JP3069244B2 - 多芯光ファイバの検査装置 - Google Patents
多芯光ファイバの検査装置Info
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Description
を一括して並列配設した多芯光ファイバの検査装置に関
するものである。
うに、複数(図では4本)の光ファイバ芯線21を一括し
て並列配設し、これらの光ファイバ芯線21を被覆部材に
より被覆した多芯光ファイバ18が用いられており、多芯
光ファイバ18の光ファイバ芯線21が、図8の(a)のよ
うに整列して並列配設されているか、同図の(b)に示
すように光ファイバ芯線21の順番が入れ替わっているか
どうかを確認するための配設順番検査が行われている。
来の多芯光ファイバの検査装置、およびこの装置を用い
た多芯光ファイバの検査方法が示されている。同図にお
いて、検査対象となる多芯光ファイバ18は、図8に示し
た多芯光ファイバ18と同様に4本の光ファイバ芯線21に
より形成されており、多芯光ファイバ18の両端側は被覆
部材を除去された状態となっており、多芯光ファイバ18
の入射端側には、光ファイバ芯線21により形成された入
射端側光ファイバ芯線23が配列しており、多芯光ファイ
バ18の出射端側には光ファイバ芯線21により形成された
出射端側光ファイバ芯線24が配列している。
線23には、4本の光ファイバ芯線31を一括して並列配設
した光導入用多芯ファイバ16が、光ファイバ接続具であ
る突合わせ治具17を介して接続されており、光導入用多
芯ファイバ16の光ファイバ芯線31は、図9の(a)に示
したように整列して並列配設していることが予め確認さ
れている。光導入用多芯ファイバ16の入射端側には、1
つの光源からの入射光を切り替えて光導入用多芯ファイ
バ16の各光ファイバ芯線31に順次入射光を入射させて多
芯光ファイバ18の光ファイバ芯線21に入射光を順次入射
させる入射光路切替装置14が接続されており、入射光路
切替装置14には入射光路切替装置駆動部39が接続されて
いる。また、入射光路切替装置14には、光ファイバ30を
介して光源3が接続されている。多芯光ファイバ18の出
射端側光ファイバ芯線24には、図の上下方向にスライド
移動可能なスリット板34を介して受光装置25が設けられ
ており、受光装置25には受光面26が設けられている。
(a)に示すように、スリット板34のスリット35が多芯
光ファイバ18の全ての出射端側光ファイバ芯線24よりも
上方側に位置するように配置し、一方、光源3から光フ
ァイバ30を介して入射光路切替装置14に入射した入射光
を光導入用多芯ファイバ16の1番目の光ファイバ芯線3
1、すなわち、図の1番上側の光ファイバ芯線31に入射
させ、光ファイバ芯線31を介して多芯光ファイバ18の1
番目の入射端側光ファイバ芯線23に入射させる。そし
て、図9の(b)に示すように、スリット板34を下方側
に移動させてスリット35の位置を多芯光ファイバ18の1
番目の出射端側光ファイバ芯線24に合わせ、この光ファ
イバ芯線24から光が出射されたときには、この光をスリ
ット35を介して受光装置25の受光面26に受光させる。
入射端側光ファイバ芯線23の順番と出射端側光ファイバ
芯線24の順番とが等しい場合には、多芯光ファイバ18の
検査を行っている作業者が、多芯光ファイバ18の1番上
の光ファイバ芯線21は順番が入れ替わっていないと判断
する。また、図9の(b)の状態で多芯光ファイバ18の
1番目の出射端側光ファイバ芯線24からの光を受光装置
25が受光できない場合には、光を受光できるまでスリッ
ト板34を下方側に移動させると共に、前記作業者は多芯
光ファイバ18の1番目の光ファイバ芯線21の順番が入れ
替わっていることを判断する。
路切替装置駆動部39により入射光路切替装置14を駆動し
て光源3からの入射光を光導入用多芯ファイバ16の2番
目の光ファイバ芯線31に切り替えて入射するようにし、
入射光を多芯光ファイバ18の2番目の入射端側光ファイ
バ芯線23入射させ、その状態で前記と同様にスリット板
34を上下方向に移動させて光ファイバ芯線18の光ファイ
バ芯線21の順番が入れ替わっているかどうかを確認す
る。そして、作業者は前記と同様に、入射光路切替装置
駆動部39により入射光路切替装置14を駆動させて、多芯
光ファイバ18の3番目、4番目の入射端側光ファイバ芯
線23に順次入射光を入射させるようにし、多芯光ファイ
バ18の光ファイバ芯線21の順番が入れ替わっているかど
