JP3073352U - カップ状容器の漏れ検査装置 - Google Patents

カップ状容器の漏れ検査装置

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JP3073352U
JP3073352U JP2000003309U JP2000003309U JP3073352U JP 3073352 U JP3073352 U JP 3073352U JP 2000003309 U JP2000003309 U JP 2000003309U JP 2000003309 U JP2000003309 U JP 2000003309U JP 3073352 U JP3073352 U JP 3073352U
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container
pressure
air
yarn
pressurized air
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JP2000003309U
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Inventor
敏男 片山
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有限会社第一技研
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Abstract

(57)【要約】 【課題】糸底付紙カップCなどの円筒状容器の大きな漏
れと糸底からの微小な漏れを一台の装置で連続して検出
する。 【解決手段】旋回台上に設けたリフタプレート4と押え
ヘッド14との間に糸底付紙カップなどの円筒状容器C
を定置して胴内部空間Eと糸底部空間Dに同時に圧力空
気を封入し、一定時間後の圧力減少を測定して合否を判
定した後、胴内部Eのみに再度圧力空気を封入し旋回台
が1周する所定時間後に糸底空間の圧力上昇を測定して
選別する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】
この考案は、紙カップ等の糸底付円筒状容器の漏れ検査装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種容器の漏洩検査は、旋回台上に配置された被検容器の開口端を密 閉して所定の圧力空気を封入し、一定時間後の容器内圧力減少度を知って良否を 判別しているが、この方式は大きな破れなどの検出には有効であっても容器糸底 シール部の接着不良などによる微小な漏れ検出には極めて長時間を要する上、高 精度で検出するには密閉装置内で行う必要がある。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
本案は、比較的大きな漏れは短時間で検出できることに着目し、旋回台の1周 期間において糸底部の漏れ検査を引続いて行なうことによって密閉装置を必要と せず大気中において漏れ検査を能率よく行える装置を提供するものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本案は、容器の胴内部と糸底部に同時に圧力空気を封入して一定時間後の圧力 減少を測定する一次検査と、この合否判定の結果に関係なく胴内部のみに再度圧 力空気を封入して所定時間後に糸底空間の圧力上昇を測定する二次検査を連続し て行える装置である。
【0005】 本装置は、圧力検知センサに接続するロータリーバルブを備えた旋回台が固定 縦軸に嵌合され、この旋回台上の周縁に下向きに固設され被検容器の開口縁をシ ールする押えヘッドと容器糸底を定置して昇降可能なリフタの組が等角度間隔で 配設されると共に前記押えヘッドと前記リフタには夫々外部に接続する空気通路 が設けられ、前記ロータリーバルブの固定体は第一加圧空気源に接続する空気供 給孔と大気開放孔を備えると共に被検容器の胴部空間圧力と糸底空間圧力を同時 に測定するセンサと糸底空間圧力を測定するセンサに接続され、前記ロータリー バルブの回転体は前記押えヘッドと前記リフタの空気通路に2方向切換弁を介し て接続する空気通路が等角度間隔で開設され、前記押えヘッドの空気通路は2方 向切換弁を介して第二加圧空気源に接続されてなり、前記第一加圧空気源からの 圧力空気を容器の胴内部と糸底部に供給してそれらの圧力変化を同時に測定し、 続いて胴部内にのみ第二加圧空気を供給した後に一旦糸底部を大気に開放し、所 定時間後にて底部の圧力変化を測定して良否を判定することを特徴とするもので ある。 本案において圧力センサの数、加圧気体源の種類、圧力などは目的に応じて変 更できる。
【0006】
【考案の実施の形態】
図において、1は固定縦軸、2は図示しない駆動装置によって定速回転する旋 回台、3はロータリーバルブであって、固定軸にキー連結した固定体3Aと、旋 回台と一体に回転する回転体3Bとからなっている。 4は被検容器Cを載せるリフタプレート、5はリフタプレート上面に設けた環 状ゴムシート、6はリフタプレートに連設した弧状ガイドであって、スターホイ ルなど図示しない容器搬送装置から供給される紙カップ等の被検容器Cの側面を 案内して定置させる。7は糸底部空間に連通する空気通路、8はリフタプレート を常に上方へ付勢しているスプリング、9はリフタプレートの中心を保持する頭 付きボルトで、常時はその頭部でスプリングの付勢を抑え、リフタプレート上面 が容器の繰り入れレベルより上方に突出しないよう規制されている。10はカム ホロワ付リフタスピンドルであり旋回台下方に定置された円周カム11に案内さ れて昇降スライドする。 リフタスピンドルは、エアシリンダ等で上下させてもよい。 12は、旋回台2上に垂設した支柱13に支持された上部旋回台であって、リ フタプレートの真上に位置して下向き押えヘッド14を固定している。
