JP3069061B2 - フェンス及びその網体 - Google Patents

フェンス及びその網体

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JP3069061B2
JP3069061B2 JP9186394A JP18639497A JP3069061B2 JP 3069061 B2 JP3069061 B2 JP 3069061B2 JP 9186394 A JP9186394 A JP 9186394A JP 18639497 A JP18639497 A JP 18639497A JP 3069061 B2 JP3069061 B2 JP 3069061B2
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清 中山
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朝日スチール工業株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、フェンスにおい
て、工場から施工業者倉庫及び施工現場への運搬時の荷
嵩を約半分ないしそれ以下にに縮小できる網体に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来のフェンスの網体20は、図14,
15のように、上下端の金属製環線材21aと金属製横
線材21bからなる格子胴縁部21,21(直径5c
m)と、これらと一体的に形成された縦線材22aと横
線材22bからなる網本体22(例えば、高さ100〜
200cm)とから構成されていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このため、運搬時に
は、図15のように、複数の網体20は、パレット上に
横倒し状態で積み重ね、紐で固定するのであるが、互い
に胴縁部21の環線材21a及び縦線材22aをそれぞ
れズラせても、胴縁部21の横線材21bと網本体22
の縦線材22aが当たる状態で固定するため、無駄な空
間が多く生じ、荷嵩が大きくなり、運搬コストがかさむ
問題がある。例えば、二十枚の網体20(胴縁部の直径
5cm、図15中の左右方向の幅140cm)を横倒し
状態で積み重ねると、図15中の高さは86.4cm、
幅は145cmとなる。
【0004】本発明は、上記問題点を解消するためにな
されたもので、施工現場までの運搬時には、複数の網体
は、互いに胴縁部をズラし、かつ縦線材をズラせて積み
上げると、荷嵩を従来の約半分ないしそれ以下に縮小で
きる網体の提供を目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明による課題解決手
段は、図1,2,3,4,5の如く、網本体Aの各縦線
材2aは下端部3が最下段横線材2cから突出されると
ともにその端が鉤形に形成され、複数の金属製円環4a
と複数の金属製横線材4bの交点が電気溶接されて胴縁
筒Bが形成され、前記鉤形下端部3は前記胴縁筒Bの最
下段横線材4cに係合離脱自在に係合されて、網体Cが
構成されている。
【0006】上記課題解決手段においては、運搬時に
は、図6のように、複数の網本体A(胴縁筒Bとの離脱
状態)は、パレット上に横倒し状態で積み重ね、紐で固
定するのであるが、そのとき一対の網本体Aは、向かい
合わせて互いの縦線材をズラせることにより図示のよう
に縦線材を重ねる。これら一対の網本体Aを従来と同様
に積み上げて行く。終わりに、複数の胴縁筒Bを、最上
段の網本体Aの上に並べて、紐で固定する。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例を図に基づ
いて説明する。まず、図1,2,3,4,5,6によ
り、本発明の第一実施例を説明する。図1は網体の断面
図、図2はその正面図であり、網本体Aは、上端の格子
胴縁部1とその下側の網部2からなっている。前記胴縁
部1は複数の金属製環線材1aと複数の金属製横線材1
bがその交点を電気溶接されてなり、該胴縁部1の各環
線材1aに一体的に形成された金属製縦線材2aと複数
の金属製横線材2bが交点を電気溶接されて前記網部2
が形成されている。
【0008】前記網本体Aの各縦線材2aは下端部3が
最下段横線材2cから突出されるとともにその端が鉤形
に形成され、複数の金属製円環4aと複数の金属製横線
材4bの交点が電気溶接されて胴縁筒Bが形成され、前
記鉤形下端部3は前記胴縁筒Bの最下段横線材4cに係
合離脱自在に係合されて、網体Cが構成されている。下
端部3はまた図1及び図5に明示されているように網本
体A側の横線材4xに図面上右側から係止し、ここで屈
曲して、図面上左側から反網本体A側の最下段横線材4
cに下端部3が係合するようになっている。この構成に
より図示するように最下段横線材4cと横線材4xを金
属製横線材2bと同一平面上に配置でき、強度的にもデ