うかを確認していた。
に入射光路切替装置14を介して光源3を接続する代わり
に、図10に示すように、光導入用多芯ファイバ16の光フ
ァイバ芯線31のそれぞれに光源3を接続し、光源3のオ
ンオフ動作により光源3からの入射光を多芯光ファイバ
18の各入射端側光ファイバ芯線23に順次入射させるよう
にした装置も用いられている。
の装置においては、出射端側光ファイバ芯線24の端面を
精度よく鏡面切断し、各出射端側光ファイバ芯線24から
の出射光が平行に出射されて受光装置25に受光されるよ
うにしなければならないし、スリット35の形状やスリッ
ト板34の移動機構を極めて精巧なものとしなければなら
ないために、検査装置の作製が非常に難しかった。
板34の移動距離、光ファイバ芯線21からの出射光の角度
等が少しでも不正確である場合等は、多芯光ファイバ18
の異常の有無は確認できたとしても何番目の光ファイバ
芯線21が入れ替わっているかどうかを特定できないこと
があり、特に、光ファイバ芯線21に傷があったりして受
光装置25側で光ファイバ芯線21からの出射光を受光しに
くいとき等は正確に検査を行うことが困難であった。
なされたものであり、その目的は、多芯光ファイバのど
の光ファイバ芯線が入れ替わっているかを正確に検査す
ることが可能であり、願わくば各光ファイバ芯線に傷等
があるかどうかも測定することができる多芯光ファイバ
の検査装置を提供することにある。
に、本発明は次のように構成されている。すなわち、本
発明は、複数の光ファイバ芯線を一括して並列配設した
多芯光ファイバの入射端側には入射光を前記並列の光フ
ァイバ芯線に順次入射させる光入射手段を接続し、この
光入射手段は入射光を光ファイバ芯線に入射させると共
に該光ファイバ芯線で散乱反射して戻って来る戻り光を
受光して光ファイバ芯線の光損失を検出するOTDRを
有して構成し、多芯光ファイバの出射端側には各光ファ
イバ芯線からの出射光を取り込んで多芯光ファイバに配
設した光ファイバ芯線の出射端側の配設順番を検出する
出射側線番検出装置を接続し、該出射側線番検出装置に
より検出した光ファイバ芯線の出射端側検出配設順番と
前記光入射手段により入射した入射光の入射配設順番と
を比較して光ファイバ芯線の出射端側検出配設順番と入
射光の入射配設順番が異なるときには配設順番誤り信号
を出力する線番比較判断装置を設けたことを特徴として
構成されている。
て多芯光ファイバの光ファイバ芯線に順次入射させる入
射光路切替装置と、光ファイバ芯線からの出射光を切り
替えて出射側線番検出装置に入射させる出射光路切替装
置の少くとも1つを設けたことも本発明の特徴的な構成
とされている。
多芯光ファイバの光ファイバ芯線に入射光が順次入射さ
れ、各光ファイバ芯線を通って出射される出射光が出射
側線番検出装置により取り込まれて多芯光ファイバに配
設した光ファイバ芯線の出射端側の配設順番が検出さ
れ、この検出された光ファイバ芯線の出射端側検出配設
順番と前記光入射手段により入射した入射光の入射配設
順番とが線番比較判断装置により比較される。そして、
光ファイバ芯線の出射端側検出配設順番と入射光の入射
配設順番が異なるときには配設順番誤り信号が出力さ
れ、光ファイバ芯線の配設順番の入れ替わりが正確に検
出される。
する。なお、本実施例の説明において、従来例と同一名
称部分には同一符号を付し、その詳細説明は省略する。
図1には、本発明に係る多芯光ファイバの検査装置の第
1の実施例の要部構成が示されている。同図において、
検査対象となる多芯光ファイバ18の入射端側光ファイバ
芯線23には、従来例と同様に形成された突合わせ治具17
と光導入用多芯ファイバ16を介して、入射光を多芯光フ
ァイバ18の各光ファイバ芯線21に順次入射させる光入射
手段45が接続されており、この光入射手段45は、入射光
路切替装置14、OTDR(Optical Time Domain Reflec
tometer )1、光損失検出判断部38、入射光路切替装置
駆動部39、入射光路順番決定部40を有して構成されてい
る。
線24には、光ファイバ接続具として機能する突合わせ治
具12と光ファイバ32を介して、各出射端側光ファイバ芯
線24からの出射光を取り込んで多芯光ファイバ18に配設
した光ファイバ芯線21の出射端側の配設順番を検出する
出射側線番検出装置46が接続されている。この出射側線
番検出装置46は4つの受光装置25と線番検出部42を有し
て構成されており、各受光装置25は多芯光ファイバ18の
各出射端側光ファイバ芯線24にそれぞれ接続されてい
