JP3072483U

JP3072483U - 片足用スクータのハンドル折り畳み装置

Info

Publication number: JP3072483U
Application number: JP2000002396U
Authority: JP
Inventors: 豐益田
Original assignee: 豐益田
Priority date: 2000-04-13
Filing date: 2000-04-13
Publication date: 2000-10-20
Anticipated expiration: 2006-04-13

Abstract

(57)【要約】【課題】片足用スクータのハンドル折り畳み装置の提
供。【解決手段】長板状のボデーを後方に延伸して後輪を
固定し、前端に伸縮支柱を枢接した片足用スクータにお
いて、該伸縮支柱の上端に折り畳み構造が設けられて折
り畳み可能とされ、該支柱の上端に左右両側に向けて、
嵌合溝を具えた軸アームが延伸されてハンドルが枢接さ
れ、該ハンドルにスプリングの組合せによりスリーブが
套設されて、スリーブとハンドルが嵌合固定され、スリ
ーブのハンドルからの離脱によりハンドルが回転折り畳
み可能とされたことを特徴とする。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本考案は一種の片足用スクータのハンドル折り畳み装置に関し、特に、片足用スクータの支柱の上端が延伸されて左右対称の軸アームが形成され、且つ該軸アームそれぞれに嵌合溝を利用してハンドルが枢接され、ハンドル外にスリーブが套設され、並びにスプリングの付勢により両者が連結され、スリーブがハンドル外縁でスプリングの作用を受けて支柱を頂持し、ハンドルの固定が達成され、並びにスリーブが外向きに引き動かされて軸アームを離脱することによりハンドルを下向きに折り畳むことができる、片足用スクータのハンドル折り畳み装置に関する。

【０００２】

【従来の技術】

片足用スクータの構造は大きく三つの構成要件に分けられ、即ちその一つは使用者が足で踏む平板状の車体、二つ目は使用者が握持するハンドルと支柱、及び三つ目は全体を滑動させるための車輪である。

【０００３】片足用スクータはもともと自転車とスライドボードの整合体であり、ゆえに広く一般大衆に受け入れられており、その理由は、その折り畳みと展開の機能と、展開使用時の自転車とスライドボードの二重機能を有すること、及び、不使用時に折り畳んでの軽妙敏捷な携帯利便性にある。

【０００４】ゆえに片足用スクータの折り畳み操作の敏捷性と携帯利便性、コンパクト収納と使用の安全性は片足用スクータの三大要件である。

【０００５】

【考案が解決しようとする課題】

本考案の主要な目的は一種の片足用スクータのハンドル折り畳み装置を提供することにあり、それはハンドルと支柱の枢接部分の外縁にスリーブを套設し保護する技術手段により、ハンドルと支柱の枢接軸アームとの間の固定を制限したものとする。

【０００６】本考案の別の目的は、一種の片足用スクータのハンドル折り畳み装置を提供することにあり、詳しくは、スリーブをスプリングの作用力により支柱の枢接軸アームに突き当て、並びに外向きに引き動かして枢接軸アームと分離可能とし、ハンドルを枢接部分を軸心として下向きに折り畳めるようにすることにある。

【０００７】本考案のさらに別の目的は、一種の片足用スクータのハンドル折り畳み装置を提供することにあり、詳しくは、スリーブ内端内縁に凸縁を凸設して、軸アーム外縁に軸方向のＬ形凹溝を開設し、両者を相互に嵌合させることにより、スリーブの引き動かし時の行程を案内及び制限できるようにすることにある。

【０００８】

【課題を解決するための手段】

請求項１の考案は、長板状のボデーの後端に後輪を固定し、前端に伸縮支柱を枢接し、伸縮支柱の底端に前輪を設け、上端にハンドルを設けた片足用スクータにおいて、該伸縮支柱の上端が左右両側に延伸されて対称な軸アームが設けられ、該軸アームの下縁にピン孔を具えた嵌合溝が開設され、ハンドルは円棒状を呈し、一端が比較的大直径の凸縁とされ、並びに端面にピン孔を具えた枢接凸耳が凸設されて軸アームの嵌合溝に嵌合されて枢接され、スリーブは円筒状を呈してハンドル外縁に套設され並びにその間に設けられた一つのスプリングの一端がハンドルの凸縁部分に固定され、別端がスリーブの端面或いは内縁に固定され、スリーブがスプリングの作用力によりハンドルと軸アーム外縁に突き当てられ、展開固定使用状態とされるか、或いはスリーブが引き動かされて軸アームより離脱してハンドルとスリーブが下向きに回して折り畳み可能な状態とされることを特徴とする、片足用スクータのハンドル折り畳み装置としている。請求項２の考案は、前記軸アームの外縁に長いＬ形凹溝が開設され、スリーブの前端内縁に凸縁が凸設されて両者の嵌合により案内と制限の機能が提供されることを特徴とする、請求項１に記載の片足用スクータのハンドル折り畳み装置としている。請求項３の考案は、前記軸アームの下縁に切欠きが凹設されてハンドル折り畳み時に該切欠きがスリーブの端面を係止し位置決めすることを特徴とする、請求項１又は２に記載の片足用スクータのハンドル折り畳み装置としている。

【０００９】

【考案の実施の形態】

本考案は、長板状のボデーを後方に延伸して後輪を固定し、前端に伸縮支柱を枢接した片足用スクータにおいて、該伸縮支柱の上端に折り畳み構造が設けられて折り畳み可能とされ、該支柱の上端に左右両側に向けて、嵌合溝を具えた軸アームが延伸されてハンドルが枢接され、該ハンドルにスプリングの組合せによりスリーブが套設されて、スリーブとハンドルが嵌合固定され、スリーブのハンドルからの離脱によりハンドルが回転折り畳み可能とされたことを特徴とする片足用スクータのハンドル折り畳み装置とされている。

