JP7161378B2 - ワイパーブレード - Google Patents

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本願発明は、ワイパーブレードに関し、特に、カバー部材としても機能するプライマリレバーを用いたワイパーブレードに関する。
一般的に、ワイパーアームは、車両に固定されるアームヘッドと、フロントガラスを払拭するためのワイパーブレードを保持可能なアームピースと、該アームピースに連結されるリテーナと、該リテーナをアームヘッドに枢動可能に取り付けるための軸受け装置とを備えている。アームヘッドは、ボルトを通して車体に固定できるようにネジ孔がその一端に設けられており、反対側の他端はヒンジ部が設けられている。
ワイパーブレードは、フロントガラスを払拭するためのブレードラバーアッセンブリと、このブレードラバーアッセンブリをアームピースに保持可能に取り付けるためのレバーアッセンブリとを備えている。レバーアッセンブリは、プライマリレバー、セカンダリレバー、ヨーク等の複数のレバー部材から構成されている。
近年、レバー部材をカバー部材で覆うことにより外観を向上させたワイパーブレード(いわゆるデザインブレード)が用いられるようになってきている。
特許第4227052号には、このようなデザインブレードが提案されている。
図1には、特許第4227052号で提案されているワイパーブレード1の一部を示す。図示されるように、ワイパーブレード1は、ブレードラバー2を支持する支持部を構成するレバーアッセンブリとして、プライマリレバー3とセカンダリレバー4とを備えている。また、これらのレバー部材3、4を覆うカバー部材として、センターカバー部5とサイドカバー部6とを備えている。
プライマリレバー3には、連結ピン7を介してセカンダリレバー4が回動可能に連結されている。また、プライマリレバー3は、連結ピン7に隣接して先端側に延びる延長部8を備えており、この延長部8には、連結穴9が形成されている。この連結穴9に、サイドカバー部6の連結突起10が嵌合することにより、サイドカバー部6は、プライマリレバー3に対して回動可能に連結されている。また、サイドカバー部6の先端部11は、ブレードラバー2に対して取り付けられている。
このような構成により、ワイパーブレード1において、払拭作業の進行に伴ってブレードラバー2が変形すると、サイドカバー部6がプライマリレバー3に対して回動して、ブレードラバー2の変形に追従するようになっている。
一方、部品点数を削減してコストの低減を図ると共に外観を向上させるために、プライマリレバーをカバー部材の材料(例えば、樹脂)から構成し、セカンダリレバーやヨーク等を省略して、このプライマリレバーのみからレバーアッセンブリを構成するワイパーブレードが提案されている。このワイパーブレードでは、このプライマリレバーだけでブレードラバーアッセンブリを支持する構造となっている。
当該構造においては、上述したようにセカンダリレバーやヨークが省略されており、さらにコスト低減を図るために、ブレードラバーアッセンブリを支持する部分を2箇所に絞っている。具体的には、プライマリレバーに2つの支持部を離間して設けて、この2つの支持部でブレードラバーアッセンブリを支持するようになっている。
特許第4227052号
一般に、ワイパーブレードが、より面積の広いフロントガラスに適用される場合、当該ワイパーブレードの長さ方向の距離を長くする必要がある。したがって、2点支持構造を備えたワイパーブレードにおいてはその長さ方向の距離が長くなるほど、2つの支持部の間の距離が広がることになる。この場合、距離が広がった2つの支持部の間において、ブレードラバーが、バッキングから外れやすくなるという問題があった。
具体的には、図2(a)(b)に示されるように、冬期において、ブレードラバー12がフロントガラス13に凍結した場合、リテーナを立てるためにブレードラバー12をフロントガラス13から離間させようとすると、ブレードラバー12がフロントガラス13に凍結により固着した状態で、フロントガラス13に対し縦方向にブレードラバーを無理に引き剥がす力が作用することとなる。この場合、ブレードラバー12に装着されたバッキング14がレバーアッセンブリ及びリテーナと共に上方に移動し、ブレードラバー12が、縦方向においてバッキング14から外れることになる(図2(a)から図2(b)に示されたような状態になる)。
あるいは、ブレードラバーがフロントガラスに凍結した場合、ワイパーを作動させると、フロントガラスに凍結したブレードラバーがその場にとどまり、当該凍結したブレードラバーが横方向(フロントガラス13に対しワイパーが作動する方向)においてバッキングから外れ、バッキング及びレバーアッセンブリだけが移動することになる。
このため、2点支持構造を備えたプライマリレバーだけでブレードラバーアッセンブリを支持する構成を採用するワイパーブレードにおいては、その長手方向の長さが短いワイパーブレードだけが実用化されており、より面積の広いフロントガラスに適用することが困難であった。
また、ワイパーブレードはその長さ方向の距離が長くなるほど、フロントガラスの曲率変化により、プライマリレバーに対するブレードラバーアッセンブリの上下方向位置の変化が大きくなる。プライマリレバーからブレードラバーアッセンブリが大きく離れたとき、ブレードラバーアッセンブリ全体がプライマリレバーから外れる虞がある。これを防止するには、プライマリレバーにブレードラバー脱落防止用のガイドを設ける構造も考えられるが、フロントガラスの曲率変化によってはこの脱落防止用のガイドをフロントガラス側に向けて下方に延ばすことが必要になる。しかしながら、脱落防止用のガイドを下方に延ばすとフロントガラスと干渉するという他の問題が生じてしまう。