る。また、本実施例の多芯光ファイバの検査装置には線
番比較判断装置41と表示装置43が設けられている。
うに、光源3を内蔵した装置であり、パルス変調器2、
方向性結合器4、励振器7、信号処理部5、ディスプレ
イ装置6を有して構成されている。そして、例えば、接
続部8により接続用の光ファイバ10を接続して、図7に
示すように、突合わせ治具11を介して被測定用の光ファ
イバ9を接続したときに、図6のパルス変調器2でパル
ス変調した光を方向性結合器4を介して励振器7に入射
させ、励振器7で励振させて図の矢印aに示すように光
ファイバ10および光ファイバ9に入射させると共に、光
ファイバ9でレーリー散乱によって散乱反射して図の矢
印bのように戻って来る戻り光を受光する。
り分岐して信号処理部5に入射させ、信号処理部5で信
号処理して戻り光の強度(散乱光パワー)をディスプレ
イ装置6に表示する等し、例えば、散乱光パワーと光フ
ァイバ(光ファイバ芯線)の長さの特性データから光フ
ァイバ芯線の光損失を検出するものである。本実施例で
は、図1に示すように、OTDR1により上記のように
して検出された光ファイバ芯線の光損失の検出結果が光
損失検出判断部38に加えられる。
OTDR1からの入射光を、光導入用多芯ファイバ16を
介して多芯光ファイバ18の入射端側光ファイバ芯線23に
順次入射させる入射順番を決定するものであり、入射光
路切替装置駆動部39に入射光路順番指令信号を加えて、
入射光路切替装置駆動部39による入射光路切替装置14の
切り替え順番を決定すると共に、入射光路順番決定信号
を光損失検出判断部38と線番比較判断装置41に加える。
そして、このことにより、多芯光ファイバ18の入射端側
光ファイバ芯線23のうち、どのような順番で光ファイバ
芯線23にOTDR1からの入射光を入射させたか、すな
わち、入射光の入射配設順番を光損失検出判断部38およ
び線番比較判断装置41に分かるようにする。
示すように、例えば上側の入射端側光ファイバ芯線23か
ら順に入射光を入射したときには、上側から,,
,となり、同図の(c)に示すように下側の入射端
側光ファイバ芯線23から順に入射光を入射したときに
は、下側から,,,であるといったように、入
射光を入射した順番に番号を付けて配設したときの順番
である。したがって、入射配設順番を上側から数える
と、図2の(a)では,,,となり、図2の
(c)では,,,となる。
決定部40からの入射光路順番決定信号を受けて、前記O
TDR1から加えられる光損失検出信号に基づいて、多
芯光ファイバ18の入射端側光ファイバ芯線23の入射配設
順番と光損失の値とを対応させて、例えば、入射端側光
ファイバ芯線23の入射配設順番がの光ファイバ芯線21
の光損失が−2dBであるといったように判断し、判断
結果を表示装置43に加える。
断信号が加えられたときには、多芯光ファイバ18の入射
端側光ファイバ芯線23の入射配設順番とその入射配設順
番の光ファイバ芯線21の光損失を対応させて表示するも
のである。
れぞれ、多芯光ファイバ18の各出射端側光ファイバ芯線
24から出射された光を受光してその光を検出し、検出信
号を線番検出部42に加える。線番検出部42は、各受光装
置25からの光検出信号を受けて、多芯光ファイバ18に配
設した光ファイバ芯線21の出射端側の配設順番を検出す
るものであり、例えば、多芯光ファイバ18の出射端側光
ファイバ芯線24のうち、上側の光ファイバ芯線24から順
に光が出射されて受光装置25に受光されたときには、図
2の(a)に示すように、出射端側の検出配設順番は、
上側から,,,であると判断し、多芯光ファイ
バ18の出射端側光ファイバ芯線24のうち下側の光ファイ
バ芯線21から順に光が出射されて受光装置25により受光
されたときには、図2の(c)に示すように、出射端側
検出配設順番は、下側から,,,であると判断
する。そして、この検出配設順番の判断結果を線番比較
判断装置41に加える。
置46の線番検出部42からの出射端側検出配設順番の判断
結果を受けて、この出射端側検出配設順番と前記光入射
手段45により入射した入射光の入射配設順番とを比較
し、光ファイバ芯線21の出射端側検出配設順番と入射光
の入射配設順番が等しいときには配設順番正常信号を出
力し、両配設順番が異なるときには配設順番誤り信号を
出力するものである。
光路順番決定部40により決定して入射された入射光の入
射配設順番が上から順番に,,,であり、線番
検出部42により検出された出射端側検出配設順番も,
