JP3075014B2 - バスシステム - Google Patents

バスシステム

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JP3075014B2
JP3075014B2 JP05112864A JP11286493A JP3075014B2 JP 3075014 B2 JP3075014 B2 JP 3075014B2 JP 05112864 A JP05112864 A JP 05112864A JP 11286493 A JP11286493 A JP 11286493A JP 3075014 B2 JP3075014 B2 JP 3075014B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ホームバスのようなメ
インバスと、サブバスを接続したときに、メインバス上
の機器に、サブバス上の機器の状態の変化を通知するバ
スシステムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、家庭内の電話や玄関ドア等の機器
をバス接続し、接続された機器を制御することによっ
て、家全体のホームオートメーション制御を行おうとす
る試みがある。この一つにホームバスシステムによる制
御方法がある。日本国内では、HBS(Home Bu
s System)と呼ばれるホームバスが存在する。
このバスの仕様は、日本電子機械工業会が定めるET−
2101等で定義されている。またこのHBS以外に、
電灯線バスや、D2B(Domestic Digit
al Bus:ドメスティック・ディジタル・バス)と
呼ばれるAV機器制御用等のバスが存在する。D2Bに
ついては、国際規格であるIEC1030で定義されて
いる。またHBSとD2Bといった、HBSと他のバス
との各バス間の通信コマンドの変換方法についても、上
記ET−2101等に記述されている。このHBSに
は、電話の他、照明機器や空調機器や給湯機器等が接続
可能である。例えば多機能電話のボタン入力で、部屋の
空調をいれたり、照明をつけたり、お湯をはったりする
ことができる。また、インターホンによる入力を受け付
けて、入力相手を玄関カメラ映像や音声で確認し、玄関
や門の鍵の開閉を制御することもできる。
【0003】一方、D2BはAV機器専用のバスであ
り、バス制御を用いて、テレビやビデオのようなAV機
器の電源のオンオフ、チャンネルの変更、ビデオテープ
デッキの走行制御等を行うものである。例えば松下電器
産業(株)が平成4年10月に商品化した「画王ラン
ド」が、上記のD2Bのバスを採用したシステム機器で
ある。
【0004】そこで、HBSとD2Bのような2種類の
バスを接続して、互いの機器を連携制御するシステムを
構成するためには、ゲートウェイと呼ばれる機器が必要
である。ゲートウェイは、HBSとD2B等の2つのバ
スの電文のフォーマットや、速度の変換等を施して、互
いに別のバスの電文が処理できるように、データ変換す
るものである。
【0005】以下に、従来のバス間の通信方法について
説明する。メインバスをHBSとし、サブバスをD2B
とし、HBSをD2Bの上位のバスとして位置づける。
HBSは家全体に張られた基幹バスで、D2Bはある特
定の部屋内のAV機器間のバスである。各バスに接続さ
れた機器間の電文は、異なるバスへの指定をしない限
り、その発行された機器が接続されているバス内でのみ
有効である。従って、異なったバスに接続されている機
器の状態は、他のバスを制御可能な電文を用いて、問い
合わせる必要がある。ここではサブバスに接続された機
器の状態の変化を、メインバスに接続された機器へ通知
する方法について説明する。
【0006】図3はこの従来のバスシステムの構成図を
示すものである。この例は特開平3−186039号公
報のゲートウェイ方式を示している(なお上記公報の図
からは、符号や名称を変更している)。図3において、
2はメインバス、1はメインバス2に接続されたメイン
コントローラ、4はサブバス、3はメインバス2とサブ
バス4に接続されたゲートウェイ、5はサブバス4に接
続された機器、10はサブバス4に接続されたサブコン
トローラ、6はメインバス2とのインタフェース機能を
施すメインバスI/F手段、7はサブバス4とのインタ
フェース機能を施すサブバスI/F手段、8は2つのバ
ス間のデータフォーマット等を変換する信号処理手段、
