JP3073586U - 研削ホイール - Google Patents

研削ホイール

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JP3073586U
JP3073586U JP2000003557U JP2000003557U JP3073586U JP 3073586 U JP3073586 U JP 3073586U JP 2000003557 U JP2000003557 U JP 2000003557U JP 2000003557 U JP2000003557 U JP 2000003557U JP 3073586 U JP3073586 U JP 3073586U
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JP2000003557U
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義男 佐藤
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阪神機材株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来の砥石とフラップホイールとの夫々の
特性を活かし、両者の欠点を補うべく、目詰まり等によ
る破損や騒音の発生を少なくできると共に、研削も行う
ことのできるようにした研削ホイールを提供する。 【解決手段】 多数枚の方形状研磨布2…が円周方向に
隣接配置されると共に、各研磨布2が放射方向に対し一
定の向きに湾曲するように癖を付けられて円筒形を成し
た状態で、隣合う研磨布2,2相互が接着剤3によって
接合されてなるホイール本体4を有する研削ホイール
1。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、ホイール軸に取り付けて高速回転させながら工作物の研磨や研削を 行う研削ホイールに関するもので、凹凸面のある平面あるいは管材内周面の研磨 加工あるいは研削加工に使用される。
【0002】
【従来の技術及びその課題】
従来一般に使用される砥石は、砥粒を結合剤で結合し、円筒形状や円板形状に 固めたものであるが、砥石自体が非常に硬く、作業者の熟練度によって工作物に 強烈に食い込んでゆくため、目詰まり等を起こして破損し易く、危険度が高く、 また騒音を発生して作業環境を悪化すると言った問題がある。
【0003】 このような一般的な砥石の他に、多数枚の方形状研磨布を円周方向に隣接配置 すると共に、各研磨布を放射方向に対し一定の向きに湾曲するように癖を付けて 円筒状に形成した一般にフラップホイールと呼ばれる研磨具がある。このフラッ プホイールは、弾力性が大きいことから、被研磨面が凹凸状を呈している場合に はその凹凸面に沿って研磨できると言う特徴を有するが、その弾性力が禍して、 砥石のような強烈な研削を行うことができない。
【0004】 本発明は、上記に鑑み、従来の砥石とフラップホイールとの夫々の特性を活か し、両者の欠点を補うべく、目詰まり等による破損や騒音の発生を少なくできる と共に、研削も行うことのできるようにした研削ホイールを提供することを目的 とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本考案の請求項1に係る考案の研削ホイールは、多数枚の方形状研磨布2…が 円周方向に隣接配置されると共に、各研磨布2が放射方向に対し一定の向きに湾 曲するように癖を付けられて円筒形を成した状態で、隣合う研磨布2,2相互が 接着剤3によって結合されてなるホイール本体4を有することを特徴とする。
【0006】 請求項2は、請求項1に記載の研削ホイールにおいて、ホイール本体4の内周 側両端部に金属製の保形リング5(15)が装着され、各保形リング5(15) は、内周壁部5a(15a)と、外周壁部5b(15b)と、両周壁部5a(1 5a),5b(15b)をつなぐ底壁部5c(15c)とからなり、その内周壁 部5a(15a)がホイール本体4の内周面に嵌合され、底壁部5c(15c) がホイール本体4の端面に当接され、外周壁部5b(15b)が各研磨布2の端 部に切欠された切欠凹部6によって形成される環状溝部7に嵌合されていること を特徴とする。
【0007】
【考案の実施の形態】
