JP3069592B2 - プレート式熱交換器 - Google Patents

プレート式熱交換器

Info

Publication number
JP3069592B2
JP3069592B2 JP2102104A JP10210490A JP3069592B2 JP 3069592 B2 JP3069592 B2 JP 3069592B2 JP 2102104 A JP2102104 A JP 2102104A JP 10210490 A JP10210490 A JP 10210490A JP 3069592 B2 JP3069592 B2 JP 3069592B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
gasket
fixing
plate
groove
tab
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP2102104A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH03263594A (ja
Inventor
淳一 中村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hisaka Works Ltd
Original Assignee
Hisaka Works Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Priority to JP2102104A priority Critical patent/JP3069592B2/ja
Application filed by Hisaka Works Ltd filed Critical Hisaka Works Ltd
Priority to AU73251/91A priority patent/AU633197B2/en
Priority to ES91904622T priority patent/ES2054493T3/es
Priority to CA002049933A priority patent/CA2049933C/en
Priority to AT9191904622T priority patent/ATE105076T1/de
Priority to EP91904622A priority patent/EP0469160B1/en
Priority to US07/761,370 priority patent/US5178212A/en
Priority to DK91904622.7T priority patent/DK0469160T3/da
Priority to PCT/JP1991/000203 priority patent/WO1991013310A1/en
Priority to DE69101814T priority patent/DE69101814T2/de
Priority to PT96844A priority patent/PT96844B/pt
Publication of JPH03263594A publication Critical patent/JPH03263594A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3069592B2 publication Critical patent/JP3069592B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F28HEAT EXCHANGE IN GENERAL
    • F28FDETAILS OF HEAT-EXCHANGE AND HEAT-TRANSFER APPARATUS, OF GENERAL APPLICATION
    • F28F3/00Plate-like or laminated elements; Assemblies of plate-like or laminated elements
    • F28F3/08Elements constructed for building-up into stacks, e.g. capable of being taken apart for cleaning
    • F28F3/10Arrangements for sealing the margins

