JP3074237B2 - 構内携帯機位置表示装置 - Google Patents

構内携帯機位置表示装置

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JP3074237B2
JP3074237B2 JP06070020A JP7002094A JP3074237B2 JP 3074237 B2 JP3074237 B2 JP 3074237B2 JP 06070020 A JP06070020 A JP 06070020A JP 7002094 A JP7002094 A JP 7002094A JP 3074237 B2 JP3074237 B2 JP 3074237B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、製鉄所等の構内で作業
連絡用として使用される構内無線電話システム(以下、
「構内通信システム」と略す)に関し、特に、携帯機使
用者の転倒等、障害発生時の携帯機位置表示装置に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】構内通信システムの構成及び作用につい
て図9を用いて説明する。図9は本発明を適用しようと
する構内通信システムの構成図である。図中、20
(1)〜20(m)は、作業者が保持し移動する携帯
機、40(1)〜40(n)は中継接続装置、50は回
線制御装置、60は携帯機位置表示装置、70は回線制
御装置50に接続される構内交換機であり、公衆回線網
90との間の制御を行う。1台の回線制御装置50には
有線の電話機100(1)〜100(u)が接続される
と共に、複数の中継接続装置40(1)〜40(n)が
接続される。ここでm,nは、それぞれ携帯機、中継接
続装置の最大数を示す添字であり、例えば、m=25
6、n=64の構内通信システムが存在する。
【0003】携帯機20(1)〜20(m)と中継接続
装置40(1)〜40(n)の間は微弱電波による通信
が行われる。1つの中継接続装置40(s)当りの携帯
機との通話可能領域をゾーン80(s)と呼ぶ。ゾーン
80(s)は、図で斜線で示したように、中継接続装置
40(s)の設置位置を中心として略同心円上に広がる
が、このゾーン80(s)の半径は中継接続装置40
(s)の設置された周囲の電波環境によって異なる。製
鉄所等の構内には、携帯機がいずれの位置にあっても通
話が可能であるように(携帯機がいずれの位置にあって
もいずれかの中継接続装置との間で交信が可能であるよ
うに)、電界強度を測定の上、複数の中継接続装置40
(1)〜40(n)が適切な間隔で配置されている。
【0004】このような構内通信システムでは、ゾーン
80(s)内にある携帯機20(t)からの発呼を、中
継接続装置40(s)を介して回線制御装置50によっ
て交換することにより、他の携帯機20(t’)や公衆
通信網90に接続される他の電話機(図示しない)、あ
るいは回線制御装置50に有線で接続される電話機10
0(1)〜100(u)に着呼させて、通話路を確保す
ることが行われる。又、他の電話機からの発呼を、回線
制御装置50,中継接続装置40(s)を介して携帯機
20(t)に接続し着呼させて通話路を確保することが
行われる。
【0005】次に、携帯機位置表示装置60について説
明する。この表示装置は、携帯機20(t)所持者の位
置をゾーン80(s)単位に把握して表示する装置であ
る。携帯機20(t)は、一定時間例えば10秒毎に、
その携帯機に一意に割付けられた識別符号(以下、この
識別符号を「携帯機ID」という。)を含む特定の信号
を発する。回線制御装置50は、どの中継接続装置40
(s)で、どの携帯機IDを受信したか、つまりどのゾ
ーンに携帯機20(t)が存在するかの情報を、携帯機
情報として携帯機位置表示装置60へ送信する。携帯機
位置表示装置60では、受信した携帯機情報に基づい
て、携帯機の存在位置を可視化して表示する。
【0006】図10は、従来の携帯機位置表示装置60
の構成を示したブロック図である。図において、1は携
帯機情報受信手段、2は携帯機位置情報記憶手段、3は
携帯機位置情報表示手段、5は回線制御装置50の動作
条件や本携帯機位置表示装置60自体の動作条件等の制
御情報を本装置の操作者が入力するための制御情報入力
手段、4はこの入力された制御情報が回線制御装置50
の動作条件等を規定するものであれば、回線制御装置5
0に対して指令を送信するための送信手段である。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このような構
内通信システムを使用して、製鉄所等の広大な構内にお
ける作業者間の通話連絡が行われる場合、製鉄所におけ
る使用状況を例として説明すると、通常は、一人の作業
者が携帯機20(t)を所持し、構内設備の運用・保守
点検等を実施している。この作業者が作業中に誤って転
倒したり(例えば、移動中に階段から足をふみはずした
り)、何らかの突発事故により負傷し倒れて自力で携帯
