JP3072634B2 - 同軸コネクター - Google Patents

同軸コネクター

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JP3072634B2
JP3072634B2 JP9079241A JP7924197A JP3072634B2 JP 3072634 B2 JP3072634 B2 JP 3072634B2 JP 9079241 A JP9079241 A JP 9079241A JP 7924197 A JP7924197 A JP 7924197A JP 3072634 B2 JP3072634 B2 JP 3072634B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は同軸コネクターに係り、
特にパラボラアンテナで受信した衛星放送の受信信号を
コンバータにより1〜2GHのBS・CS−IF信号
として伝送する周波数帯においてインピーダンス特性に
優れ、構成が簡易で製作組立て容易であり、しかも反射
損失の少ない同軸コネクターを提供しようとするもので
ある。なお本発明において、先端側とは芯線挿入側を言
い、基端側とは回路接続側を言うものである。
【0002】
【従来の技術】同軸コネクターに関しては従来からそれ
なりのものが提案されている。即ち実開昭56−143
787においては中心コンタクトと該中心コンタクトを
保持する誘電体および該誘電体を取巻く金属外被から成
るものにおいて、前記中心コンタクトの一端に相手側接
触子に対する接触部を形成すると共に他端に接続すべき
同軸伝送路の中心導体を接続する導体接続部およびそれ
ら接触部と導体接続部との間に直径の拡大した段部を有
しており、該段部には径方向に突出した突出部が形成さ
れ、前記中心コンタクトは前記段部において上記誘電体
に圧入保持することが発表されている。又実開昭61−
18586、実開昭62−74761においては帯状板
を曲げ加工して保持部とバネ圧を得るための膨らみ部を
形成したコンタクトピンが発表され、別に実開昭62−
25484においてもその従来技術として同様のものが
記載されている。
【0003】さらに絶縁体については実開昭61−18
586のものは軸方向にそって2分割されたもので前記
コンタクトピンを挟持し、実開昭62−25484およ
び同−74761のもにおいては径方向にそって段部を
形成した2分割部体を嵌合させるもので、コンタクトピ
ンの形状から一方の絶縁体をキャップとして外部導体に
装着した後、他方の絶縁体をピンおよびこの一方の絶縁
体に装着するようにされている。上記した従来技術にお
ける絶縁体とコンタクトピンの関係では相手接触子に対
する接触部が絶縁体で被包された構成とされている。
【0004】然して上記したような構造の同軸コネクタ
ーが衛星放送受信信号である1〜2GHのBS−IF
信号周波数帯における受信に採用される端末用・電流挿
入型小型直列ユニットに使用される場合においては図1
3に示された上段曲線の具体例を示すように前記1〜2
GHの周波数帯においては20dB以上といった高い
反射損失が必要となることは周知の如くである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】前記した実開昭56−
143787のものにおいては、そのコンタクトピンと
して中間に充実部を有し、その両端側に夫々接触部と導
体接続部とを中空状として形成するものであるから、該
コンタクトピンは充実杆状体に対する切削加工によって
得ることが必要であって、加工工数が大であり切削屑も
多量に発生すると共に挿入芯線径が限定され多様性が乏
しいものとなる。
【0006】実開昭62−74761や実開昭61−1
8586のものにおいては平板を曲げ加工して保持部と
バネ圧を得る膨らみ部を形成したコンタクトピンを用い
るものであるから板厚を大とし、又板幅を大とすると共
に膨らみを大として前記バネ圧を得ることが必要で、一
方その膨らみ部分を芯線挿入時においてもフリー状態と
して絶縁体にセットするものであるから絶縁体における
コンタクトピン収容室が大となり、全般的に大型なもの
とならざるを得ない。更にケーブル芯線を挿入した場合
にコンタクトピンが両側に開披して外部導体に接近する
ため絶縁体を介した外部導体間でインピーダンス特性が
劣化し、従って絶縁体として誘電率の特別に高い材料を
用いる必要がある。
【0007】更にこれら従来技術によるものは合成樹脂
の如き絶縁物を用いるものであるから斯うした絶縁物は
比較的低い周波数帯域では問題がないとしても衛星放送