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、プレートをガスケットを介して所要枚数
積層させてなるプレート式熱交換器に関するものであ
り、ガスケットをプレートに対して取付固定するのに接
着剤の使用を嫌う食品・薬品分野やガスケットの貼り替
えメンテナンスの向上を希望する一般化学分野等に利用
される。
〔従来の技術〕
一般に、プレート式熱交換器は、適切な凹凸模様を形
成した伝熱面を有するプレートをガスケットを介して所
要枚数積層させて、そのプレート間に複数の流路を形成
し、これらの流路に異なる2種類の媒体を交互に流通し
て、その媒体間でプレートを介して熱交換する構成とな
っている。
第9図は代表的なプレート式熱交換器の具体例を示す
部分分解斜視図であって、(1)は適切な凹凸模様(図
示省略)を形成した伝熱面(2)を有するプレートで、
四隅に孔(3)(4)(5)(6)をそれぞれ有し、孔
(3)(4)を連通して伝熱面(2)を囲繞しかつ他の
孔(5)(6)を閉塞するように合成ゴム等の耐熱性を
有する弾性材料から製作されたガスケット(7)が装着
されている。このプレート(1)を交互に上下反転して
所要枚数積層させてa媒体用流路(8)とb媒体用流路
(9)とを交互に形成する。
このようなプレート式熱交換器においては、第10図に
示すように、プレート(1)の周縁部に形成されたガス
ケット溝(10)にガスケット(7)を嵌着し、そして、
プレート(1)を積層することによりガスケット(7)
が隣り合うプレート(1)のガスケット溝(10)の裏面
に圧接されて、各プレート(1)(1)…間に密封され
た流路(8)(9)を形成し、プレート(1)(1)間
から媒体が外部へ漏洩するのを防止するシール構造とな
っている。
従来、上記ガスケット(7)はプレート(1)のガス
ケット溝(10)に接着剤で取付固定されるのが一般的で
あった。即ち、接着剤はガスケット(7)をガスケット
溝(10)内に適切に固定するとともに、ガスケット
(7)の交換が必要とされる場合には、ガスケット
(7)を比較的容易に取り外すことができるので、プレ
ート(1)のガスケット溝(10)に対する取付固定に一
般的に使用されている。しかし、ガスケット(7)をプ
レート(1)のガスケット溝(10)に接着剤で取付固定
させる場合には、接着剤の塗布に先立ってプレート
(1)を洗滌してその表面から接着の妨げとなる油脂分
等の付着物を完全に除去する必要があるとともに、接着
剤の塗布・乾燥養生等に時間を要し、また、ガスケット
(7)の交換時に新たなガスケット(7)の接着に先立
ってガスケット溝(10)内の古い接着剤を入念に清掃し
て除去することが必要である等のメンテナンス上の作業
性が非常に悪かった。これに加えて、食品・薬品用の流
体を熱交換する場合には、接着剤の混入が問題になる場
合がある。そのため、接着剤を使用しないでプレート
(1)のガスケット溝(10)に対するガスケット(7)
の取付固定が望まれている。
そこで、ガスケット(7)を接着剤を使用しないでプ
レート(1)のガスケット溝(10)に取付固定する公知
のものとしては、第11図乃至第13図に示すように、ガス
ケット(7)のガスケット本体(7a)の接液しない周側
面に適宜間隔で固定タブ(7b)を一体に突設するととも
に、該固定タブ(7b)の下面に固定突起(7c)を一体に
突設し、かつ、プレート(1)のガスケット溝(10)の
接液しない周側面に上記固定タブ(7b)と対応してガス
ケット固定挿入部(10a)を凹設するとともに、該ガス
ケット固定挿入部(10a)の底部に上記固定突起(7c)
と対応して該固定突起(7c)を圧入嵌合し得る嵌合孔
(10b)を穿設した構造となし、該タブ(7b)の固定突
起(7c)をガスケット固定挿入部(10a)の嵌合孔(10
b)に圧入嵌合することにより、ガスケット(7)をプ
レート(1)のガスケット溝(10)に対して取付固定す
るようにしている。
〔発明が解決しようとする課題〕
ところで、上記手段によれば、接着剤を使用しないで
プレート(1)のガスケット溝(10)に対するガスケッ
ト(7)の取付固定が可能になったが、次のような問題
があった。
プレート式熱交換器に用いられるガスケットは、使用
される温度、圧力液質によって適する材質のものを選定
する。そのため、多くのガスケット材質が必要であり使
用されている。
先ず、合成ゴム等の耐熱性を有する弾性材料から製作
されたガスケット(7)では、材質差による製作時のシ
ュリンク(縮み代)が異なるため同一の金型で合成ゴム
のガスケットを製作すれば、必ず長さ寸法が異なる問題
