JP3071389U - 害虫駆除装置 - Google Patents

害虫駆除装置

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JP3071389U
JP3071389U JP2000001109U JP2000001109U JP3071389U JP 3071389 U JP3071389 U JP 3071389U JP 2000001109 U JP2000001109 U JP 2000001109U JP 2000001109 U JP2000001109 U JP 2000001109U JP 3071389 U JP3071389 U JP 3071389U
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intake port
pest control
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JP2000001109U
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Inventor
郁馬 金井
Original Assignee
株式会社ナック
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 多様化された厨房施設等に対し、幅広く適切
に対応することが可能な害虫駆除装置を提供することで
ある。 【解決手段】 吸気口と排気口とを有し、該吸気口およ
び排気口以外においては内部が密閉された筐体と、該筐
体内に設けられ、前記吸気口から外部の空気を導入し、
該導入した空気を前記排気口から吹き出させるファン
と、前記筐体内であって前記吸気口から導入した空気の
流通経路に設けられ、含有する薬剤を前記吸気口から導
入した空気に揮散するベーパーセクトと、前記吸気口お
よび排気口を開閉するシャッタとを備えた害虫駆除装置
において、前記ベーパーセクトを約20坪の室内の害虫
駆除に対応した枚数だけ収容したことを特徴とする。

