JP3072214U - 建設中の床開口部閉鎖具 - Google Patents

建設中の床開口部閉鎖具

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JP3072214U JP2000003073U JP2000003073U JP3072214U JP 3072214 U JP3072214 U JP 3072214U JP 2000003073 U JP2000003073 U JP 2000003073U JP 2000003073 U JP2000003073 U JP 2000003073U JP 3072214 U JP3072214 U JP 3072214U
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 建設中の建物において、そのコンクリート床
に設けられている開口部を一時的に仮に塞ぐための床開
口部閉鎖具である。 【解決手段】 建設中のコンクリート床21の開口部2
2を一時的に塞ぐ床開口部の閉鎖具20であり、この開
口部22を塞ぐ支持部材23の下面に、「く」の字状に
折曲させた弾性を有する複数の脚部材24が着脱できる
ように取り付けてある。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、建設中の建物において、そのコンクリート床に設けられている開口 部を一時的に仮に塞ぐための床開口部閉鎖具に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、建設中の建物において、そのコンクリート床には、各種の配管や配線の ために数多くの開口部が設けられている。これら開口部は、その用途により大き さが一定ではなく、その数も建物の規模にもよるが、数千に及ぶことがある。
【0003】 一方、これら開口部を介して雨水が上方の階から下の階に順次流れ込んだりし て水が溜まって、建設工事に支障が生じることがある。また、作業者にとって、 これら開口部は危険を伴うことが多く、例えば、これら開口部から工具や資材な どを落下させ、事故になることがある。
【0004】 このような観点から、コンクリート床の開口部を一時的に塞ぐ技術について、 図8に示す特開平9−317193号の開口部閉鎖具が知られている。
【0005】 これは、床スラブ1のスリーブ孔2の上面を跨ぐような載置部材4と、この載 置部材4の下面に規制案内部材6を2本以上設けたスリーブ孔2に遊嵌できるフ ランジ部材5を設け、この載置部材4と、スリーブ孔2に遊嵌する上下動板8に 設けた締め付けボルト7とナット15とを螺合するように構成されている。そし て、この上下動板8には、規制案内部材6が挿入される案内孔10が形成され、 フランジ部材5と上下動板8間に圧縮により膨出する弾性部材11を介在させた 構成としてある。
【0006】 従って、この従来の技術は、ボルト7とナット15の締め付けだけで、弾性部 材11を外側に膨出させることによりスリーブ孔2を閉鎖する構成としてある。
【0007】
【考案が解決しようとする課題】
しかし、この従来技術は、載置部材4の下面に規制案内部材6を2本以上設け たスリーブ孔2に遊嵌できるフランジ部材5を設けた上、この載置部材4と、ス リーブ孔2に遊嵌する上下動板8に締め付けボルト7とナット15とを設けて螺 合するように構成してある。また、この上下動板8には、規制案内部材6が挿入 される案内孔10が形成されるなど、その構成が煩雑であり、そのフランジ部材 5と上下動板8間に圧縮により膨出する弾性部材11を介在させるなどの構成も 必要となる。
【0008】 このような課題を解決するための本考案は、建設中の建物において、コンクリ ート床に設けられている開口部を一時的に仮に塞ぐための閉鎖具であり、その目 的は、取り扱いが簡易であり、安定性にも優れ、リサイクル性に優れた床開口部 閉鎖具を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本考案は、上記目的を達成するため、請求項1記載の考案は、建設中のコンク リート床開口部を塞ぐ板状の支持部材の下面に、「く」の字状に折曲させた弾性 を有する複数の脚部材が着脱できるように取り付けてなることを特徴とする。
【0010】 請求項2記載の考案は、少なくとも支持部材の下面外端縁部に沿って、クッシ ョン材を配設してなることを特徴とし、請求項3記載の考案は、支持部材の外端 縁部を弯曲させて曲面を形成してなることを特徴とする。
【0011】 請求項4記載の考案は、少なくとも支持部材の隅部2カ所以上にビス孔を設け てなることを特徴とし、請求項5記載の考案は、各脚部材の先端部をそれぞれ固 着した取付け材は、支持部材の下面中心部に設けたネジ軸に、前記取付け材のネ ジ孔を着脱できるように螺合してなることを特徴とし、請求項6記載の考案は、 各脚部材は、支持部材の下面中央部に設けた金具の差込み口に、それぞれ脚部材 の先端基部を着脱できるように差し込んでなることを特徴とする。
【0012】
