JP3637377B2 - 光多重伝送システムにおけるシステム機能試験用光スイッチ装置 - Google Patents
光多重伝送システムにおけるシステム機能試験用光スイッチ装置 Download PDFInfo
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Description
【産業上の利用分野】
本発明は、光多重伝送システムの親局と子局との間に単位システムを構成する光ケーブルを新設する時等に、この新設光ケーブルの試験を含むシステム機能試験を、単位システム毎に行う際に使用する光スイッチ装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
光ケーブル新設時等に、光多重伝送システムの親局と子局との間で、新設した光ケーブルの試験を含めた単位システム毎のシステム機能試験は、親局側の作業者と子局側の作業者とが別の打合せ回線を利用して、光信号の断続等によるランプの点灯、切替え等を双方確認しながら作業を進める。
【0003】
この光多重伝送システムにおけるシステム機能試験に際して、光ケーブルを介して伝送された光信号の断続は、局の伝送装置と光配線盤との間に接続された接続光ケーブルを小さい曲率半径で曲げて光信号に光の損失(マイクロベンディング損)を与え、この光の損失による光減衰状態を“断”状態と判断してシステム機能試験を行っていた。
【0004】
この光信号の断続方法は、接続光ケーブルを一定の小さい曲率半径に曲げるのに、専用の電動装置を要することから、試験装置に要する費用が高額となると云う不満があり、また接続光ケーブルをマイクロベンディング損が発生するまで小さい曲率半径に強引に曲げるので、光ケーブルのコアそのものが使用回数と経時によって損傷すると云う不満があった。
【0005】
この不満を解消する手段として、図9に示すように、親局Aおよび子局Bの光配線盤Dに対する接続光ケーブルEの接続を、光配線盤Dに対する接続光ケーブルEの接続コネクタFの着脱により達成する手法が採用されている。
【0006】
この手法は、接続光ケーブルEそのものを損傷させずに済むのであるが、試験の度に接続コネクタFを着脱するので、この接続コネクタFそのものに早期に損傷が発生する恐れがあり、また狭い場所に設置され、膨大な数の接続光ケーブルEが接続された光配線盤Dから、目的とする接続光ケーブルEの接続コネクタFを選び出して着脱処理することは、作業上、過大な困難を伴うと共に、他の接続光ケーブルEの接続コネクタFを着脱してしまうことがあり、さらに作業者の体の一部が接続光ケーブルEに押圧される等して伝送システムに損傷を与える等の不都合があった。
【0007】
この光配線盤Dに対する接続光ケーブルEの接続コネクタFの着脱手段の不都合を解消する従来技術として、図10に示すように、伝送装置Cに接続された接続光ケーブルEを、光信号の断続切替え機能を有する光スイッチ体1’を介して光配線盤Dに接続する手段が考えられている。
【0008】
この光スイッチ体1’により光信号を断続切替えする従来技術は、試験の度に接続光ケーブルEの接続コネクタFの着脱が不要であるので、この接続コネクタFの早期の劣化を防止することができると共に、単純なスイッチ操作により光信号の断続を達成できるので、機能試験の操作が簡単となる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記した従来技術にあっては、光スイッチ体1’を局内に分散して配置された光配線盤Dに取付けられるものであるため、光スイッチ体1’の操作に伴う試験結果であるランプ点灯等を確認するため伝送装置Cの表示を認識する必要があり、このため光スイッチ体1’を操作する者と、伝送装置Cのランプ点灯等を確認する者とを必要とするか、試験の度に光スイッチ体1’の操作者が伝送装置Cのところまでランプ点灯等を確認するために移動しなければならないと云う問題があった。
【0010】
