JP3074940U - 履物に設ける発光装置 - Google Patents

履物に設ける発光装置

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JP3074940U JP2000005067U JP2000005067U JP3074940U JP 3074940 U JP3074940 U JP 3074940U JP 2000005067 U JP2000005067 U JP 2000005067U JP 2000005067 U JP2000005067 U JP 2000005067U JP 3074940 U JP3074940 U JP 3074940U
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 光源の光が拡散しにくく遠くからでもはっき
りと視認できることとなる履物体に容易に組み込み可能
な履物に設ける発光装置を提供すること。 【解決手段】 電源1若しくはこの電源1を接続する電
源接続部16と,この電源1若しくは電源接続部16に接続
する回路部2とを備えた基体3に、回路部2を介して電
源1若しくは電源1を接続した電源接続部16に接続しこ
の電源1により光輝する光源4を一乃至複数突設し、こ
の基体3は履物体5の底部6中に設けられた格納部7に
格納し得るように構成すると共に、この際前記光源4を
履物体5の外表面に臨設状態に配設し得るように構成し
た履物に設ける発光装置。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、発光機能を備えた履物を構成するための履物に設ける発光装置に関 するものである。
【0002】
【従来の技術及び考案が解決しようとする課題】
従来から、例えば、傾斜センサーや荷重センサーなどを備え、履物が傾いたり 履物の底に荷重が加わることによってライトが点灯するような発光装置を備えた 発光機能付の履物が実施されている。
【0003】 一方、このような発光機能付の履物は、光源の先端側に厚みのある透明若しく は半透明のプラスチック製集光材を埋め込み配設し、この集光材を介して光源の 光が履物の外部に見えるように構成しているものが一般的である。
【0004】 しかしながら、このように光源と履物の表面との間に集光材を介在させる構成 においては、光源と履物の外表面とに距離があるために光の輝度が低下してしま う上に、この集光材がレンズの役割を果たすために光源の光が拡散してしまって 遠くからでは鮮明に見えにくく、特に夜間の交通事故防止を目的としているもの にあっては発光信号視認の確実性に劣るという問題があった。
【0005】 本考案は、このような問題点を見い出し、これを解決するもので、光源の光が 拡散しにくく遠くからでもはっきりと視認できることとなる履物体に容易に組み 込み可能な画期的な履物に設ける発光装置を提供するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
添付図面を参照して本考案の要旨を説明する。
【0007】 電源1若しくはこの電源1を接続する電源接続部16と,この電源1若しくは電 源接続部16に接続する回路部2とを備えた基体3に、回路部2を介して電源1若 しくは電源1を接続した電源接続部16に接続しこの電源1により光輝する光源4 を一乃至複数突設し、この基体3は履物体5の底部6中に設けられた格納部7に 格納し得るように構成すると共に、この際前記光源4を履物体5の外表面に臨設 状態に配設し得るように構成したことを特徴とする履物に設ける発光装置に係る ものである。
【0008】 また、前記光源4を前記履物体5の外表面に露出状態に配設し得るように構成 したことを特徴とする請求項1記載の履物に設ける発光装置に係るものである。
