JP3070986U - 車両用マフラー及びその触媒装置 - Google Patents

車両用マフラー及びその触媒装置

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高欣聡
王▲しょう▼程
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高欣聡
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Abstract

(57)【要約】 【課題】構造が単純で排気ガスを充分に浄化し得る低コ
ストな車両用マフラー及びその触媒装置を提供する。 【解決手段】その表面に触媒を担持した金属板5を、最
外周部は円筒状に、内部は軸直角断面が螺旋状になるよ
う巻いて車両用マフラーのための触媒装置4を構成す
る。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、車両用マフラー及びその触媒装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
車両の排気ガスを浄化する触媒には、加熱触媒によるものや、ハニカム構造の 触媒を用いるものなどがある。 このような触媒は、車両用マフラーの内部に取り付けられるが、排気ガスと接 触する触媒の有効面積が狭く、充分な浄化ができないという問題があった。 また、触媒の有効面積を広くするには、構造を複雑にしなければならず、コス トがかかるという問題があった。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
本考案は、上記の問題を解決するためなされたものであり、その目的は、構造 が単純で排気ガスを充分に浄化し得る低コストな車両用マフラー及びその触媒装 置を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】
上記の目的は、 その表面に触媒を担持した金属板を、最外周部は円筒状に、内部は軸直角断面 が螺旋状になるように巻き、その一端部をレジューサーを介してエンジン排気管 に接続し得るよう構成してなる車両用マフラーによって達成される。 また、その表面に触媒を担持した金属板を、最外周部は円筒状に、内部は軸直 角断面が螺旋状になるよう巻いてなる車両用マフラーのための触媒装置によって 達成される。
【0005】
【考案の実施の形態】
以下、図面に基づき本考案を詳細に説明する。 図1は本発明に係る触媒装置の第一実施例の斜視図、図2は図1に示した触媒 装置の正面図、図3は本発明に係る触媒装置の第二実施例の正面図、図4は本発 明に係る触媒装置の第三実施例、図5は本発明に係る触媒装置の第四実施例の正 面図、図6は本発明に係る触媒装置の第五実施例の正面図、図7は本発明に係る 触媒装置の第六実施例の軸断面図、図8は本発明に係る触媒装置の第七実施例の 軸断面図、図9は本発明に係る触媒装置の第八実施例の軸断面図、図10は本発 明に係る触媒装置の第九実施例の斜視図である。
【0006】 まず、図1及び図2に基づき、第一実施例について説明する。 図中、4は触媒装置、5は金属板、50は外壁部、501は内壁部、6は溶接 部、hは間隔である。 金属板5は、その両面に図示しない従来公知の触媒を担持したものである。 この金属板5は、最外周部が円筒状に、内部は軸直角断面が所定の間隔hを保 ちながら螺旋状になるよう巻かれ、その外周側の端縁が金属板5の外周面に溶接 され、その端縁に沿って溶接部6が形成される。 この触媒装置4は、車両用マフラー内の排気ガスの排出方向に沿って取り付け られる。 この触媒装置4は、構成が単純で、かつ、触媒の有効面積が広いので、高性能 のものを低コストかつ容易に製造できるという極めて優れた作用効果を奏する。
【0007】 次に、図3に基づき、第二実施例について説明する。 図中、41は触媒装置、5は金属板、6は溶接部、h1は間隔である。 この触媒装置41は、螺旋の間隔h1が狭い以外は第一実施例のものと同様で あり、第一実施例のものよりも触媒の有効面積が広いので、高排気量のエンジン のマフラーに適している。 次に、図4に基づき、第三実施例について説明する。 図中、42は触媒装置、5は金属板、6は溶接部、h2は間隔である。 この触媒装置42は、螺旋の間隔h2が広い以外は第一実施例のものと同様で あり、第一実施例のものより触媒の有効面積が狭いので、低排気量のエンジンの マフラーに適している。
【0008】 次に、図5に基づき、第四実施例について説明する。 図中、43は触媒装置、5は金属板、6は溶接部、h3は間隔である。 この触媒装置43は、螺旋の間隔h3が中心では狭く、外側に近づくほど広く なっている以外は第一実施例のものと同様である。 次に、図6に基づき、第五実施例について説明する。 図中、44は触媒装置、5は金属板、6は溶接部、h4は間隔である。 この触媒装置44は、螺旋の間隔h4が中心側では広く、外側に近づくほど狭 くなっている以外は第一実施例のものと同様である。