また、この光スイッチ体1’を光配線盤Dに接続するには、従前の技術と同様に、光配線盤Dに接続されている膨大な数の接続光ケーブルE内から、目的とする接続光ケーブルEを選び出して抜き出し、代わりに光スイッチ体1’のコネクタ光ケーブルを光配線盤Dに装着することになるが、この作業は、その着脱操作の回数が減るものの、作業環境は全く同じであり、このため光配線盤Dに対するケーブルの着脱に関する不都合はそのままであると云う問題があった。
【0011】
さらに、光スイッチ体1’による光信号の断続切替えは、光スイッチ体1’内におけるコネクタとアダプタとの着脱処理だけにより達成しているので、光信号の遮断が必ずしも完全なものではなく、このため光信号の断続状態の判断がし難いと云う問題があった。
【0012】
そこで、本発明は、上記した従来技術における問題点を解消すべく創案されたもので、光多重伝送システムにおけるシステム機能試験を、試験結果を目視により確認できる状態で機能試験を実施できるようにすることを技術的課題とし、もって機能試験を効率良く、かつ良好な作業環境で行うことができ、またこの機能試験を安全にかつ精度良く実施できるようにすることを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】
上記技術的課題を解決する本発明の手段は、
光多重伝送システムの単位システム別のシステム機能試験を行うべく、光配線盤に接続された接続光ケーブルと伝送装置の対応する機能部分との間に挿入接続される光スイッチ装置であること、
伝送装置に接続されるコネクタ光ケーブルと、接続光ケーブルが接続される光スイッチ本体とから構成されていること、
この光スイッチ本体に、各光信号伝送ライン別に、接続光ケーブルが着脱自在に接続される不動に固定されたスイッチアダプタと、コネクタ光ケーブルに接続され、スイッチアダプタに対して着脱自在に進退変位するスイッチコネクタと、このスイッチコネクタの後退変位状態で、スイッチコネクタとスイッチアダプタとの間に侵入して両者間の光信号の伝送を遮断し、スイッチコネクタのスイッチアダプタに対する前進装着状態で、スイッチコネクタとスイッチアダプタとの間から退避する遮光板と、を有するスイッチ部を設けること、
にある。
【0014】
この手段において、光多重伝送システムの単位システムにおける0系部の二本の光信号伝送ラインと1系部の二本の光信号伝送ラインとに対応して、スイッチ部とコネクタ光ケーブルとの組合せを四つ並列に設けるのが良い。
【0015】
この手段において、スイッチ部のスイッチコネクタを、不動に固定したレールに沿って、スイッチアダプタに対して直線的に進退移動するスライダに組付け固定し、遮光板を、スライダの側近に固定した固定片に基端を固定し、スイッチコネクタの後退変位状態で、このスイッチコネクタとスイッチアダプタとの間に先端部を侵入移動させ、スイッチコネクタの前進状態で、このスイッチコネクタとスイッチアダプタとの間から先端部を退避移動させる弾材製平板体とし、遮光板の先端部の移動変位を、この遮光板が弾接するスライダの移動変位に従った遮光板の弾性変形により行わせるのが有効である。
【0016】
遮光板の先端部の移動変位を、スライダの移動変位に従った遮光板の弾性変形により達成する構成において、遮光板が弾接するスライダ部分を、このスライダに立設固定された、スプリング機能を有するピンで構成するのが良い。
【0017】
この手段において、光スイッチ本体のスイッチ部を内蔵したケースの、スイッチコネクタと一体に移動する部分の直上となる頂板部分に、スイッチコネクタの移動方向に沿って長くなった長孔を開設し、この長孔から、スイッチコネクタと一体に移動する部分に基端を固定した摘みの先端部を突出させた構成とするのが有利である。
【0018】
【作用】
局の伝送装置は、光多重伝送システムにおける各単位システム別に多重回路、光送信器、分離回路、光受信器、光変調器、光電変換部等の機能部分を一体的に集合させ、各単位システム毎にその機能の状態を表示するランプ等の表示機能部分を有しており、保守管理作業の必要から、充分に余裕のある作業スペースを設けて専用のフロアに設置されている。
