JP3074815U - 電子式保冷ボックス - Google Patents

電子式保冷ボックス

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JP3074815U
JP3074815U JP2000004922U JP2000004922U JP3074815U JP 3074815 U JP3074815 U JP 3074815U JP 2000004922 U JP2000004922 U JP 2000004922U JP 2000004922 U JP2000004922 U JP 2000004922U JP 3074815 U JP3074815 U JP 3074815U
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canned beer
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秀岳 峯嶋
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株式会社タイザー
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Abstract

(57)【要約】 【課題】缶ビール等の保冷品を専用に冷却し、かつその
保冷品を扉を開くことなく容易に手軽にかつ迅速に一個
ずつ取り出すことができる電子式保冷ボックスを提供す
る。 【解決手段】缶ビールaを収納する収納室2を有するボ
ックス本体1と、前記収納室2内の空気を冷却して缶ビ
ールaを保冷するペルチェ素子31と、前記収納室2内
の缶ビールaをハンドル16の操作により一個ずつ外部
に繰出す繰出し体10とを具備する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
この考案は、缶ビール等の保冷品を保冷し、かつその保冷品を必要に応じて一 つずつ手軽に取り出すことができる電子式保冷ボックスに関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に各家庭で缶ビールを冷却する場合は、他の冷蔵食品類が収納されている 冷蔵庫内にその缶ビールを収納して冷却し、缶ビールを飲用する際に冷蔵庫の扉 を開いてその冷却した缶ビールを取り出すようにしている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
ところが、このような形態では、缶ビールを取り出す都度、冷蔵庫の扉を開か なければならないため、その都度冷蔵庫内の冷気が流出して冷却効率の低下を招 き、また冷蔵庫内には缶ビールと混在するように他の冷蔵食品類が収納されてい るためその取り出しが煩わしくなる。
【0004】 この考案はこのような点に着目してなされたもので、その目的とするところは 、缶ビール等の保冷品を専用に冷却し、かつその保冷品を扉を開くことなく容易 に手軽にかつ迅速に一個ずつ取り出すことができる電子式保冷ボックスを提供す ることにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
この考案はこのような目的を達成するために、缶ビール等の保冷品を収納する 収納室を有するボックス本体と、前記収納室内の空気を冷却して前記保冷品を保 冷するペルチェ素子と、前記収納室内の保冷品をハンドルの操作により一個ずつ 外部に繰出す繰出し機構とを具備することを特徴とする電子式保冷ボックス。
【0006】
【考案の実施の形態】 以下、この考案の一実施形態について図面を参照して説明する。
【0007】 図に示す符号1はボックス本体で、このボックス本体1内に収納室2が形成さ れている。この収納室2は断熱材3で囲まれ、上部に開口4を有し、この開口4 がボックス本体1の上面にヒンジ5を介して上下に回動自在に取り付けられた断 熱構造の扉6により開閉されるようになっている。
【0008】 収納室2の底部にはボックス本体1の前部側に向かって緩やかに傾斜するガイ ド板7が設けられ、このガイド板7に連なるようにボックス本体1の前部に繰出 し機構8が設けられている。
【0009】 収納室2内には保冷品として複数本の缶ビールaが水平に並びかつ上下に複数 段に重なるように収納されている。これら缶ビールaは、形状がビンの形態をな すいわゆるボトル缶内にビールを収容したものとなっている。もちろん、通常の 円筒缶内にビールを収容した通常の缶ビールを対象とする場合であっても何ら差 し支えない。
【0010】 前記繰出し機構8は、ボックス本体1の前部に軸9を介して回動自在に設けら れた繰出し体10を備え、この繰出し体10は側面から見た形状がほぼ半円状を なし、その周面の一部にほぼ半円状に凹む受け部11が形成され、この受け部1 1の背面側が蓋部12となっている。
【0011】 通常時には、繰出し体10はその受け部11を前記ガイド板7の傾斜の先方に 対向するように配置し、これにより収納室2内に収納された最下層の缶ビールa がガイド板7の上を転動して繰出し体10の受け部11内に嵌入して保持される ようになっている。
【0012】 ボックス本体1の側部には軸15が設けられ、この軸15の一端側の端部はボ ックス本体1の外側面に突出し、その突出部にハンドル16が取り付けられ、ま た軸15の他端側の端部にはギア17が取り付けられている。
【0013】 繰出し体10を支持した軸9にはギア18が取り付けられ、このギア18と前 記ギア17との間にアイドルギア19が設けられている。そしてハンドル16の 軸15に取り付けられたギア17と繰出し体10の軸9に取り付けられたギア1 8との歯車比によりハンドル16をほぼ垂直の状態からその前方側に45°回動 したときにこれに連動して繰出し体10が90°回動するようになっている。
【0014】 ボックス本体1の前部には繰出し口20が形成され、この繰出し口20は通常 時には前記繰出し体10の蓋部12で密閉され、ハンドル16の操作により繰出 し体10が図2中の反時計方向に回動したときに、蓋部12および受け部11が 繰出し口20からボックス本体1の前方側に突出し、その受け部11内の缶ビー ルaが外部に露出するようになっている。
