JP3068982B2 - 画像読取り装置 - Google Patents
画像読取り装置Info
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- JP3068982B2 JP3068982B2 JP5145246A JP14524693A JP3068982B2 JP 3068982 B2 JP3068982 B2 JP 3068982B2 JP 5145246 A JP5145246 A JP 5145246A JP 14524693 A JP14524693 A JP 14524693A JP 3068982 B2 JP3068982 B2 JP 3068982B2
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば、フルカラーデ
ジタル複写機やフルカラースキャナー等に供され、カラ
ー原稿を電気信号に変換して原稿画像の読取りを行う画
像読取り装置に関するものである。
ジタル複写機やフルカラースキャナー等に供され、カラ
ー原稿を電気信号に変換して原稿画像の読取りを行う画
像読取り装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、複写機等に供されて、原稿の画像
情報を電気信号として読取る画像読取り装置には、カラ
ー原稿の画像読取りを可能にしたものがある。このよう
な画像読取り装置では、図10に示すように、原稿載置
台71上に載置されたカラー原稿Mにランプユニット7
2から光を照射し、カラー原稿Mからの反射光をミラー
73…、赤外光カットフィルター74、および結像レン
ズ75を介して、カラー原稿読取り用の読取り素子76
に露光することで、この読取り素子76がカラー原稿M
の画像情報を電気信号として読取るようになっている。
情報を電気信号として読取る画像読取り装置には、カラ
ー原稿の画像読取りを可能にしたものがある。このよう
な画像読取り装置では、図10に示すように、原稿載置
台71上に載置されたカラー原稿Mにランプユニット7
2から光を照射し、カラー原稿Mからの反射光をミラー
73…、赤外光カットフィルター74、および結像レン
ズ75を介して、カラー原稿読取り用の読取り素子76
に露光することで、この読取り素子76がカラー原稿M
の画像情報を電気信号として読取るようになっている。
【0003】また、カラー原稿Mからの反射光は、可視
光と赤外光とからなり、このうち赤外光は赤外光カット
フィルター74にてカットされることで、読取り素子7
6には、図11に示すように、青色光B、緑色光G、お
よび赤色光Rからなる可視光のみが露光されるものであ
る。
光と赤外光とからなり、このうち赤外光は赤外光カット
フィルター74にてカットされることで、読取り素子7
6には、図11に示すように、青色光B、緑色光G、お
よび赤色光Rからなる可視光のみが露光されるものであ
る。
【0004】そして、上記読取り素子76での読取り動
作としては、青色光B、緑色光G、および赤色光Rをそ
れぞれ選択的に透過するフィルター部材77・78・7
9が個々に設けられた3ラインの受光部80・81・8
2で、カラー原稿Mからの可視光(青色光B・緑色光G
・赤色光R)を電気信号に変換することにより、カラー
原稿Mの画像情報を読取るようになっている。
作としては、青色光B、緑色光G、および赤色光Rをそ
れぞれ選択的に透過するフィルター部材77・78・7
9が個々に設けられた3ラインの受光部80・81・8
2で、カラー原稿Mからの可視光(青色光B・緑色光G
・赤色光R)を電気信号に変換することにより、カラー
原稿Mの画像情報を読取るようになっている。
【0005】尚、上記のフィルター部材77・78・7
9は、それぞれ図12に示す分光透過特性を有してお
り、波長700nm以上では赤外光を透過するようにな
っている。また、各受光部80・81・82は、可視光
だけでなく赤外光に対しても感度を有している。
9は、それぞれ図12に示す分光透過特性を有してお
り、波長700nm以上では赤外光を透過するようにな
っている。また、各受光部80・81・82は、可視光
だけでなく赤外光に対しても感度を有している。
【0006】従って、カラー原稿読み取り用の画像読取
り装置では、前述のように結像レンズ75の直前に赤外
光カットフィルター74を配設するか、あるいは結像レ
ンズ75に赤外光カット膜(図示せず)を蒸着すること
で、カラー原稿Mからの可視光(青色光B・緑色光G・
赤色光R)に基づく忠実な画像読取りを可能にしてい
る。また、このような画像読取り装置では、特開平2−
55378号公報に開示されているような特定原稿の入
出力判定装置を備えることで、紙幣や有価証券等の複写
禁止印刷物の偽造複写を防止している。
り装置では、前述のように結像レンズ75の直前に赤外
光カットフィルター74を配設するか、あるいは結像レ
ンズ75に赤外光カット膜(図示せず)を蒸着すること
で、カラー原稿Mからの可視光(青色光B・緑色光G・
赤色光R)に基づく忠実な画像読取りを可能にしてい
る。また、このような画像読取り装置では、特開平2−
55378号公報に開示されているような特定原稿の入
出力判定装置を備えることで、紙幣や有価証券等の複写
禁止印刷物の偽造複写を防止している。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記従来の
ようなカラー原稿Mの画像読取り装置では、原稿画像の
情報をカラー原稿Mからの可視光でしか読取っておら
ず、複写禁止印刷物の判別は可視光パターンによる照合
しかできなかった。
ようなカラー原稿Mの画像読取り装置では、原稿画像の
情報をカラー原稿Mからの可視光でしか読取っておら
ず、複写禁止印刷物の判別は可視光パターンによる照合
しかできなかった。
【0008】これでは、今後発行が予想される特殊イン
ク(赤外光吸収インク等)を用いた複写禁止印刷物の判
別に対して、せっかくの特殊判別パターンを読取ること
ができない。従って、複写禁止印刷物の判別能力が低
く、複写禁止印刷物を通常の印刷物と誤判別したり、逆
に通常の印刷物を複写禁止印刷物と誤判別してしまうト
ラブルが発生し易く、結果として、複写禁止印刷物の偽
造複写の防止ができなかったり、複写禁止印刷物でない
通常の印刷物が複写できずにユーザーに迷惑をかける虞
れがある。
ク(赤外光吸収インク等)を用いた複写禁止印刷物の判
別に対して、せっかくの特殊判別パターンを読取ること
ができない。従って、複写禁止印刷物の判別能力が低
く、複写禁止印刷物を通常の印刷物と誤判別したり、逆
に通常の印刷物を複写禁止印刷物と誤判別してしまうト
ラブルが発生し易く、結果として、複写禁止印刷物の偽
造複写の防止ができなかったり、複写禁止印刷物でない
通常の印刷物が複写できずにユーザーに迷惑をかける虞
れがある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1記載の
画像読取り装置は、上記の課題を解決するために、カラ
ー原稿からの反射光に基づいて、カラー原稿の画像情報
を電気信号として読取る画像読取り装置において、以下
の手段を講じている。
画像読取り装置は、上記の課題を解決するために、カラ
ー原稿からの反射光に基づいて、カラー原稿の画像情報
を電気信号として読取る画像読取り装置において、以下
の手段を講じている。
【0010】即ち、カラー原稿からの反射光のうち可視
光を受光し、この可視光に基づく画像情報を電気信号と
して読取る第1光電変換手段と、カラー原稿からの反射
光のうち赤外光を受光し、この赤外光に基づく画像情報
を電気信号として読取る第2光電変換手段と、複写禁止
印刷物に対しての可視光に基づく画像情報を可視光登録
パターンとして、また赤外光に基づく画像情報を赤外光
登録パターンとしてそれぞれ記憶する登録パターン記憶
手段と、第1・第2の各光電変換手段で読取られた可視
光および赤外光に基づく各画像情報と、登録パターン記
憶手段に記憶された可視光および赤外光の各登録パター
ンとをそれぞれ比較照合する比較手段と、比較手段での
比較結果に基づいて、第1・第2の各光電変換手段によ
る画像情報の読取り動作と、読取った画像情報の出力動
作とを制御する制御手段とを備えている。
光を受光し、この可視光に基づく画像情報を電気信号と
して読取る第1光電変換手段と、カラー原稿からの反射
光のうち赤外光を受光し、この赤外光に基づく画像情報
を電気信号として読取る第2光電変換手段と、複写禁止
印刷物に対しての可視光に基づく画像情報を可視光登録
パターンとして、また赤外光に基づく画像情報を赤外光
登録パターンとしてそれぞれ記憶する登録パターン記憶
手段と、第1・第2の各光電変換手段で読取られた可視
光および赤外光に基づく各画像情報と、登録パターン記
憶手段に記憶された可視光および赤外光の各登録パター
ンとをそれぞれ比較照合する比較手段と、比較手段での
比較結果に基づいて、第1・第2の各光電変換手段によ
る画像情報の読取り動作と、読取った画像情報の出力動
作とを制御する制御手段とを備えている。
【0011】また、請求項2記載の画像読取り装置は、
上記の課題を解決するために、請求項1記載の画像読取
り装置において、以下の手段を講じている。
上記の課題を解決するために、請求項1記載の画像読取
り装置において、以下の手段を講じている。
【0012】即ち、上記制御手段は、比較手段での比較
照合において、可視光に基づく読取り画像情報と可視光
登録パターン、あるいは赤外光に基づく読取り画像情報
と赤外光登録パターンのうち、少なくとも何れか一方が
一致した場合や両者がどちらも疑わしい場合、画像情報
の読取り動作を中止すると共に、読取った画像情報の出
力動作を禁止する。
照合において、可視光に基づく読取り画像情報と可視光
登録パターン、あるいは赤外光に基づく読取り画像情報
と赤外光登録パターンのうち、少なくとも何れか一方が
一致した場合や両者がどちらも疑わしい場合、画像情報
の読取り動作を中止すると共に、読取った画像情報の出
力動作を禁止する。
【0013】また、請求項3記載の画像読取り装置は、
上記の課題を解決するために、請求項1記載の画像読取
り装置において、以下の手段を講じている。
上記の課題を解決するために、請求項1記載の画像読取
り装置において、以下の手段を講じている。
【0014】即ち、上記比較手段は、第1・第2の各光
電変換手段で読取られた可視光および赤外光に基づく各
画像情報に対して、登録パターン記憶手段に記憶された
可視光および赤外光の各登録パターンとの位置関係や組
合せについて比較照合し、また、上記制御手段は、比較
手段での位置関係や組合せの比較照合において、一致し
た場合、画像情報の読取り動作を中止すると共に、読取
った画像情報の出力動作を禁止する。
電変換手段で読取られた可視光および赤外光に基づく各
画像情報に対して、登録パターン記憶手段に記憶された
可視光および赤外光の各登録パターンとの位置関係や組
合せについて比較照合し、また、上記制御手段は、比較
手段での位置関係や組合せの比較照合において、一致し
た場合、画像情報の読取り動作を中止すると共に、読取
った画像情報の出力動作を禁止する。
【0015】また、請求項4記載の画像読取り装置は、
上記の課題を解決するために、請求項1記載の画像読取
り装置において、以下の手段を講じている。
上記の課題を解決するために、請求項1記載の画像読取
り装置において、以下の手段を講じている。
【0016】即ち、上記比較手段は、第1・第2の各光
電変換手段で読取られた可視光および赤外光に基づく各
画像情報同士を比較照合し、また、上記制御手段は、比