機20(t)を操作しての連絡が不可能になる場合(以
下、このような状態を「転倒状態」という。)がある。
このような転倒状態が発生した場合、当該携帯機20
(t)の現在位置は表示されていても、その作業者が転
倒状態に陥っていることは不明であるため人命の救出が
遅れるという課題があった。
【0008】本発明の根本的思想は構内通信システムに
おいては、前記のように、その携帯機20(t)の現在
位置が、ゾーン80(s)単位に把握されているという
事実に着目し、電気通信技術をもって、人命救出の速度
を上げることである。具体的には、請求項1記載の発明
の目的は、転倒状態が発生した携帯機の位置情報を表示
する構内携帯機位置表示装置を提供することにより、転
倒現場へ関係者が急行することを可能ならしめ、負傷者
の救出を迅速とすることである。また、請求項2記載の
発明の目的は、前記転倒現場を電子化された構内地図上
に表示することにより、転倒現場の位置を直観的に容易
に認識せしめ、負傷者の救出をより迅速にすることであ
る。また、請求項3記載の発明の目的は、転倒現場を、
電子化された構内地図上に拡大又は縮小して表示せしめ
ることにより、現場の詳細な地図または現場を含むより
広い領域の構内地図を参照ならしめ、周囲の作業者への
連絡及び転倒者の救出をより迅速にすることである。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記従来例の問題点を解
決するために、請求項1記載の発明は、構内の複数のゾ
ーン毎に配置された中継接続装置を介して複数の携帯機
が無線通信を行う構内通信システムの回線制御装置に接
続され、該回線制御装置を介して前記携帯機から送られ
てくる携帯機情報を受信する携帯機情報受信手段と、該
携帯機情報受信手段からの前記携帯機情報に含まれてい
る携帯機IDとゾーン番号とを示す受信電文を携帯機位
置情報として記憶する携帯機位置情報記憶手段と、該携
帯機位置情報記憶手段に記憶された携帯機位置情報を可
視化して表示する携帯機位置情報表示手段とを有する構
内携帯機位置表示装置であって携帯機の使用者が転倒
したとき自動的に転倒情報を発する転倒検知手段を持た
せた前記携帯機からの受信電文に電文種別として通常の
位置登録要求,前記転倒検知手段によって自動的に発生
される転倒情報表示要求,または非常発報表示要求のい
ずれか示す種別コードが付加され、前記携帯機情報受信
手段と前記携帯機位置情報記憶手段との間に、前記携帯
機情報受信手段から入力される前記携帯機情報に含まれ
ている携帯機位置情報を前記携帯機位置情報記憶手段に
与えるとともに、前記携帯機情報の受信電文の種別コー
ドを判別し前記転倒情報表示要求コードを検出したとき
転倒情報を出力する転倒情報判別手段を備え、前記携帯
機位置情報表示手段は、前記転倒情報判別手段から前記
転倒情報が入力されたとき前記携帯機位置情報記憶手段
の記憶内容から当該携帯機の位置情報の携帯機IDとゾ
ーン番号を読み出して転倒情報であることを示して表示
するとともに、当該携帯機の使用者が転倒状態で緊急事
態であることを通常の表示と異なった強調表示を行って
注意を喚起することにより転倒者の迅速な救出を行える
ように構成されたことを特徴とする構内携帯機位置表示
装置である。
【0010】上記従来例の問題点を解決するために、請
求項2記載の発明は、請求項1に記載の構内携帯機位置
表示装置に、前記構内の地図を電子化して予め記憶させ
た地図情報記憶手段を設け、前記携帯機位置情報表示手
段は、ビットマップ形式のグラフィックス表示装置及び
その制御回路を含んで構成され、前記携帯機位置情報記
憶手段から携帯機IDとゾーン番号とを示す携帯機位置
情報が入力されたとき該ゾーン番号のゾーンを含む周辺
の地図情報を前記地図情報記憶手段から検索して取り出
し画面上に表示し、前記転倒情報判別手段から前記転倒
情報が入力されたとき前記携帯機位置情報記憶手段の記
憶内容から当該携帯機の位置情報の携帯機IDとゾーン
番号を読み出して転倒情報であることを示して表示する
とともに、前記グラフィックス表示装置の画面上に表示
された該ゾーンを含む周辺の地図上の当該ゾーンを周囲
の表示属性と異なるように強調表示して緊急事態である
ことを示して注意を喚起することにより転倒者の迅速な
救出を行えるように構成されたことを特徴とする請求項
1記載の構内携帯機位置表示装置である。
【0011】上記従来例の問題点を解決するために、請
求項3記載の発明は、請求項1に記載の構内携帯機位置
表示装置に、前記構内の地図を電子化して予め記憶させ
た地図情報記憶手段と、前記転倒情報判別手段から転倒
が発生したゾーンの番号が通知されたとき前記地図情報
記憶手段からその番号のゾーンを含む周辺の地図情報を
検索して取り出し拡大または縮小して前記携帯機位置情
報表示手段に与える拡大縮小手段と、前記拡大縮小手段
に拡大縮小条件を指定入力し前記携帯機位置情報表示手
段に画面表示種類を指定入力するための制御情報入力手
段とを備え、 前記携帯機位置情報表示手段はビットマッ
