JPH06217124A - 画像処理装置 - Google Patents
画像処理装置Info
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- JPH06217124A JPH06217124A JP692993A JP692993A JPH06217124A JP H06217124 A JPH06217124 A JP H06217124A JP 692993 A JP692993 A JP 692993A JP 692993 A JP692993 A JP 692993A JP H06217124 A JPH06217124 A JP H06217124A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 可視以外の特定波長を吸収する記録剤で形成
されたパターンを可視化可能な画像処理装置を提供する
こと。 【構成】 可視以外の特定波長を吸収する記録剤で形成
されたパターンを検出する検出手段(3)と、前記パタ
ーンを可視化して出力する出力手段(3018)とを有
することを特徴とする。
されたパターンを可視化可能な画像処理装置を提供する
こと。 【構成】 可視以外の特定波長を吸収する記録剤で形成
されたパターンを検出する検出手段(3)と、前記パタ
ーンを可視化して出力する出力手段(3018)とを有
することを特徴とする。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、可視以外の光情報を読
み取る画像読取装置に関する。
み取る画像読取装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、複写機の高画質化、カラー化に伴
い、特に紙幣や印紙や有価証券の偽造の危惧が生じてい
る。一方、紙幣等の認識については、例えば紙幣の印鑑
のパターンを検出するなど様々な方式が考案されてい
る。
い、特に紙幣や印紙や有価証券の偽造の危惧が生じてい
る。一方、紙幣等の認識については、例えば紙幣の印鑑
のパターンを検出するなど様々な方式が考案されてい
る。
【0003】さらには、原稿の絵柄が特定の色味で形成
されていることを利用して、その原稿の色味から紙幣等
を認識する方式も本出願人により提案されている。
されていることを利用して、その原稿の色味から紙幣等
を認識する方式も本出願人により提案されている。
【0004】また、紙幣そのものにも紫外線を照射する
ことにより可視光を反射する蛍光インクで特定のマーク
を印刷して、本物と偽造紙幣の識別を可能にしているも
のもある。
ことにより可視光を反射する蛍光インクで特定のマーク
を印刷して、本物と偽造紙幣の識別を可能にしているも
のもある。
【0005】また、特定のマークの形成方法として、赤
外線を吸収する特性を有するインクを用いることも本出
願人により提案されている。
外線を吸収する特性を有するインクを用いることも本出
願人により提案されている。
【0006】このような赤外光を検出する装置では、特
定のマークを検出後、検出以降の記録が例えば黒色のベ
タで記録される構成になっている。
定のマークを検出後、検出以降の記録が例えば黒色のベ
タで記録される構成になっている。
【0007】
【発明が解決しようとしている課題】しかしながら、上
記従来例では、領収書等に貼られた印紙や赤外吸収イン
クを含んだインクにより印刷された紙幣や印紙、有価証
券以外の印刷物の複写に際して、赤外吸収により特定マ
ーク自体が欠落したり、誤判定により特定マーク検出後
の印刷データが欠落するという欠点があった。
記従来例では、領収書等に貼られた印紙や赤外吸収イン
クを含んだインクにより印刷された紙幣や印紙、有価証
券以外の印刷物の複写に際して、赤外吸収により特定マ
ーク自体が欠落したり、誤判定により特定マーク検出後
の印刷データが欠落するという欠点があった。
【0008】そこで、本発明は、かかる欠点を除去し、
可視以外の特定波長を吸収する記録剤で形成されたパタ
ーンを可視化可能な画像処理装置を提供することを目的
とする。
可視以外の特定波長を吸収する記録剤で形成されたパタ
ーンを可視化可能な画像処理装置を提供することを目的
とする。
【0009】
【課題を解決するための手段及び作用】上記課題を解決
するため、本発明の画像処理装置は、可視以外の特定波
長を吸収する記録剤で形成されたパターンを検出する検
出手段と、前記パターンを可視化して出力する出力手段
とを有することを特徴とする。
するため、本発明の画像処理装置は、可視以外の特定波
長を吸収する記録剤で形成されたパターンを検出する検
出手段と、前記パターンを可視化して出力する出力手段
とを有することを特徴とする。
【0010】
【実施例】〈第1の実施例〉以下、好ましい実施例に基
づき、本発明を説明する。
づき、本発明を説明する。
【0011】以下の実施例では本発明の適用例として複
写装置が示されるが、これに限る物ではなく例えば、単
体のイメージスキャナなど他の種々の装置に適用出来る
ことは勿論である。
写装置が示されるが、これに限る物ではなく例えば、単
体のイメージスキャナなど他の種々の装置に適用出来る
ことは勿論である。
【0012】図3に本発明の第1の実施例の装置の外観
図を示す。
図を示す。
【0013】図3において201はイメージスキャナ部
であり、原稿を読み取り、デジタル信号処理を行う部分
である。また、200はプリンタ部であり、イメージス
キャナ201に読み取られた原稿画像に対応した画像を
用紙にフルカラーでプリント出力する部分である。
であり、原稿を読み取り、デジタル信号処理を行う部分
である。また、200はプリンタ部であり、イメージス
キャナ201に読み取られた原稿画像に対応した画像を
用紙にフルカラーでプリント出力する部分である。
【0014】イメージスキャナ部201において、20
2は原稿厚板であり、原稿台ガラス(以下プラテン)2
03上の原稿204を固定するために用いられる。原稿
204は、ハロゲンランプ205の光で照射される。原
稿204からの反射光はミラー206、207に導か
れ、レンズ208により4本のCCDラインセンサで構
成される4ラインセンサ(以下CCDという)210上
に像を結ぶ。CCD210は原稿からの光情報を色分解
して、フルカラー情報のうちのレッド(R),グリーン
(G),ブルー(B)成分と、赤外情報(IR)成分と
して信号処理部209に送られる。なお、205、20
6は速度vで、207は1/2vでラインセンサの電気
的走査方向(以下、主走査方向)に対して垂直方向(以
下、副走査方向)に機械的に動くことにより、原稿全面
を走査する。
2は原稿厚板であり、原稿台ガラス(以下プラテン)2
