JPH06217123A - 画像処理装置 - Google Patents

画像処理装置

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JPH06217123A
JPH06217123A JP692893A JP692893A JPH06217123A JP H06217123 A JPH06217123 A JP H06217123A JP 692893 A JP692893 A JP 692893A JP 692893 A JP692893 A JP 692893A JP H06217123 A JPH06217123 A JP H06217123A
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infrared
signal
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pattern
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JP692893A
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Inventor
Shinobu Arimoto
忍 有本
Hiroshi Tanioka
宏 谷岡
Tetsuya Nagase
哲也 永瀬
Tsutomu Utagawa
勉 歌川
Toshio Hayashi
俊男 林
Nobuatsu Sasanuma
信篤 笹沼
Takehiko Nakai
中井  武彦
和夫 ▲吉▼永
Kazuo Yoshinaga
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 可視及び可視以外の情報を用いて特定パター
ンを精度良く判別する。 【構成】 原稿の可視情報と可視以外の情報を電気信号
として読み取る読取手段と、前記読取手段によって読み
取られた可視の読み取り信号と可視以外の読み取り信号
を比較する比較手段(132)を有することを特徴とす
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複写機、イメージスキ
ャナ等の画像処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、複写機の高画質化、カラー化に伴
い、特に紙幣や印紙や有価証券の偽造の危惧が生じてい
る。一方、紙幣等の認識については様々な方式が考案さ
れている。
【0003】例えば、原稿の絵柄が線画で形成されてい
ることや、その画像原稿の色味を認識する方式が提案さ
れている。
【0004】また、紙幣そのものにも紫外線を照射する
ことにより可視光を反射する蛍光インクで特定のマーク
を印刷して、本物と偽造紙幣の識別を可能にすること、
特定のマークの形成方法として、赤外線を吸収する特性
を有するインクを用いることも同様に提案されている。
【0005】このような赤外光を検出する装置では、通
常のカラー画像形成のための読み取りセンサと赤外光検
出用の読み取りセンサを設けて、原稿からの可視の色味
情報と赤外の光量情報によって原稿に含まれる特定情報
を検出する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】このような赤外情報を
用いて原稿の特定マークを認識する場合、原稿の裏面に
存在する赤外吸収物質により誤判定が発生する。
【0007】すなわち赤外光は可視光に比べて波長が長
いために、紙の表面での反射成分だけでなく紙の深層部
まで光が届き、そこに存在する赤外吸収物質に依存した
光を反射する。このため原稿の裏面にカーボンブラック
等の赤外光を吸収する物質が存在する場合、波長の長い
赤外の反射光は原稿の裏面のカーボンブラックで吸収さ
れてしまう。このとき、可視の読み取り情報は原稿の裏
面の情報をほとんど読み取らないため可視情報は原稿の
表面の読み取り情報となり、赤外情報は裏面からの読み
取り情報となる。その結果、原稿の裏面の赤外吸収物質
を特定マークとして認識してしまうという不具合を生ず
る危険性がある。
【0008】また、紫外情報を用いて原稿の特定マーク
を検出する場合には、通常原稿に蛍光物質が含まれた場
合にその蛍光情報を特定原稿として誤判定する危険性が
ある。
【0009】そこで本発明は、可視及び可視以外の情報
を用いて特定パターンを精度良く判別できる画像処理装
置を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段及び作用】上記課題を解決
するため、本発明の画像処理装置は、原稿の可視情報と
可視以外の情報を電気信号として読み取る読取手段と、
前記読取手段によって読み取られた可視の読み取り信号
と可視以外の読み取り信号を比較する比較手段を有する
ことを特徴とする。
【0011】
【実施例】本発明の以下の実施例では、検出すべき可視
以外の特定マークを読み取った際、可視以外の読み取り
情報の信号レベルを可視の読み取り情報の信号レベルと
比較する事によりその可視以外の情報が特定マークのも
のであるか否かを判別することにより、上記課題を解決
している。
【0012】以下、好ましい実施例に基づき、本発明を
説明する。
【0013】以下の実施例では本発明の適用例として複
