取付け精度の表
示は、レール高さをパラメータとしたデータの羅列、或
いはレール高さに対する芯ずれ状態(レール取付け精度
およびレール自身の偏芯)をグラフ等で表示するもので
ある。この表示によって作業者はガイドレール1の取付
け精度を確認することができる。
【0091】また、エレベータの保守データとして、建
屋名称、エレベータ番号、エレベータ種類、レール番
号、工事施工日時等の他のエレベータ据付け作業の情報
と共に別途保存に適したフロッピーディスクや光磁気デ
ィスク或いは不揮発性のICメモリカード400のよう
な記録媒体に記録し直して保存することもできる。
屋名称、エレベータ番号、エレベータ種類、レール番
号、工事施工日時等の他のエレベータ据付け作業の情報
と共に別途保存に適したフロッピーディスクや光磁気デ
ィスク或いは不揮発性のICメモリカード400のよう
な記録媒体に記録し直して保存することもできる。
【0092】なお、上記実施例ではガイドレール取付け
作業終了直後に取付け精度を測定しているが、取付け終
了後一定の期間をおいて測定することもできる。
作業終了直後に取付け精度を測定しているが、取付け終
了後一定の期間をおいて測定することもできる。
【0093】この場合、今回測定したガイドレールの取
付け精度を単体評価するか、或いは芯出し固定装置50
0を用いて以前測定した取付け精度との比較を行う。こ
れによって、既に固定されたガイドレールの取付け精度
のエレベータ運転による経年変化や地震による影響等を
比較・調査することができる。
付け精度を単体評価するか、或いは芯出し固定装置50
0を用いて以前測定した取付け精度との比較を行う。こ
れによって、既に固定されたガイドレールの取付け精度
のエレベータ運転による経年変化や地震による影響等を
比較・調査することができる。
【0094】次に、レール再取付け運転制御モードにつ
いて説明する。このレール再取付け運転制御モードは、
芯出し固定装置500によって、或いは他の固定手段に
よって既に取り付けられているガイドレール1を再取付
けするモードである。
いて説明する。このレール再取付け運転制御モードは、
芯出し固定装置500によって、或いは他の固定手段に
よって既に取り付けられているガイドレール1を再取付
けするモードである。
【0095】このモードは、例えば上述したレール取付
け確認運転制御モードによってガイドレール1の取付け
状態が許容範囲を超えていることが確認された場合に実
施される。この場合、作業者は、表示器130に表示さ
れたレール取付け精度データ(レール取付け確認運転制
御モードによって得られたもの)を基に統括制御装置3
00を操作して、取付け精度異常を検出したファスナプ
レート3の位置まで芯出し固定装置500を誘導する。
その後、芯出し固定装置500での再取付け動作が可能
かどうかについて、監視制御装置200の映像をモニタ
すると共に外部記録装置400に記録した動作履歴を参
照して判断する。
け確認運転制御モードによってガイドレール1の取付け
状態が許容範囲を超えていることが確認された場合に実
施される。この場合、作業者は、表示器130に表示さ
れたレール取付け精度データ(レール取付け確認運転制
御モードによって得られたもの)を基に統括制御装置3
00を操作して、取付け精度異常を検出したファスナプ
レート3の位置まで芯出し固定装置500を誘導する。
その後、芯出し固定装置500での再取付け動作が可能
かどうかについて、監視制御装置200の映像をモニタ
すると共に外部記録装置400に記録した動作履歴を参
照して判断する。
【0096】再取付け可能と判断した場合、図8に示さ
れているように統括制御装置300より機構制御装置1
00に対して再取付け運転起動の要求が出される。この
要求に応じて機構制御装置100は芯出し固定装置50
0を現在停留している位置からガイドレール1上端方向
に該当するファスナプレート3を探索する(S30)。
れているように統括制御装置300より機構制御装置1
00に対して再取付け運転起動の要求が出される。この
要求に応じて機構制御装置100は芯出し固定装置50
0を現在停留している位置からガイドレール1上端方向
に該当するファスナプレート3を探索する(S30)。
【0097】ファスナプレート3を検出した時点で芯出
し固定装置500の移動を停止し、既に固定されている
レールブラケット5をファスナプレート3に固定してい
る締結ボルト4を緩める(S31)。その後、当該箇所
においてガイドレールの芯出し固定を行い(S32)、
芯出し固定が終了したら芯出し固定装置500を退避さ
せる(S33)。
し固定装置500の移動を停止し、既に固定されている
レールブラケット5をファスナプレート3に固定してい
る締結ボルト4を緩める(S31)。その後、当該箇所
においてガイドレールの芯出し固定を行い(S32)、
芯出し固定が終了したら芯出し固定装置500を退避さ
せる(S33)。