03上の原稿204を固定するために用いられる。原稿
204は、ハロゲンランプ205の光で照射される。原
稿204からの反射光はミラー206、207に導か
れ、レンズ208により4本のCCDラインセンサで構
成される4ラインセンサ(以下CCDという)210上
に像を結ぶ。CCD210は原稿からの光情報を色分解
して、フルカラー情報のうちのレッド(R),グリーン
(G),ブルー(B)成分と、赤外情報(IR)成分と
して信号処理部209に送られる。なお、205、20
6は速度vで、207は1/2vでラインセンサの電気
的走査方向(以下、主走査方向)に対して垂直方向(以
下、副走査方向)に機械的に動くことにより、原稿全面
を走査する。
【0015】211は標準白色板であり、シェーディン
グ補正時に、センサ210−1〜210−4夫々IR,
R,G,Bの成分のラインセンサに対応する読み取りデ
ータの補正のためのデータを発生するために用いられ
る。
グ補正時に、センサ210−1〜210−4夫々IR,
R,G,Bの成分のラインセンサに対応する読み取りデ
ータの補正のためのデータを発生するために用いられ
る。
【0016】この標準白色板は図9に示すように可視光
から赤外光に対してはほぼ均一の反射特性を示し、可視
では白色の色を有している。
から赤外光に対してはほぼ均一の反射特性を示し、可視
では白色の色を有している。
【0017】この標準白色板を用いてIRセンサ210
−1の赤外光に対する出力データの補正とR,G,Bの
可視センサ210−2〜210−4の出力データの補正
に用いる。
−1の赤外光に対する出力データの補正とR,G,Bの
可視センサ210−2〜210−4の出力データの補正
に用いる。
【0018】信号処理部209では読み取られた信号を
電気的に処理し、マゼンタ(M),シアン(C),イエ
ロー(Y),ブラック(BK)の各成分に分解し、プリ
ンタ部200に送る。また、イメージスキャナ部201
における一回の原稿走査(スキャン)につき、M,C,
Y,BKの内、一つの成分が面順次にプリンタ200に
送られ、計4回の原稿走査により一回のカラー画像形成
が完成する。
電気的に処理し、マゼンタ(M),シアン(C),イエ
ロー(Y),ブラック(BK)の各成分に分解し、プリ
ンタ部200に送る。また、イメージスキャナ部201
における一回の原稿走査(スキャン)につき、M,C,
Y,BKの内、一つの成分が面順次にプリンタ200に
送られ、計4回の原稿走査により一回のカラー画像形成
が完成する。
【0019】イメージスキャナ部201より送られてく
るM,C,Y,BKの画像信号は、レーザドライバ21
2に送られる。レーザドライバ212は画像信号に応
じ、半導体レーザ213を変調駆動する。レーザ光はポ
リゴンミラー214、f−θレンズ215、ミラー21
6を介し、感光ドラム217上を走査する。
るM,C,Y,BKの画像信号は、レーザドライバ21
2に送られる。レーザドライバ212は画像信号に応
じ、半導体レーザ213を変調駆動する。レーザ光はポ
リゴンミラー214、f−θレンズ215、ミラー21
6を介し、感光ドラム217上を走査する。
【0020】219〜222は現像器であり、マゼンタ
現像器219、シアン現像器220、イエロー現像器2
21、ブラック現像器222より構成され、4つの現像
器が交互に感光ドラムに接し、感光ドラム217上に形
成されたM,C,Y,BKの静電潜像を対応するトナー
で現像する。
現像器219、シアン現像器220、イエロー現像器2
21、ブラック現像器222より構成され、4つの現像
器が交互に感光ドラムに接し、感光ドラム217上に形
成されたM,C,Y,BKの静電潜像を対応するトナー
で現像する。
【0021】223は転写ドラムで、用紙カセット22
4または225より給紙された用紙をこの転写ドラム2
23に巻き付け、感光ドラム217上に現像されたトナ
ー像を用紙に転写する。
4または225より給紙された用紙をこの転写ドラム2
23に巻き付け、感光ドラム217上に現像されたトナ
ー像を用紙に転写する。
【0022】このようにしてM,C,Y,BKの4色が
順次転写された後に、用紙は定着ユニット226を通過
して排紙される。
順次転写された後に、用紙は定着ユニット226を通過
して排紙される。
【0023】ハロゲンランプ205は可視情報読み取り
と、赤外光情報読み取りのために共通に用いられ、上記
2種類の情報読み取りに必要な照明波長成分をともに有
する。このように照明系を共通にすることで、可視、赤
外の情報読み取りのための異なる波長成分の照明光を共
に原稿に対して有効に照射する。
と、赤外光情報読み取りのために共通に用いられ、上記
2種類の情報読み取りに必要な照明波長成分をともに有
する。このように照明系を共通にすることで、可視、赤
外の情報読み取りのための異なる波長成分の照明光を共
に原稿に対して有効に照射する。
【0024】図8(A)に本実施例に用いたCCD21
0の構成を示す。
0の構成を示す。
【0025】ここで、210−1は赤外光(IR)を読
み取るための受光素子列であり、210−2,210−
3,210−4は順にR,G,B波長成分を読み取るた
めの受光素子列である。
み取るための受光素子列であり、210−2,210−
3,210−4は順にR,G,B波長成分を読み取るた
めの受光素子列である。
【0026】210−1〜210−4までのIR,R,
G,Bの各センサは主走査方向、副走査方向に10μm
の開口をもつ。
G,Bの各センサは主走査方向、副走査方向に10μm
の開口をもつ。
【0027】この4本の異なる光学特性をもつ受光素子
列は、IR,R,G,Bの各センサが原稿の同一ライン
を読み取るべく互いに平行に配置されるように、同一の
シリコンチップ上にモノリシックに構成されている。
列は、IR,R,G,Bの各センサが原稿の同一ライン
を読み取るべく互いに平行に配置されるように、同一の
シリコンチップ上にモノリシックに構成されている。
【0028】このような構成のCCDを用いることで可
視光の読み取りと赤外光の読み取りに対して、レンズ等
の光学系を共通にしている。
視光の読み取りと赤外光の読み取りに対して、レンズ等
の光学系を共通にしている。
【0029】これにより、光学調整等の精度をあげるこ
とが可能となるとともに、その調整も容易になる。
とが可能となるとともに、その調整も容易になる。
【0030】210−5は斜線部に赤外光カットの特性
を有するガラス板であり、厚さは約300μmである。
を有するガラス板であり、厚さは約300μmである。
【0031】斜線部の赤外カットの特性は蒸着膜により
形成されたダイクロイックミラー210−11によって
