JP3069319U - 駐車車輌と運転者との間の通信装置 - Google Patents

駐車車輌と運転者との間の通信装置

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JP3069319U
JP3069319U JP1999006932U JP693299U JP3069319U JP 3069319 U JP3069319 U JP 3069319U JP 1999006932 U JP1999006932 U JP 1999006932U JP 693299 U JP693299 U JP 693299U JP 3069319 U JP3069319 U JP 3069319U
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萬太郎 西川
眞一 吉村
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 誤作動のない駐車車輌と運転手との間の通信
装置を提供することにある。 【解決手段】 車外の第三者に反応するセンサーとし
て、近接センサー4を適用する。2度以上連続して近接
センサー4が感応された場合にのみ、運転者に対して連
絡や通報を行う。近接センサー4はフロントウインドウ
の左右両端に密着固定する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、路上や駐車場に駐車している自動車と、自動車から離れた運転者と の間で通信を行うための通信装置に関する。この通信装置は、駐車した自動車が 他の車等の迷惑になっていることを、第三者からの通報によって運転者へ伝える ことができ、あるいは時限駐車が認められている場所で駐車しているような場合 に、許容された駐車時間が迫っていることを運転者に報知するなど、自動車によ る路面等の異常占有状態を速やかに解消するために使用される。なお、本考案の 通信装置においては、通信手段として公衆無線電話回線を利用し、第三者により 起動されるセンサーとしては、近接センサーを利用する。
【0002】
【従来の技術】
この種の通信装置に関して、本出願人は先に特願平10−187187号を以 て提案した。そこでは駐車した車輌と、車輌から離れた運転者との間の通信を、 公衆無線電話回線を介して通信できる2つの携帯電話機により行っている。車輌 には車外の第三者に反応するセンサーが設けてあり、このセンサーからの検知信 号を受けて、車輌に残された携帯電話機が運転者の携帯電話機を呼び出す。この センサーは、圧電センサーと光センサーと振動センサーの少なくともひとつで構 成されており、圧電センサーおよび振動センサーは、サイドウインドウ等の車窓 が叩打されると起動され、光センサーは、所定の位置に手を置いてその光路が所 定の状態で遮られた場合にのみ起動されるようになっている。第三者はマイクロ フォンとスピーカとを介して運転者の携帯電話機を呼び出し、運転者に連絡する ことができる。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
本考案者等は、上記の通報装置の実用化に着手し、実際の使用状況における問 題点を再検討した。その過程で、第三者に反応するセンサーとして、圧電センサ ー、光センサーおよび振動センサーとを複数個組み合わせて使用することにより 、あるいはこれらのセンサーのひとつと他のセンサーを組み合わせて使用するこ とを想定していたが、これらのセンサーでは、実用上問題があることが判った。 例えば、圧電センサーや振動センサーでは、その感度を調整したとしても、通報 する意図のがない通報者が車窓を触った場合にセンサーが起動し、光センサーで は、通報する意図がない通行者がセンサーに接近した場合にセンサーが起動し、 これらを組み合わせた場合でも、運転者に対して言わずもがなの警報を発するお それがある。複数のセンサーを組み合わせたことによって、通報装置の製造コス トの上昇を招いていた。
【0004】 また、上記通信装置では、サイドウインドウやフロントウインドウに、センサ ー、マイクロフォン、スピーカ等からなる入出力ユニットを吸着固定する構成と なっている。このため、左右一方のサイドウインドウやフロントウインドウの左 右一方端に入出力ユニットを装着した場合には、他方サイドからの操作ができな いために使い勝手が悪いうえに、通行量の多い車道側に入出力ユニットが装着さ れている場合には、第三者の安全を脅かし、交通事故を引き起こしかねないとい う問題があった。また、入出力ユニットを普通車輌のフロントウインドウの中央 に装着した場合には、第三者はボンネットに身を投げ出して入出力ユニットを操 作しなくてはならなかった。