プ形式のグラフィックス表示装置及びその制御回路を含
んで構成され、前記拡大縮小手段は、各ゾーン単位に、
前記電子化された構内の地図情報上の対応するゾーンの
論理的な2次元座標(x(s),y(s))とゾーン表
示領域の論理的な大きさ(cx(s),cy(s))
予め記憶させた論理座標記憶手段と表示地図の縦横の比
(r)を予め記憶させた分周比記憶領域と表示窓の物理
な幅と高さ(D,H)を予め記憶させた幅/高さ記憶
領域とゾーンが指定されたとき前記縦横の比と当該ゾー
ンの地図情報の情論理的2次元座標とから前記表示装置
における物理的表示の2次元座標(M(s),N
(s))とゾーン表示領域の大きさ(DX(s),DY
(s))を次式によって求める演算手段とが備えられ、
【数2】 M(s) =D×x(s)÷r N(s) =H×y(s)÷r DX(s)=D×cx(s)÷r DY(s)=H×cy(s)÷r前記転倒情報判別手段から転倒した携帯機の存在するゾ
ーン番号が通知されたとき該ゾーン番号のゾーンを含む
周辺の地図情報を前記地図情報記憶手段から検索して取
り出し前記予め記憶された条件で拡大または縮小して前
記携帯機位置情報表示手段に出力し、 前記携帯機位置情
報表示手段は、前記拡大縮小手段の出力によって前記グ
ラフ ィックス表示装置の表示画面上の指定された位置
に、当該ゾーンを含む周辺の地図を拡大した現場の詳細
な地図または縮小した現場のより広い領域の構内地図を
表示するとともに、当該ゾーンを周囲の表示属性と異な
るように強調表示して注意を喚起することにより転倒者
のより迅速な救出を行えるように構成されたことを特徴
とする請求項1記載の構内携帯機位置表示装置である。
【0012】
【作用】請求項1記載の発明によれば、携帯機情報の受
信手段が受信する回線制御装置から送出される電文のな
かに、この電文が転倒情報であるか否かを判別する手段
を有し、受信電文が転倒情報である場合、通常の表示に
加えて、転倒情報である旨を表示することができる。
【0013】請求項2記載の発明によれば、請求項1記
載の発明の作用に加えて、電子化された構内の地図情報
記憶手段から、転倒情報を受信した携帯機の位置の地図
を検索して、ビットマップ形式のグラフィックス表示装
置に表示することができる。
【0014】請求項3記載の発明によれば、請求項1記
載の発明の作用に加えて、電子化された構内の地図情報
記憶手段から、転倒情報を受信した携帯機の位置の地図
を検索して、ビットマップ形式のグラフィック表示装置
に表示でき、しかも、(1)各ゾーン単位に、前記電子
化された構内の地図情報上、対応するゾーンの論理的な
2次元座標(x,y)とゾーン表示領域の論理的な大き
さ(cx,cy)を記憶する論理座標記憶メモリブロッ
クから読み出される第1の定数値と、(2)表示される
地図全体の縦横サイズを定める分周比(r)記憶領域か
ら読み出される第2の定数値と、(3)端末制御情報入
力手段を用いて指定される表示窓の物理的サイズ(D,
H)記憶領域から読み出される第3の定数値とから、ビ
ットマップ形式のグラフィックス表示装置における物理
的表示の2次元座標(M,N)、ゾーン表示領域の大き
さ(DX,DY)を演算によって求めることができるた
め、該当する携帯機位置を拡大または縮小して表示する
とともに転倒情報である旨を表示することができる。
【0015】
【実施例】本発明の第一の実施例について図面を参照し
ながら説明する。図1は、本発明の第一の実施例に係る
携帯機位置表示装置60’の構成ブロック図である。こ
こで、携帯機位置表示装置60’とは、従来技術の説明
で用いた図9における携帯機位置表示装置60に対応
し、その内部構成を変更したものである。従来の携帯機
位置表示装置60の構成は図10を用いて説明したが、
図10と同様の構成をとる部分については、同一の符号
を付して説明する。
【0016】第一の実施例の携帯機位置表示装置60’
は、図1に示すように、回線制御装置50から送られて
くる携帯機情報受信手段1と、前記受信した携帯機情報
に含まれる携帯機位置情報に基づいてそれぞれの携帯機
の位置情報を記憶する携帯機位置情報記憶手段2と、前
記記憶された携帯機位置情報を可視化して表示する携帯
機位置情報表示手段3’と受信した携帯機情報が前記転
倒情報であるか否かを判別し転倒情報である場合は、そ
の旨を携帯機位置情報表示手段3’に通知する転倒情報
判別手段6とから構成される。
【0017】また、このシステムで使用される携帯機2
0(t)の構成を図2に示す。21は、中継接続装置4
0(s)との通信を行うためのアンテナ、22は無線機
回路を備えた無線部、23は転倒状態を検知するための
転倒検知部である。この転倒検知部23には、重力を利
用した水銀スイッチ等が用いられ、転倒状態、つまり携
帯機が傾斜したときには、その旨の信号が無線部22に
送られ、アンテナ21を介して転倒情報が発せられる。
この転倒情報は、通常の携帯機20(t),中継接続装
置40(s)間の通信で使用される電文(例えば、携帯
機20(t)より発呼があった旨を通知する「発呼電