9は機器5のアドレスを保存するRAMである。
【0007】以上のように示されたゲートウェイ方式に
ついて説明する。サブバス4に接続された機器5の状態
が、メインバス2に接続された機器からの制御要求等に
より変化した場合、ゲートウェイ3は、サブコントロー
ラ10と機器5との間で伝送される伝送信号に基づい
て、信号処理手段8により、状態変化を判定する。それ
とともに、機器5のアドレスとRAM9に記憶登録して
いる機器5のアドレスと、RAM9に記憶登録されてい
る機器5のアドレスデータとを比較して、一致していれ
ば、メインバスシステムの信号形式に変換した信号で、
機器変化状態を示すデータを伝送して通知するものであ
る。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記の従
来の構成では、ゲートウェイが、サブコントローラとサ
ブバスの接続機器との間で伝送される信号を絶えず監視
し、RAMに記憶されている機器のアドレスと一致する
機器の状態が、変化したと判定された場合に限って、メ
インバスに接続された機器に状態変化を通知していた。
従って、ゲートウェイには、サブバスの機器間の信号を
絶えず監視する処理が必要であり、メインバスとサブバ
ス間でデータ通信を頻繁に行う時には、この監視処理が
かなり重い負荷になった。さらにRAMには、サブバス
に接続される機器のアドレスや状態変化の内容を保存せ
ねばならず、機器数の増加に伴って、大容量を必要とし
た。
【0009】本発明は、上記従来の課題を解決するもの
で、変化通知依頼を受けたサブバス上の各機器が、状態
変化をサブバス管理手段に通知し、通知を受けたときの
み、メインバスに接続された機器に状態変化を通知す
る、ゲートウェイの負荷を軽くしたバスシステムを提供
することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に本発明のバスシステムは、機器確認手段がサブバスの
接続機器の存在を確認し、存在を確認した前記接続機器
に対して、変化通知依頼手段が、機器状態変化通知手段
に、前記状態変化の通知を依頼し、前記メインバスに接
続された機器から前記サブバスの前記接続機器の状態変
化に対する通知依頼がなくても、前記機器状態変化通知
手段からの前記状態変化の通知を、メイン通知手段が受
けたときに、データ変換手段がメインバスへのデータ変
換を施して、前記メインバスに接続された機器に、前記
サブバスの前記接続機器の状態変化を通知する手段を有
する。
【0011】
【作用】本発明は上記した方法により、サブバス上の各
機器の機器状態変化通知手段からの状態変化の通知を、
メイン通知手段が受けたときのみ、メインバスに接続さ
れた機器に通知する。
【0012】
【実施例】以下、本発明の第1の実施例について、図面
を参照しながら説明する。
【0013】図1は本発明の第1の実施例におけるバス
システムの構成を示すブロック図である。図1におい
て、12はメインバス、11はメインバス12に接続さ
れたメインコントローラ、14はサブバス、13はメイ
ンバス12とサブバス14に接続されたゲートウェイ、
15はサブバス14に接続された機器、18は両方のバ
ス間のデータフォーマット等を変換するデータ変換手
段、19はサブバス14に接続された機器15の機器状
態の変化が通知されたときに動作するサブバス管理手
段、20は機器15の存在を確認する機器確認手段、2
1は状態変化の通知を依頼する変化通知依頼手段、22
はメインバス12の接続機器へ状態変化を通知するメイ
ン通知手段、23は機器15の状態変化を通知する機器
状態変化通知手段である。
【0014】以上のように構成された本実施例のバスシ
ステムを説明する。メインバス12にHBS、サブバス
14にD2Bを想定して説明する。まず、ゲートウェイ
13に電源を投入すると、機器確認手段20がサブバス
14に接続されている機器15を確認する作業を開始す
る。機器確認手段20が、機器15の存在を1台ずつ確
認する毎に、変化通知依頼手段21が、状態変化通知の
依頼を行えば、ゲートウェイ13内に機器15のアドレ
スを記憶する必要はない。依頼を受けた機器15は、機
器状態変化通知手段23を活性化させる。機器15の状
態は、メインコントローラ11から、機器15が制御要
求を受けることによって変化する。また利用者が機器1
5を直接操作しても変化する。外部からの指示に加え、
