JP3070139B2 - 微粉体噴射加工処理装置 - Google Patents

微粉体噴射加工処理装置

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JP3070139B2
JP3070139B2 JP3140794A JP14079491A JP3070139B2 JP 3070139 B2 JP3070139 B2 JP 3070139B2 JP 3140794 A JP3140794 A JP 3140794A JP 14079491 A JP14079491 A JP 14079491A JP 3070139 B2 JP3070139 B2 JP 3070139B2
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    • B24GRINDING; POLISHING
    • B24CABRASIVE OR RELATED BLASTING WITH PARTICULATE MATERIAL
    • B24C3/00Abrasive blasting machines or devices; Plants
    • B24C3/08Abrasive blasting machines or devices; Plants essentially adapted for abrasive blasting of travelling stock or travelling workpieces
    • B24C3/083Transfer or feeding devices; Accessories therefor
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B24GRINDING; POLISHING
    • B24CABRASIVE OR RELATED BLASTING WITH PARTICULATE MATERIAL
    • B24C3/00Abrasive blasting machines or devices; Plants
    • B24C3/18Abrasive blasting machines or devices; Plants essentially provided with means for moving workpieces into different working positions

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はワーク台に載置された処
理対象物(以下、「ワーク」と言う。)に高圧空気に混
合した微粉体を噴射することにより当該ワークの表面に
エッチング、研磨、穿孔等の処理(以下、「微粉体噴射
による処理」と言う。)を行なう微粉体噴射加工処理装
置に関する。
【0002】詳しくは、ワークに対する所定の微粉体噴
射による処理の手順に工夫を施すことによりいわゆるタ
クトタイムを短くすることができる新規な微粉体噴射加
工処理装置を提供しようとするものである。
【0003】
【従来の技術】処理対象物(以下、「ワーク」と言
う。)に金属や無機物等から成る微粉体を高圧空気の圧
力で噴射することによりエッチング、研磨、穿孔等の処
理を行なう装置として微粉体噴射加工処理装置があり、
例えば、回路基板に微小なブラインドホール又はスルー
ホールを形成する等に使用される。
【0004】そして、この種の装置は、基本的に、ワー
クが載置されるワーク台と、ワーク台に対するワークの
載置及び取出を行なうための移送手段と、ワークに微粉
体を噴射する噴射ノズルと、該噴射ノズルに高圧空気
と、混合された微粉体を供給する微粉体供給手段と、微
粉体噴射による処理に使用された微粉体を回収するため
の微粉体回収手段と、高圧空気を送り出すエアコンプレ
ッサ等から構成され、ワークには、予め、ブラインドホ
ール又はスルーホールの形成予定部位を除いてマスキン
グが施され、このようなワークに微粉体を噴射すること
によって所定の箇所にブラインドホール又はスルーホー
ルを形成する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、例えば、基
板に形成されるホールにはその両端が開口したスルーホ
ールと一端だけが開口したブラインドホールの2種類が
あり、しかもブラインドホールには深さの異なった複数
種のものがあり、1枚の基板にこれら複種類のホールを
混在させて形成しなければならないことがある。
【0006】このような複数種のホールを1枚の基板に
1つの噴射ノズルによって形成しようとする場合、浅い
ブラインドホールに対しては噴射時間を短く、深さがよ
り深いブラインドホールに対しては噴射時間をより長
く、更にはスルーホールに対しては噴射時間を最も長く
して微粉体を各別のホールの形成予定部位に噴射しなけ
ればならず、1枚の基板に所定のホールを形成するのに
かなりの時間を要するという問題があった。
【0007】かかる問題は、回路基板を製造する生産ラ
インにおいて基板にホールを形成する工程のみに時間が
かかってしまい、他の工程においてワークの待ち時間が
生じて全体の生産ラインとしてのいわゆるタクトタイム
が長くなってしまうという問題を誘発していた。
【0008】
【課題を解決するための手段】そこで、本発明微粉体噴
射加工処理装置は、上記した課題を解決するために、所
定のピッチで配列されると共に各別にワークを着脱自在
