JP7335219B2 - 折り畳み式移動体 - Google Patents
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Description
引用文献1には、搬送時に走行時の進行方向と同方向の搬送が可能な折り畳み式の移動体である電動モータを備える3輪のスケータが開示されている。このスケータは、ハンドルと、ハンドルに連結されるステアリングバーと、スケータ本体部と、スケータ本体部及びステアリングバーの間に設けられる折り畳みを可能とするジョイントと、を備える。スケータ本体部は、前輪、電動モータを有する後輪、及び、前輪と後輪との間に設けられる使用者が乗る部分であるシャーシを有する。そして、このスケータは、ジョイントによりスケータ本体部がステアリングバーに近接する状態である搬送形態に折り畳まれる。搬送形態のスケータは、スケータ本体部がステアリングバーよりも上方側に位置する前傾状態で搬送され、当該前傾状態において使用者が持つハンドルはステアリングバーよりも下方側に位置する。
[1.構成]
[1-1.キックスケータの概要説明]
図1~図9に示すキックスケータ1は、折り畳んで搬送が可能な折り畳み式移動体である。キックスケータ1は、図2及び図3に示すように、キックスケータ1の使用者が乗車して走行可能な展開した状態である走行形態で用いられる。キックスケータ1は、走行形態から、図4に示すように、搬送可能な折り畳まれた状態である搬送形態へ遷移可能である。搬送形態のキックスケータ1は、図5及び図6に示すように、キックスケータ1の使用者により搬送される。以下の説明では、走行状態のキックスケータ1に正常に乗車した使用者を基準に、上下方向、前後方向及び左右方向を表現する。なお、説明の便宜上、以下の説明において、回転軸A方向を左右方向として説明する。
ハンドル部2は、キックスケータ1の使用者が走行時の操作のために用いる。図1~図3に示すように、ハンドル部2は、左右方向に長さを有し、走行形態において、略U字状に展開されて用いられる。図4~図6に示すように、ハンドル部2は、搬送形態において、ハンドル部2の一部が回転して環状に閉じられて用いられる。なお、以下の説明では、走行形態と記載する場合、ハンドル部2は展開された状態であるとし、搬送形態と記載する場合、ハンドル部2は環状に閉じられた状態であるとする。
<ハンドル部>
図1に示すように、ハンドル部2は、左右のハンドル21と、回転機構22と、を有する。
本体部221は、左右方向に長さを有する。本体部221は、当該本体部221の両側端部に設けられる2つのハンドル回転部222により左右のハンドル21を後方へ回転可能に連結するために、図1及び図8に示すように、後方側が開放された略半円筒状に形成される。なお、ハンドル回転部222には、貫通孔が設けられている。ハンドル回転部222は、当該貫通孔に挿入されるピンや突起等が回転の軸となり、左右のハンドル21を回転可能に固定する。図1、図8及び図9に示すように、本体部221は、操舵部211を覆う上方側の面の縁の2つのハンドル回転部222よりも内側に間隔を空けて2つの切欠き223を有する。
図1に示すように、シャフト部3は、第1シャフト31と、第2シャフト32と、を有する。
第1シャフト31は、第2シャフト32に収納されるように、第1シャフト31の外形が第2シャフト32の内径よりも小さく形成される。第1シャフト31は、当該第1シャフト31の下方側端部近傍に、上下方向に間隔を空けて位置する貫通孔である第1孔部311及び第2孔部312を有する。
図1及び図4に示すように、ステップ部4は、フロントステップ41と、リアステップ42と、サポート部43と、連結部材44と、を有する。
リアステップ42は、ステップ部4において、後方側に位置し、サポート部43を介して後輪7が取り付けられる。サポート部43は、リアステップ42の後方側端部における上方に向かって傾斜を有する部分に取り付けられている。
図1に示すように、リンク機構5は、第1リンク回転部51と、リンク部52と、第2リンク回転部53と、を有する。
図1及び図4に基づき、キックスケータ1を走行形態から搬送形態へ遷移させる手順を簡単に説明する。
図5及び図6に基づき、搬送形態のキックスケータ1の搬送方法を簡単に説明する。
まず、キックスケータ1の使用者は、走行形態のキックスケータ1を折り畳んで搬送形態へ遷移させ、ハンドル部2の左右のハンドル21を回転状態へ遷移させた後、搬送形態のキックスケータ1を前傾状態となるように傾けて、把持部212を把持する。前傾状態とは、把持部212が略頂点に位置し、ハンドル部2の操舵部211が鉛直方向と略平行となるように、シャフト部3を前方に傾けて、ステップ部4がシャフト部3よりも上方側に位置する状態である。そして、前傾状態にある搬送形態のキックスケータ1を、走行形態のキックスケータ1の走行時の進行方向D1と同じ方向へ搬送する。このとき、図4及び図6に示すように、搬送形態のキックスケータ1の重心Gは、把持部212と回転軸Aとを結ぶ軸線Cよりもシャフト部3側に位置する。すなわち、搬送形態のキックスケータ1の重心Gは、前傾状態において、軸線Cよりも下方に位置する。