【0015】 ボックス本体1の下部には吸気路23および排気路24が形成されている。吸 気路23はボックス本体1の下面に開放する吸気口25を、排気路24はボック ス本体1の両側面に開放する排気口26をそれぞれ有し、吸気路23は排気路2 4の中間部に接続してその排気路24に連通している。そして吸気路23の途中 に吸気用ファン27が設けられている。
【0016】 収納室2の底部には前記排気路24の中間部に通じる開口29が形成され、こ の開口29に仕切板30が設けられ、この仕切板30を介して収納室2と排気路 24とが互いに隔てられている。
【0017】 この仕切板30の下側には放熱フィン33が設けられ、この放熱フィン33に ペルチェ素子31が例えば3つ2段に取り付けられ、その各ペルチェ素子31の 吸熱部に接触する吸熱用フィン32が収納室2内に配置するように仕切板30の 上側に取り付けられている。そして、放熱フィン33は各ペルチェ素子31の放 熱部に接触し、この放熱用フィン33が排気路24内に配置するように仕切板3 0の下側に取り付けられている。
【0018】 そして、仕切板30の上側と下側とに跨ってフェルト等からなる吸水部材34 が設けられ、この吸水部材34の仕切板30の下側に延びる部分が前記放熱用フ ィン33に対向するように配置されている。
【0019】 また、収納室2の内底部には循環用ファン35が設けられ、この循環用ファン 35により収納室2内の空気がその収納室2内で循環するようになっている。
【0020】 このように構成された電子式保冷ボックスを使用する際には、扉6を開け、収 納室2内に缶ビールaを収納し、再び扉6を閉じて収納室2内を密閉し、運転ス イッチ(図示せず)を投入する。
【0021】 運転スイッチの投入に応じてペルチェ素子31、吸気用ファン27、循環用フ ァン35がそれぞれ通電される。そしてペルチェ素子31の通電によりこのペル チェ素子31の放熱部から熱が放出され、この熱の放出に応じてペルチェ素子3 1の吸熱部において熱が吸収される。
【0022】 吸気用ファン27の通電により吸気口25から吸気路23内に外部の空気が順 次吸入され、さらにこの空気が排気路24内を流通して排気口26から順次排出 される。また、循環用ファン35の通電により収納室2内の空気がその収納室2 内において循環する。
【0023】 ペルチェ素子31の放熱部から放出された熱は排気路24内に配置された放熱 用フィン33に伝導し、この放熱フィン33に伝導した熱が排気路24内を流通 する空気と熱交換を果たしてその熱の放散が活発に行なわれる。
【0024】 そしてこの熱の放散によりペルチェ素子31の吸熱部での熱の吸収が促進され 、これに応じて吸熱部に接触する吸熱用フィン32が低温となる。この吸熱用フ ィン32には収納室2内を循環する空気が順次接触し、したがってこの空気が冷 却され、収納室2内に冷気が循環し、この冷気により収納室2内の各缶ビールa が例えば5℃程度の温度を保つように冷却される。
【0025】 収納室2内で水分が結露したときには、その結露の水滴が収納室2内に通じる 開口29に延在した吸水部材34により吸収される。そしてこの水分が吸水部材 34を伝わってその吸水部材34の排気路24内に延在した部分に達し、この水 分が放熱用フィン33から放出される熱で蒸発して順次排除される。
【0026】 収納室2内の缶ビールaを取り出す際には、ほぼ垂直状態に起立するハンドル 16をボックス本体1の前方側に斜めに引き倒す。この操作による回転の動作が ギア17,19,18を介して軸9に伝わり、繰出し体10がその軸9を中心に して図2中の反時計方向に回動し、これにより繰出し体10の受け部11が繰出 し口20を通してボックス本体1の前方側に突出してその受け部11内の缶ビー ルaが外部に露出する。そしてこの受け部11内の缶ビールaを取り出す。
【0027】 缶ビールaを取り出した後には、ハンドル16を逆方向に操作する。この操作 により繰出し体10が時計方向に回動して元位置に戻り、これに応じて収納室2 内の最下層の缶ビールaがカイド板7の上から繰出し体10の受け部11内に転 動して嵌入する。
【0028】 このように、ハンドル16を操作するだけで、扉6の開閉を何ら要することな く、収納室2内の缶ビールaを容易に手軽にかつ迅速に取り出すことができる。 そして扉6を開閉せず、ほぼ瞬間的に缶ビールaを取り出すことができるから、 収納室2内の冷気の流出がほとんどなく、このため高い冷却効率を保持すること ができる。
【0029】 また、冷却用の熱源として、機械的動作を伴なうことのないペルチェ素子31 を用いているから、コンパクトに構成できるとともに、振動や騒音もほとんど生 じることがなく、さらに冷媒による環境上の問題も生じない利点がある。
【0030】
【考案の効果】
以上説明したようにこの考案の保冷ボックスによれば、ハンドルを操作するだ けで、収納室内の缶ビール等の保冷品を容易に手軽にかつ迅速に取り出すことが できる。そしてその取り出しをほぼ瞬間的に達成できるから、収納室内の冷気の 流出を抑えて高い冷却効率を保持でき、また冷却用の熱源として、機械的動作を 伴なうことのないペルチェ素子を用いているから、コンパクトに構成できるとと もに、振動や騒音がほとんどなく、さらに冷媒による環境上の問題も生じない利 点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の一実施形態を示す電子式保冷ボック
スの斜視図。
【図2】その電子式保冷ボックスの側断面図。
【図3】その電子式保冷ボックスの正断面図。
【符号の説明】 1…ボックス本体 2…収納室 6…扉 8…繰出し機構 9…軸 10…繰出し体 11…受け部 16…ハンドル 27…吸気用ファン 31…ペルチェ素子 32…吸熱用フィン 33…放熱用フィン 35…循環ファン

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】缶ビール等の保冷品を収納する収納室を有
    するボックス本体と、前記収納室内の空気を冷却して前
    記保冷品を保冷するペルチェ素子と、前記収納室内の保
    冷品をハンドルの操作により一個ずつ外部に繰出す繰出
    し機構とを具備することを特徴とする電子式保冷ボック
    ス。
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