に載置する複数のワーク台と、これらワーク台を同時に
移動させてワーク台の配列ピッチと同じ間隔で往復運動
させるワーク台移動手段と、各ワーク台の第1の停止位
置と第2の停止位置との間でワーク台に載置されている
ワークに対して微粉体を噴射する噴射ノズルと、隣り合
ったワーク台の一方に載置されているワークを取り上げ
てこれを他方のワーク台に載置するワーク移送手段とを
備え、上記各ワーク移送手段は一のワーク台の第2の停
止位置と該一のワーク台に隣り合う別のワーク台の第1
の停止位置になる停止位置に対応した位置に配設され、
また、上記噴射ノズルは各ワーク台の第1の停止位置と
第2の停止位置との間に配設されており、ワークは第1
の停止位置において各ワーク台にそれぞれ載置された
後、ワーク台移動手段により第1の停止位置から第2の
停止位置まで移動されると共に、その移動範囲における
中間の位置で上記各噴射ノズルにより各別に微粉体噴射
による処理が施され、第2の停止位置においてワーク移
送手段に取り上げられた後、ワーク台移動手段により各
ワーク台が第1の停止位置に戻ったときに、ワーク移送
手段により取り上げられたワークを最初に載置したワー
ク台の隣りのワーク台に載置して、再び、ワークをワー
ク台移動手段により第2の停止位置へ向けて移動させて
次の別の処理に移行するようにして、順次、ワークを一
の方向に送って行くと共に、各噴射ノズルにおいて各別
に処理を行なって所定の加工を行なうようにしたもので
ある。
【0009】
【作用】従って、本発明微粉体噴射加工処理装置によれ
ば、各別の噴射ノズルにより各別の微粉体噴射による処
理を行なうようにしたので、例えば、微粉体を噴射する
時間、範囲あるいは微粉体の種類、噴射圧等を各噴射ノ
ズルにおいて異ならせることができ、これらを適宜設定
することにより1板の基板に複数種のホールを形成する
ことができ、しかも、処理前の基板を当該微粉体噴射加
工処理装置に供給した後、所定のホールが形成された基
板が取り出されるまでの時間はワーク移送手段がワーク
を移送するタイミングの間隔と同じ間隔であり、従っ
て、完成した基板は順次このタイミングで取り出され、
いわゆるタクトタイムを短くすることができる。
【0010】
【実施例】以下に、本発明微粉体噴射加工処理装置の詳
細を添付図面に示した実施例1に従って説明する。
【0011】2は基台である。
【0012】3は後述する3つのワーク台及び噴射ノズ
ルや2つの移送ヘッド等が配置された処理室であり、そ
の外形は左右方向(図1における左斜め下方へ向う方向
を左側とし、右斜め上方へ向う方向を右側とする。ま
た、同図における右斜め下方へ向う方向を前側とし、左
斜め上方へ向う方向を後側とする。以下の説明において
向きを示すときはこの方向によるものとする。)に長
く、かつ、左右両端部はその他の部分の高さの略半分の
高さにされ、その底面壁4は比較的扁平な略漏斗状をし
た3つの部分4a、4a、・・・が左右方向へ連設され
て成り、該3つの部分4a、4a、・・・の各底頂部に
は吸出口4b、4b、・・・が形成されている。
【0013】このような処理室3は基台2をベースとし
て形成された図示しない機枠に支持されている。
【0014】また、処理室3の上面壁5の左端部5aに
は略長方形状をした供給口6が、また、右端部5bには
該供給口6と略同じ大きさの取出口7がそれぞれ形成さ
れ、これら供給口6及び取出口7は開閉自在な蓋体8、
8´により各別に閉塞されている。
【0015】9、9は後述する搬送ブロックを移動自在
に支持するためのガイド軸であり、処理室3の内部の底
部寄りの位置に左右方向に延び、かつ、互いに平行にな
るように配置され、その両端部は処理室3の左右の側壁
10、10´を貫通して処理室3外へ突出されて基台2
に立設された軸受壁11、11に各別に支持されると共
に、その軸方向における中央部から左右両側へある程度
離間した部分は処理室3の内部に配設された中間支持壁
12、12に支持されており、これにより、これら比較
的長尺なガイド軸9、9に撓みが生じないようになって
いる。
【0016】上記中間支持壁12、12は処理室3を前
後方向へ貫通するように配置されたステー13、13に
支持され、更に、該ステー13、13の両端部は処理室
3外において基台2に固定された支持具14、14、・
・・に各別に支持されている。
【0017】15は搬送ブロックであり、該搬送ブロッ
ク15は2本の摺動軸と、該摺動軸に固定された3つの
ワーク台と上記摺動軸を前記ガイド軸9、9に沿って移
動させるための2つの被案内板等から成る。
【0018】16、16は処理室3の左右方向における
長さより充分に長い摺動軸であり、左右方向に延び、互
いに平行で、かつ、上記ガイド軸9、9の上方で供給口
6及び取出口7の稍下方に位置するように処理室3を貫
通して配置されると共に、処理室3の左右両側壁10、
10´に形成された挿通孔10a、10a、・・・、1
0´a、10´a、・・・及び前記軸受壁11、11に
取着されたボールガイド17、17、・・・に摺動自在
に挿通されている。
【0019】18、18´は被案内板であり、前後方向
から見て略クランク状を為し、その上端部が上記摺動軸
16、16の左端寄りの位置と中間より稍右寄りの位置
に各別にに固定され、その下端部には互いに前後方向に
離間した2つのボールガイド19、19、・・・がそれ
ぞれ固着されており、該ボールガイド19、19、・・
・に上記ガイド軸9、9が摺動自在に挿通されている。