文」)に加えて、ある特定の電文を「転倒電文」として
取決めたものである。
【0018】携帯機20(t)から発せられた転倒電文
は、携帯機20(t)が位置するゾーン80(s)の中
継接続装置(図9における40(s))によって受信さ
れ、中継接続装置40(s)は、この情報を回線制御装
置50に通知する。この結果、回線制御装置50は、転
倒電文を受信した中継接続装置40(s)の管理するゾ
ーンに従って、転倒状態にある携帯機位置をゾーン単位
に特定することができる。回線制御装置50は、直ち
に、転倒電文を受信した旨、携帯機位置表示装置60’
に通知する。
【0019】図3は、携帯機位置表示装置60’が、回
線制御装置50から受取る受信電文30の実施例を表し
たものであり、ゾーンNo. 31,携帯機ID32,電文
種別33の情報を含む。ゾーンNo. 31は、携帯機の位
置するゾーンを示し、携帯機20(t)と現在通信を行
っている中継増幅装置40(s)の番号に対応する。携
帯機ID32は、その通信を行っている携帯機IDであ
る。電文種別は、携帯機の状態を符号化した種別コード
であり、例えば、次のような種別コードを付与して実施
している。 電文種別 0 …… 通常の携帯機位置登録要求 1 …… 転倒情報表示要求 2 …… 非常発報表示要求
【0020】ここで、転倒情報とは、電文種別が1の情
報をいう。又、電文種別が2の場合は、非常発報表示要
求としている。非常発報とは、転倒状態とは異なる何ら
かの非常事態が発生した場合、携帯機20(t)所持者
の携帯機取付けキーの操作によって、携帯機位置表示装
置60’に表示させるものである。
【0021】以上のような周辺装置の構成,受信電文の
形式に従って、携帯機位置表示装置60’がどのような
動作を行うか及びその効果について以下説明する。図1
は、本発明の第一の実施例の携帯機位置情報表示装置6
0’の構成を示したブロック図である。1は回線制御装
置50から電文30(図3)を受取るための携帯機情報
受信手段である。回線制御装置50との間で、予め定め
た通信方式(同期方式又は非同期方式)の通信制御回路
及び受信電文30の一時記憶領域(受信バッファ)によ
り構成される。
【0022】6は、本発明により新たに設けた転倒情報
判別手段である。転倒情報判別手段6は、例えばプログ
ラム蓄積方式で動作するマイクロコンピュータ及びその
動作プログラムを記憶するメモリにより構成される。マ
イクロコンピュータの動作プログラムは、例えば次の構
成からなる。 (1) 携帯機情報受信手段1から受信電文30を受取
るステップ。 (2) 受取った受信電文30を携帯機位置情報記憶手
段2へ転送するステップ。 (3) 受取った受信電文30の電文種別33を参照
し、もし、電文種別33の内容が転倒情報表示要求であ
れば、携帯機位置情報表示手段3’へ通知するステッ
プ。 である。転倒情報判別手段6は、回線制御装置50から
の電文30に含まれる転倒情報を、すみやかに認識でき
るという効果がある。又、プログラム制御とした場合
は、受信電文の形式が変更された場合も、プログラム修
正により容易に対応できるという効果がある。
【0023】次に、携帯機位置情報記憶手段2について
説明する。携帯機位置情報記憶手段2は、書換え可能な
メモリ上に構成され、携帯機20(t)単位に、現在、
携帯機20(t)が存在するゾーン No.31を記憶した
表である。回線制御装置50からの受信電文30に含ま
れるゾーン No.31と携帯機ID32を対として表形式
で記憶蓄積される。この表は、携帯機20(t)の移動
に伴う回線制御装置50から送られる受信電文30の内
容変化に従って逐次更新される。
【0024】次に、携帯機位置情報表示手段3’につい
て説明する。携帯機位置情報表示手段3’は、例えばC
RT形式の文字表示装置及びその制御回路から構成され
る。転倒情報判別手段6から、受信電文30として転倒
情報表示要求を受信した旨の通知を受け取ったとき、そ
の制御回路は、受信電文30に含まれるゾーン No.31
及び携帯機ID32を可視化して、転倒情報である旨、
前記文字表示装置に表示する。さらに、この転倒状態
は、人命上の緊急事態であるため、より注意を喚起する
必要がある。このため、表示を通常の表示と異なる強調
表示としたり、音声による警報を同時に発してもよい。
又、ゾーン No.31に対応する実際の建物・構内作業施
設の名称、携帯機ID32に対応する所持者の名称、緊
急連絡先等を同時に表示してもよい。これらは、強調表
示回路、ブザー等の可聴音発生回路、ゾーンNo. や携帯
機IDに対応する建物名称、所持者名称の記憶手段を前
記制御回路に加えることにより実現できる。携帯機位置
情報表示手段3’は、転倒状態の発生した場所につい
て、容易に視覚により認識し、転倒者の救出が迅速に行
えるという効果がある。
【0025】又、前記転倒状態に限らず、携帯機位置情
報表示手段3’は、携帯機制御情報入力手段5からの指
示に従って、携帯機位置情報記憶手段2から携帯機ID
32と対応するゾーン No.31を読み出し表示すること
が可能である。携帯機制御情報入力手段5は、キーボー
