JP3072680B2 - 加熱炉温度制御方法及び装置 - Google Patents

加熱炉温度制御方法及び装置

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JP3072680B2
JP3072680B2 JP4193415A JP19341592A JP3072680B2 JP 3072680 B2 JP3072680 B2 JP 3072680B2 JP 4193415 A JP4193415 A JP 4193415A JP 19341592 A JP19341592 A JP 19341592A JP 3072680 B2 JP3072680 B2 JP 3072680B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、鋼板や薄鋼帯の焼鈍な
どに利用される板状体の加熱炉板温制御方法と装置に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】冷間圧延後の鋼板を、直列配置された加
熱炉や均熱炉や冷却炉内に搬送機構を用いて連続的に通
過させて焼鈍することにより、強度などの品質の向上を
図る連続焼鈍処理設備が設置されている。このような連
続焼鈍処理設備では、処理後の鋼板の品質を確保すると
共にヒートバックルなどの操業トラブルを回避するうえ
で、「板温」と称される鋼板の温度の制御が重要であ
り、特に加熱炉における板温制御が重要な課題となって
いる。
【0003】連続焼鈍処理設備では、「板幅」と称され
る鋼板の幅や「板厚」と称される鋼板の厚みなどが異な
る異種の鋼板を、自動溶接機構を用いて継ぎ合せて連続
的に供給する「セット替」と称される手法が採用されて
いる。このようなセット替に伴って出現する異種鋼板間
の継ぎ目では加熱炉板温制御のパラメータとなる板幅、
板厚などが階段状に変化し、また、「通板速度」と称さ
れる鋼板の搬送速度が毎分数十mから数百mにも達する
という状況のもとで、相当に高度の制御が必要になる。
【0004】加熱炉における板温制御は、「出口板温」
と称される加熱炉の出口における板温を制御量とし、か
つ加熱炉に供給すべきコークスガスなどの燃料の流量あ
るいは加熱炉に設定すべき炉温を操作量として行われ
る。上位の制御部における操作量として炉温が用いられ
る場合には、この上位の制御部と加熱炉との間に計装コ
ントローラなどと称される下位の制御部が設置され、こ
の下位の制御部によって上位の操作量ともいうべき炉温
が下位の操作量ともいうべき燃料の流量に変換される。
【0005】一般に、加熱炉については鋼板の所定の焼
鈍サイクルを実現したうえ制御の容易化や燃料消費量の
節減をなどを図るために、鋼板の搬送経路に沿って複数
に分割して直列配置したり、加熱炉内部を縦列配置され
る複数のゾーン(「加熱帯」)に分割するという手法が
採用される。加熱帯は、燃料流量や温度が他の加熱帯と
はほぼ独立に制御可能であるという点において機能的に
は加熱炉と大差がない。そこで、以下では、加熱帯を含
めて加熱炉と総称する。
【0006】このように、鋼板の搬送経路に沿って2台
の加熱炉A,Bを縦列に配置した従来の典型的なシステ
ム構成を図4に例示する。最適板温度制御部CAは、炉
温と板温とに関し「実績値」と称される実測値FaとT
aを加熱炉Aと板温計TAのそれぞれから受取ると共
に、セット替などに伴う目標板温Tao、板幅、板厚、
通板速度などのパラメータを生産情報IAとして受取
り、所定のアルゴリズムに従って燃料流量Qaを算定
し、「設定値」として加熱炉Aに出力する。同様に、最
適板温制御部CBも、炉温Fbと板温Tbの実績値を加
熱炉Bと板温計TBのそれぞれから受取ると共に、生産
情報IBを受取り、所定のアルゴリズムに従って燃料流
量Qbを算定し、設定値として加熱炉Bに出力する。
【0007】最適板温制御部CAとCBは、生産情報や
操業実績から出口板温を予測する「板温モデル」と、板
温と炉温の実績値とを取込みこの板温の実績値が板温モ
デルを用いて計算した目標板温軌道に接近するように閉
ループ制御を行うように構成されている。この板温モデ
ルを用いた最適板温制御の詳細については、必要に応じ
て、本出願人の先願に係わる「連続焼鈍炉における板温
制御方法及び装置」と題する特願昭60ー28408号
(特開昭61ー190026号公報)の明細書や、「計
測と制御」Vol.25,No.11(昭和61年11月)
に掲載された「連続焼鈍処理設備(C.A.P.L.)