【0020】従って、摺動軸16、16はボールガイド
17、17、・・・を介して軸受壁11、11に、ま
た、被案内板18、18´及びボールガイド19、1
9、・・・を介してガイド軸9、9に左右方向に摺動自
在に支持される。
【0021】20、20、・・・は蛇腹ホースであり、
ガイド軸9、9に外嵌状に設けられると共に、その両端
部は処理室3の左側壁10と左側の被案内板18とに、
左側の案内板18と左側の中間支持壁12とに、左側の
中間支持壁12と右側の被案内板18´とに、右側の被
案内板18´と右側の中間支持壁12とに、右側の中間
支持壁12と処理室3の右側壁10´とに、それぞれ各
別に固定されており、これら蛇腹ホース20、20、・
・・によってガイド軸9、9及びボールガイド19、1
9、・・・が処理室3内において露出しないようになっ
ている。
【0022】21、22及び23は基板24、24、・
・・が各別に載置されるワーク台であり、これらワーク
台21、22及び23は同じ大きさで、摺動軸16、1
6に左右方向に等間隔に配列固定されている。
【0023】即ち、左側のワーク台21(以下、「第1
ワーク台」と言う。)は摺動軸16、16のうち左側の
被案内板18に右方から近接した位置に固定され、真中
のワーク台22(以下、「第2ワーク台」と言う。)は
右側の被案内板18´に左方から近接した位置に固定さ
れ、右側のワーク台23(以下、「第3ワーク台」と言
う。)は右側の被案内板18´に右方から近接した位置
に固定されている。
【0024】従って、摺動軸16、16が軸方向へ移動
されると、3つのワーク台21、22及び23は一体的
に左右方向へ移動される。
【0025】ワーク台21、22及び23は同じ形状及
び構造をしているので、その一について説明して他のワ
ーク台については同様の部材及び部分について同一の符
号を付することによりその説明を省略する。
【0026】ワーク台21は上面が開口され左右方向に
稍長い薄い箱状をした基台25と該基台25の上面開口
を覆い多数の通気孔26a、26a、・・・が形成され
たウレタンゴム製のワーク載置板26から成る。
【0027】そして、ワーク台21の内部空間は図示し
ない圧力調整手段により、負圧又は正圧がかかるように
なっており、上記基板24が載置されているときは稍負
圧にされて基板24の位置がズレないようにされ、ま
た、基板24が載置されていないときは稍正圧にされて
ワーク台21の内部空間に微粉体が侵入しないようにさ
れる。
【0028】27、27、27は比較的扁平な逆四角錐
形をした回収フード(図2にのみ示してある。)であ
り、その上端部の内側にワーク台21、22及び23が
各別に位置されるように摺動軸16、16に固定されて
いる。
【0029】28は基台2に固定されたモータベースで
あり、処理室3の右端部前側に配置され、その上面の後
部には左右方向に延びるガイドレール29が固定される
と共に、該上面の前部にはパルスモータ30とピローブ
ロック31が互いに左右方向に離間して固定されてお
り、上記パルスモータ30の回転軸にはボールネジ32
の一端部が連結され、該ボールネジ32の他端部はピロ
ーブロック31に回転自在に支持されている。
【0030】33は移動体であり、上方から見てL字形
をしており、その左右方向に延びる長い部分(以下、
「被案内部」と言う。)33aは上記ガイドレール29
に摺動自在に係合され、前後方向に延びる部分(以下、
「固定部」と言う。)33bは処理室3の右側に位置さ
れ、該固定部33bに摺動軸16、16の右端部が固定
されている。
【0031】34は上記移動体33の固定部33bの前
端から前方に突設された連結板であり、該連結板34に
ナット35(図1参照)が取着され、該ナット34に前
記ボールネジ32が螺合されている。
【0032】従って、パルスモータ30によってボール
ネジ32が回転されると、ナット35が該ボールネジ3
2に沿って左右方向に送られるので、移動体33及び摺
動軸16、16が左右方向に移動され、これにより、搬
送ブロック15が左右方向へ移動される。
【0033】また、搬送ブロック15の移動は図2に示
すように第1ワーク台21が処理室3の供給口6の下方
に来ている第1の停止位置と第3ワーク台23が取出口
7の下方に来ている第2の停止位置との間で行なわれ、
この移動距離はワーク台21、22及び23の配列ピッ
チと等しい長さになっており、従って、ワーク台22、
23の各第1の停止位置はワーク台21、22の各第2
の停止位置とそれぞれ一致するようになっている。
【0034】36、36、36はフレキシブルなエアホ
ースであり、処理室3の背面壁37に形成された孔を通
して処理室3内に導入されてその一端部はワーク台2
1、22、23の後側面に後方に向けて突設された筒状
の接続部に接続されて、ワーク台21、22、23の内
部空間と連通され、また、他端部は図示しない圧力調整
手段に各別に接続されている。
【0035】また、これらエアホース36、36、36
の処理室3内に位置している部分はワーク台21、22
及び23の移動を妨げることのないように充分な長さを
有している。
【0036】38、39及び40は回路基板24に微粉
体を噴射する噴射ノズルであり、前後方向に薄く下面が
開口した箱状をしており、その下端開口には左右方向に
横長のノズルチップ41、41、・・・(図6に1つの
噴射ノズルのもののみ示してある。)が各別に取着され
ている。
【0037】42、42、42は前後方向に長いノズル