の受信信号を伝送する周波数帯におけるインピーダンス
特性の場合においては芯線挿入時のコンタクトの変形な
ども影響し、結局は前記合成樹脂などによる絶縁物の誘
電率によってその性能が大きく影響され、好ましいイン
ピーダンス特性を得難いことからリードやコンデンサー
などにより構成する補正回路を別に設けなければならな
い等の不利がある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は上記したような
従来のものにおける技術的課題を解決することについつ
て検討を重ね、コンタクト部体と絶縁体との間において
特別な作用関係を形成せしめ、簡易コンパクトな構成と
平易な組立て操作によるコネクターにおいて反射損失を
適切に低減し高周波におけるインピーダンス特性におい
ても卓越した同軸コネクターを得ることに成功したもの
であって、以下の如くである。
【0009】(1) 導電性板材の中間部より先端側両
側に弾性作用する接触部を折立てて対設し、それら接触
部を幅方向において彎曲すると共に先端部分を拡径状に
反曲して芯線挿入ガイド部を形成し、しかも前記接触部
の基端側に平板状に延出した回路接続部を一体として形
成したコンタクト部体を有し、該コンタクト部体を外部
導体に内装された絶縁筒体に収容せしめ、該絶縁筒体に
は前記コンタクト部体における接触部に対し少なくとも
芯線挿入状態で接合する貫通孔を軸方向にそって形成す
ると共に上記コンタクト部体の基端側に形成された係合
部と接合する溝部を形成し、該溝部の中間部に前記係合
部が係止し外部導体に対して開口する第1開口部を前記
貫通孔の基端側に形成し、しかも前記絶縁筒体の先端側
には既述した芯線挿入ガイド部を受入れ上記外部導体に
対し開口した第2開口部を設けたことを特徴とする同軸
コネクター。
【0010】(2) 帯状体の中間部で折曲せしめ重合
状態として形成された回路接続部を有し、該回路接続部
の一端側に弾性作用する接触部を対設し、それら接触部
を幅方向において彎曲すると共に先端部分を拡径状に反
曲して芯線挿入ガイド部を形成したコンタクト部体を備
え、該コンタクト部体の中間部に外部導体に内装された
絶縁筒体に対する係合部を形成し、該絶縁筒体には前記
コンタクト部体における前記回路接続部に対し少くとも
芯線挿入状態で接合する貫通孔を軸方向にそって形成す
ると共に上記係合部と接合する溝部と該係合部が係止し
外部導体に対し開口する第1開口部を前記貫通孔の基端
側に形成し、しかも前記絶縁筒体には既述した芯線挿入
ガイド部を受入れ上記外部導体に対し開口した第2開口
部を設けたことを特徴とする同軸コネクター。
【0011】
【作用】導電性板材の中間部より先端側両側に弾性作用
する接触部を折立てて対設し、それら接触部を幅方向に
おいて円弧状に彎曲すると共に先端部分を拡径状に反曲
して芯線挿入ガイド部を形成し、しかも前記接触部の他
端側に平板状に延出した回路接続部を一体として形成し
たコンタクト部体を有し、該コンタクト部体を外部導体
に内装された絶縁筒体に収容せしめ、該絶縁筒体には前
記コンタクト部体における接触部に対し少くとも芯線挿
入状態で接合する貫通孔を軸方向にそって形成すると共
に上記コンタクト部体の基端側に形成された係合部と接
合する溝部を形成し、該溝部の中間部に前記係合部が係
止し外部導体に対して開口する第1開口部を前記貫通孔
の他端側に形成したことにより製作組立てを容易とし、
しかも挿入された芯線に対し比較的強い圧接力を得しめ
ると共に前記第1開口部部分において反射損失の少ない
機構を形成する。また上記のように係合部が第1開口部
に係止することにより芯線装脱時においてコンタクト部
体が芯線装脱方向および絶縁筒体の周方向において変位
することを阻止する。
【0012】帯状体の中間部で折曲せしめ重合状態とし
て形成された回路接続部を有し、該回路接続部の一端側
に弾性作用する接触部を対設し、それら接触部を幅方向
において彎曲すると共に先端部分を拡径状に反曲して芯
線挿入ガイド部を形成したコンタクト部体を有し、該コ
ンタクト部体に外部導体に内装された絶縁筒体に対する
係合部を形成し、該絶縁筒体には前記コンタクト部体に
おける前記回路接続部に対し少くとも芯線挿入状態で接
合する貫通孔を軸方向にそって形成すると共に上記係合
部と接合する溝部を該貫通孔の他端側に形成したことに
よっても単純な帯状材を素材として上述同様に製作組立
てを容易とし、しかも挿入された芯線に対し比較的強い
圧接力を得しめる。
【0013】前記したような絶縁筒体には上述したよう
な芯線挿入ガイド部を受入れ前記外部導体に対して開口
した第2開口部を設けたことにより空気を有効に利用し