【００１０】

【実施例】

本考案は、長板状のボデー１０を後方に延伸して泥よけ板１１を形成しその下方に後輪１２を固定し、ボデー１０の前端に伸縮支柱２０を枢接し、該伸縮支柱２０の底端に前輪１３を設けた片足用スクータに応用される。

【００１１】本考案の特徴は以下のとおりである。該伸縮支柱２０の上端が左右両側に向けて延伸され左右対称に軸アーム２２が設けられ、該軸アーム２２に下向きに、ピン孔２４を具えた嵌合溝２３が開設され、並びにその外縁に軸方向のＬ形凹溝２６が設けられている。

【００１２】別にハンドル３０は円棒状を呈し、一端に比較的大きな直径の凸縁３２があり、並びに端面にピン孔を具えた枢接凸耳３１があり、外縁に軸方向に沿って軸アーム２２のＬ形凹溝２６に対応する凹溝３３が設けられている。

【００１３】スリーブ３５は円筒状を呈し、内端縁縁に一つの凸縁３６が凸設されている。

【００１４】スプリング３４はハンドル３０外に套設され、一端がハンドル３０の凸縁３２部分に固定されもう一端がスリーブ３５の内縁或いは端面に固定される。

【００１５】これにより、図３、４に示されるように、ハンドル３０は枢接凸耳３１により軸アーム２２の嵌合溝２３内に嵌め込まれ並びにピン２５で枢接される。スリーブ３５はハンドル３０外に套設され並びに凸縁３６により軸アーム２２のＬ形凹溝２６と相互に嵌止され、並びにスプリング３４の作用によりスリーブ３５がハンドル３０と軸アーム２２の枢接部分外縁に突き当てられ、ハンドル３０と伸縮支柱２０の軸アーム２２が固定状とされ、片足用スクータの使用に供される。ただしスリーブ３５を回転させて凸縁３６を軸アーム２２の長いＬ形凹溝２６の横向き端より離脱させると、スリーブ３５が長いＬ形凹溝２６の軸方向端に沿って外向きにハンドル３０の凹溝３３部分へと引き動かすことが可能となり、これによりスリーブ３５の端面が軸アーム２２より離脱する時、ハンドル３０をスリーブ３５に連帯させて全体をピン２５を軸心として下向きに折り畳むことができ、並びにスプリング３４の回復作用力によりスリーブ３５を軸アーム２２の下方に嵌め止めして位置決めでき、折り畳みの効果を達成できる。反対に、スリーブ３５を移動させ、即ち上向きに回して展開状とすると、スリーブ３５がスプリング３４の作用を受けて軸アーム２２とハンドル３０の枢接部外縁に突き当てられ、並びにスプリング３４の回転回復弾力によりＬ形凹溝２６の横向き端に導入され、展開固定の使用機能が達成される。

【００１６】さらに、軸アーム２２の下端外縁に一つの切欠き２７が開設されて、ハンドル３０折り畳み時に、スリーブ３５の端縁と嵌合しこれにより位置決めして揺動させない効果を提供する。

【００１７】

【考案の効果】

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の斜視図である。

【図２】本考案の分解斜視図である。

【図３】本考案のハンドル折り畳み動作断面表示図であ
る。

【図４】本考案のハンドル折り畳み動作断面表示図であ
る。

【符号の説明】

１０ボデー１１泥よけ板１２後輪１３前輪２０伸縮支柱２２軸アーム２３嵌合溝２４ピン孔２５ピン２６Ｌ形凹溝２７切欠き３０ハンドル３１枢接凸耳３２凸縁３３凹溝３４スプリング３５スリーブ３６凸縁

Claims

【実用新案登録請求の範囲】

【請求項１】長板状のボデーの後端に後輪を固定し、
前端に伸縮支柱を枢接し、伸縮支柱の底端に前輪を設
け、上端にハンドルを設けた片足用スクータにおいて、
該伸縮支柱の上端が左右両側に延伸されて対称な軸アー
ムが設けられ、該軸アームの下縁にピン孔を具えた嵌合
溝が開設され、ハンドルは円棒状を呈し、一端が比較的
大直径の凸縁とされ、並びに端面にピン孔を具えた枢接
凸耳が凸設されて軸アームの嵌合溝に嵌合されて枢接さ
れ、スリーブは円筒状を呈してハンドル外縁に套設され
並びにその間に設けられた一つのスプリングの一端がハ
ンドルの凸縁部分に固定され、別端がスリーブの端面或
いは内縁に固定され、スリーブがスプリングの作用力に
よりハンドルと軸アーム外縁に突き当てられ、展開固定
使用状態とされるか、或いはスリーブが引き動かされて
軸アームより離脱してハンドルとスリーブが下向きに回
して折り畳み可能な状態とされることを特徴とする、片
足用スクータのハンドル折り畳み装置。
【請求項２】前記軸アームの外縁に長いＬ形凹溝が開
設され、スリーブの前端内縁に凸縁が凸設されて両者の
嵌合により案内と制限の機能が提供されることを特徴と
する、請求項１に記載の片足用スクータのハンドル折り
畳み装置。
【請求項３】前記軸アームの下縁に切欠きが凹設され
てハンドル折り畳み時に該切欠きがスリーブの端面を係
止し位置決めすることを特徴とする、請求項１又は２に
記載の片足用スクータのハンドル折り畳み装置。