JP3075542U - ワイパーリフィル - Google Patents

ワイパーリフィル

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JP3075542U
JP3075542U JP2000005721U JP2000005721U JP3075542U JP 3075542 U JP3075542 U JP 3075542U JP 2000005721 U JP2000005721 U JP 2000005721U JP 2000005721 U JP2000005721 U JP 2000005721U JP 3075542 U JP3075542 U JP 3075542U
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JP
Japan
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claw
wiper
mounting
blade
refill
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JP2000005721U
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正明 高橋
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株式会社ユーエスシー
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ワイパーブレードの取付に際して、ワイパー
本体の取付爪の内面部に傷等をつけずに済むようなワイ
パーリフィルの提供。 【解決手段】 ワイパーリフィルは、ワイパー本体A、
ブレードB、支持レールDおよび係止体Cから構成され
る。支持レールDは、ブレードBの左右両側部に沿って
形成された溝部7に当該ブレードBを補強すべく収容さ
れる。係止体Cはこの溝部7に差し込まれて支持レール
Dに重合される一対の止着片13を有する。重合片6の
先端部には係合爪16が外向きに形成され、この係合爪
16が取付爪1をくぐり抜けて反対側に押し出されて取
付爪1をブレードBに対し係止する。ここで係合爪16
の外縁部は円弧状に湾曲形成されているから、取付爪1
の内面部に傷が発生するのを可及的に抑えることができ
る。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、例えば自動車のフロントガラス等に交換容易に取り付けられるワイ パーブレードを備えたワイパーリフィルに関する。
【0002】
【従来の技術】
本出願人は、先に、異なる規格寸法、形状のワイパー本体の取付爪に簡単かつ 確実に止着することができ、汎用性が高く交換が容易で、しかも安全性が高く構 造が簡単でコスト面でも有利な、例えば自動車のフロントガラス等に取り付けら れるワイパーリフィルに関して実用新案登録出願をし、既に登録を受けている( 実用新案登録第3006593号参照)。このワイパーリフィルについて説明す る。
【0003】 図4〜6はこのワイパーリフィルの一例を示したものである。ワイパーリフィ ルは、図4に示すように、ワイパー本体Aの取付爪1に交換自在に装着されるも ので、それはワイパーブレードBとこのワイパーブレードBに装着される2本の 支持レールDと支持レールDの端部に装着される係止体Cとから構成されている 。
【0004】 取付爪1は、その先端部に左右の側面下端部を内側に折曲した爪片1a,1a を対向して有し、その爪片1aの上方にワイパーブレードBの収容空間部1Aを 形成している。
【0005】 ワイパーブレードBは、柔軟性を有する例えばゴム材等により形成され、図1 に示されているように、細長く平坦に形成された基板2の中央下面から垂直に壁 片3が延設され、その壁片3の下方部は矢印状の膨出部4となり、その下端はガ ラス摺接面となっている。上記基板2と膨出部4との間には基板2とほぼ同じ幅 の上側水平翼片5とこれによりも広幅な下側翼片6とが所定の間隔を置いて平行 に形成されている。基板2と上側水平翼片5との間には上側溝部7が形成され、 また上側翼片5と下側翼片6との間には下側溝部8が形成されている。
【0006】 支持レールDは、例えばばね鋼等の剛性を有する材料で形成された細長い薄板 状の部材であり、一対の支持レールDの一端部側には所定の間隔でスリット10 が形成されている。