較手段での各画像情報同士の比較照合において、赤外光
に基づく画像情報が可視光に基づく画像情報より予測さ
れるパターンと異なった場合、画像情報の読取り動作を
中止すると共に、読取った画像情報の出力動作を禁止す
る。
電変換手段で読取られた可視光および赤外光に基づく各
画像情報同士を比較照合し、また、上記制御手段は、比
較手段での各画像情報同士の比較照合において、赤外光
に基づく画像情報が可視光に基づく画像情報より予測さ
れるパターンと異なった場合、画像情報の読取り動作を
中止すると共に、読取った画像情報の出力動作を禁止す
る。
【0017】また、請求項5記載の画像読取り装置は、
上記の課題を解決するために、請求項1記載の画像読取
り装置において、以下の手段を講じている。
上記の課題を解決するために、請求項1記載の画像読取
り装置において、以下の手段を講じている。
【0018】即ち、上記第1光電変換手段は、可視光中
の青色光を選択的に透過する青色フィルター部材が設け
られて青色光を電気信号として読取る青色受光部と、可
視光中の緑色光を選択的に透過する緑色フィルター部材
が設けられて緑色光を電気信号として読取る緑色受光部
と、可視光中の赤色光を選択的に透過する赤色フィルタ
ー部材が設けられて赤色光を電気信号として読取る赤色
受光部との3ライン受光部からなり、また、上記第2光
電変換手段は、赤外光を電気信号として読取る1ライン
の赤外受光部からなる。
の青色光を選択的に透過する青色フィルター部材が設け
られて青色光を電気信号として読取る青色受光部と、可
視光中の緑色光を選択的に透過する緑色フィルター部材
が設けられて緑色光を電気信号として読取る緑色受光部
と、可視光中の赤色光を選択的に透過する赤色フィルタ
ー部材が設けられて赤色光を電気信号として読取る赤色
受光部との3ライン受光部からなり、また、上記第2光
電変換手段は、赤外光を電気信号として読取る1ライン
の赤外受光部からなる。
【0019】また、請求項6記載の画像読取り装置は、
上記の課題を解決するために、請求項5記載の画像読取
り装置において、以下の手段を講じている。
上記の課題を解決するために、請求項5記載の画像読取
り装置において、以下の手段を講じている。
【0020】即ち、上記3ライン受光部は第1読取り素
子として、また、赤外受光部は第2読取り素子としてそ
れぞれ個別に形成され、カラー原稿からの反射光のうち
可視光を第1読取り素子に、また赤外光を第2読取り素
子にそれぞれ入射すべく、反射光を可視光と赤外光とに
分離する反射光分離手段が配設されている。
子として、また、赤外受光部は第2読取り素子としてそ
れぞれ個別に形成され、カラー原稿からの反射光のうち
可視光を第1読取り素子に、また赤外光を第2読取り素
子にそれぞれ入射すべく、反射光を可視光と赤外光とに
分離する反射光分離手段が配設されている。
【0021】また、請求項7記載の画像読取り装置は、
上記の課題を解決するために、請求項5記載の画像読取
り装置において、以下の手段を講じている。
上記の課題を解決するために、請求項5記載の画像読取
り装置において、以下の手段を講じている。
【0022】即ち、上記3ライン受光部には、可視光を
選択的に透過する可視フィルター部材が設けられ、ま
た、赤外受光部には、赤外光を選択的に透過する赤外フ
ィルター部材が設けられ、3ライン受光部と赤外受光部
とは、それぞれ並設されて単一の読取り素子として形成
されている。
選択的に透過する可視フィルター部材が設けられ、ま
た、赤外受光部には、赤外光を選択的に透過する赤外フ
ィルター部材が設けられ、3ライン受光部と赤外受光部
とは、それぞれ並設されて単一の読取り素子として形成
されている。
【0023】また、請求項8記載の画像読取り装置は、
上記の課題を解決するために、カラー原稿からの反射光
に基づいて、カラー原稿の画像情報を電気信号として読
取る画像読取り装置において、以下の手段を講じてい
る。
上記の課題を解決するために、カラー原稿からの反射光
に基づいて、カラー原稿の画像情報を電気信号として読
取る画像読取り装置において、以下の手段を講じてい
る。
【0024】即ち、カラー原稿からの反射光のうち可視
光を受光し、この可視光に基づく画像情報を電気信号と
して読取る第1光電変換手段と、カラー原稿からの反射
光のうち赤外光を受光し、この赤外光に基づく画像情報
を電気信号として読取る第2光電変換手段とを備え、上
記第1光電変換手段は、可視光中の青色光を選択的に透
過する青色フィルター部材が設けられて青色光を電気信
号として読取る青色受光部と、可視光中の緑色光を選択
的に透過する緑色フィルター部材が設けられて緑色光を
電気信号として読取る緑色受光部と、可視光中の赤色光
を選択的に透過する赤色フィルター部材が設けられて赤
色光を電気信号として読取る赤色受光部との3ライン受
光部からなり、また、上記第2光電変換手段は、赤外光
を電気信号として読取る1ラインの赤外受光部からな
り、上記3ライン受光部には、可視光を選択的に透過す
る可視フィルター部材が設けられ、また、赤外受光部に
は、赤外光を選択的に透過する赤外フィルター部材が設
けられ、上記3ライン受光部と赤外受光部とは、それぞ
れ並設されて単一の読取り素子として形成され、上記可
視フィルター部材および赤外フィルター部材の各端部
は、相互にオーバーラップして配されている。
光を受光し、この可視光に基づく画像情報を電気信号と
して読取る第1光電変換手段と、カラー原稿からの反射
光のうち赤外光を受光し、この赤外光に基づく画像情報
を電気信号として読取る第2光電変換手段とを備え、上
記第1光電変換手段は、可視光中の青色光を選択的に透
過する青色フィルター部材が設けられて青色光を電気信
号として読取る青色受光部と、可視光中の緑色光を選択
的に透過する緑色フィルター部材が設けられて緑色光を
電気信号として読取る緑色受光部と、可視光中の赤色光
を選択的に透過する赤色フィルター部材が設けられて赤
色光を電気信号として読取る赤色受光部との3ライン受
光部からなり、また、上記第2光電変換手段は、赤外光
を電気信号として読取る1ラインの赤外受光部からな
り、上記3ライン受光部には、可視光を選択的に透過す
る可視フィルター部材が設けられ、また、赤外受光部に
は、赤外光を選択的に透過する赤外フィルター部材が設
けられ、上記3ライン受光部と赤外受光部とは、それぞ
れ並設されて単一の読取り素子として形成され、上記可
視フィルター部材および赤外フィルター部材の各端部
は、相互にオーバーラップして配されている。
【0025】また、請求項9記載の画像読取り装置は、
上記の課題を解決するために、請求項7記載の画像読取
り装置において、以下の手段を講じている。
上記の課題を解決するために、請求項7記載の画像読取
り装置において、以下の手段を講じている。
【0026】即ち、上記可視フィルター部材と赤外フィ
ルター部材とを内面側に一体的に設けて、各受光部の上
面を閉塞するカバーガラスを備えている。
ルター部材とを内面側に一体的に設けて、各受光部の上
面を閉塞するカバーガラスを備えている。
【0027】また、請求項10記載の画像読取り装置
は、上記の課題を解決するために、カラー原稿からの反
射光に基づいて、カラー原稿の画像情報を電気信号とし
て読取る画像読取り装置において、以下の手段を講じて
いる。
は、上記の課題を解決するために、カラー原稿からの反
射光に基づいて、カラー原稿の画像情報を電気信号とし
て読取る画像読取り装置において、以下の手段を講じて
いる。
【0028】即ち、カラー原稿からの反射光のうち可視
光を受光し、この可視光に基づく画像情報を電気信号と
して読取る第1光電変換手段と、カラー原稿からの反射
光のうち赤外光を受光し、この赤外光に基づく画像情報
を電気信号として読取る第2光電変換手段とを備え、上
記第1光電変換手段は、可視光中の青色光を選択的に透
過する青色フィルター部材が設けられて青色光を電気信
号として読取る青色受光部と、可視光中の緑色光を選択
的に透過する緑色フィルター部材が設けられて緑色光を
電気信号として読取る緑色受光部と、可視光中の赤色光
を選択的に透過する赤色フィルター部材が設けられて赤
色光を電気信号として読取る赤色受光部との3ライン受
光部からなり、また、上記第2光電変換手段は、赤外光
を電気信号として読取る1ラインの赤外受光部からな
り、上記3ライン受光部には、可視光を選択的に透過す
る可視フィルター部材が設けられ、また、赤外受光部に
は、赤外光を選択的に透過する赤外フィルター部材が設
けられ、上記3ライン受光部と赤外受光部とは、それぞ
れ並設されて単一の読取り素子として形成され、上記赤
外受光部は、3ラインの受光部間に介設されている。
光を受光し、この可視光に基づく画像情報を電気信号と
して読取る第1光電変換手段と、カラー原稿からの反射
光のうち赤外光を受光し、この赤外光に基づく画像情報
を電気信号として読取る第2光電変換手段とを備え、上
記第1光電変換手段は、可視光中の青色光を選択的に透
過する青色フィルター部材が設けられて青色光を電気信
号として読取る青色受光部と、可視光中の緑色光を選択
的に透過する緑色フィルター部材が設けられて緑色光を
電気信号として読取る緑色受光部と、可視光中の赤色光
を選択的に透過する赤色フィルター部材が設けられて赤
色光を電気信号として読取る赤色受光部との3ライン受
光部からなり、また、上記第2光電変換手段は、赤外光
を電気信号として読取る1ラインの赤外受光部からな
り、上記3ライン受光部には、可視光を選択的に透過す
る可視フィルター部材が設けられ、また、赤外受光部に
は、赤外光を選択的に透過する赤外フィルター部材が設
けられ、上記3ライン受光部と赤外受光部とは、それぞ
れ並設されて単一の読取り素子として形成され、上記赤
外受光部は、3ラインの受光部間に介設されている。
【0029】また、請求項11記載の画像読取り装置
は、上記の課題を解決するために、請求項7記載の画像
読取り装置において、以下の手段を講じている。
は、上記の課題を解決するために、請求項7記載の画像
読取り装置において、以下の手段を講じている。
【0030】即ち、上記3ラインの各受光部は、それぞ
れ所定のライン間ピッチを置いて配設されている一方、
赤外受光部は、上記のライン間ピッチに比べて長いピッ
チを置いて3ライン受光部に隣設されている。
れ所定のライン間ピッチを置いて配設されている一方、
赤外受光部は、上記のライン間ピッチに比べて長いピッ
チを置いて3ライン受光部に隣設されている。
【0031】また、請求項12記載の画像読取り装置
は、上記の課題を解決するために、請求項11記載の画
像読取り装置において、以下の手段を講じている。
は、上記の課題を解決するために、請求項11記載の画
像読取り装置において、以下の手段を講じている。
【0032】即ち、上記赤外受光部は、3ライン受光部
の一端に位置する赤色受光部に隣設されている。
の一端に位置する赤色受光部に隣設されている。
【0033】
【作用】上記請求項1記載の構成によれば、可視光だけ
でなく従来では不必要だった赤外光でも画像情報を読取
ることができ、通常の読取りと同時に赤外吸収インク等
の特殊インクを用いた複写禁止印刷物の特殊判別パター
ンをも読取ることができる。
でなく従来では不必要だった赤外光でも画像情報を読取
ることができ、通常の読取りと同時に赤外吸収インク等
の特殊インクを用いた複写禁止印刷物の特殊判別パター
ンをも読取ることができる。
【0034】また、請求項1および請求項2記載の構成
によれば、カラー原稿からの可視光に基づいた画像情報
と、赤外光に基づいた画像情報とを、登録パターン記憶