ザイン的にも好ましい。また下端部3は2ヶ所で係止さ
れることになり、確実な保持が図れる。
【0009】なお、前記鉤形下端部3の基端3aは、デ
ザイン上の理由により、縦線材の太さだけ左右方向に段
付けされ、また、鉤形下端部3は、網本体Aの左右端部
においては形成されない。前記左右方向の段付けによ
り、図3と図4から明らかな用に円環4aと縦線材2と
を正面図においてほぼ同一線上に配置することが可能と
なり、デザイン的な統一性が保たれる。
【0010】次に、図3,4,5において、組み立てら
れたフェンスを説明すると、基礎に立設される支柱5
と、前記網本体Aと、前記支柱5と網本体Aの胴縁部1
及び胴縁筒Bを固定する継手6A,6Bとを具えてい
る。
【0011】そして、前後一対の締付片7と、浅い逆U
字形の弾性変形し易すいように細幅とされた連結片8
と、前記締付片7の端部と連結片8の端部同士を接続す
る接続片9とからなる金属板製連結座金10が設けら
れ、前記締付片7には、ボルト孔7aが形成されてい
る。前記連結片8は網本体Aの最下段横線材2cに係合
され、一対の締付片7は、胴縁筒Bの横線材4bと、こ
の胴縁筒Bの内側に嵌合された継手6Bのボルト孔付内
嵌部6aとに、前記ボルト孔に挿通されたボルト11と
ナットで締め付けられる。これにより網本体Aと胴縁筒
Bは完全に固定される。
【0012】そして、運搬時には、図6のように、複数
の網本体A(胴縁筒Bとの離脱状態)は、パレット上に
横倒し状態で積み重ね、紐で固定するのであるが、その
とき一対の網本体Aは、向かい合わせて互いの縦線材を
ズラせることにより図6図示のように縦線材を重ねる。
これら一対の網本体Aを従来と同様に積み上げて行く。
終わりに、複数の胴縁筒Bを、最上段の網本体Aの上に
並べて、紐で固定する。例えば、二十枚の網体C(胴縁
部の直径5cm、幅140cm(図6中左右方向の
幅))を横倒し状態で積み重ねると、高さは42cm、
幅は150cmとなり、高さは、従来の約半分になる。
【0013】図7は第二実施例のフェンスであり、この
例においては、網本体Aの縦線材2aは上下両端部3,
3が最端段横線材2cから突出されるとともにその端が
鉤形に形成され、該鉤形端部3,3は上下一対の胴縁筒
Bの横線材4cに係合されている。そして、鉤形下端部
3の基端3aは、縦線材の太さだけ左右方向に段付けさ
れていない。また、この実施例では、網本体Aは、全く
平坦状になるため、運搬時の荷嵩は、極めて低くなる。
その他の構成及び作用は、前記第一実施例と同様であ
る。
【0014】なお、図示しないが、網本体Aの縦線材2
aは上または下の一端部3のみを最端段横線材2cから
突出させるとともにその端を鉤形に形成し、該鉤形端部
3は上または下の胴縁筒Bの横線材4cに係合してもよ
い。
【0015】図8,9は第三実施例であり、これは、傾
斜地のフェンスでその横線材はすべて傾斜している点
と、胴縁筒Bが網本体Aの上側に配置された点とが異な
るのみで、その他の構成及び作用は、前記第一実施例と
同様である。
【0016】
【0017】 図10、11、12、13は第四実施例
であり、直状上端部3を延長して胴縁筒Bの上端から突
出させ、この突出部分を忍び返しDとしたものである。
これにおいては、下端に格子胴縁部1を一体的に有し縦
線材2aと横線材2bがその交点を電気溶接されてなる
網本体Aと、胴縁筒Bとが組み合わされてなっている。
前記網部2の縦線材2aは上端部が最端段横線材2cか
ら突出されるとともにその上端部3は直状に形成され、
該直状上端部3が前記胴縁筒Bにその開口4eから嵌入
されて上端から突出されている。なお、胴縁筒Bは、一
対の円弧材4fからなるC環材と横線材4b,4d,4
gとから、開口4e及び通孔4hを形成されてなってお
り、該開口4eと通孔4hを通して直状上端部3が延出
して忍び返しDとなっている。この構成により図13に
明らかに示されるように直状上端部3と縦線材2a及び
忍び返しDとを同一線上に位置させることが可能にな
る。
【0018】 なお、本発明は、上記実施例に限定され
るものではなく、本発明の範囲内で上記実施例に多くの
修正および変更を加え得ることは勿論である。例えば、
第四実施例の網体も傾斜地のフェンスを構成でき、全て
の実施例の胴縁筒は上下一対とし、網本体を平坦状とす
ることも可能である。
【0019】
【発明の効果】以上の説明から明らかな通り、本発明に
おいては、網本体は、平坦状とするか、または上下方向
の一端部にのみ胴縁部を形成したものとし、その各縦線
材は一端部を最下段横線材から突出させ、複数の円環材
またはC環材と複数の横線材の交点を溶接して胴縁筒を
形成し、前記下端部は前記胴縁筒に係合または嵌合し
て、網体を構成している。
【0020】したがって、運搬時には、複数の網本体
(胴縁筒との離脱状態)は、パレット上に横倒し状態で
積み重ね、紐で固定するのであるが、そのとき一対の網
