JP3072601U - リモートコントローラの電源レベル報知装置 - Google Patents
リモートコントローラの電源レベル報知装置Info
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Abstract
(57)【要約】
【課題】簡単な構成により、リモートコントローラの内
蔵電源の残容量を正確に検知できるようにする。 【解決手段】操作キー3の連続押しに基づく同一コード
信号が送信される時間間隔がリモコン1の電池2の残容
量に反比例するため、この時間間隔をVTR6の制御部
8により検出して、検出した時間間隔が予め設定された
正常時の時間taよりも長くなれば、電池2の残容量が
不足していることがわかる。そのため、制御部8により
検出された時間間隔が予め設定された時間よりも長くな
ったときに、LED10により電池2の残容量の不足し
ている旨の表示が行われ、使用者はLED10の表示か
らリモコン1の電池2の残容量が少なくて電池2を交換
すべきであることを認識できる。
蔵電源の残容量を正確に検知できるようにする。 【解決手段】操作キー3の連続押しに基づく同一コード
信号が送信される時間間隔がリモコン1の電池2の残容
量に反比例するため、この時間間隔をVTR6の制御部
8により検出して、検出した時間間隔が予め設定された
正常時の時間taよりも長くなれば、電池2の残容量が
不足していることがわかる。そのため、制御部8により
検出された時間間隔が予め設定された時間よりも長くな
ったときに、LED10により電池2の残容量の不足し
ている旨の表示が行われ、使用者はLED10の表示か
らリモコン1の電池2の残容量が少なくて電池2を交換
すべきであることを認識できる。
Description
【0001】
この考案は、テレビジョン受像機やビデオテープレコーダ、その他の電気機器 を遠隔操作するリモートコントローラの内蔵電源の残容量を検知して報知するリ モートコントローラの電源レベル報知装置に関する。
【0002】
従来、リモートコントローラの内蔵電源の残容量を検知して報知する装置とし て、例えば特開平10−13972号公報に記載の発明がある。この公報に記載 のものは、リモートコントロール装置の送信部より発射される赤外光線を受光し 、受光された赤外光線のレベルに対応した電気信号を出力する赤外光受光手段と 、この赤外光受光手段により出力される電気信号のレベルに応じた表示を行う表 示手段を有する受信部を備えている。
【0003】 この公報に記載の発明によれば、リモートコントロール装置の送信部から赤外 光線が発射されているかどうか、また発射されている赤外光線の強弱がどの程度 かを、使用者は確認することができるため、その結果からリモートコントローラ の内蔵電源の残容量がどれくらいかを判断でき、その内蔵電源の交換時期を把握 することができるようになっている。
【0004】
しかし、上記した従来の装置では、受信部による赤外光線の受光レベルに基づ いて電源の残容量を判断しているため、電源の残容量は十分であるにもかかわら ず、リモートコントロール装置からの赤外光線の送信角度によって、受信部の受 光レベルが低くなって残容量が少ないと誤って判断されることがあり、信頼性に かけるという問題があった。
【0005】 そこで、本考案は、簡単な構成により、リモートコントローラの内蔵電源の残 容量を正確に検知できるようにすることを目的とする。
【0006】
上記した目的を達成するために、本考案は、内蔵電源により駆動され、操作キ ーの操作に応じて本体装置の動作を制御すべく、送信部から無線によるコード信 号を前記本体装置に向けて送信するリモートコントローラであって、前記内蔵電 源の残容量を報知する電源レベル報知装置において、前記本体装置側に、前記コ ード信号を受信する受信部と、前記操作キーが連続操作されたときに繰り返し送 信される同一の前記コード信号の前記受信部による受信時間間隔を検出する検出 部と、前記検出部により検出される前記時間間隔が予め設定された時間よりも長 くなったときに検知信号を出力する検知部と、前記検知信号により駆動されて前 記内蔵電源の残容量の不足を報知する報知部と、が設けられて成ることを特徴と している。
【0007】 このような構成によれば、操作キーの連続操作に基づく同一コード信号が送信 される時間間隔が内蔵電源の残容量に反比例するため、この時間間隔を検出して 予め設定された時間よりも長くなれば、内蔵電源の残容量が不足していることが わかる。
【0008】 そのため、検出部により検出された時間間隔が予め設定された時間よりも長く なったときに検知部から出力される検知信号により、報知部が内蔵電源の残容量 の不足を報知することで、コード信号の送信角度に影響されることなく残容量を 検出、報知でき、使用者はリモートコントローラの内蔵電源の残容量が少なくて 電源を交換すべきことを認識できる。
【0009】 また、本考案は、前記検知部が、前記本体装置の電源投入時、または電源遮断 時に動作することを特徴としている。このような構成によれば、装置本体の主要 動作に関係のない電源投入時や電源遮断時に、内蔵電源の残容量の検出、報知を 行うため、使用者は報知部の報知が残容量の報知であってその他の事象に関する 報知ではないことを容易にかつ確実に把握することができる。
【0010】 また、本考案は、前記報知部が、前記本体装置に設けられてその本体装置の動 作状況を表示する表示部を兼用して成ることを特徴としている。このような構成 によれば、既存の表示部を兼用するため、安価な構成で済む。
【0011】 また、本考案は、前記コード信号が、赤外光信号から成ることを特徴としてい る。このような構成によれば、ノイズの影響を受けにくいため、通常の遠隔操作 に基づく制御だけでなく、電源の残容量の検出をも安定して行うことができる。