ド入力装置やより上位のホストコンピュータであっても
よい。
【0026】次に、本発明の第二の実施例について図面
を参照しながら説明する。図4は、本発明の第二の実施
例に係る携帯機位置表示装置60”の構成ブロック図で
ある。前記第一の実施例における構内携帯機位置表示装
置60’の構成に、電子化された構内の地図情報を記憶
する地図情報記憶手段7を付加すると共に、携帯機位置
情報表示手段3’の構成を変更し3”としたものであ
る。
【0027】地図情報記憶手段7は、この構内通信シス
テムが適用される製鉄所等の構内の地図を、磁気ディス
ク記憶手段や光ディスク記憶手段、CD−ROM等の記
憶装置に蓄積したものである。構内地図の電子化に際し
ては、デイジタイザ等を用いて電子的に読み取ったり、
CADによって作成してもよい。
【0028】携帯機位置情報表示手段3”は、前記第一
の実施例では文字表示装置としたが、この場合ビットマ
ップ形式のグラフィックス表示装置及びその制御回路を
構成として含む。転倒情報判別手段6から、受信電文3
0として転倒情報表示要求を受信した旨の通知を受け取
った場合、その制御回路は、受信電文30に含まれるゾ
ーンNo. 31および携帯機ID32を、可視化して転倒
情報である旨、前記グラフィックス表示装置に表示す
る。この表示に際して、グラフィックス表示装置の制御
回路は、転倒が発生したゾーンを含む周辺の地図を、地
図情報記憶手段7から検索して読み出し、内蔵するビッ
トマップ形式の表示用メモリに転送して、グラフィック
ス表示させる。又、転倒発生ゾーンに対しては、例えば
地図上の該当ゾーンを円形に強調表示すべく、該当領域
の表示属性(アトリビュート)を周囲の表示属性と異な
るように設定してもよい。図5は、グラフィックス表示
装置における表示例を示したものである。転倒状態の発
生した付近における構内の地図を表示するとともに、転
倒情報を受信した中継接続装置40(s)の管理するゾ
ーン80(s)を、円形にハッチングして表示してい
る。ビットマップ形式のグラフィックス表示装置におい
て、電子化された地図を表示することにより、直観的に
転倒位置の認識が可能であり、迅速に転倒者の救出がで
きるという効果がある。
【0029】次に、本発明の第三の実施例について図面
を参照しながら説明する。図6は、本発明の第三の実施
例に係る構内携帯機位置表示装置60''' の構成ブロッ
ク図である。前記第一の実施例における構内携帯機位置
表示装置60’の構成に、電子化された構内の地図情報
を記憶する地図情報記憶手段7と拡大縮小手段8を付加
すると共に、携帯機位置情報表示手段3’の構成を変更
し3''' としたものである。この地図情報記憶手段7及
び携帯機位置情報表示手段3''' の構成及び作用につい
ては前述の第二の実施例における場合と同一であるため
説明を省略する。地図情報の拡大縮小手段は、本第三の
実施例の特徴的構成要件であり、以下、詳述する。
【0030】図8は、地図情報の拡大縮小手段8の構成
例を示したブロック図である。(1)各ゾーン単位に、
前記電子化された構内の地図情報上、対応するゾーンの
論理的な2次元座標(x(s),y(s))とゾーン表
示領域の論理的な大きさ(cx(s),cy(s))を
記憶する論理座標記憶手段81と、(2)表示される地
図全体の縦横サイズを定める分周比(r)記憶領域82
と、(3)端末の制御情報入力手段5によって指定され
る表示窓の物理的サイズ(D,H)記憶領域83と、
(4)ビットマップ形式のグラフィックス表示装置にお
ける物理的表示の2次元座標(M(s),N(s))、
ゾーン表示領域の大きさ(DX(s),DY(s))
を、
【数3】 M(s) =D×x(s)÷r N(s) =H×y(s)÷r DX(s)=D×cx(s)÷r DY(s)=H×cy(s)÷r の演算によって求める演算手段84とにより構成され
る。
【0031】拡大縮小手段8の作用について、以下説明
する。まず始めに、地図7aを用いて、地図情報記憶手
段7上の地図の記憶形式と論理的2次元座標について説
明する。地図情報記憶手段7に記憶された電子化された
地図上のある1点を原点としてx−y座標(0,0)と
する。次に、この電子地図上に存在する各ゾーン80
(s)に対応する円形領域の外周を四角形で囲み、その
4隅のうちのある1隅をゾーン基準点(x(s),y
(s))とする。座標(x(s),y(s))は、原点
(0,0)からの相対的な距離であり、論理的2次元座
標と呼ぶこととする。ゾーン80(s)を囲む矩形領域
のx方向の長さをcx(s)、y方向の長さをcy
(s)とする。すべてのゾーン80(s)について、地
図情報記憶手段7上の論理的2次元座標(x(s),y
(s))、cx(s),cy(s)を予め計算し、記憶
装置上に表形式で保持しているのが論理座標記憶手段8
1である。
【0032】この論理座標記憶手段81に記憶されてい
る各ゾーンの論理的2次元座標に基づき、携帯機位置情
報表示手段3''' のビットマップ形式グラフィックス表
示装置の画面上の表示窓3''' aに地図を表示する。表