がある。或いは、同材質でも製作ロットが異なればガス
ケット本体(7a)の長さ寸法にはバラツキが必ず生じ、
しかも、その寸法バラツキはガスケット本体(7a)の全
周で一定でなくて部分的に生じる場合もあるため、固定
タブ(7b)の固定点が1ポイントに決められている従来
のガスケット(7)では、取付固定時にガスケット本体
(7a)の長さ寸法のバラツキを吸収することができな
い。従って、ガスケット(7)のガスケット本体(7a)
が長い場合には、プレート(1)のガスケット溝(10)
にガスケット(7)を取付固定すると、第14図で(イ)
に示すように、ガスケット本体(7a)が部分的に湾曲し
てプレート(1)のガスケット溝(10)から浮き上がっ
てプレート(1)を積層締付する際にガスケット(7)
がプレート(1)の溝(10)の所定位置に納まらず、シ
ール性に問題が生じる。また、ガスケット本体(7a)が
短い場合には、第14図で(ロ)に示すように、固定タブ
(7b)が曲げられた状態でガスケット溝(10)のガスケ
ット固定挿入部(10a)に位置してプレート(1)のガ
スケット溝(10)に対するガスケット(7)の取付固定
が行われることになるため、プレート(1)のガスケッ
ト溝(10)に対するガスケット(7)の取付固定におけ
る作業性が非常に悪くなるとともに、曲げられた固定タ
ブ(7b)によってガスケット本体(7a)がプレート
(1)のガスケット溝(10)から浮き上がってプレート
(1)を積層締付する際にガスケット(7)がプレート
(1)の溝(10)の所定位置に納まらず、シール性に問
題がある。また、ガスケット(7)は固定タブ(7b)を
ガスケット本体(7a)から小さな接合面積で、しかも、
単に突出して一体形成しただけであるから、固定タブ
(7b)の強度が弱くてガスケット本体(7a)に対して曲
り易く、プレート(1)のガスケット溝(10)にガスケ
ット(7)を充分に取付固定させるためには、短いピッ
チで多くの固定タブ(7b)を突出形成しなければなら
ず、プレートの加工設備及びガスケットの加工手間の増
加によって高コストとなる。更に、ガスケット(7)の
固定タブ(7b)がガスケット本体(7a)に対して曲り易
く、しかも、その先端部裏面に固定突起(7c)を一体に
突出形成させているため、ガスケット(7)の製作時及
び取扱い時に、ガスケット(7)を複数本束ねると、固
定タブ(7b)及び固定突起(7c)が絡み合って取扱いが
不便であったり、固定タブ(7b)が切断されるという問
題があった。そして、更に、ガスケット(7)の固定タ
ブ(7b)の先端部裏面に一体に突出形成させた固定突起
(7c)とプレート(1)に設けた嵌合孔(10b)との圧
入嵌合による固定力が小さいため、ガスケット(7)が
プレート(1)から部分的に外れ易くてシール性に問題
があった。
この発明は、従来のプレート式熱交換器の上記問題点
に鑑みて提案されたもので、その目的とするところは、
プレートのガスケット溝に対するガスケットの取扱固定
における作業性が良く、しかも、大きな固定力が得ら
れ、かつ、ガスケットが破損し難いプレート式熱交換器
を提供しようとするものである。
〔課題を解決するための手段〕
この発明は、上記目的を達成するため、複数のプレー
トをその周縁部全周に亘って設けたガスケット溝に嵌装
したガスケットを介して積層してなり、上記ガスケット
のガスケット本体の接液しない周側面に固定タブを適宜
間隔で設け、かつ、上記プレートのガスケット溝の接液
しない周側面に、上記ガスケットの固定タブと対応して
ガスケット固定部を設け、上記ガスケットの固定タブを
上記プレートのガスケット固定部に固定させてガスケッ
トをプレートのガスケット溝に接着剤を使用しないで取
付固定するプレート式熱交換器において、上記ガスケッ
トの固定タブを、ガスケット本体から一体に突出成形さ
れた2本以上の突出片に上記ガスケット本体と平行方向
に延びる固定片を連結させて形成するとともに、上記プ
レートのガスケット固定部を、ガスケット溝から連通開
口された上記突出片と同数の凹部間の凸部に、ガスケッ
ト溝と平行方向に延びるスリットを上記凹部と連通開口
させて形成し、上記固定タブの固定片を上記ガスケット
固定部のスリットに上方から圧入嵌合させてガスケット
の固定タブをプレートのガスケット固定部に固定するよ
うにしたものである。
また、本発明は、複数のプレートをその周縁部全周に
亘って設けたガスケット溝に嵌装したガスケットを介し
て積層してなり、上記ガスケットのガスケット本体の接
液しない周側面に固定タブを適宜間隔で設け、かつ、上
記プレートのガスケット溝の接液しない周側面に、上記