Description

【考案の詳細な説明】 【考案の属する技術分野】
【0001】 本考案は、殺虫用薬剤を室内に吹き出してゴキブリ等の害虫を駆除する害虫駆 除装置に関し、特に室内の隅や食器棚の裏等に効果的に薬剤を散布することがで きる害虫駆除装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
ゴキブリ、蝿、蚊、ダニ等の害虫駆除は、従来より種々の方法によって行われ ており、たとえば、事務所、レストラン等においては業者に依頼し定期的に薬剤 を散布したり、燻煙方式の殺虫、消毒を行っている。
【0003】 また、薬局等においては、各種の害虫駆除剤等が市販されており、このような 市販の薬剤等を利用した、手軽な害虫駆除も行われている。市販の薬剤を用いた 駆除方法としては、エアゾール式の薬剤を直接ゴキブリに噴霧したり、団子状の 薬剤をゴキブリの出現しやすい箇所に置いたり、ゴキブリ捕獲用の粘着剤にゴキ ブリを引き寄せる芳香成分を含ませておきゴキブリを捕獲するもの(たとえば、 商品名「ゴキブリホイホイ」)等がある。
【0004】 ところが、上記方法では駆除の効果が少なかったり、また薬剤をその都度散布 したり置く必要があり、また置かれた薬剤を回収しなければならず面倒な手間が かかっていた。
【0005】 これに対して、殺虫成分を含んだ薬剤プレートをケース内に収容し、設定され た時刻に送風ファンを駆動させてケース内から薬剤を含んだ外気を室内に放出さ せて、害虫を駆除する害虫駆除装置が知られている(たとえば実開平2−142 171号公報参照)。
【0006】 この種の害虫駆除装置は殺虫成分としてDDVPを16%程度含ませた合成樹 脂をプレート状に成型し、この薬剤プレートをケース内に収容し、薬剤プレート から放散されるDDVPをファンによって吹き出す外気とともに室内に送り出し 、室内に薬剤を充満させて害虫駆除を行うものである。この種の害虫駆除装置に よれば、予め定められた時刻に自動的に薬剤を室内に放出でき、安価で効果的に 害虫を駆除することができる。
【0007】
【考案が解決しようとする課題】
ところで、上記従来の害虫駆除装置は、使用される室内の大きさに対応し、1 0坪程度の部屋向けの小型の機種と、30坪程度の部屋向けの大型の機種の2機 種が提供されていた。ところが、最近の都市型環境下における多様化された厨房 施設等に幅広く対応するためには、この2機種では不十分となってきた。
【0008】 すなわち、従来、この小型と大型だけによって対応しようとした場合、たとえ ば15坪〜20坪程度の施設に対しては、小型を2台設置するか、もしくは大型 を1台設置するかのどちらかを選択する必要がある。しかしながら、小型を2台 設置する場合にあっては、風量不足によって充分な効果が得られない場合があり 、また、大型を1台設置する場合にあっては、容量過多となり無駄を生じてしま うという問題点があった。
【0009】 本考案は上記の点にかんがみてなされたもので、多様化された厨房施設等に対 し、幅広く適切に対応することが可能な害虫駆除装置を提供することを目的とす る。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本考案は上記の目的を達成するために、吸気口と排気口とを有し、該吸気口お よび排気口以外においては内部が密閉された筐体と、該筐体内に設けられ、前記 吸気口から外部の空気を導入し、該導入した空気を前記排気口から吹き出させる ファンと、前記筐体内であって前記吸気口から導入した空気の流通経路に設けら れ、含有する薬剤を前記吸気口から導入した空気に揮散するベーパーセクトと、 前記吸気口および排気口を開閉するシャッタとを備えた害虫駆除装置において、 前記ベーパーセクトを約20坪の室内の害虫駆除に対応した枚数だけ収容したこ とを特徴とする。
【0011】
【考案の実施の形態】
以下、本考案の実施の形態を図面を参照して説明する。
【0012】 図1は、本発明による害虫駆除装置の一実施の形態を正面から見た外観図であ る。
【0013】 害虫駆除装置1は、筐体2内に殺虫効果のある薬剤を含んだベーパーセクト1 5(後に図2に示す)を収容して構成される。
【0014】 また、図1に示すように、筐体2の上部には空気の吸い込み口である吸気口3 が設けられ、筐体2の下部には薬剤の吹き出し口である排気口4が設けられてい る。吸気口3および排気口4にはスリットが形成され、このスリットを通して筐 体2内を空気が自由に流通するようになっている。筐体2内は吸気口3および排 気口4以外においては密閉された構造となっている。
【0015】 筐体2の内部には図示しないファンが設けられている。このファンは静音タイ プの送風器であり、上方から下方に向けて空気を吹き出すように設置してある。 すなわち、このファンは、筐体2の上部に設けられた吸気口3を通して外気を筐 体2内に吸い込み、筐体2の内部を通過させ下部に設けられた排気口4を通して 空気を筐体2の外に放出する。
【0016】 吸気口3および排気口4には、それぞれ、上部自動シャッタ3aおよび下部自 動シャッタ4aが設けられており、後述のように、これらのシャッタ3aおよび 4aによって、必要に応じて吸気口3および排気口4を自動的に塞ぐように構成 されている。
【0017】 筐体2の正面には前蓋6が設けられており、この前蓋6は前蓋鍵7によって施 錠することができる。図1に示すように前蓋6を開放すると、その中には電源ス イッチ8と操作ボタン9と表示部10とが設けられている。電源スイッチ8は害 虫駆除装置1の電源投入を行うスイッチであり、操作ボタン9は害虫駆除装置1 をタイマ駆動する場合の時間設定等を行うための操作ボタンであり、表示部10 は現在時刻を表示したりタイマ設定時刻等を表示する表示部である。
【0018】 筐体2の正面にはさらに作動通電表示灯11が設けられている。この作動通電 表示灯11は、主に、害虫駆除装置1が作動し、排気口4から殺虫成分が放出さ れているときに点灯し、もし周囲に人がいた場合に注意を促すためのものである 。
【0019】 図2は、図1に示した害虫駆除装置1を背面から見た外観図である。
【0020】 筐体2の背面には後蓋12が設けられており、この後蓋12は後蓋鍵13によ って施錠することができる。図2に示すように後蓋12を開放すると、その中に は、薬剤装着ケース14が3個収納可能なように枠が設けられている。
【0021】 薬剤装着ケース14には、ベーパーセクト15が4枚収納可能なように構成さ れている。すなわち、本実施の形態の害虫駆除装置1では、内部にベーパーセク ト15を12枚収容可能なように構成されている。
【0022】 ベーパーセクト15は、合成樹脂等から成る板状の部材であり、たとえばDD VPが殺虫成分として合成樹脂等の中に含まれている。DDVPは、蝿、ゴキブ リ、蚊等に対する殺虫効果が高い薬剤であり、ベーパーセクト15の表面から徐 々に揮散される。
【0023】 薬剤装着ケース14は、図2に示すように、四角い筒状で上下端部は開放され ており、内部にベーパーセクト15を支持する支持部(図示せず)が形成されて いる。薬剤装着ケース14の内部では、ベーパーセクト15は所定の間隔を保っ て支持部に支持されて、ファンによる空気がベーパーセクト15の間を通過しや すくなるように構成されており、通過する空気には適量のDDVPが含まれる。
【0024】 次に、本実施の形態の動作について説明する。
【0025】 まず、使用者は、害虫駆除装置1を室内の所定の位置に設置し、後蓋12を開 いて、新品のベーパーセクト15を4枚収容した薬剤装着ケース14を3つ筐体 2内に装着する。装着が完了したなら、後蓋12を閉じ、後蓋鍵13をかける。
【0026】 続いて、前蓋6を開け、電源スイッチ8を投入後、操作ボタン9を用いて表示 部10の表示を参照しながら、現在時刻を設定し、さらに希望する薬剤放出の開 始時刻や停止時刻、薬剤放出の曜日等を入力する。放出開始時刻は、室内に人が いない時刻とするのがよく、たとえば閉店1時間後の午前1時から5時までの夜 間とし、開店1時間前には停止するのがよい。
【0027】 設定日時の入力が終了したなら、タイマを作動させ、前蓋6を閉じ、前蓋鍵7 をかける。この状態はまだ待機状態であり、吸気口3および排気口4は上部自動 シャッタ3aおよび下部自動シャッタ4aによって閉鎖されており、ファンも停 止している。
【0028】 現在時刻が、先に設定した開始時刻になったと判断されたならば、害虫駆除装 置1は、上部自動シャッタ3aおよび下部自動シャッタ4aを開き、吸気口3お よび排気口4を開放する。また、これと同時にファンを作動させ、空気を吸気口 3から筐体2内に導入し、ベーパーセクト15に空気を吹き付け、排気口4から ベーパーセクト15の殺虫成分を含んだ空気を放出する。
【0029】 殺虫成分の放出は、先に設定した停止時刻まで継続し、その間に室内に放出さ れたDDVPの殺虫成分によって、ゴキブリや、蝿、蚊等の害虫が駆除される。 殺虫成分の放出中にはブザーを鳴らすように設計されており、また、作動通電表 示灯11を点灯させることによって、室内に入ろうとした人は、ブザーによる警 告音と作動通電表示灯11の点灯の聴覚と視覚の両面から、室内で害虫駆除のた めの薬剤を放出中であることを認識することができる。
【0030】 現在時刻が、先に設定した停止時刻になったと判断されたならば、害虫駆除装 置1は、ファンを停止させ、また、上部自動シャッタ3aおよび下部自動シャッ タ4aを閉じ、吸気口3および排気口4を閉鎖する。これによって、害虫駆除装 置1の筐体2は密閉され、筐体2の内部は外気と遮断される。
【0031】
【考案の効果】
従来、小型の害虫駆除装置は4枚のベーパーセクトを収容するものであり、大 型の害虫駆除装置は20枚のベーパーセクトを収容するものであった。これに対 して、本考案の害虫駆除装置では12枚のベーパーセクトを収容することができ 、多様化された厨房施設等に対し、幅広く適切に対応することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による害虫駆除装置の一実施の形態を正
面から見た外観図である。
【図2】図1に示した害虫駆除装置を背面から見た外観
図である。
【符号の説明】
1 害虫駆除装置 2 筐体 3 吸気口 3a 上部自動シャッタ 4 排気口 4a 下部自動シャッタ 6 前蓋 7 前蓋鍵 8 電源スイッチ 9 操作ボタン 10 表示部 11 作動通電表示灯 12 後蓋 13 後蓋鍵 14 薬剤装着ケース 15 ベーパーセクト