テープが最後まで再生された時の自動停止等、機器15
が自動的に状態変化することもある。このように、サブ
バス14上の各機器15の状態変化の内容が、機器状態
変化通知手段23から、メイン通知手段22に通知され
る。状態変化の通知を受けたメイン通知手段22は、デ
ータ変換手段18により、メインバスシステムで使用さ
れる信号形式のデータに変換し、メインバス12に接続
された機器に対して、機器15の状態変化を通知する。
機器15の状態変化の内容は、スタンバイ状態のオンオ
フ,チャンネル番号,音量,テープの走行制御状態(停
止,再生,早送り,巻き戻し等)など、各機器15の代
表的な動作状態を示す。ある特定の機器のみに存在する
ような特殊な機器状態に対応する必要はない。
【0015】サブバス14にD2Bを使用する場合は、
従来例にあるサブコントローラを必ずしも必要としな
い。従来例ではサブコントローラと機器の間で交換され
る信号をゲートウェイが監視していたが、本実施例の構
成ではサブコントローラが存在しないので、同じ方式は
使用できない。従来例では、メインバス2(図3参照、
以下同じ)とサブバス4の間でデータ交換が頻繁に行わ
れるようになると、ゲートウェイ3の信号処理手段8の
データ交換処理が増える。メインバス2に接続された機
器からの指令により、サブバス4に接続された複数の機
器5の状態が連続的に変化する場合では、メインバス2
からのデータ変換を行う処理と、サブバス4上の機器5
の状態変化を監視する処理が重なり、データ変換に通常
以上の時間を要したり、監視の遅れによる状態変化の通
知の遅れが発生していた。さらに従来例では、サブバス
4に接続される機器5が増えると、機器アドレスや状態
保存用のRAM9の容量も増加し、検索時間も多く必要
とした。
【0016】ゲートウェイが、定期的にサブバスに接続
された機器の状態を問い合わせ、変化時に変化内容をメ
インバス側に通知する構成をもつバスシステムもある。
しかしこの構成は、問い合わせ間隔を広げると、機器の
動作を行ってもすぐに状態変化を通知することはできな
い。一方、間隔を狭くすると、問い合わせの負荷が増大
し、本来のゲートウェイのデータ変換の処理を遅らせる
原因になる。さらにこの場合も、各機器の状態をゲート
ウェイ内のRAMに保存しなければならない。従って先
に説明した従来例と同様に機器が増えると、RAMの容
量と検索時間の増大という問題を有していた。
【0017】しかし本実施例の構成を用いれば、ゲート
ウェイ13内に、必ずしも機器15のアドレスや機器状
態を保存しておく必要がない。機器15の状態変化通知
は、サブバス管理手段19のメイン通知手段22へ、そ
の事象が発生したときに機器15側から通知される。従
って、絶えず監視していた従来の方法と比べると、ゲー
トウェイ13の処理に対する負荷が軽減される。また、
サブコントローラ用の機器がなくても利用でき、機器の
アドレスや状態をRAM等に保存する必要がない。
【0018】以上、図1に示したバスシステムの第1の
実施例について説明した。さらに第1の実施例の構成を
少し変更することによって、以下の効果も得られる。
【0019】変化通知の依頼をゲートウェイ13の動作
開始時だけではなく、メインバス12に接続された機器
から、機器確認手段20が、サブバス14に接続した機
器15の確認の指令等を受けて、再確認を実施し、変化
通知を依頼するように構成してもよい。さらに変化通知
の依頼を受けたい機器15を、メインバス12に接続さ
れた機器から直接選択するように構成することもでき
る。このような場合には、選択された機器15の機器状
態変化通知手段23に対して、変化通知依頼手段21が
機器状態変化通知手段23を活性化する通知を行う。メ
インバス12に接続された機器からの指令で通知が不必
要になった時には、変化通知依頼手段21が機器状態変
化通知手段23を非活性化する通知を行う。よって、必
要時のみに状態変化の通知を受けられるように構成でき
る。
【0020】また、次のようにも構成できる。サブバス
14に新たな機器15が接続されたときに、機器確認手
段20が、新たな機器15からの機器登録要求を受ける
ように構成する。機器登録要求が発せられた新たな機器
15の存在を、機器確認手段20が確認する。次に変化
通知依頼手段21が、新たな機器15の機器状態変化通
知手段23に対して、状態変化の通知依頼を行う。その
結果新たな機器15が追加され、機器状態が変化したと
