JP3072834U - 電磁マイクロポンプ - Google Patents

電磁マイクロポンプ

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JP3072834U
JP3072834U JP2000002800U JP2000002800U JP3072834U JP 3072834 U JP3072834 U JP 3072834U JP 2000002800 U JP2000002800 U JP 2000002800U JP 2000002800 U JP2000002800 U JP 2000002800U JP 3072834 U JP3072834 U JP 3072834U
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Inventor
島 充 弘 君
Original Assignee
株式会社 榎本マイクロポンプ製作所
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】一定した吸込量および吐出量が可能で、永久磁
石の吸引力の変動のない小型にした電磁マイクロポンプ
を提供する。 【解決手段】この筐体1の筐体容積を100〜150c
m3にするとともに吐出口からの発生流量がポンプ外部
の流動抵抗が無い状態で、毎分1.5〜4リットルであ
り、吐出圧力の最大圧力が4〜20kPaで、吸引圧力
の最小圧力が−4〜−20kPaとし、前記振動板8の
軸支部から下端の永久磁石保持部までの距離が12〜5
5mmとし、軸支部から振動板と前記ダイヤフラム6と
の固着部までの距離が12〜35mmとし、永久磁石と
電磁石の対向面を円弧面にした構成である。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、理科科学計測器内に装填され、一定の状態で流体媒体を供給するこ とができる小型の低容量の電磁マイクロポンプに関する。
【0002】
【従来の技術】
交流電磁石により励振される振動片によって作動されるベローズ式ダイヤフラ ムを備えた電磁ポンプは、吐出口から吐出される流体の吐出量の関係からダイヤ フラムの大きさが規定され、そのための電磁石に対向して設けた永久磁石を配置 した振動片の大きさも特定化されていた。例えば、図7に示されるように振動片 を長くして永久磁石の振幅幅を大きくしてダイヤフラムを振動させていた。 また、従来の永久磁石と電磁石との対向面は平面に形成してあるので、永久磁 石の揺動に際して電磁石と距離が一定でないために永久磁石の吸引力及び反発力 が変動して振動片の動きが一定でなかった。両者の距離が大きくなったときは吸 引力や反発力は半減することになった。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
そのため筐体全体が小型にすることができなかった。また、振動片の安定した 往復動を行なわせるために振動片におけるダイアフラムの支持部と振動片に配置 した永久磁石の位置との関係で小型にすることができなかった。このようにな問 題点を解決するために小型の計測器内に組込むことができ、従来と電磁ポンプと 同等の吐出量を発揮する電磁ポンプが求められている。また、永久磁石が一定し た吸引力を得るためには電磁石や永久磁石を大きくしなければならなかった。 本考案は、上記の如き問題点を解決すべく考案されたものであり、小型にして 、安定した吸込量および吐出量が可能な電磁マイクロポンプを提供する。
【0004】 本考案の課題は、簡易な構成で、ダイヤフラムの大きさを変更させることなく 、筐体を小さく小型にできる電磁マイクロポンプを提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
以上の課題を達成するために、本考案に係る電磁マイクロポンプは、筐体内の 吸込み口と吐出口とを穿ってある枠にダイヤフラム、ポンプヘッドを取付け、こ のダイヤフラムとポンプヘッドとによって形成される空間内に弁体を配置し、他 方、前記枠に回動自在に揺動する振動片を軸支するとともに前記ダイヤフラムの 中心部にこの振動片を固着し、この振動片の下端に永久磁石を配置し、この永久 磁石に対向して電磁石を配置し、振動片の振動によってダイヤフラムを動作させ る電磁マイクロポンプにおいて、この筐体の筐体容積を100〜150cm3に す るとともに吐出口からの発生流量がポンプ外部の流動抵抗が無い状態で、毎分1 .5〜4リットルであり、吐出圧力の最大圧力が4〜20kPaで、吸引圧力の 最小圧力が−4〜−20kPaとし、前記振動板の軸支部から下端の永久磁石保 持部までの距離が10〜55mmとし、軸支部から振動板と前記ダイヤフラムと の固着部までの距離が12〜35mmとしたことを特徴とする構成である。