手段に記憶させた可視光および赤外光の各登録パターン
と比較照合することで、特殊インクを用いた複写禁止印
刷物の判別に対応でき、複写禁止印刷物の偽造複写を未
然に防ぐことができる。
によれば、カラー原稿からの可視光に基づいた画像情報
と、赤外光に基づいた画像情報とを、登録パターン記憶
手段に記憶させた可視光および赤外光の各登録パターン
と比較照合することで、特殊インクを用いた複写禁止印
刷物の判別に対応でき、複写禁止印刷物の偽造複写を未
然に防ぐことができる。
【0035】また、請求項3記載の構成によれば、カラ
ー原稿からの可視光に基づいた画像情報と赤外光に基づ
いた画像情報との位置関係や組合せを、登録パターン記
憶手段に記憶させた可視光登録パターンと赤外光登録パ
ターンとの位置関係や組合せと比較照合することによ
り、読取り原稿を多面的に調査でき判別精度をアップす
ることができ、誤判断することなくユーザーに迷惑をか
けずに画像情報の読取りや複写作業が行える。
ー原稿からの可視光に基づいた画像情報と赤外光に基づ
いた画像情報との位置関係や組合せを、登録パターン記
憶手段に記憶させた可視光登録パターンと赤外光登録パ
ターンとの位置関係や組合せと比較照合することによ
り、読取り原稿を多面的に調査でき判別精度をアップす
ることができ、誤判断することなくユーザーに迷惑をか
けずに画像情報の読取りや複写作業が行える。
【0036】また、請求項4記載の構成によれば、カラ
ー原稿からの可視光および赤外光に基づいた各画像情報
同士を比較照合し、赤外光に基づく画像情報が可視光に
基づく画像情報より予測されるパターンと異なっている
場合、カラー原稿からの赤外光が第2光電変換手段に入
射されていないと判断し、画像情報の読取り動作を中止
すると共に、画像情報の出力動作を禁止する。このた
め、故意に第2光電変換手段に入射する赤外光を遮断し
たり、別の赤外光を入射させたりして、特殊インクによ
る判別マークを認識できないようにして複写禁止印刷物
を不正に複写することを防止することができる。
ー原稿からの可視光および赤外光に基づいた各画像情報
同士を比較照合し、赤外光に基づく画像情報が可視光に
基づく画像情報より予測されるパターンと異なっている
場合、カラー原稿からの赤外光が第2光電変換手段に入
射されていないと判断し、画像情報の読取り動作を中止
すると共に、画像情報の出力動作を禁止する。このた
め、故意に第2光電変換手段に入射する赤外光を遮断し
たり、別の赤外光を入射させたりして、特殊インクによ
る判別マークを認識できないようにして複写禁止印刷物
を不正に複写することを防止することができる。
【0037】また、請求項5および請求項6記載の構成
によれば、可視光中の青色光を電気信号として読取る青
色受光部と、可視光中の緑色光を電気信号として読取る
緑色受光部と、可視光中の赤色光を電気信号として読取
る赤色受光部とを第1読取り素子として、また、赤外光
を電気信号として読取る赤外受光部を第2読取り素子と
してそれぞれ個別に形成し、カラー原稿からの反射光の
うち可視光を第1読取り素子に、また、赤外光を第2読
取り素子にそれぞれ入射すべく、反射光を可視光と赤外
光とに分離する反射光分割手段を配設することにより、
従来通りの忠実な可視光による青色光、緑色光、および
赤色光に基づく画像情報だけでなく、赤外光に基づく画
像情報も同時に得ることができる。
によれば、可視光中の青色光を電気信号として読取る青
色受光部と、可視光中の緑色光を電気信号として読取る
緑色受光部と、可視光中の赤色光を電気信号として読取
る赤色受光部とを第1読取り素子として、また、赤外光
を電気信号として読取る赤外受光部を第2読取り素子と
してそれぞれ個別に形成し、カラー原稿からの反射光の
うち可視光を第1読取り素子に、また、赤外光を第2読
取り素子にそれぞれ入射すべく、反射光を可視光と赤外
光とに分離する反射光分割手段を配設することにより、
従来通りの忠実な可視光による青色光、緑色光、および
赤色光に基づく画像情報だけでなく、赤外光に基づく画
像情報も同時に得ることができる。
【0038】また、請求項7記載の構成によれば、3ラ
イン受光部と赤外受光部とを一体的に1つの読取り素子
内に形成することにより、各受光部同士の位置合わせが
不要になり、光学調整が非常に容易となる。
イン受光部と赤外受光部とを一体的に1つの読取り素子
内に形成することにより、各受光部同士の位置合わせが
不要になり、光学調整が非常に容易となる。
【0039】また、請求項8記載の構成によれば、可視
光だけでなく従来では不必要だった赤外光でも画像情報
を読取ることができ、通常の読取りと同時に赤外吸収イ
ンク等の特殊インクを用いた複写禁止印刷物の特殊判別
パターンをも読取ることができる。また、従来通りの忠
実な可視光による青色光、緑色光、および赤色光に基づ
く画像情報だけでなく、赤外光に基づく画像情報も同時
に得ることができる。 さらに、3ライン受光部と赤外受
光部とを一体的に1つの読取り素子内に形成することに
より、各受光部同士の位置合わせが不要になり、光学調
整が非常に容易となる。しかも、可視フィルター部材お
よび赤外フィルター部材の両者の端部をオーバーラップ
させることにより、可視光および赤外光共に透過しない
部分を設けることができ、相互干渉を防止し読取り精度
が低下せず忠実な画像情報の読取りができる。
光だけでなく従来では不必要だった赤外光でも画像情報
を読取ることができ、通常の読取りと同時に赤外吸収イ
ンク等の特殊インクを用いた複写禁止印刷物の特殊判別
パターンをも読取ることができる。また、従来通りの忠
実な可視光による青色光、緑色光、および赤色光に基づ
く画像情報だけでなく、赤外光に基づく画像情報も同時
に得ることができる。 さらに、3ライン受光部と赤外受
光部とを一体的に1つの読取り素子内に形成することに
より、各受光部同士の位置合わせが不要になり、光学調
整が非常に容易となる。しかも、可視フィルター部材お
よび赤外フィルター部材の両者の端部をオーバーラップ
させることにより、可視光および赤外光共に透過しない
部分を設けることができ、相互干渉を防止し読取り精度
が低下せず忠実な画像情報の読取りができる。
【0040】また、請求項9記載の構成によれば、カバ
ーガラスで各受光部を閉塞することにより、各受光部を
外部環境等の影響より保護することができる。また、カ
バーガラスの内面側に可視および赤外の各フィルター部
材を一体的に設けることで、構造が単純化されて生産性
がアップすると共に、不正読取りや不正複写をするため
にフィルター部材を削り取る等の改造をすることができ
ないため、安全性を高めることができる。
ーガラスで各受光部を閉塞することにより、各受光部を
外部環境等の影響より保護することができる。また、カ
バーガラスの内面側に可視および赤外の各フィルター部
材を一体的に設けることで、構造が単純化されて生産性
がアップすると共に、不正読取りや不正複写をするため
にフィルター部材を削り取る等の改造をすることができ
ないため、安全性を高めることができる。
【0041】また、請求項10記載の構成によれば、可
視光だけでなく従来では不必要だった赤外光でも画像情
報を読取ることができ、通常の読取りと同時に赤外吸収
インク等の特殊インクを用いた複写禁止印刷物の特殊判
別パターンをも読取ることができる。また、従来通りの
忠実な可視光による青色光、緑色光、および赤色光に基
づく画像情報だけでなく、赤外光に基づく画像情報も同
時に得ることができる。さらに、3ライン受光部と赤外
受光部とを一体的に1つの読取り素子内に形成すること
により、各受光部同士の位置合わせが不要になり、光学
調整が非常に容易となる。しかも、赤外受光部を3ライ
ンの受光部間に介設することにより、赤外受光部への赤
外光の入射を故意に妨げるような赤外カットフィルター
での違法改造を防止することができる。
視光だけでなく従来では不必要だった赤外光でも画像情
報を読取ることができ、通常の読取りと同時に赤外吸収
インク等の特殊インクを用いた複写禁止印刷物の特殊判
別パターンをも読取ることができる。また、従来通りの
忠実な可視光による青色光、緑色光、および赤色光に基
づく画像情報だけでなく、赤外光に基づく画像情報も同
時に得ることができる。さらに、3ライン受光部と赤外
受光部とを一体的に1つの読取り素子内に形成すること
により、各受光部同士の位置合わせが不要になり、光学
調整が非常に容易となる。しかも、赤外受光部を3ライ
ンの受光部間に介設することにより、赤外受光部への赤
外光の入射を故意に妨げるような赤外カットフィルター
での違法改造を防止することができる。
【0042】また、請求項11記載の構成によれば、3
ライン受光部はそれぞれ赤外光に対しても感度を有して
おり、また、赤外受光部は可視光に対しても感度を有し
ている。このため、3ライン受光部から距離をあけて赤
外受光部を位置させることにより、相互干渉を避けるこ
とができ、それぞれ忠実な画像情報の読取りが可能とな
る。
ライン受光部はそれぞれ赤外光に対しても感度を有して
おり、また、赤外受光部は可視光に対しても感度を有し
ている。このため、3ライン受光部から距離をあけて赤
外受光部を位置させることにより、相互干渉を避けるこ
とができ、それぞれ忠実な画像情報の読取りが可能とな
る。
【0043】また、請求項12記載の構成によれば、3
ライン受光部のうち、青色受光部と緑色受光部とは、各
々、フィルター部材が波長700nm付近より長波長側
に副透過帯が存在するため、赤外光の影響を受け易い。
一方、赤色受光部は、シアン色の有無を判別することが
目的であり、赤外光の影響を受け難い。このため、3ラ
イン受光部のうち赤色受光部を赤外受光部に隣設するこ
とで、3ライン受光部と赤外受光部との相互干渉を防止
することができる。
ライン受光部のうち、青色受光部と緑色受光部とは、各
々、フィルター部材が波長700nm付近より長波長側
に副透過帯が存在するため、赤外光の影響を受け易い。
一方、赤色受光部は、シアン色の有無を判別することが
目的であり、赤外光の影響を受け難い。このため、3ラ
イン受光部のうち赤色受光部を赤外受光部に隣設するこ
とで、3ライン受光部と赤外受光部との相互干渉を防止
することができる。
【0044】
【実施例】〔実施例1〕 本発明の一実施例について図1ないし図4に基づいて説
明すれば、以下の通りである。尚、本第1実施例では、
説明の便宜上、前記従来例の図12を再度使用するもの
である。
明すれば、以下の通りである。尚、本第1実施例では、
説明の便宜上、前記従来例の図12を再度使用するもの
である。
【0045】本実施例に係る画像読取り装置は、図1に
示すように、上端には硬質の透明ガラスからなる原稿載
置台1が設けられ、この原稿載置台1の下方には、露光
光学系2と、CCD(Charge Coupled Device)等からな
る第1・第2の各読取り素子10・20とが配設されて
いる。
示すように、上端には硬質の透明ガラスからなる原稿載
置台1が設けられ、この原稿載置台1の下方には、露光
光学系2と、CCD(Charge Coupled Device)等からな
る第1・第2の各読取り素子10・20とが配設されて
いる。
【0046】露光光学系2は、原稿載置台1上に載置さ
れたカラー原稿Mに光を照射しながら走査するハロゲン
ランプを備えたランプユニット3と、カラー原稿Mから
の反射光(可視光・赤外光)を所定の光路として導くミ
ラー4・5・6と、各ミラー4・5・6にて導かれた反
射光を第1・第2の各読取り素子10・20に露光する
結像レンズ7と、結像レンズ7と第1読取り素子10と
の間で所定の傾斜状態にて配された赤外光反射ミラー