絶縁特性に卓越した空気層をコンタクト部体の芯線挿入
ガイド部において有効に採用せしめ、芯線挿入時におい
てそのガイド部などが拡開されて外部導体に近接しても
卓越した絶縁特性が確保された衛星放送受信信号をBS
−IF信号として伝送する周波数帯においてインピーダ
ンス特性に優れ、反射損失が的確に縮減された効率的な
受信を図らしめる。
【0014】
【実施例】上記したような本発明によるものの具体的な
実施態様を添附図面に示すものについて説明すると、本
発明による1つの実施形態は図1から図9に示す如くで
ある。即ち図1には組付け状態の断面、図2にはその各
部材の分解図が示されるが、本発明ではコンタクト部体
1と絶縁筒体2および外部導体3の3部体によって構成
され、それ以上のものは原則的に必要とせず、その組立
てはコンタクト部体1を絶縁筒体2に挿入し、該絶縁筒
体2を外部導体3に挿入してその開口端内側を図3、図
4に示すようにかしめ加工39することによって簡便迅
速に製品とされる。
【0015】前記コンタクト部体1は図2の左上部に示
すように先端部両側を折立てて弾性作用する接触部1
1、11として対設し、それら接触部11、11の中間
より先端側は順次に絞り込まれた縮径状とされるが、先
端部は反対に拡径状として反曲せしめられ、芯線挿入ガ
イド部12、12を形成している。
【0016】前記接触部11、11の基端側には段状の
折曲部13を介して板状の回路接続部14が形成されて
いて衛星放送受信機器における配線基板などと回路接続
されるが、又接触部11、11の基端側には外側に折曲
加工して押出成形した係止部15が形成されている。な
お各接触部11はその幅方向中間を中心として長さ方向
にそい図5〜図8に示すような断面くの字状の曲げ加工
がなされていて芯線4を挿入した場合にその長さ方向に
おける屈曲変形を制御し半径方向における拡径作用を得
しめるようにされている。
【0017】前記のようなコンタクト部体1を収容する
絶縁筒体2は、図1、図2などに示すように先端に係止
鍔21を形成し、又その後端側に接合鍔部22を形成し
ているが、少くともそうした後端側から第2開口部27
の後端辺までの貫通孔20は断面長方形部23と断面菱
形部24との複合した特殊形状をなし、その断面菱形部
24で得られる溝部25、25において前記接触部1
1、11の基端側の幅方向曲げ加工による突出部である
係合部15、15を受入れ、所定の取付状態が形成され
るように成っている。
【0018】更に該絶縁筒体2の中間部基端側よりには
前記係合部15と係止するように溝部25の側方(図2
において上方)に第1開口部26が形成され、又コンタ
クト部体1の芯線挿入ガイド部12に臨ませられた第2
開口部27が上記係止鍔21に近接してより大型の開口
として設けられている。
【0019】外部導体3は上記のような絶縁筒体2の係
止鍔部21および接合鍔部22を収容する内孔30を形
成していて、該絶縁筒体2を図1のように収容設定する
ものであるが、その一端部には図1に示すように係止段
31が形成されていて前記係止鍔部21と係止し、又そ
の外周面には螺条33が形成され、しかも他端には六角
形係止鍔32が設けられ、これを機器側壁などの取付孔
に挿入セットして螺条33に螺合されるナット(図示せ
ず)と六角形係止鍔32により定着されるようにされて
いる。
【0020】この図1に示したような構成を有する本発
明のコネクターに芯線4を挿入した状態は図3と図4に
示されている。即ち図3は比較的大径(例えば径1.8
mm)の芯線4を挿入した状態を示し、一方図4は比較
的小径(例えば径0.8mm)の芯線5を挿入した状態
を示すものであるが、ケーブルテレビシステム等におけ
る高電圧伝送に用いられるコネクターの比較的大径の芯
線4を挿入した場合の有効接着長さ1は図3に示すよ
うに長い範囲となり、又図4の比較的細径の芯線5を挿
入した場合にも有効接着長さ1は相当に長いものとな
る。
【0021】又図3の場合におけるV……V線にそった
断面は図5の如くなり、そのコンタクト部体1における
平板状の回路接続部14は絶縁筒体2の断面菱形部2
4、24間の溝部25、25において的確に支持されて
おり、しかもこの図3におけるVI……VI線にそった
断面図は別に図6として示す如くであって、前記断面菱
形部24、24内に適切に収容され、特に図3における
V……V線とVI……VI線の間、就中V……V線側に
おいては各接触部11、11の両端が菱形部24、24
の内面により規制され的確に接合支持された状態である
ことは明かである。
【0022】更にホーム共聴システム等における低電圧
伝送に用いられるコネクターの比較的小径の芯線5を挿