示窓3''' aは、一般に「ウインドウ」と称呼され、昨
今の高解像度ビットマップ形式グラフィックス表示装置
の表示用ユーザインタフェースの1つである。表示窓
3''' aの大きさは、制御情報入力手段5(これらの具
体例としては、上位のホストコンピュータ、実際に人間
が操作するキーボード又はマウス入力装置、トラックボ
ール等のポインテイングデバイスがある。)からの指示
によって変更可能であるが、その横方向の大きさD及び
縦方向の大きさHを変更の都度、表示窓の物理的サイズ
記憶領域83に記憶させる。表示窓3''' aの中に地図
を表示するが、先に説明した地図情報記憶手段7におけ
るゾーン80(s)の論理的2次元座標(x(s),y
(s))、cx(s),cy(s)に対応する表示窓
3''' a中の地図のゾーン80(s)の位置を、物理的
2次元座標(M(s),N(s))、DX(s),DY
(s)で表すこととする。
【0033】次に、分周比記憶領域82の中に記憶され
る分周比(r)について説明する。この分周比(r)
は、制御情報入力手段5からの指定によって変更可能で
ある。分周比(r)は、表示窓3''' aの中において、
どの程度の大きさに地図を表示するかを規定した値であ
る。例えば、図5に示す表示例では表示窓全体を用いて
大きく地図を表示しているが、図7に示す表示例では、
表示窓を4等分し、その1つの領域に地図を縮小して表
示している。図7に示す場合は、図5で示した地図の左
上領域がそのままの大きさで表示されているのではな
く、図5で示した地図の全体が縦横一定比にて相似的に
縮小されて、画面上に表示されている。この縦横一定比
が分周比(r)の概念である。一般に、地図情報記憶手
段7に記憶すべき地図は、電子的に2値化した場合、相
当の記憶容量を要する。さらに、表示に際して拡大され
た地図や縮小された地図を参照するため、これらに対応
して様々な尺度の地図を記憶させるには記憶コストが更
に増大するという問題がある。そこで、分周比記憶領域
82に記憶される分周比(r)を用いることによって、
単一の電子化された地図のみを記憶させ、それを基にし
て様々な縮尺の地図を描画するように構成し、記憶コス
トの低減を図った。
【0034】以上説明をした構成を用いてどのような作
用により表示窓3''' a上に転倒位置が表示されるか図
8を用いて説明する。転倒情報判別手段6から、転倒が
発生したゾーンの番号sが通知される。このゾーン番号
5に基づき、演算手段84は、地図情報記憶手段7から
転倒が発生したゾーンs近傍の地図情報を検索して取り
出す。次に、演算手段84は、論理座標記憶手段81か
ら、ゾーンsの論理的2次元座標(x(s),y
(s))とゾーン表示領域の論理的な大きさcx
(s),cy(s)を取り出す。又、分周比(r)記憶
領域82から、現在の分周比(r)を取り出し、表示窓
の物理的サイズ(D,H)記憶領域83から現在のD,
Hを取り出す。これらの値に基づいて次の計算により、
ビットマップ形式のグラフィックス表示装置における物
理的表示の2次元座標(M(s),N(s))、ゾーン
表示領域の大きさDX(s),DY(s)を求める。
【数4】 M(s) =D×x(s)÷r N(s) =H×y(s)÷r DX(s)=D×cx(s)÷r DY(s)=H×cy(s)÷r 以上の演算結果に従って、ゾーンs近傍の地図情報のビ
ットマップを加工した後、携帯機位置情報表示手段
3''' のグラフィックス表示装置及びその制御回路に描
画情報を引き渡す。この結果、表示窓3''' aの大きさ
に応じた地図の拡大・縮小表示が可能という効果があ
る。
【0035】具体的な数値を用いて、本実施例を説明す
る。転倒ゾーンの論理的2次元座標が、(x(s),y
(s))=(200,200)、 cx(s)=40、
cy(s)=40である場合において、現在の表示窓
3''' aの横方向大きさD=500画素、縦方向の大き
さH=500画素であり、かつ分周比として1000が
与えられたとき、その実際の表示窓中、転倒ゾーンは、
【数5】 M(s) =D×x(s)÷r =500×200÷1000 =100 N(s) =H×y(s)÷r =500×200÷1000 =100 DX(s)=D×cx(s)÷r =500×40÷1000 =20 DY(s)=H×cy(s)÷r =500×40÷1000 =20 で与えられる物理的2次元座標(100画素,100画
素)、ゾーンの横方向長さ20画素、縦方向長さ20画
素の領域となる。
【0036】この状態で地図を相似的に縮小し、図7に
示すような4分割画面の1領域に表示するとする。この
場合は、分周比rとしてその2倍値2000を与えれば
よい。演算の結果は、物理的2次元座標(50画素,5
0画素)、ゾーンの横方向長さ10画素、縦方向長さ1
0画素の領域となる。
【0037】次に、この状態で表示窓の大きさが変化し
た場合を考える。表示窓3''' aの横方向大きさD=5
00画素のまま縦方向の大きさをH=300画素に変化
させ、地図を高さ方向に押しつぶして表示させる。この
