JP3069164U - 小型モ―タの軸受構造 - Google Patents
小型モ―タの軸受構造Info
- Publication number
- JP3069164U JP3069164U JP1999005111U JP511199U JP3069164U JP 3069164 U JP3069164 U JP 3069164U JP 1999005111 U JP1999005111 U JP 1999005111U JP 511199 U JP511199 U JP 511199U JP 3069164 U JP3069164 U JP 3069164U
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- rotor
- bearing
- rotating shaft
- motor
- stator
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Magnetic Bearings And Hydrostatic Bearings (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課 題】 小型モータの軸受で、摩擦によりライフ
に制限があった。 【解決手段】(a)ロータ回転軸に極めてゆるい勾配を
設ける。 (b)軸受の内径面にも回転軸と同じ勾配を設ける。 (c)軸受け底部に、回転軸を受けるスラストベアを設
け、軸とスラストベアは若干の隙間を設ける。 (d)停止時、ステータとロータの磁気センターをずら
して、モータ始動時にロータを引き上げる吸引力を発生
させる。 (e)ロータの回転による求心力で、無接触回転を実現
する。 [参考](遠心力)P < K(求心力)の時、無接触
状態となる。
に制限があった。 【解決手段】(a)ロータ回転軸に極めてゆるい勾配を
設ける。 (b)軸受の内径面にも回転軸と同じ勾配を設ける。 (c)軸受け底部に、回転軸を受けるスラストベアを設
け、軸とスラストベアは若干の隙間を設ける。 (d)停止時、ステータとロータの磁気センターをずら
して、モータ始動時にロータを引き上げる吸引力を発生
させる。 (e)ロータの回転による求心力で、無接触回転を実現
する。 [参考](遠心力)P < K(求心力)の時、無接触
状態となる。
Description
【0001】
本考案は、小型モータの軸受構成に関するものである。
【0002】
従来の小型モータの軸受では、何れの軸受も摩擦によりライフが限定された。 図1、図2 に従来の軸受を使用したモータの構造例を示す。
(1)ステータ (2)ロータ (3)回転軸 (4)ラジアル軸受 (5)ス
ラスト軸受
ラスト軸受
【0003】
【考案が解決しようとする課題】摩擦によるロスをゼロに近づけライフを無限に
近くする。
近くする。
【0004】
【問題を解決するための手段】本考案は磁気センターの吸引力を利用し、軸受の
形状と構造を工夫することにより空気軸受の状態で無接触回転を可能にし、課題
を解決する。
形状と構造を工夫することにより空気軸受の状態で無接触回転を可能にし、課題
を解決する。
【0005】
【作用】始動時には、磁気センターの吸引力によりロータが引き上げられて、軸
のテーパーと軸受のテーパーとの間にギャップができて空気軸受の状態で回転す
るので、磨耗が無くなり半永久的に使用可能となる。[参考] (遠心
力)P<K(求心力)の時、無接触状態となる。
のテーパーと軸受のテーパーとの間にギャップができて空気軸受の状態で回転す
るので、磨耗が無くなり半永久的に使用可能となる。[参考] (遠心
力)P<K(求心力)の時、無接触状態となる。
【0006】
【考案の実施の形態】本考案の実施の形態を実施例図面を引用して説明する。図
3、図4 に実施例を示す。 図3−A、図3−B、図4−A、図4−B には
本考案軸受部の動作の詳細を示す。
3、図4 に実施例を示す。 図3−A、図3−B、図4−A、図4−B には
本考案軸受部の動作の詳細を示す。
(1)ステータ (2)ロータ (3)回転軸 (4)ラジアル軸受 (5)ス
ラスト軸受(6)センター突起部
ラスト軸受(6)センター突起部
【0007】
【動作の詳細な説明】(a)回転軸に極めてゆるい勾配がつけられており、一方
軸受の内径面にも同じ角度の勾配がつけられて、停止時には勾配面で接触するよ
うに設定されている。これにより回転軸と軸受との間隙は均等に保たれる。
(b)ステータとロータの磁気センターによる吸引力で、通電されモータが始動
するとロータを引き上げる力が働く。(c)モータが始動すると軸受部の接触が
離れ、また軸の回転により発生する求心力によってラジアル方向に中立を保とう
とし無接触で回転する。
軸受の内径面にも同じ角度の勾配がつけられて、停止時には勾配面で接触するよ
うに設定されている。これにより回転軸と軸受との間隙は均等に保たれる。
(b)ステータとロータの磁気センターによる吸引力で、通電されモータが始動
するとロータを引き上げる力が働く。(c)モータが始動すると軸受部の接触が
離れ、また軸の回転により発生する求心力によってラジアル方向に中立を保とう
とし無接触で回転する。
【0008】
【本考案の効果】(a)接触が無くなるので、回転時の動カロスが軽減され、且
つライフが無限に近くなる。欄名、内容なし(職権)
つライフが無限に近くなる。欄名、内容なし(職権)
【図1】 側面断面図 ●本図はインナーロータータイプモータに於ける従来例