得れらる。この赤外カットの特性を図12に示す。
形成されたダイクロイックミラー210−11によって
得れらる。この赤外カットの特性を図12に示す。
【0032】ここでガラス板は蒸着面がセンサ側に来る
ようにチップ表面に接着されている。
ようにチップ表面に接着されている。
【0033】図8(B)に受光素子の拡大図を示す。各
センサは主走査方向に一画素当たり10μmの長さをも
つ。各センサはA3原稿の短手方向(297mm)を4
0dpiの解像度で読み取ることが出来るように、主走
査方向に5000画素ある。また、R,G,Bの各セン
サのライン間距離は80μmであり、400lpi(l
ine per inch)の副走査解像度に対して各
8ラインずつ離れている。
センサは主走査方向に一画素当たり10μmの長さをも
つ。各センサはA3原稿の短手方向(297mm)を4
0dpiの解像度で読み取ることが出来るように、主走
査方向に5000画素ある。また、R,G,Bの各セン
サのライン間距離は80μmであり、400lpi(l
ine per inch)の副走査解像度に対して各
8ラインずつ離れている。
【0034】IRセンサ210−1とRセンサ210−
2のライン間隔は他のライン間隔の倍160μm(16
ライン)となっている。このようにIRセンサ210−
1とRセンサ210−2の間隔を他のセンサ間隔より広
く取ることで、ガラス板210−5の蒸着面210−1
1をセンサ210−2〜210−4に対応させ、非蒸着
部をセンサ210−1に対応するようにガラス板210
−5をセンサのチップ表面に接着する際の取付位置精度
が低くてもよいようにすることが可能となる。
2のライン間隔は他のライン間隔の倍160μm(16
ライン)となっている。このようにIRセンサ210−
1とRセンサ210−2の間隔を他のセンサ間隔より広
く取ることで、ガラス板210−5の蒸着面210−1
1をセンサ210−2〜210−4に対応させ、非蒸着
部をセンサ210−1に対応するようにガラス板210
−5をセンサのチップ表面に接着する際の取付位置精度
が低くてもよいようにすることが可能となる。
【0035】図2に本実施例で用いたセンサの横断面図
を示す。
を示す。
【0036】各ラインセンサ210−1〜210−4は
共通のシリコンチップ210−14上にモノリシックに
構成され、各ラインセンサの表面にはIR,R,G,B
の所定の分光特性を得るための光学的なフィルタ210
−6〜210−10が付けられている。210−8,2
10−9,210−10は各々R,G,Bの波長成分を
透過させる顔料フィルタであり、これによりセンサ21
0−2,210−3,210−4からは各々R,G,B
の読み取り信号が得られる。IRセンサ210−1には
210−8と同じ光学特性のRフィルタ210−6と2
10−10と同じ光学特性のBフィルタ210−7を重
ねて取り付けており、後述するR,Bの各フィルタ特性
の組み合わせにより750nm以上の波長のIR光のみ
を読み取る。
共通のシリコンチップ210−14上にモノリシックに
構成され、各ラインセンサの表面にはIR,R,G,B
の所定の分光特性を得るための光学的なフィルタ210
−6〜210−10が付けられている。210−8,2
10−9,210−10は各々R,G,Bの波長成分を
透過させる顔料フィルタであり、これによりセンサ21
0−2,210−3,210−4からは各々R,G,B
の読み取り信号が得られる。IRセンサ210−1には
210−8と同じ光学特性のRフィルタ210−6と2
10−10と同じ光学特性のBフィルタ210−7を重
ねて取り付けており、後述するR,Bの各フィルタ特性
の組み合わせにより750nm以上の波長のIR光のみ
を読み取る。
【0037】ガラス板210−5はセンサ表面の近傍に
取り付けられており、更に赤外光を遮断する蒸着膜21
0−11はセンサ側に向けられている。これは図14に
示すようにセンサへの光はレンズ209によって集光さ
れており、センサ表面から離れた位置では各センサへの
光束は各々重なっているためである。つまり、センサ2
10−2〜210−4への光にのみ赤外カットフィルタ
210−11を働かせようとすると、IR光とR光が重
ならないセンサ近傍部に赤外カットフィルタ210−1
1を取り付ける必要があるからである。
取り付けられており、更に赤外光を遮断する蒸着膜21
0−11はセンサ側に向けられている。これは図14に
示すようにセンサへの光はレンズ209によって集光さ
れており、センサ表面から離れた位置では各センサへの
光束は各々重なっているためである。つまり、センサ2
10−2〜210−4への光にのみ赤外カットフィルタ
210−11を働かせようとすると、IR光とR光が重
ならないセンサ近傍部に赤外カットフィルタ210−1
1を取り付ける必要があるからである。
【0038】そのため、赤外カットフィルタ210−1
1をセンサ表面近傍に配置する事でIRフィルタをIR
の光束とRの光束の間に設定する為の取付許容幅aを広
くとることができ、ガラス板210−13のセンサチッ
プに対する取付精度を低くすることが可能になる。
1をセンサ表面近傍に配置する事でIRフィルタをIR
の光束とRの光束の間に設定する為の取付許容幅aを広
くとることができ、ガラス板210−13のセンサチッ
プに対する取付精度を低くすることが可能になる。
【0039】ガラス210−5のセンサと反対側の面に
赤外カットフィルタを取り付けた場合にはIRの光束と
Rの光束が重なるため、Rの光束に対して充分に余裕を
持たせて赤外カットフィルタを配置させようとするとI
Rセンサ210−1に結像されるIRの光束の大部分は
遮断されてしまいIRの信号レベルが低下するからであ
る。
赤外カットフィルタを取り付けた場合にはIRの光束と
Rの光束が重なるため、Rの光束に対して充分に余裕を
持たせて赤外カットフィルタを配置させようとするとI
Rセンサ210−1に結像されるIRの光束の大部分は
遮断されてしまいIRの信号レベルが低下するからであ
る。
【0040】なお、図15のようにガラス板210−5
を取り付ける代わりにカバーガラス210−13のセン
サ側に赤外カットフィルタ210−11を形成しても良
い。この場合、センサ表面とカバーガラスの内面の距離
dが充分に短くなるようにCCDセンサのセラミックパ
ッケージ210−12を構成し、カバーガラスの内面の
形成した赤外カットフィルタ210−11がIRの光束
をほとんどよぎらないようにする。
を取り付ける代わりにカバーガラス210−13のセン
サ側に赤外カットフィルタ210−11を形成しても良
い。この場合、センサ表面とカバーガラスの内面の距離
dが充分に短くなるようにCCDセンサのセラミックパ