本願発明は、上記問題点に鑑みなされたものであり、ブレードラバーがフロントガラスに凍結した場合でも、ブレードラバーがバッキングから外れることがなく、また、プライマリレバーからブレードラバーアッセンブリが脱落することがないワイパーブレードを提供するものである。
本発明は、
ワイパーブレードであって、
前記ワイパーブレードは、ブレードラバーアッセンブリと、該ブレードラバーアッセンブリを支持するためのプライマリレバーとを備えており、
前記プライマリレバーは、カバー部材用の材料から構成されており、
前記プライマリレバーは、長尺状のレバー本体と、該レバー本体の一端側の端部からブレードラバーアッセンブリ側に延在する第1の側壁部と、前記レバー本体の他端側の端部からブレードラバーアッセンブリ側に延在する第2の側壁部とを備えており、
前記レバー本体と前記第1の側壁部と前記第2の側壁部とによって、前記第1及び前記第2の側壁部が延在する側に開口部を有する凹部が画定されており、
前記プライマリレバーは、ブレードラバーアッセンブリを支持する第1の支持部と第2の支持部とを備えており、
前記第1の支持部は前記プライマリレバーの前記凹部の一端側に設けられ、前記第2の支持部は前記プライマリレバーの前記凹部の他端側に設けられ、前記第1の支持部と前記第2の支持部は、前記プライマリレバーの長手方向において互いに離間して設けられており、
前記ブレードラバーアッセンブリは、
被払拭面に押圧され該被払拭面を払拭するブレードラバーと、
前記ブレードラバーに装着され、前記ワイパーアームからの押圧力に抗して前記ワイパーラバーを弾性復帰させる第1のバッキング及び第2のバッキングとを備え、
また、前記プライマリレバーは、前記第1のバッキング及び第2のバッキングからの前記ブレードラバーの抜けを防止するための、第1の脱落防止部材と、該第1の捩れ防止部から離間して設けられた第2の脱落防止部材とを備えており、
前記第1の脱落防止部材と前記第2の脱落防止部材は、前記プライマリレバーの長手方向において、前記第1の支持部と前記第2の支持部との間に配置されており、
前記第1の脱落防止部材と前記第2の脱落防止部材は、それぞれ、前記ブレードラバーアッセンブリを保持した状態で、前記プライマリレバーに摺動可能に取り付けられており、
また、前記第1の脱落防止部材は、
前記プライマリレバーに摺動可能に取り付けられる第1の基部と、
前記第1の基部に設けられた第1の囲い込み部であって、前記ブレードラバーと、前記第1のバッキング及び第2のバッキングとを少なくとも部分的に囲い込む前記第1の囲い込み部と、
また、前記第2の脱落防止部材は、
前記プライマリレバーに摺動可能に取り付けられる第2の基部と、
前記第2の基部に設けられた第2の囲い込み部であって、前記ブレードラバーと、前記第1のバッキング及び第2のバッキングとを少なくとも部分的に囲い込む前記第2の囲い込み部と、を備えている。
かかる本願発明によれば、第1及び第2の囲い込み部により、ブレードラバーと、第1のバッキング及び第2のバッキングとを少なくとも部分的に囲い込むようにしたので、第1及び第2のバッキングのブレードラバーからの抜けが規制されるため、ブレードラバーがフロントガラスに凍結した場合でも、ブレードラバーのバッキングからの外れを防止できる。
また、第1の脱落防止部材と前記第2の脱落防止部材を、プライマリレバーに摺動可能に取り付けるようにしたので、フロントガラスの曲率変化により、プライマリレバーに対するブレードラバーアッセンブリの上下方向位置の変化が大きくなっても、この上下方向位置の変化に合わせて、第1及び第2の脱落防止部材がプライマリレバーに沿って摺動することから、ブレードラバーアッセンブリのプライマリレバーからの外れを防止できる。さらに、第1及び第2の脱落防止部材がプライマリレバーに沿って摺動するので、第1及び第2の脱落防止部材がフロントガラスと干渉することもない。
図1は、従来技術に係るワイパーブレードの一部を示す分解側面図である。 図2は、従来技術に係るブレードラバーアッセンブリの説明図である。 図3は、本発明の一実施形態に係るワイパーブレードの一部分の斜視図であり、第1の脱落防止部材が配置された部分において、ワイパーブレードの長手方向に対し交差方向における断面をとったものである。 図4は、図3の一部を拡大した斜視図である。 図5は、図3に示したワイパーブレードを斜め後方から見たワイパーブレードの一部分の斜視図である。 図6は、図4を正面から見た断面図である。 図7は、図6に示した矢印で破断した断面図である。 図8は、第2の脱落防止部材が配置された部分を破断した図6と同様の断面図である。 図9は、図8に示した矢印で破断した断面図である。
以下、本願発明の一実施形態に係るブレードラバーアッセンブリがワイパーブレードに適用された例について、図3乃至図7に基づいて説明する。
ワイパーブレード20は、被払拭面(例えば、自動車のフロントガラス)を払拭するためのブレードラバーアッセンブリ22と、このブレードラバーアッセンブリ22をワイパーアームのリテーナ(図示せず)に保持可能に取り付けるためのレバーアッセンブリ24とを備えている。
ブレードラバーアッセンブリ22は、被払拭面を払拭するブレードラバー26と、ブレードラバー26に装着された第1のバッキング28及び第2のバッキング30とを備えている。
ブレードラバー26は、ワイパーアームにより、自動車のフロントガラスなどの被払拭面に押圧され、被払拭面に付着した雨などを払拭するものである。ブレードラバー26は、被払拭面に当接可能なリップ部27と、該リップ部が傾倒可能に接続されたラバー本体29とを備えている(図4参照)。
そして、