【0012】
この考案をビデオテープレコーダに適用した場合の一実施形態について図1な いし図3を参照して説明する。但し、図1は主要部分のブロック図、図2及び図 3は動作説明図である。
【0013】 図1に示すように、リモートコントローラ(以下、リモコンと省略する)1に は内蔵電源として例えば乾電池2が設けられ、この電池2からリモコン1の各部 に給電される。
【0014】 そして、リモコン1に設けられた電源キー、再生キー、早送りキー、巻戻しキ ー、停止キー、一時停止キーなどの各種の操作キー3を操作すると、その操作さ れたキーに応じたコード内容のコード信号が送信部4から送信される。この送信 部4は、赤外発光ダイオード(以下、発光ダイオードをLEDと称する)及びそ れを駆動するLEDドライバ等を備えており、コード内容に対応して赤外LED が点滅制御され、赤外光によるコード信号が送信される。
【0015】 このコード信号のデータフォーマットは、例えば図2に示すように、ヘッダと 、カスタムコードと、データコードとから成り、このようなデータフォーマット のコード信号が一定の時間間隔tで複数連続して送信されるようになっている。
【0016】 一方、本体装置であるビデオテープレコーダ(以下、VTRと称する)6側に は、リモコン1からのコード信号を受信するフォトトランジスタ等の受光素子か ら成る受信部7が設けられ、この受信部7により、送信部4からの赤外光のコー ド信号が受信されて電気信号に変換され、変換されたコード信号が受信部7から 制御部8に送出される。
【0017】 このとき、制御部8により、そのコード信号のコード内容が判読されるが、そ の際、コード信号のヘッダ(図2参照)が判読されて確定すると、次のカスタム コード、データコードの判読が続けて行われる。そして、判読されたデータコー ドの内容に応じて、制御部8によりVTR6の各部が再生、早送り、巻戻し、停 止、一時停止等の各動作モードに制御される。
【0018】 また、制御部8により各部がコード信号に応じた動作モードに制御されると、 そのときの動作モードを表示すべく、制御部8によりLEDドライバ9が制御さ れ、このLEDドライバ9により表示部(インジケータ)を構成するLED10 が例えば点灯されるなどして、使用者にVTR6の動作状態が報知されるように なっている。
【0019】 ところで、制御部8はコード信号の時間間隔から操作キー3の連続押しかどう か判断するようになっており、図3(a)に示すように、同一コード信号の時間 間隔が正常値ta以下であれば、同一の操作キー3を連続押しすることによる同 一コード内容の繰り返しであると判断され、同一コード信号の時間間隔が正常値 taよりも長ければ2回押しと判断される。
【0020】 更に、連続押しの状態におけるコード信号の時間間隔に基づき、制御部8によ り、リモコン1の電池2の残容量がどれくらいであるかの判断が行われる。即ち 、操作キー3のうち、特に電源キーがオン操作された直後に電源キー以外のいず れかの操作キー3が連続押しされた場合に、図3(b)に示すような同一コード 信号の時間間隔tbが制御部8により検出され、検出された時間間隔tbが予め 設定された正常時の時間taよりも長いか否か判定され、長いときには電池2の 残容量が少なく交換すべきであることを報知するために、制御部8によりLED ドライバ9が制御され、LED10が報知部として機能して残容量の不足が報知 される。この制御部8によるコード信号の時間間隔の検出処理が検出部に相当し 、検出した時間間隔の判断処理が検知部に相当する。
【0021】 ここで、操作キー3の連続押しに基づく同一コード信号が送信される時間間隔 は電池2の残容量に反比例するため、この時間間隔を測定することで、電池2の 残容量を知ることができるのである。
【0022】 また、電池2の残容量の不足を報知する場合に、LED10は、通常の動作モ ード時とは異なる態様で点灯或いは点滅駆動され、使用者はこのLED10の表 示態様から電池2の残容量が不足していて交換すべき時期であることを容易に認 識できる。
【0023】 従って、上記した実施形態によれば、リモコン1の操作キー3の連続押しに伴 うコード信号の時間間隔に基づき、リモコン1の電池2の残容量が不足している のか否かをVTR6側のLED10により表示するため、使用者はこのLED1 0の表示態様から電池2の残容量が少なく電池2を交換すべきであることを容易 に認識できる。このとき、既存のLED10を利用して表示し、残容量を報知す るのに別途報知部を設ける必要がなく安価で済む。
【0024】 また、VTR6の電源投入直後に電池2の残容量の判断を行うため、通常のV TR6の遠隔操作にあまり関係のないときに残容量が判断されて報知されること になり、使用者はLED10の報知が残容量の報知であってその他の事象に関す る報知ではないことを容易にかつ確実に把握することが可能になる。
【0025】 なお、上記した実施形態では、VTR6の電源投入直後に電池2の残容量の判 断を行うようにした場合ついて説明したが、VTR6の電源遮断後に行うように しても構わず、要するに、通常のVTR6の遠隔操作にあまり関係のないときに 電池2の残容量の判断を行えばよい。
【0026】 更に、上記した実施形態では、報知部をVTR6に既存のLED10を兼用す るようにしているが、その他にもVTR6に設けられたセグメント表示素子を兼 用してもよく、或いは電池2の残容量不足を音声メッセージによって出力するよ うにしてもよい。
