JP3073103B2 - 飲料ミキシング装置 - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】この発明は、例えば飲料ディスペ
ンサの飲料注出系統に設けられる飲料ミキシング装置に
関する。

【０００２】

【従来の技術】この種の飲料ミキシング装置は、例えば
実公昭５９−１２７１１号に見られるように、ミキシン
グボール内に茶、コーヒー、ココアなどの粉末原料およ
びその溶解用の湯水を供給し、これらを攪拌部材で攪拌
し混合させて飲料を調製し、この飲料をミキシングボー
ルの底部の流出口から流出させてカップ内に導くように
なっている。

【０００３】そしてミキシングボールの上面には、この
内部の湯気などによる湿気を除去するために換気口が形
成され、この換気口を通してミキシングボール内の空気
を吸引するようになっている。

【０００４】

【発明が解決しようとする課題】ところが、ミキシング
ボール内にその上部から粉末原料が投入される際に、こ
の粉末原料の微粉末が周囲に浮遊してミキシングボール
の内壁面の上部に付着し、また粉末原料と湯水との攪拌
混合時に、その混合液の表面に一時的に浮ぶ粉末原料が
ミキシングボールの内壁面の上部に付着し、攪拌混合が
終了してミキシングボール内の飲料が排出されたのちに
も、このミキシングボールの内壁面の上部に付着した粉
末原料がそのまま残ってしまう。

【０００５】粉末原料と湯水との攪拌混合時には、その
混合液の表面が激しく波打ち、このため混合液の通常水
位よりも相当高い位置に粉末原料が付着する。そしてこ
のように付着した粉末原料がそのまま長期間放置される
と、これが固結して除去が困難となるばかりでなく、こ
れが腐敗して衛生上好ましくない状態となる。

【０００６】この発明はこのような点に着目してなされ
たもので、その目的とするところは、ミキシングボール
の内壁面に対する粉末原料の付着を極力少なくし、また
内壁面に付着してもその粉末原料が長期間残留すること
がないようにして衛生的な管理を図ることができる飲料
ミキシング装置を提供することにある。

【０００７】

【課題を解決するための手段】この発明はこのような目
的を達成するために、第１の手段として、底部に流出口
を有するミキシングボールと、前記流出口に対向して設
けられた攪拌部材と、前記ミキシングボールの上面に設
けられたミキサーキャップと、このミキサーキャップに
設けられた原料投入口とを具備し、前記ミキシングボー
ル内に湯水を供給するとともに、前記原料投入口から飲
料の粉末原料を投入し、この粉末原料と湯水とを前記攪
拌部材により攪拌混合して飲料を調製するものにおい
て、前記ミキサーキャップの周縁に均等的に複数の透孔
を形成し、これら透孔からミキシングボールの内壁面を
通してミキシングボール内に湯水を供給するようにし、
また、第２の手段として、ミキサーキャップには、原料
投入口の周囲を囲むように均等的に複数の透孔を形成
し、これら透孔を通してミキシングボール内に湯水を供
給するようにし、さらに、第３の手段として、ミキサー
キャップには、その周縁に均等的に複数の透孔を形成す
るとともに、料投入口の周囲を囲むように均等的に複数
の透孔を形成し、これら透孔を通してミキシングボール
内に湯水を供給するようにしたものである。

【０００８】

【作用】第１の手段においては、飲料調製時にミキサー
キャップの周縁に形成された各透孔から湯水がミキシン
グボールの内壁面に沿って該ミキシングボール内に流入
し、この状態で原料投入口から飲料の粉末原料がミキシ
ングボール内に投入される。

【０００９】ミキシングボール内に粉末原料が投入され
た際には、この粉末原料の微粉末が浮遊してミキシング
ボールの内壁面に付着するが、この内壁面には透孔から
流出した湯水が流れ落ちており、したがって内壁面に付
着した粉末原料の微粉末がこの湯水により洗い流され
る。

【００１０】また攪拌部材の回転による湯水と粉末原料
との攪拌混合時には、その混合液の表面に一時的に浮ぶ
粉末原料がミキシングボールの内壁面の上部に付着する
が、このような粉末原料も透孔から流出してミキシング
ボールの内壁面に沿って流れ落ちる湯水により洗い流さ
れる。