(反射光分離手段)8とから構成されている。
れたカラー原稿Mに光を照射しながら走査するハロゲン
ランプを備えたランプユニット3と、カラー原稿Mから
の反射光(可視光・赤外光)を所定の光路として導くミ
ラー4・5・6と、各ミラー4・5・6にて導かれた反
射光を第1・第2の各読取り素子10・20に露光する
結像レンズ7と、結像レンズ7と第1読取り素子10と
の間で所定の傾斜状態にて配された赤外光反射ミラー
(反射光分離手段)8とから構成されている。
【0047】上記赤外光反射ミラー8は、一般的に図2
の実線で示す分光透過特性(分光反射特性はこの反対と
なる)を有している。そして、赤外光反射ミラー8は、
図3に示すように、結像レンズ7からの反射光のうち、
同図中に長破線で示す可視光(青色光B・緑色光G・赤
色光R)を透過して第1読取り素子10に露光する一
方、結像レンズ7からの反射光のうち、同図中に短破線
で示す赤外光IRを反射して第2読取り素子20に露光
する。
の実線で示す分光透過特性(分光反射特性はこの反対と
なる)を有している。そして、赤外光反射ミラー8は、
図3に示すように、結像レンズ7からの反射光のうち、
同図中に長破線で示す可視光(青色光B・緑色光G・赤
色光R)を透過して第1読取り素子10に露光する一
方、結像レンズ7からの反射光のうち、同図中に短破線
で示す赤外光IRを反射して第2読取り素子20に露光
する。
【0048】第1読取り素子10は、青色、緑色、およ
び赤色の3ライン受光部11・12・13と、各受光部
11・12・13に対向して設けられた青色、緑色、お
よび赤色の各フィルター部材14・15・16と、これ
らの構成部材11〜16を凹部17a内に保持するベー
ス部材17と、ベース部材17の凹部17aを閉塞する
カバーガラス18と、後述する入出力判定装置30との
間で電気的な接続を行う複数のピン端子19…とを備え
ている。
び赤色の3ライン受光部11・12・13と、各受光部
11・12・13に対向して設けられた青色、緑色、お
よび赤色の各フィルター部材14・15・16と、これ
らの構成部材11〜16を凹部17a内に保持するベー
ス部材17と、ベース部材17の凹部17aを閉塞する
カバーガラス18と、後述する入出力判定装置30との
間で電気的な接続を行う複数のピン端子19…とを備え
ている。
【0049】上記フィルター部材14は、可視光の青色
光Bを選択的に透過するものであり、一般的に図12の
実線で示す分光透過特性を有している。フィルター部材
15は、可視光の緑色光Gを選択的に透過するものであ
り、一般的に図12の破線で示す分光透過特性を有して
いる。フィルター部材16は、可視光の赤色光Rを選択
的に透過するものであり、一般的に図12の一点鎖線で
示す分光透過特性を有している。
光Bを選択的に透過するものであり、一般的に図12の
実線で示す分光透過特性を有している。フィルター部材
15は、可視光の緑色光Gを選択的に透過するものであ
り、一般的に図12の破線で示す分光透過特性を有して
いる。フィルター部材16は、可視光の赤色光Rを選択
的に透過するものであり、一般的に図12の一点鎖線で
示す分光透過特性を有している。
【0050】また、上記受光部11は、フィルター部材
14を透過してきた青色光Bを受光して電気信号に変換
し、カラー原稿Mからの青色光Bに基づく画像情報を得
る。受光部12は、フィルター部材15を透過してきた
緑色光Gを受光して電気信号に変換し、カラー原稿Mか
らの緑色光Gに基づく画像情報を得る。受光部13は、
フィルター部材16を透過してきた赤色光Rを受光して
電気信号に変換し、カラー原稿Mからの赤色光Rに基づ
く画像情報を得る。尚、上記の受光部11・12・13
は、それぞれ図3の紙面の表裏方向に数千個程連なって
形成されている。
14を透過してきた青色光Bを受光して電気信号に変換
し、カラー原稿Mからの青色光Bに基づく画像情報を得
る。受光部12は、フィルター部材15を透過してきた
緑色光Gを受光して電気信号に変換し、カラー原稿Mか
らの緑色光Gに基づく画像情報を得る。受光部13は、
フィルター部材16を透過してきた赤色光Rを受光して
電気信号に変換し、カラー原稿Mからの赤色光Rに基づ
く画像情報を得る。尚、上記の受光部11・12・13
は、それぞれ図3の紙面の表裏方向に数千個程連なって
形成されている。
【0051】一方、第2読取り素子20は、1ラインに
数千個程連なって形成された赤外受光部21と、この受
光部21を凹部22a内に保持するベース部材22と、
ベース部材22の凹部22aを閉塞するカバーガラス2
3と、後述する入出力判定装置30との間で電気的な接
続を行う複数のピン端子24…とを備えている。上記受
光部21は、赤外光反射ミラー8を反射してきた赤外光
IRを受光して電気信号に変換し、カラー原稿Mからの
赤外光IRに基づく画像情報を得る。
数千個程連なって形成された赤外受光部21と、この受
光部21を凹部22a内に保持するベース部材22と、
ベース部材22の凹部22aを閉塞するカバーガラス2
3と、後述する入出力判定装置30との間で電気的な接
続を行う複数のピン端子24…とを備えている。上記受
光部21は、赤外光反射ミラー8を反射してきた赤外光
IRを受光して電気信号に変換し、カラー原稿Mからの
赤外光IRに基づく画像情報を得る。
【0052】さらに、本実施例の画像読取り装置は、紙
幣や有価証券等の複写禁止印刷物の偽造複写を防止する
入出力判定装置30と、読取ったカラー原稿Mの画像情
報を感光体等を備えた画像形成装置(図示せず)に出力
する出力装置40とを備えている。
幣や有価証券等の複写禁止印刷物の偽造複写を防止する
入出力判定装置30と、読取ったカラー原稿Mの画像情
報を感光体等を備えた画像形成装置(図示せず)に出力
する出力装置40とを備えている。
【0053】上記の入出力判定装置30は、図4に示す
ように、複写禁止印刷物の可視光(青色光B・緑色光G
・赤色光R)および赤外光IRに基づく画像情報を、予
めそれぞれの登録パターンとして記憶する登録パターン
記憶部(登録パターン記憶手段)31と、第1・第2の
各読取り素子10・20から送信されてくるカラー原稿
Mの可視光および赤外光IRに基づく画像情報を、登録
パターン記憶部31に記憶された可視光および赤外光I
Rの各登録パターンと比較照合する比較部(比較手段)
32と、第1・第2の各読取り素子10・20での画像
情報の読取り動作を制御する読取り動作コントローラー
33と、読取り動作コントローラー33を制御する制御
部(制御手段)34とから構成されている。
ように、複写禁止印刷物の可視光(青色光B・緑色光G
・赤色光R)および赤外光IRに基づく画像情報を、予
めそれぞれの登録パターンとして記憶する登録パターン
記憶部(登録パターン記憶手段)31と、第1・第2の
各読取り素子10・20から送信されてくるカラー原稿
Mの可視光および赤外光IRに基づく画像情報を、登録
パターン記憶部31に記憶された可視光および赤外光I
Rの各登録パターンと比較照合する比較部(比較手段)
32と、第1・第2の各読取り素子10・20での画像
情報の読取り動作を制御する読取り動作コントローラー
33と、読取り動作コントローラー33を制御する制御
部(制御手段)34とから構成されている。
【0054】尚、上記比較部32には、前述の各ピン端
子19・24を介して第1・第2の各読取り素子10・
20がそれぞれ接続されており、また、制御部34に
は、出力装置40が接続されている。
子19・24を介して第1・第2の各読取り素子10・
20がそれぞれ接続されており、また、制御部34に
は、出力装置40が接続されている。
【0055】そして、上記の入出力判定装置30は、比
較部32での比較照合において、カラー原稿Mの画像情
報と登録パターンとが、可視光(青色光B・緑色光G・
赤色光R)および赤外光IR、何れにおいても一致しな
いと判別した場合には、カラー原稿Mが複写禁止印刷物
でないことを判定する。その結果、制御部34により読
取り動作コントローラー33が制御され、第1・第2の
各読取り素子10・20による画像情報の読取り動作が
継続して行われると共に、読取った画像情報が出力装置
40に送信される。
較部32での比較照合において、カラー原稿Mの画像情
報と登録パターンとが、可視光(青色光B・緑色光G・
赤色光R)および赤外光IR、何れにおいても一致しな
いと判別した場合には、カラー原稿Mが複写禁止印刷物
でないことを判定する。その結果、制御部34により読
取り動作コントローラー33が制御され、第1・第2の
各読取り素子10・20による画像情報の読取り動作が
継続して行われると共に、読取った画像情報が出力装置
40に送信される。
【0056】一方、比較部32での比較照合において、
カラー原稿Mの画像情報と登録パターンとが、可視光
(青色光B・緑色光G・赤色光R)あるいは赤外光IR
のうち、少なくとも一方において完全に一致したと判別
した場合には、カラー原稿Mが複写禁止印刷物であるこ
とを判定する。その結果、制御部34により読取り動作
コントローラー33が制御され、第1・第2の各読取り
素子10・20による画像情報の読取り動作が中止され
ると共に、出力装置40への画像情報の送信が禁止され
て、複写禁止印刷物の偽造が未然に防止される。
カラー原稿Mの画像情報と登録パターンとが、可視光
(青色光B・緑色光G・赤色光R)あるいは赤外光IR
のうち、少なくとも一方において完全に一致したと判別
した場合には、カラー原稿Mが複写禁止印刷物であるこ
とを判定する。その結果、制御部34により読取り動作
コントローラー33が制御され、第1・第2の各読取り
素子10・20による画像情報の読取り動作が中止され
ると共に、出力装置40への画像情報の送信が禁止され
て、複写禁止印刷物の偽造が未然に防止される。
【0057】また、上記のような比較部32でのカラー
原稿Mの画像情報と登録パターンとの比較照合におい
て、可視光(青色光B・緑色光G・赤色光R)あるいは
赤外光IRのうち、少なくとも一方において完全に一致
しなくとも、照合の結果疑わしいと判断した場合は、読
取りにより得られた可視光(青色光B・緑色光G・赤色
光R)の画像情報と赤外光IRの画像情報との両者の位
置関係や組合せを調べ、それらを予め登録している可視
光および赤外光IRの各登録パターンと照合する。この
結果、位置関係や組合せが一致した場合は、前記と同様
に、制御部34の制御に伴って、第1・第2の各読取り
素子10・20による画像情報の読取り動作が中止され
ると共に、出力装置40への画像情報の送信が禁止され
る。
原稿Mの画像情報と登録パターンとの比較照合におい
て、可視光(青色光B・緑色光G・赤色光R)あるいは
赤外光IRのうち、少なくとも一方において完全に一致
しなくとも、照合の結果疑わしいと判断した場合は、読
取りにより得られた可視光(青色光B・緑色光G・赤色
光R)の画像情報と赤外光IRの画像情報との両者の位
置関係や組合せを調べ、それらを予め登録している可視
光および赤外光IRの各登録パターンと照合する。この
結果、位置関係や組合せが一致した場合は、前記と同様
に、制御部34の制御に伴って、第1・第2の各読取り
素子10・20による画像情報の読取り動作が中止され
ると共に、出力装置40への画像情報の送信が禁止され
る。
【0058】さらに、読取りにより得られた可視光(青
色光B・緑色光G・赤色光R)の画像情報と赤外光IR
の画像情報とを比較照合し、赤外光IRの画像情報が、
可視光(青色光B・緑色光G・赤色光R)の画像情報か
ら総合的に予測できる画像情報と掛け離れている場合に
も、前記と同様に、制御部34の制御に伴って、第1・
