JP3069212U - 加工食品 - Google Patents

加工食品

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JP3069212U
JP3069212U JP1999008958U JP895899U JP3069212U JP 3069212 U JP3069212 U JP 3069212U JP 1999008958 U JP1999008958 U JP 1999008958U JP 895899 U JP895899 U JP 895899U JP 3069212 U JP3069212 U JP 3069212U
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茂桂 大原
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  • Preparation Of Fruits And Vegetables (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 短時間で調理することができると共に、外皮
の香ばしい食感が失われ難く、さらに具のバリエーショ
ンに富んだスティック状の食品を提供する。 【解決手段】 油で揚げる等の調理がされた後食用に供
される本考案の加工食品1は、穀粉を原料として成る可
食性の外皮11にて具13を被覆して、直径を10〜1
5mm、長さを150〜200mmの略円柱状に形成されて
成るもので、具13として所定の形状に切断された、又
はペースト状のさつまいも、加熱して調理された魚介
類、砂糖等と共に炒めたあずき、所定大に成形されたチ
ーズ等が被覆される。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、油で揚げて食用に供される加工食品に関するもので、種々の具を可 食性の外皮にて被覆してスティック状に形成した加工食品に関する。
【0002】
【従来の技術】
可食性の外皮にて巻回され、油で揚げて提供される食品としては春巻が従来よ り広く知られている。
【0003】 この春巻は、肉や野菜、魚介類等から成る具を、穀粉を原料とする薄皮にて被 覆し、油で揚げる等の調理を施した後、外皮ごと食用に供されている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
前述のような春巻の可食性の外皮は、油で揚げた際に内部に含まれる水分が失 われて香ばしい食感をもたらすものであり、この食感が内部に被覆された具の、 例えばしっとりとした食感と相まって絶妙な食味を醸しだす。
【0005】 しかし、調理後所定時間の経過により例えば被覆された具の水分が外皮に浸透 すると、前述のような外皮の香ばしい食感は失われ、その食味が低下する。その ため、前述のような可食性の外皮を備える食品にあっては、これを食用に供する 直前に調理して提供するのが好ましい。
【0006】 しかし、従来の春巻は、その加工性と食後の満足感等を考慮して、その外径を 約20〜35mm程度の太さに形成しており、内部迄十分に熱を通すためには揚げ る時間を長時間とする必要がある。その一方、長時間揚げた春巻は、外皮が焦げ てしまうことから、調理の際の油の温度、揚げ時間等の見極めが難しく、調理す るに際して熟練を要する。特に、このような可食性の外皮を有する食品が冷凍保 存等されている場合には、外皮が焦げることをおそれるあまり加熱が不十分とな って具が完全に加熱されず冷たいままの状態で提供される場合がある等、その調 理はより難しいものとなる。
【0007】 また、このような食品を飲食店等で提供する場合にあっては、前述のように調 理時間に長時間を要せば、その収益性にも影響を及ぼすものとなる。
【0008】 一方、この種の可食性の外皮を有する食品は作り置きに適さず、調理後長時間 放置すると前述のように外皮の香ばしい食感が失われ、食味が低下する。
【0009】 また、前述の春巻等、可食性の外皮を備えた従来の加工食品にあっては、具の 水分が外皮に浸透し易く、これを防止するための工夫はなされていない。
【0010】 さらに、春巻等の従来のこの種の食品は、内部に充填される具が肉や野菜であ る等、満腹感を得られるものである場合が多く、菓子や軽食というよりはむしろ 食事の際のおかずとして位置付けられており、軽食ないしはおやつ等として、よ り気軽に楽しむことのできるこの種の加工食品があれば便利である。
【0011】 本考案は、上記従来技術における欠点を解消するためになされたものであり、 調理に熟練を要せず、しかも極めて短時間で調理をすることができると共に、外 皮の香ばしい食感が調理後の時間の経過によっても失われ難く、さらに、従来の ものに比較してその具にバリエーションを持たせて、おやつやおつまみ等といっ た軽食としても気軽に食することのできる、可食性の外皮を備えた加工食品を提 供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本考案の加工食品1は、具13の外周を、穀粉を 原料として成る可食性の外皮11にて被覆して成り、油で揚げて食用に供される 加工食品において、 前記可食性外皮11にて具13を被覆して直径を10〜15mm、一例として1 2mmと成す略円柱状に形成している。