ガスケットの固定タブと対応してガスケット固定部を設
け、上記ガスケットの固定タブを上記プレートのガスケ
ット固定部に固定させてガスケットをプレートのガスケ
ット溝に接着剤を使用しないで取付固定するプレート式
熱交換器において、上記ガスケットの固定タブを、ガス
ケット本体から一体に突出形成された突出片の先端に上
記ガスケット本体と平行方向に延びる固定片を一体に形
成させてL字状に形成するとともに、上記プレートのガ
スケット固定部を、ガスケット溝から連通開口された凹
部の端面及び一側面に、ガスケット溝と平行方向に延び
るスリットを連通開口させて形成し、上記固定タブの固
定片を上記ガスケット固定部のスリットに上方から圧入
嵌合させてガスケットの固定タブをプレートのガスケッ
ト固定部に固定するようにしたものである。
〔作用〕
上記ガスケットはガスケット本体をプレートのガスケ
ット溝に嵌装させながら、固定タブの固定片をプレート
のスリットに圧入嵌合することによりプレートに取付固
定される。
この発明によれば、ガスケットのガスケット本体から
一体に突出成形された固定タブの上記ガスケット本体と
平行方向に延びる固定片を、プレートのガスケット溝に
上記固定タブと対応して形成されたガスケット固定部の
上記ガスケット溝と平行方向に延びるスリットに上方か
ら圧入嵌合させてガスケットの固定タブをプレートのガ
スケット固定部に固定するようにしたから、ガスケット
の固定片をプレートのガスケット溝と平行方向に融通性
をもって固定することができ、これによってガスケット
のプレートへの固定位置にガスケット本体の平行方向に
対して自由度を持たせることができる。
〔実施例〕
以下、この発明を図面に示す実施例に基づいて説明す
る。第1図乃至第4図はこの発明の第1実施例を示した
ものである。ここで、第1図はこの第1実施例に係るプ
レート式熱交換器におけるガスケットの取付固定構造を
示した部分斜視図、第2図はその分解斜視図、第3図及
び第4図は第1図のA−A線及びB−B線における断面
図である。
第1図乃至第4図において、(11)は適切な凹凸模様
(図示省略)を形成した伝熱面(12)を有するプレート
で、その周囲に伝熱面(12)を取り囲むように全周に亘
って逆台形形状を有するガスケット溝(13)が形成さ
れ、このガスケット溝(13)の接液しない周側面に適宜
間隔でガスケット固定部(14)を形成してある。このガ
スケット固定部(14)は台形形状を有する凸部(14a)
の両側にガスケット溝(13)と直交方向に連通開口され
た逆台形形状を有する凹部(14b)(14b)を形成すると
ともに、上記凸部(14a)に凹部(14b)(14b)と連通
開口されたスリット(14c)をガスケット溝(13)と平
行方向に形成して構成されている。(15)は合成ゴム等
の耐熱性を有する弾性材料から製作されたガスケット
で、上記プレート(11)のガスケット溝(13)に嵌装さ
れる略亀甲形断面形状を有するガスケット本体(16)の
接液しない周側面に、上記プレート(11)のガスケット
固定部(14)と対応してコ字状の固定タブ(17)を一体
に突出形成している。この固定タブ(17)は上記プレー
ト(11)のガスケット固定部(14)の凹部(14b)(14
b)と同じ間隔でガスケット本体から突出している突出
片(17a)(17b)の先端間をガスケット本体(16)と平
行方向に延びる固定片(17b)で連結して構成されてい
る。
上記ガスケット(15)はガスケット本体(16)をプレ
ート(11)のガスケット溝(13)内に嵌装するととも
に、固定タブ(17)の突出片(17a)(17a)をガスケッ
ト固定部(14)の凹部(14b)(14b)に遊嵌させなが
ら、固定タブ(17)の固定片(17b)をガスケット固定
部(14)の凸部(14a)のスリット(14c)に圧入嵌合す
ることによりプレート(11)に取付固定される。
この第1実施例に係るプレート式熱交換器において
は、ガスケット(15)は固定タブ(17)の突出片(17
a)(17a)をプレート(11)のガスケット固定部(14)
の凹部(14b)(14b)に遊嵌させながら、固定タブ(1
7)の固定片(17b)をガスケット固定部(14)の凸部
(14a)のスリット(14c)に圧入嵌合してプレート(1
1)に取付固定させているから、ガスケット(15)の固
定タブ(17)をプレート(11)のガスケット溝(13)と
平行方向に、かつ、平行方向に融通性をもって固定でき
て、プレート(11)のガスケット固定部(14)に対する
ガスケット(15)の固定タブ(17)の固定位置にガスケ
ット本体(16)の平行方向に対して自由度を持たせるこ