,,である場合には配設順番正常信号を出力し、
一方、図2の(b)に示すように、前記入射光の入射配
設順番が上から順番に,,,であり、前記光フ
ァイバ芯線21の出射端側検出配設順番が上側から,
,,である場合には、光ファイバ芯線21の出射端
側検出配設順番と入射光の入射配設順番が異なるため
に、配設順番誤り信号を出力する。そして、これらの配
設順番正常信号又は配設順番誤り信号を表示装置43に加
えると共に、配設順番誤り信号を加えるときには光ファ
イバ芯線21の出射端側検出配設順番と入射光の入射配設
順番のデータも表示装置43に加える。
設順番正常信号が加えられたときには多芯光ファイバ18
の配設順番が正常であることを表示し、線番比較判断装
置41から配設順番誤り信号が加えられたときには、多芯
光ファイバ18の配設順番が入れ替わっていることを表示
すると共に、光ファイバ芯線21の出射端側検出配設順番
と入射光の入射配設順番とのデータを表示する。
次にその動作について説明する。まず、光入射手段45の
入射光路順番決定部40により多芯光ファイバ18の入射端
側光ファイバ芯線23に入射する順番を決定し、入射光路
順番決定部40は入射光路順番指令信号を入射光路切替装
置駆動部39に加え、入射光路順番決定信号を光損失検出
判断部38と線番比較判断装置41に加える。そうすると、
入射光路切替装置駆動部39は入射光路順番指令信号を受
けて、入射光路切替装置14を駆動し、入射光路順番決定
部40により決定された順番に従って順次入射光路を切り
替える。
イバ30を伝播した入射光は入射光路切替装置14により切
り替えられて順次光導入用多芯ファイバ16の光ファイバ
芯線31に入射し、各光ファイバ芯線31を介して多芯光フ
ァイバ18の入射端側光ファイバ芯線23に順次入射する。
そして、その光は光ファイバ芯線21を伝播して多芯光フ
ァイバ18の出射端側光ファイバ芯線24から出射され、光
ファイバ32を介して出射側線番検出装置46の各受光装置
25に取り込まれ、取り込まれた光検出信号は線番検出部
42に加えられ、線番検出部42により出射端側光ファイバ
芯線24の配設順番が検出される。そして、その検出結果
が多芯光ファイバ18の光ファイバ芯線21の出射端側検出
配設順番として線番比較判断装置41に加えられる。
の出射端側検出配設順番と、前記入射光路順番決定部4
0から加えられた入射光路順番決定信号から判断した入
射光の入射配設順番とを比較し、図2の(a)に示すよ
うに、出射端側検出配設順番と入射光の入射配設順番と
が同じときには、線番比較判断装置41は配設順番正常
信号を表示装置43に加え、表示装置43には多芯光フ
ァイバ18の配列が正常であることが表示される。ま
た、図2の(b)に示すように、出射端側検出配設順番
と入射光の入射配設順番とが異なるときには、線番比較
判断装置41から配設順番誤り信号が出力されて表示装
置43に表示されると同時に、どの光ファイバ芯線21
が入れ替わっているかどうかも表示装置43に表示され
る。
芯光ファイバ18の光ファイバ芯線21が整列して並列
配設されているときには、入射光の入射配設順番と出射
端側検出配設順番とが等しくなり、一方、図2の(b)
に示すように、多芯光ファイバ18の光ファイバ芯線2
1の配設順番が入れ替わっているときには、入射光の入
射配設順番が上側から,,,になるのに対し、
光ファイバ芯線21の出射端側検出配設順番は上側から
,,,となり、出射端側検出配設順番と入射光
の入射配設順番とが異なるようになるために、線番比較
判断装置41は光ファイバ芯線21の配設順番が正常か
どうかを判断することができ、多芯光ファイバ18の光
ファイバ芯線21の配設順番が途中で入れ替わっている
と判断したときには配設順番誤り信号を出力すると共
に、前記出射端側検出配設順番と入射配設順番のデータ
を表示装置43に加えることにより、例えば、上から2
番目の光ファイバ芯線21と3番目の光ファイバ芯線2
1とが途中で入れ替わっていることが表示装置43に表
示され、確認される。
置の光入射手段45はOTDR1を有して構成されてお
り、OTDR1は入射光を光ファイバ芯線21に入射させ
ると共に光ファイバ芯線21で散乱反射して戻って来る戻
り光を受光して光ファイバ芯線21の光損失を検出するよ
うになっており、OTDR1により検出された光損失の
値は光損失検出判断部38に加えられ、光損失検出判断部
38は、前記入射光路順番決定部40からの入射光路順番決
定信号を受けて、多芯光ファイバ18の入射端側光ファイ
バ芯線23に入射した入射光の入射配設順番とOTDR1