ブレードラバー26のラバー本体29の一方の第1のラバー側部36には、その上側に、該ラバー本体の長手方向に沿って長尺状の第1のラバー溝部32が形成されている。ラバー本体29のうち反対側にある他方の第2のラバー側部38には、ラバー本体29の長手方向に沿って長尺状の第2のラバー溝部34が形成されている。このようにして、第1のラバー溝部32と第2のラバー溝部34は、ブレードラバー26の中心部を介して、実質的に対向して配置されている。
また、ブレードラバー26のラバー本体29は、レバーアッセンブリ(プライマリレバー)24に隣接した側にプライマリレバー隣接面39を備えている。
ラバー本体29には、第1のラバー溝部32及び第2のラバー溝部34より下側に、その長手方向に沿って第1の凹状溝部40と第2の凹状溝部42とが形成されている。第1の凹状溝部40は、ラバー本体29の一方の第1のラバー側部36に形成されており、第1のラバー溝部32に対しリップ部27側に設けられている。すなわち、第1の凹状溝部40は、ブレードラバー26のうち、第1のバッキング28よりもプライマリレバー24から離間した部分に形成されている。
第2の凹状溝部42は、ラバー本体29のうち反対側の第2のラバー側部38に形成されており、第2のラバー溝部34に対しリップ部27側に設けられている。このようにして、第1の凹状溝部40と第2の凹状溝部42は、ブレードラバー26の中心部を介して、実質的に対向して配置されている。すなわち、第2の凹状溝部42は、ブレードラバー26のうち、第2のバッキング30よりもプライマリレバー24から離間した部分に形成されている。
レバーアッセンブリ24は、プライマリレバー24から構成されている。すなわち、部品点数を削減してコストの低減を図るために、ワイパーブレード20には、セカンダリレバーやヨーク等が設けられておらず、このプライマリレバー24のみからレバーアッセンブリが構成されている。プライマリレバー24は、その外観を向上させるために、カバー部材に用いられる材料(例えば、樹脂)から形成されている。
なお、図3と図4に示されているように、プライマリレバー24内には、プライマリレバー24とは別体に形成されたクリップ23が配置されている。このクリップ23は、ワイパーブレード20をワイパーアーム(図示せず)に連結させるための結合部材である。
プライマリレバー24は、長尺状のレバー本体24aと、該レバー本体の一端側の端部からブレードラバーアッセンブリ側に延在する第1の側壁部24bと、レバー本体24aの他端側の端部からブレードラバーアッセンブリ側に延在する第2の側壁部24cとを備えている。レバー本体24aと第1の側壁部24bと第2の側壁部24cとによって、第1及び第2の側壁部が延在する側に開口部24dを有する長尺状の凹部24eが画定されている(図6参照)。このように、凹部24eは、プライマリレバー24の長さ方向に沿って延在している。
プライマリレバー24は、ブレードラバーアッセンブリ22を支持する第1の支持部50(図3、図5参照)と第2の支持部60(図5)とを備えている。第1の支持部50はプライマリレバー24の凹部24eの一端側に設けられ、第2の支持部60はプライマリレバー24の凹部24eの他端側に設けられている。そして、第1の支持部50と第2の支持部60は、プライマリレバー24の長手方向において互いに離間して設けられている。このように、第1の支持部50と第2の支持部60とにより、プライマリレバー24には、該プライマリレバーのうちブレードラバーアッセンブリ22と対向する側に、2点支持構造体が構成されている。
第1の支持部50は、第1の爪部51と、第1の爪部51と対向して配置された第2の爪部(図示せず)とを備えている。第1の爪部51は、プライマリレバー24の一方の第1のレバー側部24bの下端(ブレードラバーアッセンブリ側)に設けられている。第2の爪部(図示せず)は、プライマリレバー24の反対側の第2のレバー側部24cの下端に設けられている。第1の爪部51は、ブレードラバー26の第1の凹状溝部40内に圧入されることにより、第1の爪部51が第1の凹状溝部40に強固に嵌合している。第2の爪部も、同様に、プライマリレバー24の第2の凹状溝部42内に圧入されることにより、第2の爪部が第2の凹状溝部42に強固に嵌合している。
第2の支持部60は、プライマリレバー24の長手方向に沿って、第1の支持部50から離間して設けられている。第2の支持部も第1の支持部50と同様な構成をしており、第3の爪部61と、第3の爪部と対向して形成された第4の爪部(図示せず)とを備えている。第3の爪部61は、プライマリレバー24の一方の第1のレバー側部24bの下端に設けられている。第4の爪部は、プライマリレバー24の反対側の第2のレバー側部24cの下端に設けられている。第3の爪部は、第1の凹状溝部40内に圧入されることにより、第3の爪部が第1の凹状溝部40に強固に嵌合している。第4の爪部は、第2の凹状溝部42内に圧入されることにより、第4の爪部が第2の凹状溝部42に強固に嵌合している。
以上のように、第1の爪部51及び第3の爪部61が第1の凹状溝部40に嵌合し、第2の爪部及び第4の爪部が第2の凹状溝部42に嵌合することにより、ブレードラバーアッセンブリ22がプライマリレバー24に強固に固定されている。
ブレードラバー26に装着されたバッキング28、30は、第1のバッキング28と、第2のバッキング30とから構成されている。第1のバッキング28と、第2のバッキング30は、ワイパーアームからの押圧力に抗してブレードラバーを弾性復帰させるためのものである。第1のバッキング28は、ブレードラバー26の第1のラバー溝部32内に挿入されて第1のラバー溝部32内に保持されている。第2のバッキング30は、ブレードラバー26の第2のラバー溝部34に挿入されて第2のラバー溝部34内に保持されている。
