JP3071338U - シャンク防止用ゴルフクラブ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 初心者のゴルファーに多い危険球となるシャ
ンクによるミスショットをなくすようにしたゴルフクラ
ブを提供する。 【解決手段】 シャフトとヘッドがつながっているソケ
ットと、ソケットと接続するシャフトの基部とを一体に
湾曲状に形成して、略半球面部を設けて、シャンクを防
止するようにした。 【効果】 ゴルフクラブのソケット部分の略半球面部に
ボールがフィットして当るから、急角度に右方向へ飛ぶ
ことなく、真直ぐ前方へ飛球して行き、危険球の発生防
止に寄与できた。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本考案は、シャンク防止用ゴルフクラブに関し、さらに詳しくはゴルフクラブ のヘッドにきちんとボールが当らず、ゴルフクラブのソケット部分にボールが当 って急角度で右方向に飛んでしまう所謂、初心者に多い危険球となるシャンク（ ソケットとも呼称される）によるミスショットをなくすようにしたことを特徴と するシャンク防止用ゴルフクラブに関する。

【０００２】

【従来の技術】

従来、ゴルフクラブに関しては、軽くてボールがより遠く飛翔して行くように 、各メーカーに於て年々研究開発が試みられ、ゴルファーの要望に応えんとして いる。しかして、シャンクなど危険球防止対策に関しては、余り考慮されずおろ そかになっているのが実情である。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

今やゴルフ人口は数百万人とも言われ、老若男女を問わず国民的スポーツとし て愛好され発展してきている。ところが、初心者のうちは、ゴルフクラブがボー ルにうまく当らず、真直ぐにボールが飛んでいかないものである。 ミスショット中、最も危険球の一つとされているものに、シャンク（ソケット するとも言われる）がある。これは、最も初心者のゴルファーに多いとされてい るが、稀にはトッププロでさえシャンクによるミスショットをする場合がある。 そもそも、シャンク（ソケット）する原因は、ゴルフクラブのシャフトとヘッ ドがつながっているソケットの部分でボールを打った場合が殆どである。また、 ときにはグリップをしっかり握っていない場合にも起こると言われている。した がって、ゴルフクラブのヘッドの中心でボールを打つことを、日常の練習によっ て習得すればシャンクが避けられて良い訳であるが、サンデーゴルファーなどは 時間的並びに経済的にも余裕がなく、解っていても思うようにならないのが現状 である。 ところが、従来のゴルフクラブの構造は、就中アイアンクラブではシャフトと ヘッドがつながっているソケットの部分と、それに接続するシャフトの基部とに 、シャンク（ソケット）防止用の創意工夫が施されているものは全く見当らなか った。それがため、シャンクによる危険球がコース上しばしば見受けられ、楽し いスポーツであった筈のゴルフが、一変して危険を伴う後味の悪い暗いスポーツ に変わってしまうことがあることは、ゴルファーならば誰でも良く知るところで ある。 よって、シャンク防止用のゴルフクラブの出現こそが、現今強く要望される所 以はここにある。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

本考案は、上記課題を解決するためになされたものであって、その要旨とする ところは、シャフトとヘッドがつながっているソケットの部分と、該ソケットと 接続するシャフトの基部とを一体に湾曲状に形成して、ボールがフィットできる ような略半球面部を設けて、シャンクを完全に防止できるようにしたことを特徴 とするシャンク防止用ゴルフクラブを提供するところにある。

【０００５】

【考案の実施の形態】

本考案のゴルフクラブの実施の一例を、以下別紙図面によって詳細に説明する 。 先ず、図１、図２に示すように、従来のゴルフクラブＡは、シャフト１とヘッ ド２がつながっている部分、即ちソケット３は偏平状に構成されている。したが って、ボール４がソケット３に当った場合、ボール４の一端外周面部が当るのみ のため、急角度でボールは右方向へ飛んで行く。これがシャンクともソケットと も呼ばれ、ミスショットによる危険球の一つである。また、このシャンクを引き ずって、以後スコアが崩れていくことがある。 しかるに、本考案のゴルフクラブＢは、図３、図４、図５に示すように、シャ フト１とヘッド２がつながっているソケット３と、該ソケット３に接続するシャ フト１の基部とを一体に湾曲状に形成して、ボール４がフィットできるような略 半球面部５を設けてなるものである。したがって、スイングの際、クラブヘッド にボール４が当らず、所謂打ち損ねたときでも、ボール４は略半球面部５に当っ てシャンクすることなく真直ぐに前方へ飛んで行く。

【０００６】

【考案の効果】

上記のように本考案のゴルフクラブは、シャフトとヘッドがつながっているソ ケットの部分と、該ソケットと接続するシャフトの基部とを一体に湾曲状に形成 して略半球面部を設けてなる故、打ち損じてもボールが略半球面部にフィットし て当るから、シャンクすることなく真直ぐに前方へ飛んで行き、シャンクによる 危険球を完全に防止できる効果がある。 また、シャンクにより以後スコアの崩れが生ずることが払拭され、初心者ゴル ファーにとって好適なゴルフクラブである。

【図面の簡単な説明】

【図１】従来のゴルフクラブの要部の正面図である。

【図２】従来のゴルフクラブの要部の平面図である。

【図３】本考案のゴルフクラブの要部の正面図である。

【図４】本考案のゴルフクラブの要部の平面図である。

【図５】本考案のゴルフクラブの要部の右側面図であ
る。

【符号の説明】

１ シャフト ２ ヘッド ３ ソケット ４ ボール ５ 略半球面部 Ａ 本考案のゴルフクラブ Ｂ 従来のゴルフクラブ

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 シャフトとヘッドがつながっているソケ
   ットの部分と、該ソケットと接続するシャフトの基部と
   を一体に湾曲状に形成して、ボールがフィットできるよ
   うな略半球面部を設けて、シャンクを完全に防止できる
   ようにしたことを特徴とするシャンク防止用ゴルフクラ
   ブ。