第2の各読取り素子10・20による画像情報の読取り
動作が中止されると共に、出力装置40への画像情報の
送信が禁止される。
色光B・緑色光G・赤色光R)の画像情報と赤外光IR
の画像情報とを比較照合し、赤外光IRの画像情報が、
可視光(青色光B・緑色光G・赤色光R)の画像情報か
ら総合的に予測できる画像情報と掛け離れている場合に
も、前記と同様に、制御部34の制御に伴って、第1・
第2の各読取り素子10・20による画像情報の読取り
動作が中止されると共に、出力装置40への画像情報の
送信が禁止される。
【0059】〔実施例2〕 本発明の他の実施例を図5ないし図9に基づいて説明す
れば、以下の通りである。尚、本第2実施例の画像読取
り装置は、第1実施例の画像読取り装置を構成する赤外
光反射ミラー8、第1読取り素子10、および第2読取
り素子20に換えて、読取り素子50を加えた構成とな
っており、説明の便宜上、第1実施例と同様の機能を有
する部材については、同一の符号を付記すると共に、そ
の説明を省略するものである。
れば、以下の通りである。尚、本第2実施例の画像読取
り装置は、第1実施例の画像読取り装置を構成する赤外
光反射ミラー8、第1読取り素子10、および第2読取
り素子20に換えて、読取り素子50を加えた構成とな
っており、説明の便宜上、第1実施例と同様の機能を有
する部材については、同一の符号を付記すると共に、そ
の説明を省略するものである。
【0060】本実施例に係る画像読取り装置の露光光学
系2’は、図5に示すように、第1実施例の露光光学系
2から赤外光反射ミラー8を除いた部材3〜7にて構成
されており、結像レンズ7の露光ポイントには、読取り
素子50が配設されている。
系2’は、図5に示すように、第1実施例の露光光学系
2から赤外光反射ミラー8を除いた部材3〜7にて構成
されており、結像レンズ7の露光ポイントには、読取り
素子50が配設されている。
【0061】読取り素子50は、図6に示すように、カ
ラー原稿Mからの反射光を受光する青色、緑色、赤色、
および赤外の4ライン受光部51・52・53・54
と、各受光部51・52・53・54に対向して設けら
れた青色、緑色、赤色、および赤外の各フィルター部材
55・56・57・58と、3ラインのフィルター部材
55・56・57に対向して設けられた可視フィルター
部材59と、これらの構成部材51〜59を凹部60a
内に保持するベース部材60と、ベース部材60の凹部
60aを閉塞するカバーガラス61と、前記図4に示す
入出力判定装置30との間で電気的な接続を行う複数の
ピン端子62…とを備えている。
ラー原稿Mからの反射光を受光する青色、緑色、赤色、
および赤外の4ライン受光部51・52・53・54
と、各受光部51・52・53・54に対向して設けら
れた青色、緑色、赤色、および赤外の各フィルター部材
55・56・57・58と、3ラインのフィルター部材
55・56・57に対向して設けられた可視フィルター
部材59と、これらの構成部材51〜59を凹部60a
内に保持するベース部材60と、ベース部材60の凹部
60aを閉塞するカバーガラス61と、前記図4に示す
入出力判定装置30との間で電気的な接続を行う複数の
ピン端子62…とを備えている。
【0062】上記フィルター部材59は、図7に示すよ
うに、可視光(青色光B・緑色光G・赤色光R)を選択
的に透過し、赤外光IRを反射もしくは吸収するもので
あり、一般的に前記図2の実線で示す分光透過特性を有
している。また、このフィルター部材59は、フィルタ
ー部材55・56・57を十分にカバーできるように両
サイドにはみ出す大きさで形成されている。
うに、可視光(青色光B・緑色光G・赤色光R)を選択
的に透過し、赤外光IRを反射もしくは吸収するもので
あり、一般的に前記図2の実線で示す分光透過特性を有
している。また、このフィルター部材59は、フィルタ
ー部材55・56・57を十分にカバーできるように両
サイドにはみ出す大きさで形成されている。
【0063】上記フィルター部材55は、可視光の青色
光Bを選択的に透過するものであり、一般的に前記図1
2の実線で示す分光透過特性を有している。フィルター
部材56は、可視光の緑色光Gを選択的に透過するもの
であり、一般的に図12の破線で示す分光透過特性を有
している。フィルター部材57は、可視光の赤色光Rを
選択的に透過するものであり、一般的に図12の一点鎖
線で示す分光透過特性を有している。
光Bを選択的に透過するものであり、一般的に前記図1
2の実線で示す分光透過特性を有している。フィルター
部材56は、可視光の緑色光Gを選択的に透過するもの
であり、一般的に図12の破線で示す分光透過特性を有
している。フィルター部材57は、可視光の赤色光Rを
選択的に透過するものであり、一般的に図12の一点鎖
線で示す分光透過特性を有している。
【0064】上記受光部51は、フィルター部材55を
透過してきた青色光Bを受光して電気信号に変換し、カ
ラー原稿Mからの青色光Bに基づく画像情報を得る。受
光部52は、フィルター部材56を透過してきた緑色光
Gを受光して電気信号に変換し、カラー原稿Mからの緑
色光Gに基づく画像情報を得る。受光部53は、フィル
ター部材57を透過してきた赤色光Rを受光して電気信
号に変換し、カラー原稿Mからの赤色光Rに基づく画像
情報を得る。
透過してきた青色光Bを受光して電気信号に変換し、カ
ラー原稿Mからの青色光Bに基づく画像情報を得る。受
光部52は、フィルター部材56を透過してきた緑色光
Gを受光して電気信号に変換し、カラー原稿Mからの緑
色光Gに基づく画像情報を得る。受光部53は、フィル
ター部材57を透過してきた赤色光Rを受光して電気信
号に変換し、カラー原稿Mからの赤色光Rに基づく画像
情報を得る。
【0065】上記フィルター部材58は、赤外光IRを
選択的に透過し、可視光を反射もしくは吸収するもので
あり、一般的に図2の破線で示す分光透過特性を有して
いる。また、このフィルター部材58は、受光部54を
十分にカバーできるように両サイドにはみ出す大きさで
形成されている。
選択的に透過し、可視光を反射もしくは吸収するもので
あり、一般的に図2の破線で示す分光透過特性を有して
いる。また、このフィルター部材58は、受光部54を
十分にカバーできるように両サイドにはみ出す大きさで
形成されている。
【0066】上記受光部54は、各受光部51・52・
53のライン間ピッチに比べて長いピッチで、受光部5
3に隣設されており、フィルター部材58を透過してき
た赤外光IRを受光して電気信号に変換し、カラー原稿
Mからの赤外光IRに基づく画像情報を得る。
53のライン間ピッチに比べて長いピッチで、受光部5
3に隣設されており、フィルター部材58を透過してき
た赤外光IRを受光して電気信号に変換し、カラー原稿
Mからの赤外光IRに基づく画像情報を得る。
【0067】ところで、上記の受光部51・52・53
・54は、それぞれ図6の紙面の表裏方向に数千個程連
なって形成されている。また、フィルター部材58・5
9は、それらの境目でオーバーラップして形成されてい
る。このため、図6に示すように、フィルター部材59
を透過して受光部54に入射しようとする可視光Aが存
在した場合でも、フィルター部材58がオーバーラップ
しているため、上記の可視光Aは、フィルター部材58
により透過できずに受光部54に到達できない。つま
り、オーバーラップした部分が可視光と赤外光IRとの
両方共を通さない無透過部分となっている。
・54は、それぞれ図6の紙面の表裏方向に数千個程連
なって形成されている。また、フィルター部材58・5
9は、それらの境目でオーバーラップして形成されてい
る。このため、図6に示すように、フィルター部材59
を透過して受光部54に入射しようとする可視光Aが存
在した場合でも、フィルター部材58がオーバーラップ
しているため、上記の可視光Aは、フィルター部材58
により透過できずに受光部54に到達できない。つま
り、オーバーラップした部分が可視光と赤外光IRとの
両方共を通さない無透過部分となっている。
【0068】尚、本第2実施例に示すように、可視光
(青色光B・緑色光G・赤色光R)用の受光部51・5
2・53と、赤外光IR用の受光部54とを併有する読
取り素子50の構造は、上記に限定するものではない。
例えば、図8に示すように、フィルター部材58・59
として、色ガラス等の吸収タイプのものを使用したり、
カバーガラス61の内側面に蒸着等で一体的に形成した
ものを使用することも可能である。
(青色光B・緑色光G・赤色光R)用の受光部51・5
2・53と、赤外光IR用の受光部54とを併有する読
取り素子50の構造は、上記に限定するものではない。
例えば、図8に示すように、フィルター部材58・59
として、色ガラス等の吸収タイプのものを使用したり、
カバーガラス61の内側面に蒸着等で一体的に形成した
ものを使用することも可能である。
【0069】また、赤外光IR用の受光部54を、青色
光B・緑色光G・赤色光R用の受光部51・52・53
間に位置させることも可能であり、図9には、赤外光I
R用の受光部54を緑色光G用の受光部52と赤色光R
用の受光部53との間に位置させた場合を例示してい
る。このような場合、赤外光IRを反射もしくは吸収し
て可視光を透過するフィルター部材59を、第1と第2
の各フィルター部材59a・59bに分離し、第1フィ
ルター部材59aを各フィルター部材55・56に対向
させ、また、第2フィルター部材59bをフィルター部
材57に対向させて配設させる構造となる。
光B・緑色光G・赤色光R用の受光部51・52・53
間に位置させることも可能であり、図9には、赤外光I
R用の受光部54を緑色光G用の受光部52と赤色光R
用の受光部53との間に位置させた場合を例示してい
る。このような場合、赤外光IRを反射もしくは吸収し
て可視光を透過するフィルター部材59を、第1と第2
の各フィルター部材59a・59bに分離し、第1フィ
ルター部材59aを各フィルター部材55・56に対向
させ、また、第2フィルター部材59bをフィルター部
材57に対向させて配設させる構造となる。
【0070】
【発明の効果】以上のように、本発明の請求項1記載の
画像読取り装置は、カラー原稿からの反射光のうち可視
光を受光し、この可視光に基づく画像情報を電気信号と
して読取る第1光電変換手段と、カラー原稿からの反射
光のうち赤外光を受光し、この赤外光に基づく画像情報
を電気信号として読取る第2光電変換手段と、複写禁止
印刷物に対しての可視光に基づく画像情報を可視光登録
パターンとして、また赤外光に基づく画像情報を赤外光
登録パターンとしてそれぞれ記憶する登録パターン記憶
手段と、第1・第2の各光電変換手段で読取られた可視
光および赤外光に基づく各画像情報と、登録パターン記
憶手段に記憶された可視光および赤外光の各登録パター
ンとをそれぞれ比較照合する比較手段と、比較手段での
比較結果に基づいて、第1・第2の各光電変換手段によ
る画像情報の読取り動作と、読取った画像情報の出力動
作とを制御する制御手段とを備えており、また、請求項
2記載のように、上記制御手段は、比較手段での比較照
合において、可視光に基づく読取り画像情報と可視光登
録パターン、あるいは赤外光に基づく読取り画像情報と
赤外光登録パターンのうち、少なくとも何れか一方が一
致した場合や両者がどちらも疑わしい場合、画像情報の
読取り動作を中止すると共に、読取った画像情報の出力
動作を禁止する構成である。
画像読取り装置は、カラー原稿からの反射光のうち可視
光を受光し、この可視光に基づく画像情報を電気信号と