移動軸(図面では一部のみ示してある。)であり、処理
室3の背面側に配置された図示しない3つのノズル駆動
部から各別に前方に向って延び、背面壁37に形成され
た孔に挿通されて処理室3の内部に突出されている。
【0038】そして、これらノズル移動軸42、42、
・・・の前端部には連結パイプ43、43、・・・が支
持されていて、これら連結パイプ43、43、・・・の
下端部が噴射ノズル38、39及び40から上方へ突出
されたパイプ接続部44、44、44に連結され、これ
により、3つの噴射ノズル38、39及び40は処理室
3の内部において、前後方向へ移動されるノズル移動軸
42、42、42に各別に支持される。
【0039】尚、上記3つの噴射ノズル38、39及び
40のノズルチップ41、41、41の噴射口はワーク
台21、22及び23より稍高いところに位置されると
共に、搬送ブロック15が前記第1の停止位置に来てい
る状態で左側の噴射ノズル38(以下、「第1の噴射ノ
ズル」と言う。)は第1ワーク台21と第2ワーク台2
2との間の中間の部分と対応した位置に、真中の噴射ノ
ズル39(以下、「第2の噴射ノズル」と言う。)は第
2ワーク台22と第3ワーク台23との間の中間の部分
と対応した位置に、右側の噴射ノズル40(以下、「第
3の噴射ノズル」と言う。)は第3ワーク台23より稍
右方へ寄った位置に対応したところにそれぞれ位置され
ており、互いに隣り合う2つの噴射ノズル38、39又
は39、40の間の間隔は3つのワーク台21、22及
び23の配列ピッチと略等しくされている。
【0040】そして、これら噴射ノズル38、39及び
40は前記図示しないノズル駆動部によってノズル移動
軸42、42、42が前後方向に移動されることにより
図5に実線で示す後退位置、即ち、ワーク台21、2
2、23の後端部と対向した位置と同図に2点鎖線で示
す前進位置、即ち、ワーク台21、22、23の前端部
と対向した位置との間を移動する。
【0041】45、45、45は図示しない機枠に左右
方向に略等間隔に支持された混合タンクであり、これら
混合タンク45、45、45には微粉体が定量的に供給
されると共に後述するエアコンプレッサから高圧空気が
供給されて微粉体を高圧空気と混合するためのものであ
る。
【0042】46、46、46は混合タンク45、4
5、45の下端部から延出されたフレキシブルな送風チ
ューブであり、これら送風チューブ46、46、46は
処理室3の上面壁5に形成された孔を通して処理室3の
内部に導入されると共に、その先端部は前記連結パイプ
43、43、43と各別に接続されている。
【0043】しかして、混合タンク45、45、45内
において高圧空気と混合された微粉体は送風チューブ4
6、46、46及び連結パイプ43、43、43を通っ
て噴射ノズル38、39、40に供給されて該噴射ノズ
ル38、39、40から各別に噴射され、その噴射は左
右方向へある程度の長さを有する帯状に行なわれる。
【0044】尚、図示を省略してあるが、送風チューブ
46、46、46の処理室3外の部分には各別に流体バ
ルブが介挿されており、噴射ノズル38、39、40へ
の微粉体の供給が当該流体バルブを開閉することによっ
て各別に制御される。
【0045】47は処理室3の後側の位置を通って左右
方向に延びるように配置されたワーク移送ベルトであ
り、微粉体噴射による処理を施す前の基板24を当該微
粉体噴射加工処理装置1近傍まで搬送すると共に、当該
微粉体噴射加工処理装置1で所定のブラインドホール及
びスルーホールが形成された基板24を図示しない他の
工程ラインに搬送するようになっている。
【0046】そして、処理室3の供給口6に対応する位
置まで来た基板24は図示しない移送ロボットによって
ワーク移送ベルト47から取り上げられて第1の停止位
置に来ている搬送ブロック15の第1ワーク台21の上
面に載置される。
【0047】この載置は処理室3の供給口6を通して行
なわれ、該供給口6は基板24が第1ワーク台21に載
置された後蓋体8により閉塞される。
【0048】48及び49はワーク台に載置されている
基板24を隣接する別のワーク台に載せ替える作業を行
なう移送ヘッドである。
【0049】具体的には、左側の移送ヘッド48(以
下、「第1の移送ヘッド」と言う。)は第1ワーク台2
1上に載置されている基板24を第2ワーク台22に載
せ替える作業を行ない、右側の移送ヘッド49(以下、
「第2の移送ヘッド」と言う。)は第2ワーク台22上
に載置されている基板24を第3ワーク台23に載せ替
える作業を行なう。
【0050】これら移送ヘッド48、48はワーク台2
1、22、23の平面形状よりひと回り小さい平面形状
をした比較的薄い箱形をしており、また、図示を省略し
てあるが、その下面壁には多数の孔が形成されている。
【0051】50、50は円筒状をしたリニアガイドで
あり、上下方向に延び、その上端部は処理室3の上面壁
5のうち搬送ブロック15が第1の停止位置にある状態
における第2ワーク台22と第3ワーク台23のそれぞ
れの中央部と各別に略対応した位置に固定されており、
これらリニアガイド50、50に後述するエアシリンダ
機構によって上下動される支持ロッド51、51が各別
に、かつ、上下方向に摺動自在に支持され、該支持ロッ
ド51、51の下端に上記移送ヘッド48、49が固定
されている。
【0052】52、52は上面壁5の上面に固定された
エアシリンダ機構であり、その上下方向へ移動される移
