JP3069661U - 電動車のブレ―キ探知構造 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 構造が簡単で組立しやすく、部品が少なく、
且つ防水効果に優れ、確実に信号を検知する電動車のブ
レーキ探知構造を提供する。 【解決手段】 主に、ハンドル１１及びそれに接続する
ハンドル台１２、そしてその両者１１，１２に対応する
位置に設置される磁気体２１及びその磁気スイッチ２２
から構成される電動車のブレーキ探知構造とする。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本考案は、電動車のブレーキ探知構造に関するもので、構造が簡単で組立しや すく、部品が少ない。且つ防水効果に優れ、確実に信号を検知するものある。

【０００２】

【従来の技術】

現在までのところ、電動車の開発は、歩き始めたばかりの状態で、その各部品 に関しても開発途上の段階である。すでに多くの電動車が道路を走っているもの の、やはり少数派にすぎない。もし、電動車が現在の便利なガソリン車に取って 代わろうとするなら、各方面の改良は必至である。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

電動車のブレーキ探知警告を例に取ってみると、従来のブレーキ動作検知スイ ッチは、皆部品が多すぎ、それらが相互に連結している。そのため、組立上複雑 なだけでなく、各種の多すぎる部品によってコストも上昇せざるをえない。特に この種の動作スイッチの防水効果は極めて悪く、設置してあるスイッチにさらに 何層もの防水カバーを被せなければ、役に立たない状態である。実施上、重量型 の自動四輪車または二輪車を例にとると、これらは外形上からカバーを具えてい るため、簡単に収納できる。

【０００４】 しかし、電動自転車の場合は、機動が簡単であるために各部の部品は軽量縮小 が求められており、このためこれらの付属部品も同じく簡単であることを求めら れている。この条件の下、従来のブレーキ探知構造は形状が拙い。将来において 、電動車の発展の道のりは長いものの、電動車は各方面において、我々が受け入 れられる程度直前まで来ていることを忘れてはならない。走行中、電気切れの場 合、人力で走れる電動自転車は、現在の状況から見て、必要な乗り物と言える。 故に現在のブレーキ検知構造を改善することは、重要で且つ意義あることと言え る。

【０００５】 本考案は、上述の欠点である部品数の多さ及び防水構造を改善した電動車のブ レーキ探知構造を提供することにある。

【０００６】

【課題を解決するための手段】

上記課題を解決するため、本考案に係る電動車のブレーキ探知構造は、部品が 少なく、簡単に組み立てでき、且つ防水効果があり、確実に信号を検知できるこ とを特徴とするものである。また、主にハンドル及びそれに接続するハンドル台 、そしてその両者に対応する位置に設置される磁気体及びその磁気スイッチから 構成される。これらの部品によって、ハンドルが押されると、磁気体と磁気スイ ッチ間が移動し、スイッチによって動作及び停止されるもので、簡単な部品の組 立によりコストが下げられ、防水効果もよく、コントロールチップにより有効に 信号を検出して、コントロールチップに伝えることとなる。

【０００７】

【考案の実施の形態】

以下、本考案に係る電動車のブレーキ探知構造の実施の形態について、図面に 基づいて説明する。

【０００８】 まず、図１及び図２に示すように、電動車のブレーキ探知構造は、二輪以上の 電動車のためのブレーキ探知に関するもので、主に、ハンドル１１及びそれに接 続するハンドル台１２、そしてその両者１１，１２にそれぞれ設置する磁気体２ １及び磁気スイッチ２２の部品から構成される。

【０００９】 そのうち、ハンドル１１は、握るのに適する厚みの握り手で、その前側にはハ ンドル台１２を接続するためのとぼそ孔が開設され、そのハンドル台１２内に入 れる。このハンドル１１前には、回線繋ぎ片１１１が設置され、その片上には予 備位置部１１２が設置されている。この磁気体２１は、強力な磁石でネオジウム 、鉄、ホウ素等から生成されたリングマグネットで、予備位置部１１２とハンド ル１１上で連動している。

【００１０】 磁気スイッチ２２部品は、ハンドル台１２内にあって、スプリングマグネット スイッチとして適用される。その位置は、磁気体２１の正面で、ハンドル１１が 動かない時には、マグネット平衡を保って停止している。

