JP3071924B2 - テープ走行装置 - Google Patents

テープ走行装置

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JP3071924B2
JP3071924B2 JP4005484A JP548492A JP3071924B2 JP 3071924 B2 JP3071924 B2 JP 3071924B2 JP 4005484 A JP4005484 A JP 4005484A JP 548492 A JP548492 A JP 548492A JP 3071924 B2 JP3071924 B2 JP 3071924B2
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義則 大宮
健 笹部
正之 吉田
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オタリ株式会社
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【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、磁気テープなどを走行
させるためのテープ走行装置に関するもので、特にテー
プの走行速度を制御しながらテープを走行させるのに適
したテープ走行装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】情報の記録に利用される磁気テープの走
行速度は通常厳密に制御される。磁気テープを走行させ
る場合は、最初に加速し、次に予め設定された速度で走
行させ、停止に至る前に減速する。
【0003】従来の代表的な磁気テープを走行させるた
めのテープ走行装置は、特開平1−96852号公報に
記載されている。ここに記載されたテープ走行装置は、
テープを駆動する駆動手段と、前記テープの走行速度を
検出するテープ速度検出手段と、前記テープの走行距離
を検出する距離検出手段と、制御手段とを備えている。
そして、ここに記載されたテープ走行装置は、制御手段
から発生する速度基準信号に基づいて、テープの走行速
度を制御するようになっている。
【0004】すなわち、制御手段は速度の基準信号とし
て、最初に徐々に上昇し、次に一定となり、最初に減少
する電圧を発生する。テープの走行速度は、この基準信
号の電圧に応じて変化する。この場合、基準信号のパラ
メータはテープの全長から割り出して、制御手段に可変
抵抗器や、プリセットカウンターの値として設定する。
【0005】すなわち、制御手段に設定するパラメータ
は、全長,加速度,減速度及びどの時点で減速を開始す
るかのタイミング(時期)などを含んでいる。この制御
手段に設定するパラメータの値は、磁気テープの長さや
走行条件が変更されるたびに設定する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述のテー
プ走行装置は、パラメータの変更が困難であるという問
題がある。この原因は、それぞれのパラメータは密接に
関係があり、例えばテープの全長を変更すると、それに
応じてどの時点で減速を開始するかのタイミングも変更
しなければならない。
【0007】本発明は、以上のような問題に対処してな
されたもので、磁気テープの走行条件を容易に変更でき
るテープ走行装置を、提供することを目的とするもので
ある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は、テープの走行速度を制御しながらテープを
走行させるためのテープ走行装置において、前記テープ
を駆動するテープ駆動手段と、前記テープの走行速度を
検出するテープ速度検出手段と、前記テープの走行距離
を検出するテープ距離検出手段と、前記テープの全長,
加速度,減速度,高速速度の数値データを入力するデー
タ入力手段と、前記データ入力手段によって入力された
数値データに基づいて、前記テープの全長に対して加速
走行範囲,減速走行範囲,高速度走行範囲を計算し、そ
の計算結果に基づいて前記テープの走行速度の速度基準
信号及び張力基準信号を生成し、前記テープ速度検出手
段及び前記テープ距離検出手段から各々得られる各出力
と各基準信号とを比較し、各出力が各基準信号に一致す
るように前記テープ駆動手段を制御する制御手段とを備
えたことを特徴とするものである。
【0009】
【作用】以上のような構成によれば、テープ走行装置に
おいて、基本的なパラメータである、テープの全長,加
速走行区間の加速度,減速走行区間の減速度,高速走行