また、プライマリレバー24は、第1のバッキング28及び第2のバッキング30からのブレードラバー26の抜けを防止するための、第1の脱落防止部材70と、第1の捩れ防止部から離間して設けられた第2の脱落防止部材90とを備えている。第1の脱落防止部材70と第2の脱落防止部材90は、プライマリレバー24の長手方向において、第1の支持部50と第2の支持部60との間に配置されている。
第1の脱落防止部材70は、ブレードラバーアッセンブリ22を保持した状態で、プライマリレバー24に摺動可能に取り付けられている。同様に、記第2の脱落防止部材90も、ブレードラバーアッセンブリ22を保持した状態で、プライマリレバー24に摺動可能に取り付けられている。
第1の脱落防止部材70は、プライマリレバー24に摺動可能に取り付けられた第1の基部72と、第1の基部72に一体的に設けられた第1の囲い込み部74とを備えている。第1の囲い込み部74は、ブレードラバー26と、第1のバッキング28及び第2のバッキング30とを少なくとも部分的に囲い込むように構成されている。
本実施形態においては、第1の基部72は、断面コ字形の形状をしており、同様に、第1の囲い込み部74も同様に断面コ字形の形状をしている。そして、第1の基部72と第1の囲い込み部74とを一体に形成することによって、第1の脱落防止部材70が構成されている。第1の基部72は、断面コ字形の形状である必要はなく、第1の囲い込み部74をプライマリレバー24に摺動可能に取り付けられることができる構成であればよい。
第1の囲い込み部74は、第1の係止部75と、第2の係止部76とを備えている。
第1の係止部75は、第1の基部72の一方側(第1のレバー側部24b側)の下端部(図6で見て)から、ブレードラバー26の一方の第1のラバー側部36のうちの上部(プライマリレバー24側の部分)と、第1のバッキング28の側部と、第1のラバー側部36のうちの中央部(プライマリレバー24から離間した側の部分)とを通って、第1の凹状溝部40に入り込んで該第1の凹状溝部40に係合している。
第2の係止部76は、第1の基部72の他方側(第2のレバー側部24c側)の下端部から、ブレードラバー26の他方の第2のラバー側部38のうちの上部(プライマリレバー24側の部分)と、第2のバッキング30の側部と、第2のラバー側部38のうちの中央部(プライマリレバー24から離間した側の部分)とを通って、第2の凹状溝部42に入り込んで該第2の凹状溝部42に係合している。
第1の係止部75の末端には、ブレードラバーアッセンブリ22の長手方向に対して交差する方向に向けて突出する突起部75aが設けられており、この突起部75aが第1の凹状溝部40内に遊嵌している。第2の係止部76の末端には、ブレードラバーアッセンブリ22の長手方向に対して交差する方向であって突起部75a側に向けて突出する突起部76aが設けられており、この突起部76aが第2の凹状溝部42内に遊嵌している。
第1の囲い込み部74は、さらに、第1の係止部75と第2の係止部76とを連結する第1の連結部77を備えている。第1の連結部77は、ブレードラバー26のプライマリレバー隣接面39に当接された状態となっている。
第1の基部72は、第1の係止部75のうち第1の連結部77と連結された端部から、プライマリレバー24内に向けて延在する第1の延在部79と、第2の係止部76のうち第1の連結部77と連結された端部から、プライマリレバー内に向けて延在する第2の延在部80と、第1の延在部79のうちプライマリレバー側にある第1のプライマリレバー側端部81と、第2の延在部80のうちプライマリレバー側にある第2のプライマリレバー側端部82とを連結する第3の連結部83とを備えている。このようにして、第1の延在部79と第2の延在部80と第3の連結部83とから、断面コ字形状の第1の基部72が構成されている。第1の基部72は、プライマリレバー24に対し接離できるようにプライマリレバー24に取り付けられていればよく、断面コ字形状にする必要はない。例えば、コ字形状から画定される空間を埋めて、中実体としても良い。もっとも、コ字形状とすることにより、軽量化を図ることができる。
プライマリレバー24には、第1の脱落防止部材70の第1の基部72が摺動可能に取り付けられるように第1の嵌入部100が形成されている。第1の嵌入部100が形成されるプライマリレバー24の部分を肉厚にすることが好ましい。
第1の嵌入部100は、第1の脱落防止部材70の第1の基部72を受けることができるように凹状に形成されている。第1の基部72は、この凹状の第1の嵌入部100に遊嵌されており、これにより、第1の基部72は、第1の嵌入部100を構成する内壁部に案内されて、第1の嵌入部100内で摺動可能に移動できるようになっている。
第1の嵌入部100は、例えば、図7に示されているように、プライマリレバー24の内壁部を肉厚にし、この肉厚にした部分に凹部を形成することによって構成されている。
より具体的には、この凹状の第1の嵌入部100は、プライマリレバー24の第1のレバー側部24bの内壁部に、第1のレバー側部24bが延在する方向に沿って形成された断面凹状の第1の溝部101と、プライマリレバー24の第2のレバー側部24cの内壁部で第1の溝部101と対向する部分に、第2のレバー側部24cが延在する方向に沿って形成された断面凹状の第2の溝部102と、プライマリレバー24のレバー本体24aの内壁部に形成された、第1の溝部101と第2の溝部102とを連通する断面凹状の第3の溝部103とによって画定されている。