して読取る第1光電変換手段と、カラー原稿からの反射
光のうち赤外光を受光し、この赤外光に基づく画像情報
を電気信号として読取る第2光電変換手段と、複写禁止
印刷物に対しての可視光に基づく画像情報を可視光登録
パターンとして、また赤外光に基づく画像情報を赤外光
登録パターンとしてそれぞれ記憶する登録パターン記憶
手段と、第1・第2の各光電変換手段で読取られた可視
光および赤外光に基づく各画像情報と、登録パターン記
憶手段に記憶された可視光および赤外光の各登録パター
ンとをそれぞれ比較照合する比較手段と、比較手段での
比較結果に基づいて、第1・第2の各光電変換手段によ
る画像情報の読取り動作と、読取った画像情報の出力動
作とを制御する制御手段とを備えており、また、請求項
2記載のように、上記制御手段は、比較手段での比較照
合において、可視光に基づく読取り画像情報と可視光登
録パターン、あるいは赤外光に基づく読取り画像情報と
赤外光登録パターンのうち、少なくとも何れか一方が一
致した場合や両者がどちらも疑わしい場合、画像情報の
読取り動作を中止すると共に、読取った画像情報の出力
動作を禁止する構成である。
【0071】これにより、可視光だけでなく従来では不
必要だった赤外光でも画像情報を読取ることができ、通
常の読取りと同時に赤外吸収インク等の特殊インクを用
いた複写禁止印刷物の特殊判別パターンをも読取ること
ができるという効果を奏する。また、カラー原稿からの
可視光に基づいた画像情報と、赤外光に基づいた画像情
報とを、登録パターン記憶手段に記憶させた可視光およ
び赤外光の各登録パターンと比較照合することで、特殊
インクを用いた複写禁止印刷物の判別に対応でき、複写
禁止印刷物の偽造複写を未然に防ぐことができるという
効果を奏する。
必要だった赤外光でも画像情報を読取ることができ、通
常の読取りと同時に赤外吸収インク等の特殊インクを用
いた複写禁止印刷物の特殊判別パターンをも読取ること
ができるという効果を奏する。また、カラー原稿からの
可視光に基づいた画像情報と、赤外光に基づいた画像情
報とを、登録パターン記憶手段に記憶させた可視光およ
び赤外光の各登録パターンと比較照合することで、特殊
インクを用いた複写禁止印刷物の判別に対応でき、複写
禁止印刷物の偽造複写を未然に防ぐことができるという
効果を奏する。
【0072】また、請求項3記載の画像読取り装置は、
請求項1記載の画像読取り装置において、上記比較手段
は、第1・第2の各光電変換手段で読取られた可視光お
よび赤外光に基づく各画像情報に対して、登録パターン
記憶手段に記憶された可視光および赤外光の各登録パタ
ーンとの位置関係や組合せについて比較照合し、また、
上記制御手段は、比較手段での位置関係や組合せの比較
照合において、一致した場合、画像情報の読取り動作を
中止すると共に、読取った画像情報の出力動作を禁止す
る構成である。
請求項1記載の画像読取り装置において、上記比較手段
は、第1・第2の各光電変換手段で読取られた可視光お
よび赤外光に基づく各画像情報に対して、登録パターン
記憶手段に記憶された可視光および赤外光の各登録パタ
ーンとの位置関係や組合せについて比較照合し、また、
上記制御手段は、比較手段での位置関係や組合せの比較
照合において、一致した場合、画像情報の読取り動作を
中止すると共に、読取った画像情報の出力動作を禁止す
る構成である。
【0073】これにより、カラー原稿からの可視光に基
づいた画像情報と赤外光に基づいた画像情報との位置関
係や組合せを、登録パターン記憶手段に記憶させた可視
光登録パターンと赤外光登録パターンとの位置関係や組
合せと比較照合することにより、読取り原稿を多面的に
調査でき判別精度をアップすることができ、誤判断する
ことなくユーザーに迷惑をかけずに画像情報の読取りや
複写作業が行えるという効果を奏する。
づいた画像情報と赤外光に基づいた画像情報との位置関
係や組合せを、登録パターン記憶手段に記憶させた可視
光登録パターンと赤外光登録パターンとの位置関係や組
合せと比較照合することにより、読取り原稿を多面的に
調査でき判別精度をアップすることができ、誤判断する
ことなくユーザーに迷惑をかけずに画像情報の読取りや
複写作業が行えるという効果を奏する。
【0074】また、請求項4記載の画像読取り装置は、
請求項1記載の画像読取り装置において、上記比較手段
は、第1・第2の各光電変換手段で読取られた可視光お
よび赤外光に基づく各画像情報同士を比較照合し、ま
た、上記制御手段は、比較手段での各画像情報同士の比
較照合において、赤外光に基づく画像情報が可視光に基
づく画像情報より予測されるパターンと異なった場合、
画像情報の読取り動作を中止すると共に、読取った画像
情報の出力動作を禁止する構成である。
請求項1記載の画像読取り装置において、上記比較手段
は、第1・第2の各光電変換手段で読取られた可視光お
よび赤外光に基づく各画像情報同士を比較照合し、ま
た、上記制御手段は、比較手段での各画像情報同士の比
較照合において、赤外光に基づく画像情報が可視光に基
づく画像情報より予測されるパターンと異なった場合、
画像情報の読取り動作を中止すると共に、読取った画像
情報の出力動作を禁止する構成である。
【0075】これにより、カラー原稿からの可視光およ
び赤外光に基づいた各画像情報同士を比較照合し、赤外
光に基づく画像情報が可視光に基づく画像情報より予測
されるパターンと異なっている場合、カラー原稿からの
赤外光が第2光電変換手段に入射されていないと判断
し、画像情報の読取り動作を中止すると共に、画像情報
の出力動作を禁止する。このため、故意に第2光電変換
手段に入射する赤外光を遮断したり、別の赤外光を入射
させたりして、特殊インクによる判別マークを認識でき
ないようにして複写禁止印刷物を不正に複写することを
防止することができるという効果を奏する。
び赤外光に基づいた各画像情報同士を比較照合し、赤外
光に基づく画像情報が可視光に基づく画像情報より予測
されるパターンと異なっている場合、カラー原稿からの
赤外光が第2光電変換手段に入射されていないと判断
し、画像情報の読取り動作を中止すると共に、画像情報
の出力動作を禁止する。このため、故意に第2光電変換
手段に入射する赤外光を遮断したり、別の赤外光を入射
させたりして、特殊インクによる判別マークを認識でき
ないようにして複写禁止印刷物を不正に複写することを
防止することができるという効果を奏する。
【0076】また、請求項5記載の画像読取り装置は、
請求項1記載の画像読取り装置において、上記第1光電
変換手段は、可視光中の青色光を選択的に透過する青色
フィルター部材が設けられて青色光を電気信号として読
取る青色受光部と、可視光中の緑色光を選択的に透過す
る緑色フィルター部材が設けられて緑色光を電気信号と
して読取る緑色受光部と、可視光中の赤色光を選択的に
透過する赤色フィルター部材が設けられて赤色光を電気
信号として読取る赤色受光部との3ライン受光部からな
り、また、上記第2光電変換手段は、赤外光を電気信号
として読取る1ラインの赤外受光部からなり、また、請
求項6記載のように、上記3ライン受光部は第1読取り
素子として、また、赤外受光部は第2読取り素子として
それぞれ個別に形成され、カラー原稿からの反射光のう
ち可視光を第1読取り素子に、また赤外光を第2読取り
素子にそれぞれ入射すべく、反射光を可視光と赤外光と
に分離する反射光分離手段が配設されている構成であ
る。
請求項1記載の画像読取り装置において、上記第1光電
変換手段は、可視光中の青色光を選択的に透過する青色
フィルター部材が設けられて青色光を電気信号として読
取る青色受光部と、可視光中の緑色光を選択的に透過す
る緑色フィルター部材が設けられて緑色光を電気信号と
して読取る緑色受光部と、可視光中の赤色光を選択的に
透過する赤色フィルター部材が設けられて赤色光を電気
信号として読取る赤色受光部との3ライン受光部からな
り、また、上記第2光電変換手段は、赤外光を電気信号
として読取る1ラインの赤外受光部からなり、また、請
求項6記載のように、上記3ライン受光部は第1読取り
素子として、また、赤外受光部は第2読取り素子として
それぞれ個別に形成され、カラー原稿からの反射光のう
ち可視光を第1読取り素子に、また赤外光を第2読取り
素子にそれぞれ入射すべく、反射光を可視光と赤外光と
に分離する反射光分離手段が配設されている構成であ
る。
【0077】これにより、従来通りの忠実な可視光によ
る青色光、緑色光、および赤色光に基づく画像情報だけ
でなく、赤外光に基づく画像情報も同時に得ることがで
きるという効果を奏する。
る青色光、緑色光、および赤色光に基づく画像情報だけ
でなく、赤外光に基づく画像情報も同時に得ることがで
きるという効果を奏する。
【0078】また、請求項7記載の画像読取り装置は、
請求項5記載の画像読取り装置において、上記3ライン
受光部には、可視光を選択的に透過する可視フィルター
部材が設けられ、また、赤外受光部には、赤外光を選択
的に透過する赤外フィルター部材が設けられ、3ライン
受光部と赤外受光部とは、それぞれ並設されて単一の読
取り素子として形成されている構成である。
請求項5記載の画像読取り装置において、上記3ライン
受光部には、可視光を選択的に透過する可視フィルター
部材が設けられ、また、赤外受光部には、赤外光を選択
的に透過する赤外フィルター部材が設けられ、3ライン
受光部と赤外受光部とは、それぞれ並設されて単一の読
取り素子として形成されている構成である。
【0079】これにより、3ライン受光部と赤外受光部
とを一体的に1つの読取り素子内に形成することによ
り、各受光部同士の位置合わせが不要になり、光学調整
が非常に容易となるという効果を奏する。
とを一体的に1つの読取り素子内に形成することによ
り、各受光部同士の位置合わせが不要になり、光学調整
が非常に容易となるという効果を奏する。
【0080】また、請求項8記載の画像読取り装置は、
カラー原稿からの反射光のうち可視光を受光し、この可
視光に基づく画像情報を電気信号として読取る第1光電
変換手段と、カラー原稿からの反射光のうち赤外光を受
光し、この赤外光に基づく画像情報を電気信号として読
取る第2光電変換手段とを備え、上記第1光電変換手段
は、可視光中の青色光を選択的に透過する青色フィルタ
ー部材が設けられて青色光を電気信号として読取る青色
受光部と、可視光中の緑色光を選択的に透過する緑色フ
ィルター部材が設けられて緑色光を電気信号として読取
る緑色受光部と、可視光中の赤色光を選択的に透過する
赤色フィルター部材が設けられて赤色光を電気信号とし
て読取る赤色受光部との3ライン受光部からなり、ま
た、上記第2光電変換手段は、赤外光を電気信号として
読取る1ラインの赤外受光部からなり、上記3ライン受
光部には、可視光を選択的に透過する可視フィルター部
材が設けられ、また、赤外受光部には、赤外光を選択的
に透過する赤外フィルター部材が設けられ、上記3ライ
ン受光部と赤外受光部とは、それぞれ並設されて単一 の
読取り素子として形成され、上記可視フィルター部材お
よび赤外フィルター部材の各端部は、相互にオーバーラ
ップして配されている構成である。
カラー原稿からの反射光のうち可視光を受光し、この可
視光に基づく画像情報を電気信号として読取る第1光電
変換手段と、カラー原稿からの反射光のうち赤外光を受
光し、この赤外光に基づく画像情報を電気信号として読
取る第2光電変換手段とを備え、上記第1光電変換手段
は、可視光中の青色光を選択的に透過する青色フィルタ
ー部材が設けられて青色光を電気信号として読取る青色
受光部と、可視光中の緑色光を選択的に透過する緑色フ