きも、状態変化をメイン通知手段22を介して、メイン
バス12の接続機器に通知することができる。
【0021】さらに、メイン通知手段22に機器アドレ
スを設定し、特定のメインバス12の接続機器にのみ通
知するように構成する。また設定により、メインバス1
2に接続された全ての機器に対して、同報通信を行うよ
うにも構成できる。同報通信ではメインバス12のどの
接続機器も、サブバス14の接続機器15からの状態変
化通知を受け取ることができる。従ってメインバス12
の接続機器が、サブバス14上の特定の機器15の状態
変化を受け取って、所定の制御を開始するというアプリ
ケーションの作成も容易である。実際には、サブバス1
4上のテレビ機器の状態変化(電源オン)が、メインバ
ス12の各機器に同報通信され、同報通信を受けた照明
機器は、受信内容を判定し個別の照明機器制御を行う。
テレビがつけば、照明の明るさや方向を変化させるとい
ったアプリケーションを実現できる。機器の制御対象、
構成により、同報通信と機器アドレスの設定を使い分け
ることが可能である。通知先は複数でも良い。通知を受
けたい機器が複数であれば、通知先アドレスを複数格納
すれば良い。通知先機器数が多くなれば機器群をグルー
プ化し、グループ化したアドレスに対して、通知を行う
ようにしても良い。また同報通信を行い、必要ある機器
だけが通知内容を処理するように構成しても良い。
【0022】本実施例によると、サブバス14内を構成
する各機器15毎に、直接別のバスへ機器状態の変化内
容を通知する手段は不要である。ただ同じサブバス14
に接続されるゲートウェイ13内のメイン通知手段22
に対して通知すれば良い。
【0023】以上の構成により、ゲートウェイは各機器
間の信号を絶えず監視しなくても、サブバスに接続され
た機器の状態が変化した時のみ、その変化内容をメイン
バスに通知できるため、効率よい通知が行えるバスシス
テムを実現することができる。
【0024】次に、本発明の第2の実施例について、図
面を参照しながら説明する。図2は本発明の第2の実施
例におけるバスシステムの構成を示すブロック図であ
る。図2において、メインコントローラ11、メインバ
ス12とサブバス14は第1の実施例と同一である。1
3はメインバス12とサブバス14に接続されたゲート
ウェイ、18はメインバス12とサブバス14とのバス
間のデータフォーマット等を変換するデータ変換手段、
15はサブバス14に接続された機器、19はサブバス
14に接続された機器15の機器状態が変化が通知され
たときに動作するサブバス管理手段、20は機器15の
存在を確認する機器確認手段、21は状態変化の通知を
依頼する変化通知依頼手段、22はメインバス12上の
機器へ、機器15の状態変化内容を通知するメイン通知
手段、23は機器15の状態変化を、メイン通知手段2
2に通知する機器状態変化通知手段である。
【0025】以上のように構成された第2の実施例のバ
スシステムについて、以下に説明する。ここで第1の実
施例と異なるのは、サブバス管理手段19をゲートウェ
イ13内ではなく、ある特定の機器15の内部に実現し
ている点である。第1の実施例同様、メインバス12に
HBS、サブバス14にD2Bを想定して説明する。ま
ず、サブバス管理手段19を有する機器15が動作を開
始したとき(電源投入等)に、機器確認手段20がサブ
バス14に接続されている他の機器15を確認する。次
に変化通知依頼手段21が、確認された各機器15に対
して、状態変化時に変化内容の通知をするように依頼す
る。依頼を受けた機器15は、機器状態変化通知手段2
3を活性化させる。そして、メインバス12に接続され
たメインコントローラ11からの制御要求や、利用者が
直接機器15を操作することによって変化した機器15
の状態変化内容が、機器状態変化通知手段23からメイ
ン通知手段22に通知される。メイン通知手段22は、
メインバス12の機器に対して、状態変化の通知を行う
ために、メインバス12上の機器アドレス等のデータを
付加し、ゲートウェイ13に通知する。ゲートウェイ1
3のデータ変換手段18は、メインバスシステムで使用
される信号形式のデータに変換する。そしてメインバス
12に接続された機器に対して、機器状態変化を通知す
る。
【0026】サブバス管理手段19を有する機器15
は、サブバス14内に1つ以上存在しなければならな
い。サブバス管理手段19を持つ機器が2つ以上存在す