【0009】 また、電源1若しくはこの電源1を接続する電源接続部16と,この電源1若し くは電源接続部16に接続する回路部2とを収納したケース体3Aに、回路部2を 介して電源1若しくは電源1を接続した電源接続部16に接続しこの電源1により 光輝する光源4を一乃至複数突設し、このケース体3Aは履物体5の底部6中に 設けられた格納部7に格納し得るように構成すると共に、この際前記光源4を履 物体1の外表面に臨設状態に配設し得るように構成し、この履物体5の外表面に 臨設している光源4に、この光源4を被覆する被覆体8を設けると共に、この被 覆体8は、履物体5の外表面と略面一状態となるように構成したことを特徴とす る履物に設ける発光装置に係るものである。
【0010】 また、前記被覆体8は、先端部が閉塞する透明若しくは半透明の筒状体に形成 して、この筒状被覆体8内に前記光源4を挿入収納することで光源4は被覆体8 で被覆されるように構成し、この光源4を挿入収納した被覆体8を、この被覆体 8の先端閉塞部が履物体5の外表面と面一状態となるように配置し得るように構 成したことを特徴とする請求項3記載の履物に設ける発光装置に係るものである 。
【0011】 また、前記光源4は、前記基体3若しくはケース体3Aに対して突没移動可能 且つ多方向に移動可能に構成したことを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項 に記載の発光機能付履物に設ける発光装置に係るものである。
【0012】 また、前記ケース体3Aに取付孔9を設けてこの取付孔9から前記光源4若し くは光源4を被覆した被覆体8を挿通状態で突設し、この取付孔9の径寸法を光 源4若しくは被覆体8よりも大きい径寸法に設定することで、この取付孔9に対 して光源4若しくは被覆体8を突没移動可能且つ多方向に移動可能に構成したこ とを特徴とする請求項3〜5のいずれか1項に記載の履物に設ける発光装置に係 るものである。
【0013】
【考案の実施の形態】
好適と考える本考案の実施の形態(考案をどのように実施するか)を、図面に 基づいてその作用効果を示して簡単に説明する。
【0014】 基体3を履物体5の底部6中に設けられた格納部7に格納し、この基体3から 突設する光源4を履物体5の外表面に臨設状態に配設すると、発光機能付の履物 が構成されることになる。
【0015】 従って、単に、電源1若しくはこの電源1を接続する電源接続部16と回路部2 とが収納され、且つ光源4が突設されてユニット化した基体3(発光装置)を、 履物体5の底部6中に設けられた格納部7に格納するだけで発光機能付の履物が 構成されるため、この本考案の発光装置を履物体5に対して容易に組み込み可能 となり、量産性に秀れ、安価な発光機能付履物を提供できることになる。
【0016】 また、従来のような、光源の先端側に厚みのある透明若しくは半透明のプラス チック製集光材を埋め込み配設し、この集光材を介して光源の光が履物の外部に 見えるように構成しているものにあっては、光源と履物の外表面とに集光材を介 する分だけ距離を要して光の輝度が低下してしまう上に、この集光材が厚いため にレンズの役割を果たすこととなって光源の光が拡散してしまい遠くからでは鮮 明に見えにくいという問題があったが、本考案によれば、光源4が履物体5の外 表面に臨設状態となっているために、光源4からの光の輝度がほとんど落ちるこ となく履物体5外部へと照射されることになる上に、集光材を用いる場合のよう な拡散レンズ作用もなく、従って光源4の光が拡散しにくく、遠くからでもはっ きりと視認できる光輝信号を発することとなる。
【0017】 よって、例えば夜間の交通事故防止用の発光履物には最適な構成となり、極め て秀れた事故防止効果が期待できることとなる。
【0018】 また、請求項3記載の考案の場合、ケース体3Aを履物体5の底部6中に設け られた格納部7に格納し、このケース体3Aから突設する光源4を被覆する被覆 体8を履物体5の外表面に略面一状態とする。
【0019】 すると、この被覆体8で被覆された光源4が履物体5の外表面に臨設状態に配 設されて、発光機能付の履物が構成されることになる。
【0020】 従って、単に、電源1若しくはこの電源1を接続する電源接続部16と回路部2 とが収納され、且つ光源4が突設されてユニット化したケース体3A(発光装置 )を、履物体5の底部6中に設けられた格納部7に格納するだけで発光機能付の 履物が構成されるため、この本考案の発光装置を履物体5に対して容易に組み込 み可能となり、量産性に秀れ、安価な発光機能付履物を提供できることになる。