ィルター部材が設けられて緑色光を電気信号として読取
る緑色受光部と、可視光中の赤色光を選択的に透過する
赤色フィルター部材が設けられて赤色光を電気信号とし
て読取る赤色受光部との3ライン受光部からなり、ま
た、上記第2光電変換手段は、赤外光を電気信号として
読取る1ラインの赤外受光部からなり、上記3ライン受
光部には、可視光を選択的に透過する可視フィルター部
材が設けられ、また、赤外受光部には、赤外光を選択的
に透過する赤外フィルター部材が設けられ、上記3ライ
ン受光部と赤外受光部とは、それぞれ並設されて単一 の
読取り素子として形成され、上記可視フィルター部材お
よび赤外フィルター部材の各端部は、相互にオーバーラ
ップして配されている構成である。
【0081】これにより、可視光だけでなく従来では不
必要だった赤外光でも画像情報を読取ることができ、通
常の読取りと同時に赤外吸収インク等の特殊インクを用
いた複写禁止印刷物の特殊判別パターンをも読取ること
ができる。また、従来通りの忠実な可視光による青色
光、緑色光、および赤色光に基づく画像情報だけでな
く、赤外光に基づく画像情報も同時に得ることができ
る。さらに、3ライン受光部と赤外受光部とを一体的に
1つの読取り素子内に形成することにより、各受光部同
士の位置合わせが不要になり、光学調整が非常に容易と
なる。しかも、可視フィルター部材および赤外フィルタ
ー部材の両者の端部をオーバーラップさせることによ
り、可視光および赤外光共に透過しない部分を設けるこ
とができ、相互干渉を防止し読取り精度が低下せず忠実
な画像情報の読取りができるという効果を奏する。
必要だった赤外光でも画像情報を読取ることができ、通
常の読取りと同時に赤外吸収インク等の特殊インクを用
いた複写禁止印刷物の特殊判別パターンをも読取ること
ができる。また、従来通りの忠実な可視光による青色
光、緑色光、および赤色光に基づく画像情報だけでな
く、赤外光に基づく画像情報も同時に得ることができ
る。さらに、3ライン受光部と赤外受光部とを一体的に
1つの読取り素子内に形成することにより、各受光部同
士の位置合わせが不要になり、光学調整が非常に容易と
なる。しかも、可視フィルター部材および赤外フィルタ
ー部材の両者の端部をオーバーラップさせることによ
り、可視光および赤外光共に透過しない部分を設けるこ
とができ、相互干渉を防止し読取り精度が低下せず忠実
な画像情報の読取りができるという効果を奏する。
【0082】また、請求項9記載の画像読取り装置は、
請求項7記載の画像読取り装置において、上記可視フィ
ルター部材と赤外フィルター部材とを内面側に一体的に
設けて、各受光部の上面を閉塞するカバーガラスを備え
ている構成である。
請求項7記載の画像読取り装置において、上記可視フィ
ルター部材と赤外フィルター部材とを内面側に一体的に
設けて、各受光部の上面を閉塞するカバーガラスを備え
ている構成である。
【0083】これにより、カバーガラスで各受光部を閉
塞することにより、各受光部を外部環境等の影響より保
護することができる。また、カバーガラスの内面側に可
視および赤外の各フィルター部材を一体的に設けること
で、構造が単純化されて生産性がアップすると共に、不
正読取りや不正複写をするためにフィルター部材を削り
取る等の改造をすることができないため、安全性を高め
ることができるという効果を奏する。
塞することにより、各受光部を外部環境等の影響より保
護することができる。また、カバーガラスの内面側に可
視および赤外の各フィルター部材を一体的に設けること
で、構造が単純化されて生産性がアップすると共に、不
正読取りや不正複写をするためにフィルター部材を削り
取る等の改造をすることができないため、安全性を高め
ることができるという効果を奏する。
【0084】また、請求項10記載の画像読取り装置
は、カラー原稿からの反射光のうち可視光を受光し、こ
の可視光に基づく画像情報を電気信号として読取る第1
光電変換手段と、カラー原稿からの反射光のうち赤外光
を受光し、この赤外光に基づく 画像情報を電気信号とし
て読取る第2光電変換手段とを備え、上記第1光電変換
手段は、可視光中の青色光を選択的に透過する青色フィ
ルター部材が設けられて青色光を電気信号として読取る
青色受光部と、可視光中の緑色光を選択的に透過する緑
色フィルター部材が設けられて緑色光を電気信号として
読取る緑色受光部と、可視光中の赤色光を選択的に透過
する赤色フィルター部材が設けられて赤色光を電気信号
として読取る赤色受光部との3ライン受光部からなり、
また、上記第2光電変換手段は、赤外光を電気信号とし
て読取る1ラインの赤外受光部からなり、上記3ライン
受光部には、可視光を選択的に透過する可視フィルター
部材が設けられ、また、赤外受光部には、赤外光を選択
的に透過する赤外フィルター部材が設けられ、上記3ラ
イン受光部と赤外受光部とは、それぞれ並設されて単一
の読取り素子として形成され、上記赤外受光部は、3ラ
インの受光部間に介設されている構成である。
は、カラー原稿からの反射光のうち可視光を受光し、こ
の可視光に基づく画像情報を電気信号として読取る第1
光電変換手段と、カラー原稿からの反射光のうち赤外光
を受光し、この赤外光に基づく 画像情報を電気信号とし
て読取る第2光電変換手段とを備え、上記第1光電変換
手段は、可視光中の青色光を選択的に透過する青色フィ
ルター部材が設けられて青色光を電気信号として読取る
青色受光部と、可視光中の緑色光を選択的に透過する緑
色フィルター部材が設けられて緑色光を電気信号として
読取る緑色受光部と、可視光中の赤色光を選択的に透過
する赤色フィルター部材が設けられて赤色光を電気信号
として読取る赤色受光部との3ライン受光部からなり、
また、上記第2光電変換手段は、赤外光を電気信号とし
て読取る1ラインの赤外受光部からなり、上記3ライン
受光部には、可視光を選択的に透過する可視フィルター
部材が設けられ、また、赤外受光部には、赤外光を選択
的に透過する赤外フィルター部材が設けられ、上記3ラ
イン受光部と赤外受光部とは、それぞれ並設されて単一
の読取り素子として形成され、上記赤外受光部は、3ラ
インの受光部間に介設されている構成である。
【0085】これにより、可視光だけでなく従来では不
必要だった赤外光でも画像情報を読取ることができ、通
常の読取りと同時に赤外吸収インク等の特殊インクを用
いた複写禁止印刷物の特殊判別パターンをも読取ること
ができる。また、従来通りの忠実な可視光による青色
光、緑色光、および赤色光に基づく画像情報だけでな
く、赤外光に基づく画像情報も同時に得ることができ
る。さらに、3ライン受光部と赤外受光部とを一体的に
1つの読取り素子内に形成することにより、各受光部同
士の位置合わせが不要になり、光学調整が非常に容易と
なる。しかも、赤外受光部への赤外光の入射を故意に妨
げるような赤外カットフィルターでの違法改造を防止す
ることができるという効果を奏する。
必要だった赤外光でも画像情報を読取ることができ、通
常の読取りと同時に赤外吸収インク等の特殊インクを用
いた複写禁止印刷物の特殊判別パターンをも読取ること
ができる。また、従来通りの忠実な可視光による青色
光、緑色光、および赤色光に基づく画像情報だけでな
く、赤外光に基づく画像情報も同時に得ることができ
る。さらに、3ライン受光部と赤外受光部とを一体的に
1つの読取り素子内に形成することにより、各受光部同
士の位置合わせが不要になり、光学調整が非常に容易と
なる。しかも、赤外受光部への赤外光の入射を故意に妨
げるような赤外カットフィルターでの違法改造を防止す
ることができるという効果を奏する。
【0086】また、請求項11記載の画像読取り装置
は、請求項7記載の画像読取り装置において、上記3ラ
インの各受光部は、それぞれ所定のライン間ピッチを置
いて配設されている一方、赤外受光部は、上記のライン
間ピッチに比べて長いピッチを置いて3ライン受光部に
隣設されている構成である。
は、請求項7記載の画像読取り装置において、上記3ラ
インの各受光部は、それぞれ所定のライン間ピッチを置
いて配設されている一方、赤外受光部は、上記のライン
間ピッチに比べて長いピッチを置いて3ライン受光部に
隣設されている構成である。
【0087】これにより、3ライン受光部はそれぞれ赤
外光に対しても感度を有しており、また、赤外受光部は
可視光に対しても感度を有している。このため、3ライ
ン受光部から距離をあけて赤外受光部を位置させること
により、相互干渉を避けることができ、それぞれ忠実な
画像情報の読取りが可能となるという効果を奏する。
外光に対しても感度を有しており、また、赤外受光部は
可視光に対しても感度を有している。このため、3ライ
ン受光部から距離をあけて赤外受光部を位置させること
により、相互干渉を避けることができ、それぞれ忠実な
画像情報の読取りが可能となるという効果を奏する。
【0088】また、請求項12記載の画像読取り装置
は、請求項11記載の画像読取り装置において、上記赤
外受光部は、3ライン受光部の一端に位置する赤色受光
部に隣設されている構成である。
は、請求項11記載の画像読取り装置において、上記赤
外受光部は、3ライン受光部の一端に位置する赤色受光
部に隣設されている構成である。
【0089】これにより、3ライン受光部のうち、赤外
光の影響を受け難い赤色受光部を赤外受光部に隣設する
ことで、3ライン受光部と赤外受光部との相互干渉を防
止することができるという効果を奏する。
光の影響を受け難い赤色受光部を赤外受光部に隣設する
ことで、3ライン受光部と赤外受光部との相互干渉を防
止することができるという効果を奏する。
【図1】本発明の一実施例における画像読取り装置を示
す概略の構成図である。
す概略の構成図である。
【図2】上記の画像読取り装置を構成する赤外光反射ミ
ラーの分光透過特性を示すグラフである。
ラーの分光透過特性を示すグラフである。
【図3】上記の画像読取り装置を構成する第1読取り素
子に可視光が、また第2読取り素子に赤外光がそれぞれ
露光された状態を示す縦断面図である。
子に可視光が、また第2読取り素子に赤外光がそれぞれ
露光された状態を示す縦断面図である。
【図4】上記の画像読取り装置を構成する入出力判定装
置を示すブロック図である。
置を示すブロック図である。
【図5】本発明の他の実施例における画像読取り装置を
示す概略の構成図である。
示す概略の構成図である。
【図6】上記の画像読取り装置を構成する読取り素子を
示す縦断面図である。
示す縦断面図である。
【図7】上記の読取り素子に可視光と赤外光とがそれぞ
れ露光された状態を示す縦断面図である。
れ露光された状態を示す縦断面図である。
【図8】赤外光カット用のフィルター部材と可視光カッ
ト用のフィルター部材とが一体蒸着された読取り素子を
示す縦断面図である。
ト用のフィルター部材とが一体蒸着された読取り素子を
示す縦断面図である。
【図9】緑色光用の受光部と赤色光用の受光部との間
に、赤外光用の受光部が配設された読取り素子を示す縦
断面図である。
に、赤外光用の受光部が配設された読取り素子を示す縦
断面図である。
【図10】従来例における画像読取り装置を示す概略の
構成図である。
構成図である。
【図11】上記の画像読取り装置を構成する読取り素子
に可視光が露光された状態を示す縦断面図である。
に可視光が露光された状態を示す縦断面図である。
【図12】上記の読取り素子を構成するフィルタ部材の
分光透過特性を示すグラフである。
分光透過特性を示すグラフである。