る場合には、音処理系と画像処理系のような機器種別を
分離して管理を行うとか、日常よく使用される機器と、
あまり使用されない他の機器等、負荷の分散をはかるた
めに、管理対象を分担してもよい。1つのサブバス管理
手段19のみを有効とし、他は予備系として通常は使用
しない構成としても良い。さらに機器確認手段20は、
メインバス12に接続された機器から、サブバス14に
接続された機器15の確認等のコマンドを受けた時に、
再確認作業を開始するように構成してよい。また変化通
知の依頼を受けたい機器15を、メインコントローラ1
1等の機器から直接選択するようにも構成できる。第1
の実施例と同様に活性、非活性の選択や、メインバス1
2への通知先アドレスを設定することもできる。
【0027】本第2の実施例では、メインコントローラ
11等からの機器選択等の指令用のコマンドが、サブバ
ス14上の機器15へ送られる点が第1の実施例と異な
る。この実現方法には2通りある。第1はゲートウェイ
13が、異なった2つのバス間のデータを変換する手段
のみを有している場合である。ゲートウェイ13から機
器15までは、サブバス14の経路が使用される。従っ
てこの指令用のコマンドは、両方のバスで認められてい
る電文形式に合致していなければならない。状態変化を
通知するデータも同様である。そのため両方のバスが持
ち合わせていない機能は利用できない。サブバス14に
D2Bを用いれば、D2Bは同報通信ができない規約で
あるため、機器状態の変化の通知に同報通信は使用でき
ない。同報通信は使えないが、メイン通知手段22が通
知先のメインバス12の接続機器のアドレスを付けて、
状態変化を通知することができる。第2はサブバス14
に接続された機器15のメイン通知手段22から、ゲー
トウェイ13のデータ変換手段18に特殊な電文を送れ
ば、メインバス12に接続される機器全てに対して同報
通信を行うように構成することもできる。データ変換手
段18が、同報通信等に必要なアドレス情報を付加した
り、電文を任意の形式に変更する機能を有する構成とす
れば良い。
【0028】本第2の実施例では、第1の実施例に比べ
て、ゲートウェイ13の負荷はさらに軽くなる。ゲート
ウェイ13は、本来のバス間のデータ変換の機能のみを
実現するために、データ変換手段18を実現する機能の
みをもつゲートウェイ13を用いた、バスシステムを実
現することができる。
【0029】以上の構成により、サブバス管理手段を有
する機器が、サブバス内に1つ以上存在すれば、サブバ
スに接続された機器の状態が変化したときにのみ、その
変化内容をメインバスに通知することができるため、効
率よい通知が行えるバスシステムを実現することができ
る。
【0030】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、サブバス
上の各機器の機器状態変化通知手段からの状態変化の通
知を、メイン通知手段が受けたときのみ、メインバスに
接続された機器に対して、サブバスの機器状態が変化し
たことを通知するため、ゲートウェイの負荷を軽減し、
効率よい通知が行えるバスシステムを構成できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例におけるバスシステムの
構成を示すブロック図
【図2】本発明の第2の実施例におけるバスシステムの
構成を示すブロック図
【図3】従来のバスシステムの構成を示すブロック図
【符号の説明】
11 メインコントローラ 12 メインバス 13 ゲートウェイ 14 サブバス 15 機器 18 データ変換手段 19 サブバス管理手段 20 機器確認手段 21 変化通知依頼手段 22 メイン通知手段 23 機器状態変化通知手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04L 12/28 H04Q 9/00 301 H04Q 9/00 311

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 メインバスとサブバスの間にゲートウェ
    イを設け、 前記ゲートウェイは、各バス間のデータの変換機能を有
    するデータ変換手段と、前記サブバスの接続機器の存在
    を確認する機器確認手段と、前記接続機器に状態変化の
    通知を依頼する変化通知依頼手段と、前記メインバスへ
