JP3072307B2 - 床暖房パネル及びその床下敷き込み方法 - Google Patents

床暖房パネル及びその床下敷き込み方法

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JP3072307B2
JP3072307B2 JP5351375A JP35137593A JP3072307B2 JP 3072307 B2 JP3072307 B2 JP 3072307B2 JP 5351375 A JP5351375 A JP 5351375A JP 35137593 A JP35137593 A JP 35137593A JP 3072307 B2 JP3072307 B2 JP 3072307B2
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多加志 佐々木
滋子 羽成
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三菱化学産資株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、床構造上に床暖房を施
工する場合に用いて有効な床暖房パネルに関する。
【0002】
【従来の技術】大引き上に交叉させて設けられた根太間
に温水の床暖房を施工するには、隣合った大引き上に横
架するポリスチレン発泡体製の断熱材上に配管溝を設け
ておき、この断熱材を根太間に敷き込んだ後、配管溝に
温水を通す導通管を敷設する方法とか、ポリスチレン発
泡体製の断熱材上に予め配管されているパネルを用い
て、このパネルを大引き上に横架して根太間に敷き込む
方法が採用されている。そして、何れの方法による施工
の場合でも、根太に交叉させて導通管を通す作業が必要
となる。
【0003】断熱材を根太間に敷き込んだ後で導通管を
敷設する前者の方法では、現場で巻き込みドラムより引
き出される導通管の巻き径が大きく、根太の下をくぐら
せて導通管を断熱材上に引き出して配管するのが困難で
あるから、図6に示すように根太11の一部を切欠き、
この切欠き部11aを通して配管12している。また、
予め配管されているパネルを用いる後者の方法では、図
7に示すように隣合った両パネル13,13より外出し
ている導通管14,15同士を根太17の下で接続管1
6により接続している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記前者の方法のよう
に根太11の一部が切欠かれていると、根太の強度低下
という問題が発生し、施工性が悪くなる。一方、上記後
者の方法のように隣合った両パネル13,13の導通管
14,15間を接続管16により接続すると、接続部が
多くなって、当然に漏水の危険が大きくなるという問題
がある。そこで、本発明の目的はこのような問題を解決
すると同時に、床構造上に床暖房を施工するに際して取
扱いに便利であり、施工性の向上にも寄与できる床暖房
パネルを提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の特徴とする床暖房パネルは、床構造の根太
間に敷き込みができる幅で所定長さに形成された方形の
断熱材の上面側に配管溝が設けられ、該配管溝に熱媒体
を通す導通管が敷設されていると共に、その上に表面材
が被着されている床暖房用パネル単位体の多数個からな
り、これらパネル単位体の各複数個は、隣合ったパネル
単位体同士が所定間隔を置いて上記導通管により縦列状
態に順次接続されることによって、それぞれ組を形成
し、これらの組の一端側の各パネル単位体の隣合ったも
の同士は、パネル単位体の各組をそれぞれ根太間に挿入
できる間隔を置いて、その一端側のパネル単位体の下面
側で上記導通管により横列状態に順次接続されている構
成である。
【0006】そして、各組の一端側のパネル単位体にお
いては導通管はT字管部により入り口側で分岐し、同一
組内のパネル単位体にわたって2系統の並列状態で配管
されている一方、2系統に分岐した上記導通管の両出口
側では該両導通管はT字管部により1本化されているこ
とが、温度分布を均一化し、かつ流量低下を防止して温
度の立上りを速くする上に好ましい。
【0007】
【実施例】以下に、本発明の実施例を添付図面の図1〜
図5を参照しながら説明する。図1〜図5において、本
発明に係る床暖房パネルの構成体である床暖房用パネル
単位体(以下、単にパネル単位体という)1は床構造の
根太7,7間に敷き込みができる幅で所定長さの方形に
形成されており、このパネル単位体1は、断熱材2の上
面側に配管溝3が設けられていて、該配管溝3に熱媒体
を通す導通管4が敷設されていると共に、その上に表面
材5が被着されている構成である。
【0008】パネル単位体1の各複数個は、隣合ったパ
ネル単位体1同士が所定間隔を置いて導通管4により縦
列状態に順次接続される(その接続部分は符号4aによ
り示す)ことによって、それぞれ組を形成しており、こ
れらの組の一端側の各パネル単位体1aの隣合ったもの
同士は、パネル単位体1,1aの各組をそれぞれ根太
7,7間に挿入できる間隔を置いて、その一端側のパネ
ル単位体1aの下面側で上記導通管4により横列状態に
順次接続されている(その接続部分は符号4bにより示
す)ことで、図1に示すように、総てのパネル単位体
1,1aが見掛け上1本の導通管4により順次接続され
ている床暖房パネルが構成される。
【0009】ここで、前記所定間隔を置いて導通管4の
「所定間隔」とは、隣合ったパネル単位体1,1a同士
が接続部分4aの部分で折り畳まれ重なり合うことがで
きる間隔である。なお、図1に示す配管パターンは、導
通管4が各組の一端側のパネル単位体1aにおいてはT
字管部tにより入り口側で分岐し、出口側ではT字管部
tにより1本化されており、各組のパネル単位体1,1
aの配管パターンは総てが導通管4による2系統の並列
配管である。