【0007】 係止体Cは、薄肉な金属板をプレス成形するなどして形成された部材で、その 基部12の端部から延出した一対の止着片13はこの基部12の中心を境にして 左右に開閉自在となっている。この係止体Cの基部12側外側縁部には抱持片1 7が垂下形成されている。この抱持片17は支持レールDの肉厚よりも若干長く 形成される。また、止着片13の先端部はそれぞれ矢印状に形成され、その外側 縁部は係合爪16が外向きに突出して形成されている。またさらに、係止体Cの 止着片13の左右両側部には、係合爪16と抱持片17との間に、ワイパー本体 Aの取付爪1の軸方向の幅より若干長い窪み部11が設けられている。
【0008】 上記のワイパーリフィルをワイパー本体Aに装着するには、先ず、今まで使用 されていたワイパーブレードをワイパー本体Aから引き剥がす。そして、この今 まで使用されていたワイパーブレードに合わせて、ワイパーリフィルのワイパー ブレードBと支持レールDを同じ長さに切断する。このとき、本考案では支持レ ールDの先端側に種々のメーカーのワイパーブレードBの長さに対応するように スリット10が形成されているので、そのスリット10に合わせてニッパーなど で切断する。そして、切断した2本の支持レールDの端部をそれぞれ係止体Cの 2本の止着片13に重合して、これら支持レールDと係止体Cとを一体化してか ら、係止体C側を中心に支持レールDを開いてワイパーブレードBの上側溝部7 内に支持レールDと係止体Cとを差し込む。
【0009】 次に、ワイパーリフィルの下側溝部8内に係止体Cと反対側の端部からワイパ ー本体Aの取付爪1の爪片1a,1aを挿入しつつ、ワイパーブレードBを取付 爪1の収容空間部1A内に差し入れる。この爪片1aを下側溝部8に係合させな がら当該溝部8に沿って爪片1aを滑らせつつスライドさせる。ワイパーリフィ ルの係止体Cが爪片1a,1aに当接する位置まできたら、係止体Cの外端をニ ッパーなどの工具で軽くたたく。すると、係止体Cの止着片13が基部12を中 心に弾性変形して止着片13の間隔が狭まり、係合爪16が爪片1aの裏面側に 押し込められる。そのまま係合爪16は爪片1a,1aをくぐり抜けて反対側に 到達すると、弾性変形していた止着片13が弾性復帰し、ワイパー本体Aの爪片 1aは係止体Cの係合爪16と抱持片17との間の窪み部11にはめ込まれる。 以後、ワイパーリフィルを取付爪1から強制的に引き抜かない限り、ワイパーリ フィルがその位置から逸脱することはない。
【0010】
【考案が解決しようとする課題】
このような構成のワイパーリフィルにあっては次のような問題があった。すな わち、係止体Cの止着片13の先端部に外向きに設けられた係合爪16が、図4 に示すように、矢印状に形成され、その先端部から外側縁に沿って直線状の傾斜 部が形成され、この傾斜部の後端に鋭く尖ったエッジが形成されている。このた め、ワイパーリフィル交換の都度、係止体Cの係合爪が取付爪1の爪片1a,1 aをくぐり抜ける度に、このエッジがワイパー本体Aの爪片1aの内側面と接触 して爪片1aの内側面を傷つけることがあった。つまり、係止体Cの止着片は、 このとき、基部12を中心に弾性変形されるので、その弾性復元力がそのエッジ を爪片1aの内側面に強く押しつけることになるとともに、またそのエッジが爪 片1aの内側面に擦られながら爪片1a,1aをくぐり抜けるため、爪片1aの 内側部には横方向に沿って切り傷や擦り傷等が形成されることになるのである。 取付爪1は、一般に金属材等で形成され、その表面は塗料等によって被覆されて いるが、当該取付爪1の内面部が傷付くと、その取付爪1の表面の塗料層等が剥 げ落ち、内側の金属部分が剥き出しとなってしまう。ワイパーブレードBは、一 般に車外など雨水にさらされる場所に取り付けられるから、取付爪1の金属部が 剥き出しとなると、そこからサビが発生して腐食する虞がある。
【0011】 本考案は、このような事情に鑑みてなされたもので、その目的は、ワイパーブ レードのワイパー本体への装着に際し、ワイパー本体の取付爪の内側部を傷つけ ずに済むようなワイパーリフィルを提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成すべく本考案にかかるワイパーリフィルにあっては、ワイパー 本体の取付爪に装着されるワイパーリフィルであって、柔軟性を有する材料によ り細長く形成されたワイパーブレードと、このワイパーブレードの左右両側部に 沿って上下2段にわたり形成された上側溝部および下側溝部と、前記各上側溝部 内にそれぞれ前記ワイパーブレードを補強すべく収容される支持レールと、前記 各支持レールの端部にそれぞれ重ねられて一体化されて前記各上側溝部内に差し 込まれる一対の止着片を有する係止体と、前記各止着片の先端部に外方に向けて 突出形成された係合爪と、この係合爪に隣接して前記止着片の側縁部に凹形に形 成された窪み部とを備え、前記下側溝部内に前記取付爪の先端部が差し込まれる とともに、前記係合爪が前記取付爪の裏側をくぐり抜けて前記取付爪が前記窪み 部にはめ込まれることで前記取付爪に止着されるワイパーリフィルにおいて、前 記係合爪の外縁部を円弧状に湾曲形成する構成とした。