とができる。これにより、ガスケット(15)を製造する
際に、ガスケット(15)のガスケット本体(16)に長さ
寸法のバラツキが生じても、プレート(11)のガスケッ
ト固定部(14)に対するガスケット(15)の固定タブ
(17)の固定位置をずらせるだけで、ガスケット本体
(16)のガスケット溝(13)からの浮き上りや、固定タ
ブ(17)が曲がった状態で、プレート(11)のガスケッ
ト固定部(14)に嵌合されるのを任意の場所で吸収し、
防止することができ、プレート(11)のガスケット溝
(13)に対するガスケット(15)の取付固定における作
業性が良くなるとともに、シール性も向上される。ま
た、ガスケット(15)の固定タブ(17)をコ字状に形成
したことにより、固定タブ(17)のガスケット本体(1
6)に対する曲り強度が増すから、ガスケット本体(1
6)のプレート(11)のガスケット溝(13)からの浮き
上り位置ズレを防止することができ、プレート(11)の
ガスケット溝(13)に対する取付固定における作業性を
向上させるとともに、ガスケット(15)の製作時及び取
扱い時における絡み合いを防止させて取扱いに便利であ
り、しかも、固定タブ(17)の切断強度を増加させるか
ら不良品を低減させることができる。
第5図乃至第8図はこの発明の第2実施例を示したも
のである。ここで、第5図は第2実施例に係るプレート
式熱交換器におけるガスケットの取付固定構造を示した
部分斜視図、第6図はその分解斜視図、第7図及び第8
図は第5図のC−C線及びD−D線における断面図であ
る。但し、第1図乃至第4図の第1実施例と同一部分に
は同一符号を付してその説明を省略する。
第2実施例はプレート(11)のガスケット溝(13)の
接液しない周側面に、当該ガスケット溝(13)と直交方
向に連通する凹部(18a)の端面及び一側面にガスケッ
ト溝(13)の平行方向に延びるスリット(18b)を形成
してなるガスケット固定部(18)を適宜間隔で形成する
とともに、ガスケット(15)のガスケット本体(16)の
接液しない周側面に、当該ガスケット本体(16)と一体
に直交方向に突設された突出片(19a)の先端にガスケ
ット本体(16)の平行方向に延びる固定片(19b)を一
体に形成してなるL字状の固定タブ(19)を上記プレー
ト(11)のガスケット固定部(18)と対応して形成して
なり、ガスケット(15)のガスケット本体(16)をプレ
ート(11)のガスケット溝(13)内に嵌装するととも
に、ガスケット(15)の固定タブ(19)の突出片(19
a)をプレート(11)のガスケット固定部(18)の凹部
(18a)に遊嵌させながら、固定タブ(19)の固定片(1
9b)をガスケット固定部(18)のスリット(18b)に圧
入嵌合することにより、ガスケット(11)をプレート
(11)に取付固定させるものである。
この第2実施例に係るプレート式熱交換器において
も、ガスケット(15)の固定タブ(19)をプレート(1
1)のガスケット溝(13)と平行方向に、かつ、平行方
向に融通性をもって固定することができ、プレート(1
1)のガスケット固定部(18)に対するガスケット(1
5)の固定タブ(19)の固定位置にガスケット本体(1
6)の平行方向に対して自由度を持たせることができ
る。これによって、第1実施例と同様の作用効果を得る
ことができる。
以上はこの発明の各実施例を示したもので、この発明
はこれらの実施例に限定されることなく、この発明の要
旨内において変更することが可能である。例えば、第1
実施例ではガスケット(15)の固定タブ(17)は2本の
突出片(17a)(17a)の先端間を固定片(17b)で連結
した突出片(17a)が2連の場合について述べている
が、上記突出片(17a)を2本以上突出してこれを連結
することで必要な固定力を得ることができる。この場
合、プレート(11)のガスケット固定部(14)もそれに
応じて構成する。
〔発明の効果〕
この発明によれば、ガスケットのプレートへの固定位
置にガスケット本体の平行方向に対して自由度を持たせ
たから、ガスケットの製作時にガスケット本体の長さ寸
法にバラツキがあっても取付固定時にそれを吸収するこ
とができてガスケットの取付固定における作業性が向上
されるとともに、シール性も向上されて熱交換器機能が
安定する。しかも、ガスケットの固定タブをプレートの
ガスケット固定部に固定する際、固定タブの固定片をガ
スケット固定部のスリットに上方から押し込むだけで圧
入嵌合させて固定することができるから、ガスケットの
プレートに対する固定が極めて簡単であり、ガスケット