の加熱炉最適板温制御法」と題する芳谷の論文などを参
照されたい。
【0008】図4に示した従来の加熱炉板温制御装置で
は、2台の加熱炉の炉温を計測するための2個の炉温
と、各加熱炉の出口における板温を計測するために2個
板温計とを使用している。2個の炉温計としては熱電
対など高精度・高信頼性のものを利用できるが、板温計
としては、計測対象の鋼板が波打ちながら搬送されてゆ
くことから非接触型の放射温度計に頼らざるを得ない。
このような放射温度計は、周囲の環境条件によっては信
頼性の面で未だ十分とはいえない。従来、複数台の加熱
炉から成る加熱炉板温制御装置では、加熱炉の数だけこ
のような板温計が用いられていたため、環境条件の悪い
と、比較的良好な炉とでは、それぞれ温度計の測定精
度に相違があり、全体としてみれば、高精度の板温計測
ができず制御の異常を招くおそれが多分にあるという問
題がある。
【0009】さらに、図4に示した従来の制御構成で
は、加熱炉ごとに最適板温制御部が必要となる。この二
つの最適板温制御部は、実際には、コンピュータ上でタ
イムシェリング的に実行される共通の制御プログラムに
よって実現されるが、そのようなコンピュータは、通
常、搬送機構の制御、自動溶接機構の制御、システム系
統画面の表示などを含む連続焼鈍システム内の多種多様
な処理も同時に実行することが多い。このため、二つの
最適板温制御を含むコンピュータ負荷の増大に伴ってよ
り処理能力の高い高価なコンピュータや多数のコンピュ
ータが必要になり、連続焼鈍処理システム全体の創設コ
ストとランニングコストとが増加するという問題もあ
る。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
めの本発明の加熱炉板温制御方法は、各加熱炉の炉温と
最終段の加熱炉から搬出される板温を計測する処理と、
計測された各加熱炉の炉温に基づき代表炉温を算定する
処理と、算定された代表炉温、板温の目標値を含む生産
情報及び板温の計測値に基づき代表操作量を算定する処
理と、上記代表操作量に基づき各加熱炉に対する個別操
作量を算定する処理とを含んでいる。
【0011】本発明の加熱炉温度制御方法によれば、前
段の加熱炉については信頼性と価格の点で問題がある板
温計が除去され、最終段の加熱炉については信頼性と価
格の点で問題がある板温計が除去され、最終段の加熱炉
出口にのみ板温計が備えられる。従って、従来に比べて
板温計で計測される誤差が格段に減少し、加熱炉から搬
出される板温の制御を高精度で行うことができる。同時
に、「代表炉温」と称する単一の実績値と「代表操作
量」と称する単一の操作量とを有する見掛け上単一の
「代表炉」により、直列配置される複数台、例えば2台
の加熱炉を模擬することにより、既存の最適板温制御処
理をなんら変更することなくそのまま単一化している。
これを実現するために、実際には加熱炉ごとに存在する
炉温の実績値から単一の代表炉温を算定する処理と、逆
に、単一の代表操作量から実際には各加熱炉ごとに必要
な個別操作量を算定する処理とが追加される。各算定処
理は、以下の実施例で例示するように、算定式に時間と
いう変数を含まない場合が多く、極めて簡易な処理とな
る。最適板温制御処理としては、上記特許文献や学術論
文などに開示された既存のものや、これらを改良したも
のなどが利用できる。このような構成により高精度の板
温計測ができない炉を含む複数の炉を同時に制御可能と
し、さらに最適板温制御処理の単一化に伴うコンピュー
タ負荷の大幅な軽減が達成される。
【0012】
【実施例】図1は、本発明の一実施例の加熱炉板温制御
方法を適用する加熱炉板温制御装置の構成を、制御対象
の鋼板とこの鋼板を加熱する直列配列された2台の加熱
炉と共に示す機能ブロック図である。図示しない適宜な
搬送機構によって適宜な通板速度で搬送される鋼板の搬
送経路に沿って、前段の加熱炉Aと後段の加熱炉Bとが
直列配置されている。代表炉温算定部CFは、加熱炉
A,Bで計測された炉温Fa,Fbに基づき代表炉温F