【0019】
この伝送装置と光配線盤との間を接続する接続光ケーブルは、システム機能試験時に、光信号のオン・オフ切替え機能を有する光スイッチ装置を介して伝送装置に接続されるので、接続光ケーブルおよび光スイッチ装置の着脱は充分な作業スペースを周囲に有する伝送装置に対して行われることになる。
【0020】
また、光スイッチ装置は、伝送装置に接続されるので、この伝送装置の側近に位置することができ、このため光スイッチ装置の操作者が、そのシステム機能試験の操作結果を、直接伝送装置の表示機能部分の表示を目視して確認することができる。
【0021】
なお、光多重伝送システムにおける単位システムのシステム機能試験の試験項目数は、子局に比べて親局の方がはるかに多く、子局の試験項目数はわずかであるので、システム機能試験のための光スイッチ装置の使用は、場合によっては親局だけに適用するものであっても良い。
【0022】
光スイッチ装置による光信号のオン・オフ切替えは、光スイッチ本体の接続光ケーブルが接続されたスイッチアダプタに対する、光スイッチ本体のコネクタ光ケーブルが接続されたスイッチコネクタの着脱により達成される。
【0023】
すなわち、光信号のオンは、スイッチコネクタを前進させてスイッチアダプタに装着させることにより、外部から不要な光を侵入させることのない状態で達成し、光信号のオフは、スイッチコネクタを後退させてスイッチアダプタから離脱させるだけではなく、この離脱により形成されたスイッチコネクタとスイッチアダプタとの間の空間に、この空間を通してのスイッチコネクタとスイッチアダプタとの間の光の伝送を完全に遮断する遮光板を侵入させることにより達成するので、明確で確実な光信号のオフ状態を得ることになる。
【0024】
光スイッチ装置のスイッチ部とコネクタ光ケーブルとの組合せを、光多重伝送システムの単位システムにおける0系部の二本と1系部の二本の合計四本の光伝送ラインのそれぞれに対応させて四つ並列に設けた場合には、光スイッチ装置の伝送装置および接続光ケーブルに対する一回の接続切替えにより、単位システムに対する全てのシステム機能試験を、連続して行うことができる。
【0025】
【実施例】
以下、本発明の実施例を図1ないし図8を参照しながら説明する。
図1は、本発明を親局Aと子局Bの両方に実施した光多重伝送システムの簡略構成図を示すもので、親局Aおよび子局B共に、伝送装置Cと光配線盤Dと接続光ケーブルEと光スイッチ装置1とから構成されている。
【0026】
伝送装置Cは、光信号を発生して送信すると共に、受信した光信号を電気信号に変換する光多重伝送システムの心臓部であって、一つの単位システムに対して0系部と1系部とを有し、両系部にはそれぞれ送信端子と受信端子とが設けられている。
【0027】
伝送装置Cの各単位システム別に分散配置された光配線盤Dは、伝送装置Cの単位システムに対応して0系部と1系部とを有し、親局Aと子局Bとの間を接続する光ケーブルLの接続機能部分を構成している。
【0028】
光配線盤Dに接続された接続光ケーブルEの伝送装置Cへの接続を、オン・オフ切替え可能に接続する光スイッチ装置1は、光多重伝送システムの単位システムにおける0系部の二本の光伝送ラインと1系部の二本の光伝送ラインの各ラインに対応して、個々に切替え動作を行う四つのスイッチ部5を有している。
【0029】
それゆえ、光ケーブルLを新設して増設した単位システムをシステム機能試験を行う場合には、伝送装置Cの対応する単位システムに光スイッチ装置1を接続し、この光スイッチ装置1による光信号のオン・オフ切替え操作により、この新設した単位システムのシステム機能試験を行うことになり、このシステム機能試験は、光スイッチ装置1が伝送装置Cに接続されていることから、光スイッチ装置1のスイッチ切替え操作によるシステム機能試験結果を、伝送装置Cの表示機能部の表示を直接目視しながら行うことができる。