場合、ゾーンの横方向長さは10画素と変化しないが、
縦方向長さが6画素になり、地図表示の変化に対応して
ゾーン表示も扁平な楕円として表示される。
【0038】
【発明の効果】本発明に係る構内通信システムにおいて
は、携帯機の現在位置が、ゾーン単位に把握されている
という事実に着目して、携帯機に転倒検知手段を持た
せ、回線制御装置から携帯機位置表示装置へ送る電文の
中に転倒情報を含ませた結果、携帯機位置表示装置は、
転倒情報発生時すみやかに転倒位置を表示することが可
能となり、電気通信技術をもって人命救出の速度を上げ
たという顕著な効果がある。
【0039】請求項1記載の発明においては、転倒状態
が発生した携帯機の位置情報を表示する構内携帯機位置
表示装置を提供することにより、転倒現場へ関係者が急
行することを可能ならしめ、負傷者の救出を迅速とした
効果がある。
【0040】また、請求項2記載の発明においては、前
記転倒現場を、電子化された構内地図上に表示すること
により、転倒現場の位置を直観的に容易に認識せしめ、
負傷者の救出をより迅速にするという効果がある。
【0041】また、請求項3記載の発明においては、転
倒現場を、電子化された構内地図上に拡大又は縮小して
表示せしめることにより、現場の詳細な地図または現場
を含むより広い領域の構内地図を参照ならしめ、周囲の
作業者への連絡及び転倒者の救出をより迅速にするとい
う効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一の実施例に係る携帯機位置表示装
置の構成ブロック図である。
【図2】構内通信システムで使用される携帯機の構成図
である。
【図3】携帯機位置表示装置と回線制御装置間の電文の
構成図である。
【図4】本発明の第二の実施例に係る携帯機位置表示装
置の構成ブロック図である。
【図5】グラフィックス表示装置における第一の転倒位
置表示例である。
【図6】本発明の第三の実施例に係る携帯機位置表示装
置の構成ブロック図である。
【図7】グラフィックス表示装置における第二の転倒位
置表示例である。
【図8】地図情報の拡大縮小手段の詳細ブロック図であ
る。
【図9】本発明を適用する構内通信システムの構成図で
ある。
【図10】従来の携帯機位置表示装置の構成ブロック図
である。
【符号の説明】
1 携帯機情報受信手段 2 携帯機位置情報記憶手段 3,3’,3”,3''' 携帯機位置情報表示手段 3''' a 表示窓 4 制御情報送信手段 5 制御情報入力手段 6 転倒情報判別手段 7 地図情報記憶手段 7a 地図情報記憶手段上の地図 8 拡大縮小手段 20(1),20(2),20(t),20(t’),
20(m) 携帯機 40(1),40(2),40(s),40(n−
1),40(n) 中継接続装置 50 回線制御装置 60,60’,60”,60''' 携帯機位置表示装置 70 構内交換機 81 論理座標記憶手段 82 分周比記憶領域 83 表示窓の物理的サイズ記憶領域 84 演算手段 90 公衆通信網 100(1),100(2),100(u) 電話機
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 鈴木 和宏 東京都中野区東中野三丁目14番20号 国 際電気株式会社内 (72)発明者 金山 一宏 東京都中野区東中野三丁目14番20号 国 際電気株式会社内 (72)発明者 牧野 修久 東京都中野区東中野三丁目14番20号 国 際電気株式会社内 (56)参考文献 特開 平6−69861(JP,A) 特開 平2−159698(JP,A) 特開 平2−237228(JP,A) 特開 昭54−139398(JP,A) 特開 昭53−57000(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04Q 7/00 - 7/38 H04B 7/24 - 7/26 102

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 構内の複数のゾーン毎に配置された中継
    接続装置を介して複数の携帯機が無線通信を行う構内通
    信システムの回線制御装置に接続され、該回線制御装置
    を介して前記携帯機から送られてくる携帯機情報を受信
    する携帯機情報受信手段と、該携帯機情報受信手段から
    の前記携帯機情報に含まれている携帯機IDとゾーン番
    号とを示す受信電文を携帯機位置情報として記憶する携
    帯機位置情報記憶手段と、該携帯機位置情報記憶手段に
    記憶された携帯機位置情報を可視化して表示する携帯機
    位置情報表示手段とを有する構内携帯機位置表示装置
    あって携帯機の使用者が転倒したとき自動的に転倒情報を発す
    る転倒検知手段を持たせた前記携帯機からの受信電文に
    電文種別として通常の位置登録要求,前記転倒検知手段
    によって自動的に発生される転倒情報表示要求,または
    非常発報表示要求のいずれか示す種別コードが付加さ
