JPH11503985A - 自動車の窓ガラスを清掃するためのワイパーブレード - Google Patents

自動車の窓ガラスを清掃するためのワイパーブレード

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Abstract

(57)【要約】 自動車の窓ガラスの清掃に役立つワイパーブレード(10)を提供する。ワイパーブレードが長尺の支持フレーム(14)を有しており、支持フレームが保持つめ(22)で以て弾性的な材料から成る長尺のワイパー条片(24)の頭部条片(26)を取り囲んでいる。頭部条片(26)内に、周囲を閉じられてワイパー条片(24)の端面(36)に開口する縦通路(38)が設けられており、該縦通路内に1つのばねレール(40)が配置されて、保持手段を用いて長手方向移動に対して固定されている。さらにワイパー条片(24)に、フレーム部分(20,24)と協働して、該フレーム部分を失われないように支持フレーム(14)に固定している。支持フレーム(14)へのワイパーブレードの特に簡単な組立が、ばねレール(40)を縦通路(38)内に形状接続的に保持して、固定手段(60)をワイパー条片(24)に堅く結合している場合に達成される。

Description

【発明の詳細な説明】 自動車の窓ガラスを清掃するためのワイパーブレード 背景技術 ワイパー条片のための支持フレームを備えた市販の窓ガラス用ワイパーブレー ドにおいては、ワイパー条片が避けられない摩耗にさらされ、このような摩耗は 清掃性能を低下させ、従ってワイパーブレードが時々交換されねばならない。し かしながらワイパーブレードの支持フレームは通常はまだ完全な機能状態にある ので、末端消費者にはコストの理由から、1つのワイパー条片、ワイパー条片の 互いに相対する縦溝内に取り付けられる2つのばねレール及び1つの固定クラン プを有するいわゆる補充ユニットが提供される。このような補充ユニットは対応 するもとの構成部分を取り除いた後にフレーム部分の保持つめ内に押し込まれ、 固定クランプがばねレールをワイパー条片内に固定し、さらに弾性的に変位可能 なばねアーム及び該ばねアームに配置されたフックを用いてワイパー条片をばね レールと一緒に支持湾曲フレームにロックする。このような解決策はドイツ連邦 共和国特許出願公告第1430338号明細書により公知である。 本発明に基づくワイパーブレードにおいてはしかしながら、−外側に位置する 両方のばねレールの代わり に−、もっぱら唯一のばねレールしか、ワイパー条片の頭部条片内に配置されて 周囲の閉じられた1つの縦通路内に取り付けられていない。ばねレールの長手方 向移動に対する固定のために、冒頭に述べた形式の公知のワイパーブレード(フ ランス国特許出願公開第2267909号明細書)においては、ばねレールがワ イパー条片よりも短く構成されていて、両方の端部に燕尾形の切欠きを備えてお り、該切欠き内に最終シールド(Endschild)の耳片状の付加部を差し込んであり 、付加部が頭部条片の横断面を部分的に突出していて、支持湾曲フレームのつめ 内に押し込まれたワイパー条片をワイパー運転中に長手方向でつめ内から移動し て外れないように作用している。さらに、最終シールドの突出した部分はワイパ ー条片を支持湾曲フレームに固定するために役立っている。従って末端消費者に は4つの個別部品を供給して、該個別部品が組み立てられねばならない。特に困 難なことは2つの最終シールドの組立にあり、それというのは最終シールドの付 加部が当該端部を−弾性的な長いワイパー条片の押し戻しの後に−露出させてい る場合にはじめてばねレールの切欠き内に挿入されるからである。 発明の利点 本発明に基づくワイパーブレードにおいては、予め組み立てられた補充ユニッ トが、−古い完全なワイパー条片の取り除きの後に−もっぱら支持フレーム内に 押し込まれて、固定手段を用いて支持フレームに固定されるだけでよい。