【0027】 また、上記した実施形態では、本体装置をVTR6とした場合について説明し たが、VTR以外にも、テレビジョン受像機やCDプレーヤ等のリモコンを使用 する電気機器であれば本考案を適用することができて、上記した実施形態と同等 の硬化を得ることができる。
【0028】 更に、コード信号は上記した赤外光による無線信号の場合に限るものではなく 、超音波や電波等の無線信号であっても構わない。
【0029】 また、本考案は上記した実施形態に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱 しない限りにおいて上述したもの以外に種々の変更を行うことが可能である。
【0030】
以上のように、請求項1に記載の考案によれば、操作キーの連続操作に基づく 同一のコード信号が送信される時間間隔が内蔵電源の残容量に反比例するため、 この時間間隔を検出して予め設定された時間よりも長くなれば、内蔵電源の残容 量が不足していることがわかるため、検出部により検出された時間間隔が予め設 定された時間よりも長くなったときに検知部から出力される検知信号により、報 知部が内蔵電源の残容量の不足を報知することで、コード信号の送信角度に影響 されることなく残容量を検出、報知でき、使用者はリモートコントローラの内蔵 電源の残容量が少なくて電源を交換すべきことを認識することが可能になる。
【0031】 また、請求項2に記載の考案によれば、装置本体の主要動作に関係のない電源 投入時や電源遮断時に、内蔵電源の残容量の検出、報知を行うため、使用者は報 知部の報知が残容量の報知であってその他の事象に関する報知ではないことを容 易にかつ確実に把握することが可能になる。
【0032】 また、請求項3に記載の考案によれば、既存の表示部を兼用するため、非常に 安価な構成で済む。
【0033】 また、請求項4に記載の考案によれば、赤外光を用いるため、ノイズの影響を 受けにくいく、通常の遠隔操作のみならず、電源の残容量の検出をも安定して行 うことが可能になる。
【図1】この考案の一実施形態のブロック図である。
【図2】この考案の一実施形態の動作説明図である。
【図3】この考案の一実施形態の動作説明図である。
1 リモコン 2 電池 3 操作キー 4 送信部 6 VTR(本体装置) 7 受信部 8 制御部(検出部、検知部) 10 LED(報知部)
Claims (4)
- 【請求項1】 内蔵電源により駆動され、操作キーの操
作に応じて本体装置の動作を制御すべく、送信部から無
線によるコード信号を前記本体装置に向けて送信するリ
モートコントローラであって、前記内蔵電源の残容量を
報知する電源レベル報知装置において、 前記本体装置側に、 前記コード信号を受信する受信部と、 前記操作キーが連続操作されたときに繰り返し送信され
る同一の前記コード信号の前記受信部による受信時間間
隔を検出する検出部と、 前記検出部により検出される前記時間間隔が予め設定さ
れた時間よりも長くなったときに検知信号を出力する検
知部と、 前記検知信号により駆動されて前記内蔵電源の残容量の
不足を報知する報知部と、が設けられて成ることを特徴
とするリモートコントローラの電源レベル報知装置。 - 【請求項2】 前記検知部が、前記本体装置の電源投入
時、または電源遮断時に動作することを特徴とする請求
項1に記載のリモートコントローラの電源レベル報知装
置。 - 【請求項3】 前記報知部が、前記本体装置に設けられ
てその本体装置の動作状況を表示する表示部を兼用して
成ることを特徴とする請求項1または2に記載のリモー
トコントローラの電源レベル報知装置。 - 【請求項4】 前記コード信号が、赤外光信号から成る
ことを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の
リモートコントローラの電源レベル報知装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000002527U JP3072601U (ja) | 2000-04-18 | 2000-04-18 | リモートコントローラの電源レベル報知装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000002527U JP3072601U (ja) | 2000-04-18 | 2000-04-18 | リモートコントローラの電源レベル報知装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3072601U true JP3072601U (ja) | 2000-10-24 |
Family
ID=43205873
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000002527U Expired - Fee Related JP3072601U (ja) | 2000-04-18 | 2000-04-18 | リモートコントローラの電源レベル報知装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP3072601U (ja) |
-
2000
- 2000-04-18 JP JP2000002527U patent/JP3072601U/ja not_active Expired - Fee Related
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Date | Code | Title | Description |
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LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |