JP2550370Y2 - 油圧式変速装置の操作機構 - Google Patents

油圧式変速装置の操作機構

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JP2550370Y2
JP2550370Y2 JP6274692U JP6274692U JP2550370Y2 JP 2550370 Y2 JP2550370 Y2 JP 2550370Y2 JP 6274692 U JP6274692 U JP 6274692U JP 6274692 U JP6274692 U JP 6274692U JP 2550370 Y2 JP2550370 Y2 JP 2550370Y2
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hydraulic transmission
transmission
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亨 井上
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  • Arrangement And Mounting Of Devices That Control Transmission Of Motive Force (AREA)
  • Arrangement Or Mounting Of Control Devices For Change-Speed Gearing (AREA)
  • Control Of Fluid Gearings (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、走行中に油圧式変速装
置を中立位置に操作した時の車両をショックなく停止さ
せるようにするための操作機構に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から走行駆動経路に油圧式変速装置
を有する走行車両では、停止する時に油圧ポンプの斜板
の角度を変更する変速レバーを中立位置に戻すと、油圧
モーターは慣性により回転し続けようとするのでポンプ
作用が生じ、油圧式変速装置の回路圧が一時的に高圧と
なりモーター軸が急制動されショックを伴って車両が停
止するものであった。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】そこで、変速レバーに
ショックアブソーバを装着して中立位置への戻しに抵抗
与えて改善を図ったものもあるが、気温によりショック
アブソーバの特性が変化してしまい満足な結果が得られ
なかったのである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本考案の解決しようとす
る課題は以上の如くであり、次に該課題を解決する手段
を説明する。即ち、油圧式変速装置を有する走行駆動経
路途中に可変容量型の摩擦クラッチを設け、油圧式変速
装置の中立位置への操作に従ってクラッチ容量を小さく
するように、該摩擦クラッチを変速レバーに連動連係さ
せたものである。
【0005】
【作用】このように構成することによって、油圧式変速
装置の油圧ポンプの斜板を操作する変速レバーを前進位
置又は後進位置から中立位置に戻すと、可変容量型の摩
擦クラッチの容量が減少してスリップが生じ、車両はシ
ョックなく停止するのである。
【0006】
【実施例】次に実施例を説明する。図1は駆動系のスケ
ルトン図、図2は前進走行時のミッションケース断面
図、図3は中立時のミッションケース断面図である。
【0007】図1において走行車両の駆動構成を説明す
ると、エンジンEの出力軸1が油圧式変速装置Aの可変
容量型油圧ポンプPのポンプ軸に直結されて常時駆動
し、該油圧ポンプPからの圧油は閉回路を構成する油路
2a又は2bより油圧モーターMに送油され、その送油
方向及び送油量は可動斜板3を回動することにより変更
でき、該可動斜板3は後述する変速装置の変速レバー2
6に連動連係されている。前記油圧モーターMのモータ
ー軸4はミッションケース5に横架された入力軸6に連
結されており、該ミッションケース5内には入力軸6に
平行にクラッチ軸7及び出力軸9が横架され、該出力軸
9はミッションケース5に付設したデフケース10内に
挿入されて、該出力軸9端にベベルギア11が固設さ
れ、該ベベルギア11よりデフ装置Dに動力を伝えて、
走行駆動経路を構成し走行駆動軸12・12両端に固定
した走行輪13・13を駆動可能としているのである。
【0008】次に図2において、ミッションケース5内
の構成を詳述すると、前記入力軸6上には歯数が同数の
歯車6a・6bが左右に刻設され、該歯車6a・6b
に、歯数が同数の歯車14・15が噛合され、該歯車1