【0005】 本考案の目的は、誤作動がなく、かつ製造コストを削減化できる駐車車輌と運 転手との間の通信装置を提供することにある。本発明の目的は、安全性に富むと 共に使い勝手の良好な駐車車輌と運転手との間の通信装置を提供することにある 。本考案の目的は、時限駐車が可能な路上等に車輌を駐車するような場合に、例 えば駐車可能な時間が迫っていることを運転者に報知して注意を喚起し、運転者 の勘違いや不注意による不法駐車を未然に防止することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本考案の通信装置は、駐車した車輌1内に配置される制御装置2および無線電 話機3と、車輌1から離れた運転者への連絡および通報を望む第三者によって車 外から起動されて、制御装置2を送受信モードに切り換える近接センサー4と、 制御装置2と無線電話機3との間に介装されて、両者間の入出力信号を変換ない し逆変換するモデム5と、車輌1から離れた運転者が携帯し、車輌1側の無線電 話機3と公衆無線電話回線を介して無線接続される報知機6とを備えており、近 接センサー4が、容量形、高周波形、磁気形のいずれかの方式であり、第三者の 側から運転者に対して、車輌1による路面等の異常占有状態を解消するための要 請を連絡できるようにしたものである。
【0007】 具体的には、無線電話機3と報知機6のそれぞれが携帯電話機からなる。車輛 1には、第三者の音声を音声信号に変換するマイクロフォン18と、運転者が発 信した音声信号を第三者に対して出力するスピーカ20とを備え、以て第三者と 運転者とが双方向へ通信できるようにする。
【0008】 第三者によって近接センサー4が少なくとも2回以上連続して起動されると、 制御装置2が送受信モードに切り換わるように構成する。近接センサー4をフロ ントウインドウ13の内面の左右両端近くに密着状に配置する。近接センサー4 は、容量形、高周波形、磁気形のいずれかの方式を採用することができる。
【0009】 制御装置2には、駐車可能な時間を入力する入力装置10と、運転者によって オン操作される計時開始スイッチ11とが設けられており、計時開始スイッチ1 1がオン操作されたのち入力装置10によって設定した時間を経過する以前に、 制御装置2が報知機6へ時間の経過を報知できるようになっている。
【0010】
【作用】
センサーとして、容量形、高周波形、磁気形のいずれかの方式の近接センサー 4を適用することにより、温度、光、振動による誤動作を防止できる。第三者の 明確な意志がない限り、近接センサー4が起動(感応)されることはないので、 誤って制御装置2が送受信モードに切り換わり、運転者に対して言わずもがなの 警告を発することを防止できる。具体的には、近接センサー4は、所定の位置に 手を当てた場合にのみ起動されるようにし、特に、少なくとも2回以上起動され た場合にのみ、制御装置2が送受信モードに切り換わるようにすることにより、 確実に誤動作を防止できる。近接センサー4をフロントウインドウ13の内面の 左右両端近くに密着配置すると、駐車方向に関係なく左右いずれのサイドからで も運転手を呼び出すことができる。
【0011】 駐車した車輌1と、車輌1から離れた運転者との間の通信が、公衆無線電話回 線を介して通信できる無線電話機3と報知機6とで行われるので、私用無線機で 通信を行う場合に比べて運転者と駐車中の車輌との間の距離や位置関係とは無関 係に確実に通信できる。本考案における無線電話機3とは、PHS、携帯電話機 、自動車電話、および衛星通信式の携帯電話機のいずれであってもよい。報知機 6とは、先の無線電話機とポケットベルとのいずれでもよい。
【0012】 報知機6として携帯電話機を用い、車輛1にマイクロフォン18およびスピー カ20を備えた通信装置によれば、車外の第三者と車輌から離れた運転者とが双 方向へ通信できるので、運転者は駐車した車輌が置かれている状況を明確に知る ことができるうえ、第三者と運転者とが相互に意思伝達を行える。
【0013】 駐車可能な時間を入力する入力装置10と、計時開始スイッチ11を制御装置 2に設けた通信装置によれば、時限駐車が可能な場所に車輌を駐車する際に、制 御装置2によって駐車経過時間や駐車可能な時間が迫っていることを自動的に通 報して、違法駐車状態に陥ることを未然に防止できる。
【0014】
【実施例】
図1ないし図3において、駐車車輌と運転者との間の通信装置は、駐車した車 輌1内にそれぞれ配置される制御装置2および携帯電話機(無線電話機)3と、 車輌1から離れた運転者への連絡を望む第三者によって車外から起動される近接 センサー4と、制御装置2と携帯電話機3との間に介装されて、両者間の入出力 信号を変換し、あるいは逆変換するモデム5と、車輌から離れる運転者が携行す る携帯電話機(報知機)6などで構成する。