【0021】 また、本考案の光源4は、上記したように被覆体8によって閉塞されているた めに、小石などによって傷付いたりすることが防止されると共に防水効果も得ら れることとなる。
【0022】 また、従来のような、光源の先端側に厚みのある透明若しくは半透明のプラス チック製集光材を埋め込み配設し、この集光材を介して光源の光が履物の外部に 見えるように構成しているものにあっては、光源と履物の外表面とに集光材を介 する分だけ距離を要して光の輝度が低下してしまう上に、この集光材が厚いため にレンズの役割を果たすこととなって光源の光が拡散してしまい遠くからでは鮮 明に見えにくいという問題があったが、本考案によれば、光源4が履物体5の外 表面に臨設状態となっているために、光源4からの光の輝度がほとんど落ちるこ となく履物体5外部へと照射されることになり、しかもこの履物体5の外表面に 臨設する光源4は被覆体8で被覆されている構成でありながら、この被覆体8が 履物体5の外表面と略面一状態となるような非常に薄いものであるがために集光 材のようなレンズ作用はなく、従って光源4の光が拡散しにくく、遠くからでも はっきりと視認できることとなる。
【0023】 よって、例えば夜間の交通事故防止用の発光履物には最適な構成となり、極め て秀れた事故防止効果が期待できることとなる。
【0024】
【実施例】
本考案の具体的な実施例について図面に基づいて説明する。
【0025】 本実施例は、履物体5として靴に適用した場合を示している。
【0026】 図1〜図3は第一実施例、図4は第二実施例、図5は第三実施例、図6は第四 実施例、図7〜図9は第五実施例、図10は第六実施例を示している。
【0027】 第一実施例について説明する。
【0028】 本実施例は、電源1とこの電源1に接続する回路部2とを収納したケース体3 Aに、回路部2を介して電源1に接続しこの電源1により光輝する光源4を一乃 至複数突設している。
【0029】 具体的に説明すると、回路部2は、車両のヘッドライト光を感知する光センサ ー10を接続した回路基板により構成し、この回路基板に前記電源1としての小型 のボタン形電池を載置状態に取り付けすると共に、この回路基板を介して電源1 と光源4とを電気的に接続した構成としている。
【0030】 そして、本実施例では、光センサー10が車両のヘッドライト光を受光感知する と電源1により光源4が光輝するようにこの回路部2によって制御される構成と している。
【0031】 ケース体3Aは、この回路部2を収納し得、且つ履物体5の底部(ソール)6 中に収納配設し得る大きさの上部開口形の箱型体とし、このケース体3A内に回 路部2を収納して位置ズレしないように固定している。
【0032】 また、このケース体3Aの上部開口部には、蓋体11を開閉自在に設け、この蓋 体11でケース体3Aを閉塞することで中に収納した電源1や回路部2を破損しに くくしている。
【0033】 光源4は、発光ダイオード(LED)を採用している。
【0034】 このケース体3Aに対する光源4の取付構造について説明すると、ケース体3 Aの側面部に取付孔9を設け、単にこの取付孔9から前記回路部2に接続した前 記光源4を挿通状態で突設した構成としている。
【0035】 また、本実施例では、一つの光源4と一つの前記光センサー10とで一組とし、 この一組の光源4と光センサー10とを図1に示すように隣接並設状態にして夫々 を前記取付孔9から突設した構成としている。
【0036】 更に詳しく説明すると、この光源4並びに光センサー10は、夫々が透明であっ て先端面を有する長い円筒状の被覆体8内に挿入収納され、この被覆体8を前記 ケース体3Aの側面部に設けた取付孔9から突設することで、このケース体3A 外に光源4と光センサー10とを突設した構成としている。従って、このように筒 状の被覆体8内に光源4並びに光センサー10を収納することでこの光源4並びに 光センサー10を被覆したから、光源4並びに光センサー10は極めて良好に密閉さ れ、秀れた防水効果と破損防止効果とが得られることになる構成としている。