【0030】
図2は、光スイッチ装置1を親局Aだけに設けた場合を示すもので、この場合には、子局Bにおける光信号のオン・オフ切替え操作は、例えば光配線盤Dに対する接続光ケーブルEの着脱により達成することになる。
【0030】
図3ないし図8は、本発明の光スイッチ装置1の一実施例を示すもので、接続光ケーブルEが接続され、光信号のオン・オフ機能部分である光スイッチ本体2と、この光スイッチ本体2を伝送装置Cに接続するコネクタ光ケーブル19とから構成されており(図3参照)、この光スイッチ装置1は、コネクタ光ケーブル19のコネクタを伝送装置Cに接続すると共に、プラグ枠18に接続光ケーブルEの接続コネクタFを接続して光伝送ラインへの取付けが達成される。
【0031】
コネクタ光ケーブル19は、一本の光ケーブル線の先端に接続コネクタFと同じコネクタを有し、基端に光スイッチ本体2に装着されるスイッチアダプタ20を設けた構成となっている。
【0032】
光スイッチ本体2(図4、図5および図8参照)は、中空直方体状のケース3の底板4上に、伝送装置Cの単位システムの四つの光伝送ラインに対応して四つのスイッチ部5の可動部を並列に配置すると共に、ケース3の一方側に、各スイッチ部5の可動部に対向して、スイッチ部5の固定部を構成するコネクタ光ケーブル19のスイッチアダプタ20を一定姿勢で不動に固定するアダプタ台15を設け、ケース3の他方側に、ジャック枠17とプラグ枠18との組合せ物を取付け、このジャック枠17のジャックに一端を接続した光ケーブル線の他端に設けたスイッチコネクタ16をスイッチ部5の可動部に一定姿勢で不動に固定して構成されている。
【0033】
スイッチ部5の可動部(図6、図7および図8参照)は、底板4上に不動に固定されたレール6に跨がる形態で組付けられ、このレール6にガイドされて進退移動するスライダ7の上に、高さを調整する平板状のスペーサ8を介してスイッチコネクタ16を一定姿勢で不動に固定するコネクタ台9を固定し、このコネクタ台9上に、スイッチコネクタ16をコネクタ台9に対して不動に固定するコネクタ押さえ10を介して摘み11を立設し、コネクタ台9の前端面側近となるスペーサ8の上面にスプリングピンであるピン12を立設し、そしてスライダ7の側近の底板4上に立設固定された固定片14に、スライダ7の進退移動に従って自身の弾力の作用によりコネクタ台9に固定されたスイッチコネクタ16の前面域に出入りして、このスイッチコネクタ16とスイッチアダプタ20との間の光信号の送受を断続する弾材製平板状の遮光板13を取付けて構成されている。
【0034】
スイッチ部5の固定部は、光スイッチ本体2のケース3の一方側壁に固定されたアダプタ台15と、このアダプタ台15に一定姿勢で組付け固定されたコネクタ光ケーブル19のスイッチアダプタ20とから構成され、不動に固定された各スイッチアダプタ20は、対向するスイッチ部5の可動部の各スイッチコネクタ16が、その進退移動により着脱自在となる位置および姿勢、すなわち進退移動方向に沿わせたスイッチコネクタ16の中心軸心に、その中心軸心を一致させた位置および姿勢で不動に組付け固定されている。
【0035】
スイッチ部5の遮光板13は、固定片14に固定した基端部付近で、対向するスイッチコネクタ16側に屈曲し、その先端部をスイッチコネクタ16とスイッチアダプタ20との間に形成される空間内に侵入し易いように屈曲させていて、その屈曲方向、すなわち対向するスイッチコネクタ16に向かった方向に弾力を作用させた状態でピン12に側方から弾接している。
【0036】
それゆえ、スイッチコネクタ16がスイッチアダプタ20に装着した前進状態では、遮光板13は、スイッチコネクタ16とスイッチアダプタ20との装着に先立って、スイッチコネクタ16を固定したスライダ7と一体に前進変位したピン12により、その弾力に逆らって側外方に押し出され、先端部をスイッチコネクタ16とスイッチアダプタ20との間の空間から側外方に退避させ、スイッチコネクタ16とスイッチアダプタ20の装着に邪魔となることがない。