入した場合について、その図4におけるVII……VI
I線にそった横断面を示しているのが図7であって菱形
部24の内面に対する各接触部11、11の接触支持関
係が明確に示されており、このように各接触部11、1
1の基端部である係合部が菱形部24、24において規
制され適切に接触支持されていることは該部分より先端
側(芯線挿入ガイド部12側)において有効な接触圧が
得られ、図3、図4に示すような有効接着長さ1、1
を形成せしめる。
【0023】また、図6に示すように比較的大径の芯線
4に対しては広い接触角度範囲αによる接触が得られる
が、具体的にはこの図6の状態において各接触部11で
図示垂直線9(範囲αの中心位置)両側に最大圧接点が
形成されていることは明かであって、芯線4はこれら上
下両側の最大圧接点4点によって圧接保持される関係を
形成し、このことは図8の比較的小径芯線の場合におい
てそれら4点の間隔が小となるとしても同様であり、安
定な接触圧接関係を形成する。
【0024】前記のように相当に強力であり、しかも対
称的に作用する4点の圧接力最大点により圧接される結
果として芯線4が図9に示す仮想線のように接触部1
1、11の外部にはみ出そうとする傾向は的確に阻止さ
れ、両接触部11、11の中央部間において安定に保持
される。
【0025】図10から図12には本発明によるもう1
つの態様が示されている。即ち前記した図1〜図9のも
のにおいてはコンタクト部体1が、その接触部11に関
して幅広な素材の両側を折立てて形成したもので、コン
タクト部体の幅方向断面が本質的に円形の場合であるの
に対して、この図10から図12のものにおいてはコン
タクト部体1は帯状素材をその幅方向中間を中心として
長さ方向に沿い断面くの字状の曲げ加工を行い、さらに
係合部15,芯線挿入ガイド部12が加工され、しかも
長さ方向中間を折曲し重合せしめて回路接続部14aと
なし、斯うした回路接続部14aの両端側に連続して延
出した部分において接触部11aを形成したもので、斯
うしたコンタクト部体6を絶縁筒体7に収容し、外部導
体8にセットするようにしたものである。
【0026】又前記のような芯線挿入ガイド部12を受
入れる絶縁筒体2の第2開口部27は図10に示すよう
に図3のものより更に径の大きい芯線を受け入れること
が可能となるため広い範囲に形成され、芯線挿入ガイド
部が拡開したときの絶縁体の影響をなくすると共に係合
部15の両側部は絶縁筒体2の貫通孔20中に挿入され
た基本的に少くとも芯線挿入時においてコンタクト部体
6に対する接合域として作用するように成っていること
は図1〜図9の場合と同様である。
【0027】この図10から図12のものにおいてはコ
ンタクト部体6における芯線挿入ガイド部12およびそ
れより基端側は基本的には回路接続部14aの折曲部を
ベースとして芯線挿入時の弾性接触作動することとな
り、即ち該弾性接触作用が対称的に得られ、図1〜図9
のものが円周方向における一部を基点とした拡径作用と
は異質の弾性接触作用となるが、何れにしても芯線周面
に対する周方向および長さ方向の接触範囲は前記した図
3、図4または図6の場合と同様に得られる。
【0028】本発明者等は前記した図1、図2に示した
ものと同じ構成による同軸コネクターと、開口部をもた
ない絶縁体を用いた同軸コネクターについて衛星放送受
信信号をBS・CS−IF信号として伝送する周波数帯
において反射損失の比較を求めた結果は図13に示す通
り1GH〜2GHのBS・CS−IF信号伝送周波
数帯において約8dBの改善が図られていることが知ら
れた。
【0029】
【発明の効果】以上説明したような本発明によるときは
特定の絶縁筒体にコンタクト部体と外部導体を配設する
ことにより構成部材が3部材のみで取付けや組立てのた
めの余分な部材や工数を必要とせず、しかもコンタクト
部体の芯線挿入時における拡径弾圧作用はその中間部な
どが絶縁筒体の貫通孔に接触拘束された条件下に得られ
ることとなるので強度の弾圧力として発揮され、従って
該コンタクト部体の厚さや幅が小であっても芯線に対す
る所定の弾圧状態を形成せしめ、厚さの少いものが拘束
される条件下で弾性変形することから挿入芯線の周面に
対する長さ方向および円周方向の接触域も大となって、
接触性に優れ、保持力が大であって、更には芯線挿入時
に形態が大きく変化し絶縁体との関係からインピーダン
ス不整合が大きく発生する芯線挿入ガイド部における第
2開口部と、コンタクト部体を絶縁体に保持する係合部
における第1開口部により安定良好な空気層絶縁を利用
することができ、コンタクト部体の構成と絶縁体の関係
が相乗的にBS・CS−IF信号伝送周波数帯の反射損