区間の高速速度は、データ入力手段で設定されて入力さ
れる。これによって、制御手段はそのパラメータに基い
て、加速走行区間から減速走行区間へ移行する時期、及
び高速走行区間から減速走行区間へ移行する時期を自動
的に計算する。そして、制御手段はその計算結果に基い
て、速度の基準となる速度基準信号及び張力の基準とな
る張力基準信号を生成する。そして制御手段は、各基準
信号をテープ速度検出手段及びテープ距離検出手段から
の各出力と比較し、各出力が各基準信号に一致するよう
にテープ駆動手段を制御する。
【0010】従って、もしテープの全長を変更したり加
速度を変更したとしても、再計算をすることにより他の
パラメータを変更することなく、直ちに再設定すること
ができる。
【0011】
【実施例】図1は本発明の実施例の構成を示したもので
ある。1はテープ,2は供給リール,3は巻取りリール
である。テープ1は供給リール2から巻取りリール3に
向けて走行する。供給リール2は供給モータ4によって
駆動され、巻取りリール3は巻取り、モータ5によって
駆動される。6は供給モータ4を駆動する供給モータ駆
動回路である。7は巻取りモータ5を駆動する巻取りモ
ータ駆動回路である。
【0012】供給モータ4,供給モータ駆動回路6,巻
取りモータ5及び巻取りモータ駆動回路7は、テープ1
を駆動するテープ駆動手段を構成する。8はテープ1の
走行速度を検出するテープ速度検出手段である。9はテ
ープ1の走行距離を検出するテープ距離検出手段であ
る。このテープ距離検出手段9はテープ速度検出手段8
の出力を積算する。10はテープ1の全長,加速度,減
速度,高速速度などの基本的パラメータとなる数値デー
タを入力するためのデータ入力手段である。データ入力
手段10は、機能選択スイッチ11,12,13,1
4,キーボード18,ディスプレイ15などを備えてい
る。
【0013】16は制御手段である。制御手段16は、
テープ速度検出手段8,テープ距離検出手段9,データ
入力手段10の出力に基いて、供給モータ駆動回路6に
速度基準信号、巻取りモータ駆動回路7に張力基準信号
を出力する。
【0014】供給モータ駆動回路6は、制御手段16か
ら出力される速度基準信号と、テープ速度検出手段8か
らの出力とを比較し、テープ速度検出手段8からの出力
が速度基準信号に一致するように、供給モータ4を駆動
する。17はテープ1の張力を検出する張力検出機構で
ある。
【0015】巻取り駆動回路7は、制御手段16から出
力される張力基準信号と、張力検出機構17からの出力
とを比較し、張力検出機構17からの出力が張力基準信
号に一致するように、巻取りモータ5を駆動する。
【0016】図2は図1に示した制御手段16の詳細な
構成を示したものである。制御手段16は、内部バス2
0を介して相互に接続されたCPU21,第1のA/D
変換回路22,第2のA/D変換回路23,I/O回路
24を含んでいる。CPU21は、メモリを含むマイク
ロプロセッサである。
【0017】第1のA/D変換回路22は、図1に示し
た供給モータ駆動回路6に対して、速度基準信号を送出
する。第2のA/D変換回路23は、図1に示した巻取
りモータ駆動回路7に対して、張力基準信号を送出す
る。I/O回路24は、図1に示したテープ速度検出手
段8及びテープ距離検出手段9からの信号を受け取ると
ともに、データ入力手段10からのデータを受け取る。
【0018】図3は、図2に示した制御手段16の第1
のA/D変換回路22から出力される速度基準信号の概
念を示したものである。図3において、縦軸は速度基準
信号に対するテープ1の走行速度を示し、横軸は距離を
示している。図3によれば、テープ1の走行速度は、距
離L0からL1までは徐々に上昇し、L1からL2まで
は一定で、L2からL3までは徐々に減少している。こ
のことから、テープ1の走行はL0からL1までは加速
走行区間、L1からL2までは高速走行区間、L2から
L3までは減速走行区間となっている。
【0019】図1に示した実施例の構成と図3の対応に
ついて説明すれば、図3の縦軸たるテープ1の走行速度
は、テープ速度検出手段8からの入力によって決定され
る。図3の横軸たる距離は、テープ距離検出手段9から
の入力によって決定される。また、距離L0から距離L
1までの速度の変化は加速度を示しており、距離L1か
ら距離L2までの速度は高速速度を示しており、距離L
2から距離L3までの速度の変化は減速度を示してい
る。更に、距離L0からL3までの合計距離は、走行す
るテープの全長を示している。これらの全長加速度,減
速度,高速速度等のデータは制御手段16の設定パラメ
ータとして、データ入力手段10から入力される。