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 吸気口と排気口とを有し、該吸気口およ
    び排気口以外においては内部が密閉された筐体と、 該筐体内に設けられ、前記吸気口から外部の空気を導入
    し、該導入した空気を前記排気口から吹き出させるファ
    ンと、 前記筐体内であって前記吸気口から導入した空気の流通
    経路に設けられ、含有する薬剤を前記吸気口から導入し
    た空気に揮散するベーパーセクトと、 前記吸気口および排気口を開閉するシャッタとを備えた
    害虫駆除装置において、 前記ベーパーセクトを約20坪の室内の害虫駆除に対応
    した枚数だけ収容したことを特徴とする害虫駆除装置。
  2. 【請求項2】 吸気口と排気口とを有し、該吸気口およ
    び排気口以外においては内部が密閉された筐体と、 該筐体内に設けられ、前記吸気口から外部の空気を導入
    し、該導入した空気を前記排気口から吹き出させるファ
    ンと、 前記筐体内であって前記吸気口から導入した空気の流通
    経路に設けられ、含有する薬剤を前記吸気口から導入し
    た空気に揮散するベーパーセクトと、 前記吸気口および排気口を開閉するシャッタとを備えた
    害虫駆除装置において、 前記ベーパーセクトを12枚収容したことを特徴とする
    害虫駆除装置。
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