8 赤外光反射ミラー(反射光分離手段) 10 第1読取り素子 20 第2読取り素子 31 登録パターン記憶部(登録パターン記憶手段) 32 比較部(比較手段) 34 制御部(制御手段) 50 読取り素子 M カラー原稿 B 青色光 G 緑色光 R 赤色光 IR 赤外光
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 久保 隆 大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号 シャープ株式会社内 (72)発明者 吉中 秀一 大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号 シャープ株式会社内 (56)参考文献 特開 平1−158871(JP,A) 特開 平6−217127(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04N 1/04 - 1/207
Claims (12)
- 【請求項1】カラー原稿からの反射光に基づいて、カラ
ー原稿の画像情報を電気信号として読取る画像読取り装
置において、 カラー原稿からの反射光のうち可視光を受光し、この可
視光に基づく画像情報を電気信号として読取る第1光電
変換手段と、 カラー原稿からの反射光のうち赤外光を受光し、この赤
外光に基づく画像情報を電気信号として読取る第2光電
変換手段と、 複写禁止印刷物に対しての可視光に基づく画像情報を可
視光登録パターンとして、また赤外光に基づく画像情報
を赤外光登録パターンとしてそれぞれ記憶する登録パタ
ーン記憶手段と、 第1・第2の各光電変換手段で読取られた可視光および
赤外光に基づく各画像情報と、登録パターン記憶手段に
記憶された可視光および赤外光の各登録パターンとをそ
れぞれ比較照合する比較手段と、 比較手段での比較結果に基づいて、第1・第2の各光電
変換手段による画像情報の読取り動作と、読取った画像
情報の出力動作とを制御する制御手段とを備えているこ
とを特徴とする画像読取り装置。 - 【請求項2】上記制御手段は、比較手段での比較照合に
おいて、可視光に基づく読取り画像情報と可視光登録パ
ターン、あるいは赤外光に基づく読取り画像情報と赤外
光登録パターンのうち、少なくとも何れか一方が一致し
た場合や両者がどちらも疑わしい場合、画像情報の読取
り動作を中止すると共に、読取った画像情報の出力動作
を禁止することを特徴とする請求項1記載の画像読取り
装置。 - 【請求項3】上記比較手段は、第1・第2の各光電変換
手段で読取られた可視光および赤外光に基づく各画像情
報に対して、登録パターン記憶手段に記憶された可視光
および赤外光の各登録パターンとの位置関係や組合せに
ついて比較照合し、また、上記制御手段は、比較手段で
の位置関係や組合せの比較照合において、一致した場
合、画像情報の読取り動作を中止すると共に、読取った
画像情報の出力動作を禁止することを特徴とする請求項
1記載の画像読取り装置。 - 【請求項4】上記比較手段は、第1・第2の各光電変換
手段で読取られた可視光および赤外光に基づく各画像情
報同士を比較照合し、また、 上記制御手段は、比較手段での各画像情報同士の比較照
合において、赤外光に基づく画像情報が可視光に基づく
画像情報より予測されるパターンと異なった場合、画像
情報の読取り動作を中止すると共に、読取った画像情報
の出力動作を禁止することを特徴とする請求項1記載の
画像読取り装置。 - 【請求項5】上記第1光電変換手段は、可視光中の青色
光を選択的に透過する青色フィルター部材が設けられて
青色光を電気信号として読取る青色受光部と、可視光中
の緑色光を選択的に透過する緑色フィルター部材が設け
られて緑色光を電気信号として読取る緑色受光部と、可
視光中の赤色光を選択的に透過する赤色フィルター部材
が設けられて赤色光を電気信号として読取る赤色受光部
との3ライン受光部からなり、また、 上記第2光電変換手段は、赤外光を電気信号として読取
る1ラインの赤外受光部からなることを特徴とする請求
項1記載の画像読取り装置。 - 【請求項6】上記3ライン受光部は第1読取り素子とし
て、また、赤外受光部は第2読取り素子としてそれぞれ
個別に形成され、 カラー原稿からの反射光のうち可視光を第1読取り素子
に、また赤外光を第2読取り素子にそれぞれ入射すべ
く、反射光を可視光と赤外光とに分離する反射光分離手
段が配設されていることを特徴とする請求項5記載の画
像読取り装置。 - 【請求項7】上記3ライン受光部には、可視光を選択的
に透過する可視フィルター部材が設けられ、また、赤外
受光部には、赤外光を選択的に透過する赤外フィルター
部材が設けられ、 3ライン受光部と赤外受光部とは、それぞれ並設されて
単一の読取り素子として形成されていることを特徴とす
る請求項5記載の画像読取り装置。 - 【請求項8】カラー原稿からの反射光に基づいて、カラ
ー原稿の画像情報を電気信号として読取る画像読取り装
置において、 カラー原稿からの反射光のうち可視光を受光し、この可
視光に基づく画像情報を電気信号として読取る第1光電
変換手段と、 カラー原稿からの反射光のうち赤外光を受光し、この赤
外光に基づく画像情報を電気信号として読取る第2光電
変換手段とを備え、 上記第1光電変換手段は、可視光中の青色光を選択的に
透過する青色フィルター部材が設けられて青色光を電気
信号として読取る青色受光部と、可視光中の緑色光を選
択的に透過する緑色フィルター部材が設けられて緑色光
を電気信号として読取る緑色受光部と、可視光中の赤色
光を選択的に透過する赤色フィルター部材が設けられて
赤色光を電気信号として読取る赤色受光部との3ライン
受光部からなり、また、 上記第2光電変換手段は、赤外光を電気信号として読取
る1ラインの赤外受光部からなり、 上記3ライン受光部には、可視光を選択的に透過する可
視フィルター部材が設けられ、また、赤外受光部には、
赤外光を選択的に透過する赤外フィルター部材が設けら
れ、 上記3ライン受光部と赤外受光部とは、それぞれ並設さ
れて単一の読取り素子として形成され、 上記可視フィルター部材および赤外フィルター部材の各
端部は、相互にオーバーラップして配されていることを
特徴とする画像読取り装置。 - 【請求項9】上記可視フィルター部材と赤外フィルター
部材とを内面側に一体的に設けて、各受光部の上面を閉
塞するカバーガラスを備えていることを特徴とする請求
項7記載の画像読取り装置。 - 【請求項10】カラー原稿からの反射光に基づいて、カ
ラー原稿の画像情報を電気信号として読取る画像読取り
装置において、 カラー原稿からの反射光のうち可視光を受光し、この可
視光に基づく画像情報を電気信号として読取る第1光電
変換手段と、 カラー原稿からの反射光のうち赤外光を受光し、この赤
外光に基づく画像情報を電気信号として読取る第2光電
変換手段とを備え、 上記第1光電変換手段は、可視光中の青色光を選択的に
透過する青色フィルター部材が設けられて青色光を電気
信号として読取る青色受光部と、可視光中の緑色光を選
択的に透過する緑色フィルター部材が設けられて緑色光
を電気信号として読取る緑色受光部と、可視光中の赤色
光を選択的に透過する赤色フィルター部材が設けられて
赤色光を電気信号として読取る赤色受光部との3ライン
受光部からなり、また、 上記第2光電変換手段は、赤外光を電気信号として読取
る1ラインの赤外受光部からなり、 上記3ライン受光部には、可視光を選択的に透過する可
視フィルター部材が設けられ、また、赤外受光部には、
赤外光を選択的に透過する赤外フィルター部材が設けら
れ、 上記3ライン受光部と赤外受光部とは、それぞれ並設さ
れて単一の読取り素子として形成され、 上記赤外受光部は、3ラインの受光部間に介設されてい
ることを特徴とする画像読取り装置。 - 【請求項11】上記3ラインの各受光部は、それぞれ所
定のライン間ピッチを置いて配設されている一方、赤外
受光部は、上記のライン間ピッチに比べて長いピッチを
置いて3ライン受光部に隣設されていることを特徴とす
る請求項7記載の画像読取り装置。 - 【請求項12】上記赤外受光部は、3ライン受光部の一
端に位置する赤色受光部に隣設されていることを特徴と
する請求項11記載の画像読取り装置。
Priority Applications (4)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5145246A JP3068982B2 (ja) | 1993-06-16 | 1993-06-16 | 画像読取り装置 |
US08/259,958 US5771315A (en) | 1993-06-15 | 1994-06-14 | Image reading apparatus and image processor incorporating the same for comparing read patterns corresponding to visible and infrared light with registered patterns to identify copy-prohibited printed matter |
EP94109110A EP0629926B1 (en) | 1993-06-15 | 1994-06-14 | Image processor |
DE69415087T DE69415087T2 (de) | 1993-06-15 | 1994-06-14 | Bildverarbeitungsgerät |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5145246A JP3068982B2 (ja) | 1993-06-16 | 1993-06-16 | 画像読取り装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0723176A JPH0723176A (ja) | 1995-01-24 |
JP3068982B2 true JP3068982B2 (ja) | 2000-07-24 |
Family
ID=15380703
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5145246A Expired - Fee Related JP3068982B2 (ja) | 1993-06-15 | 1993-06-16 | 画像読取り装置 |
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Families Citing this family (3)
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TW552794B (en) | 2001-03-02 | 2003-09-11 | Nippon Sheet Glass Co Ltd | Image reading apparatus |
JP5073776B2 (ja) | 2010-04-26 | 2012-11-14 | シャープ株式会社 | 画像読取装置、画像データ出力処理装置、および画像読取方法 |
-
1993
- 1993-06-16 JP JP5145246A patent/JP3068982B2/ja not_active Expired - Fee Related
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JPH0723176A (ja) | 1995-01-24 |
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