失を大幅に改善せしめられ、インピーダンスなどの電気
特性が良好となることから、リードやコンデンサーによ
り構成する補正回路を別途に設ける必要もないなどの効
果を共に有しており、工業的にその効果の大きい発明で
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による同軸コネクターの縦断面図であ
る。
【図2】その構成部体についての分解斜面図である。
【図3】図1、図2に示したものに比較的大径の芯線を
挿入した縦断面図である。
【図4】同じく図1、図2に示したものに比較的小径の
芯線を挿入した場合の縦断面図である。
【図5】図3におけるV……V線の断面図である。
【図6】図3におけるVI……VI線の断面図である。
【図7】図4におけるVII……VII線の断面図であ
る。
【図8】図4におけるVIII……VIII線の断面図
である。
【図9】芯線挿入状態における接触部の変位阻止作用に
ついての断面的説明図である。
【図10】本発明による別の態様についての図1と同様
な縦断面図である。
【図11】図10に示したものの断面方向を90°変え
た場合の縦断面図である。
【図12】図12のXII……XII線にそった横断面
図である。
【図13】芯線挿入ガイド部が絶縁物層によって被覆さ
れるように本発明図1のものと同形の製品について第2
開口部などを樹脂板によって閉塞した絶縁筒体を用いた
従来型の同軸コネクターおよび本発明同軸コネクターに
ついて衛星放送受信信号をBS・CS−IF信号として
伝送する周波数帯での反射損失を求めた結果を対比的に
示したもので、上部曲線が従来型、下部曲線が本発明型
の特性図表である。
【符号の説明】
1 コンタクト部体 2 絶縁筒体 3 外部導体 4 比較的大径の芯線 5 比較的小径の芯線 6 コンタクト部体 7 絶縁筒体 8 外部導体 9 垂直線 11 接触部 11a 接触部 12 芯線挿入ガイド部 13 段状の折曲部 14 回路接続部 14a 回路接続部 15 係合部 20 貫通孔 21 係止鍔 22 接合鍔部 23 断面長方形部 24 断面菱形部 25 溝部 26 第1開口部 27 第2開口部 30 外部導体3の内孔 31 係止段 32 角形係止鍔 33 外周面の螺条 39 かしめ加工
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01R 17/00 - 17/18

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 導電性板材の中間部より先端側両側に弾
    性作用する接触部を折立てて対設し、それら接触部を幅
    方向において彎曲すると共に先端部分を拡径状に反曲し
    て芯線挿入ガイド部を形成し、しかも前記接触部の基端
    側に平板状に延出した回路接続部を一体として形成した
    コンタクト部体を有し、該コンタクト部体を外部導体に
    内装された絶縁筒体に収容せしめ、該絶縁筒体には前記
    コンタクト部体における接触部に対し少なくとも芯線挿
    入状態で接合する貫通孔を軸方向にそって形成すると共
    に上記コンタクト部体の基端側に形成された係合部と接
    合する溝部を形成し、該溝部の中間部に前記係合部が係
    止し外部導体に対して開口する第1開口部を前記貫通孔
    の基端側に形成し、しかも前記絶縁筒体の先端側には既
    述した芯線挿入ガイド部を受入れ上記外部導体に対し開
    口した第2開口部を設けたことを特徴とする同軸コネク
    ター。
  2. 【請求項2】 帯状体の中間部で折曲せしめ重合状態と
    して形成された回路接続部を有し、該回路接続部の一端
    側に弾性作用する接触部を対設し、それら接触部を幅方
    向において彎曲すると共に先端部分を拡径状に反曲して
    芯線挿入ガイド部を形成したコンタクト部体を備え、該
    コンタクト部体の中間部に外部導体に内装された絶縁筒
    体に対する係合部を形成し、該絶縁筒体には前記コンタ
    クト部体における前記回路接続部に対し少くとも芯線挿
    入状態で接合する貫通孔を軸方向にそって形成すると共
    に上記係合部と接合する溝部と該係合部が係止し外部導
    体に対し開口する第1開口部を前記貫通孔の基端側に形
    成し、しかも前記絶縁筒体には既述した芯線挿入ガイド
    部を受入れ上記外部導体に対し開口した第2開口部を設
    けたことを特徴とする同軸コネクター。
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