写装置が示されるが、これに限る物ではなく単体のイメ
ージスキャナなど他の種々の装置に適応出来ることは勿
論である。
【0014】<第1の実施例>図2に本発明の第1の実
施例の装置の外観図を示す。
【0015】図2において201はイメージスキャナ部
であり、原稿を読み取り、デジタル信号処理を行う部分
である。また、200はプリンタ部であり、イメージス
キャナ201に読み取られた原稿画像に対応した画像を
記録紙にフルカラーでプリント出力する部分である。
【0016】イメージスキャナ部201において、20
2は原稿厚板であり、原稿台ガラス(以下プラテン)2
03上の原稿204は、ハロゲンランプ205の光で照
射される。光源として用いられるハロゲンランプは、赤
外領域の波長の光も含むものである。原稿からの反射光
はミラー206、207に導かれ、レンズ208により
4ラインセンサ(以下CCD)210上に像を結ぶ。C
CD210は原稿からの光情報を色分解して、フルカラ
ー情報レッド(R),グリーン(G),ブルー(B)成
分と、赤外情報(IR)成分として信号処理部209に
送る。なお、205,206は速度vで、207は1/
2vでラインセンサの電気的走査方向(以下、主走査方
向)に対して垂直方向(以下、副走査方向)に機械的に
動くことにより、原稿全面を走査する。
【0017】211は標準白色板であり、夫々IR,
R,G,Bラインセンサに対応する210−1〜210
−4の読み取りデータのシェーディング補正用の補正デ
ータを発生する。
【0018】この標準白色板は図7に示すように可視光
から赤外光に対してはほぼ均一の反射特性を示し、可視
では白色の色を有している。
【0019】この標準白色板を用いてIRセンサ210
−1の赤外光に対する出力データの補正と、可視センサ
210−2〜210−4の出力データのシェーディング
補正用のデータを発生させる。
【0020】信号処理部209では読み取られた信号を
電気的に処理し、マゼンタ(M),シアン(C),イエ
ロー(Y),ブラック(BK)の各成分に分解し、面順
次にプリンタ部202に送る。また、イメージスキャナ
部201における一回の原稿走査(スキャン)につき、
M,C,Y,BKの内、一つの成分がプリンタ200に
送られ、計4回の原稿走査により一回のカラー画像形成
が完成する。
【0021】イメージスキャナ部201より送られてく
るM,C,Y,BKの画像信号は、レーザドライバ21
2に送られる。レーザドライバ212はイメージスキャ
ナ部201からの画像信号に応じ、半導体レーザ213
を変調駆動する。レーザ光はポリゴンミラー214、f
−θレンズ215、ミラー216を介し、感光ドラム2
17上を走査する。
【0022】219〜222は現像器であり、マゼンタ
現像器219、シアン現像器220、イエロー現像器2
21、ブラック現像器222、より構成され、4つの現
像器が交互に感光ドラムに接し、感光ドラム217上に
形成されたM,C,Y,BKの静電潜像を夫々の色に対
応するトナーで現像する。
【0023】223は転写ドラムで、用紙カセット22
4または225より給紙された用紙をこの転写ドラム2
23に巻き付け、感光ドラム217上に現像されたトナ
ー像を用紙に転写する。
【0024】このようにしてM,C,Y,BKの4色が
順次転写された後に、記録紙は定着ユニット226を通
過して排紙される。
【0025】ハロゲンランプ205は可視情報読み取り
と、赤外光情報読み取りのために共通に用いられ、上記
2種類の情報読み取りに必要な照明波長成分をともに有
する。このように照明系を共通にすることで、可視,赤
外の情報読み取りのための異なる波長成分の照明光を共
に原稿に対して有効に照射する。
【0026】図6に本実施例に用いたCCD210の構
成を示す。
【0027】ここで210−1は赤外光(IR)を読み
取るための受光素子列(CCDラインセンサ)であり、
210−2,210−3,210−4は順にR,G,B
波長成分(可視光成分)を読み取るための受光素子列で
ある。
【0028】210−1〜210−4までのIR,R,
G,Bの各センサはいずれも主走査方向,副走査方向に
10μmの開口をもつ。
【0029】この4本の異なる光学特性をもつ受光素子
列は、IR,R,G,Bの各センサが原稿の同一ライン
を読み取るべく互いに平行に配置されるように、同一の
シリコンチップ上にモノリシックに構成されている。
【0030】このような構成のCCDを用いることで可
視光の読み取りと赤外光の読み取りに対して、レンズ等
の光学系を共通にしている。
【0031】これにより、光学調整等の精度をあげるこ
とが可能となるとともに、その調整も容易になる。
【0032】210−5は斜線部に赤外光カットの特性
を有するガラス板であり、厚さは約300μmである。
斜線部の赤外カットの特性は蒸着膜により形成されたダ
イクロイックミラー210−11によって得られる。こ
の赤外カットの特性を図10に示す。ここでガラス板は
蒸着面がセンサ側に来るようにチップ表面に接着されて
いる。
【0033】図9を用いて、CCD210のIR,R,
G,Bのラインセンサに関するフィルタ分光特性を説明
する。
【0034】センサ210−2には図9のRで示す特性
のフィルタが付けられており、赤の波長域と赤外の波長
域の光に対して感度を有する。
【0035】センサ210−3には図9のGで示す特性
のフィルタが付けられており、緑の波長域と赤外の波長