【0037】
反対に、スイッチコネクタ16の後退状態では、遮光板13は、スライダ7と一体となったピン12の後退変位と自己の弾力とに従って、ピン12に弾接摺動しながら、先端部を、形成されたスイッチコネクタ16とスイッチアダプタ20との間の空間内に、スイッチコネクタ16とスイッチアダプタ20との間の光信号の伝送を完全に遮断する位置まで侵入させる。
【0038】
スイッチ部5の可動部、具体的にはスライダ7の直上となるケース3の頂板部分には、スイッチ部5の可動部の移動方向に沿って、かつ少なくともこのスイッチ部5の可動部を必要とする距離だけは移動させることのできる長さで長円状の長孔3’(図3および図5参照)が開設されており、この長孔3’からケース3外に突出した摘み11の先端部を指先で操作して、スイッチ部5の可動部を進退変位させ、スイッチ部5における光信号の断続操作を行う。
【0039】
なお、スイッチコネクタ16とジャック枠17との間を接続する光ケーブル線は、スイッチコネクタ16の進退変位動作に従って、不要な引っ張りが作用しないようにすると共に、無理な曲げが生じないように充分な余長を持って(図4参照)設けられている。
【0040】
【発明の効果】
本発明は、上記した構成となっているので、以下に示す効果を奏する。
光多重伝送システムにおける主体部分である一つの伝送装置に対する複数の光配線盤の接続を達成する接続光ケーブルの伝送装置に対する接続を、光スイッチ装置を介して達成するので、システム機能試験時に光信号伝送ラインのオン・オフ操作を行う光スイッチ装置を、機能試験結果の表示機能を有する伝送装置の近傍に位置させることができ、これにより光スイッチ装置を操作しながら、システム機能試験の結果を直接目視で確認することができ、もってシステム機能試験の実施がきわめて容易となると共に、正確な試験結果を速やかにかつ確実に得ることができる。
【0041】
システム機能試験を行うべく、光信号伝送ラインに挿入接続される光スイッチ装置は、周囲に充分な作業スペースを有すると共に、各単位システムを一体的に纏めた伝送装置に直接接続されるので、その接続作業は良好な作業環境で行うことができると共に、作業中の引っ掛かり等により光多重伝送システムの機能部分に損傷を与える不都合の発生を充分に抑えることができ、もって良好な作業環境を得ることができると共に、作業の高い安全性を得ることができる。
【0042】
光スイッチ装置における光信号伝送ラインの断続は、スイッチコネクタとスイッチアダプタとの装着による“続”と、スイッチコネクタとスイッチアダプタとが離反した状態での、スイッチコネクタとスイッチアダプタとの間への遮光板の侵入による“断”とにより達成するので、確実にかつ正確に行われ、もってシステム機能試験を確実にかつ精度良く達成できる。
【0043】
光スイッチ装置の遮光板は、自身の弾力によりスイッチコネクタの進退変位に従って、スイッチコネクタとスイッチアダプタとの間に対して出入りするので、遮光板の動作制御は単にスイッチコネクタを進退変位させるだけで確実にかつ正確に達成され、もって光信号伝送ラインの断続操作が単純で簡単なものとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を使用した、光多重伝送システムの全体概要図。
【図2】本発明の一実施例を使用した、光多重伝送システムの全体概要図。
【図3】本発明の光スイッチ装置の一例を示す、全体平面図。
【図4】図3に示した光スイッチ装置の光スイッチ本体の構造例を示す、ケースを破断した全体平面図。
【図5】図4に示した光スイッチ本体の全体側断面図。
【図6】図4に示した光スイッチ本体におけるスイッチ部の可動部の構成例を示す、全体側面図。
【図7】図6に示したスイッチ部の可動部の、全体正面図。
【図8】図4に示したスイッチ本体におけるスイッチ部の拡大平面図。