の取付固定作業に手間がかからない。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第4図はこの発明の第1実施例を示すもので
あって、第1図はこの第1実施例に係るプレート式熱交
換器におけるガスケットの取付固定構造を示した部分斜
視図、第2図はその分解斜視図、第3図及び第4図は第
1図のA−A線及びB−B線に於ける断面図である。 第5図乃至第8図はこの発明の第2実施例を示すもので
あって、第5図はこの第2実施例に係るプレート式熱交
換器におけるガスケットの取付構造を示した部分斜視
図、第6図はその分解斜視図、第7図及び第8図は第5
図のC−C線及びD−D線における断面図である。 第9図はプレート式熱交換器の一例を示す部分分解斜視
図であり、また、第10図はその組立時の要部断面図であ
る。 第11図乃至第13図は従来のプレート式熱交換器に於ける
ガスケットの取付固定構造を示すものであって、第11図
は部分斜視図、第12図はその分解斜視図、第13図は第11
図のE−E線における断面図である。 第14図は従来のガスケットの取付固定構造において不都
合が生じた場合の状態を示すガスケットの部分斜視図で
ある。 (11)……プレート、(12)……伝熱面、 (13)……ガスケット溝、 (14)……ガスケット固定部、 (14a)……凸部、(14b)……凹部、 (14c)……スリット、 (15)……ガスケット、 (16)……ガスケット本体、 (17)……固定タブ、(17a)……突出片、 (17b)……固定片、 (18)……ガスケット固定部、 (18a)……凹部、(18b)……スリット、 (19)……固定タブ、(19a)……突出片、 (19b)……固定片。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数のプレートをその周縁部全周に亘って
    設けたガスケット溝に嵌装したガスケットを介して積層
    してなり、上記ガスケットのガスケット本体の接液しな
    い周側面に固定タブを適宜間隔で設け、かつ、上記プレ
    ートのガスケット溝の接液しない周側面に、上記ガスケ
    ットの固定タブと対応してガスケット固定部を設け、上
    記ガスケットの固定タブを上記プレートのガスケット固
    定部に固定させてガスケットをプレートのガスケット溝
    に接着剤を使用しないで取付固定するプレート式熱交換
    器において、 上記ガスケットの固定タブを、ガスケット本体から一体
    に突出成形された2本以上の突出片に上記ガスケット本
    体と平行方向に延びる固定片を連結させて形成するとと
    もに、 上記プレートのガスケット固定部を、ガスケット溝から
    連通開口された上記突出片と同数の凹部間の凸部に、ガ
    スケット溝と平行方向に延びるスリットを上記凹部と連
    通開口させて形成し、 上記固定タブの固定片を上記ガスケット固定部のスリッ
    トに上方から圧入嵌合させてガスケットの固定タブをプ
    レートのガスケット固定部に固定するようにしたことを
    特徴とするプレート式熱交換器。
  2. 【請求項2】複数のプレートをその周縁部全周に亘って
    設けたガスケット溝に嵌装したガスケットを介して積層
    してなり、上記ガスケットのガスケット本体の接液しな
    い周側面に固定タブを適宜間隔で設け、かつ、上記プレ
    ートのガスケット溝の接液しない周側面に、上記ガスケ
    ットの固定タブと対応してガスケット固定部を設け、上
    記ガスケットの固定タブを上記プレートのガスケット固
    定部に固定させてガスケットをプレートのガスケット溝
    に接着剤を使用しないで取付固定するプレート式熱交換
    器において、 上記ガスケットの固定タブを、ガスケット本体から一体
    に突出形成された突出片の先端に上記ガスケット本体と
    平行方向に延びる固定片を一体に形成させてL字状に形
    成するとともに、 上記プレートのガスケット固定部を、ガスケット溝から
    連通開口された凹部の端面及び一側面に、ガスケット溝
    と平行方向に延びるスリットを連通開口させて形成し、 上記固定タブの固定片を上記ガスケット固定部のスリッ
    トに上方から圧入嵌合させてガスケットの固定タブをプ
    レートのガスケット固定部に固定するようにしたことを
    特徴とするプレート式熱交換器。
JP2102104A 1990-02-21 1990-04-17 プレート式熱交換器 Expired - Lifetime JP3069592B2 (ja)