【0037】 また、この筒状の被覆体8は、先端閉塞部を図3に示すように薄いフラット面 状に形成し、この先端面を透過する光源4の照射光に対してはレンズ作用が付加 されず、照射光が拡散しないように構成すると共に、本実施例では、光源4をこ の被覆体8の先端面内側に近接若しくは当接状態に配して、この光源4の照射光 がほとんど低下することなく、照射されることとなるように構成している。
【0038】 また、前記光センサー10は、被覆体8の先端面内側に近接若しくは当接状態に 配しても良いし、先端面より少し離した状態に配置して、履物体5の表面より奥 まった場所に光センサー10が位置するように構成しても良い。
【0039】 尚、透明の被覆体8は、無色透明でも半透明でも着色透明でも良い。
【0040】 また、本実施例では、ケース体3Aは履物体5の底部6中に設けられた格納部 7に格納し得るように構成すると共に、この際光源4を履物体5の外表面に臨設 状態に配設し得るように構成している。
【0041】 具体的に説明すると、本実施例の格納部7は、図2に示すように履物体5の底 部6(ソール)の踵部の上面部にケース体3Aが上方から丁度嵌合係止し得る大 きさ形状の凹部を形成した構成としている。
【0042】 また、本実施例では、この格納部7から履物体5の後方と側方とに向かって底 部6の周側面にまで達する凹溝12を設け、この凹溝12にブロック形の支承部材13 を嵌合係止し得るように設けると共に、この支承部材13には、光源4と光センサ ー10とを被覆した前記被覆体8を嵌挿する嵌挿孔14を並設状態に設けている。
【0043】 一方、本実施例の前記ケース体3Aには、前記凹溝12の形成位置に対応する側 面部に光源4と光センサー10とを被覆した前記被覆体8を並設状態で突設し、こ の並設する被覆体8(光源4と光センサー10)を支承部材13の前記嵌合孔14に嵌 挿した上、この支承部材13を凹溝12に嵌合係止することで、履物体5の底部6の 後方部と側方部とに光源4と光センサー10とを配設した構成としている。
【0044】 また、本実施例では、この被覆体8の先端面が、履物体5の外表面と面一状態 となるように配置した構成とし、これにより被覆体8が履物体5の体裁を損なわ ず極めて体裁良好となると共に、光源4の照射光がほとんど直射状態で履物体5 外へ照射されて、この照射光を極めて良好に視認できるようにしている。
【0045】 尚、格納部7の形成位置は、本実施例に限らず、適宜設計変更可能である。
【0046】 また、光源4と光センサー10とのケース体3Aへの形成位置並びに形成数も、 適宜設計変更し得るものであり、これに応じて凹溝12の形成位置も適宜設計変更 可能である。
【0047】 また、本実施例では、被覆体8(光源4と光センサー10)を嵌挿支承した支承 部材13を底部6に設けた凹溝12に嵌合係止することで履物体5の底部6に光源4 と光センサー10とを配設した構成とした場合を示したが、これに限らず、例えば 、凹溝12の大きさを被覆体8を丁度嵌合し得る大きさに設定して支承部材13を用 いずに被覆体8をそのまま凹溝12に嵌合支承することで履物体5の底部6に光源 4と光センサー10とを配設するように構成しても良いし、その他の構造により履 物体5の底部6に光源4と光センサー10とを配設する構成でも良い。
【0048】 第二実施例について説明する。
【0049】 本実施例は、前記第一実施例において、電源1を回路部2に固定してケース体 3A内に収納するのではなく、電源1を接続する電源接続部16を回路部2に設け た場合を示している。
【0050】 即ち、このケース体3A内に収納した電源接続部16に、例えば接続用の電源入 力端子などを介してケース体3A外に配置した電源1を接続するようにした場合 である。
【0051】 従って、この本実施例によれば、例えば、電源1をケース体3A外の履物体5 の内面部などに適宜な方法で配置させることができることになり、この構成によ れば、履物体5底部6に格納されたケース体3Aを開けて電源1交換を行わずと も良いこととなるため、電源1交換が容易に行えることになる。
【0052】 第三実施例について説明する。