域の光に対して感度を有する。
【0036】センサ210−4には図9のBで示す特性
のフィルタが付けられており、青の波長域と赤外の波長
域の光に対して感度を有する。
【0037】IRセンサ210−1は、図9の斜線部で
示す赤外領域の光にのみ感度を有する。
【0038】この図からもわかるように、R,G,Bの
フィルタ210−8〜210−10は700nm以上の
赤外光に対して感度を有している。そのため赤外カット
フィルタ210−11として図10の特性を有するもの
を用いる。
【0039】図6(B)に受光素子の拡大図を示す。各
センサは主走査方向に一画素当たり10μmの長さをも
つ。各センサはA3原稿の短手方向(297mm)を4
00dpiの解像度で読み取ることが出来るように、主
走査方向に5000画素ある。
【0040】また、R,G,Bの各センサのライン間距
離は80μmであり、400lpi(line per
inch)の副走査解像度に対して各8ラインずつ離
れている。
【0041】IRセンサ210−1とRセンサ210−
2のライン間隔は他のライン間隔の倍の160μm(1
6ライン)となっている。
【0042】図8に本実施例で特定原稿の検出マークに
用いた、三井東圧化学製の赤外吸収材SIR−159の
分光吸収率を示す。本実施例ではこの赤外吸収材の有無
をIRセンサ210−1で読み取るためにIRセンサ2
10−1には750nm〜850nmの赤外光のみを検
出する。
【0043】そのためにレンズ208に図11に示すダ
イクロイックミラーによる遠赤外カットフィルタを設け
る。このフィルタはIRセンサ210−1だけでなく
R,G,Bセンサ210−2〜210−4に対して設け
てもなんら実害がないため、可視と赤外で共通のレンズ
部に設ける。これによりレンズ209に取り付けるフィ
ルタは遠赤外カット特性のみを考慮したフィルタ設計が
可能になり良好な遠赤外カット特性が簡単な干渉膜構成
で実現可能となる。
【0044】図14は、イメージスキャナ部201での
画像信号の流れを示すブロック図である。CCD210
より出力される画像信号は、アナログ信号処理部300
1に入力されゲイン調整,オフセット調整を順次施され
た後、A/Dコンバータ3002〜3005で各色信号
毎(IRも含む)に8bitのデジタル画像信号に変換
される。その後にシェーディング補正部3006〜30
09に入力され、色毎に標準白色板211の読み取り信
号を用いた公知のシェーディング補正を施される。
【0045】3019はクロック発生部であり1画素単
位のクロックを発生する。3020はラインカウンタで
ありクロックを計数し、1ラインの画素アドレス出力を
生成する。3021はデコーダであり、主走査アドレス
カウンタ3020からの主走査アドレスをデコードし
て、シフトパルスやリセットパルス等のライン単位のC
CD駆動信号や、CCDからの1ライン読み取り信号中
の有効領域を表すVE信号や、ライン同期信号HSYN
Cを生成する。カウンタ3020はHSYNC信号でク
リアされ、次のラインの主走査アドレスの計数を開始す
る。
【0046】図6に示すように、CCD210の各ライ
ンセンサ210−1,210−2,210−3,210
−4は所定の距離を隔てて配置されているため、ライン
ディレイ素子3010、3011、3012において、
副走査方向の空間的ずれを補正する。具体的にはB信号
に対して副走査方向で先の原稿情報を読むIR,R,G
の各信号を副走査方向にライン遅延させB信号に合わせ
る。
【0047】3013、3014、3015は光量/濃
度変換(対数変換)部で、ルックアップテーブルROM
により構成され、R,G,Bの輝度信号がC,M,Yの
濃度信号に変換される。3016は公知のマスキング及
びUCR回路であり、詳しい説明は省略するが、入力さ
れたY,M,C3原色信号により、出力のためのY,
M,C,Bkの信号がイメージスキャナ部201による
各読み取り動作のたびに面順次に所定のビット長例えば
8bitで出力される。
【0048】3は識別部であり、本発明の特徴である原
稿中の特定パターンの検出を行う。3018はCPU部
であり、原稿読み取り光学系の制御や原稿照明ランプ2
05のON−OFF制御等のシーケンス制御や、副走査
方向の画素区間信号VSYNCを発生させたる。また、
認識部3からの判定結果によりセレクタ3017を制御
し読み取り信号の代わりにポート出力をプリンタに出力
し、特定原稿のコピー動作を阻止する。
【0049】図15に各制御信号のタイミングを示す。
【0050】VSYNC信号は、副走査方向の画像有効
区間を示す信号であり、”1”の区間において、画像読
み取り(スキャン)を行い、順次(M),(C),
(Y),(Bk)の出力信号を形成する。VEは主走査
方向の画像有効区間を示す信号であり、”1”の区間に
おいて主走査開始位置のタイミングをとる。CLOCK
信号は画素同期信号であり、0→1の立ち上がりタイミ
ングで画像データを転送する。
【0051】次に本発明で検出しようとする画像パター
ンに付いて第3図で概説する。
【0052】図3は図8の特性の透明赤外吸収色素で構
成される透明インクを用いて作られたパターン例であ
る。すなわちある特定の赤外光を吸収しないインクで記
録された三角形のパターンaの上に一辺が約120μm
の正方形の微小パターンbを上記透明インク(例えば上
述の赤外吸収材)を用いて印刷してある。