【0007】 15は容器の開口縁に接するゴムパッキン、16は容器内面形状に合わせた突 出体であって容器内容積に出来得る限り近付けた形状とされ容器の胴内空間Eを 小さくして圧力変化をより敏感に感知させるために設けられており、パッキン1 5の締付体を兼ねている。 17は中空孔を有する取付ボルトで、押えヘッドの空気通孔18と通じている 。 19は空気分配ヘッドで上部旋回台12上の固定縦軸軸心上に設置されている 。20は、ロータリージョイント。21は第二加圧空気源である。
【0008】 ロータリーバルブの回転体3Bの側面には多数の接続口30が開設されて各リ フタの空気接続口31と直接ホース接続されると共に各押えヘッド接続口32に 対しては2方向弁29を介してホース接続されている。 33は、接続口30からロータリーバルブの摺動面に開口する通孔である。固 定体3Aには、圧力空気を供給する空気供給口34とロータリーバルブの摺動面 に開口する通孔35が設けられると共に被検容器の大きな漏れを検知する圧力セ ンサ39に通じる接続口36と糸底部内圧力を開放する大気開放口37及び糸底 部の微小な漏れを圧力センサ40に通じる接続口38を有している。
【0009】 旋回台2は定速回転しており、スターホイル等により容器Cが繰り入れられる とリフタが上昇して容器押えへッドのパッキン15に容器上面開口部が圧接され て容器胴部Eを密封する。更にリフタが上昇するとリフタプレート4の下面はス プリング8に抗してリフタスピンドル10の上面に密着し、これにより糸底空間 Eはゴムシート5によって完全にシールされる。また同時に頭付きボルト9の頭 部が糸底空間に突出して糸底空間の容積を狭めると共に底板の膨らみを受け止め る。 旋回台が回転し図示しないカムによってバルブ26が作動して切換弁27によ って二方弁29が導通し、ロータリーバルブの通孔33、35が合致すると固定 縦軸1の中心部を貫通して配管され接続口34に接続された圧力空気が容器空間 DとEに同時に充填される。通孔33は遮断され、その状態で旋回台とロータリ ーバルブの回転体が更に回転して通孔33が固定体3Aの検出ポート接続口36 に至ると、容器空間DとEが圧力センサ39に通じ、圧力が下がった容器を不良 品として判定する。この判定情報は当該容器が最終排出部に至るまで適当な記憶 手段に記憶されている。なお、この時点では糸底の微小な漏れがあっても合格品 と判定される。
【0010】 上記の第一次検査が終了した時点でカムバルブ28が作動して切換弁27を復 帰させて二方弁29を閉じる。 22は第二次検査のために容器内Eに圧力空気を導入するカムバルブ、23は 切換弁、24はそれを復帰させるカムバルブ、25は容器内に圧力空気を入・断 する二方弁である。二方弁25の作動により容器胴内空間Eのみに圧力空気が供 給され、ロータリーバルブ回転体3Bの通孔33が、固定体3Aの大気開放口3 7に合致したとき糸底空間Dが大気に開放される。この開放によって容器空間D の圧力が一定値に安定する。旋回台の更なる回転により通孔33は閉止され糸底 空間Dは密閉状態になり、通孔33がセンサ接続口38に合致したときに空間D の圧力が計測され、底板の接合都に漏れがあればDの圧力が上昇しているので、 この容器は不合格品と判定する。 判定が終わるとカムバルブ24により切換弁23を復帰させ二方弁25が閉じ て空気の流入を止め、リフタが下降して容器は公知の手段によって繰り出される 。不良品の排除や合格品の移送装置も公知であるので説明は割愛する。
【0011】 この実施例では空間DとEを合流させてセンサ39で検知しているが回路を増 やすことにより別個に計測することができる。 また、ロータリージョイント20に二回路用のものを使用すれば各切換弁、二 方弁の作動用の空気と容器内に封入する検査用空気の圧力をそれぞれ最適の圧力 に調整して検査することが出来る他、第一加圧源41からの圧力空気も検査目的 に応じて任意に調整できる。
【0012】
【考案の効果】
本案装置は、比較的短時間で検出できる容器胴部の接合不良や開口周縁部の変 形による漏れと糸底近辺の漏れを一緒に検出し、それらに漏れがない場合でも引 続いて胴部内にのみ圧力空気を封入して再度糸底空間の圧力変化を測定すること によって容器接合部に微小な漏れをもつ容器を検出でき、これらを一台の装置の 一周期間で判定し選別できるのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本案装置の主要部断面図。
【図2】ロータリーバルブの切欠平面図。
【図3】本案装置の検査行程を示すダイアグラム。
【符号の説明】
1 固定縦軸 2 旋回台 3 ロータリーバルブ 4 リフタプレート 5 ゴムシート 6 弧状ガイド 7 リフタプレート内空気通路 8 スプリング 9 頭付きボルト 10 リフタスピンドル 11 リフタカム 12 上部旋回台 13 支柱 14 押えヘッド 15 ゴムパッキン 16 突出体 17 取り付けボルト 18 押えヘッド内空気通路 19 空気分配ヘッド 20 ロータリージョイント 21、41 加圧空気源 22、24、26、28 カムバルブ 23、27 切換弁 25、29 二方弁 30、31、32、34 空気接続口 33、35 ロータリーバルブ内空気通路 36、38 センサ接続口 37 大気開放口 39、40 圧力検知センサ C 被検容器 D 被検容器糸底部空間 E 被検容器胴内空間

