JP3075182U - 印肉収納容器 - Google Patents

印肉収納容器

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JP3075182U
JP3075182U JP2000006280U JP2000006280U JP3075182U JP 3075182 U JP3075182 U JP 3075182U JP 2000006280 U JP2000006280 U JP 2000006280U JP 2000006280 U JP2000006280 U JP 2000006280U JP 3075182 U JP3075182 U JP 3075182U
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和也 古田
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古田 和明
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Abstract

(57)【要約】 【目的】一般の捺印では、朱肉やスタンプインキを収納
した容器の蓋を取り外して印章に着色している。従って
捺印の都度蓋体を取り除く必要があり、手数を要してい
る。そこで蓋体を取り外さなくても印章を押し入れるだ
けで朱肉やスタンプインキを付着させることができ、し
かも蓋体に代わって着色材が埃から保護され、かつ乾燥
をも防ぐような印肉収納容器を提供する。 【構成】朱肉やスタンプインキ浸透材を収納する容器で
あって、その蓋体のほぼ中央部に印章を通す透孔を形成
し、この透孔には弾性薄板からなる開閉板を設け、この
開閉弾性薄板は常時その弾性で透孔を塞ぎ、押印のとき
はこの印章で開閉板を弾性変形させて通過させるように
する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
一般家庭は勿論のこと事業所や役所等で、捺印を頻繁に行う者が利用するに便 利なものであり、肉池製造販売業者やスタンプ台製造販売およびこれらの製品を 取り扱う者が利用するものである。
【0002】
【従来の技術】
印章の捺印に当たっては、朱肉やスタンプインキを印章の先端面に付着させて 書類等に押印している。ところでこれらの朱肉やスタンプインキは一般に肉池や スタンプ台に収納した含浸材に浸透させており、かつこれらの容器は防塵および 乾燥を防ぐために蓋板が設けられている。従って押印に当たっては肉池の蓋板を 取り除いたり或はスタンプ台では蝶設された蓋板を開いて印章に着色し、押印が 終わるとこれらの蓋板を元に戻している。従って捺印の度ごとに肉池やスタンプ 台の蓋板の開閉作業が必要である。またこの開閉作業は専ら捺印する者が行って おり、捺印が多数に及ぶときは極めて厄介である。また長時間蓋板を除いておく と埃が付着したりインキが乾燥して朱肉やインキの耐命数を短くしてしまう。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
そこで本考案は蓋板の開閉作業をなくし、印章を持つて簡単に蓋板を貫通させ 朱肉やインキを先端面に付着させることができ、しかも印章を抜き上げて引き出 した後は、この蓋板は塵の付着やインキの乾燥を防ぐように構成して、捺印作業 を簡単容易にし、捺印業務を合理化させるものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】
朱肉やスタンプ台を収納する蓋付き容器であって、該容器はその上部に開閉着 脱自在或は蝶番等で開閉退避できるようにした蓋板を設け、この蓋板のほぼ中央 部には透孔を形成すると共に、該透孔には弾性薄板からなる開閉板を設け、該開 閉板は常時透孔を塞ぐように構成すると共に、押印のときは該押印で開閉板を弾 性変形させて押し込み、着色できるように構成したものである。
【0005】
【実施例】
以下図面に基づいて本考案を詳細に説明するが、図は本考案の具体的な実施の 一例を示したもので本考案は図示例に限定されず以下説明する趣旨に沿って一部 の形状を変更したり或いは一部の構成を変更しても同様に実施することができる ものである。