【0009】 次に、図7に基づき、第六実施例について説明する。 図中、45は触媒装置、51は金属板、71は流路、8は通気孔である。 この触媒装置45は、金属板51全面に通気孔8が設けられている以外の構成 は第一実施例のものと同様である。 この実施例では、排気ガスは、内壁部及び外壁部を通りぬけることができるよ うになっている。
【0010】 次に、図8に基づき、第七実施例について説明する。 図中、46は触媒装置、52は金属板、521は外壁部、522は内壁部、7 2は流路、81は通気孔である。 この触媒装置46は、内壁部522に通気孔81が設けられている以外の構成 は第六実施例のものと同様である。 この実施例では、排気ガスは、触媒装置46内では、内壁部522を挟んで隣 接する流路72を行き来できる。
【0011】 次に、図9に基づき、第八実施例について説明する。 図中、47は触媒装置、53は金属板、531は外壁部、532は内壁部、7 3は流路、82は通気孔である。 この触媒装置47は、渦巻き状に成形された金属板53の外壁部531一面に 通気孔82が設けられ、その一層内側の内壁部532には通気孔82がなく、さ らに一層内側にはの内壁部532一面には通気孔82が設けられ、これが交互に なるよう通気孔82が設けられている点以外は、第六実施例と同様のものである 。
【0012】 次に、図10に基づき、第九実施例について説明する。 図中、48は触媒装置、54は金属板、6は溶接部、h5は間隔である。 この触媒装置48は、その形状が円錐台形状に巻かれている以外は第一実施例 のものと同様である。 なお、本考案は上記の実施例に限定されるものではなく、例えば、最外周部の 円筒状というのは、楕円筒や偏平な円筒、歪んだ円筒を含むものであり、また、 表面に触媒を担持した金属板を巻いたものをレジューサーを介してエンジン排気 管に接続し、それ自体をマフラーとしてもよい。
【0013】
【考案の効果】
本考案は上記のように構成されるので、本考案によるときは、構造が単純で排 気ガスを充分に浄化し得る低コストな車両用マフラー及びその触媒装置を提供で きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る触媒装置の第一実施例の斜視図で
ある。
【図2】図1に示した触媒装置の正面図である。
【図3】本発明に係る触媒装置の第二実施例の正面図で
ある。
【図4】本発明に係る触媒装置の第三実施例である。
【図5】本発明に係る触媒装置の第四実施例の正面図で
ある。
【図6】本発明に係る触媒装置の第五実施例の正面図で
ある。
【図7】本発明に係る触媒装置の第六実施例の軸断面図
である。
【図8】本発明に係る触媒装置の第七実施例の軸断面図
である。
【図9】本発明に係る触媒装置の第八実施例の軸断面図
である。
【図10】本発明に係る触媒装置の第九実施例の斜視図
である。
【符号の説明】
4 触媒装置 41 触媒装置 42 触媒装置 43 触媒装置 44 触媒装置 45 触媒装置 46 触媒装置 47 触媒装置 48 触媒装置 5 金属板 50 外壁部 501 内壁部 51 金属板 52 金属板 521 外壁部 522 内壁部 53 金属板 531 外壁部 532 内壁部 54 金属板 6 溶接部 71 流路 72 流路 73 流路 8 通気孔 81 通気孔 82 通気孔 h 間隔 h1 間隔 h2 間隔 h3 間隔 h4 間隔 h5 間隔
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI F01N 3/24 F01N 3/24 J

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両の排気ガスを浄化する触媒を内蔵し
    た車両用マフラーにおいて、 その表面に触媒を担持した金属板を、最外周部は円筒状
    に、内部は軸直角断面が螺旋状になるように巻き、その
    一端部をレジューサーを介してエンジン排気管に接続し
    得るよう構成してなる上記の車両用マフラー。
  2. 【請求項2】 その表面に触媒を担持した金属板(5、
    51、52、53、54)を、最外周部は円筒状に、内
    部は軸直角断面が螺旋状になるように巻いてなる車両用
    マフラーのための触媒装置(4、41、42、43、4
    4、45、46、47、48)。
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