JP3075452U - ラジオコントロールカー - Google Patents

ラジオコントロールカー

Info

Publication number
JP3075452U
JP3075452U JP2000005647U JP2000005647U JP3075452U JP 3075452 U JP3075452 U JP 3075452U JP 2000005647 U JP2000005647 U JP 2000005647U JP 2000005647 U JP2000005647 U JP 2000005647U JP 3075452 U JP3075452 U JP 3075452U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
steering
turning
wheel
radio control
speed
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP2000005647U
Other languages
English (en)
Inventor
広幸 渡辺
Original Assignee
株式会社イマジック
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 株式会社イマジック filed Critical 株式会社イマジック
Priority to JP2000005647U priority Critical patent/JP3075452U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3075452U publication Critical patent/JP3075452U/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】操縦者は任意の旋回半径で曲げることをコント
ロールできる。また、旋回走行をさせる際に、滑らかに
旋回をコントロールすることができるラジオコントロー
ルカーを提供することを課題とする。 【解決手段】本考案は、操縦者が任意の旋回半径で曲が
ることをコントロールできるラジオコントロールカーで
ある。その構成は、2つのモータを用い、走行用モータ
には旋回時に左右車輪の速度差を出す減速装置を連結
し、また操舵用モータには舵取り装置を連結して、両装
置を連動させることにより行うものである。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案はラジオコントロールカーに関し、特に任意の旋回半径で、しかも滑ら かな旋回で左右方向に曲がることをコントロールすることができるラジオコント ールカーに関する。
【0002】
【従来の技術】
ラジオコントロールカーは、操縦者がコントローラーを操作して車を前進、後 退、旋回などの動作をさせてスピード感や操作性を楽しむのである。 通常、任意の旋回半径をコントローラーするにはデジタルプロポーショナルシ ステム(比例制御)等を使用しなければならず高価なものになってしまうので、 一般的にはあらかじめ決められた半径でのみ旋回するものがほとんどであった。
【0003】 また、滑らかに旋回させるには内側と外側車輪の回転数が異なるために、デフ ァレンシャル機構と呼ばれる機構を使わなければならないが、複数なものである ために高価なものとなってしまう。
【0004】 また、車輪の舵角を変えない固定式の四輪式ラジオコントロールカーは、旋回 方向内側の駆動輪を止めてかなり小さな回転半径で旋回させるか、左右の駆動輪 を互いに逆回転させて定地旋回(スピンターン)させるしかなかった。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
そこで、本考案は上記従来技術の問題点に鑑みなされたもので、操縦者は任意 の旋回半径で曲がることをコントロールでき、しかも旋回走行させる際に内側と 外側車輪に適度な回転速度差を与えて滑らかな旋回をすることをコントロールす ることができるラジオコントロールカーを比較的安価で提供することを課題とす る。
【0006】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の考案は、ラジオコントロールカーであって、走行用モータと操 舵用モータを用い、走行用モータには旋回時に左右車輪の速度差を出す減速装置 を連結し、操舵用モータには舵取り装置を連結して、両装置を連動させることに より、操縦者が任意に舵取り量を決めて任意の旋回半径で曲がることをコントロ ールすることができることを特徴とする。
【0007】 本考案によれば、操縦者が任意に舵取り量を決めて自由に任意の旋回半径で車 体が曲がることをコントロールできるので、大きなカーブから小さなカーブまで 任意の旋回半径で車体を旋回させることができる。そして、その舵取り量を、連 続的に変化させてスラローム走行をさせることも出来るし、または任意の舵取り 量で固定し、完全な円運動をさせることもできる。
【0008】 請求項2記載の考案は、請求項1記載のラジオコントロールカーにおいて、前 記左右車輪の速度差を出す減速装置を円板と変速用ローラーで構成して、該円板 に対する摩擦力を変速用ローラーに伝達し、前記舵取り装置により、内側と外側 車輪に適度な回転速度差を与えることで、旋回時に滑らかに旋回することができ ることを特徴とする。
【0009】 本考案によれば、前記デファレンシャル機構の効果と同様な内側と外側車輪に 適度な回転速度差による滑らかな旋回と、直進からいきなり旋回の円運動になる のではなく徐々に直進から旋回に移行していったり、徐々に直進に戻っていく滑 らかなコントロールができる。
【0010】
【考案の実施の形態】
本考案は、任意の旋回半径で曲げることをコントロールできるラジオコントロ ールカーである。即ち、その構成は2つのモータを用い、走行用モータには旋回 時に左右の車輪の速度差を出す減速装置を連結し、操舵用モータには舵取り装置 を連結して、両装置を連動させることとする。
【0011】
【実施例】
以下、図面に基づいて本考案の実施例を詳細に説明する。 図1は、本考案の右車輪部の全体分解斜視図である。本図において、左車輪部 は右車輪部とその構造が対称であるので、便宜上作図を省略してある。 本考案は2個のモータを用い、走行用モータM1は左右車輪の速度差を出す減 速装置1にその回転力を伝達し、もう1つの操舵用モータM2は操舵角度を決め る舵取り装置3にその回転力をそれぞれ伝達し、両装置が連動するように構成し てある。