このこ とはばねレールとワイパー条片との間の形状接続的な結合によって、さらにワイ パー条片への固定手段の不動の配置によって可能であり、その結果、補充ユニッ トが末端消費者に完全に組み立てられた唯一の構成部分として提供される。 縦通路内でのばねレールの長手方向の移動に対する簡単なロックが、ばねレー ルの少なくとも1つの側面に切欠きを配置して、該切欠き内に隣接の通路壁を突 入させることによって達成される。 本発明の別の構成では、ワイパー条片の長手方向に対して横方向に作用する緊 締手段が通路壁を切欠き内へ押している。これによって、ばねレールの組立が簡 単になり、それというのは取り付けが緊締手段の取り付けの前に行われるからで ある。 経済的な形式の緊締手段は、該緊締手段がクランプによって形成されており、 クランプがワイパー条片の頭部条片を取り囲んでいて、クランプの互いにほぼ平 行に延びる脚部が側方の相対する通路壁を押し合わせていることによって得られ る。 このようなクランプは、クランプのクランプ脚部を互いに結合する横ブリッジ と頭部条片の、該横ブリッジに向いた上側の面との間にばねフックを配置して堅 く保持し、該ばねフックが弾性的に変位可能な少なくとも1つのアームで以て支 持フレームの保持つめを横 切ってかつ、アームに設けられたフックの後ろに係合している場合に、同時にワ イパー条片への固定手段の取り付けのためにも役立つ。 ワイパー条片におけるばねクランプの規定どおりの案内のために、ばねクラン プの、頭部条片の上側の面に接触するプレート状の部材(Koerper)に頭部条片の 両方の側壁を覆う付加部を配置してあり、該付加部が互いに向き合わされた端部 で以て頭部条片の縁部開放の縦溝内に係合している。 ワイパー条片にばねクランプを固定するために、プレート状のベース部材が互 いに相対する切欠きを有しており、該切欠き内で緊締クランプの脚部がばねクラ ンプを横切っている。 ワイパー条片、ばねレール、緊締クランプ及び固定クランプを有する補充チュ ニットを支持フレームに固定するために、ばねクランプの弾性的に変位可能なア ームが、プレート状の部材の、頭部条片の1つの側壁に隣接してかつワイパー条 片の長手方向に延びる側壁によって形成されており、該側壁の自由な端部に支持 フレームの保持つめと協働するフックが配置されている。 この場合に有利には、プレート状の部材の側壁が、部材の付加部の位置する平 面内に配置されている。 特に安価に製造可能なばねクランプは、付加部及び、フックを有するアームと 一体的に構成されて、ばね 鋼から形成された場合に得られる。 支持フレームに補充ユニットの特に運転確実な配置のために考えられることは 、ばねクランプが、頭部条片の両方の側壁に隣接した互いに平行に延びる2つの 側壁を有しており、該側壁が2つのフックアームを形成していることである。 クランプを変形可能な材料から形成すると、該クランプが頭部条片をばねレー ルの切欠きの領域で変形させるために特に良好に適している。 わずかな構成部分しか有していないことにより特に簡単な解決手段は、緊締ク ランプにばねクランプを一体的に結合して1つのコンビネーション部分を形成し 、該ばねクランプが弾性的に変位可能な少なくとも1つのアームで以て支持フレ ームの保持つめを横切っており、保持つめがアームに設けられたフックの後ろに 係合している場合に得られる。 コンビネーション部分がプレート状のベース部分を有しており、該ベース部分 にばねクランプのアームが配置されており、コンビネーション部分の組立方向で 見てコンビネーション部分が前記アームの前に案内クランプを有しており、該案 内クランプと前記アームとの間でコンビネーション部分に緊締クランプを配置し てあり、該緊締クランプがワイパー条片の頭部条片を少なくとも部分的に取り囲 んでおり、さらに緊締クランプの互いにほぼ平行に延びる脚部が側方の互いに相 対する通路壁をばねレールの切欠き内へ押していると、経済的に組み立て可能な コンパクトな配置が維持される。 