第1の脱落防止部材70の第1の延在部79は、第1の嵌入部100の第1の溝部101に嵌入されており、第1の溝部101を画定する第1の内壁部101a、101b、101cによって案内される。第2の延在部80は、第2の溝部102に嵌入されており、第2の溝部102を画定する第2の内壁部102a、102b、102cによって案内される。第1の脱落防止部材の第1の基部72が第1の嵌入部100内に押し込まれたとき、第3の連結部83は、第3の溝部103に嵌入され、第3の溝部103の一部を画定する第3の内壁部103aに当接し、第3の内壁部103aによって第1の嵌入部内におけるそれ以上の移動が規制されることになる。
なお、第1の嵌入部100は、プライマリレバー24の凹部24eに連通している。
第1の脱落防止部材70のブレードラバーアッセンブリ22への組み付けは、次のように行われる。まず、第1の脱落防止部材70をブレードラバーアッセンブリ22の一方の端に隣接して配置する。次いで、第1の連結部77をプライマリレバー隣接面39に当接させ、突起部75a、76aをそれぞれ第1の凹状溝部40及び第2の凹状溝部42内に嵌合させた状態で、ブレードラバーアッセンブリ22の一方の端部から第1の脱落防止部材70を嵌入させる。換言すれば、第1の脱落防止部材70にブレードラバーアッセンブリ22を挿入する。そして、第1の脱落防止部材70をブレードラバーアッセンブリ22上で摺動させることによって、第1の脱落防止部材70のブレードラバーアッセンブリ22に対する位置決めが行われる。次いで、この位置決めが行われた後、第1の脱落防止部材70の第1の基部72が、第1の嵌入部100にはめ込まれて、プライマリレバー24に摺動可能に取り付けられる。
第1の脱落防止部材70は、第2の支持部60側に配置されている(図5参照)。一方、第2の脱落防止部材90は、第1の脱落防止部材70から離間されて、第1の支持部50側に配置されている。第2の脱落防止部材90は、第1の脱落防止部材70と同様に構成されている。
第2の脱落防止部材90は、プライマリレバー24に摺動可能に取り付けられた第2の基部92と、第2の基部92に一体的に設けられた第1の囲い込み部94とを備えている。第2の囲い込み部94は、ブレードラバー26と、第1のバッキング28及び第2のバッキング30とを少なくとも部分的に囲い込むように構成されている。
第2の基部92は、断面コ字形の形状をしており、同様に、第2の囲い込み部94も同様に断面コ字形の形状をしている。そして、第2の基部92と第2の囲い込み部94とを一体に形成することによって、第2の脱落防止部材90が構成されている。第2の基部92は、断面コ字形の形状である必要はなく、第2の囲い込み部94をプライマリレバー24に摺動可能に取り付けられることができる構成であればよい。
第2の囲い込み部94は、第3の係止部95と、第4の係止部96とを備えている。
第3の係止部95は、第2の基部92の一方側の下端部から、ブレードラバー26の一方の第1のラバー側部36のうちの上部と、第1のバッキング28の側部と、第1のラバー側部36のうちの中央部とを通って、第1の凹状溝部40に係合している。
第4の係止部96は、第2の基部92の他方側の下端部から、ブレードラバー26の他方の第2のラバー側部38のうちの上部と、第2のバッキング30の側部と、第2のラバー側部38のうちの中央部とを通って、第2の凹状溝部42に係合している。
第3の係止部95の末端には、ブレードラバーアッセンブリ22の長手方向に対して交差する方向に向けて突出する突起部95aが設けられており、この突起部95aが第1の凹状溝部40内に遊嵌している。第4の係止部96の末端には、ブレードラバーアッセンブリ22の長手方向に対して交差する方向であって突起部95a側に向けて突出する突起部96aが設けられており、この突起部96aが第2の凹状溝部42内に遊嵌している。
第2の囲い込み部94は、さらに、第3の係止部95と第4の係止部96とを連結する第2の連結部97を備えている。第2の連結部97は、ブレードラバー26のプライマリレバー隣接面39に当接された状態となっている。
第2の基部92は、第3の係止部95のうち第2の連結部97と連結された端部から、プライマリレバー24内に向けて延在する第3の延在部99と、第4の係止部96のうち第2の連結部97と連結された端部から、プライマリレバー内に向けて延在する第4の延在部110とを備えている。
第2の基部92は、さらに、第4の連結部113を備えている。第4の連結部113は、第3の延在部99のうちプライマリレバー側にある第3のプライマリレバー側端部111と、第4の延在部110のうちプライマリレバー側にある第4のプライマリレバー側端部112とを連結している。
このようにして、第3の延在部99と第4の延在部110と第4の連結部113とから、断面コ字形状の第2の基部92が構成されている。第2の基部92は、プライマリレバー24に対し接離できるようにプライマリレバー24に取り付けられていればよく、断面コ字形状にする必要はない。第1の基部72と同様に、コ字形状から画定される空間を埋めて、中実体としても良い。
プライマリレバー24には、第2の脱落防止部材90の第2の基部92が摺動可能に取り付けられるように第2の嵌入部120が形成されている。第2の嵌入部120が形成されるプライマリレバー24の内壁部分を肉厚にすることが好ましい。
第2の嵌入部120は、第2の脱落防止部材90の第2の基部92を受けることができるように凹状に形成されている。第2の基部92は、この凹状の第2の嵌入部120に遊嵌されており、これにより、第2の基部92は、第2の嵌入部120を構成する内壁部に案内されて、第2の嵌入部120内で移動することができるようになっている。