【0053】同パターンは図8に示すように可視域では
ほとんど同色であるためにパターンbは人の目では識別
不能であるが、赤外域において赤外吸収特性を検査する
ことにより検出が可能となる。尚、以後の説明のために
一例として約120μm角のパターンを図示したが、4
00lpiでこのパターンbの領域を読めば、図示する
ごとく約4画素の大きさとなる。尚、該パターンの形成
法はこの例に限定されるものではない。
【0054】図4を用いて図14の識別部の詳細に付い
て説明する。図4の10−1〜10−4はFIFOで構
成される画像データライン遅延部であり、図示しないラ
イン同期信号HSYNCでアドレスポインタの初期化が
行われ、CLOCK信号で画素単位のデータ書き込み,
データ読み出しを行う。それぞれはR,G,B,IR各
8ビットの合計32bitデータを1ライン分ずつ遅延
させる。
【0055】まず入力信号をフリップフロップ11−
1,11−2で2画素分遅延保持して、Aの画素データ
を生成する。さらに、ラインメモリ10−1,10−2
で2ライン分遅延してCの画素データを生成する。その
Cの画素データを各々2画素,4画素遅延して、注目画
素データXとBの画素データを生成する。同様にして、
Dの画素データをそれぞれ判定部12に入力する。
【0056】ここで注目画素位置Xに対するその近傍の
A,B,C,Dの4画素の位置関係は、図5のようにな
る。
【0057】すなわち、注目画素Xが図3のパターンb
を読んでいたとするならば、上記A,B,C,Dはいず
れもその周囲に位置するパターンaの画像を読んでいる
ことになる。
【0058】図12に原稿からの可視および赤外の反射
光の様子を示す。
【0059】図12(a−1)は図3の特定原稿認識パ
ターンの横断面で用紙2801上に赤外吸収インク28
02を印刷したものである。ハロゲンランプ205から
の入射光は赤外吸収パターン部およびその周辺部で反射
される。
【0060】図12中、R1,G1,B1,IR1,R
1’,G1’,B1’,IR1’,R2,G2,B2,
IR2,R2’,G2’,B2’,IR2’,R3,G
3,B3,IR3,R3’,G3’,B3’,IR3’
はおのおのその反射光をR,G,B,IRのセンサで読
み取り、A/D変換,シェーディング補正,ラインディ
レイ処理された値である。
【0061】この読み取り値はR,G,Bの可視情報に
関しては、図9のR,G,B各センサの特性と図10の
赤外カットフィルタの特性をあわせた分光特性で読み取
られる。
【0062】すなわちRは分光半値で590nm〜62
0nmの波長成分の光の量を表し、Gは分光半値で50
0nm〜580nmの波長成分の光の量を表し、Bは分
光半値で400nm〜480nmの波長成分の光の量を
表す。
【0063】IRの赤外情報に関しては、図9の斜線部
のR,Bをかけあわせた特性と図11に示す遠赤外カッ
トの特性をかけあわせた分光特性で読み取られる。すな
わちIRは分光半値で710nm〜850nmの波長成
分の光の量を表す。
【0064】このR,G,B,IRの各波長範囲からの
光はシェーディング補正において図7の各波長でフラッ
トな反射率を有する標準白色板を用いてR,G,B,I
R独立に感度補正される。
【0065】本実施例では図7の標準白色板のようなフ
ラットな分光特性を有する原稿に対してはR,G,B,
IRの各読み取り値は等しくなるように感度補正する。
【0066】図12(a−2)は(a−1)の赤外吸収
パターンおよびその周辺部からのR,G,B,IRのシ
ェーディング補正後の読み取り信号値を示す。
【0067】本実施例での特定パターンは図13(a)
に示すように、赤外吸収パターンおよびその周辺部は可
視ではほぼ同じ色味を持ち、R,G,Bの可視の信号値
はほぼ等しくなる。
【0068】そして、いま、赤外吸収パターン部からの
赤外読み取り信号IR2が赤外吸収パターンの可視情報
R2,G2,B2の最小値より小さくなるように、赤外
吸収インクの赤外吸収物質の濃度は調整されている。
【0069】なお、特定原稿認識パターン部の可視の色
味は比較的彩度の高い色で構成されており、認識パター
ン部の可視の色分解信号R,G,Bの最小値は比較的小
さい値となる。
【0070】赤外吸収インクが上記の条件を満たさない
場合は、先述のIR読み取り信号に対するシェーディン
グ補正の補正ゲインを少なくすることで、検出の対象と
する赤外認識パターンからのIR2信号をR2,G2,
B2の最小値より小さくなるようにする。
【0071】この読み取り条件で図12(b−1)の原
稿の裏面にカーボンブラック(赤外吸収特性を有する物
質)2803が印刷された原稿を読む場合を説明する。
【0072】この原稿は可視の読み取り信号は(a−
1)の場合と同様の色を持つ。そして、赤外の光はカー
ボンブラック2803に吸収されて、赤外の読み取り値
IR3はその周辺部からの読み取り値IR1より少なく
なる。
【0073】その結果、読み取り信号(b−2)は赤外
吸収パターンb部からの読み取り信号(a−2)と類似
の特性を示す。
【0074】本実施例では赤外吸収インクからのIR読
み取り信号IR1は可視の読み取り信号R1,G1,B
1のいずれより小さくなるようにしているのに対して、
大部分のカーボンブラックからの赤外の裏写り成分IR
2は可視の読み取り値R3,G3,B3の最小値より小
さくなることはない。