Priority Applications (11)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2102104A JP3069592B2 (ja) 1990-02-21 1990-04-17 プレート式熱交換器
PCT/JP1991/000203 WO1991013310A1 (en) 1990-02-21 1991-02-18 Plate-type heat exchanger
CA002049933A CA2049933C (en) 1990-02-21 1991-02-18 Plate-type heat exchanger
AT9191904622T ATE105076T1 (de) 1990-02-21 1991-02-18 Plattenwaermetauscher.
EP91904622A EP0469160B1 (en) 1990-02-21 1991-02-18 Plate-type heat exchanger
US07/761,370 US5178212A (en) 1990-02-21 1991-02-18 Plate-type heat exchanger
AU73251/91A AU633197B2 (en) 1990-02-21 1991-02-18 Plate-type heat exchanger
ES91904622T ES2054493T3 (es) 1990-02-21 1991-02-18 Intercambiador de calor del tipo de placa.
DE69101814T DE69101814T2 (de) 1990-02-21 1991-02-18 Plattenwärmetauscher.
DK91904622.7T DK0469160T3 (da) 1990-02-21 1991-02-18 Varmeveksler af pladetype
PT96844A PT96844B (pt) 1990-02-21 1991-02-21 Permutador de calor do tipo placa

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4175890 1990-02-21
JP2-41758 1990-02-21
JP2102104A JP3069592B2 (ja) 1990-02-21 1990-04-17 プレート式熱交換器