【００１１】このように、粉末原料の投入時および攪拌
混合時にミキシングボールの内壁面に付着する粉末原料
は透孔から流出する湯水により洗い流され、したがって
飲料が調製され、この飲料が流出口から排出されたとき
にミキシングボールの内壁面に付着して残る粉末原料の
量はごく僅かとなる。そしてミキシングボールの内壁面
に残ったごく僅かな粉末原料は、次回の飲料調製時に透
孔から流出して流れ落ちる湯水により洗い流される。

【００１２】また第２の手段においては、透孔が原料投
入口の周囲を囲むように配置しているから、これら透孔
から流出する水流により原料投入口の下方に筒状の幕が
形成される。そして原料投入口からミキシングボール内
に投入された粉末原料がこの筒状の幕の内側を通って落
下する。

【００１３】粉末原料が原料投入口から落下する際に
は、その微粉末が周囲に浮遊してミキシングボールの内
壁面に付着しようとするが、上述のように、原料投入口
から投入された粉末原料が水流で形成された筒状の幕の
内側を通って落下するため、浮遊しようとする微粉末が
その水流により下方に流され、ミキシングボールの内壁
面への付着が防止される。そして第３の手段において
は、前記第１および第２の手段の場合の作用が並行して
働く。

【００１４】

【実施例】以下、この発明の実施例について図面を参照
して説明する。図１ないし図７は第１の実施例を示して
いる。

【００１５】図４は飲料ディスペンサの内部構造を示し
ており、符号１がその筐体で、この筐体１内に貯湯タン
ク２、冷水タンク３、茶、コーヒーなどの粉末原料を収
容したキャニスタ４，４が設けられている。そしてキャ
ニスタ４，４の下方にこれらキャニスタ４，４に対応し
てミキシングボール５，５が設けられ、所定の動作信号
に基づいてキャニスタ４，４内の粉末原料がミキシング
ボール５，５内に投入されるとともに、貯湯タンク２内
の熱湯、または冷水タンク３内の冷水がミキシングボー
ル５，５内に供給され、これらがミキシングボール５，
５内において攪拌混合されて飲料が調製され、この飲料
が筐体１の前面のカップステーション６に配置されたカ
ップ７内に導かれて注入されるものである。

【００１６】ミキシングボール５の構造を図１および図
２に示し、このミキシングボール５は底部に流出口１０
を有し、ミキシングボール５内に前記流出口１０に対向
して羽車式の攪拌部材１１が設けられ、この攪拌部材１
１は流出口１０の中心部分に設けられてピボット１２を
介して回転自在に支持されている。

【００１７】ミキシングボール５の上面は楕円形に開口
し、この開口部にミキサーキャップ１３が嵌着されてい
る。このミキサーキャップ１３は周縁に起立壁１３ａを
一体に有する皿形状に形成されている。そしてこのミキ
サーキャップ１３の周縁に、その周方向に沿って均等的
に配列するように多数の小さな透孔１４…が穿設されて
いる。

【００１８】さらにこのミキサーキャップ１２には、原
料投入口１５および継手受け１６が形成され、原料投入
口１５の内側に前記キャニスタ４から排出される粉末原
料をミキシングボール５内に導くシュート１７の下端部
が挿入されている。

【００１９】また継手受け１６に軸継手１８が回転自在
に設けられ、この軸継手１８には駆動軸１９が接続さ
れ、この駆動軸１９がミキサーキャップ１２を貫通して
ミキシングボール５内に延出し、この延出端部が前記攪
拌部材１１に連結されている。そして軸継手１６にモー
タ２０が連結され、このモータ２０により攪拌部材１１
が駆動されて回転するようになっている。

【００２０】ミキサーキャップ１２の側面の一部には注
入口２２が突出形成され、この注入口２２を通して前記
貯湯タンク２内の熱湯、または冷水タンク３内の冷水が
前記起立壁１３ａの内側、すなわちミキサーキャップ１
２の内部に導入されるようになっている。そしてミキサ
ーキャップ１２の上面の開口がカバー２３により閉塞さ
れている。

【００２１】ミキシングボール５の上部の側面の一部に
は、その外方に膨出する膨出部２４が一体に形成され、
この膨出部２４の上面の開口部分が、ミキサーキャップ
１２の一部に舌片状に形成された蓋部１２ａで閉塞さ
れ、この蓋部１２ａに換気口２５が形成されている。そ
してこの換気口２５に排気ダクト２７が接続されてい
る。