【0075】これは前述のように認識パターンaの可視
の色味の彩度が高くR2,G2,B2の最小値が比較的
小さな値であるのに対して、赤外の裏写り成分は原稿の
裏面のカーボンブラックで充分に吸収されないため赤外
情報値は比較的大きな値になるからである。
【0076】この特性を検出することにより、本実施例
では赤外吸収インクによる認識パターンとカーボンブラ
ックによる裏写りを識別する。
【0077】図12(c−1),(c−2)に赤外の裏
写り成分IR3’が可視の裏写り成分R3’,G3’,
B3’のいずれより小さくなる場合を示す。これは裏面
のカーボンブラックが原稿の紙に染み込んだり、原稿の
紙が薄い場合でこのケースでは可視の色味がその周辺部
と異なり、(a−1)の赤外吸収パターンによる認識マ
ークと区別が出来る。
【0078】これは前述のように認識パターンの可視の
色味の彩度が高くR2,G2,B2の最小値は比較的小
さな値であり、IR2はそのいずれよりさらに小さな値
で読まれるように認識パターンを設定すると共にR,
G,B,IRの各色分解読み取りの感度の設定をしてい
るため、(c−1),(c−2)のような赤外の裏写り
成分が可視成分R3’,G3’,B3’より小さくなる
ケースでは可視の信号にもカーボンブラックの裏写りの
影響が現れるからである。
【0079】図12(d−1),(d−2)に汚れた認
識パターンからのR,G,B,IRの各読み取り信号の
様子を示す。
【0080】この汚れは、例えば特定パターンが印刷さ
れた紙幣等が長時間に渡って市中を流通することで付く
汚れであり、R,G,B,IRの各信号値に対して一律
の減衰率として影響する。
【0081】従って、汚れがあっても赤外吸収パターン
部の赤外読み取り信号IR2’は可視情報R2’,G
2’,B2’のいずれより小さな値を保つ。
【0082】以上の各ケースに対する可視情報,赤外情
報の各読み取り信号の関係を図13に示す。
【0083】以下に本実施例に用いた判定部12の判定
アルゴリズムを示す。
【0084】今、Aの画素信号を構成する読み取り信号
のR成分,G成分,B成分,IR成分を各々AR,A
G,AB,AIRとするならば、同様のB,C,Dの各
画素信号中のR,G,B,IRの各色成分の読み取り信
号の平均値YR,YG,YB,YIRを次式で求める。
【0085】
【外1】 目的のパターンの判定はそれぞれ上式で求めた平均値Y
と注目画素Xの差に従う。
【0086】すなわち、XのR成分,G成分,B成分,
IR成分を各々XR,XG,XB,XIRとするなら
ば、 ここで次式が成り立つときにパターンありと判定され
る。
【0087】 ΔR<K かつΔG<K かつΔB<K かつ(ΔIR>L1もしくはYIR/XIR>L2 かつXIR<min(XR,XG,XB) (K,L1,L2は定数)
【0088】すなわち、注目画素Xとその周辺A,B,
C,Dを比べて可視域では色味の差が小さくて(Kより
小さい)、赤外領域において定数L1以上の差がある場
合、かつ赤外領域において注目画素Xのレベルと周辺レ
ベルの比率が定数L2以上であり、赤外の注目画素Xの
信号値が注目画素の可視の各色分解信号値より小さい場
合に特定パターンありとする。
【0089】ここで、赤外領域の判定において差だけで
なく比率も見ているのは原稿の汚れによる赤外信号のレ
ベルの低下を考慮したものである。本実施例では汚れの
影響により、赤外読み取り信号が全体的に減衰するもの
として、比率を検出することで汚れの影響を排除してい
る。
【0090】図1に上記アルゴリズムを実施した判定部
12の構成を示す。
【0091】加算器121はそれぞれ4画素分の各色成
分を単純加算し、その上位8ビットを出力し、それぞれ
YR,YG,YB,YIRを得る。減算器122はそれ
ぞれ注目画素信号の各成分との差を求め、そのΔR,Δ
G,ΔBの成分の上位各5ビットをROMで構成される
判定LUT128に入力し、その各々が定数K(本実施
例では8レベル)より小さい時、LUT128から1が
出力される。同様に赤外読み取り信号の場合はそれぞれ
8ビットのYIR,XIRをROMで構成される判定L
UT129のアドレス端子に入力し、上述のΔIR=Y
IR−XIRの演算によるΔIR>L1もしくはYIR
/XIR>L2の判定結果が成立するときに、LUT1
29から1が出力される。
【0092】同時に注目画素のR,G,Bの各色分解信
号XR,XG,XBの最小値min(R,G,B)がm
in抽出部131で抽出される。このmin(R,G,
B)はコンパレータ132で注目画素の赤外読み取り信
号と比較され、XIR<min(R,G,B)の場合1
が出力される。各LUTおよびコンパレータの出力をA
NDゲート130で論理積を取りその出力信号MKにお
いて1の場合パターンを検出したことになる。
【0093】その判定結果は図14のラッチ3022に
入力される。ラッチ出力はCPU3018の入力ポート
P10に入力され、CPU3018は特定マークが検出
されたことを認識する。CPU3018はコピーシーケ
ンスの開始に先立ち、出力ポートP9信号によってラッ
チ3022をクリアし、次のパターン検出の準備をす
る。
【0094】以下に通常コピー動作とそれに付随する認
識マーク判定動作のCPU3018の制御動作を図16
により説明をする。
【0095】オペレータがプラテン203に原稿204
を設置し、図示しない操作部よりコピー動作をスタート