本発明の別の構成では、緊締クランプの、ワイパー条片の頭部条片を側方から 覆う脚部にそれぞれ、組立方向に延びる耳片を配置してあり、該耳片が補充ユニ ットの組立状態で支持フレームの保持つめによって取り囲まれている。これによ って特別な構成及び組立費用なしに緊締クランプの弾性的な開きに対する固定が 達成され、それというのは耳片が保持つめによって規定の組立位置に確実に保持 されるからである。 補充ユニットと支持湾曲フレームとの間の遊びを補償するために、耳片が脚部 の平面から外側へ湾曲させられていて、かつ耳片の自由な端部に内側へ向けられ た傾斜面を形成しており、該傾斜面が支持湾曲フレーム内への補充ユニットの導 入を容易にする。 支持湾曲フレームにおける補充ユニットの固定のために、コンビネーション部 分のプレート状のベース部分が緊締クランプの脚部の領域に少なくとも1つの曲 げ出し部を有しており、該曲げ出し部の端縁部がフックに向けられており、該端 縁部とフック肩縁部との間の間隔が支持フレームの保持つめの長さに合わされて いる。これによって、支持湾曲フレームの保持つめが曲げ出し部及びフック肩の 互いに向き合った縁部間に位置させられ、その結果、支持湾曲フレームからの補 充ユニットの意図しないはずれが排除されている。 本発明の有利な別の構成は次の説明及び実施例の図面から明らかである。 図面 図面において、図1は本発明に基づき構成されたワイパーブレード部分の平面 図であり、図2はワイパーブレードに配設の補充ユニットの拡大側面図であり、 図3は図2の補充ユニットの平面図であり、図4は補充ユニットの図2のIV− IV線に沿った拡大断面図であり、図5は図2の補充ユニットに配設の固定ばね の拡大側面図であり、図6は図5の固定ばねの平面図であり、図7は図5のVI I−VII線に沿った断面図であり、図8は図5のVIII−VIII線に沿っ た断面図であり、図9は図2の補充ユニットに配設の緊締クランプの拡大平面図 であり、図10は図9の緊締クランプの側面図であり、図11は図1に符号XI で示す箇所の拡大図であり、図12は図11のXII−XII線に沿った断面図 であり、図13は図4のXIII−XIII線に沿った断面図であり、図14は 本発明の組み立てられた別の実施例の、図4に対応する断面図であり、図15は 図14に基づく配置を示しており、この場合、ばねクランプと一体に構成された 緊締クランプがまだ開かれており、図16は別の実施例のワイパーブレードの端 部の平面図及び部分的に図14のXVI−XVI線に沿って半分を断面して示す 図であり、図17は別の実施例のワイパーブレードの端部の側面図であり、図1 8はばねクランプ及び緊締クランプを有するコンビネーション部分の下面図であ り、図19はコンビネーション部分の側面図であり、かつ図20は金属から成る コンビネーション部分を折り曲げ成形するためのプレートの平面図である。 実施例の説明 図1に部分的に示すワイパーブレード10は、自動車の詳細には示してないワ イパー装置に配設されている。ワイパーブレード10は図1に鎖線で示した駆動 可能なワイパーアーム12を介して自動車のふき取るべき窓ガラスの上を運動す る。ワイパーブレード10は実施例では複数構造の支持フレーム14を有してお り、支持フレームは湾曲支持機構として構成されている。即ち、ワイパーアーム にヒンジ的に結合されたメイン湾曲部材16の端部に、中間湾曲部材18が枢着 されており、該中間湾曲部材の端部につめ付き湾曲部材(Krallenbuegel)20を ヒンジ的に結合してあり、つめ付き湾曲部材が端部につめ(Kralle)22を有して おり、つめがゴムに類似の材料から成るワイパー条片(Wischleiste)24をつか むために役立っている。ワイパー条片も支持フレーム14も長尺に形成されてい る(図1)。 図4に示してあるように、ワイパー条片24は頭部条片(Kopfleiste)26を有 しており、頭部条片が傾倒 ブリッジ(Kippsteg)28を介して、ふき取るべき窓ガラスに接触するワイパーリ ップ30に結合されている。 