ッケージ210−12を構成し、カバーガラスの内面の
形成した赤外カットフィルタ210−11がIRの光束
をほとんどよぎらないようにする。
【0041】図11を用いて、CCD210のIR,
R,G,Bのラインセンサのフィルタの分光特性を説明
する。
R,G,Bのラインセンサのフィルタの分光特性を説明
する。
【0042】Rで示す特性はフィルタ210−8とフィ
ルタ210−6によるセンサの出力特性であり、赤の波
長域と赤外の波長域の光に対して感度を有する。Gで示
す特性はフィルタ210−9によるセンサの出力特性で
あり、緑の波長域と赤外の波長域の光に対して感度を有
する。Bで示す特性フィルタ210−10とフィルタ2
10−7によるセンサの出力特性であり、青の波長域と
赤外の波長域の光に対して感度を有する。
ルタ210−6によるセンサの出力特性であり、赤の波
長域と赤外の波長域の光に対して感度を有する。Gで示
す特性はフィルタ210−9によるセンサの出力特性で
あり、緑の波長域と赤外の波長域の光に対して感度を有
する。Bで示す特性フィルタ210−10とフィルタ2
10−7によるセンサの出力特性であり、青の波長域と
赤外の波長域の光に対して感度を有する。
【0043】IRセンサ210−1にはフィルタ210
−6と210−7が重ねて取付られているため、図11
の斜線部で示す赤外領域の光にのみ感度を有する。
−6と210−7が重ねて取付られているため、図11
の斜線部で示す赤外領域の光にのみ感度を有する。
【0044】この図からもわかるように、R,G,Bの
フィルタ210−8〜210−10は700nm以上の
赤外光に対して感度を有している。そのため赤外カット
フィルタ210−11は図12の特性を有する。
フィルタ210−8〜210−10は700nm以上の
赤外光に対して感度を有している。そのため赤外カット
フィルタ210−11は図12の特性を有する。
【0045】図10に本実施例で特定原稿の検出マーク
に用いた、三井東圧化学製の赤外吸収材SIR−159
の分光吸収率を示す。本実施例ではこの赤外吸収材の有
無をIRセンサで読み取るためにIRセンサでは750
nm〜850nmの赤外光のみを検出する。
に用いた、三井東圧化学製の赤外吸収材SIR−159
の分光吸収率を示す。本実施例ではこの赤外吸収材の有
無をIRセンサで読み取るためにIRセンサでは750
nm〜850nmの赤外光のみを検出する。
【0046】そのためにレンズ209に図13に示すダ
イクロイックミラーによる遠赤外カットフィルタを設け
る。このフィルタはIRセンサ210−1だけでなく
R,G,Bセンサ210−2〜210−4に対して設け
てもなんら実害がないため、可視と赤外で共通のレンズ
部に設ける。これによりレンズ209に取り付けるフィ
ルタは遠赤外カット特性のみを考慮したフィルタ設計が
可能になり良好な遠赤外カット特性が簡単な干渉膜構成
で実現可能となる。
イクロイックミラーによる遠赤外カットフィルタを設け
る。このフィルタはIRセンサ210−1だけでなく
R,G,Bセンサ210−2〜210−4に対して設け
てもなんら実害がないため、可視と赤外で共通のレンズ
部に設ける。これによりレンズ209に取り付けるフィ
ルタは遠赤外カット特性のみを考慮したフィルタ設計が
可能になり良好な遠赤外カット特性が簡単な干渉膜構成
で実現可能となる。
【0047】図16は、イメージスキャナ部201での
画像信号の流れを示すブロック図である。CCD210
より出力される画像信号は、アナログ信号処理部300
1に入力されゲイン調整、オフセット調整をされた後、
A/Dコンバータ3002〜3005で各色信号毎に8
bitのデジタル画像信号に変換される。その後にシェ
ーディング補正部3006〜3009に入力され、色毎
に標準白色板211の読み取り信号を用いた公知のシェ
ーディング補正を施される。
画像信号の流れを示すブロック図である。CCD210
より出力される画像信号は、アナログ信号処理部300
1に入力されゲイン調整、オフセット調整をされた後、
A/Dコンバータ3002〜3005で各色信号毎に8
bitのデジタル画像信号に変換される。その後にシェ
ーディング補正部3006〜3009に入力され、色毎
に標準白色板211の読み取り信号を用いた公知のシェ
ーディング補正を施される。
【0048】3019はクロック発生部であり1画素単
位のクロックを発生する。3020はラインカウンタで
ありクロックを計数し、1ラインの画素アドレス出力を
生成する。3021はデコーダであり、主走査アドレス
カウンタ3020からの主走査アドレスをデコードし
て、シフトパルスやリセットパルス等のライン単位のC
CD駆動信号や、CCDからの1ライン読み取り信号中
の有効領域を表すVE信号や、ライン同期信号HSYN
Cを生成する。カウンタ3020はHSYNC信号でク
リアされ、次のラインの主走査アドレスの計数を開始す
る。
位のクロックを発生する。3020はラインカウンタで
ありクロックを計数し、1ラインの画素アドレス出力を
生成する。3021はデコーダであり、主走査アドレス
カウンタ3020からの主走査アドレスをデコードし
て、シフトパルスやリセットパルス等のライン単位のC
CD駆動信号や、CCDからの1ライン読み取り信号中
の有効領域を表すVE信号や、ライン同期信号HSYN
Cを生成する。カウンタ3020はHSYNC信号でク
リアされ、次のラインの主走査アドレスの計数を開始す
る。
【0049】図2に示すように、CCD210の受光部
210−1,210−2,210−3,210−4は所
定の距離を隔てて配置されているため、ラインディレイ
素子3010、3011、3012において、副走査方
向の空間的ずれを補正する。具体的にはB信号に対して
副走査方向で先の原稿情報を読むIR,R,Gの各信号
を副走査方向にライン遅延させB信号に合わせる。
210−1,210−2,210−3,210−4は所
定の距離を隔てて配置されているため、ラインディレイ
素子3010、3011、3012において、副走査方
向の空間的ずれを補正する。具体的にはB信号に対して
副走査方向で先の原稿情報を読むIR,R,Gの各信号
を副走査方向にライン遅延させB信号に合わせる。
【0050】3013,3014,3015は光量/濃
度変換部で、ルックアップテーブルROMにより構成さ
れ、R,G,Bの輝度信号がC,M,Yの濃度信号に変
換される。3016は公知のマスキング及びUCR回路
であり、詳しい説明は省略するが、入力されたY,M,
C3原色信号により、出力のためのY,M,C,Bkの
信号が各読み取り動作のたびに順次所定のビット長例え
ば8bitで出力される。
度変換部で、ルックアップテーブルROMにより構成さ