動ブロック52a、52aに上記支持ロッド51、51
の上端部が各別に固定されている。
【0053】従って、2つの移送ヘッド48、49は各
エアシリンダ機構52、52によって各別に上下方向へ
移動され、その移動は図2に示すように、ワーク台2
1、22及び23の上面より稍上方へ離間した上昇位置
と上記ワーク台21、22、23に載置された各基板2
4、24、24の上面に軽く接触する下降位置との間で
行なわれる。
【0054】53、53はフレキシブルなエアホースで
あり、上面壁5に形成された孔に挿通されて処理室3外
の一端は図示しないエアコンプレッサと接続され、ま
た、処理室3内に位置する他端は移送ヘッド48、49
に接続されて、移送ヘッド48、49の内部空間と連通
されている。
【0055】そして、該エアホース53、53には図示
しない制御バルブが介挿されていて、移送ヘッド48、
49の内部空間への高圧空気の供給又は内部空間内の空
気の排気が選択的に行なわれ、これにより、移送ヘッド
48、49の内部が正圧又は負圧に選択的に切り替えら
れる。
【0056】尚、混合タンク45、45、45への微粉
体の供給、噴射ノズル38、39、40から噴射された
微粉体の回収、分級、混合タンク45、45、45への
還元、混合タンク45、45、45等への高圧空気の供
給等に関する配管系については後述する。
【0057】そして、基板24、24、・・・に対する
微粉体噴射による処理は、次のように行なわれる(図7
乃至図14参照)。
【0058】先ず、搬送ブロック15が第1の停止位置
にある状態において、ワーク移送ベルト47により移送
されて来た処理前の基板24が第1ワーク台21に載置
され(図7参照)、これと略同時に第1のワーク台21
内が負圧されて該基板24(以下、この基板24には付
加記号「a」を付する。)は第1ワーク台21の上面に
吸着される。
【0059】第1ワーク台21への基板24aの載置が
完了すると、搬送ブロック15は、先ず、ワーク台2
1、22、23のそれぞれの右端部が噴射ノズル38、
39、40の移動軌跡と各別に対向する位置(以下、
「処理開始位置」と言う。)へと移動され、ここから
は、右方へ向けて一定の距離でピッチ送りされて行く
(図8参照。尚、同図は搬送ブロック15が処理開始位
置よりある程度右方へ移動された状態を示してあ
る。)。
【0060】このピッチ送りの1ピッチは噴射ノズル3
8、39、40が有するノズルチップ41、41、41
の左右幅、即ち、これら噴射ノズル38、39、40か
ら噴射される微粉体の帯の左右幅と略同じ長さである。
【0061】また、噴射ノズル38、39、40はその
下方にワーク台21、22、23が位置している間に微
粉体を噴射しながら又は噴射が停止された状態で後退位
置と前進位置との間を往復移動するようになっている。
【0062】この噴射ノズル38、39、40の往復移
動と搬送ブロック15のピッチ送りは交互に行なわれ
る。
【0063】即ち、搬送ブロック15が処理開始位置に
来ると、噴射ノズル38は後退位置から前進位置へと移
動(以下、この移動を「前進走査」と言う。)して、こ
の間搬送ブロック15の移動は休止しており、前進走査
が完了すると噴射ノズル38が前進位置で待機して、こ
の状態で搬送ブロック15が1ピッチ移動してその移動
が休止すると、次に噴射ノズル38が後退位置へと移動
(以下、この移動を「後退走査」と言う。)して、後退
走査が完了すると噴射ノズル38が後退位置で待機し
て、この状態で搬送ブロック15が1ピッチ移動しす
る。以下、同様の動作が繰り返される。
【0064】しかして、これら搬送ブロック15のピッ
チ送りと噴射ノズル38の前進走査又は後退走査が交互
に繰り返し行なわれることによって基板24aの全面に
対して微粉体が噴射され、これにより、上記表面のマス
キングされた部分以外の部分が微粉体噴射による処理さ
れて所定の深さのブラインドホールが各部位に形成され
る。
【0065】尚、第1の噴射ノズル38による上記した
処理を、以下、「第1の処理」と言う。
【0066】第1の噴射ノズル38による基板24aに
対する第1の処理が完了すると、図9に示すように、搬
送ブロック15が第2の停止位置へと移動して第1ワー
ク台21が第1の移送ヘッド48に、第2ワーク台22
が第2の移送ヘッド49に、また、第3ワーク台23が
取出口7にそれぞれ対向する。
【0067】次いで、第1の移送ヘッド48が下降位置
へと移動すると共に、その内部が負圧にされ、これと略
同時に第1ワーク台21内が正圧に切り替えられ、これ
によって、基板24aが第1の移送ヘッド48の下面に
吸着される(図9参照)。
【0068】そして、該第1の移送ヘッド48が上昇位
置に戻って(図10参照)これまで第1ワーク台21上
に載置されていた基板24aが第1の移送ヘッド48に
よって取り上げられる。
【0069】第1の移送ヘッド48が上昇位置に戻る
と、図11に示すように、搬送ブロック15が第1の停
止位置に戻り、従って、第1ワーク台21は供給口6
に、第2ワーク台22は第1の移送ヘッド48に、ま
た、第3ワーク台23は第2の移送ヘッド49にそれぞ
れ対向される。
【0070】この状態から、第1ワーク台21には新た
な基板24(以下、この基板24には付加記号「b」を
付する。)が載置されると共に、第1の移送ヘッド48
は図11に実線で示すように下降位置へと移動し、か
つ、その内部が正圧に切り替えられ、これと略同時に第