頭部条片26の両方の縦側面32に、互いに相対する縦溝34が配置されてお り、縦溝内に公知の形式でつめ付き湾曲部材20の保持つめ(Haltekralle)22 が係合している。縦溝34がワイパー条片24の端面36に開口しているので、 ワイパー条片が容易に長手方向でつめ付き湾曲部材20の保持つめ22内に押し 込まれる。ふき取るべき窓ガラス上でのワイパーブレード若しくはワイパー条片 24の支持圧の正確な分配を達成するために、頭部条片26に、周囲を閉じられ かつワイパー条片24の両方の端面36に開口する縦通路38(図13)が配置 されており、該縦通路内に長尺のばねレール(Federschiene)40が取り付けられ ている(図4及び図13)。通路壁42がばねレール40の切欠き41内に形状 接続的(formschluessig)に突入している。頭部条片26の縦通路38内でのばね レール40の固定のために、ばねレール40が端部領域に、互いに相対して位置 して縁部の開いた側方の2つの切欠き41を備えており、該切欠き内に、互いに 相対する通路壁42の一部分が緊締クランプ(Spann-klammer)44を用いて押し 込まれている(図4及び図13)。緊締クランプ44自体は図9及び図10では 個別部品として形成されている。緊締クランプは縦通 路38内へのばねレール40の取り付けの後に長手方向でワイパー条片24の頭 部条片26に押しはめられ、図4に鎖線で示す脚部46,48がばねレール40 の切欠き41上に位置する。次いで、脚部(アーム)が図4の矢印50の方向に 内側へ押され、その結果脚部の自由端部に配置されたフック52が頭部条片26 の縦溝34内に係合する(図4)。この場合、緊締クランプ44の寸法が頭部条 片26に適合させてあり、従って、変形(矢印50)の終了の後に脚部46,4 8が通路壁42をばねレール40の切欠き41内に押し込んでおり、その結果、 縦通路38内でのばねレール40の縦方向運動に対する形状接続的な完全な固定 が保証されている。即ち、緊締クランプ44が通路壁42をワイパー条片24の 長手方向に対して横方向で互いに接近する方向に押して、切欠き41内に押し込 み、その結果、緊締クランプは切欠き41と一緒にワイパー条片24におけるば ねレール40の固定のための保持手段を形成している。 ワイパー条片24を支持フレーム14に対する不都合な大きな長手方向ずれに 対して固定するために、ワイパー条片24に、ばねファゴット鋼(Federbund-sta hl: spring fagot steel)から成り固定手段として役立つばねクランプ(Federkla mmer)60も配置されている(図11)。ばねクランプは図5乃至図8に示して あり、プレート状のベース部分62を有しており、 該ベース部分からアーム64,66が平行にかつ間隔を置いて延びている。アー ム64,66はベース部分62に対してほぼ90°の角度に折り曲げられて、側 壁68を形成しており、側壁が自由な端部にフック70を備えており、フックは ばねクランプ60のベース部分62の位置する平面を越えて突出している。さら にばねクランプ60のベース部分62には、付加部72を一体成形してあり、付 加部はばねクランプ60の側壁64,66の位置する平面と同じ平面に配置され ている。付加部72の端部は互いに向き合わされていて、ばねクランプ60の組 み立てられた状態で同じく縦溝34内に係合するように寸法を規定されている。 ばねクランプ60のベース部分62は、ばねクランプの互いに相対する両方の付 加部72と互いに相対する両方のアーム(ばねアーム)64,66との間に、互 いに相対する2つの切欠き76を備えており、該切欠きの寸法は緊締クランプ4 4の脚部46,48に適合させられている。 特に図11及び図12に示してあるように、ばねクランプ60はプレート状の ベース部分62でワイパー条片24の頭部条片26の上側の面78に接触してい る。