れ、R,G,Bの輝度信号がC,M,Yの濃度信号に変
換される。3016は公知のマスキング及びUCR回路
であり、詳しい説明は省略するが、入力されたY,M,
C3原色信号により、出力のためのY,M,C,Bkの
信号が各読み取り動作のたびに順次所定のビット長例え
ば8bitで出力される。
【0051】3は識別部であり、本発明の特徴とする原
稿中の特定パターンの検出を行う。
稿中の特定パターンの検出を行う。
【0052】3018はCPU部であり、原稿読み取り
光学系の制御や原稿照明ランプ205のON−OFF制
御等のシーケンス制御や、副走査方向の画素区間信号V
SYNCを発生させる。また、認識部3からの判定結果
によりセレクタ3017を制御し読み取り信号の代わり
にポート出力をプリンタに出力し、特定原稿中の可視以
外の特定パターンを可視情報に変換して再生する。
光学系の制御や原稿照明ランプ205のON−OFF制
御等のシーケンス制御や、副走査方向の画素区間信号V
SYNCを発生させる。また、認識部3からの判定結果
によりセレクタ3017を制御し読み取り信号の代わり
にポート出力をプリンタに出力し、特定原稿中の可視以
外の特定パターンを可視情報に変換して再生する。
【0053】図17に各制御信号のタイミングを示す。
【0054】VSYNC信号は、副走査方向の画像有効
区間信号であり、“1”の区間において、画像読みとり
(スキャン)を行う順次(C),(M),(Y),(B
k)の出力信号を形成する。VEは主走査方向の画像有
効区間信号であり、“1”の区間において主走査開始位
置のタイミングをとる。CLOCK信号は画素同期信号
であり、0→1の立ち上がりタイミングで画像データを
転送する。
区間信号であり、“1”の区間において、画像読みとり
(スキャン)を行う順次(C),(M),(Y),(B
k)の出力信号を形成する。VEは主走査方向の画像有
効区間信号であり、“1”の区間において主走査開始位
置のタイミングをとる。CLOCK信号は画素同期信号
であり、0→1の立ち上がりタイミングで画像データを
転送する。
【0055】次に本発明で検出しようとする画像パター
ン(認識マーク)に付いて図4を用いて概説する。
ン(認識マーク)に付いて図4を用いて概説する。
【0056】図4は図10の特性の透明赤外吸収色素で
構成される透明インクを用いて作られたパターン例であ
る。すなわちある特定の赤外光を吸収しないインクaで
記録された三角形のパターンの上に一辺が約120μm
の正方形の微小パターンbを上記透明インクを用いて印
刷してある。
構成される透明インクを用いて作られたパターン例であ
る。すなわちある特定の赤外光を吸収しないインクaで
記録された三角形のパターンの上に一辺が約120μm
の正方形の微小パターンbを上記透明インクを用いて印
刷してある。
【0057】同パターンは図10に示すように可視域で
はほとんど同色であるためにbのパターンは人の目では
識別不能であるが、赤外域において検出が可能となる。
尚、以後の説明のために一例として約120μm角のパ
ターンを図示したが、400dpi(dot per
inch)でこのbの領域を読めば、図示するごとく約
4画素の大きさとなる。
はほとんど同色であるためにbのパターンは人の目では
識別不能であるが、赤外域において検出が可能となる。
尚、以後の説明のために一例として約120μm角のパ
ターンを図示したが、400dpi(dot per
inch)でこのbの領域を読めば、図示するごとく約
4画素の大きさとなる。
【0058】尚、該パターンの形成法はこの例に限定さ
れるものではない。
れるものではない。
【0059】図5を用いて図16の識別部の詳細に付い
て説明する。図5の10−1〜10−4はFIFOで構
成される画像データライン遅延部であり、図示しないラ
イン同期信号HSYNCでアドレスポインタの初期化が
行われ、CLOCK信号で画素単位のデータ書き込み,
データ読み出しを行う。それぞれは32BITのR,
G,B,IRデータを1ライン分ずつ遅延させる。
て説明する。図5の10−1〜10−4はFIFOで構
成される画像データライン遅延部であり、図示しないラ
イン同期信号HSYNCでアドレスポインタの初期化が
行われ、CLOCK信号で画素単位のデータ書き込み,
データ読み出しを行う。それぞれは32BITのR,
G,B,IRデータを1ライン分ずつ遅延させる。
【0060】まず入力信号をフリップフロップ11−
1,11−2で2画素分遅延保持して、Aの画素データ
を生成する。さらに、ラインメモリ10−1,10−2
で2ライン分遅延してCの画素データを生成する。その
Cの画素データを各々2画素,4画素遅延して、注目画
素データXとBの画素データを生成する。同様にして、
Dの画素データをそれぞれ判定部12に入力する。
1,11−2で2画素分遅延保持して、Aの画素データ
を生成する。さらに、ラインメモリ10−1,10−2
で2ライン分遅延してCの画素データを生成する。その
Cの画素データを各々2画素,4画素遅延して、注目画
素データXとBの画素データを生成する。同様にして、
Dの画素データをそれぞれ判定部12に入力する。
【0061】ここで注目画素位置Xに対するその近傍の
A,B,C,Dの4画素の位置関係は、図6のようにな
る。
A,B,C,Dの4画素の位置関係は、図6のようにな
る。
【0062】すなわち、注目画素Xが図4のbインクを
読んでいたとするならば、上記A,B,C,Dはいずれ
もその周囲に位置するパターンの画素を読んでいること
になる。
読んでいたとするならば、上記A,B,C,Dはいずれ
もその周囲に位置するパターンの画素を読んでいること
になる。
【0063】以下に本実施例に用いた判定部12の判定
アルゴリズムを示す。
アルゴリズムを示す。
【0064】今、Aの画素信号を構成する読み取り信号
のR成分,G成分,B成分,IR成分を各々AR,A
G,AB,AIRとし、同様にB,C,Dの画素信号に
ついても定義すると、各画素信号中のR,G,B,IR
の各色成分の読み取り信号の平均値YR,YG,YB,
YIRを次式で求める。
のR成分,G成分,B成分,IR成分を各々AR,A
G,AB,AIRとし、同様にB,C,Dの画素信号に
ついても定義すると、各画素信号中のR,G,B,IR
の各色成分の読み取り信号の平均値YR,YG,YB,
YIRを次式で求める。
【0065】
【外1】
【0066】目的のパターンの判定はそれぞれ上式で求
めた平均値Yと注目画素Xの差に従う。
めた平均値Yと注目画素Xの差に従う。
【0067】すなわち、XのR成分,G成分,B成分,
IR成分を各々XR,XG,XB,XIRとするなら
ば、 ここで次式が成り立つときにパターンありと判定され
る。