させると、CPU3018は図示しないモータを制御
し、反射ミラー206を標準白色板211の下に移動さ
せる。
【0096】次に、ハロゲンランプ205を点灯し、標
準白色板211を照射し、シェーディング補正部300
6〜3009において、IR,R,G,B信号用のシェ
ーディングデータのサンプリングを行う(ステップ
1)。
【0097】次にポート出力P9を0にしてラッチ30
22の出力を0にクリアし、P8出力を0にし、セレク
タ3017のA入力力を選択しマスキング,UCRされ
た画像信号がプリンタに供給されるようにする。その後
P9出力を1にし、ラッチ3022のクリア動作を終了
させる(ステップ2)。
【0098】次に、プリンタ部200でのM,C,Y,
BKの4色の画像記録動作に合わせて原稿の読み取り動
作4回を行い画像記録を行うとともに、認識マークの検
知を行いその検知結果に応じて記録動作の制御を行う。
【0099】まずマゼンタ記録用にCPU3018はマ
スキング,UCR処理部にマゼンタ用の処理条件の設定
をし光学系を走査させプリンタ200にマゼンタの信号
を与える、走査終了後光学系を走査開始位置に戻す(ス
テップ3)。
【0100】原稿読み取り中にCPUは周期的にポート
10を読み、その入力が1か判定する。ここでP10が
1であった場合には、特定原稿がコピーされつつあると
判断してステップ7にてP0〜P7の出力をFFHに
し、P8出力を1にしてプリンタ200にFFHのベタ
信号を出力し、これ以降の正常なコピー動作を阻止し、
特定原稿の偽造防止処理を行う。
【0101】同様にステップ4〜ステップ6でシアン,
イエロー,ブラックの記録制御が行われ、その間CPU
は定期的にP10の状態を調べ、1であった場合にはス
テップ7でベタのFFHデータをプリンタ200に出力
する。
【0102】もしシアン記録中にP10=1を検出した
場合には、マゼンタは通常のコピー動作が行われるが、
シアン,イエロー,ブラックの各記録は全てFFHのベ
タで記録される。
【0103】<第2の実施例>現状の赤外吸収インクは
可視領域で若干の色味を有しており、充分な赤外吸収特
性を得ようとすると可視領域で周辺の赤外吸収特性を持
たない部分と可視領域での色味の差が発生する場合があ
る。このような赤外吸収インクを用いた場合には第1の
実施例のように赤外の読み取り信号値が可視の色分解信
号のいずれより信号レベルを低くすることは困難であ
る。本実施例は、このようなインクを用いたマークに対
しても可視情報を用いることにより、通常原稿の裏写り
を特定マークとして誤認識しないようにしたものであ
る。
【0104】第2の実施例で検出の対象とする赤外吸収
マークは赤外の読み取り信号値がR,G,Bの可視の色
分解信号値から求められる輝度レベルより低くなるよう
に設定されたものである。
【0105】そして第1の実施例と同様に、赤外の読み
取り信号値を可視の色分解信号から生成した輝度信号と
比較することにより読み取り画素が所定のマークからの
ものかを判別するものである。
【0106】以下に本実施例に用いた判定部12の判定
アルゴリズムを示す。
【0107】本実施例ではR,G,Bの可視の色分解信
号から輝度信号Lを以下の式で求める。
【0108】L=(R+2G+B)/4 今、Aの画素信号を構成する読み取り信号のR成分,G
成分,B成分,IR成分を各々AR,AG,AB,AI
Rとするならば、同様のB,C,Dの各画素信号中の
R,G,B,IRの各色成分の読み取り信号の平均値Y
R,YG,YB,YIRを次式で求める。
【0109】 YR=1/4(AR+BR+CR+DR) YG=1/4(AG+BG+CG+DG) YB=1/4(AB+BB+CB+DB) YIR=1/4(AIR+BIR+CIR+DIR)
【0110】目的のパターンの判定はそれぞれ上式で求
めた平均値Yと注目画素Xの差に従う。すなわち、Xの
R成分,G成分,B成分,IR成分を各々XR,XG,
XB,XIRとし、輝度成分をXLとするならば、 ここで次式が成り立つときにパターンありと判定され
る。
【0111】 ΔR<K かつΔG<K かつΔB<K かつ(ΔIR>L1もしくはYIR/XIR>L2 かつXIR<XL (K,L1,L2は定数)
【0112】すなわち、注目画素Xとその周辺A,B,
C,Dを比べて可視域では色味の差が小さくて(Kより
小さい)、赤外領域において定数L1以上の差がある場
合、かつ赤外領域において注目画素Xのレベルと周辺レ
ベルの比率が定数L2以上であり、赤外の注目画素Xの
信号値が注目画素の可視の輝度信号値より小さい場合に
特定パターンありとする。
【0113】図17に上記アルゴリズムを実施した判定
部12の構成を示す。
【0114】加算器121はそれぞれ4画素分の各色成
分を単純加算し、その上位8ビットを出力し、それぞれ
YR,YG,YB,YIRを得る。減算器122はそれ
ぞれ注目画素信号の各成分との差を求め、そのΔR,Δ
G,ΔBの成分の上位各5ビットをROMで構成される
判定LUT128に入力し、その各々が定数K(本実施
例では8レベル)より小さい時、LUT128から1が
出力される。
【0115】同様に赤外読み取り信号の場合はそれぞれ
8ビットのYIR,XIRをROMで構成される判定L
UT129のアドレス端子に入力し、上述のΔIR=Y
IR−XIRの演算によるΔIR>L1もしくはYIR
/XIR>L2の判定結果が成立するときに、LUT1