【0013】 また、その長さを150〜200mm、一例として195mmと成し、さらに、可 食性の外皮11にて被覆される具13を、バナナ、魚介類、あずき、さつまいも 、ポテト、チーズ、かぼちゃ等として軽食等としてより気軽に食することのでき るものとしている。
【0014】 被覆される具13は、形成される加工食品1の大きさに合わせて長細形状に切 断されたバナナ、ペースト状にされたバナナ、茹で又は蒸す等した後ペースト状 にされたポテトやかぼちゃ、加熱・調理された魚介類、砂糖等と共に炒めたあず き、所定大に成形されたチーズ等とすることができる。
【0015】 また、前記可食性の外皮11は、好ましくは具13の外周に二巻き以上、例え ば二巻き半巻回する。
【0016】 さらに、前記具13には、例えばバナナ、あずき、ポテト、かぼちゃ等の具に あっては、片栗粉、小麦粉、米粉、コーンスターチ等の澱粉質等、具13にさら なる粘性を付加する材料(本明細書において、「加粘性材料」という。)を添加 し、また魚介類等の具にあっては、例えば前記穀粉等を外周にまぶした後加熱し て調理等する等して、具13から出た水分に粘性を付与し、または具の外周に粘 性の被膜を形成して、具13の水分が可食性の外皮11に浸透し難くすることも できる。
【0017】
【考案の実施の形態】
次に、本考案の実施形態を添付図面を参照しながら以下説明する。
【0018】 図1に示すように、本発明の加工食品1は、該加工食品1の外形を画定する可 食性の外皮11と、この外皮11により被覆された具13により形成されている 。
【0019】 この外皮11は、小麦粉や片栗粉、米粉等の穀粉と水との混練物を延ばして薄 皮状としたもの、穀粉と水との混練物を鉄板等に薄く付着させて加熱して、薄皮 状としたもの等、各種の方法により製造することができる。
【0020】 このようにして製造された外皮11に具13を略円柱状となるよう包んで、本 考案の加工食品1が形成されている。
【0021】 この可食性の外皮11により被覆される具13として、本実施形態にあっては 、所定の形状に切断等され、又はペースト状に潰されたバナナ、砂糖と共に炒め たあずき、茹で又は蒸かした後に所定大に切断ないしは潰されてペースト状にさ れたポテトやカボチャ、さつまいも、チーズ、調理された魚介類等を具13とし て被覆している。
【0022】 可食性の外皮11にて被覆される具13は、好ましくは被覆されるとき既に加 熱等することなく食用に供することができるものを使用することが好ましく、例 えば前述のうち、魚介類等は予め加熱調理されたものを前述の可食性外皮11に て包囲することが好ましく、また、ポテト、カボチャ等は予め炒め又は蒸かす等 したものを潰す等して前記可食性外皮11にて包囲する。このような具13を使 用することで、本考案の加工食品1の調理は、外皮11が揚がれば、具13は温 まる程度に加熱されれば食することが可能となり、調理をより一層短時間で行う ことが可能となる。
【0023】 なお、内部に充填する具13としては、油で揚げて調理した後、時間の経過に よっても可食性の外皮11に水分が浸透しにくいものであることが好ましい。例 えば、前述の魚介類等にあっては具13を調理する際に具13を成す各魚介類に 小麦粉、片栗粉、コーンスターチ、米粉等の加粘性材料をまぶしておくことで、 加熱して調理した際に具から出た水分に粘性を付加することができると共に、個 々の具13の外周に粘性を有する被膜が形成されて、可食性の外皮11に具13 の水分が浸透し難くなる。
【0024】 同様の理由により、ポテトやかぼちゃ、バナナ等具13に同様の穀粉より成る 加粘性材料を混入し、具13の粘性を向上させることもできる。
【0025】 このようにして処理された具13は、前記可食性外皮11にて略円柱状に被覆 され、本考案の加工食品1と成る。
【0026】 可食性の外皮11にて前記具13を包む方法としては、図2(A)〜図2(D )に示すように広げて置かれた矩形状の外皮11に具13を外皮11の長辺と平 行に配置し[図2(A)]、この具13を中心に外皮11を巻き取って円筒状と 成し[図2(B)]、この円筒状に巻き取られた外皮11の両端を潰して具13 を包んで図1に示すような加工食品1を形成することができる。具13を外皮1 1にて包む場合には、外皮11と外皮11とを接着する部分に、水や小麦粉を溶 いた水、卵、油、又はこれらを混合したものを「のり」として塗布することによ り、外皮11が剥がれ難くなり、具13が漏れ出すことが防止できる。
【0027】 なお、外皮11により被覆される具11が、ペースト状のバナナやポテト、カ ボチャ、さつまいも等の定形性を有しないものである場合、又は炒めたあずきの ように複数の粒体が集合して形成されてなるものである場合等には、これを一旦 冷凍する等して例えば製造される加工食品1の形状に固め、これを可食性の外皮 11により被覆することで、外皮11による被覆が容易で、かつ形状の統一され た仕上がりの美しい加工食品1を得ることができる。