IR成分を各々XR,XG,XB,XIRとするなら
ば、 ここで次式が成り立つときにパターンありと判定され
る。
【0068】 ΔR<K かつΔG<K かつΔB<K かつ(ΔIR>L1もしくはYIR/XIR>L2) (K,L1,L2は定数)すなわち、注目画素Xとその
周辺A,B,C,Dを比べて可視域では色味の差が小さ
くて(Kより小さい)、赤外領域において定数L1以上
の差がある場合、もしくは赤外領域において注目画素X
のレベルを周辺レベルの比率が定数L2以上である場合
に特定パターンありとする。
周辺A,B,C,Dを比べて可視域では色味の差が小さ
くて(Kより小さい)、赤外領域において定数L1以上
の差がある場合、もしくは赤外領域において注目画素X
のレベルを周辺レベルの比率が定数L2以上である場合
に特定パターンありとする。
【0069】ここで、赤外領域の判定において差だけで
なく比率も見ているのは原稿の汚れによる赤外信号のレ
ベルの低下を考慮したものである。本実施例では汚れの
影響により、赤外読み取り信号が全体的に減衰するもの
として、比率を検出することで汚れの影響を排除してい
る。
なく比率も見ているのは原稿の汚れによる赤外信号のレ
ベルの低下を考慮したものである。本実施例では汚れの
影響により、赤外読み取り信号が全体的に減衰するもの
として、比率を検出することで汚れの影響を排除してい
る。
【0070】図7に上記アルゴリズムを実施した判定部
12の構成を示す。
12の構成を示す。
【0071】加算器121はそれぞれ4画素分の各色成
分を単純加算し、その上位8ビットを出力し、それぞれ
YR,YG,YB,YIRを得る。減算器122はそれ
ぞれ注目画素信号の各成分との差を求め、そのΔR,Δ
G,ΔBの成分の上位各5ビットをROMで構成される
判定LUT128に入力し、その各々が定数Kより小さ
い時、LUT128から1が出力される。
分を単純加算し、その上位8ビットを出力し、それぞれ
YR,YG,YB,YIRを得る。減算器122はそれ
ぞれ注目画素信号の各成分との差を求め、そのΔR,Δ
G,ΔBの成分の上位各5ビットをROMで構成される
判定LUT128に入力し、その各々が定数Kより小さ
い時、LUT128から1が出力される。
【0072】同様に赤外読み取り信号の場合はそれぞれ
8ビットのYIR,XIRをROMで構成される判定L
UT129のアドレス端子に入力し、上述のΔIR=Y
IR−XIRの演算によるΔIR>L1もしくはYIR
/XIR>L2の判定結果が成立するときに、LUT1
29から1が出力される。
8ビットのYIR,XIRをROMで構成される判定L
UT129のアドレス端子に入力し、上述のΔIR=Y
IR−XIRの演算によるΔIR>L1もしくはYIR
/XIR>L2の判定結果が成立するときに、LUT1
29から1が出力される。
【0073】各LUTの出力をANDゲート130で論
理積を取りその出力端子において1の場合パターンを検
出したことになる。
理積を取りその出力端子において1の場合パターンを検
出したことになる。
【0074】その判定結果は図16のラッチ3022に
入力される。ラッチ出力はCPU3018の入力ポート
P10に入力され、CPUは特定マークが検出されたこ
とを認識する。CPUはコピーシーケンスの開始に先立
ち、出力ポートP9信号によってラッチ3022はクリ
アし、次のパターン検出の準備をする。
入力される。ラッチ出力はCPU3018の入力ポート
P10に入力され、CPUは特定マークが検出されたこ
とを認識する。CPUはコピーシーケンスの開始に先立
ち、出力ポートP9信号によってラッチ3022はクリ
アし、次のパターン検出の準備をする。
【0075】以下に通常コピー動作をそれに付随する認
識マーク判定動作のCPU3018の制御動作を図1に
より説明する。
識マーク判定動作のCPU3018の制御動作を図1に
より説明する。
【0076】オペレータがプラテン203に原稿204
を設置し、図示しない操作部よりコピー動作をスタート
させると、CPU3018は図示しないモータを制御
し、反射ミラー206を標準白色板211の下に移動さ
せる。
を設置し、図示しない操作部よりコピー動作をスタート
させると、CPU3018は図示しないモータを制御
し、反射ミラー206を標準白色板211の下に移動さ
せる。
【0077】次に、ハロゲンランプ205を点灯し、標
準白色板211を照射し、シェーディング補正部300
6〜3009において、IR,R,G,B信号用のシェ
ーディングデータのサンプリングを行う(ステップ
1)。
準白色板211を照射し、シェーディング補正部300
6〜3009において、IR,R,G,B信号用のシェ
ーディングデータのサンプリングを行う(ステップ
1)。
【0078】次にポート出力P9を0にしてラッチ30
22の出力を0にクリアし、P8出力を0にし、セレク
タ3017のA入力を選択しマスキング,UCRされた
画像信号がプリンタに供給されるようにする。その後P
9出力を1にし、ラッチ3022のクリア動作を終了さ
せる(ステップ2)。
22の出力を0にクリアし、P8出力を0にし、セレク
タ3017のA入力を選択しマスキング,UCRされた
画像信号がプリンタに供給されるようにする。その後P
9出力を1にし、ラッチ3022のクリア動作を終了さ
せる(ステップ2)。
【0079】次に、プリンタ部でのM,C,Y,BKの
4色の画像記録動作に合わせて原稿の読み取り動作4回
を行い画像記録を行うとともに、認識マークの検知を行
いその検知結果に応じて記録動作の制御を行う。
4色の画像記録動作に合わせて原稿の読み取り動作4回
を行い画像記録を行うとともに、認識マークの検知を行
いその検知結果に応じて記録動作の制御を行う。
【0080】まずマゼンタ記録用にCPU3018はマ
スキング,UCR処理部にマゼンタ用の処理条件の認定
をし光学系を走査させプリンタにマゼンタの信号を与え
る、走査終了後光学系を走査開始位置に戻す(ステップ
3)。
スキング,UCR処理部にマゼンタ用の処理条件の認定
をし光学系を走査させプリンタにマゼンタの信号を与え
る、走査終了後光学系を走査開始位置に戻す(ステップ
3)。
【0081】原稿読み取り中にCPU3018はポート
10の入力1により割り込みが発生し、特定原稿がコピ
ーされつつあると判断してポート11を1に設定する
(ステップ3−1)。その後P9出力を1→φにし、マ
スキングUCR処理部3016はマゼンタ用の処理条件
の設定を変更しプリンタ部にマゼンタのFF信号を5c
lock間与える(ステップ3−2)。
10の入力1により割り込みが発生し、特定原稿がコピ
ーされつつあると判断してポート11を1に設定する
(ステップ3−1)。その後P9出力を1→φにし、マ