29から1が出力される。
【0116】同時に注目画素のR,G,Bの各色分解信
号XR,XG,XBから輝度信号KLが積和演算部13
1で抽出される。この輝度信号KLはコンパレータ13
2で注目画素の赤外読み取り信号と比較され、XIR<
KLの場合1が出力される。各LUTおよびコンパレー
タの出力をANDゲート130で論理積を取りその出力
信号MKにおいて1の場合パターンを検出したことにな
る。
【0117】その判定結果は第1の実施例と同様にCP
U3018で処理されて、第一の実施例と同様の特定原
稿の検出と偽造防止処理が施される。
【0118】<第3の実施例>本実施例では特定マーク
の検出精度をさらに向上させるために、マークの赤外吸
収インク部の周辺の赤外反射部の赤外読み取り信号レベ
ルを可視の色分解信号の最大値より大きくなるようにし
たものである。
【0119】すなわち特定マークの形成,読み取りで、
赤外吸収部は赤外の読み取り信号値が可視の色分解信号
値の最小値より小さくすることで通常原稿の裏写りに対
する誤判定を低減するとともに、赤外反射部は赤外の読
み取り信号値を可視の色分解信号値の最大値より大きく
することで、通常原稿に存在しにくい特徴を付加してい
る。
【0120】そして第1の実施例と同様に、赤外の読み
取り信号値を可視の色分解信号から生成した輝度信号と
比較することにより読み取り画素が所定のマークからの
ものかを判別するものである。
【0121】以下に本実施例に用いた判定部12の判定
アルゴリズムを示す。
【0122】今、Aの画素信号を構成する読み取り信号
のR成分,G成分,B成分,IR成分を各々AR,A
G,AB,AIRとするならば、同様のB,C,Dの各
画素信号中のR,G,B,IRの各色成分の読み取り信
号の平均値YR,YG,YB,YIRを次式で求める。
【0123】 YR=1/4(AR+BR+CR+DR) YG=1/4(AG+BG+CG+DG) YB=1/4(AB+BB+CB+DB) YIR=1/4(AIR+BIR+CIR+DIR)
【0124】目的のパターンの判定はそれぞれ上式で求
めた平均値Yと注目画素Xの差に従う。すなわち、Xの
R成分,G成分,B成分,IR成分を各々XR,XG,
XB,XIRとするならば、 ここで次式が成り立つときにパターンありと判定され
る。
【0125】 ΔR<K かつΔG<K かつΔB<K かつ(ΔIR>L1もしくはYIR/XIR>L2 かつXIR<min(XR,XG,XB) かつYIR>max(YR,YG,YB) (K,L1,L2は定数)
【0126】すなわち、注目画素Xとその周辺A,B,
C,Dを比べて可視域では色味の差が小さくて(Kより
小さい)、赤外領域において定数L1以上の差がある場
合、かつ赤外領域において注目画素Xのレベルと周辺レ
ベルの比率が定数L2以上であり、赤外の注目画素Xの
信号値が注目画素の可視の輝度信号値より小さい場合、
かつ周辺画素の赤外の信号値の平均値が可視の色分解信
号の平均値の最大値より大きい場合に特定パターンあり
とする。
【0127】図18に上記アルゴリズムを実施した判定
部12の構成を示す。
【0128】加算器121はそれぞれ4画素分の各色成
分を単純加算し、その上位8ビットを出力し、それぞれ
YR,YG,YB,YIRを得る。減算器122はそれ
ぞれ注目画素信号の各成分との差を求め、そのΔR,Δ
G,ΔBの成分の上位各5ビットをROMで構成される
判定LUT128に入力し、その各々が定数K(本実施
例では8レベル)より小さい時、LUT128から1が
出力される。
【0129】同様に赤外読み取り信号の場合はそれぞれ
8ビットのYIR,XIRをROMで構成される判定L
UT129のアドレス端子に入力し、上述のΔIR=Y
IR−XIRの演算によるΔIR>L1もしくはYIR
/XIR>L2の判定結果が成立するときに、LUT1
29から1が出力される。
【0130】同時に注目画素のR,G,Bの各色分解信
号XR,XG,XBの最小値min(R,G,B)がm
in抽出部131で抽出される。このmin(R,G,
B)はコンパレータ132で注目画素の赤外読み取り信
号と比較され、XIR<min(R,G,B)の場合1
が出力される。
【0131】同時に注目画素の周辺画素のR,G,Bの
各色分解信号の平均値YR,YG,YBの最大値max
(R,G,B)がMax抽出部134で抽出される。こ
のmax(R,G,B)はコンパレータ135で周辺画
素の赤外読み取り信号の平均値YIRと比較され、YI
R>max(R,G,B)の場合1が出力される。
【0132】各LUTおよびコンパレータの出力をAN
Dゲート130で論理積を取りその出力信号MKにおい
て1の場合パターンを検出したことになる。
【0133】その判定結果は第一の実施例と同様にCP
Uで処理されて、第一の実施例と同様の特定原稿の検出
と偽造防止処理が施される。
【0134】<その他の実施例>上記実施例では赤外に
吸収特性を有する特定マークの検出を例に説明したが、
赤外に吸収特性を有する地肌に形成された赤外に反射特
性を有するマークを検出する際にも本発明は適用でき
る。
【0135】また、本発明は赤外の特定マークに限定さ
れるものではなく紫外光に対して吸収もしくは反射の特
性を有するマークを検出する際にも適用できる。
【0136】また、吸収特性,反射特性のみならず可視
以外の波長領域に蛍光特性を有するマークであっても、