【0020】図4は、図2に示した制御手段16の動作
の手順を示すフローチャートである。
【0021】以下図4を参照して本実施例の動作を説明
する。
【0022】動作の手順は、開始ステップ25から開始
され、終了ステップ26で終了する。先ず、ステップ2
7は、図1に示すデータ入力手段10からの入力ステッ
プを示している。入力ステップ27では、加速度V0
1,高速度V12,減速度V23及び全長L3が入力さ
れる。これに基いて、ステップ28で、図3に示すL
1,L2を計算する。
【0023】L1の計算は、 L1=0.5×V12×V12/V01 …(1) となり、L2の計算は、 L2=L3−0.5×V12×V12/V23 …(2) となる。
【0024】なお、全長L3が極端に短い場合は、L
1,L2が存在しない場合もあるが、その場合でも、加
速走行区間から直ちに減速走行区間に移行する長さは計
算することができる。
【0025】ステップ28での計算が終了すると、ステ
ップ29以降の走行開始の動作に移る。ステップ30及
びステップ31は加速走行区間の動作である。制御手段
16はテープ距離検出手段9から出力される現在の距離
Lが、L1に到達するまでテープ1を加速走行させる。
【0026】ステップ32及びステップ33は高速走行
区間の動作である。制御手段16は、テープ距離検出手
段9から出力される現在の距離Lが、L2に到達するま
でテープ1を高速走行させる。
【0027】ステップ34及び35は減速走行区間の動
作である。制御手段16はテープ距離検出手段9から出
力される現在の距離Lが、L3に到達するまでテープ1
を減速走行させる。
【0028】ここで、テープ1の走行長さや加速度など
のパラメータを変更する場合は、データ入力手段10を
操作して、変更したい項目だけを変更すればよい。も
し、1つあるいはそれ以上の項目を変更したとしても、
単にステップ28で行なった計算を再び実行すれば、速
度の制御に関するパラメータは自動的に確定する。
【0029】このように本実施例によれば、制御手段1
6に設定するテープ走行に関する、全長,加速度,減速
度,高速速度等のパラメータのうち、任意のものを変更
したい場合は、他のものに影響を与えることなく独自に
変更することができるようになる。よって、従来のよう
に磁気テープの長さや走行条件が変更されるたびに、全
てのパラメータを設定し直すことは不要になる。
【0030】
【発明の効果】以上のように本発明のテープ走行装置に
よれば、テープ走行に関するパラメータを変更する場合
は、他のパラメータを変更することなく必要なパラメー
タのみを容易に変更することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のテープ走行装置の実施例を示す構成図
である。
【図2】本実施例装置の制御手段を示す構成図である。
【図3】本実施例装置の制御手段の動作概念図である。
【図4】本実施例の動作を説明するフローチャートであ
る。
【符号の説明】
1 テープ 6 供給モータ駆動回路 8 テープ速度検出手段 9 テープ距離検出手段 10 データ入力手段 16 制御手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭58−125556(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G11B 15/46

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 テープの走行速度を制御しながらテープ
    を走行させるためのテープ走行装置において、前記テー
    プを駆動するテープ駆動手段と、前記テープの走行速度
    を検出するテープ速度検出手段と、前記テープの走行距
    離を検出するテープ距離検出手段と、前記テープの全
    長,加速度,減速度,高速速度の数値データを入力する
    データ入力手段と、前記データ入力手段によって入力さ
    れた数値データに基づいて、前記テープの全長に対して
    加速走行範囲,減速走行範囲,高速度走行範囲を計算
    し、その計算結果に基づいて前記テープの走行速度の速
    度基準信号及び張力基準信号を生成し、前記テープ速度
    検出手段及び前記テープ距離検出手段から各々得られる
    各出力と各基準信号とを比較し、各出力が各基準信号に
    一致するように前記テープ駆動手段を制御する制御手段
    とを備えたことを特徴とするテープ走行装置。
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