を算定し、最適板温制御部Cに出力する。最適板温制御
部Cは、上記代表炉温Fと板温計TBから出力される後
段の加熱炉Bの出口における板温実績値Tと、目標板温
Toを含む生産情報Iとに基づき、板温実績値Tを目標
板温Toに接近させるために設定すべき代表燃料流量Q
を算定し、個別流量算定部CQに出力する。個別流量算
定部CQは、最適板温制御部Cから出力される代表燃料
流量Qと生産情報とに基づき、加熱炉A,Bのそれぞれ
に設定する燃料流量Qa,Qbを算定し、各加熱炉に出
力する。
【0013】このように、実際には2台の加熱炉A,B
が存在するにもかかわらず、単一の最適板温制御部Cに
入力される炉温の実績値は単一の代表炉温Fであり、ま
た、板温の実績値は後段の加熱炉Bの出口に設置された
板温計TBからの実績値Tだけであり、さらには、最適
板温制御部Cから設定値として出力される操作量は単一
の代表燃料流量Qのみである。従って、最適板温制御部
Cから見れば、図1において点線で囲んで示す見掛け上
単一の加熱炉Rが存在する場合と同様となる。本明細書
では、このような見掛け上単一化された加熱炉を「代表
炉」と称する。この結果、単一化された最適板温制御部
Cの機能は、図4に示した各加熱炉ごとに必要であった
最適板温追従制御部CAやCBと全く同一となり、既存
の機能(実際にはコンピュータで実行される制御プログ
ラム)をなんら変更することなく、図4に示した既存の
最適板温制御部CAやCBをそのまま利用できる。
【0014】上述のように、代表炉による制御対象の単
一化を可能とするためには、実際には加熱炉ごとに存在
する炉温の実績値Fa,Fbから単一の代表炉温Fを作
成するための代表炉温算定部CFと、これとは逆に、単
一の代表燃料流量Qから実際には各加熱炉ごとに必要な
二つの燃料流量Qa,Qbを作成するための個別流量算
定部CQとが備えられる。このような構成により、既存
の最適板温制御部に対し煩雑な変更を一切加えることな
く、信頼性とコストの面で問題がある板温計を1個省略
できる。また、コンピュータプログラムとして実現され
る最適板温制御部を単一化することにより、コンピュー
タの負荷を大幅に軽減できる。
【0015】図1の代表炉温算定部CFは、例えば、図
2に示すように、各加熱炉から出力される炉温Faと炉
温Fbとを重み付けすることにより代表炉温Fを算定す
る構成となっている。ただし、重み付けの係数kは0以
上1以下の定数である。この重み付け係数kは、各加熱
炉の炉温目標値、発熱量、熱容量、熱的時定数などを基
準に経験値を加味して設定され、以後の運用の実績に応
じて容易に変更できるようになっている。
【0016】図1の個別流量算定部CQは、例えば、図
3に示すように、最適板温制御部Cで算定される代表燃
料流量Qとは無関係に生産情報Iのみから加熱炉Bの燃
料流量Qbを算定する流量Qb算定部と、ここで算定さ
れた燃料流量Qbを代表燃料流量Qから減算することに
より燃料流量Qaを算定する流量Qa算定部とから構成
される。流量Qb算定部は、生産情報Iに含まれる各種
のパラメータ、例えば、目標板温や板幅や板厚や通板速
度などの組合せに基づいて作成された変換テーブルを参
照するなどにより後段の加熱炉Bに設定すべき燃料流量
Qbを算定し、出力する。
【0017】図2と図3では、説明の便宜上、代表炉温
算定部CFと個別流量算定部CQの機能をハードウエア
的な構成によって例示したが、各算定部の機能は上位の
最適板温制御部Cを実現するためにコンピュータ上で走
行するソフトウエアによって実現してもよく、この場合
のコンピュータ負荷の増加量は、算定アルゴリズムの内
容の簡易性を考慮すれば無視できる程度に留まる。
【0018】以上、図3に例示した個別燃料算定部CQ
において、後段の加熱炉Bに設定する燃料流量Qbを代
表燃料流量Qとは無関係に生産情報のみから算定し、残
りの部分を前段の加熱炉Aに割り当てる構成を例示し
た。しかしながら、これとは逆に、前段の加熱炉Aに設
定する燃料流量Qaを代表燃料流量Qとは無関係に生産