図1は本考案に係る研削ホイールの正面図、図2は側面図、図3は縦断面図、 図4は一部拡大断面図である。これらの図で分かるように、本考案に係る研削ホ イール1は、長方形状に形成された多数枚の研磨布2…が円周方向に隣接配置さ れると共に、各研磨布2が円周方向に沿った一定の向きで湾曲するように癖を付 けられて円筒形を成した状態で、隣合う研磨布2,2相互が接着剤3によって接 合されてなる円筒形状のホイール本体4を有し、この円筒形状ホイール本体4に は内周側両端部に保形リング5,5が装着されている。
【0008】 各研磨布2は、適当な布材2aの片面にアルミナやカーボン等の粒子からなる 研磨材2bを接着剤によって固着したものである。研磨布2,2相互を結合する 接着剤3としては、熱硬化性樹脂、特にエポキシ樹脂系の接着剤が使用される。 各保形リング5は、図3に示すように、内周壁部5aと外周壁部5bと両周壁部 5a,5bをつなぐ底壁部5cとからなる鋼板製のリングで、その内周壁部5a がホイール本体4の内周面に嵌合され、底壁部5cがホイール本体4の端面に当 接され、外周壁部5bが各研磨布2の端部に切欠された切欠凹部6によって形成 される環状溝部7に嵌合固定されている。
【0009】 上記した研削ホイール1の製造方法について、図5の〜を参照して説明す ると、先ず、同図のに示すように、夫々長方形に形成された多数枚の研磨布2 …を円周方向に互いに隣接配置して、これらの研磨布2…が放射状に配列された 円筒状研磨布群4aを形成する。この円筒状研磨布群4aの両端面には夫々、各 研磨布2の端部に切欠された切欠凹部6によって環状溝部7が形成される。
【0010】 しかして、この円筒状研磨布群4aの内周側両端部に夫々保形リング5を嵌合 する。各保形リング5は、その内周壁部5aを円筒状研磨布群4aの内周面に嵌 合すると共に、外周壁部5bを円筒状研磨布群4aの端面に形成されている環状 溝部7に嵌合して、底壁部5cを円筒状研磨布群4aの端面に当接させ、それに よって図5のに示すような保形リング5,5付き円筒状研磨布群4bを形成す る。
【0011】 図5のに示す円筒状研磨布群4a及び同図のに示す保形リング5,5付き 円筒状研磨布群4bは、研磨布2…が当該円筒の中心軸から放射状に配列された 状態となっている。
【0012】 次に、図5のに示す保形リング5,5付き円筒状研磨布群4bの各研磨布2 を、同図のに示すように、放射方向に対し一定の向きに湾曲変形するように癖 を付け、この状態から、接着剤注入用の加圧ノズル8を円筒状研磨布群4bの一 端面側に沿って当て付けながら、接着剤3を隣合う研磨布2,2の隙間からその 内部に加圧注入し、全ての研磨布2が互いに図4に示すような接合状態となるよ うにする。こうして接着剤3を研磨布2相互の隙間に注入して研磨布2相互を接 合した後、接着剤3が乾燥することによって、ホイール本体4が形成される。
【0013】 尚、各研磨布2を湾曲変形させる際には、図4に示すように研磨材(砥粒)2 bが固着されている布材2aの表面が凸面側となるような向きに湾曲させる。ま た、上記のように接着剤3を研磨布2相互の隙間に注入する際、この接着剤3は 、ホイール本体4の内周側両端部に夫々取り付けられている保形リング5の装着 部分にも浸入して、この保形リング5を円筒状研磨布群4bに固着する。
【0014】 以上説明したような研削ホイール1の使用にあたっては、この研削ホイール1 を図1及び図2の仮想線で示すような所要の研削装置あるいは研磨装置のホイー ル軸9に取り付けて、図1の矢印10の方向に高速回転することによって、工作 物Wの研削あるいは研磨を行うことができる。この場合、工作物Wに対するホイ ール本体4の押し付け力を適宜に加減することによって、研磨作業と研削作業と を使い分けすることができる。
【0015】 この研削ホイール1によれば、多数枚の方形状研磨布2…が円周方向に隣接配 置されると共に、各研磨布2が放射方向に対し一定の向きに湾曲するように癖を 付けられて円筒形を成した状態で、研磨布2,2相互が接着剤3で接合されるこ とによって、ホイール本体4が形成されたもので、適当な硬さと弾力性とを有す るから、従来の砥石のように工作物に対して強烈に食い込むことがなく、従って 目詰まりや騒音の発生が少なくなると共に、安全に作業が行え、しかも従来のフ ラップホイールに比べると相当に硬いため研削作用も十分に発揮させることがで きる。
