JPS5913636Y2 - 版画印刷具 - Google Patents

版画印刷具

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Publication number
JPS5913636Y2
JPS5913636Y2 JP7713576U JP7713576U JPS5913636Y2 JP S5913636 Y2 JPS5913636 Y2 JP S5913636Y2 JP 7713576 U JP7713576 U JP 7713576U JP 7713576 U JP7713576 U JP 7713576U JP S5913636 Y2 JPS5913636 Y2 JP S5913636Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
base
push plate
plate
film
paper
Prior art date
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Expired
Application number
JP7713576U
Other languages
English (en)
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JPS5394701U (ja
Inventor
力雄 武田
Original Assignee
プラチナ「万」年筆株式会社
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Filing date
Publication date
Application filed by プラチナ「万」年筆株式会社 filed Critical プラチナ「万」年筆株式会社
Priority to JP7713576U priority Critical patent/JPS5913636Y2/ja
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案は家庭や教室等での使用に適した版画印刷具に
関し、構成簡単で軽量であり、そして取扱いが容易であ
って安価に生産でき、しかも鮮明に印刷できる軽便な版
画印刷具を得ることを目的とする。
図面参照の上その実施例について説明すれば、第1図、
第2図において1は発泡スチロール樹脂からなり、便箋
用紙大で所要厚さの押板であって、その中央部にはほぼ
長方形をなす葉書大の窓孔1aが形成されて棒状をなし
、その上面には滑らがな合成樹脂フィルム3が貼着され
ている。
そして上記窓孔1aの部分においてフィルム3が露出す
る下面にはスチレンペーパのような多孔質な薄手での弾
性板5が接着されている。
2は押板1と同じく発泡スチロール樹脂からなり、同じ
大きさの基台であって、その上面には押板1の窓孔1a
と対称的に葉書大の区画部2aが施されている。
この区画部2aは教材紙11を収容するように浅い凹所
としても、また輪郭線だけとしても差支えない。
これらの押板1と基台2とは第3図のように先端縁にそ
れぞれ複数個の爪片7を有するアングル片6aと平板片
6Cおよび両端に弾性吸着具8を取付けたやや長目の軸
棒6Cからなる蝶番6によって起伏自在に連結されてい
る。
この場合、蝶番6のアングル片6aは押板1の一端部上
面と端面を覆うように配設され、その水平片は先端縁に
ある複数個の爪片7が押板1にくい込ませられると共に
接着剤によって押板1上に強固に定着される。
また、平板片6bは基台2の一端部上におかれ、同じく
先端縁の複数の爪片7が基台2にくい込ませられると共
に接着剤によって基台2上に強固に定着されている。
そして、蝶番6の平板片6bが固着されている基台2の
端部上には、この平板片6bを挾むようにして合成樹脂
フィルム4の一端部が接着され、基台2上にフィルム4
が開閉自在に取付けられている。
第4図乃至第6図はこの考案の構成材の一例を示すもの
であり、この考案がこれらの構成材を用いてどのように
組立てられるかを次に説明する。
第4図のAは所要の大きさと厚みを有する発泡スチロー
ル樹脂製の板体で、中央切取線9によって押板1と基台
2とに分離できるようになっており、押板1上にはほぼ
長方形をなし葉書大の切取線9′が施され、また基台2
上には葉書大の浅い凹所からなる区画部2aが上記切取
線9′と対称的になるように設けられている。
そして板体Aの上面には切取線9′と区画部を除いた外
周部には感属性の接着剤が塗布され、その上に枠状の剥