情報のみから算定し残りの部分を後段の加熱炉Bに割り
当てる構成とすることもできる。
【0019】あるいは、各加熱炉に対して分配比率を設
定して各加熱炉の燃料流量Qa,Qbを算定する構成と
することもできる。さらにまた、炉温Aと炉温Bの実績
値FaとFbを個別流量算定部CQに入力させ、これら
の実績値と生産情報とに基づき各加熱炉に分配する燃料
流量Qa,Qbを算定する構成とすることもできる。
【0020】また、鋼板の搬送経路に沿って直列配置さ
れる2台の加熱炉を制御する場合を例にとって本発明を
説明した。しかしながら、一般には、鋼板の搬送経路に
沿って直列接続された3台,4台・・・の加熱炉を制御
する場合にも本発明を適用できる。この場合、最終段の
加熱炉の出口だけに板温計が設置され、3台、4台・・
の加熱炉が一つの代表炉として模擬される。
【0021】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明の加
熱炉板温制御方法及び装置は、代表炉温、代表操作量の
概念と、代表炉温算定手段及び個別流量算定手段とを備
えることにより、複数台の加熱炉を見掛け上単一の代表
炉で模擬する構成であるから、高精度の板温計測ができ
ない炉を含む複数の炉を同時に制御を可能とし、さらに
最適板温制御処理の単一化に伴うコンピュータ負荷の大
幅な軽減が達成される。また、この代表炉の導入によ
り、単一化された最適板温制御処理として、既存のもの
をそまま利用できるという利点もある。
【0022】さらに、最適板温制御処理に対して代表炉
温算定処理と個別流量算定処理は上下の階層構造となっ
ているので、それぞれの機能を互いに独立に開発、ある
いは改良できる。このため、各機能を実現するための制
御プログラムの開発や改良に費やす労力が大幅に軽減さ
れると共に開発などに要する時間も大幅に短縮されると
いう利点もある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の加熱炉板温制御方法を適用
する加熱炉板温制御装置の構成を制御対象の鋼板や縦列
配置された2台の加熱炉と共に示す機能ブロック図であ
る。
【図2】図1の代表炉温算定部CFの構成の一例を示す
機能ブロック図である。
【図3】図1の個別流量算定部CQの構成の一例を示す
機能ブロック図である。
【図4】従来の加熱炉板温制御装置の構成を制御対象の
鋼板や縦列配置された2台の加熱炉と共に示す機能ブロ
ック図である。
【符号の説明】
A,B 直列配置された2台の加熱炉 TB 板温計 C 最適板温制御部(手段) CF 代表炉温算定部(手段) CQ 個別流量算定部(個別操作量算定手段の一
例) R 代表炉 F 代表炉温 Fa,Fb 加熱炉A,Bの炉温の実績値 Q 代表燃料流量(代表操作量の一例) Qa,Qb 加熱炉A,Bに設定する燃料流量
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 加藤 正造 東京都千代田区大手町二丁目6番3号 新日本製鐵株式会社内 (72)発明者 芳谷 直治 東京都千代田区大手町二丁目6番3号 新日本製鐵株式会社内 (72)発明者 加地 正志 兵庫県尼崎市杭瀬南新町3丁目2番1号 大同鋼板株式会社内 (72)発明者 西野 英昭 兵庫県尼崎市杭瀬南新町3丁目2番1号 大同鋼板株式会社内 (56)参考文献 特開 平3−277722(JP,A) 特開 昭55−154531(JP,A) 特開 昭54−4804(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C21D 1/00,1/26 C21D 9/52,9/56,11/00

Claims (12)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】鋼材の搬送経路に沿って配置された複数台
    加熱炉を制御することにより前記各加熱炉によって加
    熱される前記鋼材の温度を制御するための方法であっ
    て、 前記各加熱炉の炉温及び最終段の加熱炉から搬出される