【００２２】図４に示すように、飲料ディスペンサの筐
体１内には、冷凍サイクルを構成するコンプレッサ３
０、コンデンサ３１、エバポレータ３２が設けられ、エ
バポレータ３２が冷水タンク３に付設され、この冷凍サ
イクルの運転により前記エバポレータ３２を介して冷水
タンク３内の水が冷却されるようになっている。

【００２３】そして前記コンデンサ３１に対向して、図
５に示すようにファンケーシング３５が配設され、この
ファンケーシング３５内にモータ３６で駆動されるファ
ン３７が設けられている。

【００２４】ファンケーシング３５の背面には、図６お
よび図７に示すように接続口３８および吸気口３９が形
成され、接続口３８に前記換気口２４に接続された排気
ダクト２７の端部が接続されている。また前記吸気口３
９の内側には、この吸気口３９の開口面積を調整するダ
ンパープレート４０が回動可能に取り付けられている。

【００２５】そしてモータ３６の駆動でファン３７が回
転することにより、吸気口３９を通してファンケーシン
グ３５内に空気が吸入されるとともに、この空気がコン
デンサ３１に向って送風され、この空気でコンデンサ３
１が冷却される。またファン３７の回転に応じて、ミキ
シングボール５内の湿気を含んだ空気が排気ダクト２７
を通してファンケーシング３５内に順次吸入され、これ
によりミキシングボール５内が乾燥状態に保持される。

【００２６】そしてダンパープレート４０を介して吸気
口３９の開口面積を絞ると、吸気口３９からの空気の吸
入量が減少してミキシングボール５内に対する空気吸入
量が増加し、逆に吸気口３９の開口面積を拡げると、吸
気口３９からの空気の吸入量が増加してミキシングボー
ル５内に対する空気吸入量が減少する。

【００２７】飲料調製時の動作について説明すると、図
３（Ａ）のタイムチャートで示すように、まず貯湯タン
ク２内の熱湯または冷水タンク３内の冷水（以下、湯水
という）がミキシングボール５の注水口２２に供給され
るとともに、攪拌部材１１がモータ２０で駆動されて回
転する。なお、換気用のファン３７は常時駆動されてい
て、ミキシングボール５内の空気が換気口２５から排気
ダクト２７を通して外部に逐次排出されている。

【００２８】注水口２２に供給された湯水はミキサーキ
ャップ１３の内部に流入するとともに、このミキサーキ
ャップ１３の周縁に形成された各透孔１４…を通してそ
の下方、つまりミキシングボール５内に流出する。前記
各透孔１４…はミキシングボール５の内壁面に隣接して
配置しているから、これら透孔１４…から流出した湯水
はミキシングボール５の内壁面に沿って流れ落ちる。

【００２９】なお、ミキシングボール５内に流入した湯
水はその底部の流出口１０に向って流れるが、この流出
口１０の上方部分において攪拌部材１１が回転してお
り、このため湯水がこの攪拌部材１１によりはね飛ばさ
れ、したがって湯水は流出口１０から流出せずに、ミキ
シングボール５内に順次貯留される。

【００３０】ミキシングボール５内に対する湯水の流
入、および攪拌部材１１の回転が開始してから僅かな時
間差をおいてキャニスタ４内の粉末原料が原料投入口１
５からミキシングボール５内に投入される。そしてこの
粉末原料とミキシングボール５内に順次供給される湯水
とが攪拌部材１１の回転動作により攪拌されて混合し、
一定時間の経過後に均一な濃度の飲料となる。そして飲
料の調製後に攪拌部材１１の回転が停止し、これにより
ミキシングボール５内の飲料が流出口１０から流出し、
ガイドホース８を介してカップステーション６に配置す
るカップ７内に注入される。

【００３１】ミキシングボール５内に粉末原料が投入さ
れた際には、この粉末原料の微粉末が浮遊してミキシン
グボール５の内壁面に付着するが、この内壁面には透孔
１４…から流出した湯水が流れ落ちており、したがって
内壁面に付着した粉末原料の微粉末がこの湯水により洗
い流される。