この場合、付加部72の互いに向き合わされた端部74が頭部条片26の一 部分を取り囲みかつ、ばねレール40の挿入されたワイパー条片24の縦溝34 内に係合する。次いで、緊締クランプ44が所定の位 置に移され、該緊締クランプの脚部46,48が互いに矢印50(図4)の方向 に押し付けられて、図4、図11、図12及び図13に示す位置を占める。これ によって、頭部条片26の縦通路38内でのばねレール40の既に述べた長手方 向移動に対する固定が達成され、同時に、ばねクランプ60がワイパー条片24 に対する長手方向ずれに対して固定され、それというのはクランプ脚部46,4 8がばねクランプ60のベース部分(プレート状の部材)62の切欠き76内に 達し、該切欠きを横切る。この場合、ばねクランプ60のベース部分62が、緊 締クランプ44のクランプ脚部46,48を結合する横ブリッジ(Quersteg)49 と頭部条片26の、横ブリッジに向いた上側の面78との間に位置する。このよ うな前組立(Vormontage)は、ワイパー条片24がまだ支持フレーム14に取り付 けられていない間に行われる。前述の前組立の終了の後に、ワイパー条片24、 ばねレール40、ばねクランプ60及び緊締クランプ44から成る1つの組立ユ ニット(Montagesatz)が得られる(図2及び図3)。これによって、簡単に支持 フレーム14に結合可能な1つの組立ユニット若しくは補充ユニット(Nachfuell satz)が得られる。支持フレームとの結合のためにワイパー条片24の、ばねク ランプ60と逆の端部36が既に述べた形式で支持フレーム13内に押し込まれ 、この場合、保持つめ22が頭部条片26の一部 分を取り囲み、縦溝34内に入り込む。ばねアーム64,66の自由な端部が保 持つめ22に当接すると、保持つめがフック70の前にある傾斜面71(図11 )の作用下で弾性的に矢印73(図11)の方向に変位させられ、その結果、フ ックが頭部条片26の縦側面32に接しながら保持フック22をそこに存在する 組立遊びに基づき横切り、かつ矢印73の方向と逆向きに図11に示す位置へ再 び弾性的に戻り、組立ユニット若しくは補充ユニット75(図2及び図3)を支 持フレーム14に固定する。 緊締クランプ44が、ばねレール40をワイパー条片24の縦通路38内に形 状接続的(formschluessig)に保持するための手段を形成している。さらに、緊締 クランプ44はワイパー条片24への、固定手段として役立つばねクランプ60 の確実な結合を保証する。緊締クランプ44の永続的な作用を達成するために、 緊締クランプは有利には変形可能な材料から製造されている。 場合によっては、緊締クランプとばねクランプとを唯一の構成エレメントとし て構成すると有利である。図14乃至図20は、緊締クランプ144、ばねクラ ンプ160及び案内クランプ168を有するコンビネーション部分(Kombiteil) 135を備えた実施例を示している。このコンビネーション部分135のために 用いられる材料は、一方では十分に剛性で、これによ って通路壁のための締め付け機能を満たし、かつ他方では弾性作用によってフッ クを備えたばねアーム164,166の弾性的な変位を可能にするものでなけれ ばならない。 コンビネーション部分135の特別な構成は図18乃至図20を用いて説明す る。コンビネーション部分135はプレート状のベース部分162を有しており 、該ベース部分は案内クランプ168、緊締クランプ144、及びばね若しくは 固定クランプ160の部分である。これらのすべてのクランプ168,144, 160は少なくともほぼU字形の横断面を有しており、この場合、それぞれのU 字形・脚部146,148、若しくは付加部172、若しくは側壁164,16 6を互いに結合するブリッジ(Steg)が共通のベース部分162によって形成され ている。