【0016】 また、この研削ホイール1によると、研磨布2,2相互が接着剤3で接合され て適当な硬さを有することから、研削ホイール1の使用によって磨耗したホイー ル本体4の外周面が図1の仮想線Sで示すように保形リング5に近接した位置に 来るまで有効に使用することができ、きわめて経済的である。因みに、従来のフ ラップホイールでは、ホイールの半径方向長さの1/3程度しか使用できなかっ たが、この研削ホイール1ではホイール本体4の半径方向長さの3/4程度まで 使用できる。
【0017】 図6は、図3に示される保形リング5とは若干異なった形状の保形リング15 を研削ホイール1に装着した状態を示す。この保形リング15は、断面略L字状 の内周壁部15aと、断面略コ字状の外周壁部15bと、両周壁部15a,15 bをつなぐ底壁部15cとからなる鋼板製リングで、内周壁部15aがホイール 本体4の内周面に嵌合され、底壁部15cがホイール本体4の端面に当接され、 外周壁部15bは、各研磨布2の端部に切欠された切欠凹部6によって形成され る環状溝部7に嵌合固定される。内周壁部15aの内径dは、ホイール軸等の径 に合わせて形成される。
【0018】
【考案の効果】
請求項1に係る考案の研削ホイールは、多数枚の方形状研磨布が円周方向に隣 接配置されると共に、各研磨布が放射方向に対し一定の向きに湾曲するように癖 を付けられて円筒形を成した状態で、研磨布相互が接着剤により接合されること によってホイール本体が形成されているから、ホイール本体が適当な硬さと弾力 性を有し、従来の砥石のように工作物に対し強烈に食い込むことがなく、目詰ま りや騒音の発生が少なくなって、加工性を向上させ且つ作業環境を良好ならしめ ると共に作業の安全性を確保でき、しかも従来のフラップホイールに比べて相当 に硬いため、研削作用も十分に発揮させることができて研削加工を有効に行わせ ることができる。
【0019】 請求項2に記載のように、ホイール本体の内周側両端部に金属製の保形リング を装着させることによって、ホイール本体の製造が容易に行えると共に、研削ホ イール使用時のホイール本体の変形を防止でき、それによってまたホイール本体 の有効使用を図ることができる。
【0020】 また、各保形リングは、内周壁部と外周壁部と両周壁部をつなぐ底壁部とから なり、その内周壁部がホイール本体の内周面に嵌合され、底壁部がホイール本体 の端面に当接され、外周壁部が各研磨布の端部に切欠された切欠凹部によって形 成される環状溝部に嵌合固定されるものであるから、リング自体の製作が容易で コストを安くできる上、取付けが簡単となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本考案に係る研削ホイールの一実施形態の正
面図である。
【図2】 同上の研削ホイールの側面図である。
【図3】 同上の研削ホイールの縦断面図である。
【図4】 同上の研削ホイールの一部拡大断面図であ
る。
【図5】 同上の研削ホイールの製造方法を示す説明図
である。
【図6】 本考案に係る他の研削ホイールの縦断面図で
ある。
【符号の説明】
1 研削ホイール 2 研磨布 3 接着剤 4 ホイール本体 4a,4b 円筒状研磨布群 5,15 保形リング 5a,15a 内周壁部 5b,15b 外周壁部 5c,15c 底壁部 6 切欠凹部 7 環状溝部

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 多数枚の方形状研磨布が円周方向に隣接
    配置されると共に、各研磨布が放射方向に対し一定の向
    きに湾曲するように癖を付けられて円筒形を成した状態
    で、隣合う研磨布相互が接着剤によって結合されてなる
    ホイール本体を有する研削ホイール。
  2. 【請求項2】 ホイール本体の内周側両端部に夫々金属
    製の保形リングが装着され、各保形リングは、内周壁部
    と外周壁部と両周壁部をつなぐ底壁部とからなり、その
    内周壁部がホイール本体の内周面に嵌合され、底壁部が
    ホイール本体の端面に当接され、外周壁部が各研磨布の
    端部に切欠された切欠凹部によって形成される環状溝部
    に嵌合固定されている請求項1に記載の研削ホイール。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013059828A (ja) * 2011-09-13 2013-04-04 Jfe Steel Corp トップロール研磨装置

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