【0053】 本実施例は、前記光源4並びに光センサー10を、前記ケース体3Aに対して突 没移動可能且つ多方向に移動可能に構成した場合を示している。
【0054】 具体的に説明すると、前記第一実施例において、ケース体3Aに設ける取付孔 9の径寸法を、光源4並びに光センサー10を被覆した被覆体8よりも大きい径寸 法に設定することで、この取付孔9に対して光源4を突没移動可能且つ多方向に 移動可能に構成している。
【0055】 更に詳しく説明すると、本実施例の取付孔9は、横長の角形孔に形成し、ケー ス体3Aに対して光源4と光センサー10(被覆体8)とを横方向に移動可能に構 成している。また、光源4並びに光センサー10の前記回路部2との接続線を、柔 軟な接続線とし、これにより取付孔9に対して光源4を突没移動可能且つ多方向 に移動可能に構成している。
【0056】 また、本実施例においては、被覆体8を角形の取付孔9に合わせた角筒状とし 、これにより取付孔9に対する被覆体8の横方向への移動がスムーズに行われる ように構成した場合を示している。
【0057】 尚、光源4と光センサー10が横方向だけでなく、縦方向や斜め方向などの多方 向に移動可能となるように取付孔9の孔形状を設計しても良い。請求項3中の「 多方向に移動可能」なる記載は、光源4がケース体3Aに対して縦・横・斜めな どどのような方向にでも移動可能となる意味合いで用いているものである。
【0058】 第四実施例について説明する。
【0059】 本実施例は、前記第三実施例において、被覆体8を一組の光源4と光センサー 10とをまとめて挿入収納し得る横幅のある角筒状の被覆体8とし、これに応じて 取付孔9の横幅も被覆体8以上の横幅を有する横長角形孔に形成した場合を示し ている。
【0060】 また、本実施例においては、図示したように光源4の光を光センサー10が感知 しないように光源4と光センサー10との間を仕切り体15で仕切るようにしても良 い。
【0061】 尚、この第三,第四実施例には、前記第一実施例と同様にケース体3A内に電 源1を収納した場合を示しているが、この第三,第四実施例においても、前記第 二実施例のようにケース体3A内に電源接続部16を収納して電源1をケース体3 A外の適所へ配設させ得る構成としても良い。
【0062】 第五実施例について説明する。
【0063】 本実施例は、前記第一実施例において、筒状の被覆体8の先端部を開放する構 成とした場合を示している。
【0064】 即ち、本実施例では、前記光源4を履物体5の外表面に臨設状態であって、且 つ履物体5の外表面に露出状態に配設した構成としている。
【0065】 従って、本実施例の構成によれば、光源4の光輝が何も介せずに直接照射され ることになるので、光源4からの光の輝度が全く落ちずに履物体5外部へと照射 されることになり、その上集光材のようなレンズ作用も全くないために光源4の 光が拡散しにくいことになる。よって、本実施例によれば、前記第一〜第四実施 例と比べて、光源4の光輝信号を遠くからでも一層はっきりと視認できることと なる。
【0066】 また、本実施例では、前記光センサー10も同様の構成によって履物体5の外表 面に臨設状態であって、且つ履物体5の外表面に露出状態に配設した構成として いる。
【0067】 また、本実施例では、この光源4と光センサー10とを配設する前記各嵌挿孔14 の先端部(履物体5の底部6の外表面部)を図示したようにすり鉢状に凹設し、 この凹設部17の奥側に光源4と光センサー10とを配設した場合を示しており、こ のように光源4と光センサー10とを奥まった位置に配設することにより、露出状 態に設けた光源4と光センサー10とが破損しにくくなるように構成している。
【0068】 また、図9は、凹設部17の別例として、嵌挿孔14ごとに一つ一つ凹設部17を設 けるのではなく、履物体5の底部6の外表面部に水平方向に長さを有する凹設部 17Aを設け、この横長の凹設部17Aに複数の光源4と光センサー10とを配設する ように構成した場合を示している。
【0069】 第六実施例について説明する。