【0013】 このワイパーリフィルにあっては、係止体の突起部の外縁部が円弧状に湾曲形 成されることで、当該係合爪が取付爪をくぐり抜ける際に当該取付爪の内側部に 押しつけられたとしても、これにより当該内側部が傷つけられるのを可及的に軽 減することができる。すなわち、従来のように係合爪の外縁部に鋭く尖ったエッ ジが形成されていないので、係合爪が取付爪の内側部に押しつけられたとしても 、内側部が従来のように大きく傷つけられるようなことはない。これによって、 取付爪の内側部にサビ等の不具合が発生するのを回避することができる。
【0014】
【考案の実施の形態】
以下に本考案に係るワイパーリフィルの実施の形態について説明する。図1は 、本考案にかかるワイパーリフィルの一実施形態を示したものである。なお、本 実施形態のワイパーリフィルは、前述した従来のワイパーリフィルと基本的にほ ぼ同じ、ワイパーブレードBとこのワイパーブレードBに装着される2本の支持 レールDと支持レールDの端部に装着される係止体Cとを備えている。
【0015】 取付爪1は、その先端部に左右の側面下端部を内側に折曲した爪片1a,1a を対向して有し、その爪片1aの上方にワイパーブレードBの収容空間部1Aを 形成している。
【0016】 ワイパーブレードBは、柔軟性を有する例えばゴム材等により形成され、図1 に示されているように、細長く平坦に形成された基板2の中央下面から垂直に壁 片3が延設され、その壁片3の下方部は矢印状の膨出部4となり、その下端はガ ラス摺接面となっている。上記基板2と膨出部4との間には基板2とほぼ同じ幅 の上側水平翼片5とこれによりも広幅な下側翼片6とが所定の間隔を置いて平行 に形成されている。基板2と上側水平翼片5との間には上側溝部7が形成され、 また上側翼片5と下側翼片6との間には下側溝部8が形成されている。
【0017】 支持レールDは、例えばばね鋼等の剛性を有する材料で形成された細長い薄板 状の部材であり、一対の支持レールDの一端部の内側には凹状の切欠部9が形成 され、支持レールDの他端部側には所定の間隔でスリット10が形成されている 。
【0018】 係止体Cは、薄肉な金属板をプレス成形するなどして形成された部材で、その 基部12の端部から延出した一対の止着片13はこの基部12の中心を境にして 左右に開閉自在となっている。これら各止着片13の基部12側内外両側部には それぞれカシメ片14が垂下形成され、各止着片13の基部12側外側部には前 記カシメ片14に並んで抱持片17が垂下形成されている。これらカシメ片14 および抱持片17は支持レールDの肉厚よりも若干長く形成される。この係止体 Cは抱持片17間に2本の支持レールDを収容しつつ支持レールDの上面に載置 される。このとき止着片13の外側部に形成されたカシメ片14は、その下端が 支持レールDの下面にカシメられる。また、このとき、止着片13の内側部に形 成されたカシメ片14は支持レールDの凹状切欠部9から下方に突出してその下 端が支持レールDの下面にカシメられる。これによって係止体Cが支持レールD に一体的に取り付けられる。図2および図3に係止体Cが2本の支持レールDに 一体化されたときの表側および裏側から様子を示す。
【0019】 また、係止体Cの止着片13の外側面にはワイパー本体Aの取付爪1の軸方向 の幅より若干長い凹状の間隔を開けてストップ爪15と係合爪16がそれぞれ設 けられている。各係止爪16はその先端から外方に先端から外方に湾曲した突出 部として形成されている。これらストップ爪15と係合爪16との間に凹形の窪 み部11が形成されている。
【0020】 上記のワイパーリフィルをワイパー本体Aに装着するには、従来と同じく、先 ず、今まで使用されていたワイパーブレードをワイパー本体Aから引き剥がし、 そして、この今まで使用されていたワイパーブレードに合わせて、ワイパーリフ ィルのワイパーブレードBと支持レールDを同じ長さにスリット5aを通じてニ ッパー等で切断する。そして、係止体Cが取り付けられた支持レールDを係止体 Cの基部12を中心として開き、この若干開いた状態で支持レールDをワイパー ブレードBの上側溝部7に合わせて、これを挟み込む。