コンビネーション部分135における緊締クランプ144の配置は、該 緊締クランプの脚部146,148がワイパーブレード10の組み立てられた状 態でばねレール140の切欠き141に対応して位置するように行われている。 組立方向(図16及び図19の矢印165)で見て、コンビネーション部分13 5はばねクランプ160のアーム164,166の前に案内クランプ168を有 しており、該案内クランプはコンビネーション部分135を頭部条片26に正確 に案内するために役立っている。ばねクランプ160のアーム164,166と 案内クランプ168との間でコンビネーション部分135に緊締クランプ144 を形成してあり、該緊締クランプの脚部146,148は既に述べた実施例(図 4乃至図13)の緊締クランプ44の脚部46,48の機能と同じ機能を有して いる。このことは、案内クランプ168と構成部分74,62(図7)の相応の 配置との関係にも当てはまり、かつ対応する構成部分62,64(図5及び図6 )に関連してばねクランプ若しくは固定クランプ160の一般的な構成及び機能 にも当てはまる。緊締クランプ144の脚部146,148に矢印165の方向 へ延びる耳片(Lappen)138を一体成形してあり、該耳片は補充ユニット75の 組立に際して支持フレームの図16及び図17に鎖線で示す保持つめ22によて 覆われる。図16に示してあるように、緊締された緊締クランプ144若しくは 緊締クランプの脚部146,148が頭部条片26の側方の通路壁42をばねレ ール140の切欠き141内へ押し込み、その結果ばねレールが形状接続的に縦 通路38内に保持される。同時に固定手段(ばねクランプ160及び案内クラン プ168)がワイパー条片に固定される。 緊締クランプ144の脚部146,148が緊締されると、耳片138も頭部 条片26内に押し込まれる。頭部条片26と保持つめ22の内面との間の避けら れない組立遊びを排除するために、耳片138が脚部 146,148の平面から外側へ曲げられている。耳片はさらに自由な端部13 9の領域に内側に向けられた傾斜面143を有しており、該傾斜面が補充ユニッ ト75を支持湾曲フレーム14の保持つめ22内に押し込む場合に導入補助手段 として及び縦通路38内での固定手段として役立つ。 さらに特殊性として、コンビネーション部分135のプレート状のベース部分 162は緊締クランプ144の脚部146,148の領域に2つの曲げ出し部(A uswoelbung)150を備えており、該曲げ出し部の端縁部151がアーム164 ,166のフック170に向けられている。曲げ出し部の端縁部151とフック 肩縁部153との間の間隔152は保持つめ22の長さ154に合わされており 、保持つめがほぼ遊びなしに両方の縁部151,153間に組み込まれるように なっている(図17)。 ばねレール140の別の一対の切欠き155が図18の矢印156の方向で互 いにプレストレスの掛けられたフックアーム164,166に頭部条片26の輪 郭内への入り込みを可能にし、その結果アーム164,166は補充ユニット7 5の組立に際して支持湾曲フレームの保持つめ22に対して障害物を成すことは ない。 補充ユニット75は次のように組み込まれる: ワイパー条片24の縦通路38内へのばねレール1 40の取り付けの後に、コンビネーション部分135が矢印165の方向で頭部 条片26に押しはめられ、緊締クランプ144の開かれた脚部146,148( 図15)がばねレール140の切欠き141の上に位置する。緊締クランプ14 4の脚部146,148の押し合わせ(図14)によって、側方の相対する通路 壁がばねレール40の切欠き141内に押し込まれ、従ってばねレールが縦通路 内に固定される。同時にコンビネーション部分135もワイパー条片24に固定 される。 補充ユニット75を支持フレーム14に結合するために、補充ユニットが矢印 165の方向で支持フレーム14の保持つめ22内に押し込まれ、保持つめ22 がワイパー条片24の縦溝34内に係合する。縦溝内には緊締クランプ144の 脚部146,148及び案内クランプ168の付加部172も係合する。