【図9】従前のシステム機能試験の説明に供する、全体システム概要図。
【図10】従来のシステム機能試験の説明に供する、全体システム概要図。
【符号の説明】
1 ; 光スイッチ装置
1’; 光スイッチ体
2 ; 光スイッチ本体
3 ; ケース
3’; 長孔
4 ; 底板
5 ; スイッチ部
6 ; レール
7 ; スライダ
8 ; スペーサ
9 ; コネクタ台
10; コネクタ押さえ
11; 摘み
12; ピン
13; 遮光板
14; 固定片
15; アダプタ台
16; スイッチコネクタ
17; ジャック枠
18; プラグ枠
19; コネクタ光ケーブル
20; スイッチアダプタ
A ; 親局
B ; 子局
C ; 伝送装置
D ; 光配線盤
E ; 接続光ケーブル
F ; 接続コネクタ
L ; 光ケーブル
Claims (5)
- 光多重伝送システムの単位システム別のシステム機能試験を行うべく、光配線盤(D)に接続された接続光ケーブル(E)と伝送装置(C)の対応する機能部分との間に挿入接続される光スイッチ装置(1)であって、前記伝送装置(C)に接続されるコネクタ光ケーブル(19)と、前記接続光ケーブル(E)が接続される光スイッチ本体(2)とから構成され、該光スイッチ本体(2)に、各光信号伝送ライン別に、前記接続光ケーブル(E)が着脱自在に接続される不動に固定されたスイッチアダプタ(20)と、前記コネクタ光ケーブル(19)に接続され、前記スイッチアダプタ(20)に対して着脱自在に進退変位するスイッチコネクタ(16)と、該スイッチコネクタ(16)の後退変位状態で、該スイッチコネクタ(16)と前記スイッチアダプタ(20)との間に侵入して両者間の光信号の伝送を遮断し、前記スイッチコネクタ(16)の前記スイッチアダプタ(20)に対する前進装着状態で、該スイッチコネクタ(16)とスイッチアダプタ(20)との間から退避する遮光板(13)と、を有するスイッチ部(5)を設けて成る光多重伝送システムにおけるシステム機能試験用光スイッチ装置。
- 光多重伝送システムの単位システムにおける0系部の二本の光信号伝送ラインと1系部の二本の光信号伝送ラインとに対応して、スイッチ部(5)とコネクタ光ケーブル(19)との組合せを四つ並列に設けた請求項1記載の光多重伝送システムにおけるシステム機能試験用光スイッチ装置。
- スイッチ部(5)のスイッチコネクタ(16)を、不動に固定したレール(6)に沿って、スイッチアダプタ(20)に対して直線的に進退移動するスライダ(7)に組付け固定し、遮光板(13)を、前記スライダ(7)の側近に固定した固定片(14)に基端を固定し、前記スイッチコネクタ(16)の後退変位状態で、該スイッチコネクタ(16)とスイッチアダプタ(20)との間に先端部を侵入移動させ、前記スイッチコネクタ(16)の前進状態で、該スイッチコネクタ(16)とスイッチアダプタ(20)との間から先端部を退避移動させる弾材製平板体とし、前記遮光板(13)の先端部の移動変位を、該遮光板(13)が弾接する前記スライダ(7)の移動変位に従った前記遮光板(13)の弾性変形により行わせる請求項1または2記載の光多重伝送システムにおけるシステム機能試験用光スイッチ装置。
- 遮光板(13)が弾接するスライダ(7)部分を、該スライダ(7)に立設固定された、スプリング機能を有するピン(12)で構成した請求項3記載の光多重伝送システムにおけるシステム機能試験用光スイッチ装置。
- 光スイッチ本体(2)のスイッチ部(5)を内蔵したケース(3)の、スイッチコネクタ(16)と一体に移動する部分の直上となる頂板部分に、前記スイッチコネクタ(16)の移動方向に沿って長くなった長孔(3')を開設し、該長孔(3')から、前記スイッチコネクタ(16)と一体に移動する部分に基端を固定した摘み(11)の先端部を突出させた請求項1または2または3または4記載の光多重伝送システムにおけるシステム機能試験用光スイッチ装置。
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