第2の嵌入部120も、第1の嵌入部100と同様に、図9に示されているように、プライマリレバー24の内壁部を肉厚にし、この肉厚した部分に凹部を形成することによって構成されている。
より具体的には、この凹状の第2の嵌入部120は、プライマリレバー24の第1のレバー側部24bの内壁部に、第1のレバー側部24bが延在する方向に沿って形成された断面凹状の第4の溝部121と、プライマリレバー24の第2のレバー側部24cの内壁部で第4の溝部121と対向する部分に、第2のレバー側部24cが延在する方向に沿って形成された断面凹状の第5の溝部122と、プライマリレバー24のレバー本体24aの内壁部に形成された、第4の溝部121と第5の溝部122とを連通する断面凹状の第6の溝部123とによって画定されている。
第2の脱落防止部材90の第3の延在部99は、第2の嵌入部120の第4の溝部121に嵌入されており、第4の溝部121を画定する第4の内壁部121a、121b、121cとによって案内される。第4の延在部110は、第5の溝部122に嵌入されており、第5の溝部122を画定する第5の内壁部122a、122b、122cによって案内される。第2の脱落防止部材の第2の基部92が第2の嵌入部120内に押し込まれたとき、第4の連結部113は、第6の溝部123に嵌入され、第6の溝部123の一部を画定する第6の内壁部123aによって第2の嵌入部内におけるそれ以上の移動が規制されることになる。
なお、第2の嵌入部120もプライマリレバー24の凹部24eに連通している。
上記のように本実施形態においては、第1の脱落防止部材と前記第2の脱落防止部材が、それぞれ、
プライマリレバー24に摺動可能に取り付けられる第1の基部72及び第2の基部92と、
第1及び第2の基部と一体的に設けられた第1の囲い込み部74及び第2の囲い込み部94とを備え、
第1の囲い込み部74及び第2の囲い込み部94のそれぞれによって、ブレードラバー26と、第1のバッキング28及び第2のバッキング30とを少なくとも部分的に囲い込むようにしたので、ブレードラバー26と第1及び第2のバッキング28、30とが第1及び第2の囲い込み部により固定されて、ブレードラバー26と第1及び第2のバッキング28、30は、一体化された単一部品のようになり、一体的に移動可能となる。したがって、自動車のフロントガラスのように曲率が変化する部分の払拭に用いられても、ブレードラバー26、第1のバッキング28及び第2のバッキング30、第1の脱落防止部材と第2の脱落防止部材は、フロントガラス面に対して上下にあるいは左右に単一部品のように一体的に移動することができる。
また、本実施形態においては、第1の脱落防止部材と第2の脱落防止部材がブレードラバーアッセンブリ22に対して接離するように移動可能となっているので、ワイパーブレードはその長さ方向の距離が長くなるほど、フロントガラスの曲率変化により、プライマリレバーに対するブレードラバーアッセンブリの上下方向位置の変化が大きくなった場合でも、プライマリレバーからブレードラバーアッセンブリを大きく離すことも可能となり、ブレードラバーアッセンブリ全体がプライマリレバーから外れることもない。
また、第1の脱落防止部材の第1の囲い込み部の末端部と、第2の脱落防止部材の第1の囲い込み部の末端部が、それぞれ、第1の凹状溝部40及び第2の凹状溝部42内に係合されているので、曲率が大きく変化する被払拭面(例えば、自動車のフロントガラス)に用いられた場合でも、第1及び第2の脱落防止部材が被払拭面と干渉することはない。
ブレードラバー26がフロントガラスに凍結し、この凍結によりブレードラバー26がフロントガラスに固着した場合においても、ブレードラバー26と第1及び第2のバッキング28、30とが第1及び第2の囲い込み部により固定されているので、リテーナを立てるためにブレードラバー26をフロントガラス13から離間させるようとする縦方向においても、ワイパーブレードが作動する横方向においても、ブレードラバー26と第1及び第2のバッキング28、30とが強固に固定されているため、第1及び第2のバッキングからのブレードラバーの脱落を確実に防止できる。
以上、本発明の幾つかの実施形態のみを説明したが、本発明の新規の教示や利点から実質的に外れることなく例示の実施形態に、多様な変更または改良を加えることが可能であることが当業者には容易に理解できるであろう。従って、その様な変更または改良を加えた形態も本発明の技術的範囲に含むことを意図する。
上記実施形態を任意に組み合わせても良い。
1…ワイパーブレード
2…ブレードラバー
3…プライマリレバー(レバー部材)
4…セカンダリレバー(レバー部材)
5…センターカバー部
6…サイドカバー部
7…連結ピン
8…延長部
9…連結穴
10…連結突起
11…先端部
12…ブレードラバー
13…フロントガラス
14…バッキング
20…ワイパーブレード
22…ブレードラバーアッセンブリ
23…クリップ
24…レバーアッセンブリ(プライマリレバー)
26…ブレードラバー
27…リップ部
28…第1のバッキング
29…ラバー本体
30…第2のバッキング
32…第1のラバー溝部
34…第2のラバー溝部
36…第1のラバー側部
38…第2のラバー側部
39…プライマリレバー隣接面
40…第1の凹状溝部
42…第2の凹状溝部
50…第1の支持部
51…第1の爪部
60…第2の支持部
61…第3の爪部
70…第1の脱落防止部材
72…第1の基部
74…第1の囲い込み部
75…第1の係止部
76…第2の係止部
77…第1の連結部
79…第1の延在部
80…第2の延在部
81…第1のプライマリレバー側端部
82…第2のプライマリレバー側端部
83…第3の連結部
90…第2の脱落防止部材
92…第2の基部
94…第2の囲い込み部
95…第3の係止部
96…第4の係止部
97…第2の連結部