【0007】 また、前記課題は、前記永久磁石面と対向する前記電磁石面との距離を0.5 〜5mmの範囲内にした構成及び前記永久磁石と電磁石との対向面をそれぞれ円 弧にし、前記永久磁石の振動に際して、この永久磁石面と電磁石面との距離を一 定に保持するように配置したことを特徴とする構成によって達成できる。
【0008】 更に、前記ダイヤフラムが天然ゴム、合成ゴムおよび熱可塑性の合成樹脂から 形成され、振動に寄与する部分の直径が10〜28mmとし、その運動に寄与す る部分の厚さが0.5〜3mmとしたことを特徴とする構成によって前記課題は 達成できる。
【0009】 この考案の電磁マイクロポンプは、筐体の容積を100〜150cm3にする と ともにそのポンプの発生する最大圧力4〜20kPaで、最小圧力が−4〜−2 0kPaであり、従来の電磁ポンプと遜色ない能力を有する。しかも、ダイヤフ ラムの支持部を固着した振動片の大きさが、55mm以下とし、ダイヤフラムの 支持位置が振動片の軸支部から35mm以下であるから筐体の大きさを小型にす ることができる。
【0010】 本考案の電磁マイクロポンプは振動片に取りつけた永久磁石面とこれに対向す る電磁石の面が円弧に形成してあるから両者の間隔距離は振動片の振動に際して も一定に維持することができ、一定の吸引力および反発力によって永久磁石が移 動して振動片が安定な力で振動することになるばかりでなく、振動片の永久磁石 の位置を従来品に比較して低く配置することができ、電磁石の側端も邪魔になら ず振動片が振動する。
【0011】
【考案の実施の形態】
以下、本考案に係る電磁マイクロポンプの実施の形態について図面を参照して 詳述する。 図1は本考案に係る電磁マイクロポンプの実施の形態を示す中央断面図である 。図2は本考案の電磁マイクロポンプの全体斜視図である。図3は本考案の電磁 マイクロポンプの吐出側を示す正面図である。図4は本考案の電磁マイクロポン プの外枠を除去した状態の内部機構を示す正面図である。図5は本考案の電磁マ イクロポンプの振動片の斜視図である。図6は本考案の電磁マイクロポンプの電 磁石部分の斜視図である。図7は従来の電磁ポンプの内部機構を示す側面図であ る。
【0011】 図において、筐体である外筐1を断面コ字形に形成し、内装するポンプヘッド 3の継手である吸込継手4と吐出継手5とを挿入する挿通穴が所定間隔で内枠2 に所定間隔で穿ってある。このポンプヘッド3にはダイヤフラム6が取り付けら れ、内部に流体の移動方向を規制する弁機構7が備えられている。この弁機構7 はダイヤフラム6とポンプヘッド3とによって形成される空間内に流体を吸引す る時に開き、吐出するときに閉じるものと、吸引するときに閉じ、吐出するとき に開くものとの一対の弁より構成されている。
【0012】 このダイヤフラム6は天然ゴム、合成ゴム(例えば、エチレンプロピレンジエ ンゴム、クロロプレン、フッ素ゴム)または合成樹脂の可撓性の隔膜で形成され 、運動をつかさどる円面部分の直径は10〜28mmであり、その部分の厚さは 0.5〜3.0mm位が好ましい。この可撓性材質の硬度はJIS規格K625 3にあるように400〜600である。このようなダイヤフラム6の中心部分は 振 動片8に支持されている。この振動片8は取付板4によって内枠2の天井板2a に回動可能なように吊棒8aによって軸支してある。
【0013】 この振動片8の下端には、内枠2の底板9に載置した電磁石10に電流を流し たときこの電磁石10との間に引力及び反力を生じる永久磁石11が固着してあ り、この電磁石10に対向する面が円弧11aに形成している。他方電磁石10 の表面も円弧に形成して永久磁石11の揺動に際して、両者間の距離が一定にな るように配置してある。この永久磁石11の往復動によって振動片8は振動し、 ダイヤフラム6を作動させる。