【0006】 図1(平面図)は本考案を利用した印肉収納容器1を示し、図2(側面図)は 図1の下側を、図3(断面図)は図1の切断線A−A’に沿う矢印方向を示した ものである。これらの図において本考案を利用した印肉収納容器1は、木材を加 工して基体2と着脱自在な蓋板3とで形成した事務用机の上に置くにふさわしい 朱肉用の印肉収納容器に本考案を適用したものである。即ち本考案を利用するに 当たっては、蓋板3のほぼ中央部に透孔4を設ける。そして該透孔4としては四 角形としその上面側に2枚の弾性薄板5,5からなる開閉板を配設する。
【0007】 そしてこの開閉弾性薄板5としては、薄い金属板や合成樹脂板を利用して形成 する。本考案者の経験では厚さ0,1〜0,2の合成樹脂板が適当しており、例 えばフロッピの磁気ディスクに利用されているものが好適であった。他方この開 閉弾性薄板5は図1に示すように2枚の板が透孔4のほぼ中心で互いに対縁を合 致させるように配設すると共にこの開閉弾性薄板5の幅寸法は透孔4こ自由に入 る幅寸法とする。なお図3で示す2aは基体2に形成した空腔部を示し、6は朱 肉またはスタンプ台等の着色材を示したものである。また透孔4の弾性薄板配置 側縁は図示のようにその上部を曲面とすることが好ましい。
【0008】 図4(作用説明断面図)は図3に対応させて印章7を挿入して着色材を付着さ せる状態を示している。図5(一部構成説明見取図)は蓋板3に設ける前記弾性 薄板5,5の取り付け手段を例示したものである。即ちこの開閉弾性薄板5,5 はその前記対縁の反対端縁部をそれぞれ蓋板3の上面に取り付ける。図示例では この取り付けを接合材5a,5aで接着して構成したものを示している。またこ の接合手段としては接着材によるものを示したが、押さえ部材を利用して圧着固 設したり或は溝を形成してこれに弾性薄板5の固定側端縁を挟み込んで固設して もよい。
【0009】 このようにして取り付けた開閉弾性薄板5,5は図4に示すように印章7を手 に持って印肉収納容器1の透孔4の弾性薄板5,5の対縁部に挿入することによ って開閉弾性薄板5は図示するように湾曲し、印章7の通過を許すことになる。 そして着色材6を付着させて印章7を引き抜けばこの薄板5は、自己が備えてい る弾性で図3のように復帰し、透孔4を閉塞するようになる。なお図示しなかっ たが開閉弾性薄板5の対縁は互いに僅か重なって設けるように構成してもよい。
【0010】 これらの実施例は開閉弾性薄板5,5をぞれぞれ分割した栽片で形成して蓋板 3に取り付けたものを示したが、この弾性薄板を蓋体3の上面全体を覆うように 栽断し、透孔4に対応して切り込み線を形成したものであってもよい。図6(見 取図)はその一例を示したものである。即ち8は蓋体3の上面に接着等で取り付 ける大型弾性薄板で、透孔4に対応して切り込み線8a,8aとこの切り込み線 に接続して切り込み線8bを形成する。なおこれらの切り込み線は互いに面と直 行する方向に離れる切り込みである。開閉弾性薄板をこのように構成すれば、2 枚の弾性薄板を個々に取り付ける必要がなく便利である。またこの弾性薄板には 色彩模様等を施して印肉収納容器としてふさわしいものとすることができる。
【0011】 また栽断弾性薄板5,5であっては全図4で示した印章7の挿入および引き抜 きを円滑にするため、図7(見取図)に示すように互いの対縁側は、下面側に湾 曲部5b,5bを形成したものであることが好ましい。また蓋板3の透孔4に配 置する開閉弾性薄板5は2枚で構成したものを示したが、蓋板3と着色材6との 距離があるときは、一枚で構成してもよい。図8(見取図)は図6に例示した大 型弾性薄板8の湾曲変形板部を一枚で形成したものを示している。即ち切り込み 線8a,8aの一端側を切り込み線8bを前記したように設けて単独開閉弾性薄 板とするものである。なおこれらの大型弾性薄板に切り込み線を設ける時には、 折れ曲がり線の端部に図示のような透孔を形成しておくことが推奨される。