【0098】次に、芯出し固定装置500を上下に移動
させて、少なくとも再取付けしたファスナプレート位置
とその上下段のファスナプレート位置までのレール取付
け精度を測定し、統括制御装置300に通知する(S3
4)。通知された測定結果は、統括制御装置300によ
って加工されて表示器130に表示される。作業者は、
表示されたデータを基に再取付けの成功、失敗を判断す
る。
させて、少なくとも再取付けしたファスナプレート位置
とその上下段のファスナプレート位置までのレール取付
け精度を測定し、統括制御装置300に通知する(S3
4)。通知された測定結果は、統括制御装置300によ
って加工されて表示器130に表示される。作業者は、
表示されたデータを基に再取付けの成功、失敗を判断す
る。
【0099】これら一連の再取付け作業は、取付け精度
が許容範囲を超えていると判断された全てのファスナプ
レート箇所に対して行われる。
が許容範囲を超えていると判断された全てのファスナプ
レート箇所に対して行われる。
【0100】なお、外部記憶装置400に記録されたフ
ァスナプレート位置のデータを用いて、統括制御装置3
00からの対話形式で異常検出部を機構制御装置100
に通知し、通知された位置まで自動で芯出し固定装置5
00を昇降させる機能を設けても良い。
ァスナプレート位置のデータを用いて、統括制御装置3
00からの対話形式で異常検出部を機構制御装置100
に通知し、通知された位置まで自動で芯出し固定装置5
00を昇降させる機能を設けても良い。
【0101】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によるエレベータガイドレール芯出し固定装置の制御装
置は、機構制御装置が芯出し基準検出装置を有する芯出
し固定装置の動作を制御し、監視制御装置が芯出し固定
装置の動作状態およびガイドレール取付け箇所の状態を
監視手段を用いて監視し、統括制御装置が機構制御装置
と監視制御装置とを統括的に制御するようにしたから、
芯出し固定装置による作業を自動制御して作業の自動化
を図ることができる。このため、芯出し固定装置による
ガイドレール取付け作業の効率が格段に向上する。
によるエレベータガイドレール芯出し固定装置の制御装
置は、機構制御装置が芯出し基準検出装置を有する芯出
し固定装置の動作を制御し、監視制御装置が芯出し固定
装置の動作状態およびガイドレール取付け箇所の状態を
監視手段を用いて監視し、統括制御装置が機構制御装置
と監視制御装置とを統括的に制御するようにしたから、
芯出し固定装置による作業を自動制御して作業の自動化
を図ることができる。このため、芯出し固定装置による
ガイドレール取付け作業の効率が格段に向上する。
【0102】また、外部記憶装置が芯出し固定装置の動
作状態と各種センサの測定値とガイドレール取付け箇所
の情報とを記録し、表示装置が外部記憶装置に記録され
るデータを表示し、警報装置が作業に異常が発生した場
合に作業者に異常を知らせるようにしたから、作業者は
表示装置を用いて外部記憶装置の記録データを読み取る
ことが可能であり、これによってガイドレール取付け作
業の成功/失敗を事後的に確認することができる。ま
た、警報装置の警報によって、作業者は作業の異常を直
ちに認識することができる。
作状態と各種センサの測定値とガイドレール取付け箇所
の情報とを記録し、表示装置が外部記憶装置に記録され
るデータを表示し、警報装置が作業に異常が発生した場
合に作業者に異常を知らせるようにしたから、作業者は
表示装置を用いて外部記憶装置の記録データを読み取る
ことが可能であり、これによってガイドレール取付け作
業の成功/失敗を事後的に確認することができる。ま
た、警報装置の警報によって、作業者は作業の異常を直
ちに認識することができる。
【0103】さらに、機構制御装置が芯出し固定装置の
芯出し固定動作を制御し、監視制御装置が芯出し固定装
置の芯出し固定動作の状態およびガイドレール取付け箇
所の状態を監視し、統括制御装置が機構制御装置と監視
制御装置とを統括的に制御するようにしたから、作業に
異常が生じた場合には作業者が監視制御装置の監視手段
を監視しながら機構制御装置を用いて芯出し固定装置を
遠隔操作して異常に対処することによって、芯出し固定
装置の自動制御による以後の芯出し固定作業を継続する
ことができる。このため、作業者が芯出し固定装置の近
くまで行く必要がなく、作業の安全性および効率が格段
に向上する。
芯出し固定動作を制御し、監視制御装置が芯出し固定装
置の芯出し固定動作の状態およびガイドレール取付け箇
所の状態を監視し、統括制御装置が機構制御装置と監視
制御装置とを統括的に制御するようにしたから、作業に
異常が生じた場合には作業者が監視制御装置の監視手段
を監視しながら機構制御装置を用いて芯出し固定装置を
遠隔操作して異常に対処することによって、芯出し固定
装置の自動制御による以後の芯出し固定作業を継続する