2ワーク台22の内部が負圧に切り替えられ、基板24
aが第2ワーク台22の上面に吸着される。
【0071】この後、第1の移送ヘッド48は図11に
2点鎖線で示す上昇位置へと戻る。
【0072】しかして、第1ワーク台21には新たな基
板24bが載置されると共に、第2ワーク台22には第
1の処理が施された基板24aが載置されることとな
る。
【0073】次に、この状態から搬送ブロック15が処
理開始位置へと移動して、搬送ブロック15が処理開始
位置に来たところから搬送ブロック15の前記ピッチ送
りと第1の噴射ノズル38による基板24bに対する走
査が、また、第2の噴射ノズル39による基板24aに
対する走査が開始し(図12参照)、これにより、基板
24bには第1の処理が施されると同時に、基板24a
に対しては、形成済のブラインドホールのうち、より深
いブラインドホール及び最終的にスルーホールとすべき
ものだけに微粉体が噴射されることによって当該ブライ
ンドホールの深さが増大する。
【0074】即ち、第2の噴射ノズル39の基板24a
に対する走査は第1の噴射ノズル38の走査と同期して
行なわれるが、この第2の噴射ノズル39からの微粉体
の噴射は第1の噴射ノズル38の走査によって形成した
ブラインドホールのうち、より深いブラインドホール及
び最終的にスルーホールとすべきものと対向した位置に
来たときだけ行なわれ、このような微粉体の噴射の制御
は第2の噴射ノズル39と接続された送風チューブ45
に介挿された図示しない流体バルブを開閉することによ
って行なわれる。
【0075】尚、第2の噴射ノズル39による上記した
処理を、以下、「第2の処理」と言う。
【0076】このようにして基板24a及び24bに対
する処理が完了すると、搬送ブロック15が第2の停止
位置へと移動すると共に、2つの移送ヘッド48、49
が下降位置へと移動して、かつ、その内部が負圧にされ
ると共に第1ワーク台21及び第2ワーク台22の内部
が正圧にされて基板24bが第1の移送ヘッド48に、
基板24aが第2の移送ヘッド49にそれぞれ吸着され
る。
【0077】そして、移送ヘッド48及び49が上昇位
置に戻って基板24a、24bがワーク台21、22か
ら取り上げられた後、搬送ブロック15が第1の停止位
置に戻る。
【0078】次に、第1ワーク台21には別の新たな基
板24(以下、この基板24には付加記号「c」を付す
る。)が載置され、これと同時に移送ヘッド48、49
が下降位置へと移動し、かつ、その内部が正圧にされて
基板24bが第2のワーク台22に、基板24aが第3
ワーク台23にそれぞれ載置されると共に、該第1ワー
ク台21及び第2ワーク台22の内部が負圧にされて基
板24b、24aがワーク台22、23に各別に吸着さ
れる。
【0079】そして、移送ヘッド48、49が上昇位置
へと戻った後、搬送ブロック15が処理開始位置へと移
動して、搬送ブロック15が処理開始位置に来たところ
から該搬送ブロック15のピッチ送りと第1の噴射ノズ
ル38による基板24cに対する走査、第2の噴射ノズ
ル39による基板24bに対する走査及び第3の噴射ノ
ズル40による基板24aに対する走査が開始し(図1
3参照)、これにより、基板24cには第1の処理が行
なわれ、基板24bには第2の処理が行なわれ、そし
て、基板24aに対しては第2の処理が為されたブライ
ンドホールのうち最終的にスルーホールにされるものに
対して微粉体噴射による処理が行なわれて当該ブライン
ドホールがスルーホールにされる。
【0080】即ち、第3の噴射ノズル40の基板24a
に対する走査も第1の噴射ノズル38及び第2の噴射ノ
ズル39の走査と同期して行なわれるが、微粉体の噴射
は第2の噴射ノズル39のそれと同様に形成済のブライ
ンドホールのうち最終的にスルーホールとすべきものと
対向した位置に来たときだけ行なわれ、これにより、当
該ブラインドホールに対して微粉体噴射による処理が更
に進行してその下端が基板24の下面に達して、スルー
ホールが形成される。
【0081】尚、この第3の噴射ノズル40による処理
を、以下、「第3の処理」と言う。
【0082】しかして、基板24への浅いブラインドホ
ールの形成は第1の処理だけで完了し、深いブラインド
ホールの形成は第2の処理で完了し、スルーホールの形
成は第1及び第2の処理で形成されたブラインドホール
のうち所定のもののみに第3の処理が施されることによ
って完了する。
【0083】次いで、図14に示すように、搬送ブロッ
ク15が第2の停止位置へと移動すると共に、移送ヘッ
ド48及び49が下降して基板24cが第1の移送ヘッ
ド48に、基板24bが第2の移送ヘッド49にそれぞ
れ吸着され、また、第3ワーク台23上の基板24aは
図示しない取出ロボットにより取り上げられて、取出口
7を通して処理室3外へ取り出されてワーク移送ベルト
47上に載置される。
【0084】最後に、移送ヘッド48、49が上昇位置
へと移動した後、搬送ブロック15は、第1の停止位置
へと戻って、ここで、第1ワーク台21には新たな基板
24が、第2ワーク台には基板24cが、第3のワーク
台23には基板24bが、それぞれ載置され、以下、同
様に第1、第2及び第3の処理が行なわれる。
【0085】基板24に対する処理は以上のように行な
われる。
【0086】従って、噴射ノズル1により所定の微粉体
噴射による処理(第1、第2及び第3の処理)が施され
所定のホールが形成された基板24、24、・・・は、
搬送ブロック15が第1の停止位置と第2の停止位置と