補充ユ ニット75がばねクランプ160のアーム164,166で以て押し込みに際し て支持フレームの保持つめ22に当接すると、アームは図11で既に述べたよう に変位して、保持つめ22が係止位置に達し、係止位置はコンビネーションユニ ット135の縁部151,153によって両側を制限されている。これによって 補充ユニット75が失われないように支持フレームに保持され、ワイパーブレー ドが使用できるようになっている。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ゲルト キューバウフ ドイツ連邦共和国 77830 ビューラータ ール ブッツェングラーベンヴェーク 6 (72)発明者 カールハインツ ロレンツ ドイツ連邦共和国 76534 バーデン−バ ーデン ダールベルクシュトラーセ 5 (72)発明者 ヨーゼフ ベルガー ドイツ連邦共和国 72649 ヴォルフシュ ルゲン ヒルシュシュトラーセ 1 (72)発明者 ミヒャエル シュルツェ ドイツ連邦共和国 71154 ヌフリンゲン キュンツィシュトラーセ 41 (72)発明者 ノルベルト ヴェークナー ドイツ連邦共和国 77815 ビュール フ ォーゲゼンシュトラーセ 21 (72)発明者 ユルゲン マイヤー ドイツ連邦共和国 76571 ガッゲナウ アウグスト−オイラー−ヴェーク 3 【要約の続き】

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.自動車の窓ガラスを清掃するためのワイパーブレード(10)であって、 長尺の支持フレーム(14)を備えており、該支持フレームが保持つめ(22) で以て弾性的な材料から成る長尺のワイパー条片(24)の頭部条片(26)を 取り囲んでおり、頭部条片(26)内に配置されていて周囲を閉じられワイパー 条片(24)の端面(36)に開口する縦通路(38)を備えており、該縦通路 内に1つのばねレール(40)が配置されて保持手段を用いて長手方向移動に対 して固定されており、ワイパー条片(24)に取り付けられた手段がフレーム部 分(20,22)と協働してワイパー条片を失われないように支持フレーム(1 4)に固定している形式のものにおいて、ばねレール(40)が形状接続的に縦 通路(38)内に保持されており、固定手段(60)がワイパー条片(24)に 堅く結合されていることを特徴とする、自動車の窓ガラスを清掃するためのワイ パーブレード。 2.ばねレール(40)が少なくとも1つの縦側に切欠き(41)を有してお り、該切欠き内に該切欠きに隣接の通路壁(42)が突入している請求項1記載 のワイパーブレード。 3.ワイパー条片(24)の長手方向に対して横方向に作用する緊締手段(4 4)が通路壁(42)を切 欠き(41)内へ押している請求項2記載のワイパーブレード。 4.緊締手段がクランプ(44)によって形成されており、クランプがワイパ ー条片(24)の頭部条片(26)を少なくとも部分的に取り囲んでいて、クラ ンプの互いにほぼ平行に延びる脚部(46,48)が側方の相対する通路壁(4 2)を切欠き(41)内へ押している請求項3記載のワイパーブレード。 5.クランプ(44)のクランプ脚部(46,48)を互いに結合する横ブリ ッジ(49)と頭部条片(26)の、該横ブリッジに向いた上側の面(78)と の間にばねフック(60)を配置して堅く保持してあり、該ばねフックが弾性的 に変位可能な少なくとも1つのアーム(64,66)で以て支持フレームの保持 つめ(22)を横切り、該保持つめがアーム(64,66)に設けられたフック (70)の後ろに係合している請求項4記載のワイパーブレード。 6.ばねクランプ(60)がプレート状のベース部分(62)を有しており、 ベース部分が頭部条片(62)の上側の面(78)に接触しており、ベース部分 (62)に頭部条片(26)の両方の側面(32)を取り囲む付加部(72)を 配置してあり、該付加部が互いに向き合わされた端部(74)で以て頭部条片( 26)の縁部開放の縦溝(34)内に係合している請求項5記載のワイパーブレ ード。 