【0015】 制御装置2は、そのケースの内部に制御装置2の全体の制御を司るコンピュー タ7と先のモデム5の他、電源スイッチ8と、駐車可能な時間を入力するテンキ ースイッチ(入力装置)10と、計時開始スイッチ11、制御装置2に電力を供 給する電池12などを備えている。この電池12は、シガーライターを介して接 続される車輌のバッテリーであってもよい。モデム5は、制御装置2とは別体の 外付け方式としてもよい。
【0016】 車輌1のフロントウインドウ13の左右両端近くには、容量形の近接センサー 4が内蔵されたタッチシール14をフロントウインドウの内面より貼り付ける。 タッチシール14は、手形形状をなしており、フロントウインドウ13側の表面 に「車輌が御迷惑な場合は、掌をここに2度あてて下さい。車輌の所有者と会話 できます。」といった文字が注意書きされており、近接センサー4のアンテナ部 に該当する部位14aは色分けされている。この近接センサー4のアンテナ部に 該当する部位14aに第三者が2度以上連続して掌を充てた場合にのみ、すなわ ち近接センサー4からの検知信号を連続して2度以上受けた場合にのみ、制御装 置2は送受信モードとなり、モデム5を駆動して、運転者の携帯電話機6を呼び 出す。近接センサー4と制御装置2との間は接続コード15aにより接続する。
【0017】 左右の前方サイドドア17の外面には、第三者の音声をとらえるマイクロフォ ン18をそれぞれ密着固着する。マイクロフォン18は、マグネット吸着により 車輌1に対して脱着自在であって防水加工を施してあり、雨天時でも支障なく使 用できる。マイクロフォン18と制御装置2との間は接続コード15bにより接 続する。この接続コード15bは、ドア開閉に支障をきたすことがないように、 前方サイドドア17のドアヒンジ部近傍を通って車外に引き出す。なお、この接 続コード15bは、前方サイドドア17の後部又は下部(ウエザーストリップ) から車外に引き出してもよい。
【0018】 車輌1の前方バンパー部19の左右両端近くの内面側には、運転手の音声を第 三者に伝えるためのスピーカ20をそれぞれ組み込み、スピーカ20と制御装置 2との間を接続コード15cにより接続する。制御装置2の入出力ポートと、携 帯電話機3の外部接続端子は通信ケーブル21を介して接続する。車内に配置し た携帯電話機3の発信電波を効果的に車外へ導出するために、そのアンテナロッ ドを車輌に設けたアンテナに電磁的に接続することができる。
【0019】 車内に残される携帯電話機3と、運転者が携行する携帯電話機6とは、公衆無 線電話回線を介して相互に通信できる。車外の第三者はマイクロフォン18と制 御装置2とを介して車内の携帯電話機3で音声を運転者の携帯電話機6へ送信で き、逆に運転者の音声はスピーカ20によって聞くことができる。
【0020】 次に通信装置の使用法を説明する。運転者は駐車した車輌から離れる前に、制 御装置2の電源スイッチ8をオン操作すると共に、携帯電話機3・6の電源スイ ッチをオン状態にして送受信可能な状態にしておく。さらに、左右の前方サイド ドア17の少なくとも一方、必要に応じて双方に、マイクロフォン18をマグネ ット吸着させておく。時限駐車が可能な場所に車輌を駐車する場合には、テンキ ースイッチ10によって駐車可能な時間を入力した後、計時開始スイッチ11を オン操作して駐車が開始されたことを制御装置2に認識させておく。
【0021】 本案装置を搭載した駐車車輌が第三者にとって邪魔になることがある。そのと き、該当車輛に近付いた第三者はフロントウインドウ13のタッチシール14の 注意書きをみることになる。これで第三者が、左右の一方のタッチシール14に 注意書きに従って掌を二度押し当てると、近接センサー4が感応する。これで待 機状態にあった制御装置2が起動して送受信モードに切り換わる。この時点で制 御装置2はモデム5を介して携帯電話機3が作動し、運転者側の携帯電話機6を 呼び出す。運転者が携帯電話機6を送受信可能なオン状態に切り換えると、第三 者はマイクロフォン18を介して運転者に意思表示を音声で送ることができる。 さらに第三者は、運転者からの応答をスピーカ20を介して聞くことができる。 こうして、運転者は第三者の要請に基づいて駐車中の車輌へ戻り、その異常な路 面占有状態を解消できる。なお、制御装置2は運転者側の携帯電話機6の受信待 機状態への切り換え操作に連動して送受信モードから待機モードに復帰する。
【0022】 時限駐車時には、予め設定した駐車時間に達する以前、例えば5分前に駐車で きる刻限が迫っていることを、制御装置2によって2つの携帯電話機3・6を介 して通報する。具体的には、予め記憶しておいた音声メッセージや、警告音等を 2つの携帯電話機3・6を介して運転者に報知する。携帯電話機6の液晶表示機 能を利用して、そこに警告メッセージを繰り返し表示してもよい。携帯電話機6 に代えてポケットベルを用いる場合にも、同様のメッセージを文字情報として表 示する。