【0021】 次に、この支持レールDを挟み込んだワイパーリフィルの下側溝部8を、係止 体Cと反対側の端部において、ワイパー本体Aの爪片1a,1aに係合させ、そ の後は下側溝部8が爪片1a,1aに係合しながら滑るように、ワイパーリフィ ルを押し込んでやる。ワイパーリフィルの係止体Cが爪片1a,1aに当接した 位置まできたら、係止体Cの外端をニッパーなどの工具で軽くたたくと、係合爪 16がその先端から外方に湾曲した突出部として形成されていることと、係止体 Cの止着片13が基部12を中心として弾性変形可能に形成されていることによ り、その係合爪16が爪片1a,1aをくぐり抜けて弾性復帰し、爪片1a,1 aが係止体Cのストップ爪15と係合爪16との間の窪み部11にはめ込まれる 。ストップ爪15と係合爪16がワイパー本体Aの爪片1aをその間に挟み込む ので、以後はワイパーブレードBを強制的に引き抜かない限り、その位置から逸 脱することがない。
【0022】 このワイパーリフィルにあっては、係止体Cの係合爪16の外縁部が円弧状に 湾曲形成されているから、係合爪16が爪片1aをくぐり抜けるときに当該取付 爪1の内側部に押しつけられても当該内側部を傷つけることはない。すなわち、 係合爪16の外縁部が従来のように鋭く尖ったエッジとはなっていないため、係 合爪16が取付爪1の内側部に押接されたとしても、当該内側部が従来のように 大きく傷つけられることはなく、これにより取付爪1の内側部にサビ等の不具合 が発生することはない。
【0023】
【考案の効果】
本考案にかかるワイパーリフィルによれば、係合爪の外縁部が従来のように鋭 く尖ったエッジではなく円弧状に湾曲形成されているから、当該係合爪が取付爪 をくぐり抜ける際に当該取付爪の内側部に押しつけられたとしても、当該内側部 がこれにより傷つけられることはなく、ワイパー本体の取付爪にサビ等の不具合 が発生するのを解消することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案にかかるワイパーリフィルの一実施形態
を示した組立分解斜視図である。
【図2】本考案にかかるワイパーリフィルを構成する係
止体と支持レールとが一体化されたときの様子を表側か
ら示した平面図である。
【図3】本考案にかかるワイパーリフィルを構成する係
止体と支持レールとが一体化されたときの様子を裏側か
ら示した平面図である。
【図4】従来のワイパーリフィルの一例を示した組立分
解斜視図である。
【図5】図4に示すワイパーリフィルが組み立てられた
ときの様子を示した外観斜視図である。
【図6】図5に示すワイパーリフィルの断面構造を示し
た縦断面図である。
【符号の説明】
A ワイパー本体 B ワイパーブレード C 係止体 D 支持レール 1 取付爪 4 膨出部 7 上側溝部 8 下側溝部 12 基部 13 止着片 16 係合爪

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ワイパー本体の取付爪に装着されるワイ
    パーリフィルであって、柔軟性を有する材料により細長
    く形成されたワイパーブレードと、このワイパーブレー
    ドの左右両側部に沿って上下2段にわたり形成された上
    側溝部および下側溝部と、前記各上側溝部内にそれぞれ
    前記ワイパーブレードを補強すべく収容される支持レー
    ルと、前記各支持レールの端部にそれぞれ重ねられて一
    体化されて前記各上側溝部内に差し込まれる一対の止着
    片を有する係止体と、前記各止着片の先端部に外方に向
    けて突出形成された係合爪と、この係合爪に隣接して前
    記止着片の側縁部に凹形に形成された窪み部とを備え、
    前記下側溝部内に前記取付爪の先端部が差し込まれると
    ともに、前記係合爪が前記取付爪の裏側をくぐり抜けて
    前記取付爪が前記窪み部にはめ込まれることで前記取付
    爪に止着されるワイパーリフィルにおいて、 前記係合爪の外縁部を円弧状に湾曲形成したことを特徴
    とするワイパーリフィル。
JP2000005721U 2000-08-09 2000-08-09 ワイパーリフィル Expired - Lifetime JP3075542U (ja)

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