【００３２】また攪拌部材１１の回転による湯水と粉末
原料との攪拌混合時には、その混合液の表面に一時的に
浮ぶ粉末原料がミキシングボール５の内壁面の上部に付
着するが、このような粉末原料も透孔１４…から流出し
てミキシングボール５の内壁面に沿って流れ落ちる湯水
により洗い流される。

【００３３】このように、粉末原料の投入時および攪拌
混合時にミキシングボール５の内壁面に付着する粉末原
料は透孔１４…から流出する湯水により洗い流され、し
たがって飲料が調製され、この飲料が流出口１０から排
出されたのちにミキシングボール５の内壁面に付着して
残る粉末原料の量はごく僅かとなる。そしてミキシング
ボール５の内壁面に残ったごく僅かな粉末原料は、次回
の飲料調製時に透孔１４…から流出して流れ落ちる湯水
により洗い流される。

【００３４】したがってミキシングボール５の内壁面に
粉末原料が付着したまま長期間残留するようなことがな
く、このため粉末原料が腐敗するような不都合がなく、
衛生的な管理を図ることができる。

【００３５】なお、図３（ｂ）に示すように、湯水の供
給および攪拌部材１１による攪拌動作をその途中で一時
的に中断するようにしてもよい。この場合には、飲料の
調製の途中に、攪拌部材１１の回転の停止によりミキシ
ングボール５内の混合液の一部が流出口１０から流出
し、したがってミキシングボール５内に滞留する混合液
の水位が飲料調製動作中を通じて低下し、したがってそ
の動作中にミキシングボール５の内壁面に付着する粉末
原料の位置が低くなり、このため各透孔１４…から流出
する湯水でその粉末原料をより良好に洗い流すことがで
きる。

【００３６】図８および図９に第２の実施例を示し、こ
の第２の実施例においては、ミキサーキャップ１３の底
部に、原料投入口１５の周囲を囲むように多数の透孔１
４…が均等的に形成されている。

【００３７】このような構成においては、注入口２２か
らミキサーキャップ１３の内部に供給された湯水が透孔
１４…からミキシングボール５内に流出するが、前記透
孔１４…が原料投入口１５の周囲を囲むように配置して
いるから、その流出する水流により原料投入口１５の下
方に筒状の幕が形成される。そして原料投入口１５から
ミキシングボール５内に投入された粉末原料がこの筒状
の幕の内側を通って落下する。

【００３８】粉末原料が原料投入口１５から落下する際
には、その微粉末が周囲に浮遊してミキシングボール５
の内壁面に付着しようとする。とくにミキシングボール
５内の空気が換気口２５に向って流れているから、微粉
末がその換気口２５の配置側方向に浮遊してミキシング
ボール５の内壁面に付着しようとする。

【００３９】ところが、上述のように、原料投入口１５
から投入された粉末原料は、水流で形成された筒状の幕
の内側を通って落下し、このため浮遊しようとする微粉
末がその水流により下方に流され、ミキシングボール５
の内壁面への付着が防止される。したがって、飲料の排
出後にミキシングボール５の内壁面に付着して残留する
粉末原料の量を極力減少させることができる。

【００４０】図１０および図１１に第３の実施例を示
し、この第３の実施例においては、とくに粉末原料の微
粉末が換気口２５の配置側方向に浮遊する点に重点をお
いたもので、ミキサーキャップ１３の底部でかつ原料投
入口１５と換気口２５との間を仕切る位置に複数の透孔
１４…が均等的に配列形成されている。

【００４１】このような構成においては、透孔１４…か
らミキシングボール５内に流出する湯水により、原料投
入口１５と換気口２５との間を仕切るように水流の幕が
形成され、したがって換気口２５へ向って浮遊しようと
する微粉末がその水流により下方に流され、ミキシング
ボール５の内壁面への付着が防止される。

【００４２】なお、前記第２の実施例および第３の実施
例においても、第１の実施例に示す構造と同様に、ミキ
サーキャップ１３の周縁に均等的に多数の透孔１４…を
形成してミキシングボール５の内壁面にも湯水が流れ落
ちるように構成することも可能である。

【００４３】

【発明の効果】以上述べたようにこの発明によれば、ミ
キシングボールの内壁面に付着する粉末原料の量を極力
少なくでき、また内壁面に付着した粉末原料が長期間残
留するようなことを防止でき、したがって粉末原料の腐
敗を避けて衛生的な管理を図ることができる利点があ
る。