【0070】 本実施例は、電源1若しくはこの電源1を接続する電源接続部16と,この電源 1若しくは電源接続部16に接続する回路部2とを備えた基体3に、回路部2を介 して電源1若しくは電源1を接続した電源接続部16に接続しこの電源1により光 輝する光源4(発光ダイオード)を一乃至複数突設している。
【0071】 具体的に説明すると、回路部2は、前記第一実施例と同様の光センサー10を接 続した方形状の回路基板により構成し、この回路部2たる回路基板を前記基体3 とした場合を示している。
【0072】 また、この回路部2(基体3)には、前記第一実施例のように電源1として小 型のボタン形電池を載置状態に取り付けしても良いし、前記第二実施例のように 電源1を接続する電源接続部16を設けても良い。この電源1を前記回路部2を介 して光源4と電気的に接続した構成としている。
【0073】 即ち、本実施例では、前記第一実施例で示したようなケース体3Aを要しない 構成としている。
【0074】 また、本実施例においても、一つの光源4と一つの光センサー10とを隣接並設 状態として一組とした場合を示している。
【0075】 また、本実施例では、回路部2に外光センサー18を接続した構成とし、この外 光センサー18が辺りを明るいと検知しているときには、光センサー10が作動せず 、辺りが暗くなったことを検知すると光センサー10が作動するように構成してい る。即ち、夜間のように辺りが暗いときにだけ光センサー10が車両のヘッドライ ト光を受光感知し、この際電源1により光源4が光輝するように回路部2によっ て制御される構成としている。従って、この本実施例によれば、昼間の誤作動を 防止できることになり、電源消費量が節約されて経済的となる。
【0076】 更に、本実施例では、回路部2にプッシュ式の電源スイッチ19を設け、この電 源スイッチ19をOFF制御した際には、完全に発光回路が停止するように構成し ている。
【0077】 また、この基体3は履物体5の底部6中に設けられた格納部7に格納し得るよ うに構成すると共に、この際前記光源4を履物体5の外表面に臨設状態に配設し 得るように構成している。
【0078】 具体的に説明すると、格納部7は、第一実施例と同様に履物体5の底部6の踵 部の上面部に方形状の基体3が上方から丁度嵌合係止し得る大きさ形状の凹部を 形成した構成としている。
【0079】 また、この格納部7から履物体5の後方と外側方とに向かって底部6の上面部 に浅い取付用凹溝20を夫々二条ずつ形成し、この取付用凹溝20の先端部に前記光 源4と前記光センサー10とを丁度嵌挿し得、且つ底部6の外部と連通する取付筒 部21を設けている。
【0080】 そして、この二条ずつ並設する取付用凹部20に、前記一組の光源4と光センサ ー10とを配設し、夫々を取付筒部21に嵌挿してガタつかない状態で底部6の外表 面に臨設配設状態とする構成としている。
【0081】 また、本実施例では、この取付筒部21が設けられた底部6の外表面に透明薄板 状の被覆体8を付設して光源4並びに光センサー10の損傷防止と防水効果とが得 られるように構成している。
【0082】 また、図面では、前記外光センサー18は、履物体5のつま先側の内側位置に配 置し、前記電源スイッチ19は、履物体5の内側の略中程位置に配置した場合を示 している。このように履物体5の内側位置に外光センサー18と電源スイッチ19と を配置すると、外観上目立たず、履物体5は体裁良好となる。また、外光センサ ー18は、本実施例のように履物体5のつま先側であって且つ例えば底部6の上周 縁部付近に設けるとズボンの裾などによって外光が遮られにくく、誤作動を生じ にくくなるため好ましい。
【0083】 また、本実施例の電源スイッチ19は、ON状態のときがOFF状態のときより も没した状態となるものを採用し、この電源スイッチ19がON状態のときのスイ ッチ先端が履物体5の外表面と略面一状態となるように構成している。従って、 これによりOFF状態のときはスイッチ先端が履物体5の外表面より突出するこ とになるので、このスイッチが突出しているか否かによってON・OFFの状態 確認を一目で行えるようにしている。
【0084】
【考案の効果】