スキングUCR処理部3016はマゼンタ用の処理条件
の設定を変更しプリンタ部にマゼンタのFF信号を5c
lock間与える(ステップ3−2)。
【0082】次にP8、P11にφを出力し、次のパタ
ーン検出の準備をし、通常のUCR処理に設定をする。
ーン検出の準備をし、通常のUCR処理に設定をする。
【0083】同様にステップ4〜6でシアン、イエロ
ー、ブラックの記録制御が行われ、その間CPU301
8にP10の1による割り込みが発生した場合には特定
原定原稿がコピーされつつあると判断して、シアン記録
2、イエロー記録2、ブラック記録2の処理を行い、マ
スキングUCR処理の変更されたデータがプリンタに出
力される。
ー、ブラックの記録制御が行われ、その間CPU301
8にP10の1による割り込みが発生した場合には特定
原定原稿がコピーされつつあると判断して、シアン記録
2、イエロー記録2、ブラック記録2の処理を行い、マ
スキングUCR処理の変更されたデータがプリンタに出
力される。
【0084】図19に入力された認識マーク(図19
(A))及び認識マークの出力(図19(B))を示
す。
(A))及び認識マークの出力(図19(B))を示
す。
【0085】〈第2の実施例〉以下に通常コピー動作と
それに付随する認識マーク判定動作後のCPUの制御動
作を図1及び図16により説明する。
それに付随する認識マーク判定動作後のCPUの制御動
作を図1及び図16により説明する。
【0086】オペレータがプラテン203に原稿204
を設置し、図示しない操作部よりコピー動作をスタート
させると、前記第1の実施例と同様の動作をし、コピー
動作中に認識マークを判定後、CPU3018はマスキ
ングUCR部3016へのP11出力を1にし、マスキ
ングUCR部3016は、M、C、Y、BKの各プリン
ト動作において設定されたデータ(画像データ)の反転
出力をセレクタ3017に出力する。その後P9出力を
1→φにし、その間CPU3018は5clockカウ
ント後、P8、P11出力をφにし、通常のUCR処理
された出力がプリンタに出力される。同様にシアン、イ
エロー、ブラックの記録制御が行われ、その間CPU3
018にP10の1による割り込みが発生した場合に
は、特定原稿がコピーされつつあると判断して、シアン
記録2、イエロー記録2、ブラック記録2の処理を行
い、プリンタ部にC、Y、BKの反転されたデータがプ
リンタに出力される。
を設置し、図示しない操作部よりコピー動作をスタート
させると、前記第1の実施例と同様の動作をし、コピー
動作中に認識マークを判定後、CPU3018はマスキ
ングUCR部3016へのP11出力を1にし、マスキ
ングUCR部3016は、M、C、Y、BKの各プリン
ト動作において設定されたデータ(画像データ)の反転
出力をセレクタ3017に出力する。その後P9出力を
1→φにし、その間CPU3018は5clockカウ
ント後、P8、P11出力をφにし、通常のUCR処理
された出力がプリンタに出力される。同様にシアン、イ
エロー、ブラックの記録制御が行われ、その間CPU3
018にP10の1による割り込みが発生した場合に
は、特定原稿がコピーされつつあると判断して、シアン
記録2、イエロー記録2、ブラック記録2の処理を行
い、プリンタ部にC、Y、BKの反転されたデータがプ
リンタに出力される。
【0087】〈第3の実施例〉以下に、通常コピー動作
とそれに付随する認識マーク判定後のCPU制御動作を
図18により説明する。オペレータがプラテン203に
原稿204を設置し、図示しない操作部よりコピー動作
をスタートさせると、前記第1の実施例と同様の動作を
し、コピー動作中に認識マークを判定後、CPU301
8はステップ3−1にてPφ〜P7の出力をφφHに
し、P8出力を1にしてプリンタにφφHの無信号を出
力し、その後P9出力を1→φにし、その間CPUは5
clockカウント後P8、P11出力をφにし、通常
のマスキングUCR処理された出力がプリンタ部に出力
される。同様にステップ4〜6でシアン、イエロー、ブ
ラックの記録制御が行われ、その間CPU3018にP
10の1による割り込みが発生した場合には、特定原稿
がコピーされつつあると判断して、シアン記録2、イエ
ロー記録2、ブラック記録2の処理を行い、プリンタに
無記録のデータがプリンタ部に出力される。
とそれに付随する認識マーク判定後のCPU制御動作を
図18により説明する。オペレータがプラテン203に
原稿204を設置し、図示しない操作部よりコピー動作
をスタートさせると、前記第1の実施例と同様の動作を
し、コピー動作中に認識マークを判定後、CPU301
8はステップ3−1にてPφ〜P7の出力をφφHに
し、P8出力を1にしてプリンタにφφHの無信号を出
力し、その後P9出力を1→φにし、その間CPUは5
clockカウント後P8、P11出力をφにし、通常
のマスキングUCR処理された出力がプリンタ部に出力
される。同様にステップ4〜6でシアン、イエロー、ブ
ラックの記録制御が行われ、その間CPU3018にP
10の1による割り込みが発生した場合には、特定原稿
がコピーされつつあると判断して、シアン記録2、イエ
ロー記録2、ブラック記録2の処理を行い、プリンタに
無記録のデータがプリンタ部に出力される。
【0088】〈第4の実施例〉以下に通常コピー動作と
それに付随する認識マーク判定後のCPU制御動作を図
1により説明する。オペレータがプラテン203に原稿
204を設置し、図示しない操作部よりコピー動作をス
タートさせると、前記第1の実施例と同様の動作をし、
コピー動作中に認識マークを判定後はマスキングUCR
部3016へのP11出力を1にし、マスキングUCR
部3016はM、C、Y、BKの各プリント動作におい
て入力の色情報に基づいて認識マーク用の色情報を設定
し、セレクタ3017に出力する。CPUはP9出力を
1にし、その後P9出力をφにしその間CPUは5cl
ockカウント後、P8、P11出力をφにし通常のU
CR処理された出力がプリンタに出力される。
それに付随する認識マーク判定後のCPU制御動作を図
1により説明する。オペレータがプラテン203に原稿
204を設置し、図示しない操作部よりコピー動作をス
タートさせると、前記第1の実施例と同様の動作をし、
コピー動作中に認識マークを判定後はマスキングUCR
部3016へのP11出力を1にし、マスキングUCR
部3016はM、C、Y、BKの各プリント動作におい
て入力の色情報に基づいて認識マーク用の色情報を設定
し、セレクタ3017に出力する。CPUはP9出力を
1にし、その後P9出力をφにしその間CPUは5cl
ockカウント後、P8、P11出力をφにし通常のU