により検出した光損失の値とを対応させて、例えば、入
射光の入射配設順番がの光ファイバ芯線21の光損失が
−2dBであり、入射光の入射配設順番がの光ファイ
バ芯線21の光損失が0であるといったように判断されて
表示装置43に加えられ、判断結果が表示装置43に表示さ
れる。
射手段45により入射した入射光の入射配設順番と、出射
側線番検出装置46により検出した光ファイバ芯線21の出
射端側検出配設順番とが比較されて多芯光ファイバ18の
光ファイバ芯線21の配設順番が検出されるために、光フ
ァイバ芯線21が整列しているか、あるいは配設順番の入
れ替わりがあるかといったことを正確に判断することが
可能となり、しかも、配設順番に入れ替わりがあるとき
には、どの光ファイバ芯線21に入れ替わりがあるかとい
ったことも正確に検出し、確認することができる。
光ファイバ芯線21の光損失を検出し、各光ファイバ芯線
21の光損失も同時に把握することが可能となり、光ファ
イバ芯線21に傷や断線等の異常があるときにもそれらを
正確に検出することが可能となる。そして、それによ
り、本実施例では、多芯光ファイバ18の各光ファイバ芯
線21そのものの異常と光ファイバ芯線21の配設順番の異
常とを同時に検査することが可能となり、これらの検査
を別々に行うよりも短時間で多芯光ファイバ18の検査を
行うことができる。
検査装置の第2の実施例の要部構成が示されている。本
実施例が上記第1の実施例と異なる特徴的なことは、多
芯光ファイバ18の入射端側光ファイバ芯線23のそれぞれ
に、突合わせ治具11と光ファイバ30を介してOTDR1
を接続したことである。したがって、本実施例では、光
入射手段45は入射光路切替装置駆動部39を有しておら
ず、入射光路順番決定部40からの入射光路順番指令信号
は各OTDR1に直接加えられ、OTDR1による出射
光の発信のオンオフ動作を切り替えることにより、多芯
光ファイバ18の入射端側光ファイバ芯線23に順次入射光
を入射させるようになっている。
入射光路順番決定部40の入射光路順番指令信号により各
OTDR1の出射光発信のオンオフ動作を制御すること
により、OTDR1からの入射光が多芯光ファイバ18の
入射端側光ファイバ芯線23に順次入射されることにな
り、上記実施例と同様に動作し、同様の効果を奏するこ
とができる。
検査装置の第3の実施例の要部構成が示されている。本
実施例が上記第1の実施例と異なる特徴的なことは、多
芯光ファイバ18の出射端側光ファイバ芯線24に、突合わ
せ治具19と4本の光ファイバ芯線33を整列して一括配設
した出射光伝播用多芯ファイバ20を介して、出射端側光
ファイバ芯線24からの出射光を切り替えて出射側線番検
出装置46に入射させる出射光路切替装置15を接続したこ
とである。
光路切替装置駆動部36が接続されており、出射光路切替
装置15は出射光路切替装置駆動部36により駆動されるよ
うになっており、多芯光ファイバ18の出射端側光ファイ
バ芯線24から出射光が取り込まれたときの出射光路の位
置が線番検出部42に加えられ、線番検出部42はこの信号
と受光装置25からの信号とを受けて、光ファイバ芯線21
の出射端側検出配設順番を検出できるようになってい
る。
TDR1からの入射光が入射光路切替装置14により切り
替えられて多芯光ファイバ18の入射端側光ファイバ芯線
23に順次入射され、出射端側光ファイバ芯線24から出射
された光が出射光路切替装置15により切り替えられて受
光装置25に入射され、上記第1の実施例と同様に動作
し、同様の効果を奏することができる。
検査装置の第4の実施例の要部構成が示されている。本
発明が上記第3の実施例と異なる特徴的なことは、出射
光路切替装置15に光入射手段45のOTDR1とは異なる
第2のOTDR48を光ファイバ37を介して接続したこと
である。なお、第2のOTDR48から発信される光は出
射光路切替装置15により切り替えられて多芯光ファイバ
18の出射端側光ファイバ芯線24に入射されるようになっ
ており、多芯光ファイバ18の光ファイバ芯線21で散乱反
射した戻り光は、上記と同様に、OTDR48側に戻って
来るようになっており、OTDR48はその戻り光を検出
して光ファイバ芯線21の光損失を測定するようになって
いる。
し、同様の効果を奏することができる。また、本実施例
では、第2のOTDR48を出射光路切替装置15に接続
し、多芯光ファイバ18の出射端側光ファイバ芯線24から
光を入射させて入射端側光ファイバ芯線23側に伝播さ