離紙10が貼着されている。
第5図のBは滑らかな合成樹脂フィルムであって上記板
体Aと同じ大きさのもので、中央切取線9″によって押
板へ貼着する部分3と基台へ取付ける部分4とに分離で
きるようになっていて、フィルム部分3の全面とフィル
ム部分4の一端には感圧性の接着剤が塗布され、その上
に剥離紙10’が貼着されている。
第6図のイは上記押板部分上の切取線9′と同形同大の
スチレンペーパのような多孔質の薄手の弾性板5を示し
、また同図口は教材紙11を示し、その表面には複数に
区切ってそれぞれ異なった絵画や文字等が色刷りされて
いる。
これらを用いて前記印刷具に組立てるには、先ず第4図
に示す発泡スチロール製の板体Aを中央切取線9に沿っ
てナイフ等で切断し、押板1と基台2とに分離する。
次に押板1をその長方形状の切取線9′に沿って切断し
ていき、その内側部分を切離上で第7図のように窓孔1
aを形成する。
一方、基台2部分については第8図イに示すように縦方
向一端部において剥離紙10の所要幅のところにナイフ
等で切込みを入れ、端部のものを剥離し接着剤層を露出
させ、この部分に前記蝶番6の平板片6bの下面を同図
口のように当接させ爪片7をくい込ませると共に接着す
る。
この状態で第2図に示すフィルムBを中央切取線9″に
沿ってフィルム部分3,4に切断し、端部にのみ接着剤
を塗布した部分4の剥離紙10′を剥離して接着剤を露
出させ、この部分を上記蝶番6の平板片6bの上面およ
び基台2の端部上面に接着し、蝶番の平板片6bを接着
すると共にフィルム4を基台2上に開閉自在に取付ける
そして、第8図イにおいて12は基台2の他端両角にお
いて剥離紙10を剥いで接着剤を露出させた止着部で上
記フィルム4を伏せたときにその端部を随時止着するも
のである。
その後において、第9図イに示すように基台2上に枠状
押板1を載置し、基台2の区画部2aと押板1の窓孔1
aとを一致させ、その上面の剥離紙10を剥き取って接
着剤を露出させ、蝶番6のアングル片6aを回動させ、
その水平片を押板1の一端部上に当接させて先端縁の爪
片7をくい込ませると同時に接着し、この状態で前記フ
ィルムBの残部3の剥離紙10’を剥ぎ取り、接着剤面
を下側にしてこれを同図口のように押板1の全面に亘っ
て貼着する。
そして蝶番6の軸棒6Cの両端突出部に挿通孔8aを介
して吸着具8をそれぞれ装着する。
しかし1、これは予め蝶番6の組立時に取付けておいて
もよい。
また、軸棒6Cの両端突出部にゴム管を嵌挿しておけば
吸着具8の抜は止めに役立たせることか゛できる。
次に第2図のように押板1を開いてその窓孔1aに露出
するフィルム3の接着剤面に第6図イに示す薄手の弾性
板9を貼着すると共に基台2上のフィルム4を開いて区
画部2aに前記の第6図口のような教材紙11を収容し
、フィルム4で挾み込むことによって第1図、第2図に
示す印刷具として組立てられる。
これを使用するに当っては、予め押板1の窓孔1aや基
台2の区画部2aとほぼ同じ大きさの適宜材料からなる
版木材を用意しておく。
尤もこの場合、その版木材としては第10図のように押
板1や基台2と同じ材質でその両面に剥離が容易(基台
のフィルム4上にのせたときそれをとるのに容易)で絵
の具ののり易い接着剤が塗布され、剥離紙14を貼り付
けた版木材13を用意するのが好ましい。
そして、この版木材13の一面に基台上の教材紙11(
勿論化の手本でもよい)を見ながら好みの絵画や文字を
選んで彫刻を施し、一方机やテーブル上に吸着具8によ
って基台2を定着し、上記版木材13両面の剥離紙14
を剥ぎとり、彫刻面を上にしてこれを基台2上のフィル
ム4上に区画部の輪郭に合せてのせて軽く接着し、その
後彫刻面に適宜の色彩を施し、その上に葉書その他の用
紙をのせ、その上方から押板1を第1図のように伏せて
上面にあるフィルム3の表面を手で押圧しながら擦すれ
ば、用紙面には所望の絵画や文字が印刷されることにな
る。
その際、押板1の表面は滑らかなフィルム3で覆われて
いるので手滑りが良く、また押板1の窓孔1a内に用紙
および版木材13が嵌まり込む状態になり、そして窓孔
1a内に配設した多孔質の弾性板5を介して用紙を押圧
することになるので、用紙や版木材13が横ずれするこ
となく、押圧作業が弾力的に行われ、彫刻の輪郭がはっ
きりと色彩も薄れることなく鮮やかに印刷されるもので
ある。
この場合、上記の版木材13を幾つか用意すれば多色刷
りに便利であり、また、教材紙11の区画に合せた大小
のものを用意すれば、種々のカット印刷に便利である。
なお、上述の例では押板および基台を便箋大とし、そこ