以上詳述した実施形態によれば、以下の効果が得られる。
(2a)本実施形態では、搬送形態において、左右のハンドル21が回転状態にあるため、把持部212がシャフト部3よりもステップ部4側に位置する。このため、前傾状態において、走行時の進行方向D1と同じ方向に搬送形態のキックスケータ1を搬送する場合、把持部212がステップ部4よりもシャフト部3側に位置する構成と比較して、搬送形態のキックスケータ1の重心Gは、軸線Cよりも下方に位置する。これにより、キックスケータ1を走行形態から搬送形態へ遷移させた後に、向きを変えることなく進行方向D1へ搬送したとしても、キックスケータ1の重心Gが高くなりにくく、キックスケータ1の安定した搬送が可能である。その結果、キックスケータ1を走行形態から搬送形態へ遷移させた後に、向きを変える必要性が低減されるため、シームレスにキックスケータ1の搬送を開始することができる。したがって、キックスケータ1の搬送形態における可搬性を向上させることができる。
[3.他の実施形態]
以上、本開示の実施形態について説明したが、本開示は、上記実施形態に限定されることなく、種々の形態を採り得ることは言うまでもない。
例えば、図10に示すハンドル部2aのように、矩形の環状形状のハンドル本体部20aを有するような形状であってもよい。また、例えば、図11に示すハンドル部2bのように、矩形の環状形状のハンドル本体部20bにおけるシャフト部3から離れて左右方向に伸びる部分の両側端部からそれぞれ左側及び右側に伸びる棒状の操舵部211bを有するような形状であってもよい。また、例えば、図13に示すハンドル部2cのように、U字状のハンドル本体部20cの両側端部からそれぞれ左側及び右側に伸びる棒状の操舵部211cを有するような形状であってもよい。なお、操舵部211b,211cは、操舵部211と同様な機能を有する。
Claims (5)
- 折り畳んで搬送が可能な折り畳み式移動体であって、
当該折り畳み式移動体の使用者が走行時の操作のために用いるハンドル部と、
前記ハンドル部の操作と前輪の動きが連動するように、前記ハンドル部と前記前輪とを連結するシャフト部と、
前記使用者が走行時に乗る部分であり、後輪が連結されるステップ部と、
前記シャフト部と、前記ステップ部における前記後輪よりも前方の位置と、を連結するリンク機構と、
前記シャフト部に連結され、当該折り畳み式移動体の搬送時に把持する部分である把持部と、
を備え、
前記リンク機構は、走行可能な展開された状態である走行形態から搬送可能な折り畳まれた状態である搬送形態へ遷移するような折り畳みを可能に構成されており、
前記搬送形態は、前記ステップ部と前記後輪とが前記シャフト部に近接するように折り畳まれた状態であり、
前記把持部は、前記搬送形態において、前記シャフト部よりも前記ステップ部側に位置し、
前記ハンドル部は、前記ハンドル部における前記前輪の回転軸方向の長さが短くなるように前記ハンドル部の一部を所定の方向に回転させることが可能な回転機構を有する、折り畳み式移動体。 - 請求項1に記載の折り畳み式移動体であって、
前記把持部は、
前記ハンドル部に設けられ、
前記回転機構が回転することにより、前記搬送形態において、前記シャフト部よりも前記ステップ部側に位置する、折り畳み式移動体。 - 請求項1又は請求項2に記載の折り畳み式移動体であって、
前記把持部は、前記ハンドル部に設けられ、前記ハンドル部を介して前記シャフト部に連結される、折り畳み式移動体。 - 請求項1から請求項3までのいずれか1項に記載の折り畳み式移動体であって、
前記ハンドル部は、前記搬送形態において、前記シャフト部に対して前記ステップ部側に所定の角度で傾斜する傾斜部を有し、
前記把持部は、前記搬送形態において、前記傾斜部を介して前記シャフト部よりも前記ステップ部側に位置する、折り畳み式移動体。 - 請求項1から請求項4までのいずれか1項に記載の折り畳み式移動体であって、
当該折り畳み式移動体は、前記搬送形態において、前記ステップ部が前記シャフト部よりも上方側に位置する前傾状態で搬送が可能な構成であり、
前記搬送形態における当該折り畳み式移動体の重心は、前記前傾状態において、前記把持部と前記前輪の回転軸とを結ぶ軸線よりも下方に位置する、折り畳み式移動体。
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