    前記鋼材の温度を計測する処理と、 前記計測された各加熱炉の炉温に基づき代表炉温を算定
    する処理と、 この算定された代表炉温、前記鋼材の温度の目標値を含
    む生産情報及び前記鋼材の温度の計測値に基づき代表操
    作量を算定する最適鋼材温度制御処理と、 前記算定された代表操作量に基づき前記各加熱炉に対す
    る個別操作量を算定する処理とを含むことを特徴とする
    加熱炉温度制御方法。
  2. 【請求項2】請求項1記載の加熱炉温度制御方法におい
    て、 前記複数台の加熱炉は前記鋼材の搬送経路に沿って直列
    に配置されており、前記鋼材はこれら複数台の加熱炉を
    連続的に通過せしめられることを特徴とする加熱炉温度
    制御方法。
  3. 【請求項3】請求項1又は2記載の加熱炉温度制御方法
    において、 前記鋼材は、板状の鋼材であることを特徴とする加熱炉
    温度制御方法。
  4. 【請求項4】請求項1又は2記載の加熱炉温度制御方法
    おいて、前記鋼材は、複数の板状の鋼材が溶接によって接合され
    たものから成ることを特徴とする加熱炉温度制御方法。
  5. 【請求項5】鋼材の搬送経路に沿って配置された複数台
    加熱炉を制御することにより前記各加熱炉によって加
    熱される前記鋼材の温度を制御するための装置であっ
    て、 前記各加熱炉の炉温及び最終段の加熱炉から搬出される
    前記鋼材の温度を計測する計測手段と、 前記計測された各加熱炉の炉温に基づき代表炉温を算定
    する代表炉温算定手段と、 この算定された代表炉温、前記鋼材の温度の目標値を含
    む生産情報及び前記 材の温度の計測値に基づき代表操
    作量を算定する最適鋼材温度制御手段と、 前記代表操作量に基づき前記各加熱炉に対する個別操作
    量を算定する個別操作量算定手段とを備えたことを特徴
    とする加熱炉温度制御装置。
  6. 【請求項6】請求項5記載の加熱炉温度制御装置におい
    前記複数台の加熱炉は前記鋼材の搬送経路に沿って直列
    に配置されており、前記鋼材はこれら複数台の加熱炉を
    連続的に通過せしめられることを特徴とする加熱炉温度
    制御装置。
  7. 【請求項7】請求項5又は6記載の加熱炉温度制御装置
    において、 前記鋼材は、板状の鋼材であることを特徴とする加熱炉
    温度制御方法。
  8. 【請求項8】請求項5又は6記載の加熱炉温度制御装置
    において、 前記鋼材は、複数の板状の鋼材が溶接によって接合され
    たものから成ることを特徴とする加熱炉温度制御装置。
  9. 【請求項9】請求項5に記載の加熱炉温度制御装置にお
    いて、 前記代表炉温算定手段は、前記計測された各加熱炉の炉
    温を加重平均することにより前記代表炉温を算定するこ
    とを特徴とする加熱炉温度制御装置。
  10. 【請求項10】請求項5乃至9のそれぞれに記載の加熱
    炉温度制御装置おいて、前記最適鋼材温度制御手段が算
    定する代表操作量は各加熱炉に供給すべき燃料流量の総
    和であることを特徴とする加熱炉温度制御装置
  11. 【請求項11】請求項10記載の加熱炉温度制御装置
    いて、前記個別操作量算定手段は、前記生産情報に基づ
    き前記各加熱炉のうちの少なくとも一台に対する個別燃
    料流量を算定し、この算定した個別燃料流量を前記最適
    板温制御手段が算定した燃料流量の総和から減算するこ
    とにより前記加熱炉のうちの残りのものに対する個別燃
    料流量を算定することを特徴とする加熱炉温度制御装
    置。
  12. 【請求項12】請求項11記載の加熱炉温度制御装置
    おいて、前記加熱炉のうちの少なくとも一台は、最終段
    の加熱炉を含むことを特徴とする加熱炉温度制御装置
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