その可視以外の読み取り信号に対して可視の読み取り信
号を比較すれば良い。
【0137】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、可
視以外の読み取り情報で特定マークを検出する際に、そ
の読み取り信号のレベルを可視の読み取り信号のレベル
と比較することによりマークの検出精度を向上させると
共に、通常原稿に対する誤判定を著しく低減させる効果
がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施例における特定パターン判定部の構
成図
【図2】本発明を用いた、カラー複写装置の構成図
【図3】特定原稿識別パターンの構成図
【図4】特定パターン検出用の2次元エリア信号発生部
【図5】特定パターン検出参照画素
【図6】CCDの構成図
【図7】標準白色板の分光反射率
【図8】特定パターンの分光透過率
【図9】本実施例における可視ラインセンサの分光感度
特性および赤外読み取りセンサ用のフィルタ特性図
【図10】赤外カットフィルタの特性図
【図11】遠赤外カットフィルタの特性図
【図12】図28は各種原稿に対する赤外読み取り信号
の状態を示す図
【図13】各種原稿に対する赤外読み取り信号と可視読
み取り信号の関係を示す図
【図14】画像信号制御部
【図15】画像制御信号のタイミング図
【図16】CPUの制御フロー図
【図17】第1の実施例における特定パターン判定部の
構成図
【図18】第1の実施例における特定パターン判定部の
構成図
【符号の説明】
128 判定ROM1 129 判定ROM2 130 AND回路 132 比較器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 歌川 勉 東京都大田区下丸子3丁目30番2号キヤノ ン株式会社内 (72)発明者 林 俊男 東京都大田区下丸子3丁目30番2号キヤノ ン株式会社内 (72)発明者 笹沼 信篤 東京都大田区下丸子3丁目30番2号キヤノ ン株式会社内 (72)発明者 中井 武彦 東京都大田区下丸子3丁目30番2号キヤノ ン株式会社内 (72)発明者 ▲吉▼永 和夫 東京都大田区下丸子3丁目30番2号キヤノ ン株式会社内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原稿の可視情報と可視以外の情報を電気
    信号として読み取る読取手段と、 前記読取手段によって読み取られた可視の読み取り信号
    と可視以外の読み取り信号を比較する比較手段を有する
    ことを特徴とする画像処理装置。
  2. 【請求項2】 前記比較手段により比較した結果により
    特定パターンを識別する手段を有することを特徴とする
    請求項1記載の画像処理装置。
JP692893A 1993-01-01 1993-01-19 画像処理装置 Pending JPH06217123A (ja)

Priority Applications (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP692893A JPH06217123A (ja) 1993-01-19 1993-01-19 画像処理装置
EP93310640A EP0607706B1 (en) 1993-01-01 1993-12-31 Image processing apparatus and method
CA002112737A CA2112737C (en) 1993-01-01 1993-12-31 Image processing machine with visible and invisible information discriminating means
DE69329449T DE69329449T2 (de) 1993-01-01 1993-12-31 Bildverarbeitungsvorrichtung und -verfahren
US08/848,389 US6201616B1 (en) 1993-01-01 1997-05-08 Method and apparatus for determining a predetermined pattern on an original based on visible and invisible information on the original

Applications Claiming Priority (1)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20010072091A (ko) * 1998-03-13 2001-07-31 피터 엔. 데트킨 적외선 보정을 행하는 컬러 이미징 시스템
US8096466B2 (en) 2004-05-18 2012-01-17 Silverbrook Research Pty Ltd Transaction recordal system

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KR20010072091A (ko) * 1998-03-13 2001-07-31 피터 엔. 데트킨 적외선 보정을 행하는 컬러 이미징 시스템
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