【0012】 これまでに説明した実施例は前記開閉弾性薄板5を蓋板3の上面に接合或は配 置するものであったが、蓋板3の裏側(下面)に前記したと同じように配設して 構成してもよい。図9(一部構成見取図)はその一例を示したもので栽断片から なる弾性薄板5c,5cを接着材5a,5aを介して蓋板3の裏側に取り付ける ものである。このように構成すれば透孔4の形状に関係なく弾性薄板を選択する ことができ好都合であり、円形や六角等の透孔に対応させることができる。
【0013】 図10(一部破断平面図),図11(図10の切断線B−B’に沿う矢印方向 断面図)は本考案を利用した印肉収納容器の他の実施例を示したもので、全体を 合成樹脂で形成したものである。そして印肉やスタンプ台を収納する基体2bは 蓋板(蓋)3aと螺合させて着脱するようにし、本考案の主体となる開閉弾性薄 板5,5は対縁部に湾曲5aをそれぞれ形成したものとし、その取り付けは図9 に示したと同様に他端側に接着材を介して蓋3aの裏側に止着するものである。 このように構成する印肉収納容器では前記基体2bが朱肉容器或はスタンプ台と して利用でき、例えば図3に示した基体2の空腔部2aに配置する着色材6とし て利用することができる。
【0014】 図12(一部破断側面図)、図13(一部破断中央断面図)は前記基体2bを 図3に例示した基体2の空腔部2a底辺に取り付けた一例を示したものである。 なおこの底辺に基体2bを配置するに当たっては、単に圧着テープや接着材を利 用してもよいが、基体2bを正しくかつ確実に位置保持させるためには、基体2 bの底辺中心部に螺合孔9を形成しておき、この部に螺合する接続用ねじ10を 底面より突出させて設け、他方基体2の底辺中心部にはこの接合用ねじ10の螺 合ねじ孔2cを形成して図13のように組付け利用することが推奨される。なお 図12に示した10aはねじ10を回すための溝である。
【0015】
【考案の効果】
本考案印肉収納容器はこのように構成したから、従来蓋板を取り除いたり或は 開閉して印章に着色していた蓋の開閉作業を全く無くすることができ、捺印に際 しては単に印章を持って弾性薄板を湾曲変形させて容易に着色することができる 。また容器から印章を抜いたときは、弾性薄板自体の弾性で蓋板の印章通過孔を 塞ぐように位置させるので埃の侵入を防止する。また朱肉やスタンプインキの蒸 発乾燥も抑制することができ、捺印数の多い事務所や役所では作業効率を向上さ せることができる。
【図面の簡単な説明】
【図 1】 本考案を利用した印肉収納容器の一例を示
す平面図。
【図 2】 図1の下側側面図。
【図 3】 図1の切断線A−A’に沿う矢印方向断面
図。
【図 4】 図3の作用説明断面図。
【図 5】 一部構成説明見取図。
【図 6】 他の弾性薄板を示す見取図。
【図 7】 開閉弾性薄板の構成例を示す見取図。
【図 8】 開閉弾性薄板の他の構成例を示す見取図。
【図 9】 他の組付け例を示す一部構成展開説明図。
【図10】 本考案の他の実施例を示す一部破断平面
図。
【図11】 図10の切断線B−B’に沿う矢印方向断
面図。
【図12】 接合用ねじの一部破断側面図。
【図13】 組付け構成例を示す一部破断説明断面図。
【符号の説明】
1 本考案を利用した印肉収納容器 2 基体 3 蓋板 4 透孔 5 開閉弾性薄板 6 印肉 7 印章 8 大型弾性薄板 9 螺合孔 10 接続用ねじ

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 印肉或はスタンプインキ浸透材を収納す
    る蓋付き容器であって、該容器はその上部に着脱自在或
    は蝶番等で開閉離脱自在にした蓋板を設け、この蓋板の
    ほぼ中央部には印章を通す透孔を形成し、該透孔には弾
    性薄板からなる開閉板を設け、この弾性開閉板は常時そ
    の弾性で透孔を塞ぐように構成すると共に、押印のとき
    はこの印章で開閉板を弾性変形させて通過させ、印章の
    先端面に着色するように構成したことを特徴とする印肉
    収納容器。
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