7.プレート状のベース部分(62)が互いに相対する切欠き(76)を有し ており、該切欠き内で緊締クランプ(44)の脚部(46,48)がばねクラン プ(60)を横切っている請求項6記載のワイパーブレード。 8.ばねクランプ(60)の弾性的に変位可能なアーム(64,66)が、頭 部条片(26)の1つの側面(32)に隣接してかつワイパー条片(24)の長 手方向に延びる側壁(68)によって形成されており、該側壁の自由な端部に支 持フレーム(14)の保持つめ(22)と協働するフック(70)が配置されて いる請求項5から7のいずれか1項記載のワイパーブレード。 9.側壁(68)が、プレート状のベース部分(62)の付加部(72)の位 置する平面内に配置されている請求項8記載のワイパーブレード。 10.ばねクランプ(60)が付加部(72)及び、フック(70)を有する アーム(64,66)と一体的に構成されて、ばねファゴット鋼から形成されて いる請求項5から9のいずれか1項記載のワイパーブレード。 11.ばねクランプ(60)が、頭部条片(26)の両方の側面(32)に隣 接した互いに平行に延びる2つの側壁(68)を有しており、該側壁が2つのフ ックアームを形成している請求項5から9のいずれか 1項記載のワイパーブレード。 12.クランプ(44)が変形可能な材料から形成されている請求項4記載の ワイパーブレード。 13.緊締クランプ(144)にばねクランプ(160)が一体的に結合され てコンビネーション部分(135)が形成され、ばねクランプ(160)が弾性 的に変位可能な少なくとも1つのアーム(164,166)で以て支持フレーム (14)の保持つめ(22)を横切っており、保持つめがアーム(164,16 6)に設けられたフック(170)の後ろに係合している請求項4記載のワイパ ーブレード。 14.コンビネーション部分(135)がプレート状のベース部分(162) を有しており、該ベース部分にばねクランプ(160)のアーム(164,16 6)が配置されており、コンビネーション部分(135)の組立方向(矢印16 5)で見てコンビネーション部分がアーム(164,166)の前に案内クラン プ(168)を有しており、該案内クランプ(168)と前記アーム(164, 166)との間でコンビネーション部分(135)に緊締クランプ(144)を 配置してあり、該緊締クランプがワイパー条片(24)の頭部条片(26)を少 なくとも部分的に取り囲んでおり、緊締クランプの互いにほぼ平行に延びる脚部 (146,148)が側方の互いに相対する通路壁をばねレール(140)の切 欠き内へ押している請求項 13記載のワイパーブレード。 15.緊締クランプ(144)の、ワイパー条片(24)の頭部条片(26) を側方から覆う脚部(146,148)にそれぞれ、組立方向に延びる耳片(1 38)を配置してあり、該耳片が補充ユニット(75)の組立状態で支持フレー ムの保持つめ(22)によって取り囲まれている請求項14記載のワイパーブレ ード。 16.耳片(138)が脚部(146,148)の平面から外側へ湾曲させら れていて、かつ自由な端部(139)に内側へ向けられた傾斜面(143)を有 している請求項15記載のワイパーブレード。 17.コンビネーション部分(135)のプレート状のベース部分(162) が緊締クランプ(144)の脚部(146,148)の領域に少なくとも1つの 曲げ出し部(150)を有しており、該曲げ出し部の端縁部(151)がフック (170)に向けられており、端縁部(151)とフック肩縁部(153)との 間の間隔(152)が支持フレーム(14)の保持つめ(22)の長さに合わさ れている請求項14記載のワイパーブレード。
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