せ、入射端側光ファイバ芯線23側から出射端側光ファイ
バ芯線24側に散乱反射して戻って来る戻り光をOTDR
48により検出し、前記OTDR1による光損失の検出と
は逆方向から光ファイバ芯線21の光損失を測定すること
により、各光ファイバ芯線21の両方向からの光損失測定
を共に行えるようになり、光ファイバ芯線21に両方向か
らそれぞれ光を入射させたときの光損失と光ファイバ芯
線21の配設順番とを共に検査することができる。
とはなく、様々な実施の態様を採り得ることができる。
例えば、上記実施例では、検査対象となる多芯光ファイ
バ18は、4本の光ファイバ芯線21を並列配設した4芯の
光ファイバとしたが、多芯光ファイバは必ずも4芯の多
芯光ファイバとするとは限らず、4芯以外の、例えば8
芯の多芯光ファイバとしても構わない。なお、そのよう
に、多芯光ファイバの芯線数が異なる場合には、その芯
線数に合わせて入射光路切替装置14や出射光路切替装置
15やOTDR1や受光装置25等の数を適宜設定するよう
にする。
45は入射光路切替装置14を有して構成されていたが、入
射光路切替装置14を設ける代わりに、図3に示したよう
に、複数のOTDR1を設けて光入射手段45を構成し、
多芯光ファイバ18の出射端側光ファイバ芯線24側にのみ
出射光を切り替えて出射側線番検出装置46に入射させる
出射光路切替装置15を設けるようにしても構わない。
けて表示装置43により多芯光ファイバ18の各光ファイバ
芯線21の光損失と、光ファイバ芯線21の配設順番の入れ
替わりの有無や入れ替わり状態等を共に表示するように
したが、表示装置を2つ設けて一方の表示装置には光フ
ァイバ芯線21の光損失を表示し、他方の表示装置には光
ファイバ芯線21の配設順番の入れ替わり等を表示するよ
うにしても構わないし、表示装置を設ける代わりに音声
等により光ファイバ芯線21の光損失や配設順番の入れ替
わり等を報知する報知装置を設けても構わない。
置41は、入射光の入射配設順番と出射端側検出配設順番
とが等しいときには配設順番正常信号を出力するように
構成したが、配設順番正常信号は出力しないで、上記両
配設順番が異なるときに配設順番誤り信号を出力するだ
けとしても構わない。
より多芯光ファイバに配設した光ファイバ芯線の出射端
側の配設順番を検出し、この検出した光ファイバ芯線の
出射端側検出配設順番と光入射手段により入射した入射
光の入射配設順番とを比較することにより、多芯光ファ
イバの光ファイバ芯線が整列しているか、あるいは配設
順番が入れ替わっているかを正確に検査することが可能
となり、光ファイバ芯線の配設順番が入れ替わっている
ときにはどの光ファイバ芯線が入れ替わっているかとい
うことも正確に検査することができる。
線に入射させると共に光ファイバ芯線で散乱反射して戻
って来る戻り光を受光して光ファイバ芯線の光損失を検
出するOTDRを有して構成したので、多芯光ファイバ
の光ファイバ芯線の配設順番と各光ファイバ芯線の光損
失とを同時に測定することが可能となるために、例えば
傷や断線といった光ファイバ芯線そのものの異常と光フ
ァイバ芯線の配設順番の異常とを同時に測定することが
できる。そして、光ファイバ芯線そのものの異常と光フ
ァイバ芯線の配設順番の異常とを別々に測定するよりも
短時間で両方の測定を行うことが可能となり、非常に効
率的に多芯光ファイバの検査を行うことができる。
光を切り替えて多芯光ファイバの光ファイバ芯線に順次
入射される入射光路切替装置と、光ファイバ芯線からの
出射光を切り替えて出射側線番検出装置に入射させる出
射光路切替装置の少くとも1つを設けた本発明によれ
ば、光源の数や出射側線番検出装置における出射光を取
り込む装置の数を少くすることが可能となり、その分だ
けコストを安くすることができる。
の実施例を示す要部構成図である。
る入射光の入射配設順番例と出射側検出配設順番例を示
す説明図である。
の実施例を示す要部構成図である。
の実施例を示す要部構成図である。
の実施例を示す要部構成図である。
法を示す説明図である。
その動作を示す説明図である。
す説明図である。
Claims (2)
- 【請求項1】 複数の光ファイバ芯線を一括して並列配
設した多芯光ファイバの入射端側には入射光を前記並列
の光ファイバ芯線に順次入射させる光入射手段を接続
し、この光入射手段は入射光を光ファイバ芯線に入射さ
せると共に該光ファイバ芯線で散乱反射して戻って来る
戻り光を受光して光ファイバ芯線の光損失を検出するO
TDRを有して構成し、多芯光ファイバの出射端側には