【0014】 電磁石10はコア部10aと被覆電線を巻装したボビン部10bとからなり、 コア部10aの端面は円弧に形成されて前記永久磁石11に相対している。この 被覆電線に交番電流を流すことによって生じた磁界により永久磁石11は吸引さ れたり、反発したりして振動して振動片8を振動させ、前記ダイヤフラム6の弁 機構7を動作しポンプヘッド3内の流体を吸引して吐出継手5を経て吐出口より 吐出する。
【0015】 本考案の電磁マイクロポンプはこのように構成してあるから、永久磁石11が 往復運動しても、対面する電磁石10面との距離が一定であるので、振動片8の 振動も一定の力で往復することになりダイヤフラム6の弁機構7が安定して作動 するので流体の吐出量が変動することなく安定して吐出する。
【0016】 本考案に使用することのできる永久磁石は通常のもので充分であるが、前記永 久磁石として最大エネルギー積x体積=0.06J以上であり、フェライト磁石 の体積は1.5〜3cm3位が好適である。
【0017】
【考案の効果】
本考案に係る電磁マイクロポンプは上記の如く構成されているため、内枠から の軸支部からの長さを短くしても永久磁石の振幅は一定であり、永久磁石と電磁 石との距離を狭くしても、両者の距離が常時一定となり安定した流体の流量を得 ることができる。 また、振動片を短くし、永久磁石と電磁石との距離を狭くすることができるの で、筐体の高さを短くして、全体としてコンパクトにすることができる。 特に、ダイヤフラムの有効直径が10〜28mmであって、筐体全体の高さが従 来品の7〜8割位であって、体積は5〜6割になった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る電磁マイクロポンプの実施の形態
を示す中央断面図である。
【図2】本考案の電磁マイクロポンプの全体斜視図であ
る。
【図3】本考案の電磁マイクロポンプの吐出側を示す正
面図である。
【図4】本考案の電磁マイクロポンプの外枠を除去した
状態の内部機構を示す正面図である。
【図5】本考案の電磁マイクロポンプの振動片の斜視図
である。
【図6】本考案の電磁マイクロポンプの電磁石部分の斜
視図である。
【図7】従来の電磁ポンプの内部機構を示す側面図であ
る。
【符号の説明】
1 外筐 2 内枠 3 ポンプヘッド 4 吸込継手 5 吐出継手 6 ダイヤフラム 7 弁機構 8 振動片 9 底板 10 電磁石 11 永久磁石

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】筐体内の吸込み口と吐出口とを穿ってある
    枠にダイヤフラム、ポンプヘッドを取付け、このダイヤ
    フラムとポンプヘッドとによって形成される空間内に弁
    体を配置し、他方、前記枠に回動自在に揺動する振動片
    を軸支するとともに前記ダイヤフラムの中心部にこの振
    動片を固着し、この振動片の下端に永久磁石を配置し、
    この永久磁石に対向して電磁石を配置し、振動片の振動
    によってダイヤフラムを動作させる電磁マイクロポンプ
    において、 この筐体の筐体容積を100〜150cm3にするとと
    もに吐出口からの発生流量がポンプ外部の流動抵抗が無
    い状態で、毎分1.5〜4リットルであり、吐出圧力の
    最大圧力が4〜20kPaで、吸引圧力の最小圧力が−
    4〜−20kPaとし、 前記振動板の軸支部から下端の永久磁石保持部までの距
    離が12〜55mmとし、軸支部から振動板と前記ダイ
    ヤフラムとの固着部までの距離が12〜35mmとした
    ことを特徴とする電磁マイクロポンプ。
  2. 【請求項2】前記永久磁石面と対向する前記電磁石面と
    の距離を0.5〜5mmの範囲以内にしたことを特徴と
    する請求項1に記載の電磁マイクロポンプ。
  3. 【請求項3】前記永久磁石と電磁石との対向面をそれぞ
    れ円弧にし、前記永久磁石の振動に際して、この永久磁
    石面と電磁石面との距離を一定に保持するように配置し
    たことを特徴とする請求項1乃至請求項2に記載の電磁
    マイクロポンプ。
  4. 【請求項4】前記ダイヤフラムが天然ゴム、合成ゴムお
    よび熱可塑性の合成樹脂から形成され、振動に寄与する
    部分の直径が10〜28mmとし、その運動に寄与する
    部分の厚さが0.5〜3.0mmとしたことを特徴とす
    る請求項1乃至請求項3に記載の電磁マイクロポンプ。
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