【作用】
請求項1記載の考案によると、建設中のコンクリート床開口部を一時的に仮に 塞ぐことができ、安全性に優れ、事故の発生を防げる。
【0013】 請求項2記載の考案によると、支持部材の下面外端縁部に沿ってクッション材 を配設したことにより、その水密性が維持でき、開口部からの雨水の浸入が防げ 下方の階へ雨水が溜まることがない。請求項3記載の考案によると、支持部材の 外端縁部を弯曲させ、コンクリート床と支持部材の外端縁部との段差を少なくす ることにより、その外端縁部に足元がつまずくことが防げる。
【0014】 また、請求項4記載の考案によると、ビス孔を介してビスなどにより、支持部 材を固定でき、これに足元がつまずくなどしても容易に支持部材は移動せずに安 全性に優れる。請求項5記載の考案によると、この閉鎖具は、ネジ軸を介して支 持部材と取付け材とは分割できるため、その運搬や収納などに場所をとらない。 請求項6記載の考案によると、脚部材の先端基部を差込み口から引き出すことに より、容易に分割でき、同様に運搬や収納などに場所をとらない。
【0015】
【考案の実施の形態】
本考案の実施形態を説明する。図1は第1の実施形態を示す斜視図、図2は同 説明用断面図、図3は第2の実施形態を示す平面図、図4は同説明用断面図、図 5は第3の実施形態を示す説明用断面図、図6は第4の実施形態を示す平面図、 図7は同説明用断面図である。
【0016】 図1及び図2に示す第1の実施形態である閉鎖具20は、コンクリート床21 の開口部22の上面を塞ぐ大きさである支持部材23の下面に、「く」の字状に 折曲させた弾性を有する複数の脚部材24を固定した取付け材25が着脱できる ように構成されている。
【0017】 即ち、この支持部材23は、開口部22の上面を塞ぐ程度の大きさの平面が正 方形状からなる板状の金属板、例えば、鋼板やステンレス鋼板などの板状のもの を採用し、その板面に格子状の突起26が設けられたしま鋼板を使用して作業者 の滑りなどを防いでいる。なお、この例では、正方形状の支持部材23を使用し ているが、その他に六角形状などの多角形状や円形状などの形状の板状のものを 採用できる。
【0018】 また、支持部材23の下面外端縁部にクッション材27が設けられている。こ のクッション材27としては、弾性を有すればよく、合成樹脂やゴムなどからな るパッキングや繊維状の布状物を採用してもよい。なお、対向し合う対角線上の 隅部にビス孔28,28が穿ってあるが、このビス孔28は、適当な隅部に設け ることが望ましい。
【0019】 支持部材23の下面中心部には、ネジ軸30が設けてあり、このネジ軸30に 複数の脚部材24、詳しくはこの実施形態では、3本の脚部材24のそれぞれの 先端基部31が溶接などで固着されている取付け材25の中心部のネジ孔32を 螺合させ、支持部材23の下面に3本の脚部材24を有する取付け材25が着脱 できるように構成してある。
【0020】 この閉鎖具20の使用方法を説明すると、コンクリート床21の開口部22の 大きさに対応して、使用する支持部材23を選定し、この支持部材23のネジ軸 30にネジ孔32を螺合させて3本の脚部材24を支持部材23の下面に固定さ せる。
【0021】 そして、開口部22にコンクリート床21の上方から、その脚部材24の下端 部を挿入させて支持部材23により開口部22を塞いで閉鎖し、そのビス孔28 にビス33を通して支持部材23をコンクリート床21にビス締めを行い、3本 の脚部材24を開口部22の側壁に当接させながら閉鎖具20を開口部22に納 めることで、閉鎖具20は使用される。
【0022】 この脚部材24は、上記するように「く」の字状に折曲させた弾性を有するた め、安定よく開口部22の側壁に当接している。この際、支持部材23の下面に クッション材27が設けてあるため、ビス締めのときに支持部材23を強く押圧 しながらクッション材27を圧縮させてビス33を締めると、このクッション材 27による水密性が一層向上する。なお、このビス締めを行わなくても、閉鎖具 20はある程度の自重があり、また、脚部材24がその開口部22の側壁に当接 しているため、強い力が加わらない限り、閉鎖具20は容易に移動しない。
【0023】 図3及び図4に示す第2実施形態の閉鎖具35は、上記閉鎖具20と脚部材2 4の取り付け方法などが異なっている。即ち、この脚部材24は、例えば、平面 が円形状の支持部材23の下面中央部に設けた取付け金具36の差込み口37に 、脚部材24の先端基部31を差し込むことにより、脚部材24は取付け金具3 6の差込み口37に着脱できるように構成されている。また、この実施形態では 、3本の脚部材24,24,…は、その整理や紛失を防ぐため、図示するように 、針金や鎖などの紐状体34で連結させてある。その他は、上記閉鎖具20と同 じ構成である。
【0024】 図5に示す第3実施形態の閉鎖具40は、支持部材41の構成が上記閉鎖具2 0,35と異なり、4本の脚部材24で構成され(図示の関係で3本の脚部材2 4が表示)、また、この支持部材41は、平面が正方形状をなし、外端縁部を下 方に弯曲された曲面42が形成され、支持部材41の厚みのある外端縁部が、作 業者の歩行や作業の邪魔にならないように構成されている。その他は、上記閉鎖 具20と同じ構成である。