99…第3の延在部
100…第1の嵌入部
101…第1の溝部
102…第2の溝部
103…第3の溝部
110…第4の延在部
111…第3のプライマリレバー側端部
112…第4のプライマリレバー側端部
113…第4の連結部
120…第2の嵌入部
121…第4の溝部
122…第5の溝部
123…第6の溝部
24a…レバー本体
24b…第1のレバー側部
24c…第2のレバー側部
24d…開口部
24e…凹部
75a…突起部
76a…突起部
95a…突起部
96a…突起部

Claims (10)

  1. ワイパーブレード(20)であって、
    前記ワイパーブレード(20)は、ブレードラバーアッセンブリ(22)と、該ブレードラバーアッセンブリ(22)を支持するためのプライマリレバー(24)とを備えており、
    前記プライマリレバー(24)は、カバー部材用の材料から構成されており、
    前記プライマリレバー(24)は、長尺状のレバー本体(24a)と、該レバー本体の一端側の端部からブレードラバーアッセンブリ側に延在する第1のレバー側部(24b)と、前記レバー本体の他端側の端部からブレードラバーアッセンブリ側に延在する第2のレバー側部(24c)とを備えており、
    前記レバー本体(24a)と前記第1のレバー側部(24b)と前記第2のレバー側部(24c)とによって、前記第1のレバー側部及び前記第2のレバー側部が延在する側に開口部(24d)を有する凹部(24e)が画定されており、
    前記プライマリレバー(24)は、ブレードラバーアッセンブリ(22)を支持する第1の支持部(50)と第2の支持部(60)とを備えており、
    前記第1の支持部(50)は前記プライマリレバー(24)の前記凹部の一端側に設けられ、前記第2の支持部(60)は前記プライマリレバーの前記凹部の他端側に設けられ、前記第1の支持部(50)と前記第2の支持部(60)は、前記プライマリレバー(24)の長手方向において互いに離間して設けられており、
    前記ブレードラバーアッセンブリ(22)は、
    被払拭面に押圧され該被払拭面を払拭するブレードラバー(26)と、
    前記ブレードラバー(26)に装着され、前記プライマリレバー(24)に保持可能に取り付けられるワイパーアームからの押圧力に抗して前記ブレードラバー(26)を弾性復帰させる第1のバッキング(28)及び第2のバッキング(30)とを備え、
    また、前記プライマリレバー(24)は、前記第1のバッキング(28)及び第2のバッキング(30)からの前記ブレードラバー(26)の抜けを防止するための、第1の脱落防止部材(70)と、該第1の脱落防止部材(70)から離間して設けられた第2の脱落防止部材(90)とを備えており、
    前記第1の脱落防止部材(70)と前記第2の脱落防止部材(90)は、前記プライマリレバーの(24)長手方向において、前記第1の支持部(50)と前記第2の支持部(60)との間に配置されており、
    前記第1の脱落防止部材と(70)前記第2の脱落防止部材(90)は、それぞれ、前記ブレードラバーアッセンブリ(22)を保持した状態で、前記プライマリレバー(24)に摺動可能に取り付けられており、
    また、前記第1の脱落防止部材(70)と前記第2の脱落防止部材(90)は、それぞれ、
    前記プライマリレバー(24)に摺動可能に取り付けられる第1及び第2の基部(72、92)と、
    前記第1及び第2の基部(72、92)に設けられた第1及び第2の囲い込み部(74、94)であって、前記ブレードラバー(26)と、前記第1のバッキング(28)及び第2のバッキング(30)とを少なくとも部分的に囲い込む前記第1及び第2の囲い込み部(74、94)と、
    を備えていることを特徴とするワイパーブレード。
  2. 請求項1に記載のワイパーブレードにおいて、
    前記第1の基部(72)は、前記第1の囲い込み部(74)に一体的に設けられており、
    前記第2の基部(92)は、前記第2の囲い込み部(94)に一体的に設けられていることを特徴するワイパーブレード。
  3. 請求項2に記載のワイパーブレードにおいて、
    前記第1のバッキング(28)は、前記ブレードラバー(26)の一方の側部に装着されており、
    前記第2のバッキング(30)は、前記ブレードラバー(26)の他方の側部に装着されており、
    前記ブレードラバー(26)は、該ブレードラバー(26)の一方の側部に形成された第1の凹状溝部(40)と、該ブレードラバー(26)の他方の側部に形成された第2の凹状溝部(42)とを有しており、
    前記第1の凹状溝部(40)は、前記ブレードラバーのうち、前記第1のバッキングよりも前記プライマリレバーから離間した部分に形成されており、
    前記第2の凹状溝部(42)は、前記ブレードラバーのうち、前記第2のバッキングよりも前記プライマリレバーから離間した部分に形成されており、
    前記第1の囲い込み部(74)は、
    前記第1の基部(72)から、前記ブレードラバーの前記一方の側部と前記第1のバッキングの側部とを通って、前記第1の凹状溝部(40)に係合する第1の係止部(75)と、
    前記第1の基部(72)から、前記ブレードラバーの前記他方の側部と前記第2のバッキングの側部とを通って、前記第2の凹状溝部(42)に係合する第2の係止部(76)と、を備えており、
    前記第2の囲い込み部(94)は、
    前記第2の基部(92)から、前記ブレードラバーの前記一方の側部と前記第1のバッキングの側部とを通って、前記第1の凹状溝部(40)に係合する第3の係止部(95)と、