の間を一往復する時間と同じ間隔で微粉体噴射加工処理
装置1から取り出されて行くことになる。
【0087】図15は微粉体噴射加工処理装置1におけ
る配管系の要部を示すものである。
【0088】54は多量の微粉体が貯留された微粉体供
給タンク、55、55、55は投入ホッパ、56、5
6、56は該投入ホッパ55、55、55の下端部に接
続されたスクリューコンベヤであり、微粉体供給タンク
54の下端開口から延びた微粉体送給パイプ57は途中
から3本の分岐送給パイプ57a、57a、57aに分
けられ、これら分岐送給パイプ57a、57a、57a
の先端は上記投入ホッパ55、55、55と各別に接続
されている。
【0089】58はエアコンプレッサであり、該エアコ
ンプレッサ58から吐出された高圧空気はドライヤー5
9を通されて除湿された後、その一部はエアパイプ6
0、60を通って微粉体供給タンク54に供給され、こ
の高圧空気等の圧力により微粉体供給タンク54内の微
粉体が上記微粉体送給パイプ57及び分岐送給パイプ5
7a、57a、57aを通って投入ホッパ55、55、
55へ各別に搬送されると共に、該投入ホッパ55、5
5、55に供給された微粉体はスクリューコンベヤ5
6、56、56によって混合タンク45、45、45へ
投入される。
【0090】また、ドライヤー59を通された高圧空気
の別の一部はエアパイプ61、61、61を通って混合
タンク45、45、45へ供給され、該混合タンク4
5、45、45内の微粉体は上記高圧空気と混合されて
噴射ノズル38、39、40へ供給される。
【0091】62は回収パイプであり、その一端部は処
理室3の吸出口4b、4b、4bと接続され、他端部は
分級器63と接続されており、処理室3内部の微粉体が
この回収パイプ62を経て分級器63に回収されると共
に、該分級器63により、大きさに応じて分級され、所
定の大きさの微粉体だけが還元パイプ64、64、64
を通って投入ホッパ55、55、55へ供給されて再び
基板24の微粉体噴射による処理に供される。
【0092】65は排風器、66は除塵器であり、微粉
体供給タンク54及びホッパ55、55、55から各別
に延びた除塵パイプ67、67、・・・の先端が排風器
65を介して除塵器66に接続されており、微粉体供給
タンク54及びホッパ55、55、55の内部に混入し
ている極く微小な微粉体を排風器65の負圧吸引作用に
よって除塵器66で除去して、クリーンなエアのみが外
部に排出されるようになっている。
【0093】尚、図示を省略したが、前記回収フード2
7、27、27の底頂部からは別の回収ホースが延びて
おり、該回収ホースの先端は分級器63と接続され、そ
れにより、噴射ノズル38、39、40から噴射されて
基板24、24、・・・上でバウンドした微粉体の多く
は回収フード27、27、27を経て分級器63に回収
されて行く。
【0094】
【発明の効果】以上に記載したところから明らかなよう
に、本発明微粉体噴射加工処理装置は、所定のピッチで
配列されると共に各別にワークを着脱自在に載置する複
数のワーク台と、これらワーク台を同時に移動させてワ
ーク台の配列ピッチと同じ間隔で往復運動させるワーク
台移動手段と、各ワーク台の第1の停止位置と第2の停
止位置との間でワーク台に載置されているワークに対し
て微粉体を噴射する噴射ノズルと、隣り合ったワーク台
の一方に載置されているワークを取り上げてこれを他方
のワーク台に載置するワーク移送手段とを備え、上記各
ワーク移送手段は一のワーク台の第2の停止位置と該一
のワーク台に隣り合う別のワーク台の第1の停止位置に
なる停止位置に対応した位置に配設され、また、上記噴
射ノズルは各ワーク台の第1の停止位置と第2の停止位
置との間に配設されており、ワークは第1の停止位置に
おいて各ワーク台にそれぞれ載置された後、ワーク台移
動手段により第1の停止位置から第2の停止位置まで移
動されると共に、その移動範囲における中間の位置で上
記各噴射ノズルにより各別に微粉体の噴射による処理が
施され、第2の停止位置においてワーク移送手段に取り
上げられた後、ワーク台移動手段により各ワーク台が第
1の停止位置に戻ったときに、ワーク移送手段により取
り上げられたワークを最初に載置したワーク台の隣りの
ワーク台に載置して、再び、ワークをワーク台移動手段
により第2の停止位置へ向けて移動させて次の別の処理
に移行するようにして、順次、ワークを一の方向に送っ
て行くと共に、各噴射ノズルにおいて各別に処理を行な
って所定の加工を行なうようにしたことを特徴とする。
【0095】従って、本発明微粉体噴射加工処理装置に
よれば、各別の噴射ノズルにより各別の微粉体噴射によ
る処理を行なうようにしたので、例えば、微粉体を噴射
する時間、範囲あるいは微粉体の種類、噴射圧等を各噴
射ノズルにおいて異ならせることができ、これらを適宜
設定することにより1板の基板に複数種のホールを形成
することができ、しかも、処理前の基板を当該微粉体噴
射加工処理装置に供給した後、所定のホールが形成され
た基板が取り出されるまでの時間はワーク移送手段がワ
ークを移送するタイミングの間隔と同じ間隔であり、従
って、完成した基板は順次このタイミングで取り出さ
れ、いわゆるタクトタイムを短くすることができる。
【0096】尚、前記実施例においては、2種類の深さ
のブラインドホール及びスルーホールを基板に形成する
微粉体噴射加工処理装置に適用したが、これに限らず、