【0023】 このように、第三者が掌をタッチシール14つまり近接センサー4にガラス越 しに押し当てることにより、近接センサー4が感応して、運転手に対して連絡や 通報が行えるようにしたので、赤外線センサー、光センサー、圧電センサー、振 動センサー等により第三者の接近を検知して運転者に対して連絡や通報を行う形 式と比して、運転者に対して言わずもがなの警報を発することを防ぐことができ る。特に、2度以上連続して近接センサー4が感応された場合にのみ、運転者に 対して連絡や通報を行うようにしてあると、誤動作を起こすことはない。更に、 温度、光、振動により誤動作を起こすこともない。
【0024】 フロントウインドウ13の左右両端近くの内面に近接センサー4を密着状に固 定したので、車輌1の駐車方向が左右いずれでも、第三者に都合の良い方向から 運転手を呼び出すことが可能となり、使い勝手の向上を図ると共に、第三者の安 全性を確保することができる。また、赤外線センサー、光センサー、圧電センサ ーや振動センサー等の複数種類のセンサーを組み合わせて第三者の接近を検知す るものと比して、装置の低コスト化を図ることができる。
【0025】 マイクロフォン18およびスピーカ20を備えるものとしたので、車外の第三 者とのコミュニケーションを行うことが可能となり、運転者は駐車した車輌1が 置かれている状況を明確に知ることができるうえ、第三者と運転者とが相互に意 思伝達を行って、紛争が生じるのを未然に防止できる。時限駐車が可能な路上等 に車輌1を駐車したような場合に、駐車可能な時間が迫ってきていることを運転 者に報知して注意を喚起することができるようにしたので、運転者の勘違いや不 注意による不法駐車を未然に防止することができる。駐車した車輌1と車輌1か ら離れた運転者間の通信を、公衆無線電話回線を介して通信できる携帯電話機3 ・6により行うので、運転者に対する連絡や通報は、確実なものとなる。
【0026】 上記の実施例以外に、近接センサー4としては、高周波形や磁気形のものを適 用してもよい。タッチシール14は、接続コード15aの配線が許されるならば 、サイドガラスやリアウインドウに貼り付けてもよい。車輌の異常な路面占有状 態は、単に第三者から運転者へ通報するだけでもよく、この場合にはスピーカ2 0やマイクロフォン18を省略でき、運転者は携帯電話機6に代えてポケットベ ルを携行するだけで足りる。テンキースイッチ10に代えて、増数ボタンと減数 ボタンを備えた入力器を適用できる。
【0027】 上記実施例では、ワゴン型の車輌に通信装置を備え付けたが、図4に示すよう に、普通乗用車に通信装置を備え付けてもよい。この場合には、ボンネット24 の裏側のバッテリー近傍にスピーカ20を固定し、カウルベンドグリル25の近 傍にマイクロフォン18を予め位置固定状に配設してあってもよい。
【0028】
【考案の効果】
請求項1に係る本考案では、車外の第三者に反応するセンサーとして、容量形 、高周波形、磁気形のいずれかの方式の近接センサー4を適用したので、音、光 、振動による誤動作を防ぐことができるとともに、赤外線センサー、光センサー 、圧電センサー、振動センサー等により第三者の接近を検知して運転者に対して 連絡や通報を行う形式と比して、装置の低コスト化を図ることができる。近接セ ンサー4は、第三者が所定の位置に手を当てた場合にのみ起動するので、運転者 に対して言わずもがなの警報を発することを防ぐことができる。
【0029】 請求項2又は3に係る本考案は、フロントウインドウ13の左右両端近くの内 面にセンサー4を密着固定してあるので、車輌1の左右いずれの方向からでも、 第三者が運転手を呼び出すことが可能となり、使い勝手の向上を図ることができ る。また、第三者の安全を脅かすこともない。
【0030】 請求項1または3に係る本考案によれば、駐車した車輌1と、車輌1から離れ た運転者との間の通信を、公衆無線電話回線を介して通信できる無線電話機3と 報知機6とで行うので、車輌と運転者との間の通信が確実に行え、例えば駐車車 輌が他の車や通行人の邪魔になっているような状況にあるとき、そのことを第三 者が運転者に連絡して、車輌による路面等の異常占有状態を速やかに解消できる 。
【0031】 請求項5に係る本考案によれば、車輛1に双方向通信時に使用するマイクロフ ォン18およびスピーカ20を備え、車外の第三者とのコミュニケーションを行 うようにした通信装置によれば、運転者は駐車した車輌1が置かれている状況を 明確に知ることができるうえ、第三者と運転者とが相互に意思伝達を行って、紛 争が生じるのを未然に防止できる。
【0032】 特に、請求項6に係る考案では、2度以上連続して近接センサー4が感応され た場合にのみ、運転者に対して連絡や通報が行えるようにしたので、誤動作を起 こすことはない。
