JPH0877648A - 電子制御装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 電子機器側で、リモコンからのリモコンコー
ドが連続して入力されているかを検知しある一定時間以
上リモコン入力がなかった時、リモコン側が動作出来な
い状態にあることを警告表示することができる電子制御
装置を提供することを目的とする。 【構成】 リモコン受信確認モードとリモコンがある一
定時間連続して入っているかをカウントするカウンター
を設け、リモコン受信確認モードにある時に、リモコン
コード入力カウンターが、ある一定時間リモコンコード
が無しの時、リモコン側が動作できない状態にあること
を表示することができる表示部１４を備えたものであ
る。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、リモコンの電池消耗等
の条件によって動作しない場合、リモコンが動作できな
い状態になっていることを確認することができる電子制
御装置に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】磁気記録再生装置やＴＶ等の電子機器本
体を操作する場合リモコンを利用しておこなうことが多
い。ところがリモコンの電池が消耗すると電池切れで電
子機器本体が動作できない状態になる。このような時、
電池切れでリモコンが動作できない状態であることをＬ
ＣＤ等で表示させ電池交換するよう警告表示している。
以下、図面を参照しながら、上述したリモコンの電池切
れ表示警告の一例について説明する。

【０００３】図３は、従来のリモコンのブロック図を示
すものである。図３において、２１はリモコンで磁気記
録再生装置（以下ＶＴＲと呼ぶ）を遠隔操作できるもの
であり、２５はリモコンの操作部で再生・停止等の釦を
押すと制御部２２は押された釦を判別し送信部２６より
ＶＴＲへ信号を送信することができる。２３はリモコン
の電池で制御部２２や送信部２６、リモコンの表示部２
７に電源供給すると共に、電池２３の電圧を検知する電
圧検知部にも結線されている。

【０００４】以上のように構成されたリモコンで、従来
のリモコンで用いられている電池切れ警告について、以
下その動作について説明する。

【０００５】リモコン２１の電池２３は電圧検知部２４
に結線されており、ある一定電圧以下になると、電圧検
知部２４は電池の電圧が下降していることを示すリセッ
ト電圧を出力する。制御部２２は電圧検知部２４よりの
リセット電圧を検出して表示部２７に電池切れ状態であ
ることを表示する。表示部２７に電池切れ表示がされて
いると電池２３を交換することが必要であることを利用
者は知ることができる。

【０００６】

【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記のよ
うな構成では、リモコン２１の電池２３が動作可能状態
であるかを検知する電圧検知部２４が必要である。ま
た、リモコン２１の制御部２２は、電圧検知部２４のリ
セット電圧を検知できる電圧まで動作する必要がある。
さらに、電池切れ表示をする為の表示部２７も必要であ
り、操作釦のみで構成される簡単なリモコンでは電池切
れ表示できないという課題を有していた。

【０００７】本発明は上記課題に鑑み、ＶＴＲ側で、あ
る操作釦を押し続けることによって入るリモコン受信確
認モードとリモコンがある一定時間連続して入っている
かをカウントするカウンターを設けることによって、リ
モコン受信確認モードにある時に、リモコン側の操作釦
を押し続けＶＴＲ側のリモコン受信部からのリモコンコ
ード入力カウンターが、ある一定時間リモコンコードが
なかった時、リモコン側が動作できない状態にあること
を警告表示することができるＶＴＲを提供するものであ
る。

【０００８】

【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明の一例であるＶＴＲでは、ＶＴＲ側で、ある操
作釦を押し続けることによって入るリモコン受信確認モ
ードとリモコンがある一定時間連続して入っているかを
カウントするカウンターを設けることによって、リモコ
ン受信確認モードにある時に、リモコン側の操作釦を押
し続けＶＴＲ側のリモコン受信部からのリモコンコード
入力カウンターが、ある一定時間リモコンコードがなか
った時、リモコン側が動作できない状態にあることを警
告表示することができる表示部を備えたものである。

【０００９】

【作用】本発明は、上記した構成により、リモコン受信
確認モードにある時、リモコンからのリモコンコードが
連続して入力されているかを検知しある一定時間以上リ
モコン入力がなかった時、リモコン側が動作出来ない状
態にあることを警告表示することができる。

【００１０】

【実施例】以下本発明の実施例の電子制御装置につい
て、図面を参照しながら説明する。図１は本発明の実施
例における電子制御装置の電池切れ警告のブロック図を
示すものである。

【００１１】図１において、１０は磁気記録再生装置
（以下ＶＴＲ）であり、１２はＶＴＲの操作部で、再生
・停止等の釦を押すと制御部１１は再生・停止等の制御
指令をおこなう。また、１３はリモコン受信部で、受信
したリモコンコードを制御部１１はデコードし再生・停
止等の制御もおこなうことができる。１４はＶＴＲの表
示部でＶＴＲの再生・録画等のＶＴＲの状態を表示する
ことができる。

【００１２】１５はＶＴＲ１０に対応するリモコンであ
り、操作部１８で押された釦を制御部１６はデコードし
リモコン信号に変換し送信部１９より送信することがで
きる。１７はリモコンの電池部で制御部１６、表示部２
０、送信部１９の電源供給をおこなっている。