本考案は上述のように構成したから、単に、電源若しくはこの電源を接続する 電源接続部と回路部とが収納され、且つ光源が突設された基体(発光装置)を、 履物体の底部中に設けられた格納部に格納すると共に、光源を履物体の外表面に 臨設状態に配設するだけで発光機能付の履物が構成されるため、この本考案の発 光装置を履物体に対して容易に組み込み可能で、量産性に秀れ安価な発光機能付 履物を提供できることになる秀れた構成の履物に設ける発光装置となる。
【0085】 しかも、従来のような、光源の先端側に厚みのある透明若しくは半透明のプラ スチック製集光材を埋め込み配設し、この集光材を介して光源の光が履物の外部 に見えるように構成しているものにあっては、光源と履物の外表面とに集光材を 介する分だけ距離を要して光の輝度が低下してしまう上に、この集光材が厚いた めにレンズの役割を果たすこととなって光源の光が拡散してしまい、遠くからで は鮮明に見えにくいという問題があったが、本考案によれば、光源が履物体の外 表面に臨設状態となっているために、光源からの光の輝度がほとんど落ちること なく履物体外部へと照射されることになり、その上集光材のような拡散レンズ作 用もなく、従って光源の光が拡散しにくく遠くからでもはっきりと視認できるこ ととなるため、例えば夜間の交通事故防止用の発光履物には最適な構成となり、 極めて秀れた事故防止効果が期待できることとなる画期的な履物に設ける発光装 置となる。
【0086】 また、請求項2記載の考案においては、光源の光輝が何も介せずに直接照射さ れることになるので、この光源からの光の輝度が全く落ちずに履物体外部へと照 射されることになり、その上集光材のような拡散レンズ作用も全くないために光 源の光の拡散も全くなく、よって、光源の光輝信号を遠くからでも一層はっきり と視認できることとなる極めて実用性に秀れた履物に設ける発光装置となる。
【0087】 請求項3記載の考案においては上述のように構成したから、単に、電源若しく はこの電源を接続する電源接続部と回路部とが収納され、且つ光源が突設された ケース体(発光装置)を、履物体の底部中に設けられた格納部に格納すると共に 、光源を履物体の外表面に臨設状態に配設するだけで発光機能付の履物が構成さ れるため、この本考案の発光装置を履物体に対して容易に組み込み可能で、量産 性に秀れ安価な発光機能付履物を提供できることになる秀れた構成の履物に設け る発光装置となる。
【0088】 しかも、本考案においては、光源は、被覆体によって閉塞されているために、 小石などによって傷付いたりすることが防止されると共に防水効果も得られるこ ととなり、更に、従来のような、光源の先端側に厚みのある透明若しくは半透明 のプラスチック製集光材を埋め込み配設し、この集光材を介して光源の光が履物 の外部に見えるように構成しているものにあっては、光源と履物の外表面とに集 光材を介する分だけ距離を要して光の輝度が低下してしまう上に、この集光材が 厚いためにレンズの役割を果たすこととなって光源の光が拡散してしまい、遠く からでは鮮明に見えにくいという問題があったが、本考案によれば、光源が履物 体の外表面に臨設状態となっているために、光源からの光の輝度がほとんど落ち ることなく履物体外部へと照射されることになり、その上この履物体の外表面に 臨設する光源は被覆体で被覆されている構成でありながら、この被覆体が履物体 の外表面と略面一状態となるような非常に薄いものであるがために集光材のよう なレンズ作用はなく、従って光源の光が拡散しにくく遠くからでもはっきりと視 認できることとなるため、例えば夜間の交通事故防止用の発光履物には最適な構 成となり、極めて秀れた事故防止効果が期待できることとなる画期的な履物に設 ける発光装置となる。
【0089】 また、請求項4記載の考案においては、被覆体による光源の被覆構造を簡易構 成にして容易に設計実現可能となり、量産性に秀れ、安価に構成可能となる極め て実用性に秀れた履物に設ける発光装置となる。
【0090】 また、請求項5記載の考案においては、光源をケース体に対して突没移動可能 且つ多方向に移動可能に設けているから、この光源を履物体底部の光源配設箇所 に配設する際に、ケース体に対して突没移動させたり多方向に移動させて位置調 整を行うことができ、よって履物体に対して一層容易に取付可能となる極めて実 用性に秀れた履物に設ける発光装置となる。