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH03263594A JPH03263594A (ja) 1991-11-25
JP3069592B2 true JP3069592B2 (ja) 2000-07-24

Family

ID=26381411

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2102104A Expired - Lifetime JP3069592B2 (ja) 1990-02-21 1990-04-17 プレート式熱交換器

Country Status (11)

Country Link
US (1) US5178212A (ja)
EP (1) EP0469160B1 (ja)
JP (1) JP3069592B2 (ja)
AT (1) ATE105076T1 (ja)
AU (1) AU633197B2 (ja)
CA (1) CA2049933C (ja)
DE (1) DE69101814T2 (ja)
DK (1) DK0469160T3 (ja)
ES (1) ES2054493T3 (ja)
PT (1) PT96844B (ja)
WO (1) WO1991013310A1 (ja)

Families Citing this family (15)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE19506281A1 (de) * 1995-02-23 1996-08-29 Schmidt Bretten Gmbh Umfangsdichtung eines Plattenwärmeübertragers
JPH08271178A (ja) * 1995-03-29 1996-10-18 Hisaka Works Ltd プレート式熱交換器
DK174409B1 (da) * 1998-01-12 2003-02-17 Apv Heat Exchanger As Varmevekslerplade med forstærket kantudformning
US6973960B1 (en) * 1998-01-16 2005-12-13 Pessach Seidel Flat plate heat exchanger and flat plate therefor
IL125113A (en) * 1998-06-25 2001-08-26 Pessach Seidel Heat exchanger plates and sealing gaskets therefor
DE20210209U1 (de) * 2002-06-28 2003-11-06 Autokuehler Gmbh & Co Kg Wärmeaustauschernetz
FR2910607B1 (fr) * 2006-12-21 2009-02-06 Alfa Laval Vicard Soc Par Acti Echangeur thermique a plaques
WO2008103711A1 (en) * 2007-02-20 2008-08-28 Modine Manufacturing Company Heat exchanger system and method of operating the same
SE533359C2 (sv) 2008-12-16 2010-09-07 Alfa Laval Corp Ab Platta och packning till en plattvärmeväxlare
LT2762823T (lt) * 2013-01-30 2017-11-27 Alfa Laval Corporate Ab Tvirtinimo priemonė, tarpiklio konstrukcija ir montažas
DK177634B1 (en) * 2013-03-08 2014-01-13 Danfoss As Fixing gasket in plate type heat exchanger
ES2674657T3 (es) * 2013-12-18 2018-07-03 Alfa Laval Corporate Ab Medios de fijación, disposición de junta, placa y conjunto de intercambiador de calor
US10663235B2 (en) * 2018-01-12 2020-05-26 Spx Flow, Inc. Gasket retention system
GB2574021B (en) * 2018-05-22 2023-03-01 Trp Sealing Systems Ltd Gasket for a plate heat exchanger
RU2738541C1 (ru) 2019-10-31 2020-12-14 Данфосс А/С Теплообменная пластина

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
SE421241B (sv) * 1980-04-30 1981-12-07 Alfa Laval Ab Plattvermevexlare
SE8303449L (sv) * 1983-06-16 1984-12-17 Alfa Laval Thermal Packningsarrangemang for plattvermevexlare
GB2145511B (en) * 1983-08-23 1986-09-03 Apv Int Ltd Improved heat transfer apparatus
US4905758A (en) * 1989-07-03 1990-03-06 Tranter, Inc. Plate heat exchanger
US5070939A (en) * 1991-05-17 1991-12-10 Tranter, Inc. Plate heat exchanger

Also Published As

Publication number Publication date
EP0469160A1 (en) 1992-02-05
PT96844B (pt) 1998-08-31
AU7325191A (en) 1991-09-18
US5178212A (en) 1993-01-12
PT96844A (pt) 1993-02-26
ES2054493T3 (es) 1994-08-01
AU633197B2 (en) 1993-01-21
EP0469160B1 (en) 1994-04-27
DK0469160T3 (da) 1994-07-11
DE69101814D1 (de) 1994-06-01
DE69101814T2 (de) 1994-08-11
JPH03263594A (ja) 1991-11-25
CA2049933C (en) 1994-09-13
WO1991013310A1 (en) 1991-09-05
ATE105076T1 (de) 1994-05-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3069592B2 (ja) プレート式熱交換器
KR100196779B1 (ko) 판형 열교환기판의 가스켓 부착구조
CA2191589C (en) Plate type heat exchanger
KR20050050625A (ko) 판형열교환기의 전열판과 가스켓의 결합구조
WO2014132959A1 (ja) プレート式熱交換器
EP2494240B1 (en) Gasket locating arrangements
RU2738541C1 (ru) Теплообменная пластина
JPH02267494A (ja) 熱交換器のためのタンク押えストリップ
GB2075656A (en) Improved heat transfer apparatus
KR930004211B1 (ko) 개량된 열 전달장치
JP2005282907A (ja) 熱交換器
WO2022106173A1 (en) Gasket arrangement, heat transfer plate, kit and assembly
JP4076636B2 (ja) プレート式熱交換器
JP3665391B2 (ja) プレート式熱交換器のガスケット装着構造
JPH034839B2 (ja)
JPH02223795A (ja) プレート式熱交換器
JPH0212467Y2 (ja)
JPS6344698Y2 (ja)
JPS643986Y2 (ja)
CN220220145U (zh) 墨盒
JPH07294177A (ja) 積層型熱交換器
KR200260996Y1 (ko) 판형열교환기용 전열판과 가스켓의 결합구조
JPH0712781U (ja) 熱交換器
KR20180056936A (ko) 조립 구조를 개선한 열 교환기 및 이를 포함하는 보일러
JP3347799B2 (ja) プレート式熱交換器用の伝熱プレート

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090526

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090526

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100526

Year of fee payment: 10

EXPY Cancellation because of completion of term