【００１１】 このようにして、構造から部品を少なくできるため、組立も簡単で、コストも 低く抑えられるという利点がある。また、外に露出する磁気体２１及びスプリン グマグネットスイッチに対する防水効果にも優れた部品で、組立応用上、水密問 題を考慮せずにすむ。このため、最も簡単な組立で電動自転車に適応できる。

【００１２】 実際に応用している図が、図３及び図４に示されている。電動自転車のブレー キ検査時、ハンドル１１が板に当たる前、磁気体２１は磁気スイッチ２２の反応 位置にあり、始動しない。この時、ランプ４は光らない状態である。ハンドル１ １を押すと、磁気体２１は、ハンドル１１の動きに反応して回転し、磁気スイッ チ２２が開いて反応範囲に至る。それにより、発生する信号を検知判断するコン トロールチップ３に送り、ランプ４が光る。

【００１３】 事実、図２及び図５に示すとおり、磁気体２１及びその磁気スイッチ２２は、 横向き対応式で実施されているのが、大きな特徴である。この種の方法は、図６ に示す従来のスプリングマグネット・スイッチによる解離の応用方式と全く異な る。しかし、磁気体１１作動時には、とぼそ孔を中心にして平行に横移動してス プリングマグネットスイッチへ移動する。電導距離は、力に比例し、且つハンド ル１１が板に抑えられるのを最大距離とする。このため、ハンドル１１を握ると 、ランプ４がつくようになっている。

【００１４】

【考案の効果】

以上のように、本考案に係る電動車のブレーキ探知構造は、主に、ハンドル及 びそれに接続するハンドル台、そしてその両者に対応する位置に設置される磁気 体及びその磁気スイッチから構成される。これらの部品によって、ハンドルが押 されると、磁気体と磁気スイッチ間が移動し、スイッチによって動作及び停止さ れるという特徴をもつ。それにより、簡単な部品の組立によりコストが下げられ 、防水効果もよくなる。また、コントロールチップにより有効に信号を検出して 、コントロールチップに伝える。このため、各種二輪以上の電動車のブレーキ探 知使用に適し、特に電動自転車に効果的である。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の立体分解図である。

【図２】本考案の組立平面図である。

【図３】本考案の電動車ブレーキハンドルの応用例図で
ある。

【図４】図３のブレーキハンドル下の動作指示図であ
る。

【図５】本考案リングマグネットとスプリングマグネッ
トのスイッチの相対移動指示図である。

【図６】従来のスプリングマグネットスイッチの応用指
示図である。

【符号の説明】

１１ ハンドル １１１ 回線結び片 １２ ハンドル台 １１２ 予備位置部 ２１ 磁気体 ２２ 磁気スイッチ ３ コントロールチップ

Claims (4)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】主に、押圧操作が可能なハンドルと、上記
   ハンドルに接続するハンドル台と、上記ハンドルおよび
   上記ハンドル台に対応する位置に設置されるとともに、
   上記ハンドルに連動して検出した信号をコントロールチ
   ップに有効に送るために動作及び停止を行わせる磁気体
   と、上記磁気体の磁気スイッチとを備えたことを特徴と
   する電動車のブレーキ探知構造。
2. 【請求項２】前記ハンドルの前側には、握り部になると
   ぼそ孔を設置し、上記とぼそ孔の前には回路繋ぎ片を連
   接し、上記回路繋ぎ片上に予備位置部を設置するととも
   に、前記磁気体は、前記ハンドル台内でスプリングマグ
   ネットスイッチとなる強力な磁石から成り、前記ハンド
   ルが動かない時には平衡保持して停止させて設置される
   ことを特徴とする請求項１記載の電動車のブレーキ探知
   構造。
3. 【請求項３】前記磁石は、ネオジウム、鉄、ホウ素から
   生成されたマグネットリングであり、上記マグネットリ
   ングを動作させた際に、前記スプリングマグネットスイ
   ッチまで前記とぼそ孔を中心にして平行に横移動すると
   ともに、電導にかかる距離を力に比例させ且つ前記ハン
   ドルが板に抑えられる最大距離を有することを特徴とす
   る請求項２記載の電動車のブレーキ探知構造。
4. 【請求項４】主に、二輪以上の電動車におけるブレーキ
   検知に使用することを特徴とする請求項２記載の電動車
   のブレーキ探知構造。