JPH0452422Y2 - - Google Patents

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JPH0452422Y2
JPH0452422Y2 JP10388987U JP10388987U JPH0452422Y2 JP H0452422 Y2 JPH0452422 Y2 JP H0452422Y2 JP 10388987 U JP10388987 U JP 10388987U JP 10388987 U JP10388987 U JP 10388987U JP H0452422 Y2 JPH0452422 Y2 JP H0452422Y2
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JP
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metal carrier
catalytic converter
converter
vehicle
case
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、メタル担体を有する車両用触媒コン
バータに関し、とくに容量の大きな触媒コンバー
タを性能上、最適な位置に配置することのできる
車両用触媒コンバータに関する。
〔従来の技術〕
本考案に関連する先行技術として、実公昭52−
32753号公報、実公昭53−17318号公報、実開昭55
−158210号公報が知られている。
上述の実公昭52−32753号公報に開示されてい
る排気清浄化触媒装置は、触媒がコーテングされ
た平坦ステンレス薄板と波形ステンレス薄板とを
交互に重ね合わせた状態で所定形状の弾性体コア
を形成し、この弾性体コアを、その断面形状とほ
ぼ一致する断面形状を持つコンテナの内部に収納
したものからなつている。
実公昭53−17318号公報に開示されている金属
触媒コンバータは、多数の小突起を散在させて打
出し形成した触媒作用を持つ金属の板などをコイ
ル状に巻き、小突起をスペーサとしてコイルの各
層の間に屈曲する通路を形成したものからなつて
いる。
実開昭55−158210号公報に開示されている触媒
の保持装置は、メタル担体触媒を保持筒内に挿入
して溶接等によつて固定し、この保持管を排気管
の先端に挿入してメタル担体触媒を保持するよう
にしたものである。
〔考案が解決しようとする問題点〕
元来、触媒コンバータは容量が大きいため(エ
ンジンの排気量によつて異なるが、たとえば1.3
、1.7等がある)、車両への搭載上、難点があ
り、最適な位置に搭載できなかつた。すなわち、
触媒コンバータは、暖機性向上と触媒の熱劣化防
止とを両立させる位置へ搭載することが望まれる
が、搭載スペースが制限されているため、それを
実現させることは著しく困難である。両者を満足
させる理想的な位置は、エンジンのオイルパンの
斜め下近傍であるが、従来のように円柱状に形成
された担体を有する触媒コンバータでは担体の軸
心方向に自由度がなく、この理想とする位置への
搭載は困難であつた。これを実現させるために
は、メタル担体を上方から下方に向かつて湾曲さ
せなければならない。
つまり、メタル担体は、上述の各公報に示され
ているように、通常、渦巻状に巻かれて円柱状に
形成されており、担体としての製作が容易である
が、排気ガスの流れ方向に対しての形状の自由度
がなく、このように巻かれたメタル担体を軸心方
向に曲げて使用することは不可能である。メタル
担体を軸心方向に無理に曲げると、排気ガス流路
がつぶれてしまい、排気ガスがほとんど流れなく
なつてしまうという問題が生じる。
本考案は、上記の問題に着目し、搭載自由度が
拡大でき、暖機性向上と熱劣化防止とが共に満足
させることができる位置に搭載可能な車両用触媒
コンバータを提供することを目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
この目的に沿う本考案の車両用触媒コンバータ
は、平板と波板とからなり触媒が担持されるメタ
ル担体を有する車両用触媒コンバータにおいて、
前記メタル担体を収納するコンバータケースを、
車両のエンジンの外形形状に沿つて湾曲させ、該
コンバータケースに、前記平板と波板とによつて
形成され排気ガスが流れる流路となるセルの向き
がコンバータケースの湾曲した断面にほぼ垂直と
なる状態でメタル担体を収納させたものから成
る。
〔作用〕
このように構成された車両用触媒コンバータに
おいては、メタル担体のセルの向きをコンバータ
ケースの湾曲した断面にほぼ垂直となるようにし
ているので、メタル担体はコンバータケースに沿
つて容易に湾曲可能となる。そのため、メタル担
体が収納されるコンバータケースが、エンジンの
外形形状に沿つて湾曲していても、メタル担体を
湾曲させた状態でコンバータケース内に収納する
ことが可能となり、触媒コンバータを従来搭載不
可能であつた位置に搭載することができる。
つまり、触媒コンバータをエンジンの下部近傍
で湾曲させることにより、従来有効利用されてい
なかつたスペースを有効に利用することができ、
大容量の触媒コンバータを暖機性向上と熱劣化防
止とを共に満足させる位置に搭載することができ
る。
〔実施例〕 以下に、本考案に係る車両用触媒コンバータの
望ましい実施例を、図面を参照して説明する。
第1図ないし第5図は、本考案の一実施例を示
している。第1図および第2図において、図中、
1はクランクシヤフトの軸心が車両の前後方向に
対して直角方向となる横置き型のエンジンを示し
ている。エンジン1のピストン方向軸心Aは水平
面に対して所定の角度だけ傾けられている。エン
ジン1の下部にはオイルパン2が位置している。
オイルパン2の一方には、下方に突出するオイル
溜め部2aが形成されている。エンジン1のシリ
ンダブロツク3の下部からオイルパン2の底部近
傍には、上方から下方に向けて湾曲する触媒コン
バータ4が配置されている。つまり、触媒コンバ
ータ4は、エンジン1の下部をくぐるように配置
されている。触媒コンバータ4の上流端は、前部
排気管5に接続されており、触媒コンバータ4の
下流路は後部排気管6に接続されている。
触媒コンバータ4は、平板7と波板8とからな
り触媒が担持されるメタル担体9と、メタル担体
9を収納するコンバータケース10とから構成さ
れている。平板7と波板8は、薄板金属からなつ
ており、両者はコンバータケース10内に収納可