【0025】 図6及び図7に示す第4実施形態の閉鎖具45は、同様に4本の脚部材24を 有し、また、支持部材46は、平面が八角形状からなり、その下面外端縁部にク ッション材27を省いた構成としてある。その他は、上記閉鎖具35と同じ構成 にしてある。
【0026】 このような構成の閉鎖具20,35,…は、何れの場合てもコンクリート床2 1の開口部22の大きさに対応させて使用する支持部材23,41,…を選定す る。そして、この開口部22にコンクリート床21の上方から、脚部材24の下 端部を挿入させて支持部材23,41,…により開口部22を塞ぐことを基本構 成としている。この場合、3〜4本の脚部材24は、「く」の字状に折曲させた 弾性を有し、開口部22の側壁に当接しているため、安定よく開口部22は塞が られる。
【0027】 本考案は、以上の構成からなるが、これら実施形態に限定されるものではなく 、各実施形態の構成を適宜組み合わせるなどして、本考案が目的とする床開口部 の閉鎖具を実施できる。
【0028】
【考案の効果】
以上構成の本考案には、次のような効果を奏する。 請求項1記載の考案によれば、建設中のコンクリート床開口部を一時的に仮に 塞がられるため、作業者が事故から開放されるなど、安全性に優れる。また、基 本的に開口部に脚部材を挿入し、支持部材を開口部を塞ぐことにより一時的に開 口部を閉鎖することができ、その取り扱いが簡易である。しかも、その構成が簡 易であれば、安価に提供できる。
【0029】 請求項2記載の考案によれば、支持部材の下面外端縁部に沿ってクッション材 を配設したことにより、水密性が維持でき、下方の段への開口部からの雨水の浸 入が防げる。また、請求項3記載の考案によれば、支持部材の外端縁部を弯曲さ せて曲面にし、コンクリート床と支持部材の外端縁部との段差を少なくすること により、その外端縁部に足元がつまずくことがなくなるなど作業の安全性が向上 する。請求項4記載の考案によれば、ビス孔を介してビスなどにより、支持部材 を固定でき、これに足元がつまずくなどしても容易に支持部材は移動せずに安全 性に優れる。
【0030】 請求項5記載の考案によれば、この閉鎖具は、ネジ軸とネジ孔とを介して支持 部材と取付け材とが分離できるため、その取り付け及び取り外しが簡便に行え、 また、分離できるので、運搬や収納などにも場所をとらないため、その取り扱い が簡易となる。しかも、請求項6記載の考案によれば、脚部材の先端舌片を差込 み口から引き出すことにより、容易に分割でき、同様に運搬や収納などに場所を とらないため、その取り扱いが簡易となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施形態を示す斜視図である。
【図2】同説明用断面図である。
【図3】第2の実施形態を示す支持部材の平面図であ
る。
【図4】同説明用断面図である。
【図5】第3の実施形態を示す説明用断面図である。
【図6】第4の実施形態を示す支持部材の平面図であ
る。
【図7】同説明用断面図である。
【図8】従来例の説明用断面図である。
【符号の説明】
20 閉鎖具 21 コンクリート床 22 開口部 23 支持部材 24 脚部材

Claims (6)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 建設中のコンクリート床開口部を塞ぐ板
    状の支持部材の下面に、「く」の字状に折曲させた弾性
    を有する複数の脚部材が着脱できるように取り付けてな
    ることを特徴とする建設中の床開口部閉鎖具。
  2. 【請求項2】 少なくとも支持部材の下面外端縁部に沿
    って、クッション材を配設してなることを特徴とする請
    求項1記載の建設中の床開口部閉鎖具。
  3. 【請求項3】 支持部材の外端縁部を弯曲させて曲面を
    形成してなることを特徴とする請求項1又は2記載の建
    設中の床開口部閉鎖具。
  4. 【請求項4】 少なくとも支持部材の隅部2カ所以上に
    ビス孔を設けてなることを特徴とする請求項1,2又は
    3記載の建設中の床開口部閉鎖具。
  5. 【請求項5】 各脚部材の先端部をそれぞれ固着した取
    付け材は、支持部材の下面中心部に設けたネジ軸に、前
    記取付け材のネジ孔を螺合して着脱できるように取り付
    けてなることを特徴とする請求項1,2,3又は4記載
    の建設中の床開口部閉鎖具。
  6. 【請求項6】 各脚部材は、支持部材の下面中央部に設
    けた金具の差込み口に、それぞれ脚部材の先端基部を差
    し込んで着脱できるように取り付けてなることを特徴と
    する請求項1,2,3,又は4記載の建設中の床開口部
    閉鎖具。
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