【0028】 また、被覆される具13が、ペースト状のバナナやポテト、カボチャ、さつま いも、炒めたあずき、溶融されたチーズ等のように流動性を有する場合には、例 えば広げて置かれた可食性の外皮11上に図3に示すような注入器20で具を乗 せ、これを図2に示す方法で可食性外皮11にて包んで本考案の加工食品1を製 造することもできる。
【0029】 なお、前述のような可食性の外皮11は、好ましくは具13の外周を2巻き以 上巻回するものであることが好ましい。このように、可食性の外皮11にて具1 3の外周を2巻き以上巻回することにより、例え具13の水分が可食性の外皮1 1に浸透したとしても、この水分が外周に位置する可食性の外皮11に浸透する 迄には時間がかかり、調理後ある程度の時間が経過した場合であっても可食性の 外皮11の香ばしい食感が失われ難くなる。
【0030】 この可食性の外皮11により外形の画定される本考案の加工食品1は、直径1 0〜15mm、長さ150〜200mmの円柱状に形成し、一例として本実施形態に あっては直径を12mm、長さを195mmとしている。
【0031】 加工食品1の直径を10mm以上としたのは、10mm以下では可食性の外皮11 による具13の巻回が細かな作業となり煩雑となると共に、被覆される具13の 量が少なくなり可食性の外皮11の食味が具13の食味に打ち勝って全体として の味のバランスが悪いこと、及び一回の食事量が少なくなり食後の満足感を満た すことができない等の理由であり、また、直径を15mm以下とするのは、内部迄 十分に加熱するのに短時間で良く、また、食した時の具13と可食性の外皮11 の量的なバランスが良く、絶妙な食味を得ることができることによる。
【0032】 また、長さを150mm以上、200mm以下とするのは、食後の満足感、把持し て食するに手頃な大きさであること等による。
【0033】 以上のように構成された本考案の加工食品1は、これを冷凍等して保管するこ とができ、また、食用に供する前にこれを油で揚げる等の調理を行う。
【0034】 本考案の加工食品1を油で揚げると、可食性の外皮11の水分が油の熱により 失われ、香ばしい食感を得られると共に、可食性の外皮11内に被覆された具も 加熱され、この状態において食用に供される。
【0035】
【考案の効果】
以上説明した本考案の構成により、本考案のスティック状食品は、その直径を 10〜15mmの太さに形成することで、内部迄短時間で加熱することができ、調 理時間を短縮することができた。また、その長さを150〜200mmとすること で、把持して食するに手頃でちょっとした軽食等として食した際に食後の満足感 が得られるサイズとなる。
【0036】 さらに、可食性の外皮により被覆される具を、バナナ、魚介類、炒めたあずき 、ポテト、さつまいも、チーズ、かぼちゃ等バラエティに富んだものとすること で、おやつやおつまみ等の軽食として気軽に食するに便利である。
【0037】 なお、可食性の外皮を具の外周に二巻き以上(前述の実施形態にあっては二巻 き半)巻回した加工食品にあっては、具に含まれる水分が外皮に浸透した場合で あっても、外皮の香ばしい食感が失われ難く、さらに、加粘性材料を具に添加す ることで、具の水分が可食性の外皮に浸透し難くなり、可食性の外皮の香ばしい 食感を長時間維持することができた。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本考案のスティック状食品の一実施形態を示
す要部断面斜視図。
【図2】 可食性の外皮により具を被覆する過程を示す
ものであり、(A)〜(D)はそれぞれこの工程を時系
列毎に示したもの。
【図3】 可食性の外皮により具を被覆する方法を示す
説明図。
【符号の説明】
1 加工食品 11 可食性の外皮 13 具 20 注入器

Claims (5)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 具の外周を、穀粉を原料として成る可食
    性の外皮にて被覆して成り、油で揚げて食用に供される
    加工食品において、 前記可食性外皮にて具を被覆して直径を10〜15mmと
    成す略円柱状に形成した加工食品。
  2. 【請求項2】 長さが150〜200mmである請求項1
    記載の加工食品。
  3. 【請求項3】 前記具が、バナナ、魚介類、あずき、ポ
    テト、さつまいも、チーズ、かぼちゃのいずれかである
    請求項1記載の加工食品。
  4. 【請求項4】 前記可食性の外皮を具の外周に二巻き以
    上巻回して成る請求項1記載の加工食品。
  5. 【請求項5】 前記具に加粘性材料を添加した請求項1
    記載の加工食品。
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