能な大きさに渦巻状に巻かれている。メタル担体
9には、平板7と波板8とによつて形成され排気
ガスが流れる通路となる多数のセル11が形成さ
れている。コンバータケース10は、エンジン1
の外形形状に沿つて、上方から下方に向けて湾曲
するように形成されている。すなわち、コンバー
タケース10はシリンダブロツク3の下部からオ
イルパン2のオイル溜め部2aと反対側の底部2
bに沿つて湾曲するように形成されている。コン
バータケース10のケース本体部10a内には、
メタル担体9が、セル11の向きがこのコンバー
タケース10の湾曲した断面にほぼ垂直となる状
態で収納されている。つまり、メタル担体9は、
コンバータケース10のケース本体部10aの曲
率と同一曲率に湾曲させられた状態で収納されて
いる。
コンバータケース10には、排気ガス流入部1
0bと排気ガス流出部10cとが形成されてい
る。排気ガス流入部10bは、ケース本体部10
aの一方に位置し上述の前部排気管5に接続され
るものである。排気ガス流出部10cは、ケース
本体部10aの他方に位置し後部排気管6に接続
されるものである。排気ガス流入部10bは、下
流側にいくにしたがつて流路面積が小となるよう
に形成されており、排気ガス流出部10cは、逆
に下流側にいくにしたがつて流路面積が大となる
ように形成されている。前部排気管5に対するメ
タル担体9のセル11の方向は直角となつてお
り、後部排気管5に対するセル11の方向も同様
に直角になつている。つまり、前部排気管5を通
過した排気ガスは、触媒コンバータ4内でメタル
担体9に流入する時に一旦直角方向に曲がり、さ
らに排気ガスはメタル担体9から流出する時にも
う一度直角方向に曲がるようになつている。
なお、第2図において、12はトランスミツシ
ヨンを示し、13は車両の前輪を示している。ま
た、メタル担体への触媒の担持は、メタル担体9
を構成する平板7および波板8を積層させる前に
行なつてもよいし、ケース本体部10aに収納さ
せてから行なうようにしてもよい。
つぎに、上記の車両用触媒コンバータにおける
作用について説明する。
エンジン1から排出された排気ガスは、前部排
気管5によつて触媒コンバータ4に導かれ、排気
ガスと触媒との接触によつて排気ガスの浄化が行
なわれる。本実施例では、メタル担体9は、セル
11が車両に対してほぼ水平となるように配置さ
れているので、メタル担体9を上方から下方に向
かつて湾曲する形状とすることができる。つま
り、メタル担体9を湾曲したコンバータケース1
0の形状と無理なく一致させることができる。こ
れにより、触媒コンバータ4を従来では不可能で
あつたオイルパンの下部をくぐらすように配置す
ることができるようになり、デツドスペースが大
きいオイル溜め部2aに隣接する部分のスペース
を有効利用することができる。したがつて、この
位置に大きな容量の触媒コンバータ4を搭載する
ことが可能となる。しかも、この位置は暖機性向
上と熱劣化防止とを共に満足させることができる
最もよい位置であるため、排気ガスの浄化能力が
大幅に高められる。
なお、本実施例では、平板7と波板8とを渦巻
状に巻いてメタル担体9を形成するようにした
が、平板7と波板8とを交互に重ね合わせてメタ
ル担体を構成するようにしても同じ効果が得られ
る。
〔考案の効果〕
以上説明したように、本考案の車両用触媒コン
バータによるときは、下記の効果が得られる。
(イ) コンバータケースを、車両のエンジンの外形
形状に沿つて湾曲させ、このコンバータケース
に、セルの向きがコンバータケースの湾曲した
断面にほぼ垂直となるようにメタル担体を収納
するようしたので、触媒コンバータの搭載自由
度が拡大され、従来、搭載不可能であつた理想
的な位置に大きな容量の触媒コンバータを搭載
することが可能となる。したがつて、触媒コン
バータの暖機性向上と触媒の熱劣化防止とを共
に満足することができ、排気ガス浄化能力を高
めることができる。
(ロ) 従来、触媒の熱劣化を防止するために行なわ
れていた空燃比のリツチ化が不要となり、その
分、燃費を向上させることができる。また、空
燃比のリツチ化が不要になることにより、車両
の高速性能を向上させることもできる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例に係る車両用触媒コ
ンバータ近傍の正面図、第2図は第1図の触媒コ
ンバータの搭載状態を車両前方からみた正面図、
第3図は第1図の触媒コンバータの拡大平面図、
第4図は第3図の正面図、第5図は第3図の側面
図、である。 1……エンジン、2……オイルパン、4……触
媒コンバータ、7……平板、8……波板、9……
メタル担体、10……コンバータケース、11…
…セル。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 平板と波板とからなり触媒が担持されるメタル
    担体を有する車両用触媒コンバータにおいて、前
    記メタル担体を収納するコンバータケースを、車
    両のエンジンの外形形状に沿つて湾曲させ、該コ
    ンバーターケースに、前記平板と波板とによつて
    形成され排気ガスが流れる流路となるセルの向き
    がコンバータケースの湾曲した断面にほぼ垂直と
    なる状態でメタル担体を収納させたことを特徴と
    する車両用触媒コンバータ。
JP10388987U 1987-07-08 1987-07-08 Expired JPH0452422Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10388987U JPH0452422Y2 (ja) 1987-07-08 1987-07-08

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10388987U JPH0452422Y2 (ja) 1987-07-08 1987-07-08

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Publication Number Publication Date
JPS6411315U JPS6411315U (ja) 1989-01-20
JPH0452422Y2 true JPH0452422Y2 (ja) 1992-12-09

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