【0010】このように構成されている床暖房パネル
は、床構造上に床暖房を施工する場合に用いて有効であ
り、また、その保管や輸送に際しては、各パネル単位体
1,1aの隣合ったもの同士を接続部分4a,4bを湾
曲させて順次折り畳むと、図2に示すように積み重ねる
ことができるので、取扱いに大変便利である。なお、パ
ネル単位体1の断熱材2には、例えば長さが700m
m、幅が260mm、厚さが40mmである発泡ポリス
チレンや発泡ポリプロピレン等の熱可塑性樹脂の半硬質
或いは硬質発泡体が、また導通管4には熱可塑性樹脂製
の、例えば内径が4mm、外径が6mmである架橋ポリ
エチレン製のパイプがそれぞれ用いられる。表面材5に
は、例えばアルミニウム箔が用いられる。
【0011】上記のように構成されている床暖房パネル
は、図3に示すように床下から大引き6上に交叉して組
付けられている根太7,7間に各パネル単位体1、1a
を組単位で敷き込んで、床構造上の床暖房に用いられる
ものである。この場合、根太7,7間に敷き込まれる各
パネル単位体1、1aを大引き6上に支持するには各根
太7に被着した支持具8が用いられる。この支持具8
は、上面板部8aの長さ方向に沿う両側辺に根太7の両
側面を長さ方向にわたって挟着できるようにした側面板
部8bが下方へ向けて連設され、両側面板部8bにはパ
ネル単位体1,1aを組単位で支持できるようにした支
持肩部8cが外方へ向けて水平に設けられており、上面
板部8aに床仕上げ材接着用の多数の窓穴8dが設けら
れている構成のものである。
【0012】そして、支持具8はポリ塩化ビニル、ポリ
エチレン、ポリプロピレン等の合成樹脂製(低発泡倍
率、例えば発泡倍率が15倍以下の発泡体製であると断
熱性を付与できる)であり、支持肩部8cの幅は20m
m程度が好ましい。図中、9は床暖房パネルの敷き込み
が完了した時点で各組のパネル単位体1,1a間に生じ
る空間部分に敷き込まれたスペーサ、10は敷き込まれ
た床暖房パネル上に敷設されている床仕上げ材であっ
て、床仕上げ材10は、図示省略したが、根太7への釘
打ち又は支持具8の窓穴8dを通して注入される接着剤
により根太7に直接固定されている。なお、スペーサ9
上には予めパネル単位体1,1aから張り出させてある
表面材5の張り出し部分が被着されているが、この表面
材5の張り出し部分は図1では省略されている。
【0013】
【発明の効果】本発明は上記の如くであって、床暖房用
パネル単位体の総てが導通管により一連的に連結されて
おり、該パネル単位体同士は互いに重なり合うことがで
きるため、その全部を積み重ねることができて保管や輸
送に際してスペースが小さくてすむ利点があり、床構造
上に床暖房を施工する場合の取扱いに至極便利である。
また、根太間に敷き込まれる各床暖房用パネル単位体の
配管は全体が見掛け上1本の導通管により構成され、隣
合った総ての床暖房用パネル単位体同士の間の配管には
接続部がないため、漏水の発生する危険を全面的に解消
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示す展開斜視図である。
【図2】図1に示す床暖房パネルを折り畳んで積み重ね
た斜視図である。
【図3】図1に示す床暖房パネルを使用して構成された
床下敷き込み部の一部切欠き斜視図である。
【図4】図3のA−A線断面図である。
【図5】図3のB−B線断面図である。
【図6】従来の床下暖房構造のパイプ外出部分を示す斜
視図である。
【図7】従来の床下暖房構造のパイプ外出部分の他の例
を示す斜視図である。
【符号の説明】
1はパネル単位体 1aは一端側のパネル単位体 2は断熱材 3は配管溝 4は導通管 4a,4bは接続部分 5は表面材 tはT字管部 7は根太
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭58−99625(JP,A) 特開 平2−232449(JP,A) 特開 昭53−103644(JP,A) 実開 昭55−158493(JP,U) 実開 平2−134407(JP,U) 実開 昭64−43137(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F24D 3/14 F24D 3/16 E04F 15/18

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 床構造の根太間に敷き込みができる幅で
    所定長さに形成された方形の断熱材の上面側に配管溝が
    設けられ、該配管溝に熱媒体を通す導通管が敷設されて
    いると共に、その上に表面材が被着されている床暖房用
    パネル単位体の多数個からなり、これらパネル単位体の
    各複数個は、隣合ったパネル単位体同士が所定間隔を置
    いて上記導通管により縦列状態に順次接続されることに
    よって、それぞれ組を形成し、これらの組の一端側の各
    パネル単位体の隣合ったもの同士は、パネル単位体の各
    組をそれぞれ根太間に挿入できる間隔を置いて、その一
    端側のパネル単位体の下面側で上記導通管により横列状
    態に順次接続されていることを特徴とする床暖房パネ
    ル。
  2. 【請求項2】 各組の一端側のパネル単位体においては
    導通管はT字管部により入り口側で分岐して、同一組内
    のパネル単位体にわたって2系統の並列状態で配管され
    ている一方、2系統に分岐した上記導通管の両出口側で
    は該両導通管はT字管部により1本化されていることを
    特徴とする請求項1記載の床暖房パネル。
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JPS5844283B2 (ja) * 1981-12-08 1983-10-03 牧野 眞太郎 床暖房装置
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