4は前記クラッチ軸7に回転自在に外嵌されたクラッチ
ケース16のボス部16aに回転自在に外嵌され、歯車
15はクラッチ軸7に回転自在に外嵌され、該クラッチ
軸7は歯車14・15、ミッションケース5に対して軸
方向に摺動可能としている。
【0009】前記クラッチケース16の左右にはそれぞ
れ可変容量型の摩擦クラッチC1・C2が形成されてお
り、該摩擦クラッチC1・C2はクラッチケース16内
にバネ19・19と押圧体20・21が挿入され、該ク
ラッチケース16の端部と前記歯車14・15のボス部
14a・15aとの間には摩擦板22・22・・・が介
装され、前記バネ19・19の付勢力により押圧体20
・20が押されて摩擦板22・22・・・が圧接して摩
擦クラッチC1・C2が「入」となるようにして、動力
を両側の歯車14・15からクラッチケース16に伝え
るようにしている。該クラッチケース16の外周中央に
歯車16bが形成され、該歯車16bは出力軸9上の歯
車9aと噛合して、デフ装置Dへ動力を伝えるのであ
る。
【0010】そして、前記押圧体21の中心部の摩擦板
側にはクラッチ軸7の中央部に形成した鍔部7aに当接
されており、該クラッチ軸7の一端は抜け止めのリング
23が外嵌され、他端にワイヤー24の係止部24aが
係止され、該ワイヤー24の他端はアーム25に係止さ
れている。該アーム25は中央部がピン29にて枢支さ
れ、該アーム25の他端にはローラー25aが回転自在
に枢支されて、変速レバー26下端に設けた当接体26
aに当接され、該アーム25はバネ27にて当接方向に
緊張されているのである。該変速レバー26は前述のよ
うに油圧ポンプPの可動斜板3に連結されて無段階に変
速可能としているのである。
【0011】このような構成において、図2のように変
速レバー26を回動して前進位置または後進位置とした
時には、ワイヤー24が伸ばされて、クラッチ軸7はバ
ネ19の付勢力により押圧体21を介して鍔部7aが押
されて右側へ摺動した状態となっており、摩擦クラッチ
C1・C2は押圧体20・21がバネ19・19に付勢
されて摩擦板22・22・・・を圧接して共に「入」状
態となり、入力軸6に伝えられた動力は、歯車6a・6
bより歯車14・15、摩擦クラッチC1・C2を介し
て歯車16b・9aより出力軸9に伝えられるのであ
る。そして、前進位置または後進位置で走行している時
に変速レバー26を回動して中立位置側へ回動すると、
図3に示すように、変速レバー26の当接体26aがロ
ーラ25aに当接してアーム25を回動し、ワイヤー2
4を引っ張ってクラッチ軸7を左方へ摺動し、鍔部7a
が押圧体21をバネ19に抗して内側へ摺動し、摩擦ク
ラッチC2の摩擦板22・22・・・の圧接無くなり摩
擦クラッチC2のみが「切」となるのである。即ち、摩
擦クラッチ全体の容量が減少することになって摩擦クラ
ッチC1が、押圧体20により摩擦板2・2・・・を圧
接している状態であっても、負荷の大小に応じてスリッ
プし得る状態となる。よって変速レバー26を中立位置
にしてモーター軸4の回転が急激に停止した時に摩擦ク
ラッチC1のスリップにより走行輪13・13は急制動
されないのである。
【0012】
【考案の効果】本考案は以上の如く構成したので、次の
ような効果を奏するのである。即ち、車両を停止すべく
油圧式変速装置を中立位置に戻した時には、油圧式変速
装置の回路圧が一時的に高圧になってモーター軸が急制
動するが、走行駆動経路途中に設けた摩擦クラッチのク
ラッチ容量が小さくなり、積極的に摩擦クラッチにスリ
ップを生じさせて車両をショックなく停止させることが
でき、また、気温変化にも影響されず、一定のフィーリ
ングで停止するようにできるのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】駆動系のスケルトン図である。
【図2】変速レバーが前進走行位置時のミッションケー
ス断面図である。
【図3】変速レバーが中立位置時のミッションケース断
面図である。
【符号の説明】
A 油圧式変速装置 C1・C2 摩擦クラッチ 26 変速レバー

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 油圧式変速装置を有する走行駆動経路途
    中に可変容量型の摩擦クラッチを設け、油圧式変速装置
    の中立位置への操作に従ってクラッチ容量を小さくする
    ように、該摩擦クラッチを変速レバーに連動連係させた
    ことを特徴とする油圧式変速装置の操作機構。
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JPH0627286U JPH0627286U (ja) 1994-04-12
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