【0012】 まず、車輪の減速装置1は、走行用モータM1に軸着されたピニオン11の回 転力が2枚の平歯車12,13に伝達され、両平歯車はそれぞれスプリング12 a,13aにより内側へ付勢されている。両平歯車の内面側には円板12b,1 3bが一体成形されており、シャフト14,15に取付けた変速用ローラー14 a,15aが該円板に摩擦力が生じるように当接されている。上記シャフト14 ,15は角線、スプラインなどを使用して、変速用ローラーが軸方向への移動時 も動力を伝えられるように構成してある。そして、両シャフトの先端にはピニオ ン14b,15bがそれぞれ軸着されており、ピニオン14bの回転力が左車輪 部に、ピニオン15bの回転力が右車輪部に伝達されるように構成されている。 右車輪部側のピニオン15bの回転力は、一連の歯車群16,17,18,19 を介して減速され、走行用モータM1の駆動力が右前輪20,右後輪21に伝達 されるように構成してある。
【0013】 次に本考案に用いる舵取り装置3について説明する。車輪の舵取り装置3は、 操舵用モータM2に軸着されたピニオン31の回転力が平歯車32、ウォーム3 3に伝達され、その後滑りクラッチ機構34に伝達されるように構成されている 。滑りクラッチ機構に伝達された回転力は、ピニオン34aを介して平歯車35 に伝達され、平歯車の土面にはDカット筒部35aが設けられ、操舵カム36が 固定されている。前記滑りクラッチ機構34は、一般に使用される構造で、この 操舵カム36がロックされた時に、ギヤ破損防止用のものである。操舵カム36 の内側には溝36aを形成し、ハート型のカム36bが設けられており、外周に はストッパー36cが設けられている。そして、この操舵カムの溝36aには、 一対の操舵レバー37,38のピン37a,38aが案内され配設されている。 両操舵レバーには長孔37b,38bが穿設され、前記変速ローラ14a,15 aを内包するローラボックス39,40の上面に突設されたピン39a,40a がガイドされている。また、両操舵レバーの支点37c,38cは固定されてい る。操舵レバーの上面には矢印を付した操舵方向指示板41が設けられ、両操舵 レバーを挟持して操舵カム36に取付けられている。図示していないが、操舵方 向指示板上に人形を取付ければ、人形の向いた方向に車体が旋回し、車体の進行 方向を容易に知ることができる。
【0014】 次に、図2は本考案の左右車輪の駆動及び減速装置を示す平面図である。 上述したように走行用モータM1にはピニオン11が軸着されており、その回 転力が左右の平歯車12,13に伝達される。左側に位置する平歯車12の回転 力は左車輪に伝達され、右側に位置する平歯車13の回転力は右車輪に伝達され る。即ち、左の平歯車の回転力は左車輪側用円板12bにスプリング12aの付 勢力により当接している変速用ローラー14aが回転することにより、ピニオン 14bを介して一連の歯車群22,23,24,25により減速され、左側車輪 26,27に伝達される。同様に右の平歯車の回転力は右車輪側用円板13bに スプリング13bの付勢力により当接している変速用ローラー15aが回転する ことにより、ピニオン15bを介して一連の歯車群16,17,18,19によ り減速され、右側車輪20,21に伝達される。本図では、変速用ローラー14 a,15aは各々円板12b,13bの外側に位置し、左右車輪の回転速度が最 高速の状態で、いずれの車輪も減速されていない状態にある。変速用ローラーが 内側へ移動することにより、左右車輪の回転速度が徐々に減速されるように構成 されている。
【0015】 次に、図3は本考案を用いる車輪の舵取り装置を示したものである。 本図では、車体が左旋回する時の操舵カム36と変速ローラ14aの動作を段 階的に図示してある。右車輪側用円板は省略して図示してないが、右側用の変速 ローラ15aは常に同じ位置にあり、右側車輪の回転速度は最高速の状態にある 。 図3(a)は、左操舵レバー37が全く操舵されていない状態にあり、左側用 の変速ローラー14aは円板の最も外側に位置し、左側車輪の回転速度は最高速 の状態にあって、即ち直進状態である。 図3(b)は操舵カムが任意の位置まで移動した状態を示すものである。操舵 カム36のカム面の溝は、段々と内側へ形成されているので、左舵取りでカム3 6が任意の位置まで回転すると操舵レバー37を介して変速ローラー14aは円 板12bの中心方向へ移動する。これにより、右側車輪は回転速度を変えないで 、左側車輪だけが減速し、車は操舵カム36の回転角度に応じて左旋回する。 図3(c)は操縦舵取りカムが最大位置まで移動した状態を示すものである。 図3(b)の状態からカムが最大位置まで移動すると、変速用ローラー14aは 円板12bの中心点を越えて上記図3(a)、(b)の時とは逆に回転している 。これにより、左側車輪を右側車輪と逆回転とすることで、より小さな回転半径 で左旋回する。 このように、操縦者は図3(a)から(c)の任意の位置に操舵カムを操作す ることによって、任意の旋回半径で車をカーブ走行させることができる。図3の 説明では左旋回する場合を説明したが、右旋回する時は、操舵カムは右回転する 。また、図3(c)では、変速ローラーは円板の中心点を越えた場合を説明した が、本実施はこれに限定されるものではなく、ストッパー36cの止まる位置を 調整して中心点で止まるようにしてもよく、この場合には左車輪は停止した状態 で右側車輪だけで左旋回する。この時の旋回半径は図3(c)の時よりもやや大 きくなる。
【0016】 以上のように、本考案は直線走行から旋回走行に移る時に、外側車輪の回転速 度を変えないで、内側車輪のみを減速することで、外側車輪の駆動力を減ずるこ となく滑らかに左旋回したり、右旋回したりすることができる。
【0017】
【考案の効果】
本考案は、以上説明したような形態で実施され、次のような効果を有する。
【0018】 本考案は、操縦者が操舵方向指示板を見ながら舵取り量を決めて任意の旋回半 径で車が曲がることをコントロールできるので、大きなカーブから小さなカーブ まで任意の旋回半径で車を旋回させることができる。そして、その舵取り量を連 続的に変化させてスラローム走行をさせることも出来るし、または任意の舵取り 量で固定し、完全な円運動をさせることもできる。
【0019】 また本考案は、デファレンシャル機構の効果と同様な内側と外側車輪に適度な 回転速度差による滑らかな旋回と、直進からいきなり旋回の円運動になるのでは なく徐々に直進から旋回に移行していったり、徐々に直進に戻っていく滑らかな コントロールができる。また、旋回時においては外側車輪の駆動力は直線走行時 と同じく維持されているので、前記効果に加えて車を滑らかに旋回させることが できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の右車輪部の全体分解斜視図である。
【図2】本考案の左右車輪部の駆動及び減速装置を示す
平面図である。
【図3】本考案の車輪の舵取り装置を示す平面図であ
る。
【符号の説明】
M1 走行用モータ M2 操舵用モータ 1 減速装置 3 舵取り装置 12a 平板 13b 平板 15a 変速用ローラー 15b 変速用ローラー