    れ、 前記携帯機情報受信手段と前記携帯機位置情報記憶手段
    との間に、前記携帯機情報受信手段から入力される前記
    携帯機情報に含まれている携帯機位置情報を前記携帯機
    位置情報記憶手段に与えるとともに、前記携帯機情報の
    受信電文の種別コードを判別し前記転倒情報表示要求コ
    ードを検出したとき転倒情報を出力する転倒情報判別手
    段を備え、 前記携帯機位置情報表示手段は、前記転倒情報判別手段
    から前記転倒情報が入力されたとき前記携帯機位置情報
    記憶手段の記憶内容から当該携帯機の位置情報の携帯機
    IDとゾーン番号を読み出して転倒情報であることを示
    して表示するとともに、当該携帯機の使用者が転倒状態
    で緊急事態であることを通常の表示と異なった強調表示
    を行って注意を喚起することにより転倒者の迅速な救出
    を行えるように構成されたことを特徴とする構内携帯機
    位置表示装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の構内携帯機位置表示装
    置に、前記構内の地図を電子化して予め記憶させた地図
    情報記憶手段を設け、 前記携帯機位置情報表示手段は、ビットマップ形式のグ
    ラフィックス表示装置及びその制御回路を含んで構成さ
    れ、前記携帯機位置情報記憶手段から携帯機IDとゾー
    ン番号とを示す携帯機位置情報が入力されたとき該ゾー
    ン番号のゾーン を含む周辺の地図情報を前記地図情報記
    憶手段から検索して取り出し画面上に表示し、前記転倒
    情報判別手段から前記転倒情報が入力されたとき前記携
    帯機位置情報記憶手段の記憶内容から当該携帯機の位置
    情報の携帯機IDとゾーン番号を読み出して転倒情報で
    あることを示して表示するとともに、前記グラフィック
    ス表示装置の画面上に表示された該ゾーンを含む周辺の
    地図上の当該ゾーンを周囲の表示属性と異なるように強
    調表示して緊急事態であることを示して注意を喚起する
    ことにより転倒者の迅速な救出を行えるように構成され
    たことを特徴とする請求項1記載の構内携帯機位置表示
    装置。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載の構内携帯機位置表示装
    置に、前記構内の地図を電子化して予め記憶させた地図
    情報記憶手段と、前記転倒情報判別手段から転倒が発生
    したゾーンの番号が通知されたとき前記地図情報記憶手
    段からその番号のゾーンを含む周辺の地図情報を検索し
    て取り出し拡大または縮小して前記携帯機位置情報表示
    手段に与える拡大縮小手段と、前記拡大縮小手段に拡大
    縮小条件を指定入力し前記携帯機位置情報表示手段に画
    面表示種類を指定入力するための制御情報入力手段とを
    備え、 前記携帯機位置情報表示手段はビットマップ形式のグラ
    フィックス表示装置及びその制御回路を含んで構成さ
    れ、 前記拡大縮小手段は、各ゾーン単位に、前記電子化され
    た構内の地図情報上の対応するゾーンの論理的な2次元
    座標(x(s),y(s))とゾーン表示領域の論理的
    な大きさ(cx(s),cy(s))を予め記憶させた
    論理座標記憶手段と表示地図の縦横の比(r)を予め記
    憶させた分周比記憶領域と表示窓の物理的な幅と高さ
    (D,H)を予め記憶させた幅/高さ記憶領域とゾーン
    が指定されたとき前記縦横の比と当該ゾーンの地図情報
    の情論理的2次元座標とから前記表示装置における物理
    的表示の2次元座標(M(s),N(s))とゾーン表
    示領域の大きさ(DX(s),DY(s))を次式によ
    って求める演算手段とが備えられ、 【数1】 M(s) =D×x(s)÷r N(s) =H×y(s)÷r DX(s)=D×cx(s)÷r DY(s)=H×cy(s)÷r前記転倒情報判別手段から転倒した携帯機の存在するゾ
    ーン番号が通知されたとき該ゾーン番号のゾーンを含む
    周辺の地図情報を前記地図情報記憶手段から検索して取
    り出し前記予め記憶された条件で拡大または縮小して前
    記携帯機位置情報表示手段に出力し、 前記携帯機位置情報表示手段は、前記拡大縮小手段の出
    力によって前記グラフィックス表示装置の表示画面上の
    指定された位置に、当該ゾーンを含む周辺の地図を拡大
    した現場の詳細な地図または縮小した現場のより広い領
    域の構内地図を表示するとともに、当該ゾーンを周囲の
    表示属性と異なるように強調表示して注意を喚起するこ
    とにより転倒者のより迅速な救出を行えるように構成さ
    れたことを特徴とする請求項1記載の構内携帯機位置表
    示装置。
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