本体は、向かい合わせて互いの縦線材をズラせることに
より、荷嵩を従来の約半分ないしそれ以下に縮小できる
できる優れた効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明フェンス用網体の第一実施例における断
面図
【図2】同じく正面図
【図3】同じくフェンスの正面図
【図4】同じく主要部の正面図
【図5】同じく主要部の断面図
【図6】同じく運搬時の積重ね状態断面図
【図7】本発明フェンスの第二実施例の主要部の正面図
【図8】本発明フェンスの第三実施例の主要部正面図
【図9】同じく断面図
【図10】本発明フェンス用網体の第四実施例の断面図
【図11】同じく主要部の平面図
【図12】同じく胴縁筒の斜視図
【図13】同じく網本体の正面図
【図14】従来フェンスの正面図
【図15】同じく網体の運搬時の積重ね状態断面図
【符号の説明】
A 網本体 B 胴縁筒 C 網体 1 胴縁部 2 網部 1a 環線材 lb 横線材 2a 縦線材 2b 横線材 2c 最下段横線材 3 下端部 4a 円環 4b 横線材 4c 最下段横線材 6B 継手 7 締付片 8 連結片 9 接続片 10 連結座金 11 ボルト

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上下方向の一端に格子胴縁部を一体的に
    有し縦線材と横線材がその交点を溶接されてなる網本体
    と、環線材と横線材がその交点を溶接されてなる胴縁筒
    とが組み合わされてなり、 前記網本体の縦線材は一端部が最端段横線材から突出さ
    れて突出部を形成するとともにその端部が鉤形に形成さ
    れ鉤形端部を形成し、 前記胴縁筒は前記網本体の横線材とほぼ同一平面上に上
    下方向に配設された少なくとも2本の横線材を有し、 前記突出部は網本体の一面側から前記胴縁筒の前記2本
    の横線材の中の網本体側の横線材に係止し、網本体の他
    面側方向へ曲がり、 前記鉤形端部は網本体の他面側から前記反網本体側の横
    線材に係合する、 ことを特徴とするフェンス用網体。
  2. 【請求項2】 縦線材と横線材がその交点を溶接されて
    なる網本体と、環線材と横線材がその交点を溶接されて
    なる胴縁筒とが組み合わされてなり、 前記網本体の縦線材は上下方向の2つの端部が最端段横
    線材から突出されて突出部を形成するとともにその端部
    が鉤形に形成され鉤形端部を形成し、 前記胴縁筒は前記網本体の横線材とほぼ同一平面上に上
    下方向に配設された少なくとも2本の横線材を有し、 前記突出部は網本体の一面側から前記胴縁筒の前記2本
    の横線材の中の網本体側の横線材に係止し、網本体の他
    面側方向へ曲がり、 前記鉤形端部は網本体の他面側から前記反網本体側の横
    線材に係合する、ことを特徴とするフェンス用網体。
  3. 【請求項3】 上下方向の一端に格子胴縁部を一体的に
    有し縦線材と横線材がその交点を溶接されてなる網本体
    と、環線材と横線材がその交点を溶接されてなる胴縁筒
    とが組み合わされてなり、 前記網本体の縦線材は一端部が最端段横線材から突出さ
    れて突出部を形成するとともにその端部が鉤形に形成さ
    れ鉤形端部を形成し、 前記胴縁筒は前記網本体の横線材とほぼ同一平面上に上
    下方向に配設された少なくとも2本の横線材を有し、 前記突出部は網本体の一面側から前記胴縁筒の前記2本
    の横線材の中の網本体側の横線材に係止し、網本体の他
    面側方向へ曲がり、 前記鉤形端部は網本体の他面側から前記反網本体側の横
    線材に係合し、 更に胴縁筒の前記環線材は網本体の縦線材と網本体の正
    面から見てほぼ同一線上に配設され、 前記突出部は網本体の正面から見て前記環線材をよける
    ように曲げられている、 ことを特徴とするフェンス用網体。
  4. 【請求項4】 上下方向の下端に格子胴縁部を一体的に
    有し縦線材と横線材がその交点を溶接されてなる網本体
    と、弧状の環線材と横線材がその交点を溶接されてなる
    一対の弧状体からなる胴縁筒とが組み合わされてなり、 前記網本体の縦線材は上端部が最端段横線材から突出さ
    れて突出部を形成し、 前記突出部が前記環線材と網本体の正面から見てほぼ同
    一線上に位置するように前記一対の弧状体に挟まれて配
    設され、且つ胴縁筒の上方へ突出して忍び返しを形成す
    る、 ことを特徴とするフェンス用網体。
  5. 【請求項5】請求項1,2,3または4記載のフェンス
    用網体と、 基礎に立設される支柱と、 前記支柱と前記網体の胴縁筒を固定する継手と、該継手
    及び胴縁筒と網本体の最端段横線材とを連結する連結座
    金と、 を備えることを特徴とするフェンス。
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