各光ファイバ芯線からの出射光を取り込んで多芯光ファ
イバに配設した光ファイバ芯線の出射端側の配設順番を
検出する出射側線番検出装置を接続し、該出射側線番検
出装置により検出した光ファイバ芯線の出射端側検出配
設順番と前記光入射手段により入射した入射光の入射配
設順番とを比較して光ファイバ芯線の出射端側検出配設
順番と入射光の入射配設順番が異なるときには配設順番
誤り信号を出力する線番比較判断装置を設けたことを特
徴とする多芯光ファイバの検査装置。 - 【請求項2】 OTDRの1つの光源からの入射光を切
り替えて多芯光ファイバの光ファイバ芯線に順次入射さ
せる入射光路切替装置と、光ファイバ芯線からの出射光
を切り替えて出射側線番検出装置に入射させる出射光路
切替装置の少くとも1つを設けたことを特徴とする請求
項1記載の多芯光ファイバの検査装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6174782A JP3069244B2 (ja) | 1994-07-04 | 1994-07-04 | 多芯光ファイバの検査装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6174782A JP3069244B2 (ja) | 1994-07-04 | 1994-07-04 | 多芯光ファイバの検査装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0815086A JPH0815086A (ja) | 1996-01-19 |
JP3069244B2 true JP3069244B2 (ja) | 2000-07-24 |
Family
ID=15984580
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6174782A Expired - Lifetime JP3069244B2 (ja) | 1994-07-04 | 1994-07-04 | 多芯光ファイバの検査装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3069244B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7436777B2 (en) | 2004-01-12 | 2008-10-14 | Hewlett-Packard Development Company, L.P. | Failed link training |
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EP2852829B1 (en) * | 2012-05-29 | 2018-09-05 | AFL Telecommunications LLC | System and method for identifying fiber sequence in a multi-fiber optical cable |
KR101662831B1 (ko) * | 2013-12-31 | 2016-10-05 | 국립암센터 | 펜슬빔 주사 모드로 방출되는 치료용 양성자 선 검출 장치 |
JP2016057081A (ja) * | 2014-09-05 | 2016-04-21 | フルークコーポレイションFluke Corporation | Otdr機器を用いた光ファイバのテスト |
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-
1994
- 1994-07-04 JP JP6174782A patent/JP3069244B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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US7436777B2 (en) | 2004-01-12 | 2008-10-14 | Hewlett-Packard Development Company, L.P. | Failed link training |
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JPH0815086A (ja) | 1996-01-19 |
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