    前記第2の基部(92)から、前記ブレードラバーの前記他方の側部と前記第2のバッキングの側部とを通って、前記第2の凹状溝部(42)に係合する第4の係止部(96)と、を備えていることを特徴とするワイパーブレード
  4. 請求項3に記載のワイパーブレードにおいて、
    前記ブレードラバーアッセンブリ(22)は、前記プライマリレバー(24)に隣接したプライマリレバー隣接面(39)を備えており、
    前記第1の囲い込み部(74)は、さらに、前記プライマリレバー隣接面(39)に当接された状態で、前記第1の係止部(75)と前記第2の係止部(76)とを連結する第1の連結部(77)を備えており、
    前記第2の囲い込み部(94)は、さらに、前記プライマリレバー隣接面(39)に当接された状態で、前記第3の係止部(95)と前記第4の係止部(96)とを連結する第2の連結部(97)を備えていることを特徴するワイパーブレード。
  5. 請求項4に記載のワイパーブレードにおいて、
    前記第1の基部(72)は、
    前記第1の係止部(75)のうち前記第1の連結部(77)と連結された端部から、前記プライマリレバー内に向けて延在する第1の延在部(79)と、
    前記第2の係止部(76)のうち前記第1の連結部(77)と連結された端部から、前記プライマリレバー内に向けて延在する第2の延在部(80)と、
    前記第1の延在部(79)のうちプライマリレバー側にある第1のプライマリレバー側端部(81)と、前記第2の延在部(80)のうちプライマリレバー側にある第2のプライマリレバー側端部(82)とを連結する第3の連結部(83)とを備えていることを特徴するワイパーブレード。
  6. 請求項5に記載のワイパーブレードにおいて、
    前記第2の基部(92)は、
    前記第3の係止部(95)のうち前記第2の連結部(97)と連結された端部から、前記プライマリレバー内に向けて延在する第3の延在部(99)と、
    前記第4の係止部(96)のうち前記第2の連結部(97)と連結された端部から、前記プライマリレバー内に向けて延在する第4の延在部(110)と、
    前記第3の延在部(99)のうちプライマリレバー側にある第3のプライマリレバー側端部(111)と、前記第4の延在部(110)のうちプライマリレバー側にある第4のプライマリレバー側端部(112)とを連結する第4の連結部(113)とを備えていることを特徴するワイパーブレード。
  7. 請求項6に記載のワイパーブレードにおいて、
    前記プライマリレバー(24)には、前記第1の脱落防止部材(70)の前記第1の基部(72)が摺動可能に取り付けられるように第1の嵌入部(100)が形成されており、
    該第1の嵌入部(100)は、
    前記プライマリレバー(24)の前記第1のレバー側部(24b)の内壁部に、該第1のレバー側部(24b)が延在する方向に沿って形成された第1の溝部(101)と、
    前記プライマリレバー(24)の前記第2のレバー側部(24c)の内壁部で、前記第1の溝部(101)と対向する部分に、前記第2のレバー側部(24c)が延在する方向に沿って形成された第2の溝部(102)と、
    前記レバー本体(24a)の内壁部に形成された、前記第1の溝部(101)と前記第2の溝部(102)とを連通する第3の溝部(103)とによって画定されていることを特徴するワイパーブレード。
  8. 請求項7に記載のワイパーブレードにおいて、
    前記プライマリレバー(24)には、前記第2の脱落防止部材(90)の前記第2の基部(92)が摺動可能に取り付けられるように第2の嵌入部(120)が形成されており、
    該第2の嵌入部(120)は、
    前記プライマリレバー(24)の前記第1のレバー側部(24b)の内壁部に、該第1のレバー側部(24b)が延在する方向に沿って形成された第4の溝部(121)と、
    前記プライマリレバー(24)の前記第2のレバー側部(24c)の内壁部で、前記第4の溝部(121)と対向する部分に、前記第2のレバー側部(24c)が延在する方向に沿って形成された第5の溝部(122)と、
    前記レバー本体(24a)の内壁部に形成された、前記第4の溝部(121)と前記第5の溝部(122)とを連通する第6の溝部(123)とによって画定されていることを特徴するワイパーブレード。
  9. 請求項8に記載のワイパーブレードにおいて、
    前記第1の基部(72)は、前記第1の嵌入部(100)に遊嵌されており、
    前記第2の基部(92)は、前記第2の嵌入部(120)に遊嵌されていることを特徴するワイパーブレード。
  10. 請求項9に記載のワイパーブレードにおいて、
    前記第1の脱落防止部材(70)の前記第1の延在部(79)は、前記プライマリレバー(24)の前記第1の溝部(101)に嵌入されており、
    前記第2の延在部(80)は、前記第2の溝部(102)に嵌入されており、
    前記第1の脱落防止部材(70)の前記第1の基部(72)が前記第1の嵌入部内に押し込まれたとき、前記第3の連結部(83)は、前記第3の溝部(103)に嵌入され、
    前記第2の脱落防止部材(90)の前記第3の延在部(99)は、前記プライマリレバー(24)の前記第4の溝部(121)に嵌入されており、
    前記第4の延在部(110)は、前記第5の溝部(122)に嵌入されており、
    前記第2の脱落防止部材(90)の前記第2の基部(92)が前記第2の嵌入部内に押し込まれたとき、前記第4の連結部(113)は、前記第6の溝部(123)に嵌入されることを特徴するワイパーブレード。
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