JP3075221U - 分離型容器 - Google Patents

分離型容器

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JP3075221U
JP3075221U JP2000005385U JP2000005385U JP3075221U JP 3075221 U JP3075221 U JP 3075221U JP 2000005385 U JP2000005385 U JP 2000005385U JP 2000005385 U JP2000005385 U JP 2000005385U JP 3075221 U JP3075221 U JP 3075221U
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JP
Japan
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container
paper
container body
synthetic resin
cover
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Application number
JP2000005385U
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English (en)
Inventor
義正 笠倉
Original Assignee
ジャパンプラス株式会社
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本考案は、紙とその表面の被覆体と成る防水
層とが容易に分離出来るようにした分離型容器を提供す
るものである。 【解決手段】 本考案は、自立型紙製容器本体に、薄い
材料より成る被覆体を密着させることにより容器本体の
表面全体を覆って防水層を形成すると同時に、該被覆体
を容器本体より容易に分離することを可能としたことを
特徴とする分離型容器。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、食料品の容器、各種食料品を収納するトレー等の紙製容器に関し、 特に当該容器の使用後に紙成分と合成樹脂成分とを容易に分離することが出来る ようにした分離型容器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来より、食料品の容器、各種食料品を収納するトレー等の容器は、水或いは 湿気等を含む食料品を収納する必要性からポリエチレン、ポリスチレン、発泡ス チロール等の合成樹脂製の材料より製造されたものが使用されている。 しかし、上記合成樹脂製の容器は、使用後の廃棄処分の問題や地球資源の枯欠 の問題等により、近年その使用を控える傾向と成っている。
【0003】 そのために、古紙等を再生した紙製容器が多く使用されるように成って来てい る。しかし、それらの紙製容器は卵の収納や乾燥食品の収納のように乾燥してい る食品等を収納するには優れているが、各種弁当類、生鮮食料品等の湿気を含む もの等の収納にあってはそれらの水分が紙製容器に吸収されることに成り、当該 容器がふやけたり、欠損したりするおそれがある。 そこで、そのような収納物の収納容器に紙製容器を使用する場合には、その表 面側に薄いプラスチック製のフィルムを貼り付けたり、防水コーティングを施し たりしてラミネート層を形成し防水機能を高めている。
【0004】 上記紙製容器にフィルムを貼り付けたり、防水コーティングをしてラミネート 層を形成して被覆体とするものは、当該容器を廃棄処分するときに、紙成分と合 成樹脂成分とが混在することに成るが、紙成分に占める合成樹脂成分の割合が少 ないということで使用者は紙と同一の扱いとして可燃物用のごみとして処分する ことが出来るように指導されている。
【0005】 そのような物が可燃物として処理されると成ると、焼却時に有害物質を多く排 出し大気汚染の原因と成り、地球の環境上様々な点で好ましいことでは無く、使 用者が合成樹脂成分のみを正確に分離して不燃物として処分出来るようにするこ とが望ましい。
【0006】 また、それらの容器を再利用すると成ると、業者は紙成分より合成樹脂層のラ ミネート層を除去する必要があり、その作業は手間のかかるもので有り、再利用 促進の弊害と成っていた。
【0007】
【考案が解決しようとする課題】
本考案は、上記欠点を解決したもので、紙とその表面の防水層と成る合成樹脂 層の被覆体とを容易に分離出来るようにした分離型容器に関するものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本考案は、自立型紙製容器本体に、薄い材料より成る被覆体を密着させること により容器本体の表面全体を覆って防水層を形成すると同時に、該被覆体を容器 本体より容易に分離することを可能とした分離型容器を特徴とする。
【0009】
【考案の実施の形態】 【実施例】
本考案は、紙を基材とし、該紙に薄い合成樹脂製シートより成るフィルムを被 覆体として密着載置した容器1である。 容器1は、紙製の自立する容器本体2と、該容器本体2の上に密着載置する薄 い合成樹脂製シートより成る被覆体3とより構成されている。 上記容器本体2は、古紙を利用した粉末体やチップ状のものを固めて容器の形 状としたもの、或いは平坦状の紙片を所定形状に組み立てて容器としたもの、平 坦状の紙片を押圧して容器形状に形成したもの等、その使用目的に応じて適宜手 段によって成形することが出来る。
【0010】 容器形状に成形するにはプレス機によって容易に行うことが出来る。被覆体3 はそれ自体に自立性を有する必要は無く、可撓性のあるシート状のもので良い。 容器としての必要な強度は紙が分担することに成る。 上記被覆体3は、食品包装用ラップフィルム、ポリエチレン、ポリ塩化ビニリ デン、ポリメチルペンテン、ポリプロピレン、ナイロン等の材料のもの、或いは それらの材料に他の添加剤を混入させたもの等が使用される。また、容器本体2 に凹凸部4を形成し、該容器本体2自体に強度を与えると同時に、その凹凸部4 により該容器本体2上に被覆される被覆体3の容器本体2への密着力を増加させ ることが出来る。
【0011】 図2は容器5の他の実施例を示すもので、容器5は、容器本体6の側壁上端部 に枠部材と成る鍔部7を形成し、同様に被覆体8にも鍔部9を形成している。 上記容器本体6の鍔部7に被覆体8の鍔部9が被覆係止されることに成るので 、容器本体6と被覆体8との密着力が一層良好と成る。 容器本体6及び被覆体8には上記実施例1と同様に凹凸部10を形成すること により密着力を増加させることが出来る。 なお、蓋については、上記容器1、5と同様のもの、上記被覆体3と同様のも の或いは紙製のもの等適宜なものを選択することが出来る。
【0012】
【考案の効果】
上記構成より成る本考案の分離型容器は、従来の食料品用の合成樹脂製の容器 、容器の表面に合成樹脂フィルムを何等かの接着手段により直接貼着したもの、 或いは容器の表面に合成樹脂を吹き付けたもの等と同様に防水性に優れており、 且つ使用後に於ける使用者の廃棄処分時に紙と防水性被覆体とを容易に分離する ことが出来るので、分別廃棄を行うことが出来る。 また、業者等に於ける当該容器の再利用に於いて、使用者側で分離が行われて いなくても極めて容易に分離作業を行うことが出来るので、再利用のための準備 作業が簡単と成った。更に、焼却処分或いは投棄処分等の際も、上記合成樹脂成 分だけを容易に分離除去することが出来るので、有害物質による大気汚染や腐敗 しないでそのままそれら物質が自然界に残存すること等による地球環境の破壊に つながることが無く、良好な自然環境を維持することに貢献出来る容器を提供す ることが可能と成った。
【0013】
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の分離型容器を示す斜視図。
【図2】本考案の分離型容器を示す他の実施例の斜視
図。
【符号の説明】 1・・容器 2・・容器本体 3・・被覆体 4・・凹凸部 5・・容器 6・・容器本体 7・・鍔部 8・・被覆体 9・・鍔部 10・・凹凸部

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】自立型紙製容器本体に、薄い材料より成る
    被覆体を密着させることにより容器本体の表面全体を覆
    って防水層を形成すると同時に、該被覆体を容器本体よ
    り容易に分離することを可能としたことを特徴とする分
    離型容器。
JP2000005385U 2000-07-28 2000-07-28 分離型容器 Expired - Lifetime JP3075221U (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003128033A (ja) * 2001-10-23 2003-05-08 Kankyo Keiei Sogo Kenkyusho:Kk 食品用容器

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