に設けられる窓孔および区画部を葉書大のものとして説
明したが、その大きさは所望に応じて変更できることは
勿論である。
また、その材質は発泡スチロール樹脂に限らず、これと
同様に軽量で加工し易くしかも固形質のものであればよ
い。
以上詳述したように、この考案では発泡スチロール樹脂
のように軽量で加工性があり且つ固形質の材料からなる
押板と基台とこれらを起伏自在に連結する蝶番とカバー
を兼ねたフィルム部材の少数の部材からなるので、その
構成が至って簡単で取扱い易く軽便であり、そして押板
と基台にはねし止めすることなく蝶番が強固に取付けら
れるので製作が容易であり、使用に際しては吸着具によ
ってテーブル面等に簡単に固定して安定して使用でき、
しかも基台上の区画部によって版木材や教材紙を正しく
位置付けることができまたバレン等の道具を使用するこ
となく容易に印刷でき、その印刷は弾力的に行われるの
で印刷面が鮮明であり、安価に生産できることと相俟っ
て家庭において賀状その他の挨拶状の印刷に使用したり
、また教室で児童の版画の教習に使用したりするのに好
適なものである。
【図面の簡単な説明】
図面はこの考案の実施例を示すもので、第1図は閉じた
状態の斜視図。 第2図は押板を開いた状態の斜視図。 第3図イは蝶番の側面図。第3図口。ハはその分解斜視
図。 第3図二は吸着具の斜視図。第4図は使用板体の斜視図
。 第5図は使用フィルム材の斜視図。 第6図イは弾性板の斜視図。第6図口は教習紙の斜視図
。 第7図は押板の斜視図。第8図イ5口は基台の組立状態
を示す説明図。 第9図イ9口は押板と基台との組立状態を示す説明図。 第10図は版木材の斜視図。図中、1は押板、2は基台
、3,4はフィルム、5は弾性板、6は蝶番、6aはそ
のアングル片、6bは平板片、6Cは軸棒、7は爪片、
8は吸着具。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 発泡スチロールまたはこれと同効の材料からなり、所要
    大きさの押板と基台とからなり、押板はその中央部に所
    要大きさの窓孔が形成されて枠状をなし、上面には合成
    樹脂フィルムを貼着すると共に該フィルムの下面で上記
    窓孔に露出する部分には多孔質の弾性板を貼着し、上記
    基台の上面には上記窓孔に見合った区画部を対称的に設
    け、前記押板と基台とを軸部両端に吸着具を設けた蝶番
    によってねし止めすることなく連結してなる版画印刷具
JP7713576U 1976-06-15 1976-06-15 版画印刷具 Expired JPS5913636Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7713576U JPS5913636Y2 (ja) 1976-06-15 1976-06-15 版画印刷具

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JP7713576U JPS5913636Y2 (ja) 1976-06-15 1976-06-15 版画印刷具

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JPS5394701U JPS5394701U (ja) 1978-08-02
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JP7713576U Expired JPS5913636Y2 (ja) 1976-06-15 1976-06-15 版画印刷具

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US10518567B2 (en) 2017-11-08 2019-12-31 Stampin' Up! Inc. Stamping tool with removably attached cover affixed to a base with a hinging assembly and method of stamping
WO2019094005A1 (en) * 2017-11-08 2019-05-16 Stampin' Up! Inc. A stamping tool

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JPS5394701U (ja) 1978-08-02

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