【0033】 請求項7に係る本考案によれば、時限駐車が可能な場所に駐車した場合にも、 駐車可能な刻限が迫っていることを運転者に報知して、注意力を喚起することが できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の通信装置を備えた車輌の外観図であ
る。
【図2】本考案の通信装置の構成を示すブロック図であ
る。
【図3】(a)は、タッチシールの構成を示す正面図、
(b)は、タッチシールのフロントウインドウへの取り
付け状態を示す図である。
【図4】本考案の通信装置を備えた普通乗用車の外観図
である。
【符号の説明】
1 車輌 2 制御装置 3 無線電話機(携帯電話機) 4 近接センサー 5 モデム 6 報知機(携帯電話機) 10 入力装置(テンキースイッチ) 11 計時開始スイッチ 13 フロントウインドウ 18 マイクロフォン 20 スピーカ

Claims (7)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 駐車した車輌1内に配置される制御装置
    2および無線電話機3と、 車輌1から離れた運転者への連絡および通報を望む第三
    者によって車外から起動されて、制御装置2を送受信モ
    ードに切り換える近接センサー4と、 制御装置2と無線電話機3との間に介装されて、両者間
    の入出力信号を変換ないし逆変換するモデム5と、 車輌1から離れた運転者が携帯し、車輌1側の無線電話
    機3と公衆無線電話回線を介して無線接続される報知機
    6とを備えており、 近接センサー4が、容量形、高周波形、磁気形のいずれ
    かの方式であり、 第三者の側から運転者に対して、車輌1による路面等の
    異常占有状態を解消するための要請を連絡できるように
    した駐車車輌と運転者との間の通信装置。
  2. 【請求項2】 近接センサー4が、フロントウインドウ
    13の内面の左右両端近くに密着状に配置されている請
    求項1記載の駐車車輌と運転者との間の通信装置。
  3. 【請求項3】 駐車した車輌1内に配置される制御装置
    2および無線電話機3と、 車輌1から離れた運転者への連絡および通報を望む第三
    者によって車外から起動されて、制御装置2を送受信モ
    ードに切り換えるセンサー4と、 制御装置2と無線電話機3との間に介装されて、両者間
    の入出力信号を変換ないし逆変換するモデム5と、 車輌1から離れた運転者が携帯し、車輌1側の無線電話
    機3と公衆無線電話回線を介して無線接続される報知機
    6とを備えており、 センサー4が、フロントウインドウ13の内面の左右両
    端近くに密着状に配置されており、 第三者の側から運転者に対して、車輌1による路面等の
    異常占有状態を解消するための要請を連絡できるように
    した駐車車輌と運転者との間の通信装置。
  4. 【請求項4】 センサー4が容量形、高周波形、磁気形
    のいずれかの方式の近接センサーである請求項3記載の
    駐車車輌と運転者との間の通信装置。
  5. 【請求項5】 無線電話機3と報知機6のそれぞれが携
    帯電話機からなり、車輛1に第三者の音声を音声信号に
    変換するマイクロフォン18と、運転者が発信した音声
    信号を第三者に対して出力するスピーカ20とを備える
    ことにより、第三者と運転者とが双方向へ通信できるよ
    うにしてある請求項4記載の駐車車輌と運転者との間の
    通信装置。
  6. 【請求項6】 第三者によって近接センサー4が少なく
    とも2回以上連続して起動されるときに、制御装置2が
    送受信モードに切り換わる請求項5記載の駐車車輌と運
    転者との間の通信装置。
  7. 【請求項7】 制御装置2に、駐車可能な時間を入力す
    る入力装置10と、運転者によってオン操作される計時
    開始スイッチ11とが設けられており、計時開始スイッ
    チ11がオン操作されたのち入力装置10によって設定
    した時間を経過する以前に、制御装置2が報知機6へ時
    間の経過を報知できるようにしてある請求項6記載の駐
    車車輌と運転者との間の通信装置。
JP1999006932U 1999-09-09 1999-09-09 駐車車輌と運転者との間の通信装置 Expired - Lifetime JP3069319U (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2021048585A (ja) * 2019-09-19 2021-03-25 ヒュエンテク インコーポレーテッドHuantech Inc. 車主との通信を支援する車両用ハブシステム及びこれを用いた車主呼び出し方法

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