【図面の簡単な説明】

【図１】この発明の第１の実施例に係る飲料ミキシング
装置を示す断面図。

【図２】その飲料ミキシング装置の平面図。

【図３】飲料調製時の動作のタイムチャート。

【図４】飲料ディスペンサの内部構造を示す正面図。

【図５】冷水タンクを冷却する冷凍サイクルの配置構造
を示す側面図。

【図６】その冷凍サイクルのコンデンサに空気を送風す
る送風機構を示す断面図。

【図７】その送風機構のファンケーシングを背面から見
た正面図。

【図８】この発明の第２の実施例に係る飲料ミキシング
装置を示す平面図。

【図９】その飲料ミキシング装置の断面図。

【図１０】この発明の第３の実施例に係る飲料ミキシン
グ装置を示す平面図。

【図１１】その飲料ミキシング装置の断面図。

【符号の説明】

５…ミキシングボール １０…流出口 １１…攪拌部材 １３…ミキサーキャップ １４…透孔 １５…原料投入口

フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭62−179421（ＪＰ，Ａ) 特開 昭52−143896（ＪＰ，Ａ) 特開 平２−85990（ＪＰ，Ａ) 特開 昭63−39096（ＪＰ，Ａ) 特開 平６−84064（ＪＰ，Ａ) 実開 昭55−103780（ＪＰ，Ｕ) 実開 昭54−110697（ＪＰ，Ｕ) 実開 平２−78132（ＪＰ，Ｕ) 実開 平２−111880（ＪＰ，Ｕ) 実開 昭62−105587（ＪＰ，Ｕ) 実開 平４−8191（ＪＰ，Ｕ) 実開 平５−48085（ＪＰ，Ｕ) (58)調査した分野(Int.Cl.⁷，ＤＢ名) A47J 43/04 - 43/09 A47J 31/00 - 31/60 G07F 13/00,13/06

Claims (3)

(57)【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】底部に流出口を有するミキシングボール
   と、前記流出口に対向して設けられた攪拌部材と、前記
   ミキシングボールの上面に設けられたミキサーキャップ
   と、このミキサーキャップに設けられた原料投入口とを
   具備し、前記ミキシングボール内に湯水を供給するとと
   もに、前記原料投入口から飲料の粉末原料を投入し、こ
   の粉末原料と湯水とを前記攪拌部材により攪拌混合して
   飲料を調製するものにおいて、前記ミキサーキャップの
   周縁に均等的に複数の透孔を形成し、これら透孔からミ
   キシングボールの内壁面を通してミキシングボール内に
   湯水を供給することを特徴とする飲料ミキシング装置。
2. 【請求項２】底部に流出口を有するミキシングボール
   と、前記流出口に対向して設けられた攪拌部材と、前記
   ミキシングボールの上面に設けられたミキサーキャップ
   と、このミキサーキャップに設けられた原料投入口とを
   具備し、前記ミキシングボール内に湯水を供給するとと
   もに、前記原料投入口から飲料の粉末原料を投入し、こ
   の粉末原料と湯水とを前記攪拌部材により攪拌混合して
   飲料を調製するものにおいて、前記ミキサーキャップに
   は、前記原料投入口の周囲を囲むように均等的に複数の
   透孔を形成し、これら透孔を通してミキシングボール内
   に湯水を供給することを特徴とする飲料ミキシング装
   置。
3. 【請求項３】底部に流出口を有するミキシングボール
   と、前記流出口に対向して設けられた攪拌部材と、前記
   ミキシングボールの上面に設けられたミキサーキャップ
   と、このミキサーキャップに設けられた原料投入口とを
   具備し、前記ミキシングボール内に湯水を供給するとと
   もに、前記原料投入口から飲料の粉末原料を投入し、こ
   の粉末原料と湯水とを前記攪拌部材により攪拌混合して
   飲料を調製するものにおいて、前記ミキサーキャップに
   は、その周縁に均等的に複数の透孔を形成し、さらに前
   記原料投入口の周囲を囲むように均等的に複数の透孔を
   形成し、これら透孔を通してミキシングボール内に湯水
   を供給することを特徴とする飲料ミキシング装置。