3種類以上のブラインドホールの形成等にも適用するこ
とができ、かかる場合、種類が増した分、微粉体噴射ノ
ズルの数を増やして処理段数を増すことにより容易に実
現することができる。
【0097】また、前記実施例において微粉体噴射加工
処理装置は各処理において、噴射ノズルをワークの全面
に対して走査させて、所要の部分のみ微粉体を噴射する
ようにしたが、これに限らず、予め、各噴射ノズルが走
査する範囲を指定しておき、その範囲でのみ微粉体噴射
してブラインドホールやスルーホールを形成するように
しても良い。
【0098】更に、各処理工程において、微粉体の大き
さ、噴射圧等を異ならせておけば、さまざまな組み合わ
せで、ブラインドホールやスルーホールを形成すること
が考えられる。
【0099】更にまた、前記実施例では、本発明を基板
にブラインドホールとスルーホールを形成するための微
粉体噴射加工処理装置に適用したが、本発明の適用がこ
のようなワークを対象としたものに限られることは無
い。
【0100】この他、前記実施例において示した具体的
な構成は、本発明微粉体噴射加工処理装置の実施に当っ
てのほんの一例を示したものにすぎず、これらによって
本発明の技術的範囲が限定的に解釈されてはならない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明微粉体噴射加工処理装置の実施の一例を
示す全体の斜視図である。
【図2】微粉体噴射加工処理装置全体を示す縦断面図で
ある。
【図3】図2のIII−III線に沿う断面図である。
【図4】要部の拡大斜視図である。
【図5】図2のV−V線に沿う拡大断面図である。
【図6】一のワーク台及び噴射ノズルの要部を拡大して
示す断面図である。
【図7】図8乃至図14と共に本発明微粉体噴射加工処
理装置による動作の一例を経時的に示すもので、本図は
初期状態を示す要部の正面図である。
【図8】第1ワーク台上の基板に対する微粉体噴射によ
る処理が行なわれている状態を示す要部の正面図であ
る。
【図9】第1ワーク台上の基板が第1のワーク移送手段
に吸着された状態を示す要部の正面図である。
【図10】第1ワーク台上にあった基板が第1のワーク
移送手段によって取り上げられた状態を示す要部の正面
図である。
【図11】第1ワーク台への新たな基板の載置と第2ワ
ーク台への基板の載置が行なわれる状態を示す要部の正
面図である。
【図12】第1ワーク台上の基板と第2ワーク台上の基
板に対する微粉体噴射による処理が行なわれている状態
を示す要部の正面図である。
【図13】3つのワーク台上の基板に対する各別の微粉
体噴射による処理が行なわれている状態を示す要部の正
面図である。
【図14】第1のワーク移送手段及び第2のワーク移送
手段による第1ワーク台上及び第2ワーク台上の基板の
吸着と第3ワーク台上の基板の取り出しが行なわれてい
る状態を示す要部の正面図である。
【図15】配管系を示す概略図である。
【符号の説明】 1 微粉体噴射加工処理装置 16、30、32、33、34、35 ワーク台移動手
段 21 ワーク台 22 ワーク台 23 ワーク台 24 ワーク 38 噴射ノズル 39 噴射ノズル 40 噴射ノズル 48 ワーク移送手段 49 ワーク移送手段

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 微粉体を噴射して所定の処理を行なう微
    粉体噴射加工処理装置であって、所定のピッチで配列さ
    れると共に各別にワークを着脱自在に載置する複数のワ
    ーク台と、これらワーク台を同時に移動させてワーク台
    の配列ピッチと同じ間隔で往復運動させるワーク台移動
    手段と、各ワーク台の一方の停止位置(以下、「第1の
    停止位置」と言う。)と他方の停止位置(以下、「第2
    の停止位置」と言う。)との間でワーク台に載置されて
    いるワークに対して微粉体を噴射する噴射ノズルと、隣
    り合ったワーク台の一方に載置されているワークを取り
    上げてこれを他方のワーク台に載置するワーク移送手段
    とを備え、上記各ワーク移送手段は一のワーク台の第2
    の停止位置と該一のワーク台に隣り合う別のワーク台の
    第1の停止位置になる停止位置に対応した位置に配設さ
    れ、また、上記噴射ノズルは各ワーク台の第1の停止位
    置と第2の停止位置との間に配設されており、ワークは
    第1の停止位置において各ワーク台にそれぞれ載置され
    た後、ワーク台移動手段により第1の停止位置から第2
    の停止位置まで移動されると共に、その移動範囲におけ
    る中間の位置で上記各噴射ノズルにより各別に微粉体の
    噴射による処理が施され、第2の停止位置においてワー
    ク移送手段に取り上げられた後、ワーク台移動手段によ
    り各ワーク台が第1の停止位置に戻ったときに、ワーク
    移送手段により取り上げられたワークを最初に載置した
    ワーク台の隣りのワーク台に載置して、再び、ワークを
    ワーク台移動手段により第2の停止位置へ向けて移動さ
    せて次の別の処理に移行するようにして、順次、ワーク
    を一の方向に送って行くと共に、各噴射ノズルにおいて
    各別に処理を行なって所定の加工を行なうようにしたこ
    とを特徴とする微粉体噴射加工処理装置。
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