【００１３】以上のように構成されたＶＴＲ１０をリモ
コン１５を用いて制御する場合、リモコン１５の操作部
で再生・停止等の釦を押すと制御部１６は押された釦を
判別し再生・停止等のリモコンコードに変換し送信部１
９から赤外線で出力する。ＶＴＲ１０はリモコン受信部
１３でリモコンコードを受信する。受信したリモコンコ
ードを制御部１１はデコードし再生・停止等の制御をお
こなうことができる。

【００１４】このようにリモコンを使用していると、リ
モコン１５の電池１７は消耗し電池切れ状態になる。本
発明はこのような時、利用者は、リモコンが動作できな
い状態になっていることを確認する為に、次の手順をお
こなうことによってリモコンが動作できないことを知る
ことができるようにするものである。

【００１５】利用者は操作部１２で釦を押し続けリモコ
ン受信確認モード状態にする。この状態でリモコン１５
の操作部１８を押してリモコンの信号出力状態にする。
電池があれば送信部１９より赤外線によってリモコンコ
ード出力される為、リモコン受信部１３でリモコンコー
ドを受信することができる。反対にリモコン１５の電池
１７が消耗して電池切れとなっている状態では、操作部
１８で釦を押しても送信部１９よりリモコンコードは出
力されない。従って、リモコン受信確認モード状態にあ
る時、リモコン受信部１３よりリモコンコードを受信し
ない時、制御部１１はリモコン側が動作できない状態に
なっていることを知ることができる。この時、制御部１
１は、表示部１４にリモコン側が動作できない状態であ
ることを示す表示をおこなうことができる。

【００１６】また、リモコン側の電池１７が残りあとわ
ずかで電池消耗状態になっている場合も考えられるが、
操作部１２で釦を押し続けリモコン受信を確認する時間
を一定時間とり、リモコン側の操作部１８を押し、ある
一定時間以上リモコンコードを出力し続ける状態にしＶ
ＴＲ側のリモコン受信部１３である時間以上連続してリ
モコン受信しない場合リモコン側が動作できない状態に
なりかかっていることを表示部１４で表示させるように
する。

【００１７】このようにすればＶＴＲ側でリモコン側が
動作できない状態になっていることを確認することがで
きる。

【００１８】以上の内容をＶＴＲ側の制御部１１の制御
フローを図面２を用いて以下に説明する。ＶＴＲをパワ
ーオフ状態でＶＴＲ側の操作部１２にあるチャンネル・
アップ（以下ＣＨ−ＵＰ）釦を押し続けリモコン受信確
認モードにし、リモコン側の操作釦１８を押し続ける。
ＶＴＲ側のＣＨ−ＵＰ釦が押されている間に、リモコン
受信部からリモコンコードがなかった時、リモコン受信
オフカウンターをインクリメントする。リモコン受信オ
フカウンターが、５秒以上入力経過した時、リモコン受
信オフ警告を表示させる。こうすれば、リモコン側が動
作できないことを利用者は知ることができる。

【００１９】

【発明の効果】以上のように本発明は、リモコン側で電
池の電圧検知をしなくてもＶＴＲ側である操作釦を押し
続けリモコン受信確認モードの状態にし、リモコン側の
操作釦を押し続け、ＶＴＲ側のリモコン受信部からのリ
モコンコード入力カウンターを設けることによって、あ
る一定時間リモコンコードがなかった時リモコン側が動
作できない状態にあることを蛍光表示管やＬＣＤ表示に
よって利用者は知ることができるものである。

【００２０】このように、リモコン側で電圧検知やリモ
コン側の表示部がなくても、ＶＴＲ側の表示部でリモコ
ンが動作できない状態であることを警告することができ
る為、操作釦のみからなる簡単なリモコンに対してもリ
モコン動作不良を警告することができるという優れた効
果を得ることができる。

【００２１】また、警告表示は、ＴＶ上に画面表示で警
告表示することも可能である。なお、リモコン受信確認
モードに入る入り方は、スライドＳＷやＴＶ画面上にリ
モコン受信確認モード入り／切りのように設定する方法
であってもよい。さらに、この発明はＶＴＲのみでな
く、リモコンを利用して機器を制御する全ての電子制御
機器に対しても同様なことを実現することができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の実施例における電子制御装置のブロッ
ク図

【図２】本発明の実施例におけるリモコン動作不良検知
フロー

【図３】従来のリモコン電池切れ表示のブロック図

【符号の説明】

１０ 磁気記録再生装置 １１ 制御部 １２ 操作部 １３ モコン受光部 １４ 表示部 １５ リモコン １６ 制御部 １７ 電池 １８ 操作部 １９ 送信部 ２０ 表示部

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 リモコン受信確認モードとリモコンがあ
   る一定時間連続して入っているかをカウントするカウン
   ターを設け、リモコン受信確認モードにある時に、リモ
   コンコード入力カウンターが、ある一定時間リモコンコ
   ードが無しの時、リモコン側が動作できない状態にある
   ことを表示することができる表示部を備えたことを特徴
   とする電子制御装置。