ことができる。このため、作業者が芯出し固定装置の近
くまで行く必要がなく、作業の安全性および効率が格段
に向上する。
【0104】また、機構制御装置が芯出し固定装置の昇
降動作を制御し、監視制御装置が芯出し固定装置の動作
状態およびガイドレール取付け箇所の状態を監視し、統
括制御装置が機構制御装置と監視制御装置とを統括的に
制御するようにしたから、芯出し固定装置の芯出し基準
検出装置を用いて既に取り付けられているガイドレール
の取付け精度を確認することができる。
降動作を制御し、監視制御装置が芯出し固定装置の動作
状態およびガイドレール取付け箇所の状態を監視し、統
括制御装置が機構制御装置と監視制御装置とを統括的に
制御するようにしたから、芯出し固定装置の芯出し基準
検出装置を用いて既に取り付けられているガイドレール
の取付け精度を確認することができる。
【0105】また、機構制御装置が芯出し固定装置の昇
降動作およびガイドレールの再取付け動作を制御し、監
視制御装置が芯出し固定装置の動作状態およびガイドレ
ール取付け箇所の状態を監視し、統括制御装置が機構制
御装置と監視制御装置とを統括的に制御するようにした
から、芯出し固定装置を用いて既に取り付けられている
ガイドレールの再取付けを行い、ガイドレールの取付け
精度を許容範囲内とすることができる。
降動作およびガイドレールの再取付け動作を制御し、監
視制御装置が芯出し固定装置の動作状態およびガイドレ
ール取付け箇所の状態を監視し、統括制御装置が機構制
御装置と監視制御装置とを統括的に制御するようにした
から、芯出し固定装置を用いて既に取り付けられている
ガイドレールの再取付けを行い、ガイドレールの取付け
精度を許容範囲内とすることができる。
【図1】本発明によるエレベータガイドレール芯出し固
定装置の制御装置の一実施例を示した斜視図。
定装置の制御装置の一実施例を示した斜視図。
【図2】同上実施例の全体構成を示したブロック図。
【図3】同上実施例の一部であるエレベータガイドレー
ル芯出し固定装置を示した斜視図。
ル芯出し固定装置を示した斜視図。
【図4】同上装置の下半部分を示した平面図。
【図5】同上装置のレール把持装置のレール把持具を示
した部分断面平面図
した部分断面平面図
【図6】エレベータガイドレール芯出し固定運転制御の
概略フローチャート。
概略フローチャート。
【図7】エレベータガイドレール取付け確認運転制御の
概略フローチャート。
概略フローチャート。
【図8】エレベータガイドレール再取付け運転制御の概
略フローチャート。
略フローチャート。
100 機構制御装置 130 表示器 200 監視制御装置 300 統括制御装置 400 外部記憶装置 500 エレベータガイドレール芯出し固定装置 510 芯出し基準検出器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B66B 7/00 - 7/02
Claims (5)
- 【請求項1】芯出し基準検出装置を有するエレベータガ
イドレール芯出し固定装置の動作を制御する機構制御装
置と、前記エレベータガイドレール芯出し固定装置の動
作状態およびガイドレール取付け箇所の状態を監視手段
を用いて監視する監視制御装置と、前記機構制御装置と
前記監視制御装置とを統括制御する統括制御装置とを備
え、前記エレベータガイドレール芯出し固定装置の自動
制御を行うことができるようにしたことを特徴とするエ
レベータガイドレール芯出し固定装置の制御装置。 - 【請求項2】前記エレベータガイドレール芯出し固定装
置の動作状態と各種センサの測定値とガイドレール取付
け箇所の状態の情報とを記録する外部記憶装置と、前記
外部記憶装置に記録されるデータを表示する表示装置
と、作業の異常を作業者に知らせる警報装置とを有する
ことを特徴とする請求項1に記載のエレベータガイドレ
ール芯出し固定装置の制御装置。 - 【請求項3】前記機構制御装置は前記エレベータガイド
レール芯出し固定装置の芯出し固定動作を制御する機能
を有し、前記監視制御装置は前記エレベータガイドレー
ル芯出し固定装置の芯出し固定動作の状態およびガイド
レール取付け箇所の状態を監視する機能を有し、前記統
括制御装置は前記機構制御装置と前記監視制御装置とを
統括制御する機能を有し、作業に異常が生じた場合は作
業者が前記監視制御装置の前記監視手段によって作業状
況を監視しながら前記機構制御装置を用いて前記エレベ
ータガイドレール芯出し固定装置を遠隔操作して異常に
対処することによって前記エレベータガイドレール芯出
し固定装置の自動制御による以後の芯出し固定作業を継
続できるようにしたことを特徴とする請求項1または2
に記載のエレベータガイドレール芯出し固定装置の制御
装置。 - 【請求項4】前記機構制御装置は前記エレベータガイド
レール芯出し固定装置の昇降動作を制御する機能を有
し、前記監視制御装置は前記エレベータガイドレール芯
出し固定装置の動作状態およびガイドレール取付け箇所
の状態を監視する機能を有し、前記統括制御装置は前記
機構制御装置と前記監視制御装置とを統括制御する機能
を有し、前記エレベータガイドレール芯出し固定装置の
前記芯出し基準検出装置を用いて既に取り付けられてい
るガイドレールの取付け精度を確認できるようにしたこ
とを特徴とする請求項1または2に記載のエレベータガ
イドレール芯出し固定装置の制御装置。 - 【請求項5】前記機構制御装置は前記エレベータガイド
レール芯出し固定装置の昇降動作およびガイドレールの
再取付け動作を制御する機能を有し、前記監視制御装置
は前記エレベータガイドレール芯出し固定装置の動作状
態およびガイドレール取付け箇所の状態を監視する機能
を有し、前記統括制御装置は前記機構制御装置と前記監
視制御装置とを統括制御する機能を有し、前記エレベー
タガイドレール芯出し固定装置を用いて既に取り付けら
れているガイドレールの再取付けを行うことができるよ
うにしたことを特徴とする請求項1または2に記載のエ
レベータガイドレール芯出し固定装置の制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP06034998A JP3075907B2 (ja) | 1994-03-04 | 1994-03-04 | エレベータガイドレール芯出し固定装置の制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP06034998A JP3075907B2 (ja) | 1994-03-04 | 1994-03-04 | エレベータガイドレール芯出し固定装置の制御装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07242379A JPH07242379A (ja) | 1995-09-19 |
JP3075907B2 true JP3075907B2 (ja) | 2000-08-14 |
Family
ID=12429808
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP06034998A Expired - Fee Related JP3075907B2 (ja) | 1994-03-04 | 1994-03-04 | エレベータガイドレール芯出し固定装置の制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3075907B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US11434104B2 (en) | 2017-12-08 | 2022-09-06 | Otis Elevator Company | Continuous monitoring of rail and ride quality of elevator system |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5497658B2 (ja) * | 2007-12-07 | 2014-05-21 | オーチス エレベータ カンパニー | エレベータ昇降路を測量する方法および装置 |
EP2955145B1 (en) * | 2014-06-13 | 2016-12-21 | KONE Corporation | Apparatus and method for alignment of elevator guide rails |
JP7157707B2 (ja) * | 2019-06-06 | 2022-10-20 | 株式会社日立ビルシステム | 据付装置 |
JP7027507B1 (ja) | 2020-11-10 | 2022-03-01 | 東芝エレベータ株式会社 | レール設置支援装置、レール設置支援方法、レール設置支援システムおよびレール設置支援プログラム |
-
1994
- 1994-03-04 JP JP06034998A patent/JP3075907B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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US11434104B2 (en) | 2017-12-08 | 2022-09-06 | Otis Elevator Company | Continuous monitoring of rail and ride quality of elevator system |
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JPH07242379A (ja) | 1995-09-19 |
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