    前記状態変化を通知するメイン通知手段を有するサブバ
    ス管理手段を有し、 前記サブバスの前記接続機器は、前記状態変化を通知す
    る機器状態変化通知手段を有し、 前記機器確認手段が前記サブバスの前記接続機器の存在
    を確認し、存在を確認した前記接続機器に対して、前記
    変化通知依頼手段が、前記機器状態変化通知手段に前記
    状態変化の通知を依頼し、前記メインバスに接続された
    機器から前記サブバスの前記接続機器の状態変化に対す
    る通知依頼がなくても、前記機器状態変化通知手段から
    の前記状態変化の通知を、前記メイン通知手段が受けた
    ときに、前記データ変換手段が、前記メインバスへのデ
    ータ変換を施して、前記メインバスに接続された機器
    に、前記サブバスの前記接続機器の状態変化を通知する
    ことを特徴とするバスシステム。
  2. 【請求項2】 機器確認手段が、メインバスに接続され
    た機器から、サブバスの接続機器の存在を再確認する要
    求を受けたときに、再度前記接続機器の存在を確認し、
    変化通知依頼手段が、再確認した前記接続機器の機器状
    態変化通知手段に対して、状態変化を通知するように依
    頼を行い、メイン通知手段が、前記メインバスに接続さ
    れた機器に、前記接続機器の前記状態変化の通知を行う
    機能を有する請求項1記載のバスシステム。
  3. 【請求項3】 サブバスに新たな機器が接続されたとき
    に、機器確認手段が、前記新たな機器からの機器登録要
    求を受けて、前記新たな機器の存在を確認し、変化通知
    依頼手段が、前記新たな機器の機器状態変化通知手段に
    対して、状態変化を通知するように依頼を行い、メイン
    通知手段がメインバスに接続された機器に、前記新たな
    機器の状態変化の通知を行う機能を有する請求項1記載
    のバスシステム。
  4. 【請求項4】 メイン通知手段が、メインバスに接続さ
    れた機器に対して、サブバスの接続機器の状態変化を示
    す同報通信を行う機能を有する請求項1記載のバスシス
    テム。
  5. 【請求項5】 変化通知依頼手段が、接続機器の状態変
    化をメインバスに通知することが必要になったときに通
    知の依頼を行い、不要になったときに通知の依頼を取り
    消すことにより、サブバスの前記接続機器の機器状態変
    化通知手段が、状態変化の通知を開始したり、通知を停
    止する機能を有する請求項1記載のバスシステム。
  6. 【請求項6】 変化通知依頼手段が、メインバスに接続
    された機器から、状態変化の通知を必要とするサブバス
    の接続機器を特定する情報を獲得し、特定した前記接続
    機器の前記変化通知依頼手段にのみ、前記状態変化の通
    知の依頼を行う機能を有する請求項5記載のバスシステ
    ム。
  7. 【請求項7】 メインバスとサブバスの間にゲートウェ
    イを設け、 前記ゲートウェイは、各バス間のデータの変換機能を有
    するデータ変換手段を有し、 前記サブバスの接続機器の少なくとも一つは、前記サブ
    バスの前記接続機器の存在を確認する機器確認手段と、
    前記接続機器に状態変化の通知を依頼する変化通知依頼
    手段と、前記メインバスへ前記状態変化を通知するメイ
    ン通知手段を有するサブバス管理手段と、前記状態変化
    を通知する機器状態変化通知手段を有し、 前記機器確認手段が前記サブバスの他の前記接続機器の
    存在を確認し、存在を確認した前記接続機器に対して、
    前記変化通知依頼手段が、前記機器状態変化通知手段
    に、前記状態変化の通知を依頼し、前記メインバスに接
    続された機器から前記サブバスの前記接続機器の状態変
    化に対する通知依頼がなくても、自らもしくは他の前記
    接続機器の前記機器状態変化通知手段からの前記状態変
    化の通知を、前記メイン通知手段が受けたときに、前記
    データ変換手段が、前記メインバスへのデータ変換を施
    して、前記メインバスに接続された機器に、前記サブバ
    スの前記接続機器の状態変化を通知することを特徴とす
    るバスシステム。
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