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】圧力検知センサに接続するロータリーバル
    ブを備えた旋回台が固定縦軸に嵌合され、この旋回台上
    の周縁に下向きに固設され被検容器の開口縁をシールす
    る押えヘッドと容器糸底を定置して昇降可能なリフタの
    組が等角度間隔で配設されると共に前記押えヘッドと前
    記リフタには夫々外部に接続する空気通路が設けられ、
    前記ロータリーバルブの固定体は第一加圧空気源に接続
    する空気供給孔と大気開放孔を備えると共に被検容器の
    胴部空間圧力と糸底空間圧力を同時に測定するセンサと
    糸底空間圧力を測定するセンサに接続され、前記ロータ
    リーバルブの回転体は前記押えヘッドと前記リフタの空
    気通路に2方向切換弁を介して接続する空気通路が等角
    度間隔で開設され、前記押えヘッドの空気通路は2方向
    切換弁を介して第二加圧空気源に接続されてなり、前記
    第一加圧空気源からの圧力空気を容器の胴内部と糸底部
    に供給してそれらの圧力変化を同時に測定し、続いて胴
    部内にのみ第二加圧空気を供給した後に一旦糸底部を大
    気に開放し、所定時間後にて底部の圧力変化を測定して
    良否を判定することを特徴とするカップ状容器の漏れ検
    査装置。
JP2000003309U 2000-05-18 2000-05-18 カップ状容器の漏れ検査装置 Expired - Lifetime JP3073352U (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018162991A (ja) * 2017-03-24 2018-10-18 日清食品ホールディングス株式会社 カップ状容器の漏れ検出ユニット

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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