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】走行用モータと操舵用モータを用い、走行
    用モータには旋回時に左右車輪の速度差を出す減速装置
    を連結し、操舵用モータには操縦者が任意に舵取り量を
    決められる舵取り装置を連結して、両装置を連動させる
    ことにより、任意の旋回半径で曲がることをコントロー
    ルすることができることを特徴とするラジオコントロー
    ルカー。
  2. 【請求項2】請求項1において、前記左右車輪の速度差
    を出す減速装置を円板と変速用ローラーで構成して、該
    円板に対する摩擦力を変速用ローラーに伝達し、前記舵
    取り装置により内側と外側車輪に適度な回転速度差を与
    えて、滑らかな旋回をコントロールすることができるこ
    とを特徴とするラジオコントロールカー。
JP2000005647U 2000-08-07 2000-08-07 ラジオコントロールカー Expired - Lifetime JP3075452U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000005647U JP3075452U (ja) 2000-08-07 2000-08-07 ラジオコントロールカー

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000005647U JP3075452U (ja) 2000-08-07 2000-08-07 ラジオコントロールカー

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP3075452U true JP3075452U (ja) 2001-02-23

Family

ID=43208567

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000005647U Expired - Lifetime JP3075452U (ja) 2000-08-07 2000-08-07 ラジオコントロールカー

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3075452U (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005211381A (ja) * 2004-01-30 2005-08-11 Tamiya Inc 模型車両の動力伝達機構

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005211381A (ja) * 2004-01-30 2005-08-11 Tamiya Inc 模型車両の動力伝達機構

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4963122A (en) Continuously variable differential
JP2655684B2 (ja) 車両のステアリングシステム
JPS6233989B2 (ja)
JP2002310265A (ja) クローラー車両用のトランスミッション−ステアリングアセンブリ
JP6837910B2 (ja) 全方向移動車両
JPS6333574B2 (ja)
JP3075452U (ja) ラジオコントロールカー
JP6194399B1 (ja) 動力装置
JPH0581779B2 (ja)
JP4634855B2 (ja) ラジオコントロールカー
JP2727174B2 (ja) ラックピニオン形ステアリング装置
CN1978265B (zh) 一种转向角传动比可调转向系统
JPH0753669Y2 (ja) 運転シミュレータのステアリング装置
JP2005211381A (ja) 模型車両の動力伝達機構
JP2009012685A (ja) ステアリング装置
JP3007404U (ja) 無段式変速自転車
JPH0527341Y2 (ja)
JP2594298B2 (ja) 車高調節装置
JPH092289A (ja) 車両用操舵装置
KR100588585B1 (ko) 차량의 능동형 차동 제어장치
JPH0139228Y2 (ja)
JPH0518229Y2 (ja)
JP2550370Y2 (ja) 油圧式変速装置の操作機構
JPH0518228Y2 (ja)
JPH0488240A (ja) リミテッドスリップデファレンシャルギヤ

Legal Events

Date Code Title Description
EXPY Cancellation because of completion of term