の構造を示すものである。上下に2分割されたモータ筐
体の一方の中央に、ラジアル軸受がが固定され、もう
一方の筐体中央にはスラスト軸受が固定されている。
ステータ(固定子)は筐体の内側に固定され、回転
軸が貫通固定されたローター(回転子)がステータ内
周に対面して回転する。
の構造を示すものである。上下に2分割されたモータ筐
体の一方の中央に、ラジアル軸受がが固定され、もう
一方の筐体中央にはスラスト軸受が固定されている。
ステータ(固定子)は筐体の内側に固定され、回転
軸が貫通固定されたローター(回転子)がステータ内
周に対面して回転する。
【図2】 側面断面図 ●本図はアウターロータータイプモータに於ける従来例
の構造を示すものである。モータ軸受部を支える取付ベ
ースにスラスト軸受及びラジアル軸受が固定されて
いる。ステータ(固定子)はラジアル軸受の外側に
固定され、回転軸が貫通固定されたローター(回転
子)がステータ外周に対面して回転する。
の構造を示すものである。モータ軸受部を支える取付ベ
ースにスラスト軸受及びラジアル軸受が固定されて
いる。ステータ(固定子)はラジアル軸受の外側に
固定され、回転軸が貫通固定されたローター(回転
子)がステータ外周に対面して回転する。
【図3】 側面断面図 ●本図はインナーロータータイプモータに於ける本考案
の構造を示すものである。回転時に、スラスト軸受に
対してローター(回転子)が磁気吸引力により若干浮
上するよう、ステータ側とローター側の磁気センターが
ずらしてある。センター突起部がスラスト軸受の内
側底部に設けてあり、停止時に回転軸外周とスラスト軸
受の内周とが密着しないように支えている。
の構造を示すものである。回転時に、スラスト軸受に
対してローター(回転子)が磁気吸引力により若干浮
上するよう、ステータ側とローター側の磁気センターが
ずらしてある。センター突起部がスラスト軸受の内
側底部に設けてあり、停止時に回転軸外周とスラスト軸
受の内周とが密着しないように支えている。
【図3−A】 側面断面図 ●本図は
【図3】に於いてスラスト軸受部の、モータ停止時の
状態を拡大して示すものである。
状態を拡大して示すものである。
【図3−B】 側面断面図 ●本図は
【図3】に於いてスラスト軸受部の、モータ回転時の
状態を拡大して示すものである。
状態を拡大して示すものである。
【図4】 側面断面図 ●本図はアウターロータータイプモータに於ける本考案
の構造を示すものである。回転時に、スラスト軸受に
対してローター(回転子)が磁気吸引力により若干浮
上するよう、ステータ側とローター側の磁気センターが
ずらしてある。センター突起部がスラスト軸受の内
側底部に設けてあり、停止時に回転軸外周とスラスト軸
受の内周とが密着しないように支えている。
の構造を示すものである。回転時に、スラスト軸受に
対してローター(回転子)が磁気吸引力により若干浮
上するよう、ステータ側とローター側の磁気センターが
ずらしてある。センター突起部がスラスト軸受の内
側底部に設けてあり、停止時に回転軸外周とスラスト軸
受の内周とが密着しないように支えている。
【図4−A】 側面断面図 ●本図は
【図4】に於いてスラスト軸受部の、モータ停止時の
状態を拡大して示すものである。
状態を拡大して示すものである。
【図4−B】 側面断面図 ●本図は
【図4】に於いてスラスト軸受部に、モータ回転時の
状態を拡大して示すものである。
状態を拡大して示すものである。
●それぞれの図に於ける符号は整合性がある。 ステータ(固定子) ローター(回転子) 回転軸 ラジアル軸受 スラスト軸受 センター突起部(スラスト軸受の内側底部)
Claims (1)
- 【請求項1】磁気センターによる吸引力と傾斜を利用し
た軸受で、ロータ回転軸に勾配を設け、これと同じ勾配
を内径に設けた軸受構造で、スラスト方向は停止時、若
干の寸法的余裕を持った構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1999005111U JP3069164U (ja) | 1999-06-04 | 1999-06-04 | 小型モ―タの軸受構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1999005111U JP3069164U (ja) | 1999-06-04 | 1999-06-04 | 小型モ―タの軸受構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3069164U true JP3069164U (ja) | 2000-06-06 |
Family
ID=43202638
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1999005111U Expired - Lifetime JP3069164U (ja) | 1999-06-04 | 1999-06-04 | 小型モ―タの軸受構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3069164U (ja) |
-
1999
- 1999-06-04 JP JP1999005111U patent/JP3069164U/ja not_active Expired - Lifetime
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