【0091】 また、請求項6記載の考案においては、請求項5記載の考案の作用効果を確実 に発揮する光源とケース体との取り付け構造を簡易構成にして容易に設計実現可 能となり、量産性に秀れ安価に構成可能となる極めて実用性に秀れた履物に設け る発光装置となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第一実施例を示す斜視図である。
【図2】第一実施例の分解状態を示す説明図である。
【図3】第一実施例の使用状態を示す説明図である。
【図4】第二実施例を示す斜視図である。
【図5】第三実施例を示す斜視図である。
【図6】第四実施例を示す斜視図である。
【図7】第五実施例の使用状態を示す説明図である。
【図8】第五実施例の凹設部を示す説明図である。
【図9】第五実施例における凹設部の別例を示す説明図
である。
【図10】第六実施例の使用状態を示す説明図である。
【符号の説明】
1 電源 2 回路部 3 基体 3A ケース体 4 光源 5 履物体 6 底部 7 格納部 8 被覆体 9 取付孔 16 電源接続部

Claims (6)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電源若しくはこの電源を接続する電源接
    続部と,この電源若しくは電源接続部に接続する回路部
    とを備えた基体に、回路部を介して電源若しくは電源を
    接続した電源接続部に接続しこの電源により光輝する光
    源を一乃至複数突設し、この基体は履物体の底部中に設
    けられた格納部に格納し得るように構成すると共に、こ
    の際前記光源を履物体の外表面に臨設状態に配設し得る
    ように構成したことを特徴とする履物に設ける発光装
    置。
  2. 【請求項2】 前記光源を前記履物体の外表面に露出状
    態に配設し得るように構成したことを特徴とする請求項
    1記載の履物に設ける発光装置。
  3. 【請求項3】 電源若しくはこの電源を接続する電源接
    続部と,この電源若しくは電源接続部に接続する回路部
    とを収納したケース体に、回路部を介して電源若しくは
    電源を接続した電源接続部に接続しこの電源により光輝
    する光源を一乃至複数突設し、このケース体は履物体の
    底部中に設けられた格納部に格納し得るように構成する
    と共に、この際前記光源を履物体の外表面に臨設状態に
    配設し得るように構成し、この履物体の外表面に臨設し
    ている光源に、この光源を被覆する被覆体を設けると共
    に、この被覆体は、履物体の外表面と略面一状態となる
    ように構成したことを特徴とする履物に設ける発光装
    置。
  4. 【請求項4】 前記被覆体は、先端部が閉塞する透明若
    しくは半透明の筒状体に形成して、この筒状被覆体内に
    前記光源を挿入収納することで光源は被覆体で被覆され
    るように構成し、この光源を挿入収納した被覆体を、こ
    の被覆体の先端閉塞部が履物体の外表面と面一状態とな
    るように配置し得るように構成したことを特徴とする請
    求項3記載の履物に設ける発光装置。
  5. 【請求項5】 前記光源は、前記基体若しくはケース体
    に対して突没移動可能且つ多方向に移動可能に構成した
    ことを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の
    発光機能付履物に設ける発光装置。
  6. 【請求項6】 前記ケース体に取付孔を設けてこの取付
    孔から前記光源若しくは光源を被覆した被覆体を挿通状
    態で突設し、この取付孔の径寸法を光源若しくは被覆体
    よりも大きい径寸法に設定することで、この取付孔に対
    して光源若しくは被覆体を突没移動可能且つ多方向に移
    動可能に構成したことを特徴とする請求項3〜5のいず
    れか1項に記載の履物に設ける発光装置。
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