CR処理された出力がプリンタに出力される。
【0089】同様にシアン、イエロー、ブラックの記録
制御が行われ、その間CPUにP10の1による割り込
みが発生した場合には、特定原稿がコピーされつつある
と判断してシアン記録2、イエロー記録2、ブラック記
録2の処理を行い、プリンタにC、Y、BKの色調が変
換されたデータがプリンタに出力される。
制御が行われ、その間CPUにP10の1による割り込
みが発生した場合には、特定原稿がコピーされつつある
と判断してシアン記録2、イエロー記録2、ブラック記
録2の処理を行い、プリンタにC、Y、BKの色調が変
換されたデータがプリンタに出力される。
【0090】〈その他の実施例〉前記1〜4の実施例で
は認識マークを読み取る識別部3の構成を5ライン分の
画素をメモリに取り込み5clock遅延後に出力をし
ているが、認識マーク読み取り部と同一画像形成位置に
配置すべく認識マーク発生ポイントを識別部または識別
部以外に設けて、データ出力時に認識マーク発生ポイン
トのデータに基づいてデータ出力をする構成にしても良
い。
は認識マークを読み取る識別部3の構成を5ライン分の
画素をメモリに取り込み5clock遅延後に出力をし
ているが、認識マーク読み取り部と同一画像形成位置に
配置すべく認識マーク発生ポイントを識別部または識別
部以外に設けて、データ出力時に認識マーク発生ポイン
トのデータに基づいてデータ出力をする構成にしても良
い。
【0091】
【発明の効果】以上説明したように、可視以外の特定マ
ークが印刷された紙幣や印紙、有価証券を識別し可視以
外の情報を可視情報に変換することにより、複写された
情報を特殊な光源を用いずに、目視にて特定マークの判
別が容易に可能となる。
ークが印刷された紙幣や印紙、有価証券を識別し可視以
外の情報を可視情報に変換することにより、複写された
情報を特殊な光源を用いずに、目視にて特定マークの判
別が容易に可能となる。
【図1】第1の実施例におけるCPU制御フロー図。
【図2】第1の実施例におけるCCDの構成図。
【図3】本発明を用いた、カラー複写装置の構成図。
【図4】第1の実施例における特定原稿識別パターンの
構成図。
構成図。
【図5】第1の実施例における特定パターン検出用の2
次元エリア信号発生部。
次元エリア信号発生部。
【図6】第1の実施例における特定パターン検出参照画
素。
素。
【図7】第1の実施例における特定パターン判定部の構
成図。
成図。
【図8】第1の実施例におけるCCDの構成図。
【図9】標準白色板の分光反射率。
【図10】特定パターンの分光透過率。
【図11】本実施例における可視ラインセンサの分光感
度特性および赤外読み取りセンサ用のフィルタ特性図。
度特性および赤外読み取りセンサ用のフィルタ特性図。
【図12】赤外カットのダイクロイックフィルタの特性
図。
図。
【図13】遠赤外カットフィルタの特性図。
【図14】CCDセンサに対する赤外カットガラスの取
付図。
付図。
【図15】CCDのカバーガラスに赤外カットフィルタ
を構成した場合のカバーガラスの取付図。
を構成した場合のカバーガラスの取付図。
【図16】画像信号制御部。
【図17】画像制御信号のタイミング図。
【図18】第三の実施例におけるCPUの制御フロー
図。
図。
【図19】実施例における特定パターン及びその出力
例。
例。
210−1 IR用ラインセンサ 210−2 R用ラインセンサ 210−3 G用ラインセンサ 210−4 B用ラインセンサ 210−5 ガラス板
Claims (1)
- 【請求項1】 可視以外の特定波長を吸収する記録剤で
形成されたパターンを検出する検出手段と、 前記パターンを可視化して出力する出力手段とを有する
ことを特徴とする画像処理装置。
Priority Applications (6)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP692993A JPH06217124A (ja) | 1993-01-19 | 1993-01-19 | 画像処理装置 |
CA002113789A CA2113789C (en) | 1993-01-19 | 1994-01-19 | Image processing apparatus and method |
DE69427497T DE69427497T2 (de) | 1993-01-19 | 1994-01-19 | Bildverarbeitungsvorrichtung und -verfahren |
EP94300371A EP0609008B1 (en) | 1993-01-19 | 1994-01-19 | Image processing apparatus and method |
US08/679,562 US5731880A (en) | 1993-01-19 | 1996-07-15 | Image processing apparatus for discriminating an original having a predetermined pattern |
US09/004,649 US6400470B1 (en) | 1993-01-19 | 1998-01-08 | Image processing apparatus and method for discriminating an original having a predetermined pattern |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP692993A JPH06217124A (ja) | 1993-01-19 | 1993-01-19 | 画像処理装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06217124A true JPH06217124A (ja) | 1994-08-05 |
Family
ID=11651943
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP692993A Pending JPH06217124A (ja) | 1993-01-19 | 1993-01-19 | 画像処理装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06217124A (ja) |
-
1993
- 1993-01-19 JP JP692993A patent/JPH06217124A/ja active Pending
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20020618 |