JPS6111011Y2 - - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、メモ用紙を挾着するためのメモ用蓋
付バインダに関するものである。

本考案の目的は、日常頻繁に用いるメモ用紙を
収納するバインダであつて、便利に使用し得るメ
モ用蓋付バインダを提供することにあり、その内
容は、開閉自在に組合せた２個の平浅底の容器部
材と、これら容器部材の少なくとも一方に取り付
ける挟着部材とから成り、前記容器部材は開閉部
を除く周縁端内側に沿つて突条部を形成し、前記
挟着部材の三方の辺部に平板状の突出片を形成す
ると共に、残りの辺部にはメモ用紙を挟着する部
分を形成し、前記容器部材の突条部と底部との間
に前記挟着部材の突出片を挿入し、前記挟着部材
と前記容器部材の底部との間にメモ用紙を挟着す
るようにしたことを特徴とするものである。

本考案を図示の実施例に基づいて詳細に説明す
る。

図面に於いて、１及び２は容器部材であり、こ
れらは全く同一の形状に形成されており、その一
部に設けられた蝶番３を組合せることによつて開
閉ができるようになつている。これらの容器部材
１及び２は極めて浅底にかつ底部が平面に形成さ
れており、特にその周縁端には蝶番３部分を除い
て内側に丸く形成された突条部４が設けられてい
る。この突条部４は材料が金属板の場合には鋭利
な切断部によつて傷を負わないように危険防止の
役割りも果している。又、５はこの容器部材１又
は２の何れか一方又は双方に取付けられている挾
着部材であり、メモ用紙６を挾着すると共に、鉛
筆等の筆記用具７を載置するものである。この挾
着部材５のメモ用紙６を挾着する辺以外の下部周
縁には外側に張出した平板状の突出片８が設けら
れており、この突出片８は容器部材１又は２の突
条部４と底部９との間に取外し自在に嵌合するよ
うになつている。従つて、挾着部材５は常時は容
器部材１又は２に対して固定的であり、容器部材
１又は２の底部９との間にメモ用紙６を挾着する
ことが可能となる。又、挾着部材５の表面には、
筆記用具７を収納できる条溝１０が設けられ、そ
の中央部には筆記用具７を指で取出すための凹部
１１が形成されている。更には挾着部材５が嵌合
されていない側の容器部材１又は２の底面には、
必要に応じて電話番号早見表１２などが張付けて
ある。

使用に際しては、容器部材１又は２を開いて挾
着部材５に載置されている筆記用具７を取出し、
メモ用紙に記入すればよい。メモ用紙の補充は、
挾着部材５を容器部材１又は２から取外し、新し
いメモ用紙６を挿入して再び挾着部材５を取付け
れば足りる。又、容器部材１及び２は全く同じ形
状にして、蝶番部分を接合して組立てているので
容器部材１及び２の製造型が１個で済む利点があ
る。このバインダの材料としては、金属板或いは
合成樹脂を用いることができるが、例えば容器部
材１及び２を金属製として、挾着部材５を合成樹
脂製とすることが好適である。

本考案は上述の実施例に限定されることなく、
実用新案登録請求の範囲内で幾多の変形例が可能
である。例えば容器部材１及び２同志の簡単なロ
ツクを可能としたり、容器部材１及び２のそれぞ
れに挾着部材５を取付け、メモ用紙を両側に挾着
するようにしても支障はない。

以上説明したように本考案に係るメモ用蓋付バ
インダは、使用の都度開いて用いることができ、
使用しない状態では容器部材同志を閉じ合せ、記
入した事項を見られないで済む利点がある。又、
薄型のコンパクトな形なので、机上での使用だけ
でなく、携帯等にも便利であり、手帳代りに使用
することが可能である。

【図面の簡単な説明】

図面は本考案に係るメモ用蓋付バインダの一実
施例を示すものであり、第１図はその開いた状態
の斜視図、第２図は挾着部材の斜視図である。 符号１，２は容器部材、４は突条部、５は挾着
部材、６はメモ用紙、８は突出片である。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 開閉自在に組合せた２個の平浅底の容器部材
   と、これら容器部材の少なくとも一方に取り付け
   る挟着部材とから成り、前記容器部材は開閉部を
   除く周縁端内側に沿つて突条部を形成し、前記挟
   着部材の三方の辺部に平板状の突出片を形成する
   と共に、残りの辺部にはメモ用紙を挟着する部分
   を形成し、前記容器部材の突条部と底部との間に
   前記挟着部材の突出片を挿入し、前記挟着部材と
   前記容器部材の底部との間にメモ用紙を挟着する
   ようにしたことを特徴とするメモ用蓋付バイン
   ダ。